| 【発明の名称】 |
消火器ケース |
| 【発明者】 |
【氏名】立野 純三 【住所又は居所】大阪府大阪市西区南堀江2丁目13番22号 株式会社ユニオン内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前面側を開放したケース本体(1)と蓋体(2)を有し、前記蓋体(2)は、ケース本体(1)に回転可能に設けられ、かつ、その裏側において消火器(3)を保持するようにし、さらに、ケース本体(1)と蓋体(2)との間に介在するダンパー(4)により、蓋体(2)が自動的に閉じるようになっていることを特徴とする消火器ケース。 【請求項2】 ダンパー(4)を、ガススプリング機構を有するものとした請求項1記載の消火器ケース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、消火器を収容するための消火器ケースに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、壁に埋め込んで設置される消火器ケースとして、前面側を開放した箱型のケース本体と蓋体からなり、その裏側の面に消火器を保持するようにしたものが存在する。 【0003】この従来の消火器ケースは、手を使って蓋体を回転させることにより、蓋体が開閉できるようにしている。この消火器ケースは、通常時では、蓋体の裏側の面がケース本体の内側に向き、消火器がケース本体内に納まった状態となり、蓋体を開くと、その裏側の面がケース本体の外側に現れ、消火器を取り出せる状態となる。そのため、通常時は、消火器が外部に露出せず、建物の美観が損なわれないとともに、緊急時には蓋体を回転させることにより、即座に消火器を取り出せるようになっている。 【0004】しかし、この従来の消火器ケースは、蓋体を開いて消火器を取り出した後、蓋体を、開くときと反対方向に手で押して回転させなければ、蓋体が閉じない。従って、緊急を要する火災時において、蓋体を閉じるのに手間取ることがあり、また、蓋体を開いたままにした場合には、蓋体がケース本体から突出しているため、通行の妨げとなって、消火活動や非難行動に支障が生じることがあった。 【0005】しかも、蓋体の開閉の際に蓋体の回転速度の調節ができないため、勢いよく蓋体を開閉すると、消火器が蓋体から離脱するおそれもある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、蓋体を開いて消火器を取り出した後、手を使って蓋体を閉じることなく、蓋体が自動的に回転して閉じ、しかも、蓋体の回転がソフトに行なわれるようにした消火器ケースを提供することを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、この発明は次のような技術的手段を講じている。 【0008】この発明の消火器ケースは、前面側を開放したケース本体1と蓋体2を有し、前記蓋体2は、ケース本体1に回転可能に設けられ、かつ、その裏側において消火器3を保持するようにし、さらに、ケース本体1と蓋体2との間に介在するダンパー4により、蓋体2が自動的に閉じるようにしたものとしている。 【0009】また、ダンパー4は、ガススプリング機構を有するものとすることができる。 【0010】 【発明の実施の態様】以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。 【0011】この発明の消火器ケースは、前面側を開放したケース本体1と蓋体2を有し、前記蓋体2は、ケース本体1に回転可能に設けられ、かつ、その裏側において消火器3を保持するようにし、さらに、ケース本体1と蓋体2との間に介在するダンパー4により、蓋体2が自動的に閉じるようにしたものである。 【0012】図1は、この消火器ケースの通常の状態の正面図、図2は、背面側からの透視図、図3は、右面側からの透視図、図4は、蓋体2の上面図、図5は、蓋体2の左面側からの断面図、図6は、消火器3を取り出すために蓋体2を回転させている状態を示す図、図7は、その右面側からの透視図である。 【0013】この消火器ケースは、建物の壁に埋め込まれて設置される。ケース本体1や蓋体2は、金属製とすることができる。 【0014】ケース本体1は、前面側を開放した横長の箱型形状としており、消火器3は横にして収容される。蓋体2は、ケース本体1の前面側の開放部をほぼ塞ぐ大きさの長方形の板状部分5と、その裏側における、消火器3を保持するためのトレー部分6からなる。 【0015】前記板状部分5には、図1において中央上部に指を掛けるための穴7が設けられている。また、前記板状部分5の表側の面には、「消火器3」等の文字を付したステッカーを貼ることにより、ケース本体1内に消火器3が収容されていることが明示されるようにするとよい。 【0016】前記トレー部分6は、80度程度の角度を有する2つの面8,9を有し、消火器3を横置きにして載置できるようにしたもので、一方の面8の上端部8aが前記板状部分5の裏側にスポット溶接等により取り付けられており、この一方の面8は前記板状部分5に沿い、他方の面9は、後端部に略直角に形成した脚部9aを有し、蓋体2が閉じているときに、後方側が高くなるように傾斜した状態が維持されるようにしている。さらに、トレー部分6の前記各面8,9には、ゴム製等のクッション材10が設けられている。 【0017】蓋体2は、前記板状部分5において、その下端部の左右側部にそれぞれ軸11が設けられている。蓋体2の左側の軸11はケース本体1の左板の下端部の前部に、蓋体2の右側の軸11はケース本体1の右板の下端部の前部にそれぞれ軸支され、蓋体2は、軸11を中心に回転可能となっている。 【0018】また、蓋体2は、開いたときに、ケース本体1と蓋体2との間に介在するダンパー4により、図3において時計と同じ方向に回転するように引き戻される力が加えられるようになっている。 【0019】ダンパー4は、ガススプリング機構を有するものとしている。ダンパー4は、その上端部12(シリンダチューブ13側)が、ケース本体1の右板の上部の前部内側に軸着され、下端部14(ピストンロッド15の先端)が、蓋体2の右側の前記他方の面の中央よりやや前方の部分に軸着されている。 【0020】ガススプリング機構は、シリンダチューブ13に封入された高圧ガスの反力をバネとして利用するもので、金属バネに比べ、小型、軽量で、ピストンロッド15の伸縮のスピードを精細に調節し、衝撃を緩和することができ、蓋体2の開閉動作をソフトに行なうことができる。 【0021】この消火器ケースは、通常の状態においては、図1のように、消火器3を保持する蓋体2の裏側のトレー部分6がケース本体1内に収容され、蓋体2が閉じた状態となり、設置した場所の壁面に蓋体2の表側の面がほぼ面一となるようにしており、消火器3が露出せず、美観が損なわれない。 【0022】蓋板2が閉じているとき、図3に示したように、トレー部分6における前記他方の面9が後方側が高くなるように傾斜し、消火器3が前記一方の面8にもたれかかった状態となるので、消火器3をトレー部分6に固定する手段を設けなくとも、消火器3は安定した状態で保持される。 【0023】蓋体2を開くと、消火器3を保持する裏側のトレー部分6がケース本体1外に露出し、消火器3を取り出せる状態となる。蓋体2は、前記中央上部の穴7に指を掛けて容易に開くことができ、そして、消火器3を手で持ち上げることにより、緊急時に即座に消火器3を取り出すことができる。 【0024】しかも、蓋体2は、前記ダンパー4により、自動的に引き戻されて閉じるようになっているため、蓋体2を開いて消火器3を取り出した後、蓋体2をそのまま放置しても、蓋体2は自動的に閉じ、蓋体2がケース本体1から突出しないので、通行の妨げにならず、消火活動や非難行動に支障が生じない。 【0025】なお、ダンパー4による引き戻しの強さは、蓋体2が開いた状態において、消火器3が蓋体2に保持されているときは、消火器3の重みにより、蓋体2が勝手に回転せず、かつ消火器3を持ち上げて蓋体2から取り出し、蓋体2から指を離したときに、蓋体2が回転を開始する程度とすることが望ましい。これにより、消火器3を持ち上げトレー部分6から離したとき、蓋体2は急激に回転することなく、ゆっくり、ソフトに回転しながら閉じるので、消火器3を取り出す際に消火器3や使用者の手が蓋体2に挟まれることがない。また、消火器3を蓋体2に載置する際も、蓋体2が開いた状態がしばらく維持されるので、容易に作業を行なうことができる。 【0026】 【発明の効果】この発明の消火器ケースは、上述のような構成を有しており、蓋体2を開いて消火器3を取り出した後、手を使って蓋体2を閉じることなく、蓋体2が自動的に回転して閉じ、しかも、蓋体2の回転がソフトに行なわれるようになっている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000138613 【氏名又は名称】株式会社ユニオン 【住所又は居所】大阪府大阪市西区南堀江2丁目13番22号
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| 【出願日】 |
平成14年4月22日(2002.4.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072213 【弁理士】 【氏名又は名称】辻本 一義
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| 【公開番号】 |
特開2003−310778(P2003−310778A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−119088(P2002−119088) |
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