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【発明の名称】 水系消火設備の機器取付装置
【発明者】 【氏名】林 一雄
【住所又は居所】大阪府枚方市招提田近3丁目5番地 株式会社初田製作所内

【要約】 【課題】単純構造のフランジ部材を追加するだけで当初のものに比べて構造的に殆ど変わらないことからコスト面でも変わらないし,また従来のものと比べても特殊構造の両端フランジ付き短管やボルトナットが不要となって部品点数が減り大幅なコストダウンが図れる水系消火設備の機器取付装置を得る。

【解決手段】各階に跨る主配管から分岐する各階の分岐管2に,それぞれ通路開閉弁3を介して機器4を取り付けるためのものにおいて、分岐管2の先端フランジ2aと通路開閉弁3を挟んで対向するフランジ部材9に先端フランジ2aからの取付ボルト5を螺合貫挿してこのフランジ部材9により通路開閉弁3を先端フランジ2aに固定し、フランジ部材9から突出した取付ボルト5の先端側に機器4の取付フランジ4aをナット6により固定して機器4をフランジ部材9に取り付けるようにしてなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各階に跨る主配管から分岐する各階の分岐管に,それぞれ通路開閉弁を介して機器を取り付けるための水系消火設備の機器取付装置において、前記分岐管の先端フランジと前記通路開閉弁を挟んで対向するフランジ部材に前記先端フランジからの取付ボルトを螺合貫挿してこのフランジ部材により通路開閉弁を先端フランジに固定し、前記フランジ部材から突出した前記取付ボルトの先端側に前記機器の取付フランジをナットにより固定して機器をフランジ部材に取り付けるようにしたことを特徴とする水系消火設備の機器取付装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各階に跨る主配管から分岐する各階の分岐管に,それぞれ通路開閉弁(例えばバタフライ弁)を介して機器(例えばアラーム弁)を取り付けるための水系消火設備の機器取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の水系消火設備では、図2に示すように各階に跨る主配管1から分岐する各階の分岐管2に,それぞれバタフライ弁3を介してアラーム弁4を取り付けている。
【0003】ところが、かかる水系消火設備の機器取付装置では、図3に示すようにアラーム弁4の取付フランジ4aに分岐管2の先端フランジ2aからの取付ボルト5を貫挿してナット6で止めることにより、取付フランジ4aとの間にバタフライ弁3を挟んでアラーム弁4を先端フランジ2aに取り付けている。
【0004】そのために、各階においてアラーム弁4を交換するときに、バタフライ弁3を閉じてその交換作業を行うのであるが、ボルトナット5,6を外すとアラーム弁4と共にバタフライ弁3も先端フランジ2aから外れてバタフライ弁3が要をなさなくなるので、それより上方の主配管1内の水を抜かなければならなかった。
【0005】そこで、図4に示すように両端フランジ付き短管7をバタフライ弁3と取付フランジ4aとの間に介在させてこれをボルトナット5,6で先端フランジ2aに取り付け、アラーム弁4の交換時にバタフライ弁3が共に外れるのを防止する機器取付装置が、一般的に使われるようになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の水系消火設備の機器取付装置では図4に示すようにアラーム弁4を両端フランジ付き短管7に取り付けているボルトナット8を外せば取付フランジ4aが両端フランジ付き短管7から外れてアラーム弁4のみが外れるので、バタフライ弁3を先端フランジ2aに取り付けたまま閉じて使うことができるのであるが、当初のもの(図3に示すもの)から特殊構造の両端フランジ付き短管7のみならずボルトナット8が必要となり部品点数が増えてコストアップになるし,階数が増えれば増えるほどコスト高になるという問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る水系消火設備の機器取付装置はかかる問題点を解消するためになされたもので、単純構造のフランジ部材を追加するだけでよいので、当初のものに比べて構造的に殆ど変わらないことからコスト面でも変わらないし,また従来のものと比べても特殊構造の両端フランジ付き短管やボルトナットが不要となって部品点数が減り大幅なコストダウンが図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1について説明する。図1は本装置の要部のみを示す図で、図中前記従来のものと同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。図において、9はフランジ部材で、取付ボルト5を螺合貫挿するネジ孔10を有している。
【0009】分岐管2の先端フランジ2aにアラーム弁4を取り付けるときには、まずフランジ部材9のネジ孔10に取付ボルト5を螺合貫挿してフランジ部材9を先端フランジ2aに取り付けることにより、バタフライ弁3を先端フランジ2aに取り付ける。次に、フランジ部材9から取付ボルト5の先端が突出しているので、この取付ボルト5の先端側にアラーム弁4の取付フランジ4aを嵌めてナット6により固定することにより、アラーム弁4をフランジ部材9に取り付ける。
【0010】こうしておくと、アラーム弁4を交換するとき、ナット6を外すだけで取付フランジ4aが取付ボルト5から抜けてアラーム弁4がフランジ部材9から外れるので、バタフライ弁3をフランジ部材9により先端フランジ2aに取り付けたまま閉じて交換作業が行える。よって、主配管1内の水抜きをしなくてもバタフライ弁3を閉鎖するだけでアラーム弁4の交換作業が行える。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば単純構造のフランジ部材を追加するだけでよいので、当初のものに比べて構造的に殆ど変わらないことからコスト面でも変わらないし,また従来のものと比べても特殊構造の両端フランジ付き短管やボルトナットが不要となって部品点数が減り大幅なコストダウンが図れるという効果が得られる。
【出願人】 【識別番号】391008320
【氏名又は名称】株式会社初田製作所
【住所又は居所】大阪府枚方市招提田近3丁目5番地
【出願日】 平成14年3月5日(2002.3.5)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−250927(P2003−250927A)
【公開日】 平成15年9月9日(2003.9.9)
【出願番号】 特願2002−58242(P2002−58242)