| 【発明の名称】 |
地下複数段ピット式駐車場の泡消火設備 |
| 【発明者】 |
【氏名】谷 憲司 【住所又は居所】大阪府枚方市招提田近3丁目5番地 株式会社初田製作所内
|
| 【要約】 |
【課題】泡消火設備を収容するための設備収容スペースが不要になるのみならず、泡消火設備用の電源も不要となり、工事費が安くなる地下複数段ピット式駐車場の泡消火設備を得る。
【解決手段】複数段のピット2が収容される掘下げスペース1と、この掘下げスペース1の底面1aと最下位ピット2との間に形成される空きスペース10と、この空きスペース10内に設置した泡水溶液貯蔵タンク11と、同じく空きスペース10内に設置した不活性ガスボンベと、この不活性ガスボンベが消火時に開いたときに不活性ガスを泡水溶液貯蔵タンク11内に放出して泡水溶液を撹拌しながら発泡させるためのガス放出部材13と、泡水溶液貯蔵タンク11から最上位のピット2の位置まで立設した配管8と、この配管8に配設した高発砲用泡放射ノズル9とを備えてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数段のピットが収容される掘下げスペースと、この掘下げスペースの底面と最下位ピットとの間に形成される空きスペースと、この空きスペース内に設置した泡水溶液貯蔵タンクと、同じく前記空きスペース内に設置した不活性ガスボンベと、この不活性ガスボンベが消火時に開いたときに不活性ガスを前記泡水溶液貯蔵タンク内に放出して泡水溶液を撹拌しながら発泡させるためのガス放出部材と、前記泡水溶液貯蔵タンクから最上位のピットの位置まで立設した配管と、この配管に配設した高発砲用泡放射ノズルとを備えたことを特徴とする地下複数段ピット式駐車場の泡消火設備。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、地下複数段ピット式駐車場の泡消火設備に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の地下3段ピット式駐車場の泡消火設備を図3について説明する。図3において、1は地下3段ピット2が収容される掘下げスペース、3は掘下げスペース1の隣りに掘下げて設けた泡消火設備を収容するための設備収容スペース、4は水槽、5は送水用ポンプ、6は泡消火薬剤貯蔵タンク、7は混合器、8は混合器7から最上位のピット2の位置まで立設した配管、9は配管8に配設した泡ヘッドである。 【0003】今、火災感知方式(図示せず)により火災を感知すると、送水用ポンプ5が駆動して混合器7から送出される泡水溶液が配管8を通って泡ヘッド9から放出され、泡消火する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の地下3段ピット式駐車場の泡消火設備は以上のように構成されているので、ピット部分の掘下げスペース1の他に泡消火設備を収容するための設備収容スペース3を必要とし、この設備収容スペース3を地上に取れない場合にはこれを掘下げスペース1の隣(あるいは下方)に掘り下げて作るしかないし、また送水用ポンプ5を駆動するための電源が必要となり、工事費が嵩むという問題点がある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明に係る地下複数段ピット式駐車場の泡消火設備はかかる問題点を解消するためになされたもので、掘下げスペースの底面と最下位ピットとの間に形成される空きスペース内に泡水溶液貯蔵タンク及び不活性ガスボンベなどの泡消火設備を配置することにより、泡消火設備を収容するための設備収容スペースが不要になるのみならず、泡消火設備用の電源も不要となり、工事費が安くなる。 【0006】 【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1,図2について説明する。図1は地下3段ピット式の機械式駐車場に配備した泡消火設備を示す概略側面図、図2は図1を上からみた図で、前記従来のものと同一または相当部分には同一符号を付けて説明を省略する。 【0007】図において、10は掘下げスペース1の底面1aと最下位ピット2との間に形成される空きスペース、11は空きスペース10内に設置した泡水溶液貯蔵タンク、12は空きスペース10内に設置した不活性ガスボンベ、13は泡水溶液貯蔵タンク11内にあって放出する不活性ガスによって泡水溶液を撹拌して発泡させるガス放出部材で、不活性ガスボンベ12の起動装置12aから延長されて配管されている。 【0008】図1,図2に示す6個のピット2を一つの消火対象区画として、これを防火カーテンなどで仕切って平面方向に並設し、火災感知も無線式感知器などによりこの一つの消火対象区画を単位として行う。 【0009】今、火災を感知すると、起動装置12aが開いて不活性ガスボンベ12の不活性ガスがガス放出部材13から泡水溶液貯蔵タンク11内に放出されるので、泡水溶液貯蔵タンク11内の泡水溶液が撹拌されて発泡状態となる。このまま泡水溶液貯蔵タンク11内の圧力が上昇して泡水溶液貯蔵タンク11内から配管8を通って泡ヘッド9から高発泡泡薬剤が放出され、全段をおおう量の泡放射によって一つの消火対象区画内の消火が行なわれる。 【0010】その際の不活性ガスボンベ12内のガス量,泡水溶液貯蔵タンク11内の液量は、一つの消火対象区画の容積に合わせて定めれば良いし、勿論それによって不活性ガスボンベ12及び泡水溶液貯蔵タンク11の大きさも決まるし,ガス放出部材13の配置,形状も適宜決めれば良い。 【0011】上記実施の形態では地下3段ピット式のものを示したが、ピットの段数は2段など複数段のものであれば同様の効果が得られるし、機械式でなくてもよいは勿論,地下ピットに限らず建物内にあれば立体駐車場の如く地上ピット式のものでも同様の効果が得られる。 【0012】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば掘下げスペースの底面と最下位ピットとの間に形成される空きスペース内に泡水溶液貯蔵タンク及び不活性ガスボンベなどの泡消火設備を配置するので、泡消火設備を収容するための設備収容スペースが不要になるのみならず、泡消火設備用の電源も不要となり、工事費が安くなるという効果が得られる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】391008320 【氏名又は名称】株式会社初田製作所 【住所又は居所】大阪府枚方市招提田近3丁目5番地
|
| 【出願日】 |
平成14年3月5日(2002.3.5) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2003−250924(P2003−250924A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月9日(2003.9.9) |
| 【出願番号】 |
特願2002−58246(P2002−58246) |
|