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【発明の名称】 消防用の耐火ホース
【発明者】 【氏名】會田 豊治

【要約】 【課題】厳しい高温環境でも使用可能な柔軟性に優れている消防用の耐火ホースを提供する。

【解決手段】消防用の耐火ホース1は、高強度の金属2と合成繊維3の積層体を形成したものが組み合わされ、人力によって容易に屈曲する筒状を構成し、一定の加圧で、消火用水の一部が、内部から外部へ放射状に浸透濾水4し、ホース本体の外面全体を水幕5で覆って冷却する。そのホース内部に必要なケーブル6を配設して浸水冷却も可能とする。また散水ノズル7をホース外面に複数配設して吐出させ、散水冷却もできる構造である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 消火作業に使用するホースであって、耐火性の金属及び耐火性の合成繊維を用いて積層体を形成し、且つ屈曲可能な筒状構造のホースに、消火用水の送水とその消火用水を利用して一定の加圧で、前記構造のホースの編み目から水が少量外面に浸透濾水させて水幕を形成し、それによるホース本体の冷却をする方法を特徴とする消防用の耐火ホース。
【請求項2】 前記請求項1記載の消防用の耐火ホースにおいて、空気循環パイプ、通信ケーブル及び動力ケーブルそれぞれの単体パイプと単体ケーブル、または一体化した複合ケーブルを送水するホース内部に配設して、消火用水の送水とその消火用水の利用によって、浸水冷却による方法を特徴とする消防用の耐火ホース。
【請求項3】 消火作業に使用するホースであって、耐火性の金属及び耐火性の合成繊維を用いて積層体を形成し、且つ屈曲可能な構造のホースに、消火用水の送水とその消火用水を利用してホース本体を冷却するため、そのホース外面に、複数の散水ノズルが配設されて吐出し、散水冷却による方法を特徴とする消防用の耐火ホース。
【請求項4】 前記請求項3記載の消防用の耐火ホースにおいて、空気循環パイプ、通信ケーブル及び動力ケーブルそれぞれの単体パイプと単体ケーブル、または一体化した複合ケーブルを送水されるホース内部に配設して、消火用水の送水とその消火用水の利用によって浸水冷却による方法を特徴とする消防用の耐火ホース。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、消防用ホースに関する。特に厳しい高温環境でも使用可能な耐火性ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保形ホースとして、ホースを構成する材質において、高強度繊維であるアラミド繊維及び炭素繊維などの使用のものが提案されていたが、ホース本体を冷却する方法は、明らかでなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】比較的大きな火災、トンネル火災、航空火災、または低層及び中高層建築物の消火活動において、図8で示すように、普通タイプの消防車、消防梯子車及び消防高所作業車において、炎が厚くまたその容量の大きい燃焼層へ、離れた位置からの放水方法では、消火効果が低く、大量の水を必要とし、また消火に長時間必要とすることから、少量放水で短時間で消火する方法を抜本的に確立する必要があった。
【0004】それには効率的に解決できる消火作業するため、図9で示すように、耐火性及び耐熱性の装備した有人または無人による操縦の消防車両とそれに附属する消防用のホースを用いて、燃焼している建物または構築物の内部へ投入して、火の中から放水して消火作業を可能にする。またその際の車両とその附属するホースの投入において、長時間の消火作業に対応できるように、消防用のホースが、消火用水の送水に限定されるものではなく、他に、空気の循環・動力・通信の合理的な供給を、それぞれ単体または一体化の組合わせのケーブルを消防用のホースと連立した導入方法が不可欠である。
【0005】そこで、ホースを構成する材質を耐火性及び耐熱性の物の利用を図り、同時にホース本体を冷却する機能も兼ね備えていることが必要となり、またその使用面において、展開と回収に即応するための屈曲容易なホース本体の柔軟性に優れているものであることが要求される。
【0006】本発明は、消防車両とそれに附属する消防用のホースによる従来の消火活動に関して、燃焼している建物または構築物の外部面へ消火用水を放水する消火活動の限界から困窮な実情に着目して考案なされたものであって、万が一、火災の発生に対して、消防隊員の消火作業時の安全確保を図り、消防車両とそれに附属する消防用のホースの多機能を有する利用を図って、火の中へ速やかな進入を図り、その中で持続的な消火作業と早期解決を可能にすることを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の消防用の耐火ホースは、消火作業に使用するホースであって、耐火性の金属及び耐火性の合成繊維を用いて積層体を形成し、且つ屈曲可能な筒状構造のホースに消火用水を送水し、その消火用水を利用して一定の加圧で、前記構造のホースの編み目から水が少量外面に浸透濾水させて水幕を形成し、それによるホース本体の冷却をする方法を特徴とする消防用の耐火ホース。
【0008】上記によると、燃焼している火の中での消火作業に用いるためのホースであって、厳しい高温環境に対応するホースにするため、ホースを形成する材質を耐火性のものを用いる他、ホース本体に送水される消火用水を利用して冷却する手法を取り入れて作用させるもので、そのホースに送水する場合、一定の加圧で、少量の消火用水が内部から外部面に放射状に浸透濾水して、水幕形成できる水量に、それぞれの金属及び合成繊維のメッシュ組織の密度調整した構造のホースを特徴とする。
【0009】請求項2記載の消防用の耐火ホースは、前記請求項1記載の消防用の耐火ホースにおいて、空気循環パイプ、通信ケーブル及び動力ケーブルそれぞれの単体パイプと単体ケーブル、または一体化した複合ケーブルを送水するホース内部に配設して、消火用水の送水とその消火用水の利用によって、浸水冷却による方法を特徴とする消防用の耐火ホース。
【0010】上記によると、消火作業に必要とするいろいろな機能を有するホースが多数存在すると、消火作業において、特に、走行に不都合が生じる恐れがあることから、ホースを少数に集合的に整理して、作業に必要とする支援と供給機能を一体化したケーブルに組合わせることによる合理化を図ったホースの利用と冷却方法を特徴とする。
【0011】請求項3記載の消防用の耐火ホースは、消火作業に使用するホースであって、耐火性の金属及び耐火性の合成繊維を用いて積層体を形成し、且つ屈曲可能な構造のホースに、消火用水の送水とその消火用水を利用してホース本体を冷却するため、そのホース外面に、複数の散水ノズルが配設されて吐出し、散水冷却による方法を特徴とする消防用の耐火ホース。
【0012】上記によると、燃焼している火の中での消火作業に用いるためのホースであって、厳しい高温環境に対応するホースにするため、ホースを形成する材質を耐火性及び耐熱性のもので、濾水しない筒状を形成した構造に、耐火性金属で形成された複数の散水ノズルをホースの外面に取り付けて、消火用水が送水されることによって、その送水の一部が散水ノズルから吐出され、放射状に散水されることによって、水幕を形成し、ホース本体を散水冷却による作用することを特徴とする。
【0013】請求項4記載の消防用の耐火ホースは、前記請求項3記載の消防用の耐火ホースにおいて、空気循環パイプ、通信ケーブル及び動力ケーブルそれぞれの単体パイプと単体ケーブル、または一体化した複合ケーブルを送水されるホース内部に配設して、消火用水の送水とその消火用水の利用によって浸水冷却による方法を特徴とする消防用の耐火ホース。
【0014】上記によると、消火作業に必要とするいろいろな機能を有するホースが、多数存在すると、消火作業において、特に走行に不都合が生じる恐れがあることから、ホースを少数に集合的に整理して、必要とする支援と供給機能を一体化したケーブルに組合わせることによる合理化を図ったホース機能の利用と冷却方法を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る消防用の耐火ホースの実施の形態を図面を参照にして説明する。
【0016】図1において、本発明の実施の形態を示す消防用の耐火ホース1の変形例で、高強度の金属2と合成繊維3の積層体を形成し、ホースの冷却機能を有する、横から見た断面図である。例えば、この消防用の耐火ホース1は、ホースを構成する外側に高強度のファイバーメッシュ金属2が積層体を形成したものとライニング層に高強度のファイバーメッシュ合成繊維3が積層体を形成したものが組み合わされて筒状を構成する。
【0017】前記の金属2と合成繊維3のそれぞれにおいて、送水を利用される消火用水が、略2気圧前後で、内部から外部へ放射状に浸透濾水4されるように、前記の金属2と合成繊維3の積層体を形成とする組織密度を調整した構造にする。またホースが人力によって容易に屈曲するように、その柔軟性をも考慮した、前記の金属2と合成繊維3の積層体を形成とする組織密度を調整した構造にする。それによって消火用水が連通して、浸透濾水4がホース本体の外面全体を水幕5で覆って冷却する構造である。
【0018】図2は、消防用の耐火ホース1の変形例で、(1)に高強度の金属2と(2)に高強度の合成繊維3が、それぞれ積層体を形成し、冷却機能を有する断面図である。まず(1)は、高強度のファイバーメッシュ金属2を2層の積層体を組合わせた構造である。次に(2)は、高強度のファイバーメッシュ合成繊維3を2層の積層体を組合わせた構造である。
【0019】(1)と(2)は、送水を利用される消火用水が、略2気圧前後で、内部から外部へ放射状に浸透濾水4されるように、前記の(1)と(2)の2層の積層体を形成とする組織密度を調整した構造にする。またホースが人力によって容易に屈曲するように、その柔軟性を考慮した、前記の(1)と(2)の2層の積層体を形成とする組織密度を調整した構造にする。それによって送水を利用される消火用水の一部が内部から外部へ連通して、浸透濾水4がホース本体の外面全体を水幕5で覆って冷却する構造である。
【0020】図3、図4は、消防用の耐火ホース1の変形例で、高強度の金属2と合成繊維3の積層体を形成した構造の箇所に、それぞれ複数の単体のケーブル6が配設され、ホースの冷却機能を有する断面図である。消火作業の必要に応じて選択された空気循環パイプ6aと動力ケーブル6bと通信ケーブル6cのそれぞれをライニング層に貼り付けて構成されたもので、この消防用の耐火ホース1が、図9で示す消防車両側と接続されて、消火作業の供給支援の役目を果たす構造である。
【0021】このケーブル6は、送水による放射状に浸透濾水4して水幕5を形成しての冷却と、送水を利用される消火用水の中に空気循環パイプ6aと動力ケーブル6bと通信ケーブル6cそれぞれが浸水冷却されることで、外部と内部2つ合わせた冷却を可能とし、火災による熱の影響をあまり受けない構造である。
【0022】図5は、消防用の耐火ホース1の変形例で、高強度の金属2と合成繊維3の積層体を形成した構造に消火用水の送水を主体とする内部に、一体化された複合のケーブル6を配設して、ホースの冷却機能を有する断面図であって、前述の図4と同様にライニング層に貼り付けて、作業の供給支援の役目を果たす構造である。必要とするこのケーブル6は、空気循環パイプ6aと動力ケーブル6bと通信ケーブル6cが絶縁体で一体化された複合のケーブル6であって、送水による放射状に浸透濾水4して水幕5を形成しての冷却と、送水を利用される消火用水の中に浸水配備されることで、外部と内部2つ合わせた冷却を可能とし、火災による熱の影響をあまり受けない構造である。
【0023】図6は、消防用の耐火ホース1の変形例で、高強度の金属2と合成繊維3の積層体を形成した構造に、複数の散水ノズル7が、ホース外面に配設されて散水する、ホースの冷却機能を有することを示す断面図であって、この構成するホース本体は、浸透濾水4しない構造のホースに、複数の散水ノズル7を配設して放射状に散水し、水幕5を形成して冷却している構造を示す。またこれとは別に、浸透濾水4する構造のホースによって水幕5を形成し、更に散水ノズル7を配設して、散水冷却を成すことで、外部において2重の水幕5形成によるホースの冷却方法の構造にもなる。
【0024】図7は、消防用の耐火ホース1の変形例で、高強度の金属2と合成繊維3の積層体を形成した構造に、ケーブル6の利用が主体として配設され、ホースの冷却機能を有することを示す断面図で、このホース内部において、消防車両の操縦室と隊員の空気調整するための吸気管と排気管を有する空気循環パイプ6aと、車両を駆動するための動力ケーブル6bと、隊員が連絡するための通信ケーブル6cが、絶縁体6dとケーブルの接続部を補強するための支持ワイヤー6eによって一体化された複合のケーブル6が構成されたものである。
【0025】この消防用の耐火ホース1が、図9で示す消防車両と接続されて、消火作業の供給支援の役目を果たす。特に、この図7の場合、消火用水のための利用を主目的としたものではなく、消防用ホースとして、一体化された複合のケーブルの利用を主目的としての冷却機能を示したもので、ホースとケーブル6が連立して冷却される方法の構造である。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載による発明によれば、耐火性及び耐熱性の材質の構造ホースにするとともに、ホース本体に送水する加圧された消火用水の一部を放射状に浸透濾水して、水幕を形成して、ホースを冷却可能にすることによって、燃焼している厳しい高温環境においても、長時間、安全且つ安心して、車両と隊員による消火作業ができる。
【0027】請求項2記載による発明によれば、送水されるホース内部に、消防車両が消火作業するために必要なケーブルを単体または一体化されたものを選択して配設することによって、燃焼している火の中でも、ホースとケーブルを冷却して、高温トラブルの発生の起きにくい環境で、長時間、安全且つ安心して、空気循環、動力及び通信の供給支援ができ、特に空気循環パイプを配設することにおいて、厳しい高温環境と有毒ガスの危険に遭遇する隊員の呼吸機能に、安全に対応するための有効な装置である。
【0028】請求項3記載による発明によれば、送水する消火用水を利用して、複数の散水ノズルがホース本体外面に配備し、散水ノズルから吐出され、ホース本体を放射状に散水して、水幕を形成することによって、ホースの冷却を可能にする。また前記の散水冷却と浸透濾水による水幕を形成した冷却を組合わせることによって、強力にホース及びホース内部に配設されるケーブルを冷却することができる。
【0029】請求項4記載による発明によれば、燃焼しいる火の中で、散水冷却の機能を有するホース及ケーブルを利用して消火作業することによって、隊員の呼吸機能するための空気循環と車両を駆動するための動力供給と通信機器による交信に関して、火によるホースの損傷防止、熱の影響を排除、機器の高温障害を防止して、安全にまた安心して消防車両と隊員へ作業の供給支援ができる。または前記の散水冷却と浸透濾水による水幕を形成した冷却を組合わせることによって、より強力にホース及びホース内部に配設されるケーブルを冷却することで一層の消防車両と隊員へ作業の供給支援ができる。
【0030】以上説明したように本発明は、予期しない火災の発生に対して、燃焼している火の中でも使用可能な消防用のホース構造にする。
【出願人】 【識別番号】391038039
【氏名又は名称】會田 豊治
【出願日】 平成14年2月5日(2002.2.5)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−225319(P2003−225319A)
【公開日】 平成15年8月12日(2003.8.12)
【出願番号】 特願2002−27545(P2002−27545)