| 【発明の名称】 |
消火システム |
| 【発明者】 |
【氏名】藤田 一誠 【住所又は居所】長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三菱重工業株式会社長崎研究所内
【氏名】菅 洋一 【住所又は居所】長崎県長崎市旭町8番20号 株式会社パル構造内
【氏名】荒木 宣明 【住所又は居所】大阪府枚方市招提田近3丁目5番地 株式会社初田製作所内
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| 【要約】 |
【課題】圧縮された不活性ガスをポンプやバルブ操作の動力源などにも有効に利用して電源が不要になると共に電源の故障等停電時でもシステムが停止せず、信頼性の高いシステムを経済的に提供することができる消火システムを得る。
【解決手段】圧縮して貯蔵された不活性ガスと、水源と、前記不活性ガスを動力源としたポンプ16と、このポンプ16の先に配備した消火設備とを備え、火災時には前記不活性ガスによりポンプ16が駆動されることにより、前記水源からポンプ16に導入される水とポンプ16を駆動した後の減圧された不活性ガスとをポンプ16から消火設備に供給できるようにしてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圧縮して貯蔵された不活性ガスと、水源と、前記不活性ガスを動力源としたポンプと、このポンプの先に配備した消火設備とを備え、火災時には前記不活性ガスによりポンプが駆動されることにより、前記水源から前記ポンプに導入される水と前記ポンプを駆動した後の減圧された不活性ガスとを前記ポンプから消火設備に供給できるようにしたことを特徴とする消火システム。 【請求項2】 水源が制振用高架水槽で、この制振用高架水槽内の水面を常時加圧するための加圧源として不活性ガスを利用し、かつ火災時には前記不活性ガスにより前記制振用高架水槽内の水面を増加圧するようにしたことを特徴とする請求項1記載の消火システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、圧縮された不活性ガス(アルゴン,窒素,二酸化炭素,ハロゲン化合物などの単体もしくはこれらの混合体)を有効利用する消火システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の消火システムを図3を用いて説明する。図3において、1は泡をキャリアとした不活性ガスを放出するためのノズル、2はノズル1に不活性ガスを供給するためのガス配管、3はガス配管2に設けた開放弁、4は不活性ガスを圧縮状態で貯蔵した不活性ガス貯蔵部、5は貯水部、6は貯水部5内の水を圧送するための送水ポンプ、7は消火剤を水に一定割合で混ぜる混合器、8は送水ポンプ6と混合器7を結ぶ送水管、9は送水管8に設けた開放弁、10は混合器7に消火剤を送るための消火剤配管、11は消火剤貯蔵部、12は消火剤配管10に設けた開放弁、13は混合器7とノズル1を結ぶ消火剤水溶液管である。 【0003】火災時には、送水ポンプ6が駆動されて開放弁3,9,12が開放されるので、混合器7において加圧水に消火剤が混合されて消火剤水溶液がノズル1に供給されると共にこのノズル1にはガス配管2から不活性ガスも供給されて、ノズル1からは消火剤水溶液をキャリアとした不活性ガス(ガスフォーム)が放出される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の消火システムでは、送水ポンプ6を駆動するための動力源(モータ及び電源)が必要であるのみならず、開放弁3,9,12を開放するための動力源も必要とした。しかるに、これらは停電になると作動しないので、停電時にシステム全体が停止するという問題点がある。さらに、不活性ガスの圧力エネルギーは活用されることなく放散されている。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明はかかる問題点を解消するためになされたもので、圧縮された不活性ガスをポンプやバルブ操作の動力源などにも有効に利用することにより、電源が不要になると共に電源の故障等停電時でもシステムが停止せず、信頼性の高いシステムを経済的に提供することができる。 【0006】 【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の一実施の形態を図1について説明する。図1はガスフォーム消火システムを示す概略図で、図中前記した従来のものと同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。 【0007】図1において、14は不活性ガス貯蔵部4と貯水部5と後記するポンプを接続したガス配管、15はガス配管14に接続した圧力調整弁、16は貯水部5の出口管17と送水管8の間に設けたポンプ、18は出口管17に設けた開放弁、19はガス配管14の一部で不活性ガスをポンプ16の動力源として導入するために設けた駆動用ガス配管、20はポンプ16を駆動した後の減圧ガスをポンプ16から取り出すためのガス取出管、21はガス取出管20の先に設けた流量調整弁で、その一方の出口にガス配管2が接続されると共に他方の出口は消火対象区画22の低部にあるガス放射ノズル23に配管されている。 【0008】24は駆動用ガス配管19から分岐して消火剤貯蔵部11に接続した消火剤加圧用ガス配管、25は消火剤加圧用ガス配管24に設けた開放弁、26は駆動用ガス配管19に設けた開放弁、27は不活性ガス貯蔵部4から導出した起動用ガス配管で、この起動用の不活性ガスにより4個の開放弁12,18,25,26の各操作部を操作してそれぞれを開放する。なお、図中28は送水管8に接続した圧力調整弁、29は消火対象区画22に設けた消火栓で、送水管8に接続されている。 【0009】今、火災を感知すると、不活性ガス貯蔵部4からガス配管14に1次調整ガス圧力の不活性ガスが出、圧力調整弁15により2次調整ガス圧力に調整されて貯水部5内に入り水面を加圧して貯水部5の排水を助ける。これと同時に起動用ガス配管27から起動用の不活性ガスが出て各開放弁12,18,25,26を開放する。 【0010】そして、開放弁26を通った駆動用ガス配管19の駆動用の不活性ガスによりポンプ16が回転すると、貯水部5内の水が混合器7に送られ、消火剤貯蔵部11の消火剤も消火剤加圧用ガス配管24からの消火剤加圧用の不活性ガスにより加圧されて混合器7に送られて、消火剤水溶液となってノズル1に供給される。このノズル1にはガス取出管20からの不活性ガスも供給されるので、ノズル1からは消火剤水溶液をキャリアとした不活性ガス(ガスフォーム)あるいは消火剤水溶液の噴霧体が放出される。 【0011】このように火災時の放出用の不活性ガスによりポンプ16を駆動すると共にシステムの4個の開放弁12,18,25,26の各操作も行うので、これらの動力源が不要になると共に電源を使わないので電源の故障等停電時でもシステムが停止しない。 【0012】また、貯水部5には高い圧力が掛からないので耐圧構造の水槽を使わなくても良いし、さらに高圧力で貯蔵された不活性ガスも放出前のポンプ駆動の際に減圧されるので放出のための減圧装置が不要になる。 【0013】実施の形態2.前記実施の形態1において貯水部5として制振用高架水槽を用いると、ガス配管14に接続された圧力調整弁15により調整された2次調整ガス圧力の不活性ガスを制振用高架水槽に必要な常時加圧力として利用できるので、制振用高架水槽の常時加圧源を必要としないし、また電源を使わないので電源の故障等停電時でも制振用高架水槽が必要とする常時加圧が停止せず、地震や台風の時でも確実に制振機能を維持することができる。 【0014】実施の形態3.この発明の他の実施の形態を図2について説明する。図2は噴霧消火システムを示す概略図で、図中前記した実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。 【0015】図2において、30は消火対象区画22に設けた噴霧ノズル、31は噴霧ノズル30に水を供給する給水管、32は消火対象区画22に設けた散水ヘッドである。なお、図中ガス配管2は噴霧ノズル30に接続されて不活性ガスを噴霧ノズル30に供給している。 【0016】火災時には、駆動用ガス配管19の駆動用の不活性ガスによりポンプ16が回転し、出口管17からの水がポンプ16から噴霧ノズル30に供給されると共に噴霧ノズル30にはガス配管2から不活性ガスも供給されて、噴霧ノズル30からは不活性ガスによる噴霧が放出される。 【0017】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば圧縮された不活性ガスをポンプやバルブ操作の動力源などにも有効に利用するので、電源が不要になると共に電源の故障等停電時でもシステムが停止せず、信頼性の高いシステムを経済的に提供することができるという効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391008320 【氏名又は名称】株式会社初田製作所 【住所又は居所】大阪府枚方市招提田近3丁目5番地 【識別番号】000006208 【氏名又は名称】三菱重工業株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 【識別番号】591099186 【氏名又は名称】株式会社パル構造 【住所又は居所】長崎県長崎市旭町8−20
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| 【出願日】 |
平成13年9月13日(2001.9.13) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−79759(P2003−79759A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−277991(P2001−277991) |
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