| 【発明の名称】 |
地震等災害用避難ホ゛ックス |
| 【発明者】 |
【氏名】矢田 誠一 【住所又は居所】愛知県刈谷市中手町3−610 有限会社トウカイ ミキ内
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| 【要約】 |
【課題】東海大地震等の発生の蓋然性が高く、家庭内、事務所等における建屋の倒壊、又は家具、収容棚、ロッカーの転倒、或いは物の落下等が発生した場合には、人・物に多大な損害を与え、かつ死亡という痛ましい状況となる。それ故、建屋の倒壊等と、家具の転倒防止、或いは物の落下等に関する種々の取組みが行われている。また建屋の倒壊等から保護する避難装置、防災器具、又は防災ク゛ッス゛類も販売されている。しかし、どれも満足する域には達していない。【構成】 本発明は、天板と底板及び脚とで構成した鋼材、硬質樹脂等の硬材で形成した避難用ホ゛ックス本体と、ホ゛ックス本体の側面に形成した開放部と、天板に設けた身体安定用の握りと、また脚に設けた身体保護用の肘掛けとで構成した地震等災害用避難ホ゛ックスである。人の自由な出入りが図れる。人同士の衝突回避・吊下げた物との衝突回避による二次災害をなくし得る。安心して避難できる装置である。避難した人の身体を確実にサホ゜ートし、二次災害を皆無とし、全ての人が安心して避難できる。通常の生活に、支障がないテーフ゛ル、テーフ゛ル等を提供できる。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 天板と底板及び少なくとも四本の脚とで構成した鋼材、硬質樹脂等の硬材で形成した避難用ホ゛ックス本体と、このホ゛ックス本体の側面に形成した開放部と、前記天板に設けた身体安定用の握りと、また前記脚、又は天板、底板の何れかに設けた身体保護用の肘掛けとで構成した地震等災害用避難ホ゛ックス。【請求項2】 天板と底板及び少なくとも四本の脚とで構成した鋼材、硬質樹脂等の硬材で形成した避難用ホ゛ックス本体と、このホ゛ックス本体の側面に形成した開放部と、前記天板に設けた身体安定用の握りと、また前記脚、又は天板、底板の何れかに設けた身体保護用の肘掛けと、前記底板に設けた身体安定用のスリッハ゜とで構成した地震等災害用避難ホ゛ックス。【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の肘掛けは、可動式であって、この肘掛けは、上記脚、又は天板、底板の何れかに収納、引出し自在に設ける構成とした地震等災害用避難ホ゛ックス。【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の脚、又は天板、底板の何れかに、避難用品の収容部を設ける構成とした地震等災害用避難ホ゛ックス。【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載の握りと、また肘掛けとを、それぞれ対に設ける構成とした地震等災害用避難ホ゛ックス。 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、テーフ゛ル、食卓、事務用机・学習用机等の机、ヘ゛ット、押入れ等の空間(建屋の空間)に設ける構成とした地震等災害用避難ホ゛ックスに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、東海大地震等の発生の蓋然性が高く、この地震の際、或いはその他災害の際に、家庭内、事務所、工場等における建屋の倒壊、半壊、又は家具、収容棚、ロッカー(以下、家具とする)の転倒、或いは物の落下等が発生した場合には、人・物に多大な損害を与え、かつ死亡という痛ましい状況(二次災害)となる。それがために、この種の建屋の倒壊等と、家具の転倒防止、或いは物の落下等に関する種々の取組みが行われている。また建屋の倒壊等から身体を保護する各種の避難装置、防災(転倒・落下防止等)器具、又は防災ク゛ッス゛類も販売されている。しかし、どれも満足する域には達していないのが、現況である。 【0003】そこで、前述の改良案の一環として、先行技術(公知文献)を列挙して検討する。文献(1)は、特開平7-250713号の緊急避難用テーフ゛ルであり、内容は、天板(天井板)と、一面開口で耐熱・耐火性、及び耐水性を有する耐衝撃性壁面で構成される箱体と、この箱体に収容及引出しできる引出し兼開口蓋(閉塞蓋)とで構成されており、特徴は、テーフ゛ル兼用避難箱として利用可能とし、人的災害を回避することにある。文献(2)は、特開平8-218671号の地震用避難箱であり、内容は、スチール ハ゜イフ゜の支脚及び枠材と、この支脚と枠材を連結する補強部付き継手と、入口部分を除いて保護板で囲繞する構成であり、特徴は、押入れ等に設置して災害時に避難箇所として利用可能とし、人的災害を回避することにある。文献(3)は、実用新案登録第3015242号の地震用避難装置であり、内容は、金属性の支持脚で金属枠を構成し、この金属枠に金属性の天板ハ゜ネル(化粧ハ゜ネル)を設け、この天板ハ゜ネルの下側に、用具掛け兼用手摺を設けた構成であり、特徴は、災害時に避難装置に避難し、かつ用具掛け兼用手摺で身体を安定的に支持可能とし、人的災害を回避することにある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】以下、文献(1)〜(3)の改良点、課題に関して、記述する。 【0005】文献(1)、(2)の発明では、人が出入りする箇所、即ち、出入口が1箇所の構造であるので、地震等の災害の際に、即応できるとは考えられない。従って、即応できる構造に、改良すべきである。また開閉式の構造では、災害時に、その衝撃で蓋が閉まる虞があり、避難ができなくなり問題となる。更にこの文献(1)、(2)の発明は、人の体を支持する手段がなく、避難箱内で右往左往することが考えられる。従って、避難箱内での安全性の確保に問題がある。 【0006】また文献(1)、(2)の発明では、災害から身を守るためにわざわざ特別に製作しなければならず億劫であること、また特別に設置することが必要であること、又は従前の生活空間が狭まり不便であること、収容スヘ゜ースがなくなること等の如く、日常生活に負担及び/又は邪魔となること等の課題がある。 【0007】また文献(3)の考案では、人の出入りに関する文献(1)、(2)の改良点は解消された。しかし、この考案は、底板を装備しないことから、衝撃で底板が抜けるような状況になると、思わぬ被害を受ける虞があり問題である。そして、この文献(3)の考案では、用具掛け兼用手摺を数人が、集団で把持し、また用品掛けを兼用する構成であることから、人同士の衝突の危険性、吊下げた物との衝突による二次災害等の面において課題があり、改良すべきである。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、人の自由な出入りを確保すること、人同士の衝突の危険性の回避・吊下げた物との衝突等による二次災害等をなくし、安心して避難できる装置の提供、又は避難した人の身体(以下、身体とする)を確実にサホ゜ートし、二次災害を皆無とし、全ての人が安心して避難できること、また通常の生活に、支障がなく、かつ生活スヘ゜ースを狭めることがないテーフ゛ル、机、ヘ゛ット等を提供すること、等を意図する。 【0009】請求項1は、天板と底板及び少なくとも四本の脚とで構成した鋼材、硬質樹脂等の硬材で形成した避難用ホ゛ックス本体と、このホ゛ックス本体の側面に形成した開放部と、前記天板に設けた身体安定用の握りと、また前記脚、又は天板、底板の何れかに設けた身体保護用の肘掛けとで構成した地震等災害用避難ホ゛ックスである。 【0010】請求項2の発明は、請求項1の目的を達成可能とすること、又は身体のサホ゜ートを、自由に選択して、人の好みに合ったサホ゜ート状態の確保と、また身体の弱点、欠陥又は傷害等にあったサホ゜ートと、地震の状況等にかかわらずサホ゜ートすること、等を意図する。 【0011】請求項2は、天板と底板及び少なくとも四本の脚とで構成した鋼材、硬質樹脂等の硬材で形成した避難用ホ゛ックス本体と、このホ゛ックス本体の側面に形成した開放部と、前記天板に設けた身体安定用の握りと、また前記脚、又は天板、底板の何れかに設けた身体保護用の肘掛けと、前記底板に設けた身体安定用のスリッハ゜とで構成した地震等災害用避難ホ゛ックスである。 【0012】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成するに最適な肘掛けを提供することを意図する。 【0013】請求項3は、請求項1又は請求項2に記載の肘掛けは、可動式であって、この肘掛けは、上記脚、又は天板、底板の何れかに収納、引出し自在に設ける構成とした地震等災害用避難ホ゛ックスである。 【0014】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成するに最適な避難用の品物の収容部を提供することを意図する。 【0015】請求項4は、請求項1又は請求項2に記載の脚、又は天板、底板の何れかに、避難用品の収容部を設ける構成とした地震等災害用避難ホ゛ックスである。 【0016】請求項5の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成するに最適な握りと、肘掛けを提供することを意図する。 【0017】請求項5は、請求項1又は請求項2に記載の握りと、また肘掛けとを、それぞれ対に設ける構成とした地震等災害用避難ホ゛ックスである。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の地震等災害用避難ホ゛ックス使用の一例を説明する。その代表例として、図1〜図6の例は、テーフ゛ルにセットした例を、また図7〜図9の例は、ヘ゛ットにセットした例を示す。 【0019】図1〜図6の例では、テーフ゛ルの下方空間に、避難用ホ゛ックス本体をセットし、天板をテーフ゛ルの下面に接触又は僅か間隔を置いて設け、また脚をテーフ゛ルの脚に隣接又は僅か間隔を置いて設けることで、丁度、底板がテーフ゛ルの脚内に収められる。従って、日常の生活には、何ら障害にはならないこと、又は違和感がない。殊に、ホ゛ックス本体の側面の全てが開放部となっており、人が椅子(図示せず)に着座しても何ら障害とならない。 【0020】そして、一度災害が発生すると、各開放部より、非難用ホ゛ックス本体に避難し、身体安定用の握りと、身体保護用の肘掛けと、又は身体安定用のスリッハ゜とで構成した身体安定器具を利用して、身体の固定と、衝撃から身体を保護する。また上下側は、天板と、底板とにより保護される。前記両脇をカ゛ート゛することで、横揺れからの保護が図れ、また握りにより、身体の上半身の保護が可能となる。そして、スリッハ゜は、下半身の保護が図れる。この三点セットを活用して、避難用ホ゛ックス本体内での動揺回避、二次災害の回避と、安心した避難が図れる特徴がある。尚、肘掛けは、クッションカハ゛ーを装着すること、またハ゛ネによる自動復帰、或いはストッハ゜ーによる係止等の如く、防災、安全等に寄与できる手段を設けることが理想であり、適宜配備される。この避難用ホ゛ックス本体は、テーフ゛ルの空間にセットする構成であり、特別に製造するものでないので、従来のテーフ゛ル等が無駄とならず有益であること、また日常の生活、例えば、椅子の出し入れ、着座時の所作等において、支障が少なく、何ら弊害がない利点がある(以下同じ)。また災害時に身を守ることができるので重宝する(以下同じ)。 【0021】図7〜図9の例では、ヘ゛ットの下側(足元側)空間に、避難用ホ゛ックス本体をセットし、天板をヘ゛ットの端側(二段床下)に接触又は僅か間隔を置いて設け、また脚をヘ゛ットの端側(手摺、一段床等)に隣接又は僅か間隔を置いて設けることで、丁度、底板がヘ゛ットの一段床下に収められている。従って、日常の就寝、又は生活等には、何ら障害にはならないこと、又は違和感がない。殊に、ホ゛ックス本体の側面の全てが開放部となっており、人が何時でもヘ゛ット内に入れる。従って、何ら障害とならない。そして、災害の際には、前述の例に準ずる。但し、スリッハ゜の使用は、原則として採用しないが、前述の例との兼用を考慮する際には、あっても障害とならない。 【0022】以上は使用の一例であり、空間が形成される場合には、内側への収容セット、又は外側に囲繞するようにセットすること等は自由である。 【0023】尚、図10〜図12の例では、机の下側(足元側)空間に、避難用ホ゛ックス本体をセットし、天板をテーフ゛ルの下面に接触又は僅か間隔を置いて設け、また脚をテーフ゛ルの脚に隣接又は僅か間隔を置いて設けることで、丁度、底板が机の脚と引出し下の脚等の間に収められる。他は前述の図1〜図6に準ずる。 【0024】また各例とも、各部所、又は適所にエアーハ゛ックを、標準装備、又は後付け装備等して設置し、安全性の向上、身体保護に役立てる。 【0025】 【実施例】以下、本発明の好適な一例を説明する。 【0026】1は略箱型を呈する鋼材、硬質樹脂等の硬材で形成した避難用ホ゛ックス本体で、この避難用ホ゛ックス本体1は、天板2と、底板3及び少なくとも四本の脚4(柱、枠材を含む)とで構成される。そして、側面1aに形成した開放部5を有する。尚、避難用ホ゛ックス本体1には、次のような安全対策が設けられる。その一例を説明すると、天板2に設けた身体安定用の握り6と、また前記脚4、又は天板2、底板3の何れかに設けた身体保護用の肘掛け7とを、個別又は全て設ける。この例では、肘掛け7は、脚4に軸8を介して枢着し、軸8を支点として可動する。また図示しないが、ハ゛ネによる自動復帰、或いはストッハ゜ーによる係止等の如く、防災、安全等に寄与できる手段を設ける。尚、この握り6と、クッション付き肘掛け7は、収容する人に対応した数とする。例えば、握り6、肘掛け7は、対で設け、この例では、4人収容であるので、握り6は、8個とする。また肘掛け7は、6本とする。更に底板3に設けた身体安定用のスリッハ゜9を設ける。図中3aはスリッフ゜防止用のコ゛ム板である。 【0027】10はテーフ゛ルで、100はテーフ゛ル10の脚、101はテーフ゛ル10の天板をそれぞれ示す。またAは空間を示す。尚、テーフ゛ル10に本装置を一体的に組付ける構成も可能である(他の例も同じ)。図中102は補強板を示す。 【0028】20はヘ゛ットで、200はヘ゛ット20の一段床、201はヘ゛ット20の二段床、202はヘ゛ット20の脚、また203はヘ゛ット20の階段、204はヘ゛ット20の手摺を、それぞれ示す。尚、10'は事務用の机で、脚100'と引出し101'との間に設ける。尚、机10'の足掛け102'を除去することもできる。 【0029】また30は収容部で、この収容部30には、避難用品、緊急用品、防災備品等を収容する。例えば、呼子笛、携帯電話、懐中電灯、ラシ゛オ、発信機、ハンマー・ト゛ライハ゛ー・ヘルメット等の器具、又は携帯トイレ、水、非常食、薬・包帯等の医薬品、或は衣服、寝具等を収容する。 【0030】 【発明の効果】請求項1の発明は、天板と底板及び少なくとも四本の脚とで構成した鋼材、硬質樹脂等の硬材で形成した避難用ホ゛ックス本体と、ホ゛ックス本体の側面に形成した開放部と、天板に設けた身体安定用の握りと、また脚、又は天板、底板の何れかに設けた身体保護用の肘掛けとで構成した地震等災害用避難ホ゛ックスである。従って、人の自由な出入りが図れること、人同士の衝突の危険性の回避・吊下げた物との衝突等による二次災害等をなくし得ること、及び安心して避難できる装置の提供と、又は避難した人の身体を確実にサホ゜ートし、二次災害を皆無とし、全ての人が安心して避難できること、また通常の生活に、支障がなく、かつ生活スヘ゜ースを狭めることがない、極めて有益なテーフ゛ル、机、ヘ゛ット等を提供できること、等の特徴がある。 【0031】請求項2の発明は、天板と底板及び少なくとも四本の脚とで構成した鋼材、硬質樹脂等の硬材で形成した避難用ホ゛ックス本体と、ホ゛ックス本体の側面に形成した開放部と、天板に設けた身体安定用の握りと、また脚、又は天板、底板の何れかに設けた身体保護用の肘掛けと、底板に設けた身体安定用のスリッハ゜とで構成した地震等災害用避難ホ゛ックスである。従って、請求項1の目的が達成可能となること、又は身体のサホ゜ートを、自由に選択して、人の好みに合ったサホ゜ート状態が確保できること、また身体の弱点、欠陥又は傷害等にあったサホ゜ートと、地震の状況等にかかわらずサホ゜ートできること、等の特徴がある。 【0032】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の肘掛けは、可動式であって、この肘掛けは、脚、又は天板、底板の何れかに収納、引出し自在に設ける構成とした地震等災害用避難ホ゛ックスである。従って、請求項1又は請求項2の目的を達成するに最適な肘掛けを提供できる。 【0033】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の脚、又は天板、底板の何れかに、避難用品の収容部を設ける構成とした地震等災害用避難ホ゛ックスである。従って、請求項1又は請求項2の目的を達成するに最適な避難用の品物を収容できる収容部を提供できる。 【0034】請求項5の発明は、請求項1又は請求項2に記載の握りと、また肘掛けとを、それぞれ対に設ける構成とした地震等災害用避難ホ゛ックスである。従って、請求項1又は請求項2の目的を達成するに最適な握りと、肘掛けを提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】502139585 【氏名又は名称】有限会社トウカイミキ 【住所又は居所】愛知県刈谷市中手町3−610
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| 【出願日】 |
平成14年4月18日(2002.4.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083068 【弁理士】 【氏名又は名称】竹中 一宣
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| 【公開番号】 |
特開2003−310776(P2003−310776A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−116316(P2002−116316) |
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