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【発明の名称】 給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置及びそれを備えた面体内への給気量調整装置
【発明者】 【氏名】木村 菊二

【氏名】柴田 昌弘

【氏名】小山 博已

【要約】 【課題】面体内が陰圧状態になるのを防止すべく、面体内の気圧と外気圧の差圧を測定できる給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置を提供する。

【解決手段】少なくとも口及び鼻を覆う面体12と、該面体12に空気を送風する空気送風部14と、を備えた給気式呼吸用保護具10の差圧測定装置であって、前記面体12内の気圧から外気圧を引いた差圧を測定する差圧測定手段18と、該差圧測定手段18によって測定された差圧を表示する差圧表示手段20と、を備えていることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも口及び鼻を覆う面体と、該面体内に空気を送風する空気送風部と、を備えた給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置であって、前記面体内の気圧と外気圧の差を測定する差圧測定手段と、該差圧測定手段によって測定された差圧を表示する差圧表示手段と、を備えていることを特徴とする給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置。
【請求項2】 前記差圧表示手段は、前記差圧測定手段によって測定された差圧が少なくとも陰圧である場合に差圧を表示するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置。
【請求項3】 前記差圧表示手段は、少なくとも発光部を備え、前記差圧測定手段によって測定された差圧が少なくとも陰圧である場合に前記発光部を発光するよう構成されていることを特徴とする請求項2記載の給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置。
【請求項4】 前記差圧表示手段は、少なくとも二色の発光部を備え、前記差圧測定手段によって測定された差圧が陽圧の場合、前記発光部のうち一の発光部を発光させ、前記差圧測定手段によって測定された差圧が陰圧の場合、他の発光部を発光させるよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置。
【請求項5】 前記差圧表示手段は、前記少なくとも二色の発光部をそれぞれ二以上設け、前記差圧測定手段によって測定される差圧の量に応じて発光させる発光部の数を変化させるよう構成されていることを特徴とする請求項4記載の給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置。
【請求項6】 前記差圧表示手段は、前記差圧測定手段によって差圧が測定されている間の最も低い差圧を表示するよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置。
【請求項7】 前記給気式呼吸用保護具と一体に設けられ、前記差圧表示手段は、面体の着用者が面体を着用した際に見える位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置。
【請求項8】 前記給気式呼吸用保護具と別体に設けられ、前記面体内と前記差圧測定手段を連通する第1連通手段と、外気と前記差圧測定手段を連通する第2連通手段と、をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置。
【請求項9】 請求項1乃至8いずれか記載の給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置と、前記空気送風部の給気量を調整する給気量調整部と、を備えた給気式呼吸用保護具の給気量調整装置であって、該給気量調整部は、前記差圧測定手段によって測定された差圧が陰圧である場合に給気量を増量させるよう構成されていることを特徴とする給気式呼吸用保護具の給気量調整装置。
【請求項10】 前記給気量調整部は、前記差圧測定手段によって測定された差圧の量に基づいて増量させる給気量を決定するよう構成されていることを特徴とする請求項9記載の給気式呼吸用保護具の給気量調整装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも口及び鼻を覆う面体と、該面体に空気を給気する空気給気部と、を備え、面体内に空気を送風して、面体内を外気に対して陽圧を保つようにさせる給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置及びそれを備えた給気量調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の目覚しい技術の進展と新しい開発されたろ過材を駆使することによって呼吸用保護具の性能は著しく向上している。しかし、呼吸用保護具の性能が如何に優れていても、これを適切に使用しなければ、その性能を発揮させることは不可能である。
【0003】呼吸用保護具の性能を低下させる要因として、呼吸用保護具を着用したとき、呼吸用保護具の接願部と着用者の顔面との隙間から粉塵の漏れ込むことが考えられる。一般の粉塵作業場で使用している半面マスクを用いて漏れ率を測定した結果、10%を超える漏れ率が認められた。また、密着性が良いと考えられる全面マスクであっても1%程度の漏れ率が認められた。
【0004】呼吸用保護具の接願部と着用者の顔面との隙間から粉塵の漏れ込みを少なくするために、面体内に空気を送風して、面体内を外気に対して陽圧を保つようにさせる給気式呼吸用保護具がある。従来の給気式呼吸用保護具は、少なくとも口及び鼻を覆う面体と、該面体に空気を送風する空気送風部と、面体と空気挿入部を繋ぐチューブと、を備えており、空気挿入部から常に一定量の空気をチューブを介して面体内に送風するよう構成されている。このような給気式呼吸用保護具の面体の接願部と着用者の顔面は、蜜に接しておらず、送風された空気を排出できるよう構成されている。このように面体内には、一定量の空気が送風されるので、面体内を外気に対して陽圧を保つことができ、粉塵の漏れ込みを少なくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の給気式呼吸用保護具は、面体内に一定量の空気を送風するよう構成されているので、着用者の運動などによる呼吸の乱れ、又は発声の際の吸引などによって面体内が陰圧状態になる場合があり、このような場合に、面体の接願部と着用者の顔面の隙間から粉塵が漏れ込むことがあるという問題がある。
【0006】この点、面体内への給気量を増量させることにより、面体内の陰圧状態を回避することも考えられるが、運動などによる呼吸の乱れや、発声の際の吸引量は、個人差があり、増加させる適切な給気量を決定するのが困難であるという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、面体内が陰圧状態になるのを防止すべく、面体内の気圧と外気圧の差圧を測定できる給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置を提供することを第1の目的とする。
【0008】また、本発明は、送風する空気量を着用者に応じて適切な量に調整することができる給気式呼吸用保護具の給気量調整装置を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の第1の目的を達成するために、本発明は、少なくとも口及び鼻を覆う面体と、該面体に空気を送風する空気送風部と、を備えた給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置であって、前記面体内の気圧と外気圧の差圧を測定する差圧測定手段と、該差圧測定手段によって測定された差圧を表示する差圧表示手段と、を備えていることを特徴とする給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置である。本発明において面体内の気圧と外気圧の差圧とは、面体内の気圧から外気圧を引くことにより求められる差圧をいう。
【0010】このように本発明に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置によれば、面体内の気圧から外気圧を引いた差圧が表示されるので、着用者は、面体内の差圧を認識することができ、例えば着用者に踏み台昇降運動などの所定の運動や所定の発声練習を行わせた際に面体内に陰圧が生じた場合に、面体内への給気量を増量させることにより、面体内に送風する空気量を着用者に応じて適切な量に調整することができる。
【0011】本発明に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置において、前記差圧表示手段は、前記差圧測定手段によって測定された差圧が少なくとも陰圧である場合に差圧を表示するよう構成しても良く、この場合、前記差圧表示手段は、少なくとも発光部を備え、前記差圧測定手段によって測定された差圧が少なくとも陰圧である場合に前記発光部を発光するよう構成されていることが好ましい。このように構成することにより、着用者は、面体内の陰圧を容易に認識することができ、面体内への給気量を増量させることにより、面体内に送風する空気量を着用者に応じて適切な量に調整することができる。
【0012】また、本発明に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置において、前記差圧表示手段は、少なくとも二色の発光部を備え、前記差圧測定手段によって測定された差圧が陽圧の場合、前記発光部のうち一の発光部を発光させ、前記差圧測定手段によって測定された差圧が陰圧の場合、他の発光部を発光させるよう構成しても良く、このように構成することにより、着用者は、面体内の差圧を容易に認識することができ、面体内への給気量を増減させることにより、面体内に送風する空気量を着用者に応じて適切な量に調整することができる。この場合、前記差圧表示手段は、前記少なくとも二色の発光部をそれぞれ二以上設け、前記差圧測定手段によって測定される差圧の量に応じて発光させる発光部の数を変化させるよう構成しても良く、このように構成することにより着用者は、例えば陰圧状態になった面体内の差圧の量を容易に認識することができるので、増量する面体への適切な送量を容易に決することができる。
【0013】さらに、前記差圧表示手段は、前記差圧測定手段によって測定されている間の最も低い差圧を表示するよう構成されていることが好ましく、このように構成することにより面体内が一時的に陰圧状態になった場合であっても、最も低い差圧を認識することができるので、面体内の陰圧状態を見逃すことを防止できる。
【0014】またさらに、本発明に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置において、前記差圧表示手段は、前記差圧測定手段によって測定された差圧を単に数値で表示するよう構成しても良く、また二色以上の発光部を備え、前記差圧測定手段によって測定された差圧の量に応じて発光させる発光部の色を変化させても良い。なお、本発明に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置は、給気式呼吸用保護具と一体に設けても良く、また別体として設けても良い。給気式呼吸用保護具と一体に設ける場合、前記差圧表示手段は、面体の着用者が面体を着用した際に見える位置に設けられていることが好ましく、このように構成することによって面体内が陰圧状態となっていることを着用者自身が認識することができ、着用者自身が、面体内への給気量を増量させることにより、面体内に送風する空気量を適切な量に調整することができる。また、給気式呼吸用保護具と別体として設ける場合、前記面体内と前記差圧測定手段を連通する第1連通手段と、外気と前記差圧測定手段を連通する第2連通手段と、を備えていることが好ましい。
【0015】また、上記第2の目的を達成するため、本発明は、上述した給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置と、前記空気送風部の給気量を調整する給気量調整部と、を備えた給気式呼吸用保護具の給気量調整装置であって、該給気量調整部は、前記差圧測定手段によって測定された差圧が陰圧である場合に給気量を増量させるよう構成されていることを特徴とするものである。
【0016】このように構成することにより、面体内に陰圧が生じた場合に面体内への給気量が自動的に着用者に応じた適切な量に増量され、陰圧状態を回避することができる。本発明に係る給気式呼吸用保護具の給気量調整装置において、前記給気量調整部は、前記差圧測定手段によって測定された差圧の量に基づいて増量させる給気量を決定するよう構成されていることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置の第1実施例について図面に基づいて説明する。第1実施例に係る差圧測定装置Xは、給気式呼吸用保護具と一体に設けられている。図1は、第1実施例に係る差圧測定装置Xが装着された給気式呼吸用保護具を着用者が着用した状態を示す斜視図であり、図2は、第1実施例に係る差圧測定装置Xの概念図である。
【0018】給気式呼吸用保護具10は、図1に示すように、少なくとも口及び鼻を覆う面体12と、面体12に空気を送風する空気送風部14と、面体12と空気挿入部14を繋ぐチューブ16と、を備えており、空気挿入部14から常に一定量の空気をチューブ16を介して面体12内に送風するよう構成されている。空気挿入部14には、摘み15が設けられており、この摘み15を回転することによって、面体12内への給気量を調整することができるよう構成されている。
【0019】第1実施例に係る差圧測定装置Xは、図2に示すように、面体12内の気圧と外気圧との差圧を測定する差圧測定部18と、差圧測定部18によって測定された差圧を表示する差圧表示部20と、スタートスイッチ30と、リセットスイッチ32と、これら差圧測定部18、差圧表示部20などを制御する制御部34と、を備えている。
【0020】差圧測定部18は、空気送風部14内に設けられており、給気式呼吸用保護具10のチューブ16を介して面体12内に連通する第1チューブ22と外気に連通する第2チューブ24に接続されている。差圧測定部18は、第1チューブ22を介して検知される面体12内の気圧から第2チューブ24を介して検知される外気圧を引くことにより面体12内の気圧と外気圧の差圧を計測できるよう構成されている。
【0021】差圧表示部20は、5つの赤色発光ダイオード26a、26b、26c、26d、26eと、これらの発光を制御する発光ダイオード制御部28と、を備えている。これら赤色発光ダイオード26a、26b、26c、26d、26eは、図1に示すように面体12の着用者が面体12を着用した際に見える位置に設けられている。発光ダイオード制御部28は、差圧測定部18によって差圧を測定している間の最も低い差圧を一時的に記憶し、その記憶された差圧が、マイナス10Paのとき一つの赤色発光ダイオード26aを、マイナス30Paのとき二つの赤色発光ダイオード26a、26bを、マイナス50Paのとき三つの赤色発光ダイオード26a、26b、26cを、マイナス100Paのとき四つの赤色発光ダイオード26a、26b、26c、26dをマイナス300Paのとき五つの赤色発光ダイオード26a、26b、26c、26d、26eを発光するよう構成されている。したがって、面体12内が一時的に陰圧状態になった場合であっても、着用者は、差圧測定後、発光されているダイオードを見ることによって、面体内の陰圧状態を容易に認識することができる。
【0022】スタートスイッチ30は、第1本実施例に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置Xの動作を開始させるスイッチであり、リセットスイッチ32は、赤色発光ダイオード26a、26b、26c、26d、26eの発光状態を消光状態にさせるスイッチである。これらスタートスイッチ30及びリセットスイッチ32は、空気送風部14の表面に設けられている。
【0023】次に、第1本実施例に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置Xの動作について説明する。先ず、着用者に第1実施例に係る差圧測定装置Xが装着された給気式呼吸用保護具10を着用させた後、空気送風部14の摘み15を回転して、所定の給気量、例えば85リットル/分の空気を空気送風部14から面体12内に送風する。次に、スタートスイッチ30をONにすることによって、第1実施例に係る給気式呼吸用保護具10の差圧測定装置Xによる測定を開始する。差圧測定装置Xの測定開始後、着用者に踏み台昇降運動など所定の運動及び所定の発声練習を行わせる。この際、差圧測定部18は、所定の運動による呼吸の乱れ、又は所定の発声による呼吸によって変化する面体12内の気圧と外気圧の差圧を測定し、差圧表示部20の発光ダイオード制御部28は、差圧測定部18によって差圧を測定している間の最も低い差圧を一時的に記憶し、その記憶された差圧に応じて赤色発光ダイオード26a、26b、26c、26d、26eを発光する。そして、所定の運動及び発声練習後、着用者は、発光している赤色発光ダイオード26a、26b、26c、26d、26eを見ることによって、面体12内が陰圧状態になったか、及びその際の差圧の量を認識でき、発光しているものに応じて空気送風部14の摘み15を調整することにより面体12内への給気量を適切な量に調整する。例えば、3つの赤色発光ダイオード30a、30b、30cが発光している場合、その発光している数に応じて給気量を増やすことにより、面体12内が陰圧状態になるのを回避することができる。最後にリセットスイッチ32をONにすることによって、発光している赤色発光ダイオード26a、26b、26c、26d、26eを消光させる。
【0024】次に、本発明に係る給気式呼吸用保護具の給気量調整装置の実施例について図面に基づいて説明する。本実施例に係る給気式呼吸用保護具の給気量調整装置Yは、図3に示すように上述した第1実施例に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置Xと、空気送風部14の給気量を調整する給気量調整部36と、を備えている。
【0025】給気量調整部36は、差圧測定部18によって測定された差圧が陰圧である場合に、差圧測定部18によって測定された差圧に基づいて給気量を増量させるよう構成されている。例えば、差圧測定部18によって測定された差圧がマイナス10Paの場合、増量させる給気量は、少量であるが、差圧がマイナス100Paの場合、増量される給気量を多量にする。
【0026】このように構成することにより、面体内に陰圧が生じた場合に面体内への給気量が自動的に着用者に応じた適切な量に増量され、陰圧状態を回避することができる。
【0027】次に、本発明に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置の第2実施例について説明する。第2実施例に係る差圧測定装置Zは、給気式呼吸用保護具と別体で設けられている。図4は、第2実施例に係る差圧測定装置Zの斜視図であり、図5は、その概念図である。
【0028】第2実施例に係る差圧測定装置Zは、ハウジング38と、ハウジング38内に設けられ、面体12内の気圧と外気圧との差圧を測定する差圧測定部18と、差圧測定部18によって測定された差圧を表示する差圧表示部20と、スタートスイッチ30と、リセットスイッチ32と、これら差圧測定部18、差圧表示部20などを制御する制御部34と、を備えている。
【0029】ハウジング38の前面側には、面体12内に連通する第1チューブ(図示省略)に接続可能な第1連通ジョイント40と外気に連通する第2チューブ(図示省略)に接続可能な第2連通ジョイント42が設けられている。差圧測定部18は、これら第1連通ジョイント40と第2連通ジョイント42に接続されており、第1チューブ及び第1連通ジョイント部40を介して検知される面体12内の気圧から第2チューブ及び第2連通ジョイント部42を介して検知される外気圧を引くことにより面体12内の気圧と外気圧の差圧を計測できるよう構成されている。
【0030】差圧表示部20は、ハウジング38の表面に設けられた5つの緑色発光ダイオード44a、44b、44c、44d、44eと、同様にハウジング38の表面に設けられた5つの赤色発光ダイオード26a、26b、26c、26d、26eと、ハウジング38内に設けられ、これら発光ダイオードの発光を制御する発光ダイオード制御部28と、を備えている。発光ダイオード制御部28は、差圧測定部18によって差圧を測定している間の最も低い差圧を一時的に記憶し、その記憶された差圧が、プラス10Paのとき一つの緑色発光ダイオード44aを、プラス30Paのとき二つの緑色発光ダイオード44a、44bを、プラス50Paのとき三つの緑色発光ダイオード44a、44b、44cを、プラス100Paのとき四つの緑色発光ダイオード44a、44b、44c、44dをプラス300Paのとき五つの緑色発光ダイオード44a、44b、44c、44d、44eを発光し、マイナス10Paのとき一つの赤色発光ダイオード26aを、マイナス30Paのとき二つの赤色発光ダイオード26a、26bを、マイナス50Paのとき三つの赤色発光ダイオード26a、26b、26cを、マイナス100Paのとき四つの赤色発光ダイオード26a、26b、26c、26dをマイナス300Paのとき五つの赤色発光ダイオード26a、26b、26c、26d、26eを発光するよう構成されている。
【0031】第2実施例に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置Zによれば、面体12内が陽圧の状態の場合も把握できるので、面体12内への給気量が多すぎる場合も給気量を減らすことにより、適切な給気量に調整することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る給気式呼吸用保護具の面体内の差圧測定装置によれば、面体内の気圧から外気圧を引いた差圧が表示されるので、着用者は、面体内の差圧を認識することができ、例えば着用者に踏み台昇降運動などの所定の運動や所定の発声練習を行わせた際に面体内に陰圧が生じた場合に、面体内への給気量を増量させることにより、面体内に送風する空気量を着用者に応じて適切な量に調整することができる。
【0033】また、本発明に係る給気式呼吸用保護具の給気量調整装置によれば、面体内に陰圧が生じた場合に面体内への給気量が自動的に着用者に応じた適切な量に増量されるので、陰圧状態を回避することができる。
【出願人】 【識別番号】000181767
【氏名又は名称】柴田科学株式会社
【出願日】 平成14年4月25日(2002.4.25)
【代理人】 【識別番号】100064539
【弁理士】
【氏名又は名称】右田 登志男 (外1名)
【公開番号】 特開2003−310775(P2003−310775A)
【公開日】 平成15年11月5日(2003.11.5)
【出願番号】 特願2002−124172(P2002−124172)