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【発明の名称】 緊急避難装置
【発明者】 【氏名】市川 文胤

【要約】 【課題】規格化や既製品化が容易であり、構造が簡潔で、製作コストや建物などへの取付コストを低廉にでき、二階以上の高さを有する建物などが既設、新設に係わらず簡単に取付けることができる緊急避難装置を提供する。

【解決手段】建物の窓下の外壁面などに人が緊急避難できるスペースと強度を有する装置を設置し、建物などで火災などでの発生時や、地震発生時に、火災及び/又は煙などにより、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、上記装置がシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンを形成しながら自動的に水平に開放するとともに、開放されたシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンから下向きに避難梯子が展開するように構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ビルなどの二階以上の高さを有する建物などの窓下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに、人が一時的に緊急避難できるスペースを有する緊急避難装置を設置し、建物などで火災などが発生したとき、火災及び/又は煙などにより、感知器が作動し、又は、手動レバーを作動し、その作動に連動して、上記緊急避難装置が窓の外側、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに、緊急広場(以下シェルターラウンジという)を形成しながら自動的に水平に開放するように構成することを特徴とする緊急避難装置。
【請求項2】 請求項1記載の緊急避難装置において、建物などの窓下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに設置した枠と、この枠の基端間に、人が数人乗れる程度の面積と強度を有するように成形し、かつ、上記枠に対して開閉自在に取付けた床チェッカープレートと、建物などで火災などが発生したとき、火災及び/又は煙などにより、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、上記枠の内側に閉鎖状態に支持されている床プレートを自動的に水平に開放させる機構と、上記枠に設けた両側壁の上方部分と、上記床プレートに設けた両側壁の前方部分との間に連結し、かつ、屈折自在に連結した連結バーと、上記床プレートが水平に開放されたところで、上記連結バーを直線状に掛け止めるストッパーとで、組み立てられることを特徴とする緊急避難装置。
【請求項3】 請求項1、2記載の緊急避難装置において、上記枠の内側上方部に設置した手摺りと、同上方部に設置した頭の上から覆る不燃シート及び/又は足元から覆る不燃避難袋とが設けられることを特徴とする緊急避難装置。
【請求項4】 ビルなどの二階以上の高さを有する建物などの各階に設けられた窓の下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに、人が緊急避難できるスペースを有し、かつ、折り畳み展開可能に組み立てられた避難梯子が内蔵されている緊急避難装置を閉鎖状態に設置しておき、建物で火災などが発生したときには、火災及び/又は煙により、又は、地震などの災害が発生したときには、震動などの信号により、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、上記避難装置が各階に設けられた窓の外側、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに、シェルターラウンジ、又は、緊急避難通路(以下シェルターゾーンという)を形成しながら自動的に水平に開放させるとともに、上記避難梯子が自動的に上のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンから下のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンに向けて展開するように、構成することを特徴とする緊急避難装置。
【請求項5】 請求項4記載の緊急避難装置が、建物などの各階に設けられた窓の下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに設置した枠と、この各枠の基端間に、人が数人乗れる程度の面積と強度を有するように成形し、かつ、上記各枠に対して開閉自在に取付けた各床プレートと、この各床プレートに折り畳まれた状態に内蔵された各避難梯子と、建物で火災が発生したときには、火災及び/又は煙により、又は、地震などの災害が発生したときには、震動などの信号により、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動させ、その作動に連動して、上記各枠の内側に閉塞状態に支持されている各床プレートを自動的に水平に開放させる機構と、水平に開放された各床プレートから各避難梯子を自動的に直下の床プレートに向けて展開させる機構とで、組み立てられていることを特徴とする緊急避難装置。
【請求項6】 請求項4、5記載の緊急避難装置において、手摺りを内蔵し、上記枠の内側上方部には、頭の上から覆る不燃シートを巻き取る巻き取りシャフトが設置されていることを特徴とする緊急避難装置。
【請求項7】 請求項4、5、6記載の緊急避難装置が、各階に設けられているトイレの窓の下の外壁面に設置されていることを特徴とする緊急避難装置。
【請求項8】 請求項5、6、7記載の緊急避難装置において、各床プレートが、鉄板の上下両面に耐火ボードを張り付けてなることを特徴とする緊急避難装置。
【請求項9】 請求項5、6、7、8記載の緊急避難装置において、上記各床プレートが、上記各枠の内側に閉鎖状態に支持された状態で、それらの外壁面に、建物の外壁面に施されている模様などの装飾と同じ装飾が施されていることを特徴とする緊急避難装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ビルなどの二階以上の高さを有する建物などで、火災、地震などの災害が発生したときに、建物などの内部にいる人々が緊急に避難できるように構成された緊急避難装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のビルなどの建物で一旦火災が発生した場合に、建物内にいる人々が一時的に避難するスペースとして、電動式の防火シャッターや防火扉などが使用されていた。この防火シャッターや防火扉などは、それらの設置場所が異なり、それぞれの寸法に合わせて製作しなければならないために、規格化、既製品化することが困難であり、構造も複雑で、製作コストや建物内への取付コストが高価になるという欠点があった。また、防火シャッターや防火扉などでは、緊急避難の役目を果たす機能は不十分であった。なお、外壁面にベランダや非常階段や避難梯子が設けられていない建物においては、緊急避難に対応できなっかた。なお、近年、多くのビルの火災で煙により尊い命が失われていることから、各特定行政庁や国土交通省の建築指導課では、有効期間にとらわれず、既存不定格になっているため、何らかのリニューアル工事を行うときは、併せて改修しなければならないと、平成14年の建築基準法の改正により、定めらる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の防火シャッターや防火扉などにおける欠点を解消しうる緊急避難装置を提供し、併せて上記建築基準法の改正に適合するシェルターラウンジとシェルターゾーンを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明は、(1) 請求項1の緊急避難装置は、ビルなどの二階以上の高さを有する建物などの窓下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに、人が一時的に緊急避難できるスペースを有する緊急避難装置を設置し、建物などで火災などが発生したとき、火災及び/又は煙などにより、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、上記緊急避難装置が窓の外側、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに、シェルターラウンジを形成しながら自動的に水平に開放するように構成されることを特徴とする。
(2) (1)項記載の緊急避難装置において、建物などの窓下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに設置した枠と、この枠の基端間に、人が数人乗れる程度の面積と強度を有するように成形し、かつ、上記枠に対して開閉自在に取付けた床プレートと、建物などで火災などが発生したとき、火災及び/又は煙などにより、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、上記枠の内側に閉鎖状態に支持されている床プレートを自動的に水平に開放させる機構と、上記枠に設けた両側壁の上方部分と、上記床プレートに設けた両側壁の前方部分との間に連結し、かつ、屈折自在に連結した連結バーと、上記床プレートが水平に開放されたところで、上記連結バーを直線状に掛け止めるストッパーとで、組み立てられていることを特徴とする。
(3) (1)項、(2)項記載の緊急避難装置において、上記枠の内側上方部にした手摺りと、同上方部に設置した頭の上から覆る不燃シート及び/又は足元から覆る不燃避難袋とが設けられることを特徴とす。
(4) ビルなどの二階以上の高さを有する建物などの各階に設けられた窓の下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに、人が緊急避難できるスペースを有し、かつ、折り畳み展開可能に組み立てられた避難梯子が内蔵されている緊急避難装置を設置しておき、建物で火災が発生したときには、火災及び/又は煙により、又は、地震その他の災害が発生したときには、震動などの信号により、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、上記緊急避難装置が各階に設けられた窓の外側、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難を必要とする出入口の外側などに、シェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンを形成しながら開放させるとともに、上のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンから下のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンに向けて展開させるように、構成することを特徴とする。
(5) 請求項5記載の緊急避難装置は、建物などの各階に設けられた窓の下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに設置した枠と、この各枠の基端間に、人が数人乗れる程度の面積と強度を有するように成形し、かつ、上記各枠に対して開閉自在に取付けた各床プレートと、この各床プレートに折り畳まれた状態に内蔵されてた避難梯子と、建物で火災が発生したときには、火災及び/又は煙により、又は、地震などの災害が発生したときには、震動などの信号により、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動させ、その作動に連動して、上記各枠の内側に閉塞状態に支持されている各床プレートを自動的に水平に開放させる機構と、水平に開放された各床プレートから各避難梯子を自動的に直下の床プレートに向けて展開させる機構とで、組み立てられていることを特徴とする。
(6) 請求項6記載の緊急避難装置は、手摺りを内蔵し、上記枠の内側上方部には、頭の上から覆ぶる不燃シートを巻き取る巻き取りシャフトが設置されていることを特徴とする。
(7) 請求項7記載の緊急避難装置が、各階に設けられているトイレの窓の下の外壁面に設置されていることを特徴とする。
(8) 請求項8記載の緊急避難装置において、各床プレートが、鉄板の上下両面に耐火ボードを張り付けてなることを特徴とする。
(9) 請求項9記載の緊急避難装置は、上記各床プレートが、上記各枠の内側に閉塞状態に支持されている状態で、それらの外壁面に建物の外壁面に施されている模様などの装飾と同じ装飾が施されていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の第一実施の形態について説明すると、ビルなどの二階以上の高さを有する建物などの壁面のうち、窓下の外壁面に、人が一時的に緊急避難できるスペースを有する緊急避難装置を設置する。ビルなどで火災が発生したとき、火災及び/又は煙により、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、枠の内側に閉鎖状態に支持されていた床プレートがシェルターラウンジを形成しながら自動的に水平に開放するように、すなわち、広がるように構成する。この緊急避難装置は、建物などの窓下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに設置した枠と、この枠の基端間に、人が数人乗れる程度の面積と強度を有するように成形し、かつ、上記枠に対して開閉自在に取付けた床プレートと、建物などで火災などが発生したとき、火災及び/又は煙などにより、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、上記枠の内側に閉鎖状態に支持されている床プレートを自動的に水平に開放させる機構と、上記枠に設けた両側壁の上方部分と、床プレートに設けた両側壁の前方部分との間に連結し、かつ、屈折自在に連結した連結バーと、床プレートが水平に開放されたところで、上記連結バーを直線状に掛け止めるストッパーと、上記枠の内側上方部に設置した手摺りと、同上方部に設置した頭の上から覆る不燃シート及び/又は足元から覆る不燃避難袋とにより構成される。
【0006】建物などで万一火災が発生した場合には、火災及び/又は煙などにより、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、枠の内側に閉鎖状態に支持されている床プレートが窓の下の外にシェルターラウンジを形成しながら自動的に水平に開放移動するので、建物内にいる人が、窓を開け、あるいは、窓のガラスを割って、上記床プレートの上に出ることができる。窓の外に出たら、腰をおろして、手摺りにつかまり、火の子や熱風が窓から吹き出す場合には、枠内に予め設置されている巻き取りシャフトに巻き込んである不燃シートを引き出して、頭の上から覆り、また、下方から炎や熱風が吹き上がる場合には、足元に設置してある不燃避難袋を覆り、炎や熱風を防ぐことができる。このように一時的に避難していれば、消防士などが救助に来るまでの間、シェルターラウンジとして活用できる。
【0007】上記本発明の第一実施の形態の項で説明した緊急避難装置は、ビルなどの二階以上の高さを有する建物などの窓下の外壁面に限らず、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに設置することもある。また、同装置は、新設の建物はもちろん、既設のビルなどの二階以上の高さを有する建物などの窓下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに後付けすることもできる。また、同装置を新設のビルなどの二階以上の高さを有する建物などに始めから設置する場合、窓下の外壁面などに、例えば、美感的に問題がないように内蔵するなど、デザインに支障のないように設計して設置することもある。
【0008】次ぎに、本発明の第二実施の形態について説明すると、ビルなどの二階以上の高さを有する建物などの各階に設けられた窓の下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難を必要とする出入口の外側などに、人が緊急避難できるスペースを有し、かつ、折り畳み展開可能に組み立てられた各避難梯子が内蔵されている緊急避難装置を設置しておく。
【0009】建物で火災が発生したときには、火災及び/又は煙により、又は、地震などの災害が発生したときには、震動などの信号により、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、上記各緊急避難装置が、各階に設けられた窓の外側にシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンを形成しながら自動的に水平に開放するとともに、上記各避難梯子が自動的に上のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンから下のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンに向けて展開するように構成する。
【0010】この各緊急避難装置は、例えば、建物の各階に設けられた窓の下の外壁面に設置した枠と、この各枠の基端間に、人が数人乗れる程度の面積と強度を有するように成形し、かつ、上記各枠に対して開閉自在に取付けた各床プレートと、この各床プレートに折り畳まれた状態に内蔵された各避難梯子と、建物で火災が発生したときには、火災及び/又は煙により、又は、地震その他の災害が発生したときには、震動などの信号により、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動させ、その作動に連動して、上記各枠の内側に閉塞状態に支持されている各床プレートを自動的に水平に開放させる機構と、水平に開放された各床プレートから各避難梯子を自動的に直下の床プレートに向けて展開させる機構(ビルの二階に設けられた窓の下の外壁面に設置された緊急避難装置では、それの床プレートを地上に向けて展開させる機構)とで組み立てられる。
【0011】以上のように組み立てられた各緊急避難装置では、ビルの各階に設けられた窓の下の外壁面に設置された状態において、建物などで、万一、火災が発生した場合や、地震などの災害が発生した場合には、各プレートが、各階に設けられている窓の外にシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンを形成しながら自動的に水平に開放されるとともに、水平に開放された各床プレートから避難梯子が自動的に直下の床プレートに向けて展開するので、建物の各階にいる人々が窓を開けたり、あるいは、窓のガラスを割って、上記各床プレートの上に出ることができる。窓の外に出たら、シェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンと、上のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンから下のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンに向けて展開している各避難梯子を通って地上へ緊急避難できる。
【0012】同装置では、建物の外部に通じる窓の外にシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンを設置することにより、火災が発生した場合においても、隣のビル、又は、非常階段など設置されているシェルターゾーンを通って緊急避難をすることもできるのである。既存の建物に非常階段を新たに設置することは現在の状況下では難しいけれども、シェルターラウンジやシェルターゾーンなどを設置すれば、非常階段を新たに設置したのと同じ目的を果たすことができるのである。
【0013】本発明の第二実施の形態の項で説明した緊急避難装置は、新設の建物はもちろん、既設のビルの二階以上の高さを有する建物の各階に設けられた窓の下の外壁面、各階に設けられたベランダの外側、各階に設けられた非常階段の外側、その他、各階に設けられた緊急避難の必要がある出入口の外側などに後付けすることができる。また、同装置を新設のビルなどの二階以上の高さを有する建物に始めから設置する場合には、各窓の下の外壁面に、例えば、美感的に問題がないように内蔵したり、各床プレートが、各枠の内側に閉鎖状態に支持された状態において、その外側面に、建物の外壁面に施されている模様、例えば、タイル模様などの装飾と同じ装飾を施したりするなど、デザインに支障のないように設計して設置することもある。このように設計すれば、タイル模様などの装飾が施されている外壁面が一瞬にして、自動的に、又は、手動操作により加動して、人がいち早く窓の外に緊急避難できる。
【0014】上記本発明の第二実施の形態の項で説明した緊急避難装置には、建物内にいる人々が緊急避難する過程において、自分の身体の動揺を防ぐための手摺りや、窓から吹き出す火炎、又は、熱風を防ぐために頭の上から覆ぶる不燃シートを設置することもある。また、同装置を構成する床プレート、例えば、3.2mmの鉄板の上下両面に耐火ボードを張り付けることもある。
【0015】上記発明の第一、第二実施の形態の項で説明した緊急避難装置では、枠の前方に床プレート、すなわち、足元落下防止パネルが自動的に広がるとともに、その上部に設けられた階段の踏板パネルも同時に広がるように構成することもある。それらによって形成されるシェルターラウンジ・シェルターゾーンも自動的に連動して、緊急避難することができる。但し、一階のフロア、又は、事情より外部の人が勝手に出入りすることができないようにする。それは、地上3メートル位の所からはシェルターゾーンに梯子を内蔵させてあるので、下からは、勝手に登ることはできないようになっている。よって、このシェルターゾーンは、隣のビルとビルの隙間に設置することができる。非常時以外は、自社などの建物に密着して取付けてあるので、隣の土地・建物を侵略することはないけれども、万一、火災が発生した場合には、両方のビルなどが兼用して利用することもできる。また、両者(ビルの隣同士)の話し合いにおいて設置すれば、経費も安くして設置することができる。自社のビルに設置したいと思っても、自社のビルの土地が狭くて、緊急避難装置を設置するスペースがないと思われる場所でも、上記シェルターゾーンは、その大きさや形状などをその設置場所に合わせて製作することができるので、様々な場所に対応できる。
【0016】
【実施例】以下図1ないし図8にもとづいて本発明の一実施例を説明すると、図1、図2、図4、及び図5において1はビルの壁面2に設けた窓、図1において3は緊急避難装置(図6で斜線を付した部分)で、図6及び図7に示すように窓1の下の外壁面にスチール製の枠4を配置して、アンカーボルト5などで設置し、枠4の基端間には、人6が数人乗れる程度の面積と強度を有するスチール製の床レート7を枠4に対して開閉自在に取付けてある。この取付方には、例えば、床プレート7の周辺から立ち上がるように固定したスチール製の側壁8のうち、両側壁9、10の後端部をボルト11とナット12により、床プレート7がボルト11とナット12を支点にして開閉自在となるように支持する構成を採用する。枠4の両側壁13、14の上方部分と、床プレート7の両側壁9、10の前方部分との間には、ビス15などにより屈折自在に連結したスチール製の連結バー16、17の両端をビス18などによりそれぞれ連結し、この連結バー16、17には、床プレート7が図2に示すように水平に開放されたところで、図3に示すように連結バー16、17が直線状に掛け止められるストッパー19を取付け、連結バー16、17に接近した位置において、枠4の両側壁の上方部分と、床プレート7の両側壁9、10の前方部分との間には、床プレーと7を枠4から水平に開放するように付勢する構成、例えば、押ばね(図中省略)を連結し、この押しばねの弾力に抗して床プレーと7を枠4の内側へ閉塞状態に押し込めたところで、枠4から床プレーと7に自動的に、又は、手動により掛け止める掛金(図中省略)を設け、枠4の内側の上方部には、図5に示すようにスチール製の手摺り20と、不燃シート21を巻き取るスチール製の巻き取りシャフト22を取付ける。
【0017】上記構成よりなる緊急避難装置3では、平常時において、床プレート7が、図7に示すように枠4の内側に閉鎖状態に支持されている。火災発生時には、火災及び/又は煙により、感知器(図中省略)、例えば、火災感知器、又は、煙感知器が作動すると、その作動に連動して、上記掛金が自動的に、又は、手動により床プレート7から外れるので、上記押しばねの弾力が床プレート7に作用し、連結バー16、17がストッパー19によって直線状に掛け止められて、床プレート7が図7の矢印23で示すように自動的に水平に開放された状態に支持される。すなわち、窓1の下に床プレート7がシェルターラウンジを形成するように広がる。なお、上記実施例では、感知器の作動と連動して、掛金が床プレート7から外れる例について説明したが、本発明は、緊急避難する人が作動レバーを作動し、その作動に連動して、掛金が床プレート7から外れ、上記押しばねの作用により、緊急避難装置3が自動的に水平に開放されるように構成することもある。床プレーと7には、それが火炎の熱で変形するのを防ぐ複数の補強材24を固定する。また、火災などの発生時に、感知器の作動に連動して建物内で動作する警報ベルや警報ランプなどを設置することもある。
【0018】上記のように床プレート7が水平に開放された状態において、室内にいる人6が窓1を開けたり、窓1のガラスを割ったりして、図2及び図8に示すように窓1の外に出る。窓1の外に出たら、床プレート7の上に乗り、腰をおろして、手摺り20につかまり、火の子や熱風が窓1から吹き出る場合には、不燃シート21を巻き取りシャフト22から引き出して、頭の上から覆り、下から炎や熱風が吹き上がる場合には、足元に設置されている不燃避難袋(図中省略)を覆り、炎や熱風を防ぐようにして、一時的に避難する。不燃シート21や不燃避難袋は、ガラス繊維などの不燃材で製作されたものを使用する。
【0019】緊急避難装置3を上記のように使用した後、床プレート7をそれに予め連結しておいた耐火ロープにより上記押しばねの弾力に抗して図8の矢印25で示すように引き戻して行き、図7に示すように元位置へ復帰させて、枠4から床プレート7に上記掛金を自動的に、又は、手動により掛け止めるようにすをれば、緊急避難装置3を何回でも簡単に再利用できる。緊急避難装置3を作動させると、隣の敷地の方へ張り出してしまう場合があるが、火災などの緊急時においては、許されることと思われる。
【0020】以下図9ないし図24にもとづいて本発明の別の実施例を説明すると、図9ないし図11、図13ないし図15において26はビルの壁面27の各階に設けられた窓、28は窓26のうち、上下方向の各窓の下の外壁面に設置した緊急避難装置で、これらの緊急避難装置28は、図9ないし図11に示すように人が緊急避難できるスペースを有し、かつ、折り畳み展開可能に組み立てられた各避難梯子29を内蔵してなる。
【0021】各緊急避難装置28は、例えば、図12に示すように窓26の下の外壁面に設置したスチール製の枠30と、枠30の基端間に、人が数人乗れる程度の面積と強度を有するように成形し、かつ、枠30に対して開閉自在となるように取付けたスチール製の床プレート31と、図9ないし図11に示すように床プレート31の一部に設けられたスチール製の収納ケース32と、収納ケース32に折り畳まれた状態で内蔵されたスチール製の避難梯子29と、建物で火災が発生したときには、火炎及び/又は煙により、又は、地震などの災害が発生したときには、震動などの信号により、感知器(図中省略)が作動し、又は、作動レバー(図中省略)を作動し、その作動に連動して、枠30の内側に閉鎖状態に支持されている床プレート31を自動的に水平に開放させる機構、例えば、図12に示した自在大型タスキ丁番33と、水平に開放された床プレート31から避難梯子29を自動的に直下の床プレート7に向けて展開させる機構(図中省略)とで組み立てられている。なお、ビルの外壁面に避難梯子が自動的、又は、半自動的に下向きに展開するのを誘導して、避難梯子が横揺れするのを防ぐように構成された誘導溝を設けることもある。
【0022】床プレート31を自在大型タスキ丁番33の弾力に抗して枠30の内側へ押し込めたところで、枠30から自動的に、又は、手動により床プレート31に掛け止めることにより、床プレート31を枠30内に閉鎖状態に支持する掛金(図中省略)が取付けられる。
【0023】緊急避難装置28には、図12に示すように簡易手摺り34が床プレート31に折り畳まれるように内蔵されている。この簡易手摺り34は、床プレート31が枠30から水平に開放されたところで、その開放動力を受けて自動的に立ち上がるように構成されている。枠30の上には、感知器を接続するための煙管連動端子35が設置されている。枠30の内側上方部には、頭の上から覆ぶる不燃シート36(図24参照)を巻き取る巻き取りシャフト37aと、手摺りバー37bとが設置されている。
【0024】床プレート31には、図12に示すように鉄板の上下両面に耐火ボード38、39が張り付けられている。また、床プレート31が枠30の内側に閉鎖状態に支持された状態において、その外側面に、建物の外壁面に施されている模様などの装飾と同じ装飾、例えば、図10に示すようなタイル模様を施すようにする。
【0025】上記の構成よりなる緊急避難装置28では、建物で火災が発生したときには、火災及び/又は煙により、又は、地震などの災害が発生したときには、震動などの信号により、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動させ、その作動に連動して、上記掛金が自動的に、又は、手動により床プレート31から外れるので、自在大型タスキ丁番33の弾力が床プレート31に作用し、床プレート31が図13ないし図15に示すように自動的に水平に開放されて、各階に設けられた窓26の下にシェルターラウンジが形成されるとともに、収納ケース32が自動的に開放されて、避難梯子29が上の床プレートから下の床プレートに向けて展開する。なお、上記実施例では、感知器の作動と連動して掛金が床プレート31から外れる例について説明したが、本発明は、緊急避難する人が作動レバーを作動し、その作動に連動して、掛金が床プレート31から外れ、自在大型タスキ丁番33の弾力の作用により、緊急避難装置28が自動的に水平に開放されるように構成することもある。
【0026】上記のように床プレート31が自動的に水平に開放されて、窓26の下にシェルターラウンジが形成され、簡易手摺り34が床プレート31から自動的に立ち上がるとともに、避難梯子29が上の床プレートから下の床プレートに向けて自動的に展開された状態において、室内にいる人が窓26を開けたり、窓26のガラスを割ったりして、窓26の外に出る。窓26の外に出たら、シェルターラウンジ、避難梯子29の順に通って自力で地上へ緊急避難できる。この緊急避難の過程において、窓26から火炎や熱風が吹き出す場合には、巻き取りシャフト37aに巻き取られている不燃シート36を引き出して、頭の上から覆ぶることにより、火炎や熱郛を防ぐことができる。
【0027】図16及び図17には、本発明に係る緊急避難装置が、ビルなどの二階以上の高さを有する建物の各階に設けられたトイレの窓の下の外壁面に設置される実施例が示されている。上記両図において41はトイレ、42はトイレ41の窓、43は窓42の下の外壁面に設置された緊急避難装置で、これは、人が乗れる程度の面積を有し、かつ、窓42の下の外壁面に開閉自在に設置したスチール製の床プレート44と、床プレート44の一部に取付けたスチール製の収納ケース45と、収納ケース45に折り畳まれた状態で内蔵されたスチール製の避難梯子46とで組み立てられおり、平常時には、図16に示すように床プレート44が窓42の下の外壁面に閉塞した状態に支持され、火災発生時、地震発生時などの非常時には、図17に示すように床プレート44が感知器の作動、又は、作動レバーの作動に連動して、自動的に水平に開放され、窓42の下にシェルターラウンジを形成した状態に支持されるとともに、収納ケース45が床プレート44の開放に連動して、自動的に開放され、避難梯子46が自動的に下向きに展開するように構成されている。なお、下向きに展開された避難梯子46から地上に向けてシェルターゾーンを形成するように構成された緊急避難装置を設置する。
【0028】因みに、雑居ビルなど既存の建物において、日常使用されているトイレにおいては、トイレに行く通路に物が置かれていて、出入りが困難になっている雑居ビルなどはないので、火災発生時、地震発生時などの非常時において、トイレの窓より緊急避難できる装置が設置されていれば、スムーズに緊急避難できるものである。従来の建物においては、トイレは個室であるために、トイレの窓は、一般的に明かり取りを目的とし、一部は換気を目的として設計されていたが、近年のビルの火災など非常の際に、トイレの窓から緊急避難できるように設計しておけば、いざという時には、避難通路として利用できる。なお、トイレのある場所は、ビルなどの建物の裏側や側面に設計されていることが多いので、シェルターゾーンなどを形成する緊急避難装置をビルなどの外壁面に設置しても、建築基準法に規定されている違反建築物にはならない。
【0029】シェルターゾーンなどに要する費用は、トイレの窓を改造する費用と、シェルターゾーン本体の費用と、その設置工事代のみで済むので、従来の非常階段などを設置することに比べて、大変安くすることができる。また、設置工事においても、隣同士のビルが設置して、兼用して両者が利用すれば、費用をより安くできる。
【0030】既存のトイレでは、窓を改造して建物の外部へ脱出できるように構成する。例えば、既存の窓の内側に、内開き用のサッシ枠を後付けにより設置したり、既存のトイレの内側にサッシを取付けることができない場合には、サッシのガラスをが割られたら、粉々になるガラスに取替えたりしておけば、火災発生時、地震発生時などの非常時において、サッシを内開きしたり、サッシのガラスを粉々に割ったりして、建物の外部へスムーズに緊急避難できる。その際、建物の外壁面に設置してあるシェルターラウンジに一時的に脱出した後、シェルターゾーンを通って、建物の外部に安全に脱出して、地上に緊急避難できる。
【0031】隣のビルとビルの隙間は、防火壁により保護されているので、シェルターゾーンを通って地上に降りられるように構成しておけば、人命救助に貢献できること確実である。また、新設のビルの場合には、設計する際に、トイレの窓を非常時にシェルターゾーンとして使用できるように組み込んでおけば、設置費用もより安くできる。外部よりの防犯対策としては、非常時以外は、緊急避難装置として使用できないので、外部よりビル内(室内)に侵入することはできない。
【0032】図18及び図19には、緊急避難装置の構成を変更した実施例が示してある。上記両図において47はビルなどの二階以上の高さを有する建物の各階に設けられた窓、48は最上階に設けられた窓46aの下の外壁面に設置した緊急避難装置で、これは、上記外壁面に設置したスチール製の枠49と、枠49の基端間に人が乗れる程度の面積を有するように成形し、かつ、枠49に対して開閉自在に取付けたスチール製の床プレート50と、感知器の作動、又は、作動レバーの作動に連動して、枠49の内側に閉鎖状態に支持されている床プレート50を自動的に水平に開放させる機構51とで組み立てられている。52は緊急避難装置48の横の外壁面に設置したスチール製の収納ケースで、平常時には、折り畳み展開可能に組み立てられた避難梯子53を折り畳んだ状態に内蔵するように閉塞させ、火災発生時、地震発生時などの非常時には、床プレート50と連動して自動的に水平に開放し、避難梯子53を自動的に下向きに展開させるように構成されている。54は収納ケース52と地上55との外壁面において、上下に間隔をおいた位置ごとに設置したスチール製の各収納ケースで、平常時には、折り畳み展開可能に組み立てられた各避難梯子56を折り畳んだ状態に内蔵するように閉塞させ、火災発生時、地震発生時などの非常時には、床プレーと50と連動して自動的に水平に開放し、各避難梯子56を自動的に下向きに展開させるように構成されている。57は下向きに開放された避難梯子53の下側と、各避難梯子56の下端側にそれぞれ取付けたストッパーで、これらのストッパー57を各収納ケース54の上面から突き出すように設けられた受金具58に自動的に受け止めさせて、避難梯子53、各避難梯子56がそれぞれ揺れ動かないようにしっかりと固定するものである。
【0033】上記の構成よりなる緊急避難装置では、建物などで火災が発生したときには、火災及び/又は煙により、又は、地震などの災害が発生したときには、震動などの信号により、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、図19に示すように枠49から開放機構59により床プレート50が自動的に水平に開放されて、窓47の下にシェルターラウンジが形成されるとともに、収納ケース52、各収納ケース54が床プレート50と連動して、自動的に開放されて、避難梯子53、各避難梯子56が窓47の下から地上付近まで繋がるように展開するので、ビルなどの最上階にいた人60が窓47開けたり、窓47のガラスを割ったりして、窓47の外に出る。窓47の外に出たら、シェルターラウンジ、及び、避難梯子53、各避難梯子56を通って自力で地上へ緊急避難できる。
【0034】図20ないし図24には、緊急避難装置の構成を変更した実施例が示してある。上記各図において61はビルなどの二階以上の高さを有する建物の各階に設けられた窓、62は各階で横方向に設けられている各窓61の下の外壁面ごとに設置した緊急避難装置で、これらは、上記外壁面に設置したスチール製の各枠63と、各枠63の基端間に、人が乗れる程度の面積を有するように成形し、かつ、各枠63に対して開閉自在に取付けたスチール製の各床プレーと64と、感知器の作動、又は、作動レバーの作動に連動して、各枠63の内側に閉塞状態に支持されている各床プレート64を自動的に水平に開放させる機構65(図24参照)と、各床プレーと64が自動的に水平に開放したとき、その開放動力を受けて自動的に立ち上がるように装着した各簡易手摺り66とで組み立てられている。67は各緊急避難装置62の間の外壁面に設置したスチール製の各収納ケースで、平常時には、折り畳み展開可能に組み立てられた各避難梯子68を図20ないし図22に示すように折り畳んだ状態に内蔵するように閉塞させ、火災発生時、地震発生時などの非常時には、各床プレート64と連動して、自動的に水平に開放し、各避難梯子68を下向きに展開させるように構成されている。
【0035】上記の構成よりなる緊急避難装置では、建物で火災が発生したときには、火災及び/又は煙などにより、又は、地震などの災害が発生したときには、震動などの信号により、感知器が作動し、又は、作動レバーを作動し、その作動に連動して、図23及び図24に示すように各枠63から各床プレート64が自動的に水平に開放されて、各簡易手摺り66が自動的に立ち上がり、各窓61の下にシェルターゾーンが形成されるとともに、各収納ケース67が各床プレート64と連動して、図23及び図24に示すように自動的に開放し、各避難梯子68が自動的に下向きに展開することにより、各階に設けられた横方向の各窓61の下に形成されている各シェルターゾーンが各避難梯子68によって繋がるので、建物内にいた人69が各窓61を開けたり、各窓61のガラスを割ったりして、各シェルターゾーン、各避難梯子68を通って自力で地上へ緊急避難できる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、叙上のように構成したから、次のような効果を奏する。
(1) 請求項1記載の緊急避難装置では、ビルなどの二階以上の高さを有する建物などが既設であると、新設であるとに係わらず、窓の下の外壁面に緊急避難装置を簡単に設置することができる。しかも、同装置をビルなどの二階以上の高さを有する建物などの窓の下の外壁面、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などに設置し、火災などが発生したとき、感知器の作動、又は、作動レバーの作動に連動して、同装置がシェルターラウンジを形成しながら自動的に開放するので、前記建築基準法の改正に適合した緊急避難装置を提供することができる。
(2) 請求項2記載の緊急避難装置では、従来の防火シャッターなどのように建物内に設置するものではなく、しかも、装置の構成を簡潔にすることができるため、企画化、既製品化が可能になり、製作コストや建物などへの取付コストを低廉にすることができる。また、建物の外壁面に限らず、ベランダの外側、非常階段の外側、その他、緊急避難の必要がある出入口の外側などにも簡単に設置することができる。
(3) 請求項3記載の緊急避難装置では、火災発生時、地震発生時などの非常時に、感知器の作動、又は、手動レバーの作動に連動して床チェッカープレートが自動的に水平に開放されるので、建物の窓下などにシェルターラウンジを即座に形成することができるため、建物内にいる人々が一時的に、しかも、安全に緊急避難することができて、消防士などによる救助を容易にすることができる。
(4) 請求項4記載の緊急避難装置では、請求項1及び請求項2記載の緊急避難装置における効果を発揮できるうえに、火災発生時、地震発生時などの非常時に、感知器の作動、又は、作動レバーの作動に連動して、窓の下に床プレートが自動的に水平に開放されて、シェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンが形成されるとともに、避難梯子が収納ケースから自動的に下向きに展開して、上のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンから下のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンに向けて展開するため、建物内にいる人々が消防士などによる救助を待つまでもなく、自力で地上へ緊急避難できる。
(5) 請求項5記載の緊急避難装置では、ビルなどの二階以上の高さを有する建物の各階に設けられた窓の下にシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンを形成するとともに、上のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンが下のシェルターラウンジ、又は、シェルターゾーンに避難梯子で繋がる緊急避難装置を簡単に設置できる。
(6) 請求項6記載の緊急避難装置では、建物内にいる人々が緊急避難する過程に置いて、手摺りを利用し、自分の身体の揺れ動きを防ぐことができ、しかも、窓から吹き出す火炎や熱風を不燃シートにより防ぐことができるため、安全に緊急避難できる。
(7) 請求項7記載の緊急避難装置では、火災発生時、地震発生時などの非常時において、建物内にいる人々がトイレの窓を利用してスムーズに緊急避難できる。
(8) 請求項8記載の緊急避難装置では、建物などで万一火災が発生した場合に、鉄板のみでは避難した人がすぐ焼き付いてしまうのを防ぐことができる。
(9) 請求項9記載の緊急避難装置では、既存のビルなどの建物の外壁面において、外観意匠を損なわずに緊急避難装置を設置することができる。
【出願人】 【識別番号】595008076
【氏名又は名称】市川 文胤
【出願日】 平成14年4月26日(2002.4.26)
【代理人】 【識別番号】100068216
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 一男
【公開番号】 特開2003−250918(P2003−250918A)
【公開日】 平成15年9月9日(2003.9.9)
【出願番号】 特願2002−127291(P2002−127291)