| 【発明の名称】 |
シート材製マスク |
| 【発明者】 |
【氏名】廣町 彰久 【住所又は居所】東京都北区神谷3丁目18番12号 株式会社平和クリエーション内
【氏名】藤本 豊次 【住所又は居所】東京都北区神谷3丁目18番12号 株式会社平和クリエーション内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シート材を加工して形成したシート材製のマスクであって、顔の鼻から口にかけての所定の領域を正面から覆える大きさ及び形状を有する正面部と、鼻から口にかけての領域の左右に隣接する所要の領域を覆うために設けられ、かつ正面部に連続している左右側面部とから成り、正面部は前方へ凸状に突出するように曲げられており、それによって鼻から口及び隣接の所要の領域を覆う立体構造が形作られていることを特徴とするシート材製マスク。 【請求項2】 シート材は、所定の大きさ、形状を有する紙製であり、当該シート材を折り曲げ或いは折り畳むことにより、正面部と左右側面部とが山折り線を境として連続した構成を有する請求項1記載のシート材製マスク。 【請求項3】 正面部が前方へ凸状に突出するように曲げるために、正面部の下部と左右側面部との境に折り畳まれるまち部が設けられており、かつ正面部の凸状が左右側面部にも及んでいる請求項1又は2記載のシート材製マスク。 【請求項4】 正面部と左右側面部とは、折り畳み又は接着のような簡単な固定手段によって一定の形状を保持し、かつ顔面に適合する立体構造を備える請求項1ないし3のいずれかに記載のシート材製マスク。 【請求項5】 正面部とそれ連続している左右側面部とから成るマスク本体の着用手段を有する請求項1ないし4のいずれかに記載のシート材製マスク。 【請求項6】 酸素等の吸引用のマスクとして使用するために、正面部にマスク内外を通じる小孔を有している請求項1ないし5のいずれかに記載のシート材製マスク。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シート材を加工して形成するシート材製のマスクに関するものである。 【0002】 【従来の技術】マスクには、いわゆる衛生マスクや、酸素吸入などに使われるもの等、様々のものがあり、衛生マスクにしても綿などの布類を用いるもの、不織布製のもの或いは使い捨ての紙製マスク等、多様な展開が見られる。しかしながら、従来の紙製マスクは型抜きの後に形状付け加工をし、糊付け等で組み立て、中空立体物を形成していたためコストが高く、また一定の形状を保つ剛構造を保持しているため顔の形状と合わない場合には大変使用しにくいものとなる。さらに、従来のマスクは専用性が高く、例えば吸入用マスクを衛生マスクに転用することは予測されていない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着目してなされたものであって、その課題は製造が著しく容易で、コストも安いシート材製マスクを提供することにある。また本発明の他の課題は、紙を折るだけで組み立てることができ、また廃棄やリサイクルの容易なシート材製マスクを提供することである。またマスクに汎用性を持たせることにも本発明の課題の一つである。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、本発明のシート材製マスクは、顔の鼻から口にかけての所定の領域を正面から覆える大きさ及び形状を有する正面部と、鼻から口にかけての領域の左右に隣接する所要の領域を覆うために設けられ、かつ正面部に連続している左右側面部とから成るマスク本体及び必要な着用手段とから成り、正面部は前方へ凸状に突出するように曲げられており、それによって鼻から口及び隣接の所要の領域を覆う立体構造が形作られているという構成を具備する。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明に係るシート材製マスクは、紙や不織布、布その他のシート状材料即ちシート材を使用する。このシート材は、それ自体、通気性のあるものでも通気性のないものでもどちらでも良い。 【0006】このマスクは、顔の鼻から口にかけての所定領域を正面から覆えるだけの大きさ及び形状を有する正面部と、鼻から口にかけての領域の左右に隣接する所要の領域を覆うために設けられている左右側面部とから成るマスク本体を有する。正面部と左右側面部とは連続しており、したがって一体性を有している。正面部左右に隣接する領域は最小限度から十二分に広い領域まで選択することができる。 【0007】正面部は、前方へ凸状に突出するように曲げられており、それによって鼻から口にかけての部分とそれに隣接する所要の領域を覆う立体構造が形作られている。つまりシート材という平面素材を使用しながら、正面部を凸状に突出させることによって立体構造が備わるようにする。 【0008】シート材が、所定の大きさ、形状を有する紙製である場合、シート材を折り曲げ或いは折り畳むことにより、正面部と左右側面部とが山折り線を境として連続し、立体構造を形作ることが可能になる。正面部が前方へ凸状に突出するように曲げるためには、正面部の下部と左右側面部との境に折り畳まれるまち部を設け、このまち部が閉じるように折り畳むことで、正面部は前方へ凸状に突出するようになり、また正面部の凸状は左右側面部にも及ぶ。 【0009】正面部と左右側面部とは、折り畳み又は接着のような簡単な固定手段によって一定の形状を保持することができる。正面部と左右側面部との境にまち部がある場合まち部を接着して閉じることにより立体構造を持つ一定の形状が保たれる。 【0010】上記マスクを着用するために必要な着用手段がマスク本体に組み合わされる。着用手段の具体例は、耳に掛けるゴム紐のようなものであり、或いは頭部に着用するバンドのようなものである。着用手段はゴムでもマスク本体は紙であれば、使用後ゴムだけ取り外してリサイクルが可能であり、また廃棄しても問題を起こさない。 【0011】このようなシート材製マスクは、酸素等の吸入用に使用することができ、そのために正面部にマスク内外を通じる小孔を1個又は多数開口可能である。1個の小孔からは例えばパイプ類が差し込まれる。また一般用途、例えば衛生マスクにも使用することができ、その場合マスク本体内側に繊維製品等を適用することができる。マスク本体内側への繊維製品等の適用は、ガーゼ類を当てがう方法があり、かつまた他のガーゼやその他布状材料などをマスク本体の内側に張り付ける方法もある。さらに抗菌剤を吹き付けたり印刷等の手段で施すことも清潔性を訴える上で良好である。 【0012】 【実施例】以下図示の実施例を参照しながら本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係るシート材製マスク10の実施例1を示すもので、横長の長方形状のシート11を折り畳んで形成され、その展開図は2に示されている。換言すると、図2に示されている1片のブランクを折り畳んで図1のシート材製マスク10が形成される。 【0013】シート材製マスク10は、顔の鼻から口にかけての領域を覆う正面部12として、ほぼ家型、或いは三角形の上部13と四角形の下部14とを結合した形状の部分を有する。上部13は鼻稜の上端へ延び、下部14は下顎下部に達する。正面部12の左右には、鼻から口にかけての領域に隣接する領域を覆う左右側面部15、16が、山折り線17−1、17−2を境として連続している。なお、図1(b)ではマスク内面が図示されているため外部から見て山折り線となる正面部12と右側面部16との境は谷折り線となっている。 【0014】18は上部短辺を示すが、この有無或いは辺長の長短は、マスク形態上のバリエーションとして選択可能とする。19は正面部中央に設けられた小孔を示しており、その位置は鼻口と口との間に位置することが望ましい。小孔19は酸素等の吸入におけるパイプの差し込みに使用されるほか、衛生マスクとして使用する場合の通気口としても使用され得る。また小孔19として径1〜2mmないしはそれ以下の微小孔を多数正面部中央の広い領域に散設することもある。20は左右側面部後方へ延びる端部に形成された着用手段取り付け部を示す。例示の着用手段21は輪ゴムであり、実施例1の着用手段取り付け部20は開口である。 【0015】実施例1では、正面部12と左右側面部15、16の境界部分に左右のまち部22−1、22−2を有し、そのまち部22−1、22−2は外側に折り畳まれて閉じた状態とされ、その結果、まち部22−1、22−2の上端と正面部12との交点を境に、正面部12の上部13が後方に傾斜するとともに、左右側面部15、16も上部が内方へ傾斜するようになり、鼻から口にかけての所要の領域を覆う立体構造が形作られる(図1参照)。 【0016】左右側面部15、16の左右斜め下方には境界辺23−1、23−2を介して連続する外延部25、26が設けてあり、両外延部25、26は左右側面部15、16の斜め下方で外側に折り畳まれて同側面部を補強している。またその外延部25、26の最外側の一部25a、26aは、外方へ折り畳まれたまち部22−1、22−2の内側に差し込んで止めることにより、マスク10を一定の立体形状に保持するための固定手段を構成する(図1(a)参照)。外延部25、26は両境界辺23−1、23−2にて谷折りされることによりまち部22−1、22−2と共にマスク本体の外面に折り重ねられるので、マスク本体の内側は平滑な状態に保たれる(図1(b)参照)。24−1、24−2は凸状の曲げ線であり、まち部22−1、22−2により正面部12から左右側面部15、16にかけてあらわれる。 【0017】図3に示す実施例2は、実施例1における左右側面部15、16の左右辺部を外縁として、外延部25、26を省略したものである。また着用手段取り付け部20は左右側面部15、16の最外側の一部15a、16aを外方へ折り曲げ、耳掛け用の輪ゴム21を挟んで接着し、取り付けている。他の構成は実施例1のものと同じで良いので符号を援用し、詳細な説明は省略する。 【0018】図4は、実施例2の着用手段取り付け部20を実施例1と同様の開口にした変形例であり、他の構成は実施例2と同じである。従って、実施例1の符号を援用し、詳細な説明を省略する。 【0019】図5は、ほぼ三角形の上部13とほぼ4角形の下部14とを結合した形状の正面部12を有する実施例3であるが、下部14は左右側辺27、28が下すぼまりとなり、かつ山なりに折れ曲がった下辺29を有することにより、頤の一般的に中高な形状により適合するように改良された形態要素を有する。他の構成は、実施例1及び実施例2の場合と同様で良いので符号を援用し、詳細な説明は省略する。本図5に示すように、山折り谷折りを指定しなくても、また図1の例とは逆の折り方を行っても立体的構造のマスクを形成することが可能である。19′は微小な孔から成る小孔を示す。 【0020】このような構成を有する各実施例1、2、3及び変形例のものは、各部の折り曲げ或いは折り畳みにより、いずれも、顔の鼻から口にかけての所要の領域を覆う立体構造を具備するが、折り曲げはなるべく外側へ折り、内面の平滑性が保たれるように配慮する方が好い結果を得る。また、まち部22−1、22−2や、左右の外延部25、26は折り曲げ或いは折り畳むだけでも良いが、さらに、要所を接着することによって立体構造が安定化し、顔面によりフィットするようになる。各実施例のマスクは中央で畳めるので完成品納入の際にもかさが最小限となり、紙材等の台紙、即ちブランクの形状が長方形で良いので製造上の無駄がない。 【0021】 【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、一片のブランクのようなシート材の折り曲げ或いは折り畳みから形成されるので、製造が著しく容易で、しかもコストも安価に提供できるという効果を奏するとともに、使用に際しては、左右側面部を有しその開く角度が比較的自由でしかも立体的形状を損なわないので顔の形状の相違により着用感が異なる、ということが少なく、紙製の場合、紙と輪ゴムだけが材料となり得るからリサイクル及び廃棄が容易であり、優れた効果が期待される。また、正面部に穴を開けてガーゼなどと併用したり、或いはシート材を不織布等と変えることにより衛生マスクとして使用することも、パイプを通す小孔を開けて酸素吸入用のマスクとすることも自由であり汎用性を有する等顕著な効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】395011296 【氏名又は名称】株式会社平和クリエーション 【住所又は居所】東京都北区神谷3丁目18番12号
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| 【出願日】 |
平成13年12月4日(2001.12.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072039 【弁理士】 【氏名又は名称】井澤 洵
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| 【公開番号】 |
特開2003−169857(P2003−169857A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−370665(P2001−370665) |
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