| 【発明の名称】 |
トレー付低周波治療器 |
| 【発明者】 |
【氏名】三宅 啓介
【氏名】友野 昭宣
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 低周波治療器(1)において、吸引導子(2)に装着する通電用緩衝材(6)、及び通電用緩衝材(6)に注水するための注水容器(10)を納めることのできる収納部(11)を設けたことを特徴とするトレー付低周波治療器。 【請求項2】 通電用緩衝材(6)及び注水容器(10)を暖める加温装置(7)を有し、該加温装置(7)上に収納部(11)が設置されることを特徴とする請求項1記載のトレー付低周波治療器。 【請求項3】 収納部(11)は、該収納部(11)で囲われた空間内に加温装置(7)の熱を蓄積する構成であることを特徴とする請求項2記載のトレー付低周波治療器。 【請求項4】 収納部(11)は、低周波治療器(1)の筐体(3)から容易に脱着できる構成であることを特徴とする請求請1記載のトレー付低周波治療器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、人体患部に低周波電流を通電し通電治療を施すトレー付低周波治療器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来技術の特開平11−114073号公報には、電極部と、導電性液体を含浸させたパッド部と、タンクと、電磁ポンプと、ノズルと、ヒーターユニットとを備えた治療用吸引導子が開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来技術の上記構成は、本体に設けられた収容室へ、吸引導子を入れ、ノズルから該吸引導子のパッド部に向けて、導電性液体を吐出するものであり、パッドに非接触で導電性液体を含浸できる効果がある。 【0004】しかし、前記従来技術のものは、製造経費が高く付くものであった。又、使い捨てパッドの場合、使用前パッドの保管場所が装置に確保されることが望まれた。更に、導電性液体(=水)を収容する、本体に組み込まれない別個容器の水を、加温するための加温又は保温機能も望まれた。 【0005】本発明の目的は、安価で操作性の良いトレー付低周波治療器を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】即ち本発明は、低周波治療器(1)において、吸引導子(2)に装着する通電用緩衝材(6)、及び通電用緩衝材(6)に注水するための注水容器(10)を納めることのできる収納部(11)を設けたことを特徴とするトレー付低周波治療器である。又、通電用緩衝材(6)及び注水容器(10)を暖める加温装置(7)を有し、該加温装置(7)上に収納部(11)が設置される。更に、収納部(11)は、該収納部(11)で囲われた空間内に加温装置(7)の熱を蓄積する構成である。更に又、収納部(11)は、低周波治療器(1)の筐体(3)から容易に脱着できる構成である。 【0007】 【作用】本発明のトレー付の低周波治療器1を用いて、人体患部に通電し、通電治療を行なう。 【0008】電極12を有する吸引導子2を人体表皮に吸着し、該吸引導子2に低周波治療器1から低周波電力を付与し、通電を行なう。 【0009】通電用緩衝材6は、吸引導子2に装着されており、吸引導子2が人体に装着された時、人体に接触し導通して、電極12に掛けられた電力を人体に付与し通電する。 【0010】注水容器10は、水を収容しており、施療者により通電用緩衝材6に注水する。前述の通電時には、通電用緩衝材6は含水状態である。収納部11は、通電用緩衝材6と注水容器10を収納する。 【0011】本体に設けられる加温装置7に収納部11が設置される。加温装置7は、収納部11に載置された吸引導子2と、吸引導子2に装着される通電用緩衝材6、及び注水容器10を暖める。 【0012】収納部11は、該収納部11で囲った空間に加温装置7の熱を蓄積する。収納部11は、低周波治療器1の筐体3から容易に脱着でき、又は、筐体3の取り付け位置を移動できる。 【0013】 【実施例】図1乃至図4に示す本発明の実施例は、トレー付の低周波治療器1と、吸引導子2とから構成される。 【0014】低周波治療器1は、筐体3と、筐体3に収納され吸引導子2に治療用の電力を付与する電源4と、筐体3に収納され吸引導子2の凹部内を負圧になす吸引部5と、筐体3の上部に設けられる加温装置7とを備える。 【0015】加温装置7は、筐体3の上面に形成されるトレー8と、トレー8を加温する加温体9と、トレー8上に着脱自在であって、通電用緩衝材6を載せることができ且つ注水容器10を納めることができる収納部11とから構成される。 【0016】通電用緩衝材6は、施療者の手により、吸引導子2内に装着するものであり、吸水性及び緩衝性を有するものである。通電治療時には人体と電極12の間に存在して、緩衝作用を発揮する。 【0017】前記通電用緩衝材6は、可撓性を有するものであり、屈曲して人体に最も好適に添う。電流は、電極12から通電用緩衝材6を経由し人体に流れ込む。前記通電用緩衝材6の材料は濾紙又はスポンジからなる。 【0018】尚、一個の通電用緩衝材6がカップカバー20内に遊動状態に挿入されている。 【0019】トレー8は、加温体9で加熱される平板であり、平板に載置される吸引導子2、吸引導子2に装着する通電用緩衝材6及び注水容器10を暖める。注水容器10は、施療者の手により、通電用緩衝材6に注水するための水を収容した器である。 【0020】前記注水容器10の頂部には麦稈様のノズル16が取着される。注水容器10の底部を下にして穴14から挿入すると、注水容器10の底部は、トレー8に接触し加温され、注水容器10の側部は、収納部11の篭った熱い空気により加温される。 【0021】収納部11は、筐体3の左右縁に掛け渡される透明な薄板部材を加工して形成されており、収納部11の左右端は、筐体3上部の適宜位置に容易に着脱できる構造である。 【0022】取着時の収納部11は、トレー8の上方にあって、収納部11の右方部分は、椀を伏せた様に湾曲形成されトレー8との間に空間をもって位置する注水容器収納部13である。注水容器収納部13の上壁には円形の穴14が貫通される。 【0023】収納部11の左方部分は、通電用緩衝材6を載せる溝様の通電用緩衝材収納部15である。収納部11とトレー8との空間に存在する空気はトレー8により加温される。 【0024】吸引導子2(=甲吸引導子2aと乙吸引導子2b)は、刺激を与えようとする治療部位に当接するものである。 【0025】吸引導子2は、可撓性のある吸着カップ18に電極ベース19及び通電用緩衝材6が収容されて構成される。 【0026】吸着カップ18は、吸着変形作動により前記電極12が通電用緩衝材6を介して人体表面に圧接されるように作用するものであり、電極12が設けられる電極ベース19と、該電極ベース19から椀状に広がるカップカバー20とからなる。カップカバー20の内部には電極ベース19を囲う環部21が形成される。一個の吸着カップ18内には一個の電極12が配設されている。 【0027】前述の吸着カップ18では、一個の吸着カップ18内に、一個の通電用緩衝材6が遊動可能状態に挿入されているが、他の実施例として、一個の吸着カップ18内に複数個の電極が配設されている吸着導子の場合、電極毎に通電用緩衝材を分割して付設してもよい。(図示省略) 【0028】電極ベース19はカップカバー20の中央部に形成される。前記電極ベース19は絶縁材料で作られ、該電極ベース19に電極12が絶縁されて設けられる。 【0029】前記電極ベース19の外側にはエアー導入具22が取着される。エアー導入具22に設けられたエアー接続具23から電極ベース19の内側のエアー吸入口24に至るまでの間に、エアー通路25が開通される。 【0030】甲吸引導子2aと乙吸引導子2bは、人体の治療部位における甲吸引導子2aと乙吸引導子2bに係る両電極12でなる通電路が形成されるように、該治療部位の人体表面に当接させ、治療部位に低周波を通電させる。 【0031】電源4は、人体表面に装着した甲・乙吸引導子2a・2bに係る電極12を経由して、人体患部に低周波電流を流すものである。低周波電流が患部に流れ当該電流が刺激となり、人体に治療効果を与える。吸引部5は、真空ポンプ(図示省略)、可撓ホース17等からなる。 【0032】又、図5に示す複数電極吸引導子26は、干渉低周波電流を通電する場合に用いられる導子である。前記複数電極吸引導子26は、内部に二個の電極12を有する。干渉低周波電流の通電治療は、一方の複数電極吸引導子26内の二個電極12と、他方の複数電極吸引導子26内の二個電極12とをもって行なう。 【0033】低周波治療器1は周波数の異なる二個の電源4を有しており、一方・他方複数電極吸引導子26a・26bは、人体の治療部位における第1の一対の電極12でなる第1通電路と、該治療部位における第2の一対電極12でなる第2通電路とを形成する。これら二つの通電路が互いに交差するように、人体表面に当て、該治療部位に二個低周波を交差状に通電させるものである。 【0034】図2中、27はプラグ、22は導子コード付ホースである。 【0035】使用に際し、低周波治療を行なう場合は、二個の吸引導子2を人体表面へ装着し、各導子が有する各電極12を、通電用緩衝材6を介して人体表面へ密着させる。前記二個電極12間に低周波治療器1からの電力を加電し、通電用緩衝材6を介して二個電極12a・6b間の人体患部へ通電し治療を行なう。 【0036】注水容器10は、水を収容しており、施療者の手により通電用緩衝材6に注水する。前述の通電時には、通電用緩衝材6は含水状態である。収納部11は、通電用緩衝材6と注水容器10を収納する。施療者は、収納部11を筐体3に着脱自在である。 【0037】筐体3に設けられる加温装置7は、吸引導子2に装着する通電用緩衝材6を暖める。加温体9は、筐体3の上面に形成されるトレー8を加温する。施療者は、収納部11の穴から通電用緩衝材6に注水するための注水容器10を挿入し納める。 【0038】加温体9で加温されたトレー8は、トレー8に載せられた注水容器10の底部から注水容器10内の水を加温する。トレー8上方に載せられた通電用緩衝材6もトレー8の熱で加温される。 【0039】収納部11で囲まれた空気は、トレー8によって加温され熱を蓄積しており、その加温された空気は注水容器10の側部を加温する。吸引カップ18に通電用緩衝材6を装着する。 【0040】施療者は、収納部11から注水容器10を取り出し、加温された注水容器10内の水を、今から使用する吸引カップ18に装着された通電用緩衝材6に、ノズル16から注ぐ。吸引導子2を即座に使用しない場合は、通電用緩衝材6を装着した吸引カップ18をトレー18上面に載せ、トレー8の熱で加温する。 【0041】人体表面に当てがう吸引導子2に係る吸着カップ18は、吸引部5の作用により凹内部29の空気が負圧になり、該吸着カップ18の変形作動が進み、吸着カップ18が所定の変形姿態となって、電極及び電極に被さり温水が含浸された通電用緩衝材6は人体表面に圧接される。 【0042】通電用緩衝材6は人体表面に添って湾曲等の変形をなす。通電用緩衝材6は、緩衝作用により、電極12の押し圧力による皮膚の痛みを緩和し、電気抵抗作用により、通電による痛みを緩和する。一個の吸引部5に、複数の吸着カップ18に係る可撓ホース17を接続する。 【0043】次に、干渉低周波治療を行なう場合を述べる。先ず、一方複数電極吸引導子26aと他方複数電極吸引導子26bを、治療部位を挟むように互いに適宜な間隔を開けて当該治療部位に吸着状態に装着する。 【0044】一方・他方複数電極吸引導子26a・26bを、治療部位に応じた適宜間隔を取って人体表面に装着する。一方複数電極吸引導子26a内の各二個電極12と、他方複数電極吸引導子26b内の各二個電極12とを対になして、二対の電極12とする。各対の電極群に異なる電源4を加電する。人体の互いに交叉する二つの通電経路に通電し、該交差患部に干渉電流刺激を与え、治療を行なう。 【0045】 【発明の効果】本発明は、吸引導子2に装着する通電用緩衝材66と、通電用緩衝材66に注水するための注水容器10を納めることのできる収納部11を設けたものであるから、使い捨ての通電用緩衝材6の保管場所が確保でき、衛生的に向上した使い勝手が可能となり、好都合である。 【0046】又、通電用緩衝材6が薄いものであれば大量に保管できるため、使い勝手が一層良くなり、好都合である。又、注水容器10を簡単に取り出せ、且つ、安定した状態で収納でき、好都合である。 【0047】本発明は、通電用緩衝材6及び注水容器10を暖める加温装置7を有し、該加温装置7上に収納部11が設置されるものであるから、加温装置7の加熱作用を、吸引導子2と注水容器10の二部材の加温・保温に共用できるので、省エネ化でき、好都合である。 【0048】本発明に係る収納部11は、該収納部11で囲われた空間内に加温装置7の熱が蓄積する構成であるから、加温装置7により収納された注水容器10の加温が、注水容器10の底部からの加温に加え、注水容器10の側部周辺からも加温でき、加温を高能率に行なえ、好都合である。 【0049】本発明は、収納部11は筐体3上部の適宜位置に容易に脱着できる構造であるから、収納部11は容易に適宜位置に取り付けることができ、使用環境に応じた操作勝手を提供でき利便性の向上が図れ、好都合である。 【0050】又、収納部11が着脱できるので、加温装置7及び収納部11を容易に清掃でき、衛生面での向上が図れ、好都合である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000103471 【氏名又は名称】オージー技研株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年12月25日(2001.12.25) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−190301(P2003−190301A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月8日(2003.7.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−392283(P2001−392283) |
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