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【発明の名称】 マイナスイオン発生体
【発明者】 【氏名】波多野 輝榮

【氏名】木村 努

【要約】 【課題】自然分極を有する鉱石、例えばトルマリンを使用して、安全かつ効率よくマイナスイオンを発生する物質を提供する。

【解決手段】マイナスイオン発生体を、a)自然分極を有する鉱石の粉体とb)有機フッ素樹脂有機化合物を接触した状態で含有するもので、b)成分がマイナス帯電されているものとする。b)成分を電気的に加電してマイナス帯電されたフッ素樹脂有機化合物粉体を含むものとし、a)成分及びb)成分が共に1mm以下の粒径の粉体であり、かつa)成分及びb)成分の混合比率が1/99〜99/1であるものとするのが好ましい。なお、a)成分とb)成分の混合物は樹脂成形体としたり、塗料として種々の基材に塗布されてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 a)自然分極を有する鉱石の粉体とb)有機フッ素樹脂有機化合物を接触した状態で含有するものであり、b)成分がマイナス帯電されていることを特徴とするマイナスイオン発生体。
【請求項2】 a)成分がトルマリン粉体を含むことを特徴とする請求項1のマイナスイオン発生体。
【請求項3】 b)成分が電気的に加電してマイナス帯電されたフッ素樹脂有機化合物粉体を含むことを特徴とする、請求項の1又は2のマイナスイオン発生体。
【請求項4】 a)成分及びb)成分が共に1mm以下の粒径の粉体であり、かつa)成分及びb)成分の混合比率が1/99〜99/1であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項のマイナスイオン発生体。
【請求項5】 a)成分とb)成分を含む樹脂成形体からなることを特徴とする、請求項の1〜4のいずれか1項のマイナスイオン発生体。
【請求項6】 基材に、a)成分とb)成分を含む塗料が塗布されていることを特徴とする請求項の1〜4のいずれか1項のマイナスイオン発生体。
【請求項7】 アルミニューム製の回転容器で、周囲に複数個の開孔を設けたものに、a)成分とb)成分の混合物が充填されており、回転して使用されることを特徴とする請求項の1〜4のいずれか1項のマイナスイオン発生体。
【請求項8】 前記フッ素樹脂有機化合物が、ポリテトラフルオロエチレン・エチレンコポリマー樹脂、ポリテトラフルオロエチレン・プロピレンコポリマー樹脂、ポリテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマー樹脂、ポリテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレンコポリマー樹脂、ポリテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン・パーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマー樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、ポリビニルフルオライド樹脂、ポリビニリデンフルオライド樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂、およびポリクロロトリフルオロエチレン・エチレンコポリマー樹脂からなる群から選ばれるものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項のマイナスイオン発生体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然分極を有する鉱石の粉体を使用してなるマイナスイオン発生体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】「電荷を持つ原子もしくは分子などの原子団」をイオンという。イオンは自然界や大気中に多く存在し、プラスの電荷をもったものをプラスイオンといい、新築の家、電化製品の多い部屋、車の排気の多い場所や喫煙場所にプラスイオンの環境、空気が多いとされ、これらプラスイオンは人体への影響、自律神経が不備となり、目まい、頭痛、イライラ、神経症の原因となるといわれている。
【0003】一方、マイナスイオンの多い環境、空気は湿度の多い場所の森林草木、滝噴水近辺や温泉に多いとされ、これらの場所では身体や呼吸器機能向上、精神安定、疲労感軽減、免疫力向上の効果があるとされている。
【0004】従って、マイナスイオンの多い環境が好まれ、人為的にマイナスイオンを発生、放出する方法、物体として電気利用によるコロナ放電式があるが、設備やオゾン発生の、滝や噴水、それにスチーム放出による水破砕方式、トルマリンなどの鉱石による方式、ボロニウムやラドンなどの放射性元素を利用した放射線方式等がある。
【0005】これらの方式は、それぞれ利点と欠点があるが、安全性が高く、持ち運び、設置が便利で簡単にマイナスイオンを発生、放出させる方法・物体としてトルマリンなどの鉱石による方式が多く使用されている。
【0006】天然鉱石による方式として、トルマリン、ゼオライト、ロッシュ塩、プロピオン酸カルシュウムストロンチュウム等が挙げられる。
【0007】特にトルマリンは電気石として永久電気分極をしている物体であり、永久電気分極性を有する物体は動体下ではマイナスイオンを発生させるが、トルマリン単独では無いに等しい微弱なマイナスイオンしか発生しない物体であるため、多大に発生しうるように、微量の放射線を放出する粉体であるデービ鉱石、カルノー石、トール石、トリウム石等があり、これらを一部含む鉱石の粉末を天然鉱石と混合使用する方法が特開2001−20177号公報に記載されている。
【0008】更に、特開2001−288679号公報には無機多孔質素材である多孔質泥、ケイソウ土、ゼオライト等と混合使用する方法が記載されているが、何れも無機物であり、微弱ながらも放射線を放出し、無機金属による人体障害がうかがいしれない。
【0009】また、これらをトルマリンと混合使用しても、マイナスイオンの発生量は微弱な状態から若干増大しうるのみで、この程度のマイナスイオンの放出量では、生活環境や空気中のプラスイオンで簡単に中和され、生活環境や人体に好影響を与えるだけの効果は期待し難い状態である。
【0010】それにもかかわらず、これらトルマリンや上記物質を超微粒子状にして樹脂や繊維に数パーセント付着させたり、練り混んだりして、マイナスイオンを発生するとする商品が市場に多々出回っている。しかし、これらのマイナスイオンは更に極めて弱く、生活環境や身回品等を常時マイナスイオン下に置くには程遠いものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術の欠点を解消し、身体に好影響を与えることを注目されているマイナスイオンを、自然分極を有する鉱石を使用するが、実質的に放射線を放出する鉱石を使用しなくても、効率よく発生する物質を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、自然分極を有する鉱石、例えばトルマリンのマイナスイオン発生体原理はその結晶体構造により起因しているといわれ、それはトルマリン結晶の先の尖ったプラス極の箇所と結晶の平坦なマイナス極に分極するとされており、このプラス極からマイナス極に向かって電界が発生し、マイナスイオンがマイナス極より発生すること、及び二種の異なった物質又は同種の物体を摩擦したり、分離した場合に、物質間で電子又はイオンの移動が起こり、静電気が発生することに着眼し、この現象を利用することにより、上記課題を解決した。
【0013】即ち、自然分極を有する鉱石の粉末は、静止状態では分極差が生じずマイナスイオンを発生しないが、摩擦、剥離、移動等で静電気が生ずると微弱ながらマイナスイオンを発生すること、及びかかる自然分極を有する鉱石の粉末に、強制的に静電気を与えれば多量のマイナスイオンが発生することを見出し、その結果、自然分極を有する鉱石の粉末に、静電気に帯電している物体を接触させることにより、自然分極を有する鉱石の結晶の電界バランスが乱れ分極差を生じ、強力なマイナスイオンを発生可能としたのである。
【0014】そこで、自然分極を有する鉱石の粉末と接触させる物質について、種々検討した結果、有機フッ素樹脂化合物が少々の摩擦や剥離等にて極めて強力に、長時間帯電することを見出し、それをマイナス帯電させたものを、自然分極を有する鉱石の粉末と接触させることにより、所望の結果を得たのである。
【0015】物体が静電気を帯電する場合、プラスとマイナスのどちらかに帯電するが、プラス静電気に帯電しやすい有機化合物としては、ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂、天然獣毛、ポリ塩化ビニル樹脂等があり、マイナス静電気に帯電し易い有機化合物質としては、フッ素樹脂、ポリエチレン樹脂、ビニロン樹脂、アクリル樹脂等があり、粉体、特に粒径が小さくなればなるほど表面積が大となり、静電気を帯電しやすくなる。
【0016】これらの物体に簡単に静電気を帯電させ、更にプラス、マイナスを自由に帯電させることは、電気による自己放電式、電圧印圧式の中にパルス直流方式や定常直流方式等により可能であり、極めて高帯電性を与えることができる。特にパルス直流方式にて、より簡単に強力なプラス又はマイナスの高帯電性を得ることができる。
【0017】しかし、通常の物質はいずれも静電気帯電した状態は極めて短時間で減少していくものであるが、有機フッ素樹脂化合物の中には、極めて強く、かつ長時間帯電し、しかも、電気によるパルス直流方式にて、簡単に強力な高帯電性を付与でき、その殆どの場合に、マイナスに帯電するという特異な性質があることが分かった。
【0018】従って、本発明では、自然分極を有する鉱石粉末をマイナス帯電した有機フッ素樹脂化合物と接触させることにより、自然分極を有する鉱石粉末が多量のマイナスイオンを発生するようにしたのである。
【0019】自然分極を有する鉱石粉末としては、トルマリン粉体又はそれを含むものを使用するのが好ましく、有機フッ素樹脂化合物は予め電気的に加電してマイナス帯電された状態で使用されても、また、トルマリン粉体と接触・混合後に電気的に加電してマイナス帯電されてもよいが、予めマイナス帯電された有機フッ素樹脂化合物を、自然分極を有する鉱石粉末と混合使用するのが、マイナスイオン放出量に点からより効果的である。
【0020】一般に、自然分極を有する鉱石と有機フッ素樹脂化合物は共に、1mm以下の粒径の粉体で、その混合比率が1/99〜99/1となるようにするのが好ましい。これらの粉体の粒径が1mmを越すと、接触点と表面積が減少するため、マイナスイオンの放出が少なくなり、所望の効果を得難いものとなる。自然分極を有する鉱石粉体と有機フッ素樹脂化合物粉体の接触・混合比率が特に好ましいのは10:90〜50:50である。
【0021】なお、自然分極を有する鉱石粉末と有機フッ素樹脂化合物の混合物を含む樹脂成形体、又は自然分極を有する鉱石粉末と有機フッ素樹脂化合物を含む塗料を製造し、これを布、紙、木材、プラスチック、金属等の機材に塗布したものをマイナスイオン発生体としてもよい。この場合、有機フッ素樹脂化合物へのマイナス帯電は、樹脂成形体製造後や塗料の塗布後になされてもよい。
【0022】本発明で使用する有機フッ素樹脂化合物の代表的なものとしては、ポリテトラフルオロエチレン・エチレンコポリマー樹脂、ポリテトラフルオロエチレン・プロピレンコポリマー樹脂、ポリテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマー樹脂、ポリテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレンコポリマー樹脂、ポリテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン・パーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマー樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、ポリビニルフルオライド樹脂、ポリビニリデンフルオライド樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂、およびポリクロロトリフルオロエチレン・エチレンコポリマー樹脂などが例示できる。いずれも市販の製品が使用可能である。
【0023】なお、本発明では、周囲に複数の開孔を設けた筒状の回転装置に、自然分極を有する鉱石の粉体と、マイナス帯電させた有機フッ素樹脂有機化合物の粉体を入れ、回転させることによって、マイナスイオンを非常に多く生じさせうる製品とすることもできる。この場合、前記回転装置には、粉体混合物が漏れないように、外周(又は内周)にフィルターを取り付けるのが好ましいが、このフィルターにも、自然分極を有する鉱石の粉体とマイナス帯電させた有機フッ素樹脂有機化合物を併含する塗料を塗布した布帛を使用するなどして、自然分極を有する鉱石の粉体とマイナス帯電させた有機フッ素樹脂有機化合物を併含させるのが好ましい。特に、前記回転装置を、アルミニューム製とすることにより、驚異的なマイナスイオンの生成を可能とする。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、実施例と比較例に基づき、本発明をさらに詳しく説明するが、実施例等で使用した器具装置等は次の通りである。
〔静電気負荷発生装置〕パルス直流電気方式のパルスイオナイザーA−20J(鈴木商会製・京都)。出力直流電圧5kv、タングステン電極針2本、エアーアウトレット1/2インチNTP、使用空気圧5kgf/cm3 、電極針と試料間の距離10cm、放射時間5秒の条件下で使用した。
〔マイナスイオン及びプラスイオン発生性能評価〕イオン測定器としてダイナミックシステムエアーイオンカウンターFIC−2000(東京フィーサー製・東京)を搭載したイオナリー測定器SSI−1500(鈴木商会製・京都)で測定した。測定条件は次の通りである。測定雰囲気として気温20℃湿度40%の恒湿恒温室エアーイオンカウンターFIC−2000の吸気口より測定試料までの距離15cm、測定試料の上下振幅距離15cm、振幅回数100回/分(速度30m/分)、測定時間1分で測定結果は最大マイナスイオン、最大プラスイオンの量を示す。マイナスイオンとプラスイオンの1分間の平均値を1cc当たりのイオン個数を測定した。
【0025】実施例1有機フッ素樹脂化合物粉体としてポリテトラフルオロエチレン樹脂(テックケム研究所製のカオシリカTEE−100:平均粒径0.02mm粉末)−以下、TFE粉末と略す−10gに静電気負荷装置によりマイナス静電気を付与した物と黒トルマリン粉末(エネックス社製の粒径5〜20μm粉末)90gを混合し、精錬漂白された微細高密度100%綿ツイル織物5×10cm角の二重袋内部に密封し、イオン量を測定した。
【0026】実施例2〜4TFE粉末と黒トルマリン粉末の量を下記の通り変更した以外は実施例1と同様の方法で、イオン量を測定した。
〔実施例2〕 TFE粉末50gと黒トルマリン粉末50g〔実施例3〕 TFE粉末75gと黒トルマリン粉末25g〔実施例4〕 TFE粉末90gと黒トルマリン粉末10g【0027】実施例5実施例1のTFE粉末を、ポリテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(テックケム研究所製のカオシリカPPF−2300:平均粒径0.2mm粉末)に変えた以外は実施例1と同様の方法で、イオン量を測定した。
【0028】比較例1実施例1に使用した黒トルマリン粉末のみを精錬漂白された微細高密度100%綿ツイル織物5×10cm角の二重袋内部に密封し、イオン量を測定した。
【0029】比較例2マイナス静電気を付与した黒トルマリン粉末を使用して、比較例1と同様の方法で、イオン量を測定した。
【0030】比較例3実施例1に使用したTFE粉末のみを精錬漂白された微細高密度100%綿ツイル織物5×10cm角の二重袋内部に密封し、イオン量を測定した。
【0031】比較例4マイナス静電気を付与したTFE粉末を使用して、比較例3と同様の方法で、イオン量を測定した。
【0032】実施例1〜5及び比較例1〜4で得た結果を表1に示す。
【0033】
【表1】

【0034】実施例6−綿織物にマイナスイオン発生体を付着せしめた例−ポリアクリル樹脂系粘性沈下防止剤(英国、アライド社製のアルコプリントPTF)の0.2%水溶液100重量部に、ポリウレタン系エマルジョンバインダー(有限会社古川技研製のテックコートWH960)5重量部、マイグレーション防止剤として10%アルギン酸ソーダ水溶液3重量部、ブロックイソシアネート系架橋剤(有限会社古川技研製のスーパーフレシュJB−7300)1重量部、ジフェニルエーテル系アニオン界面活性浸透剤(花王株式会社製のペレックスSSH)0.2重量部を混合均一に攪拌したストック溶液に黒トルマリン粉末(粒径0.5μm以下の粉末)4重量部とノニルフェノール系界面活性剤4%を含むポリテトラフルオロエチレン・エチレンコポリマー樹脂濃度45%の水分散体(テックケム研究所製のカオシリカTEEC−45)11重量部を混合し、ホモデスパー−1000rpmで5分間攪拌し、処理液を調製した。この処理液に精錬漂白された局方ガーゼを5秒間浸し、2本マングルで絞り率80%で均一に絞り、100℃で5分間乾燥し、160℃で2分間熱処理した後、50℃の温水で1分間湯洗し、絞って100℃で3分間乾燥した。このようにして得た処理ガーゼに、静電負荷発生装置でマイナス静電気を付与し、試験片とした。試験片を10cm×2cmの短冊状に裁断し、これを20g±0.2gとなるように重ね、長辺の一方を束ねて結束し、他方は結束しないで、イオナー測定器に結束した方を上にして、箱内部に設置し、前述の測定器と測定条件でイオン量を測定した。
【0035】実施例7実施例6のポリテトラフルオロエチレン・エチレンコポリマー樹脂の代わりにポリテトラフルオロエチレン樹脂濃度45%の水分散体(テックケム研究所製のカオシリカTEEC−45L)を使用した以外は実施例6と同様の方法を実施して、試験片のイオン量を測定した。
【0036】比較例5処理ガーゼに静電負荷発生装置でマイナス静電気を付与する処理をしない以外は、実施例6と同様の方法を実施した。
【0037】比較例6実施例6の方法で、ポリテトラフルオロエチレン・エチレンコポリマー樹脂を使用しないで試験片を作成し、また、処理ガーゼに静電負荷発生装置でマイナス静電気を付与する処理をしない以外は実施例6と同様の方法を実施した。
【0038】比較例7実施例6の方法で、黒トルマリン粉末とポリテトラフルオロエチレン・エチレンコポリマー樹脂とを混合しないで、また処理ガーゼに静電負荷発生装置でマイナス静電気を付与する処理をしない以外は実施例6と同様の方法を実施した。
【0039】実施例8長油性フタル酸系溶剤塗料(株式会社カンペパビリオ製のハウスペイントPRO白色)100重量部にトルエン50重量部、アセトン50重量部、ポリテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマー樹脂(テックケン研究所製のカオシリカTEFAB−1501)の平均粒径20μm粉体10重量部、ピンクトルマリン粉末(エネックス製の平均粒径10μm以下の粉体)3重量部を混合攪拌し、均一にして市販紙質の壁紙に塗布し、48時間乾燥し、実施例6と同様に静電負荷発生装置でマイナス静電気を付与し、短冊状の試験片としてイオン量を測定した。
【0040】比較例8実施例8に使用した市販紙質の壁紙のみ、マイナス静電気を付与しないで短冊状としてイオン量を測定した。
【0041】比較例9実施例8に使用したポリテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマー樹脂の粉末を混合しないで、更にマイナス静電気も付与しないで、実施例8と同様の方法を実施した。実施例6〜8と比較例5〜9の試験結果を表2に示す。
【0042】
【表2】

【0043】実施例9室内の空気にマイナスイオンを供給せしめるべくトルマリン0.5μm(エネックス製)0.5重量部、ポリテトラフルオロエチレン・エチレンコポリマー樹脂濃度45%の水分散体(テックケン研究所製のカオシリカTEEC−45)1.2重量部、純水80重量部、ジメチルエーテル18.3重量部の混合物をスプレー缶に充填し、イオン測定器と連結したアルミ製の箱に1メートルの距離より1秒間吹き掛けイオン量を測定した。
【0044】実施例10スプレー間と箱の距離を2メートルとした以外は実施例9と同様の方法を実施した。実施例9と10の試験結果を表3に示す。
【0045】
【表3】

【0046】実施例11前記方法にてマイナス荷電したポリテトラフルオロエチレン樹脂(テックケン研究所製のカオシリカTFE−1010:平均粒径0.02mm)100重量部とトルマリン粒径5〜20μm(エネックス社製)100重量部を混合した混合粉体と下記のフィルターを準備した。フィルターは、木綿の布の表面に、アクリル樹脂バインダー含有ミネラルターペン系の繊維顔料プリント用ペースト(ユニ化成社製のユニバインダーMCO:粘度21000cpsの白色ペースト)100重量部に前記方法にてマイナス荷電した平均粒径10μmのポリテトラフルオロエチレン粉体(テックケン研究所製のカオシリカTFE−2200)7重量部と平均粒径3μm黒トルマリン粉体(エネックス社製)4重量部を添加して、ホモデスパー2000rpmで10分攪拌混合して得た粘度48000cpsのねずみ色のペーストを、シルクスクリーンにて、全面塗布し、6時間乾燥した後、再度同様のペーストを塗布し、12時間乾燥時間後に、裏面にも表面と同じ処理を施したものである。このフィルターを、アルミニューム製の筒体(長さ20cm、直径6.5cmの筒で、周囲に直径2cmの孔を72個設けており、中心軸を回転軸として回転可能となっている)の外周に内容物が漏れないように固定し、前記混合粉体を入れ、該筒体を蓋で密閉し、前記軸を中心として3回転/秒にて回転させ、イオナリー測定器から30cm離れた位置でのイオン量を測定した。
【0047】実施例12実施例11のアルミニウム製の筒体を、木製の筒体とした以外は実施例12と同様の方法を実施した。実施例11と12の試験結果を表4に示す。
【0048】
【表4】

【0049】
【発明の効果】本発明の製品は、実質的に放射線を放出する危険性がなく、しかも長期間、安定して効率よくマイナスイオンを放出するものであるので、非常に取り扱い易く、多様な商品展開が可能となる。
【出願人】 【識別番号】301051530
【氏名又は名称】株式会社バイオエックス
【出願日】 平成13年12月27日(2001.12.27)
【代理人】 【識別番号】100068032
【弁理士】
【氏名又は名称】武石 靖彦 (外2名)
【公開番号】 特開2003−190299(P2003−190299A)
【公開日】 平成15年7月8日(2003.7.8)
【出願番号】 特願2002−249134(P2002−249134)