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【発明の名称】 生体刺激装置、生体刺激検査装置、心臓刺激検査装置及び電極対選択器
【発明者】 【氏名】阿内 良太
【住所又は居所】東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本光電工業株式会社内

【氏名】西原 辰夫
【住所又は居所】東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本光電工業株式会社内

【要約】 【課題】検査時間を短縮することができ、被検者の負担を軽減でき、操作性のよい生体刺激装置、生体刺激検査装置、心臓刺激検査装置及び電極対選択器を提供する。

【解決手段】電極カテーテルの複数の電極のうち、電気刺激波の正電極及び負電極を端子にて選択する第1の電極対選択手段と、電極カテーテルの複数の電極のうち、電気刺激波の正電極及び負電極を表示器の画面表示上で選択する第2の電極対選択手段と、第1の電極対選択手段における電極対選択情報と第2の電極対選択手段における電極対選択情報を更新されるごとに相互に一致するよう設定する電極対選択情報更新設定手段と、を具備し、更新された電極対選択情報に従って心臓へ電気刺激波を刺激するよう構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の電極を有する電極アッセンブリーを通じて、生体へ向けて電気刺激波により刺激する生体刺激装置において、表示器の画面表示上で、前記電気刺激波の正電極及び負電極となる電極対を、前記複数の電極から選択する電極対選択手段を具備することを特徴とする生体刺激装置。
【請求項2】 複数の電極を有する電極アッセンブリーを通じて、生体へ向けて電気刺激波により刺激する生体刺激装置において、前記電極アッセンブリーの複数の電極のうち、前記電気刺激波の正電極及び負電極となる電極対を端子にて選択する第1の電極対選択手段と、前記電極カテーテルの複数の電極のうち、前記電気刺激波の正電極及び負電極となる電極対を表示器の画面表示上で選択する第2の電極対選択手段と、前記第1の電極対選択手段における電極対選択情報と前記第2の電極対選択手段における電極対選択情報を更新されるごとに相互に一致するよう設定する電極対選択情報更新設定手段と、を具備することを特徴とする生体刺激装置。
【請求項3】 複数の刺激部を有する刺激部アッセンブリーを通じて、生体へ向けて刺激する生体刺激装置において、前記刺激部アッセンブリーの複数の刺激部のうち、前記電気刺激波を発生させる刺激部を端子にて選択する第1の刺激部選択手段と、前記刺激部アッセンブリーの複数の刺激部のうち、前記電気刺激波を発生させる刺激部を表示器の画面表示上で選択する第2の刺激部選択手段と、前記第1の刺激部選択手段における刺激部選択情報と前記第2の刺激部選択手段における刺激部選択情報を更新されるごとに相互に一致するよう設定する刺激部選択情報更新設定手段と、を具備することを特徴とする生体刺激装置。
【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の生体刺激装置において、前記端子はロータリー端子であることを特徴とする生体刺激装置。
【請求項5】 心臓カテーテル検査に用いられるための複数の電極を有する電極カテーテルを通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激することによって心臓を検査するための心臓刺激検査装置において、表示器の画面表示上で、前記電気刺激波の正電極及び負電極となる電極対を、前記複数の電極から選択する電極対選択手段を具備することを特徴とする心臓刺激検査装置。
【請求項6】 心臓カテーテル検査に用いられるための複数の電極を有する電極カテーテルを通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激することによって心臓を検査するための心臓刺激検査装置において、前記電極カテーテルの複数の電極のうち、前記電気刺激波の正電極及び負電極を端子にて選択する第1の電極対選択手段と、前記電極カテーテルの複数の電極のうち、前記電気刺激波の正電極及び負電極を表示器の画面表示上で選択する第2の電極対選択手段と、前記第1の電極対選択手段における電極対選択情報と前記第2の電極対選択手段における電極対選択情報を更新されるごとに相互に一致するよう設定する電極対選択情報更新設定手段と、を具備し、更新された前記電極対選択情報に従って心臓へ前記電気刺激波を刺激するよう構成してなることを特徴とする心臓刺激検査装置。
【請求項7】 請求項6に記載の心臓刺激検査装置において、前記端子はロータリー端子であることを特徴とする心臓刺激検査装置。
【請求項8】 複数の電極を有する電極アッセンブリーを通じて、生体へ向けて電気刺激波により刺激するとともに、前記電極アッセンブリーにより生体電位信号を検出する生体刺激検査装置において、前記生体電位信号を表示器に表示する生体電位信号表示手段と、前記表示器の表示画面上で、その生体電位信号を検出する前記電極アッセンブリーの電極対を通じて前記電気刺激波で刺激するように設定する電極対設定手段と、を具備することを特徴とする生体刺激検査装置。
【請求項9】 複数の電極を有する電極アッセンブリーを通じて、生体へ向けて電気刺激波により刺激するとともに、前記電極アッセンブリーにより生体電位信号を検出する生体刺激検査装置において、前記電極アッセンブリーの複数の電極のうち、前記電気刺激波で正電極及び負電極を端子にて選択する第1の電極対選択手段と、前記電極アッセンブリーの複数の電極のうち、前記電気刺激波で電圧の正電極及び負電極を表示器の画面表示上で選択する第2の電極対選択手段と、前記電極アッセンブリーにより検出された前記生体電位信号を表示器に表示する生体電位信号表示手段と、前記生体電位信号を表示する表示器の表示画面上で、その生体電位信号を検出する前記電極アッセンブリーの電極対を通じて前記電極刺激波で刺激するように設定する電極対設定手段と、前記第1の電極対選択手段における電極対選択情報、前記第2の電極対選択手段における電極対選択情報、または前記電極対設定手段における電極対選択情報のうち、いずれかが更新されるごとに相互に一致するよう設定する電極対選択情報更新設定手段と、を具備し、更新された前記電極対選択情報に従って心臓へ前記電気刺激波を刺激するよう構成してなることを特徴とする生体刺激検査装置生体刺激検査装置。
【請求項10】 心臓カテーテル検査に用いられるための複数の電極を有する電極カテーテルを通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激するとともに、前記電極カテーテルにより心内心電図を検出することによって心臓を検査するための心臓刺激検査装置において、前記心内心電図を表示器に表示する心内心電図表示手段と、前記表示器の表示画面上で、その心内心電図を検出する前記電極カテーテルの電極対を通じて前記電気刺激波で刺激するように設定する電極対設定手段と、を具備することを特徴とする心臓刺激検査装置。
【請求項11】 心臓カテーテル検査に用いられるための複数の電極を有する電極カテーテルを通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激するとともに、前記電極カテーテルにより心内心電図を検出することによって心臓を検査するための心臓刺激検査装置において、前記電極カテーテルの複数の電極のうち、前記電気刺激波で正電極及び負電極を端子にて選択する第1の電極部対択手段と、前記電極カテーテルの複数の電極のうち、前記電気刺激波で電圧の正電極及び負電極を表示器の画面表示上で選択する第2の電極対選択手段と、前記電極カテーテルにより検出された前記心内心電図を表示器に表示する心内心電図表示手段と、前記心内心電図を表示する表示器の表示画面上で、その心内心電図を検出する前記電極カテーテルの電極対を通じて前記電極刺激波で刺激するように設定する電極対設定手段と、前記第1の電極対選択手段における電極対選択情報、前記第2の電極対選択手段における電極対選択情報、または前記電極対設定手段における電極対選択情報のうち、いずれかが更新されるごとに相互に一致するよう設定する電極対選択情報更新設定手段と、を具備し、更新された前記電極対選択情報に従って心臓へ前記電気刺激波を刺激するよう構成してなることを特徴とする心臓刺激検査装置。
【請求項12】 複数の電極を有するアッセンブリーのうち、選択された電極対を通じて、電気刺激波発生手段により発生される電気刺激波を、生体へ向けて刺激する生体刺激装置に用いられ、電極対を選択する電極対選択器において、生体へ刺激する電極対を設定するための端子と、外部の電極対選択器により選択された電極対選択情報を受け、その電極対選択情報に応じて電極対選択設定を更新する電極対選択設定更新手段と、を具備することを特徴とする電極対選択器。
【請求項13】 心臓カテーテル検査に用いられるための複数の電極を有する電極カテーテルのうち、選択された電極対を通じて、電気刺激波発生手段により発生される電気刺激波を、心臓へ向けて刺激する心臓刺激検査装置に用いられ、電極対を選択する電極対選択器において、心臓へ刺激する電極対を設定するための端子と、外部の電極対選択器により選択された電極対選択情報を受け、その電極対選択情報に応じて電極対選択設定を更新する電極対選択設定更新手段と、を具備することを特徴とする電極対選択器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体刺激装置、生体刺激検査装置、心臓刺激検査装置及び電極対選択器に関し、特に、複数の電極を有する電極アッセンブリーを通じて、生体へ向けて電気刺激波により刺激する生体刺激装置、さらに電極アッセンブリーにより生体電位信号を検出する生体刺激検査装置、心臓カテーテル検査に用いられるための複数の電極を有する電極カテーテルを通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激することによって心臓を検査するための心臓刺激検査装置、及び、複数の電極を有するアッセンブリーのうち、選択された電極対を通じて、電気刺激波発生手段により発生される電気刺激波を、生体へ向けて刺激する生体刺激装置に用いられ、電極対を選択する電極対選択器に関する。
【0002】
【従来の技術】心臓刺激検査装置は、電極カテーテルを通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激することによって心臓を検査するものであり、検査・解析を行うためのポリグラフ装置と、電気刺激波発生装置とから構成される。ポリグラフ装置は、電極カテーテルを心腔内に挿入し、心腔内の部位に刺激を与えるための電気刺激波と、心(腔)内心電図と、を表示するモニタ等を備えている。電極カテーテルは通常、複数の電極を備えており、心臓内の各部位の刺激や心内心電図の検出を行うことができる。
【0003】このように、複数の電極を備えた電極カテーテルの所定の電極を選択して心臓への刺激や心内心電図の検出を行うため、心臓刺激検査装置に接続される電極を切り換える切換手段が電気刺激波発生装置側に設けられ、手動で操作者が電極の切り換えを行っていた。
【0004】また、2−4極程度の電極カテーテルを用いて、刺激装置から電極カテーテルへの刺激信号の入力と、電極カテーテルから生体信号増幅器への生体電位信号とを切り換える切換装置を有する従来の技術として、実公平6−20484号公報に開示された医用監視装置がある。該公報では、ロータリー端子によって、生体信号増幅器と刺激装置とに切り換える切換装置を滅菌可能な材質(第3頁第5欄第21行目の“アルミ板金”)とし、清潔領域に配置することで操作者が1名でも作業ができるとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平6−20484号公報に開示された医用監視装置のように、操作者が1名の場合は、カテーテル挿入等の手技と切換装置の操作の両方を1人で行わなければならないため、被検者への手技に集中できず、操作が煩雑となる他、カテーテルが挿入されている時間などの検査時間が長くなってしまい、被検者に過度の負担を強いることになってしまうという問題点がある。
【0006】また、従来の心臓刺激検査装置においては、カテーテル挿入等の手技を行う操作者以外に、電気刺激波発生装置の操作者とポリグラフ装置の操作者とが必要であった。このため、各操作者間の確認作業に時間がかかるなどの問題点があった。操作者1名が電気刺激波発生装置とポリグラフ装置を両方操作するとすれば、電気刺激波発生装置でのみしか刺激波が設定できなかったので、両方の装置の操作、心内心電図の確認が煩雑であった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、検査時間を短縮することができ、被検者の負担を軽減でき、操作性のよい生体刺激装置、生体刺激検査装置、心臓刺激検査装置及び電極対選択器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【0009】また、本発明に係る生体刺激装置は、請求項1に記載したように、複数の電極を有する電極アッセンブリーを通じて、生体へ向けて電気刺激波により刺激する生体刺激装置において、表示器の画面表示上で、前記電気刺激波の正電極及び負電極となる電極対を、前記複数の電極から選択する電極対選択手段を具備することを特徴とする。これによって、表示器の画面表示上で、電極アッセンブリーの複数の電極のうち電極対を選択して、電気刺激波を生体に発して刺激を行うことができる。
【0010】また、本発明に係る生体刺激装置は、請求項2に記載したように、複数の電極を有する電極アッセンブリーを通じて、生体へ向けて電気刺激波により刺激する生体刺激装置において、前記電極アッセンブリーの複数の電極のうち、前記電気刺激波の正電極及び負電極となる電極対を端子にて選択する第1の電極対選択手段と、前記電極カテーテルの複数の電極のうち、前記電気刺激波の正電極及び負電極となる電極対を表示器の画面表示上で選択する第2の電極対選択手段と、前記第1の電極対選択手段における電極対選択情報と前記第2の電極対選択手段における電極対選択情報を更新されるごとに相互に一致するよう設定する電極対選択情報更新設定手段と、を有することを特徴とする。これによって、端子により選択すると云う簡易な方法によるか、または、表示器の画面表示上で、電気刺激波を発する電極対を選択でき、さらに、端子にて選択された電極対選択情報と表示器の画面表示上で選択された電極対選択情報を相互に一致させて、更新された電極間に、電気刺激波を生体に発して刺激を行うことができ、操作性を向上させることができる。
【0011】また、本発明に係る生体刺激装置は、請求項3に記載したように、複数の刺激部を有する刺激部アッセンブリーを通じて、生体へ向けて刺激する生体刺激装置において、前記刺激部アッセンブリーの複数の刺激部のうち、前記電気刺激波を発生させる刺激部を端子にて選択する第1の刺激部選択手段と、前記刺激部アッセンブリーの複数の刺激部のうち、前記電気刺激波を発生させる刺激部を表示器の画面表示上で選択する第2の刺激部選択手段と、前記第1の刺激部選択手段における刺激部選択情報と前記第2の刺激部選択手段における刺激部選択情報を更新されるごとに相互に一致するよう設定する刺激部選択情報更新設定手段と、を有することを特徴とする。これによって、端子により選択すると云う簡易な方法によるか、または、表示器の画面表示上で、刺激波を発する刺激部を選択でき、さらに、端子にて選択された刺激部選択情報と表示器の画面表示上で選択された刺激部選択情報を相互に一致させて、更新された刺激部間に、刺激波を生体に発して刺激を行うことができ、操作性を向上させることができる。
【0012】また、本発明に係る生体刺激装置は、請求項4に記載したように、請求項2または請求項3に記載の生体刺激装置において、前記端子はロータリー端子であることを特徴とする。これによって、ロータリー端子を回転させると云う簡易な方法によって、選択された刺激部ないし電極対から刺激波を生体に発することができる。
【0013】本発明に係る心臓刺激検査装置は、請求項5に記載したように、心臓カテーテル検査に用いられるための複数の電極を有する電極カテーテルを通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激することによって心臓を検査するための心臓刺激検査装置において、表示器の画面表示上で、前記電気刺激波の正電極及び負電極となる電極対を、前記複数の電極から選択する電極対選択手段を具備することを特徴とする。これによって、表示器の画面表示上で、電極カテーテルの複数の電極のうち電極対を選択して、電気刺激波を心臓に発して心臓刺激検査を行うことができる。
【0014】また、本発明に係る心臓刺激検査装置は、請求項6に記載したように、心臓カテーテル検査に用いられるための複数の電極を有する電極カテーテルを通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激することによって心臓を検査するための心臓刺激検査装置において、前記電極カテーテルの複数の電極のうち、前記電気刺激波の正電極及び負電極を端子にて選択する第1の電極対選択手段と、前記電極カテーテルの複数の電極のうち、前記電気刺激波の正電極及び負電極を表示器の画面表示上で選択する第2の電極対選択手段と、前記第1の電極対選択手段における電極対選択情報と前記第2の電極対選択手段における電極対選択情報を更新されるごとに相互に一致するよう設定する電極対選択情報更新設定手段と、を具備し、更新された前記電極対選択情報に従って心臓へ前記電気刺激波を刺激するよう構成してなることを特徴とする。これによって、端子により選択すると云う簡易な方法によるか、または、表示器の画面表示上で、電気刺激波を発する電極対を選択でき、さらに、端子にて選択された電極対選択情報と表示器の画面表示上で選択された電極対選択情報を相互に一致させて、更新された電極間に、電気刺激波を心臓に発して心臓刺激検査を行うことができ、操作性を向上させることができる。
【0015】また、本発明に係る心臓刺激検査装置は、請求項7に記載したように、請求項6に記載の心臓刺激検査装置において、前記端子はロータリー端子であることを特徴とする。これによって、ロータリー端子を回転させると云う簡易な方法によって、選択された電極対から電気刺激波を心臓に発して心臓刺激検査を行うことができる。
【0016】本発明に係る生体刺激検査装置は、請求項8に記載したように、複数の電極を有する電極アッセンブリーを通じて、生体へ向けて電気刺激波により刺激するとともに、前記電極アッセンブリーにより生体電位信号を検出する生体刺激検査装置において、前記生体電位信号を表示器に表示する生体電位信号表示手段と、前記表示器の表示画面上で、その生体電位信号を検出する前記電極アッセンブリーの電極対を通じて前記電気刺激波で刺激するように設定する電極対設定手段と、を具備することを特徴とする。これによって、表示器の画面上から、直接、生体電位信号を検出している電極対を用いて電気刺激波を生体に刺激することができる。
【0017】また、本発明に係る生体刺激検査装置は、請求項9に記載したように、複数の電極を有する電極アッセンブリーを通じて、生体へ向けて電気刺激波により刺激するとともに、前記電極アッセンブリーにより生体電位信号を検出する生体刺激検査装置において、前記電極アッセンブリーの複数の電極のうち、前記電気刺激波で正電極及び負電極を端子にて選択する第1の電極対選択手段と、前記電極アッセンブリーの複数の電極のうち、前記電気刺激波で電圧の正電極及び負電極を表示器の画面表示上で選択する第2の電極対選択手段と、前記電極アッセンブリーにより検出された前記生体電位信号を表示器に表示する生体電位信号表示手段と、前記生体電位信号を表示する表示器の表示画面上で、その生体電位信号を検出する前記電極アッセンブリーの電極対を通じて前記電極刺激波で刺激するように設定する電極対設定手段と、前記第1の電極対選択手段における電極対選択情報、前記第2の電極対選択手段における電極対選択情報、または前記電極対設定手段における電極対選択情報のうち、いずれかが更新されるごとに相互に一致するよう設定する電極対選択情報更新設定手段と、を具備し、更新された前記電極対選択情報に従って心臓へ前記電気刺激波を刺激するよう構成してなることを特徴とする。これによって、電気刺激波を生体に刺激するための電極対を、端子を用いた第1の電極対択手段、表示器を用いた第2の電極対選択手段、生体電位信号を表示する表示器から設定できる電極対設定手段のいずれからでも、選択することができる。
【0018】本発明に係る心臓刺激検査装置は、請求項10に記載したように、心臓カテーテル検査に用いられるための複数の電極を有する電極カテーテルを通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激するとともに、前記電極カテーテルにより心内心電図を検出することによって心臓を検査するための心臓刺激検査装置において、前記心内心電図を表示器に表示する心内心電図表示手段と、前記表示器の表示画面上で、その心内心電図を検出する前記電極カテーテルの電極対を通じて前記電気刺激波で刺激するように設定する電極対設定手段と、を具備することを特徴とする。これによって、表示器の画面上から、直接、心内心電図を検出している電極対を用いて電気刺激波を心臓に刺激することができる。
【0019】本発明に係る心臓刺激検査装置は、請求項11に記載したように、心臓カテーテル検査に用いられるための複数の電極を有する電極カテーテルを通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激するとともに、前記電極カテーテルにより心内心電図を検出することによって心臓を検査するための心臓刺激検査装置において、前記電極カテーテルの複数の電極のうち、前記電気刺激波で正電極及び負電極を端子にて選択する第1の電極部対択手段と、前記電極カテーテルの複数の電極のうち、前記電気刺激波で電圧の正電極及び負電極を表示器の画面表示上で選択する第2の電極対選択手段と、前記電極カテーテルにより検出された前記心内心電図を表示器に表示する心内心電図表示手段と、前記心内心電図を表示する表示器の表示画面上で、その心内心電図を検出する前記電極カテーテルの電極対を通じて前記電極刺激波で刺激するように設定する電極対設定手段と、前記第1の電極対選択手段における電極対選択情報、前記第2の電極対選択手段における電極対選択情報、または前記電極対設定手段における電極対選択情報のうち、いずれかが更新されるごとに相互に一致するよう設定する電極対選択情報更新設定手段と、を具備し、更新された前記電極対選択情報に従って心臓へ前記電気刺激波を刺激するよう構成してなることを特徴とする。これによって、電気刺激波を心臓に刺激するための電極対を、端子を用いた第1の電極対択手段、表示器を用いた第2の電極対選択手段、心内心電図を表示する表示器から設定できる電極対設定手段のいずれからでも、選択することができる。
【0020】本発明に係る電極対選択器は、請求項12に記載したように、複数の電極を有するアッセンブリーのうち、選択された電極対を通じて、電気刺激波発生手段により発生される電気刺激波を、生体へ向けて刺激する生体刺激装置に用いられ、電極対を選択する電極対選択器において、生体へ刺激する電極対を設定するための端子と、外部の電極対選択器により選択された電極対選択情報を受け、その電極対選択情報に応じて電極対選択設定を更新する電極対選択設定更新手段と、を具備することを特徴とする。これによって、電極対選択器が具備する端子自体によっても生体に刺激する電極対を選択でき、外部の電極対選択器により電極対が設定されてもその電極対選択情報を受けて電極対選択設定が更新されるので、本電極対選択器によっても、外部の電極対選択器によっても電極対が選択でき操作性が向上する。
【0021】また、本発明に係る電極対選択器は、請求項13に記載したように、心臓カテーテル検査に用いられるための複数の電極を有する電極カテーテルのうち、選択された電極対を通じて、電気刺激波発生手段により発生される電気刺激波を、心臓へ向けて刺激する心臓刺激検査装置に用いられ、電極対を選択する電極対選択器において、心臓へ刺激する電極対を設定するための端子と、外部の電極対選択器により選択された電極対選択情報を受け、その電極対選択情報に応じて電極対選択設定を更新する電極対選択設定更新手段と、を具備することを特徴とする。これによって、電極対選択器が具備する端子自体によっても心臓に刺激する電極対を選択でき、外部の電極対選択器により電極対が設定されてもその電極対選択情報を受けて電極対選択設定が更新されるので、本電極対選択器によっても、外部の電極対選択器によっても電極対が選択でき操作性が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る心臓刺激検査装置(生体刺激装置、生体刺激検査装置)の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】図1は、本実施の形態に係る心臓刺激検査装置の機能を示すブロック図である。また、図2は、本実施の形態に係る心臓刺激検査装置の一例を示す模式図である。図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る心臓刺激検査装置1は、電極カテーテル2を通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激することによって心臓を検査するものであり、検査・解析を行うためのポリグラフ装置3と、電気刺激波発生手段4と、電極対選択器(電極対選択手段)5と、処理部6と、接続手段7とを備えている。電極カテーテル2を通じて、電気刺激波を心臓へ向けて刺激することによって心臓を検査する【0024】電極カテーテル2は複数の電極を備えるものであり、例えば図1に示すように4つの電極11,12,13,14を備えている。そして、この4つの電極11,12,13,14のうちの所定の電極間で、電気刺激波を心臓に発しうるように電極を選択する電極選択部10で選択することができる。なお、この電極カテーテル2は2極のものや4極以上の多数の電極を備えたものでもよく、同時に複数本の電極カテーテルを使用してもよい。
【0025】さらに、電極対選択器5は、図3に示す構成図のように、3つのチャンネルAch、Bch、Cchを備え、それぞれのチャンネルは、正電極選択部,負電極選択部を備えており、さらに、接続手段7の各端子A−1,A−2,・・・,H−9,H−10のいずれかを選択するためのロータリー端子31(A〜Hを選択)と、ロータリー端子32(1〜10を選択)とを備えている。
【0026】処理部6は、図1及び図2に示すように、電気刺激波発生手段4と電極対選択器5と接続手段7とが接続され、各信号のインタフェース、処理、制御を行うものである。また、接続手段7は、電極カテーテル2の各電極(11,12,13,14)を接続するための端子A−1,A−2,・・・,H−9,H−10を備えている。
【0027】ポリグラフ装置3は、図2に示すように、2つの表示器(モニタ)21a,21bを備えており、通常は、表示器(モニタ)21bにより電気刺激波形乃至電気刺激波設定条件が表示され、表示器(モニタ)21aにより心内心電図波形が表示される。
【0028】さらに、表示器(モニタ)21bの画面表示は、図4に示すように、電極選択画面(又はウインドウ)22を表示することができ、電気刺激波を心臓に発する正電極及び負電極と、心内心電図波形を表示する正電極及び負電極を選択することができる。
【0029】この表示器21bの電極選択画面22上で選択された電極の情報(電極対選択情報)と、前述の電極対選択器5において設定された電極対選択情報とは、電極対選択情報更新設定手段により、それぞれの電極対選択情報が更新されるごとに相互に一致するように設定される。
【0030】次に、ポリグラフ装置3の表示器21bの電極選択画面22の説明を図4を参照して行う。図4は、電極選択画面22の一表示例を示す図である。
【0031】電極選択画面22は、「Condition」タブ40a,「Analysis」タブ40b,「Site Name」タブ40cで各ウインドウの切り換えができる。電極選択の表示及び設定の画面は、「Condition」タブ40aを選択することにより表示される。
【0032】「Condition」タブ40aによって選択されて表示された画面は、図4に示すように、「ICE Trace」41,「Stim Select」42,「JC Condition」43の各表示領域と、「JC Condition」43のA-D部分とE-H部分を切り換える選択ボタン「A-D」43a,「E-H」43bからなる。
【0033】「ICE Trace」41の表示領域は、どの電極間の電位差をとって、心内心電図を計測しているかを示す表示部分であり、「Wave」41a,「Site」41b,「−」41c,「+」41d,「Trace」41e,「Limit」41fの項目からなる。
【0034】「Wave」41aは、ICE(intra-cardiac electrocardiogram:心内心電図)の波形パターンを示す項目であり、「Site」41bは、心内心電図の波形の種類を表す項目である。
【0035】波形の種類の名称は、例えば、HRA(High Right Atrium:高位右房電位)、CS(Coronary Sinus:冠状静脈洞電位)、HBE(His Bundle electrogram:HIS束電位)、RV(Right Ventricle:右心室尖部電位)などがあり、これらの各波形に対しそれぞれ、刺激をd(−)と2(+)、誘導を3(−)と4(+)と表記して刺激か誘導かをあらわすことができる。
【0036】なお、以上の「Site」41bの各波形の種類の名称は、「Site Name」タブ40cによって選択された画面(図示せず)により変更することもできる。
【0037】そして、「−」41cは、「JC Condition」43の負電位端子を表示し、「+」41dは、正電位端子を表示する。また、「Trace」41eは、ポリグラフ装置の表示器21aに心内心電図の波形を表示させるためのスイッチであり、ONの場合に表示される。また、「Limit」41fは、表示される心内心電図の振幅の制限をON/OFFさせる設定である。
【0038】「Stim Select」42の表示領域は、電極対選択器5によって選択されるチャンネル(Ach、Bch、Cch)の表示及び設定を行う部分であり、「Stim Ch」42a,「−」42b,「+」42c,「ON/OFF」42d,「Ch」42eの項目からなる。
【0039】「Stim Ch」42aは、A,B,Cの各チャンネルを示している。「−」42b,「+」42cは、各チャンネルで選択される正負の電極対それぞれの端子名を表示及び設定する。「ON/OFF」42dは、電気刺激波を出力させるか否かを表示及び設定し、ONの場合は、電気刺激波を出力し、OFFの場合は、出力しないように表示及び設定される。
【0040】「Stim Ch」42aの各A,B,Cの表示項目をクリックすると、「ICE Trace」41の「Wave」41aに挙げられた各波形パターンICEの選択ウィンドウが表示され、いずれかを選択すると「Ch」42eの表示項目に表示される。その後、「Change」ボタン44をクリックすることにより、装置内部設定が更新され、正負の電極対を表示する「−」42b,「+」42cが更新される。
【0041】「JC Condition」43の表示領域は、接続手段7の各端子A−1,A−2,・・・,H−9,H−10に相当し、「A-D」43a,「E-H」43bのスイッチボタンによって、A-D部分とE-H部分とを切り換えることができる。
【0042】「Wave」41aの各波形パターンICE、あるいは、「Stim Ch」42aの各チャンネルA,B,Cのうちのいずれか1つをクリック(選択)することにより、「JC Condition」43の中で選択された正負の端子(例えば、A−1,A−2)がハイライト表示(他の端子と異なる色、明るさなどの表示)がなされる。
【0043】なお、「Analysis」タブ40bは、心内心電図解析に用いる画面(図示せず)を表示させるタブである。
【0044】そして、「Save」ボタン45をクリックすることによって、電極選択画面22で設定された全設定を保存することができる。また、「Default」ボタン46をクリックすることによって、初期設定に戻すことができる。また、「Cancel」ボタン47をクリックすることによって変更された設定をキャンセルすることができる。
【0045】次に、心内心電図波形を表示している表示器21aの画面において、現在計測されている電極対を通して心臓に電気刺激波を送出する機能の説明を図5を参照して行う。図5は、心内心電図波形の一表示例を示す図である。
【0046】図5に示すように、例えば、“HRA1−2”に対応する心内心電図波形51が表示されている部分及びその近傍部分をクリックすることにより、“STIM”選択項目52が表示され、これにより、心内心電図の振幅(例えば、0.02mV/1div〜5mV/1div)を選択できる。
【0047】さらに、“Wave OFF”を選択した場合には、心内心電図の表示がされなくなる。また、図5のように、“STIM Set”を選択した場合には、チャンネル選択項目53が表示され、“Ach”、“Bch”、“Cch”のいずれかを選択し、電気刺激波を心臓に電気刺激波を送出するように設定することができる。
【0048】そして、上記の設定は、電極対選択器5や電極選択画面22の「Stim Select」42の表示にも反映される。なお、“STIM Set”を選択した場合においても、心内心電図の波形表示は可能であり、心内心電図に電気刺激波が重畳した波形が表示される。
【0049】なお、本発明は、電気刺激による誘発電位検査装置にも用いることができる。また、本発明は、電気刺激に限らず複数の磁気刺激やマイクロ波による刺激にも適用できる。
【0050】
【発明の効果】以上詳記したように、請求項1に記載した発明によれば、表示器の画面表示上で、電極アッセンブリーの複数の電極のうち電極対を選択して、電気刺激波を生体に発して刺激を行うことができる生体刺激装置を提供できる。
【0051】また、請求項2に記載した発明によれば、端子により選択すると云う簡易な方法によるか、または、表示器の画面表示上で、電気刺激波を発する電極対を選択でき、さらに、端子にて選択された電極対選択情報と表示器の画面表示上で選択された電極対選択情報を相互に一致させて、更新された電極間に、電気刺激波を生体に発して刺激を行うことができ、操作性を向上させることができる生体刺激装置を提供できる。
【0052】また、請求項3に記載した発明によれば、端子により選択すると云う簡易な方法によるか、または、表示器の画面表示上で、刺激波を発する刺激部を選択でき、さらに、端子にて選択された刺激部選択情報と表示器の画面表示上で選択された刺激部選択情報を相互に一致させて、更新された刺激部間に、刺激波を生体に発して刺激を行うことができ、操作性を向上させることができる生体刺激装置を提供できる。
【0053】また、請求項4に記載した発明によれば、請求項2または請求項3に記載の生体刺激装置において、ロータリー端子を回転させると云う簡易な方法によって、選択された刺激部ないし電極対から刺激波を生体に発することができる生体刺激装置を提供できる。
【0054】請求項5に記載した発明によれば、表示器の画面表示上で、電極カテーテルの複数の電極のうち電極対を選択して、電気刺激波を心臓に発して心臓刺激検査を行うことができる心臓刺激検査装置を提供できる。
【0055】また、請求項6に記載した発明によれば、端子により選択すると云う簡易な方法によるか、または、表示器の画面表示上で、電気刺激波を発する電極対を選択でき、さらに、端子にて選択された電極対選択情報と表示器の画面表示上で選択された電極対選択情報を相互に一致させて、電極カテーテルの更新された電極間に、電気刺激波を心臓に発して心臓刺激検査を行うことができ、操作性を向上させることができる心臓刺激検査装置を提供できる。
【0056】また、請求項7に記載した発明によれば、請求項6に記載の心臓刺激検査装置において、ロータリー端子を回転させると云う簡易な方法によって、選択された電極対から電気刺激波を心臓に発して心臓刺激検査を行うことができる。
【0057】請求項8に記載した発明によれば、表示器の画面上から、直接、生体電位信号を検出している電極対を用いて電気刺激波を生体に刺激することができる生体刺激検査装置を提供できる。
【0058】また、請求項9に記載した発明によれば、電気刺激波を生体に刺激するための電極対を、端子を用いた第1の電極対択手段、表示器を用いた第2の電極対選択手段、生体電位信号を表示する表示器から設定できる電極対設定手段のいずれからでも、選択することができる生体刺激検査装置を提供できる。
【0059】請求項10に記載した発明によれば、表示器の画面上から、直接、心内心電図を検出している電極対を用いて電気刺激波を心臓に刺激することができる心臓刺激検査装置を提供できる。
【0060】請求項11に記載した発明によれば、電気刺激波を心臓に刺激するための電極対を、端子を用いた第1の電極対択手段、表示器を用いた第2の電極対選択手段、心内心電図を表示する表示器から設定できる電極対設定手段のいずれからでも、選択することができる心臓刺激検査装置を提供できる。
【0061】請求項12に記載した発明によれば、電極対選択器が具備する端子自体によっても生体に刺激する電極対を選択でき、外部の電極対選択器により電極対が設定されてもその電極対選択情報を受けて電極対選択設定が更新されるので、本電極対選択器によっても、外部の電極対選択器によっても電極対が選択でき操作性が向上する。
【0062】また、請求項13に記載した発明によれば、電極対選択器が具備する端子自体によっても心臓に刺激する電極対を選択でき、外部の電極対選択器により電極対が設定されてもその電極対選択情報を受けて電極対選択設定が更新されるので、本電極対選択器によっても、外部の電極対選択器によっても電極対が選択でき操作性が向上する。
【出願人】 【識別番号】000230962
【氏名又は名称】日本光電工業株式会社
【住所又は居所】東京都新宿区西落合1丁目31番4号
【出願日】 平成13年12月7日(2001.12.7)
【代理人】 【識別番号】100099195
【弁理士】
【氏名又は名称】宮越 典明 (外1名)
【公開番号】 特開2003−169854(P2003−169854A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−373546(P2001−373546)