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【発明の名称】 イオントフォレシス素子
【発明者】 【氏名】村山 悦朗

【要約】 【課題】構造が簡単であって、製造行程の単純化と製品コストの低減を可能にするイオントフォレシス素子を提供する。

【解決手段】導電性金属からなる陽極部と、半導体からなる陰極部と、陽極部と陰極部との間を電気的に接続し且つ電流制限機能を有する保護抵抗体と、イオン性薬剤を含浸している当て部材とを備えており、当て部材は陽極部又は陰極部のいずれか一方の電極部と接触し、使用時に他方の電極部と前記当て部材とが同時に皮接するように配置されるイオントフォレシス素子であって、一方の電極部は台座であり、台座は保持溝と保持穴とを有し、保持溝は保持穴を囲むように形成され、保護抵抗体は棒状であって保持穴に縦方向に保持され、当て部材は保持溝で保持される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 導電性金属からなる陽極部と、半導体からなる陰極部と、前記陽極部と前記陰極部との間を電気的に接続し且つ電流制限機能を有する保護抵抗体と、イオン性薬剤を含浸している当て部材とを備えており、前記当て部材は前記陽極部又は前記陰極部のいずれか一方の電極部と接触し、使用時に他方の電極部と前記当て部材とが同時に皮接するように配置されていることを特徴とするイオントフォレシス素子。
【請求項2】 前記一方の電極部は、保持穴を有する台座で構成され、前記保持穴で前記保護抵抗体を保持する請求項1に記載のイオントフォレシス素子。
【請求項3】 前記保護抵抗体は棒状であって、前記保持穴に縦方向に保持される請求項2に記載のイオントフォレシス素子。
【請求項4】 前記保護抵抗体は前記保持穴で圧着保持される請求項2又は3に記載のイオントフォレシス素子。
【請求項5】 前記保護抵抗体の前記台座側には、導電性キャップが被せられ、当該台座側の導電性キャップが前記保持穴で圧着保持される請求項2又は請求項3に記載のイオントフォレシス素子。
【請求項6】 前記他方の電極部は保護抵抗体に一体形成される請求項1乃至5のいずれか1項に記載のイオントフォレシス素子。
【請求項7】 前記保護抵抗体に皮接側の導電性キャップが被せられ、当該皮接側の導電性キャップ上に前記他方の電極部が形成される請求項1乃至5のいずれか1項に記載のイオントフォレシス素子。
【請求項8】 前記台座側の導電性キャップ上に前記他方の電極部と同じ電極物質であって使用時にも皮接しない電極が形成される請求項7に記載のイオントフォレシス素子。
【請求項9】 前記一方の電極部は前記陽極部であって、前記台座は表面に金などの貴金属のメッキが施された合成樹脂である請求項2乃至8のいずれか1項に記載のイオントフォレシス素子。
【請求項10】 導電性金属からなる陽極部と、半導体からなる陰極部と、前記陽極部と前記陰極部との間を電気的に接続し且つ電流制限機能を有する保護抵抗体と、イオン性薬剤を含浸している当て部材とを備えており、前記当て部材は前記陽極部又は前記陰極部のいずれか一方の電極部と接触し、使用時に他方の電極部と前記当て部材とが同時に皮接するように配置されるイオントフォレシス素子であって、前記一方の電極部は台座であり、前記台座は保持溝と保持穴とを有し、前記保持溝は前記保持穴を囲むように形成され、前記保護抵抗体は棒状であって前記保持穴に縦方向に保持され、前記当て部材は前記保持溝で保持されることを特徴とするイオントフォレシス素子。
【請求項11】 導電性金属からなる陽極部と、半導体からなる陰極部と、前記陽極部と前記陰極部との間を電気的に接続する棒状の導電体と、イオン性薬剤を含浸している当て部材とを備えており、前記当て部材は前記陽極部又は前記陰極部のいずれか一方の電極部と接触し、使用時に他方の電極部と前記当て部材とが同時に皮接するように配置されるイオントフォレシス素子であって、前記一方の電極部は台座であり、前記台座は保持溝と保持穴を有し、前記保持溝は前記保持穴を囲むように形成され、前記棒状の導電体は前記保持穴に縦方向に保持され、前記当て部材は前記保持溝で保持されることを特徴とするイオントフォレシス素子。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、イオントフォレシスの作用を利用したイオントフォレシス素子に関する。
【0002】
【従来の技術】経皮投薬法は、生体の所定位置に一定濃度の薬剤を搬送する手段としてすぐれた投薬方法である。また経皮投薬法は、静脈注射や経口投与に比べて局所投薬性にすぐれており患部真上皮膚から内部に浸透するため肝臓への初回通過解毒作用が回避できる。従って薬剤の副作用や投与量がすくなくて済むという特徴がある。その実用化例には、筋骨系および結合組織の慢性疾患の治療、狭心症の発作予防、気管支炎の沈静化、神経性疾患の治療などがある。
【0003】通常経皮投薬は、有効成分を含む素材をプラスターに塗布して所定部位に皮接し、濃度拡散を利用して一定濃度の薬剤を皮接部位から皮下組織に浸透させることで行われる。しかし、疾患の治療に有効な被浸透薬剤は、一般に高分子化合物であり、また複雑な立体構造を持つので、単純な濃度拡散現象だけに頼っていては患部に必要濃度の薬剤が到達せず充分な治療効果が得られない場合が多い。そこで、近年経皮投薬法による有効浸透率を高める手段として、イオントフォレシスが注目されるに至った。
【0004】イオントフォレシスは、被浸透薬剤の有効成分をイオン化し、皮膚を通電路として二個所に設置した電極の一方(活性電極)の下に薬剤を塗沫するとともに、他方の電極(不関電極)との間に外部電源から通電してその電気的反発力によって皮膚通電路内に前記有効成分イオンを強制的に泳動せしめるものである。
【0005】イオントフォレシスにおける外部電源は、皮膚通電路が高抵抗のため病院では医師の監視の下で固定式の100v級の直流電源が用いられることが多い。ところが、これでは患者が日常生活中に利用できないため、一般には電池が用いられる。しかし、電池は使用時間とともに起電力が急速に低下するため、電気泳動による薬剤浸透の効果が低下するなどの問題がある。
【0006】一方でこのような問題を解決するために、イオン化傾向の異なる二種類の金属を導電接続し、皮接時に形成される電気的閉回路を利用して起電力を発生させ、陽極金属と同じ種類の金属塩を用いたイオン性薬剤を陽極の皮接面に塗布して用いるイオントフォレシスが提案されている。(特開昭60−20320号公報)この方法は、上記の従来技術と異なり、電極間の酸化還元反応を利用する試みである。しかし、この方法には大きな欠点がある。つまり、皮接して電気的閉回路が形成された時、まずイオン化傾向の大きな陰極から電子が陽極に流れ、電子の抜けた陰極は化学的に活性化される。陰極の皮接面あるいはその近傍に分布する水分由来のマイナスイオンが陰極の表面層に侵入して吸着化合し、陰極の皮接面に水酸化物を形成する。この水酸化物は絶縁物であるため、急速に起電力が低下し、やがてイオントフォレシスは停止する。
【0007】この欠点を解消するために、陰極に半導体を使用し、金属陽極との組み合わせによる皮接発電型イオントフォレシス用素子が提案されている。(平03−16573)図7に正面図が示され図8にZ−Z線断面図が示されるが、この素子は、マイナスイオン性薬剤を含浸させたパッド14を金属陽極11の下面に配置し、金属陽極11と半導体陰極12とを非皮接領域で導線15によって直接接続している。使用時において、金属陽極11をその下方に配置したパッド14と共に皮接すると、金属陽極11と半導体陰極12とにより電気的閉回路が形成される。半導体陰極12から金属陽極11に電子が流出した時、半導体陰極に発生した正孔は皮接面に形成されるショットキー障壁の内部電界によって皮接面に強制的に押し出され、自由正孔または半導体イオンとして皮膚へ流出するため、半導体陰極の電気的中性が保持され安定的に長期発電が可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述のようなイオントフォレシス用素子の構造では、皮接後皮膚の活性化が進むに従い、電流が増大し皮膚の損傷を招くおそれがあった。又、導線が配置されるイオントフォレシス素子を製造することは実際には非常に困難であり、大量生産には適していない。したがって、製造上においても使用上においても、またコスト面においても改善すべき点があった。
【0009】本発明はこのような事情によりなされたものであり、本発明の目的は構造が簡単で、製造工程の単純化と製品コストの低減とが可能となるイオントフォレシス素子を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するため、本発明のイオントフォレシス素子は、導電性金属からなる陽極部と、半導体からなる陰極部と、陽極部と陰極部との間を電気的に接続し且つ電流制限機能を有する保護抵抗体と、イオン性薬剤を含浸している当て部材とを備えており、当て部材は陽極部又は陰極部のいずれか一方の電極部と接触し、使用時に他方の電極部と当該当て部材とが同時に皮接するように配置される。尚、一方の電極部が陽極の場合にはここでいう他方の電極部は陰極であって、一方の電極部が陰極の場合には他方の電極部は陽極である。
【0011】又、当て部材が接触する一方の電極部は保持穴を有する台座で構成され保持穴で保護抵抗体を保持してもよく、保護抵抗体は棒状であって保持穴に縦方向に保持されてもよい。さらに保護抵抗体は保持穴で圧着保持されてもよい。
【0012】さらに又、保護抵抗体の台座側には、導電性キャップが被せられ、台座側の導電性キャップが保持穴で圧着保持されてもよく、当て部材と接触していない他方の電極部は保護抵抗体に一体形成されてもよい。
【0013】又、保護抵抗体に皮接側の導電性キャップが被せられ、皮接側の導電性キャップ上に他方の電極部が形成されてもよく、台座側の導電性キャップ上に他方の電極部と同じ電極物質であって使用時にも皮接しない電極が形成されてもよい。
【0014】さらに、当て部材が接触する一方の電極部は陽極部であって、台座は表面に金などの貴金属のメッキが施された合成樹脂であってもよい。
【0015】又、台座の保持溝は保持穴を囲むように形成されてもよく、保護抵抗体に代わって棒状の導電体を用いてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0017】図1は本発明のイオントフォレシス素子の一実施例の断面図である。イオントフォレシス素子は、導電性金属からなる陽極部1、半導体からなる陰極部2(2a、2b)、陽極部1と陰極部2aとの間を電気的に接続し且つ電圧制御機能を有する保護抵抗体3およびマイナスイオン性薬剤を含浸している当て部材4、導電性キャップ5a、5bを備え、粘着布6によってシールとして皮接することができるようになっている。
【0018】陽極部1は、合成樹脂製台座の表面全体に例えば金のような貴金属のメッキを施したものである。このメッキは表面全体に施されることが好ましいが、当て部材4及び導電性キャップ5b(台座側)とが電気的に接続される程度であればよい。陽極部1は使用時に陽極となる。尚、陽極部1は台座それ自体を導電性金属で形成したものであってもよいが、本実施例のように台座にメッキが施されることによって、製造コストを低減することができる。またメッキは金や白金などのような貴金属によるものにかえて合金であってもよい。陽極部1上に形成される保持穴1a及び保持溝1bについては後述する。
【0019】陰極部2は導電性キャップ5a(皮接側)上に形成(陰極部2a)されるが、本実施例のように導電性キャップ5b(台座側)上にも形成(陰極部2b)されていても差し支えない。このように導電性キャップ5b上にも形成することによって当て部材4上の被浸透マイナスイオンを皮膚に浸透しやすくし、さらに製造時において、導電性キャップ5を被せた状態の保護抵抗体3を保持穴1aに圧入するときに上下の区別をする必要がなく製造が容易となる。尚、陰極部2bは使用時に皮接するようには配置されておらず、図示されるように粘着布6と接しており、陽極部1と短絡している。陰極部2(2a、2b)を構成する半導体には、例えば酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化ビスマス、酸化鉄、酸化鉛、酸化アンチモン、酸化チタン、および酸化錫からなる群より選ばれた一種類の酸素欠陥型酸化物がある。また、皮接面のみ半導体でその下層が金属の二重構造であってもよい。
【0020】保護抵抗体3は棒状に形成される。保護抵抗体3は、例えば表面をカーボンコーティングしたセラミックス棒体で、コーティング量により、電流値を決める抵抗値を任意に設定可能なものである。また、保護抵抗体3はその両端部すなわち皮接部3aと基部3bとのそれぞれに導電性キャップ5(5a、5b)が被せられる。さらに、保護抵抗体3は、台座1の保持穴1aに縦方向(起立状態)に取り付けられており、基部3bは保持穴に圧入固定され、台座1と電気的に接続される。尚、保護抵抗体3は、抵抗体でなくてもイオントフォレシス素子を形成することは可能であり、この場合においては、保護抵抗体3は棒状の導電体である。
【0021】当て部材4は被浸透マイナスイオン性薬剤を分散させた、例えば不織布からなるパッドで形成されている。当て部材4は陰極部2(2a、2b)と電気的には絶縁状態にある。
【0022】導電性キャップ5a、5bは導電性材料(例えば鉄)からなり、各導電性キャップ5a、5bはそれぞれ保護抵抗体3の皮接部3aと基部3bとに被せられ、各導電性キャップ5a、5bの表面に例えば酸化亜鉛からなる酸化物半導体が形成されることによって陰極部2(2a、2b)が形成されてる。この酸化物半導体は使用時に陰極となる。このような酸化物半導体2(2a、2b)を形成する導電性キャップ5を備えた保護抵抗体3は、例えば電子部品である抵抗器と構造を同じくしており、安価に大量に供給可能なものである。尚、陰極部2(2a、2b)は保護抵抗体3の基部3bと皮接部3aとの導電性キャップ5(5a、5b)を介することなく一体形成してもよい。
【0023】当て部材4は台座1に設けられている保持溝1bに装着され、保護抵抗体3は穴部4a内に配置されている。
【0024】陽極部1の下面には粘着布6が取り付けられている。粘着布6の上面は粘着が塗布されており、台座1を保持し、使用時には陰極部2a及び当て部材4が皮接するようにシールとして皮膚に貼りつけることができる。
【0025】図2は本発明のイオントフォレシス素子の一実施例の平面図である。
【0026】陽極部1の皮接側(図1での上面)には中心部に保護抵抗体3を保持するための保持部となる保持穴1aが形成され、この保持穴の外側には当該保持穴1aを囲むように当て部材4を保持するための保持部となる保持溝1bが形成される。断面を四角形とする四角柱状の保持穴1aに接するように棒状の導電性キャップ5が圧着される。また保持溝1bは保持穴1aを中心とする円環状に形成され、当て部材4は保持溝1bの外側面と内側面との間に配置される。
【0027】図3は本発明のイオントフォレシス素子の一実施例を分解した状態を示す一部切欠の拡大正面図である。台座である陽極部1と、導電性キャップ5a、5bが被せられた保護抵抗体3と、当て部材4とに分解した状態であって、陽極部1及び保護抵抗体3は中央よりも左側を切欠した状態として示されている。斜線で示されている部分は切欠した時の断面である。本実施例は左右対象なので右側を切欠した場合にも同様の断面があらわれる。本実施例においては、導電性キャップ5a、5bが被せられた保護抵抗体3は上下逆にして圧入してもかまわないが、導電性キャップ5b上に陰極部2bが形成されておらず、陰極部2aのみ形成されているような場合には陰極部2aが皮接するよう導電性キャップ5aが上部に来るように配置に注意しなければならない。
【0028】図4は図3のX−X線断面図であって、陽極部1の断面を示したものである。図の斜線部が断面であり、保持穴1aは水平断面が四角形であり、また保持溝1bは保持穴1aを中心とする円環状に形成される。図中では保持溝1b及び保持穴1aの側面の断面があらわされている。
【0029】図5は図3のY−Y線断面図であって、当て部材4の断面を示したものである。図の斜線部が断面である。図示されるように当て部材4は中央部に穴部4aが貫通されているリング状のものである。尚、イオントフォレシス素子形成時には、当て部材4は、点線で示される保護抵抗体3及び導電性キャップ5と断面がほぼ同心円になるように配置される。
【0030】イオントフォレシス素子の一実施例の使用状態は図6に示される。粘着布6により、当て部材4の上面と保護抵抗体3の皮接部3a側の導電性キャップ5を同時に皮接すると、皮接部位に陽極(陽極部である台座1)、陰極(陰極部2a)、電解質(当て部材4および皮膚7)からなる外部回路短絡型の化学電池が形成される。
【0031】この場合通電路は陰極部2a→(保護抵抗体3)→陽極部1→当て部材4→皮膚7→陰極部2aという閉回路になる。陽極部1から陰極部2aに流れた電子によって、当て部材4内の被浸透マイナスイオン性薬剤は二次元的な電気反発力を受けて皮膚7内に浸透する。被浸透マイナスイオン性薬剤と共に皮膚7内に浸透する電子は、還元反応を起こす。一方、電子の流出した陰極部2aでは、過剰になった正孔が被接面に形成されるショットキー障壁の内部電界により皮膚7内に浸透して酸化反応を起こす。ショットキー障壁は被接面からの電子の流入を阻止するため、安定した生体電池の起電力が得られる。
【0032】さらに、陰極部2bと陽極部1とが短絡することによって、マイナスイオン性薬剤の皮膚内への浸透効果の向上が期待できる。
【0033】上述の実施例では、陽極部1には合成樹脂成形品に金属メッキを施したものを使用し、保護抵抗体3はその表面をカーボンコーティングしたセラミックス棒体であるので、本発明の素子の量産化と製造コストの低減が可能となり、そして製造プロセスで半導体からなる陰極部を保護抵抗体と一体とすることにより、使用中に生じる皮膚抵抗の変化による皮膚損傷の抑制を図ることができる。
【0034】図1〜図6において説明した実施例は当て部材4に含浸させたイオン性薬剤が皮膚に対してマイナスイオンとなるものであった。皮膚に対してプラスイオンとなる薬剤を本発明によって皮膚内に浸透させるためには、台座となる電極部を上記実施例と逆にしなければならない。すなわち図において1を陰極部に2(2a、2b)を陽極部とする。なおこの場合当て部材の接触する陰極部がイオン性薬剤と反応して酸化する恐れのある場合は、陰極部表面をあらかじめ化学的に安定な導電性物質例えば導電性カーボンなどの薄い皮膜をコーティングし当て部材4と接触させてもよい。この場合、陽極部表面も同じ導電性物質でコーティングしておけば、コーティング物質が起電力に与える影響を相殺することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、保護抵抗体を設けることによって電流の増大による皮膚の損傷を防ぐことができる。又、導電が配置されない構造であるために製造が非常に容易であり、大量生産することが可能である。
【0036】さらに、棒状の保護抵抗体は、一般に用いられる電子部品としての抵抗体をそのまま用いることが可能であるので、安価に大量に供給ができ、陽極は貴金属のメッキでよいので、製造コストの低減と製造行程の単純化が可能となる。
【0037】又、陽極と短絡する陰極を設けることによって、イオン浸透効果を高めることができる。
【出願人】 【識別番号】501473774
【氏名又は名称】バイオセルテクノロジー有限会社
【識別番号】390024844
【氏名又は名称】株式会社ポリトロニクス
【出願日】 平成13年12月7日(2001.12.7)
【代理人】 【識別番号】100078776
【弁理士】
【氏名又は名称】安形 雄三 (外2名)
【公開番号】 特開2003−169853(P2003−169853A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−373799(P2001−373799)