| 【発明の名称】 |
光線治療法及び光線治療器 |
| 【発明者】 |
【氏名】黒田 直秀
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| 【要約】 |
【課題】従来の光線療法では、大きなエネルギーを持つ光を治療する部位に照射していたため、消費電力が大きくなる他、治療機器が大型化していた。また、光に対して敏感な部位では治療が困難であった。
【解決手段】患部もしくは患部を走行する経絡上の任意の点に対して、該経絡の固有振動の周期で強度の変化する光を照射して経絡の振動の乱れを解消することによって、小さなエネルギーで治療を行うことが可能となった。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】体表に光線を当てて治療を行う光線治療の手法を提供するものであって、患部もしくは患部を走行する経絡上の任意の点に対して、該経絡の固有振動の周期で強度が変化する光を照射することを特徴とする光線治療法。 【請求項2】請求項1の光線治療法を実現する光線治療器であって、経絡の固有振動の周期を持つ信号を発生させる信号発生回路と、光源として可視域の半導体レーザーと、半導体レーザーの出力を制御する駆動回路と、光源の出力光を一旦収束した後広がる集散光とするためのレンズ光学系及び各機能を設定する操作手段とを具えることを特徴とする光線治療器。 【請求項3】請求項2の光線治療器において、治療対象の経絡の固有振動の1周期の内、光出力の大なる期間の割合が周期の半分を超えることを特徴とする光線治療器。 【請求項4】請求項2及び3の光線治療器において、光出力を変調するためのデータを外部から取り込むデータ取り込み機能と、データを格納する記憶機能と、それらの動作を制御する制御機能を具えることを特徴する光線治療器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光線治療の手法及びそれを実現する光線治療器を提供するものであり、特に東洋医学で言うところの経絡の持つ固有振動を利用した手法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、光線治療法としては、光線の持つ熱エネルギーによる効果を期待して、赤外域に多くのエネルギーを持つ光線を患部に対して連続的又は間欠的に照射するものが一般的であった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】これらの方法では、熱エネルギーの加熱効果に期待しているため、より良い効果を上げるためにはより大出力の光源を必要とした。そのため治療器の消費電力が大きくなり、一般の交流電源からの電源供給が必要となる他、筐体が大型化していた。 【0004】また、照射エネルギーが大きいことから、眼の周囲等光に対して敏感な部位に関しては治療を行うことが困難であった。 【0005】本発明は、上記のような問題点を解決し、小さなエネルギーで有効な治療を行うことを可能とする光線治療法及び光線治療器を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】経絡に対して経絡毎に決まった周期の物理的刺激を加えることによって治療的な効果が得られる。有効となる刺激の間隔には個人差が殆ど無いことから、これが経絡ごとの固有振動であると考えられている。 【0007】ここで、刺激に対して有効な反応を示す経穴は生きた経穴と呼ばれており、これは体内に発生している異常の影響が体表上に出現したものである。生きた経穴の部分では経絡の振動が乱れており、固有振動からのずれが発生している。この生きた経穴に対して、その経穴が所属する経絡の固有振動の周期で刺激を加えれば、経絡の振動の乱れが解消され、その経絡に支配された領域の異常も解消する方向に向かう。 【0008】通常の治療法では、例えば鍼灸による治療の場合など、刺激量が過多の場合にはかえって体の変調を発生させる場合があったが、本発明では、外部から加えている刺激は本来体の内部に存在するべき固有振動の周期を持つため、必要な刺激量を超えたとしてもあるべき状態からの変調は起こさず、悪影響は発生しない。 【0009】また、音叉に対して固有振動の周期で振動を与えると、共鳴によってエネルギーを蓄積し大きな振動となるのと同様に、経絡に対しても固有振動の周期で刺激を与えれば刺激が蓄積され、毎回の刺激量が非常に小さくても効果が得られる。 【0010】請求項1の光線治療法においては、患部もしくは患部を走行する経絡上の任意の点に対して、該経絡の固有振動の周期で強度の変化する光を照射することにより治療効果を得るものである。 【0011】次の発明の光線治療器は、経絡ごとの固有振動の周期を持つ信号を発生させる信号発生回路と、光源としての可視域の半導体レーザーと、半導体レーザーの出力を制御する駆動回路と、光源の出力光を一旦収束した後広がる集散光とするためのレンズ光学系及び各機能を設定する操作手段とを具えるものである。 【0012】次の発明の光線治療器は、上述の光線治療器において治療対象の経絡の固有振動の1周期の内、光出力の大なる期間の割合が周期の半分を超えるものである。 【0013】次の発明の光線治療器は、上述の光線治療器において光出力を変調するためのデータを取り込むデータ取り込み回路と、データを格納する記憶機能と、それらを制御する制御機能を具えるものである。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の光線治療器について詳細に説明する。 【0015】図1は本発明の光線治療器の一実施例を示すブロック図である。ここで、11は一定の周期を持つ制御信号を発生する信号発生回路であり、設定によって各経絡の固有振動の周期を発生させる機能を持つ。12は半導体レーザー13の駆動回路であり光出力を制御する。半導体レーザー13には光出力をモニタするための素子が組み込まれており、この素子の出力を駆動回路12に帰還させて出力を安定させる。半導体レーザー13の出力光17は拡散光であるため、レンズ光学系14によって集散光18とする。操作手段15によって、光出力の大きさ、経絡の選択、出力が大なる期間の比率、出力のON/OFF等を設定する。 【0016】半導体レーザー13、レンズ光学系14はプローブ16に組み込まれており、治療範囲は体表からプローブ16までの距離を調節することによって自由に選択可能である。 【0017】図2は光出力の時間的変化の例である。t0からt2までが経絡の固有振動の1周期であり、例えば小腸経では0.5秒である。請求項3では出力が大なる期間が周期の半分を超えるため、t1からt2の間隔は0.25秒より小さくなる。縦軸は出力レベルであるが、t1からt2までの間の出力L1はL2より小さい任意の値を取り得る。 【0018】図3は本発明の他の実施例である。21は信号発生装置、22は半導体レーザーの駆動回路、23は半導体レーザー、24はレンズ光学系、25は操作手段、26はプローブ、27、28はそれぞれ半導体レーザーの出力光及び光学系通過後の集散光であり、さらに30のデータ取り込み回路、31のデータ記憶回路及びそれらを制御する32の制御回路が加えられている。 【0019】30のデータ取り込み回路は外部からアナログもしくはディジタルデータを取り込み、31のデータ記憶回路にディジタルデータとして記憶する。31のデータ記憶回路の出力は駆動回路22に与えられて、23の半導体レーザーの出力を変調する。なお、データ記憶回路の記録時間は経絡の固有振動の周期より十分大きく取られており、記憶されたデータの全体を通して使用するかもしくは任意の部分を必要な長さに切り取って使用するかは、32の制御回路で自由に設定し得る。また、例えば出力の立ち上がりを緩やかにするようなパルス幅変調波形等を用意して光出力の立ち上がり部分のみを整形し、刺激を穏やかに感じさせるなどの修飾を与えることが可能である。 【0020】 【発明の効果】請求項1の光線治療の手法では、患部もしくは患部を走行する経絡上の任意の点に対して、該経絡の固有振動の周期で強度が変化する光を照射することによって、従来の光線治療の手法と比較して、非常に小さいエネルギーでも十分な治療効果を得ることが可能となったほか、着衣に隠れた部分の不調に対しても、手足の経穴などを使用することにより着衣状態のままでの治療が可能となった。 【0021】請求項2の光線治療器においては、請求項1の治療法により光出力が小さくても治療可能となったため、電池での動作が可能となったほか筐体も小型化され、可搬型の機器が実現された。 【0022】請求項3の光線治療器においては、固有振動の1周期の内、光出力の大なる期間の割合が周期の半分を超えることによって光出力のピークが低くても十分な効果が得られることから、眼の周りなど光刺激に対して敏感な部分に対しての治療が可能となった。 【0023】請求項4の光線治療器においては、光出力を変調するためのデータを格納する記憶機能を具えたことにより、光出力の立ち上がりを緩やかにして刺激を小さくするなどの修飾を自由に加えることが可能となった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】502003541 【氏名又は名称】黒田 直秀
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| 【出願日】 |
平成13年11月26日(2001.11.26) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−159340(P2003−159340A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月3日(2003.6.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−401716(P2001−401716) |
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