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【発明の名称】 腋臭脱臭器
【発明者】 【氏名】高嶋 知己

【要約】 【課題】本発明は、簡単な構成により、あまり人目に触れずに、手軽に腋臭の除臭を行なうことができるようにした、腋臭除臭器を提供することを目的とする。

【解決手段】上面11aがほぼ半円筒状に湾曲し且つ透光孔11cを備えたケース11と、ケース内の上部に取り付けられたUVランプ12と、上記UVランプを点灯させるための点灯装置15と、ケース内にて上記UVランプの下方に取り付けられた反射部材13と、を含むように、腋臭脱臭器10を構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上面がほぼ半円筒状に湾曲し且つ透光孔を備えたケースと、ケース内の上部に取り付けられたUVランプと、上記UVランプを点灯させるための点灯装置と、ケース内にて上記UVランプの下方に取り付けられた反射部材と、を含んでいることを特徴とする、腋臭脱臭器。
【請求項2】 上記ケース内にて、UVランプが直接にケース上面の透光孔内に入射する光を遮断する遮光部材を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の腋臭脱臭器。
【請求項3】 上記点灯装置が、タイマー回路により所定時間だけUVランプを点灯させることを特徴とする、請求項1または2に記載の腋臭脱臭器。
【請求項4】 上記所定時間が、1乃至2分程度であることを特徴とする、請求項1から3の何れかに記載の腋臭除臭器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腋の下の臭いを除臭するための腋臭除臭器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、除菌除臭に対する関心が高まってきており、各種抗菌商品が開発され、販売されている。これに伴って、人間自身に関する口臭,体臭等の消臭商品も開発されてきている。ここで、上述した体臭のうち、腋臭は特に女性の永年の悩みであり、従来は例えばスプレー式の消臭剤等が知られており、腋の下に対して消臭剤を噴射することにより、腋の下に消臭剤を付着させて、腋臭の消臭を行なうようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このようなスプレー式の消臭剤の場合、腋の下に対して消臭剤を噴射する必要があることから、例えば洗面所等において使用する必要があり、例えばオフィスの片隅で人目に触れないようにして消臭剤の噴射を行なうことは困難であった。
【0004】本発明は、以上の点から、簡単な構成により、あまり人目に触れずに、手軽に腋臭の除臭を行なうことができるようにした、腋臭除臭器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によれば、上面がほぼ半円筒状に湾曲し且つ透光孔を備えたケースと、ケース内の上部に取り付けられたUVランプと、上記UVランプを点灯させるための点灯装置と、ケース内にて上記UVランプの下方に取り付けられた反射部材と、を含んでいることを特徴とする、腋臭脱臭器により、達成される。
【0006】本発明による腋臭除臭器は、好ましくは、上記ケース内にて、UVランプが直接にケース上面の透光孔内に入射する光を遮断する遮光部材を備えている。
【0007】本発明による腋臭除臭器は、好ましくは、上記点灯装置が、タイマー回路により所定時間だけUVランプを点灯させる。
【0008】本発明による腋臭除臭器は、好ましくは、上記所定時間が、1乃至2分程度である。
【0009】上記構成によれば、使用者は、自分の腋の下にケースの湾曲した上面を当接させる。この状態にて、UVランプから出射した紫外線は、直接にあるいは下方に位置する反射部材により反射されてケース上面の透光孔を通って上方に出射する。従って、透光孔を通過した紫外線が、ケース上面が当接する腋の下の皮膚表面に照射される。これにより、腋の下の皮膚表面に付着した臭いのもととなる物質が分解され、腋臭が除臭されると共に、紫外線照射のイオン効果によって、腋の下の皮膚表面に保護膜を形成することになる。
【0010】このようにして、本発明によれば、紫外線照射によって、腋の下の臭いのもとともる物質が分解されることにより、腋臭の除臭が行なわれ、さらにイオン効果によって、腋の下の皮膚表面に保護膜が形成されることにより、比較的長時間に亘って腋臭による悪臭の発生を抑制することができる。
【0011】上記ケース内にて、UVランプが直接にケース上面の透光孔内に入射する光を遮断する遮光部材を備えている場合には、UVランプから出射した紫外線が、直接にケース上面の透光孔を通って腋の下の皮膚表面を照射しないので、腋の下の皮膚が紫外線の直接照射によって傷つくようなことがない。
【0012】上記点灯装置が、タイマー回路により所定時間、好ましくは1乃至2分程度だけUVランプを点灯させる場合には、腋の下の皮膚表面に対して、腋臭の臭いのもととなる物質を分解し且つ保護膜を形成するために必要な適宜の紫外線量が照射されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0014】図1乃至図3は、本発明による腋臭除臭器の一実施形態の構成を示している。図1において、腋臭除臭器10は、ケース11と、UVランプ12と、反射部材13と、遮光部材14と、点灯装置15と、電源スイッチ16及びタイマースイッチ17と、を含んでいる。
【0015】上記ケース11は、例えばアルミニウムから構成されており、例えば長さ100mm,幅30mm,高さ65mm程度の縦長の直方体状に構成されていると共に、その上面11aがほぼ半円筒状に形成されている。さらに、上記ケース11は、その両側面に放熱孔11b(図1(A)参照)を備えていると共に、その上面11aに透光孔11c(図1(B)参照)を備えている。ここで、上記透光孔11cは、後述するUVランプ12の位置にほぼ対応するように設けられている。
【0016】上記UVランプ12は、ケース11の上部にて、後述する反射部材13の水平部13aの上面のほぼ中央に取り付けられており、腋臭の臭いのもととなる物質の分解及びイオン効果による保護膜の形成のための紫外光を出射するための小型のUVランプである。そして、UVランプ12は、後述する点灯装置15(図3参照)により点灯し、紫外光を出射するようになっている。
【0017】上記反射部材13は、図2に示すように、上記ケース11のほぼ半円筒状の上部の下端を画成する水平部13aが、ケース11内に配置されていると共に、この水平部13aの一側からケース11の下端まで延びる垂直部13bを備えるように、逆L字形の断面に形成されている。そして、上記反射部材13は、その水平部13aの上面がUVランプ12からの紫外線を反射するように形成されている。
【0018】上記遮光部材14は、UVランプ12の上方を覆うように配置されており、例えば上記反射部材13に対して固定保持されている。そして、上記遮光部材14は、UVランプ12から出射する紫外線のうち、直接にケース11の上面11aの透光孔11cから外部に出射しようとする紫外線を遮断するものである。
【0019】上記点灯装置15は、公知の構成であって、UVランプ12に給電を行なって、UVランプを点灯させるものである。この場合、点灯装置15は、図2(A)にて鎖線で示すように、上記反射部材13の垂直部13bに取り付けられている。
【0020】上記電源スイッチ16は、点灯装置15に対する電源回路からの駆動電圧をオンオフするものであり、図1(C)に示すように、ケース11の端面に取り付けられている。上記タイマースイッチ17は、点灯装置15内に設けられたタイマー回路(後述)をスタートさせるスイッチであって、同様に図1(C)に示すように、ケース11の端面に取り付けられている。
【0021】図3は、上述した腋臭除臭器10の電気的構成を示している。図3において、点灯装置15は、インバータ回路等の駆動回路15aと、タイマー回路15bと、から構成されている。駆動回路15aには、電源18から駆動電圧が、電源スイッチ16を介して印加されており、所定電圧を出力するようになっている。尚、上記電源18は、例えばケース11内に内蔵される乾電池,充電式電池等の電源電池及び/または一般商用電源から所望の直流電圧に変換する電源アダプタが使用され得る。
【0022】上記タイマー回路15bは、タイマースイッチ17が操作されたときに、所定時間、例えば1乃至2分程度の間だけ、駆動回路15aからの所定電圧を出力して、UVランプ12を点灯させるようになっている。
【0023】本発明実施形態による腋臭除臭器10は、以上のように構成されており、以下のように動作する。先づ、使用者は、電源スイッチ16をオンにした状態で、自分の腋の下に、ケース11のほぼ半円筒状の上面11aを当接させる。そして、この状態から、タイマースイッチ17を操作すると、タイマー回路15bが作動して、所定時間、例えば1乃至2分程度の間だけ、点灯装置15の駆動回路15aからの駆動電圧をUVランプ12に印加する。
【0024】これにより、UVランプ12が点灯して、紫外線を照射する。そして、UVランプ12から出射した紫外線は、その一部が遮光部材13により遮断されることにより、ケース11の上面11aの透光孔11cから直接に外部に出射することが阻止される。また、UVランプ12から出射した紫外線の他の一部は、反射部材13の水平部13aの上面で反射されて、ケース11の上面11aの透光孔11cから上方に出射し、使用者の腋の下の皮膚表面に照射される。
【0025】従って、使用者の腋の下の皮膚表面に紫外線が照射されることによって、使用者の腋の下の皮膚表面に付着した臭いのもととなる物質が分解されて、除臭が行なわれる。さらに、使用者の腋の下の皮膚表面では、紫外線の照射によるイオン効果によって、一種の保護膜が形成される。従って、比較的長時間に亘って、臭いの発生が抑制され得ることになる。
【0026】このようにして、使用者は、本腋臭除臭器10を持って、そのケース11の上面11aを腋の下の皮膚表面に当接させることにより、腋の下の臭いのもととなる物質の分解及びイオン効果による保護膜の形成を行なうことができる。従って、手軽に、例えばオフィスの片隅等においてもあまり人目に触れることなく、腋臭の除臭及び抑制を行なうことができる。その際、UVランプ12からケース11の上面11aの透光孔11cに直接に向かう紫外線が遮光部材13により遮断されるので、腋の下の皮膚表面に直接に紫外線が照射されることはなく、腋の下の皮膚表面が傷ついてしまうようなことはない。
【0027】上述した実施形態においては、UVランプ12とケース11の上面11aとの間に遮光部材13が設けられているが、これに限らず、遮光部材13は省略されてもよい。その場合、UVランプ12から出射される紫外線の有害成分を除去するためのフィルタが備えられてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、使用者は、自分の腋の下にケースの湾曲した上面を当接させる。この状態にて、UVランプから出射した紫外線は、直接にあるいは下方に位置する反射部材により反射されてケース上面の透光孔を通って上方に出射する。従って、透光孔を通過した紫外線が、ケース上面が当接する腋の下の皮膚表面に照射される。これにより、腋の下の皮膚表面に付着した臭いのもととなる物質が分解され、腋臭が除臭されると共に、紫外線照射のイオン効果によって、腋の下の皮膚表面に保護膜を形成することになる。従って、紫外線照射によって、腋の下の臭いのもとともる物質が分解されることにより、腋臭の除臭が行なわれ、さらにイオン効果によって、腋の下の皮膚表面に保護膜が形成されることにより、比較的長時間に亘って腋臭による悪臭の発生を抑制することができる。このようにして、本発明によれば、簡単な構成により、あまり人目に触れずに、手軽に腋臭の除臭を行なうことができるようにした、極めて優れた腋臭除臭器が提供され得る。
【出願人】 【識別番号】501086334
【氏名又は名称】高嶋 知己
【識別番号】501086345
【氏名又は名称】株式会社アールアンドディ
【出願日】 平成13年11月28日(2001.11.28)
【代理人】 【識別番号】100079094
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 輝緒
【公開番号】 特開2003−159339(P2003−159339A)
【公開日】 平成15年6月3日(2003.6.3)
【出願番号】 特願2001−362204(P2001−362204)