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【発明の名称】 温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機
【発明者】 【氏名】パーク,チャン ソク

【要約】 【課題】人体に有益な遠赤外線を体験するために別途の機具を利用したり施設に通うことなく、家庭等で日常的にシャワーや風呂に入った後、体や髪の毛を乾かしながら自然に遠赤外線の効果を体験したり湿布等ができるように構成された、温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付扇風機を提供する。

【解決手段】駆動モータ、送風ファン、安全網及び支え台等から構成された通常の扇風機において、支え台上部から引出したAC電源を扇風機ランプ保護網内を通過させ送風ファン前方部に位置する遠赤外線ランプに連結することで作動する発熱手段を中心とした上段部が形成され、下方部には風向・風速調節、タイマー、リモコン受信部のほかに上段部の遠赤外線ランプの発熱時間を最大1時間から最小5分単位に調節し得る時間調節機能のタイマーなどの制御手段が各々形成されてなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 駆動モータ、送風ファン、安全網を含む扇風機において、前記送風ファンの前方部にソケットと遠赤外線ランプとを含む遠赤外線ランプ部を配置し、着脱自在な固定リングで固定された背面安全網と前面安全網とが備えられ、遠赤外線ランプが発熱する前方部には、ステンレスコーティング処理された熱伝導率が低く熱に強いランプ保護網が形成されてなることを特徴とする温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機。
【請求項2】 前記遠赤外線ランプ部は、その外部を取り囲むように構成された絶縁板によって前記前面安全網に固定され、支え台から引き出される遠赤外線ランプ電源装置によって電源が供給されることを特徴とする請求項1記載の温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機。
【請求項3】 前記遠赤外線ランプ電源装置は、前記支え台上部から引き出される電源引出部から前記背面安全網に構成された第1連結部に電源を印加し、この第1連結部から固定リング上にて互いに結合する一対のコネクタに電源を印加し、これらコネクタから前記前面安全網に構成された第2連結部に電源を印加し、前記第2連結部から絶縁板を介して遠赤外線ランプ部の前記ソケットに電源を供給しうる構成でなり、これにより遠赤外線ランプ部が駆動されることを特徴とする請求項2記載の温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機。
【請求項4】 前記駆動モータに備えられるモータ回転軸は、その内部に遠赤外線ランプ電源装置のケーブルが通過するように中空管の形態に形成され、このようにモータ回転軸の内部を通じて引き出されたケーブルが前記ソケットに連結されうるように、安全網用取付具、送風ファンおよび送風ファン用取付具はその中心部がせん孔されていることを特徴とする請求項1記載の温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機。
【請求項5】 風向・風速調節、タイマー、ランプ発熱時間を調節し得るとともに送風システムと遠赤外線ランプ部とを別々に或いは同時に操作して使用し得るようにするメイン電源装置の制御手段、即ち制御部を有し、外部は、熱に強く軽量で堅固なFRP系の材料から形成されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機に関し、さらに詳細には、遠赤外線ランプ(lamp)から放出される温熱と、従来の扇風機の送風システムとを結合することによって、シャワーや風呂に入った後、パウダールームで体や髪の毛を健康に乾かすことは勿論、傷や痛みの緩和、ストレスなどによる筋肉の疲労や痛みを和らげ、その機能回復を促進できるようにした、温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、電磁波は、適切に使用すると人体に有益なものとしても作用し得るが、殆どは人体に悪いと考えられている。特に、X−線領域は人体に極めて有害なため、その照射量が限定されている。これ以外にも、紫外線を受けすぎると皮膚癌の原因となり得、携帯電話やテレビから放出される電磁波も使用の限界量を超えると、各種病気を誘発することが知られている。
【0003】しかし、電磁波のうち、赤外線領域のものは、却って人体の新陳代謝をよくするものとして知られ、赤外線を浴びるため、多くの努力が行われてきている。
【0004】例えば、燃える薪の火の熱が泥土を通過するときに遠赤外線が発生する原理を利用した古くからの蒸し風呂は最初の遠赤外線サウナと言え、赤外線領域の電磁波は、周知のサウナ、治療機のほかにも温度計、センサー、無線通信、探査システムに至るまで諸分野でその活用例を見つけることができる。
【0005】特に、遠赤外線は、皮膚の下約40mmまで到達し、人間の細胞を構成する分子等の共鳴、振動や、分子運動を促して身体を芯から温め、血管を拡張して血液循環を活性化する特性がある。
【0006】さらに、自律神経の持続的な緊張から生じるストレスも現代病の主な原因となるが、このストレスに関しても、遠赤外線は、身体を深い内部から加温し、微細血管の拡張、新陳代謝の強化、細胞組織の活性化を通じて老廃物の排泄を促し、疲労回復にも顕著な効果がある。
【0007】このように、遠赤外線は、人体に有益であるにも関わらず、未だ病院での物理治療機または按摩機などの補助装置への活用に止まっているため、家庭などで簡便に使用できず、遠赤外線の効能を直接体験するには限界があった。また、個人用遠赤外線サウナ装置は、空間の制約とともにそのコストも高いため汎用化には無理がある。
【0008】一方、通常の扇風機は、シーズン商品の範疇に含まれ、夏にのみ使用されるか、或いは銭湯や家庭で体や髪の毛の乾燥のために使用される。しかし、このような送風システムは冬または老弱や子供には好ましくないと言える。
【0009】また、シャワーの後、体はタオルや扇風機で、髪の毛はヘアドライヤーで各々乾燥するのは面倒なことであり、かつ忙しい現代人には時間浪費にもつながり、しかも、ヘアドライヤーによって髪の毛が傷む恐れもある。
【0010】また、家庭では、通常、タオルまたはゼラチン(gelatine)成分含有パックを熱くして、患部に密着させて湿布をするが、これは、非常に面倒なことであり、且つ効能は一時的なものに止まってしまう。
【0011】したがって、扇風機を一年中活用しつつ、人体に有益な遠赤外線を生活の中に取り入れることに本発明の趣旨があると言えよう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の問題点と趣旨に着目して提案されたものであって、その目的は、人体に有益な遠赤外線ランプを従来の扇風機送風ファン前方部に取り付けて遠赤外線温熱効果と扇風機の機能とを多角度に活用することによって、体や髪の毛の健康な乾燥、一般的に痛む部位の湿布や、ストレスによる疲労回復などに利用できる、温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、本発明では、扇風機の回転速度と動作時間、風向などの全般的な動作を制御する制御手段と、前記制御手段から出力される駆動信号を受けてファンモータの回転速度、動作時間、風向などを操作する駆動手段と、安全網とから構成された扇風機において、前面安全網に遠赤外線ランプを取り付け、ランプの前方にはセラミックコーティングした安全保護網を使用して熱伝導率を下げ、また、前記制御手段には遠赤外線ランプの温熱装置を制御するための温熱タイマーを使用し、ケースおよび全体の外部の材質には通常のプラスチックより熱に強く、軽量且つ堅固なFRP系の合成樹脂を使用することを特徴とする、温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機が提供される。
【0014】すなわち、本発明は、駆動モータ、送風ファン、安全網を含む扇風機において、前記送風ファンの前方部にソケットと遠赤外線ランプとを含む遠赤外線ランプ部を配置し、着脱自在な固定リングで固定された背面安全網と前面安全網とが備えられ、遠赤外線ランプが発熱する前方部には、ステンレスコーティング処理された熱伝導率が低く熱に強いランプ保護網が形成されてなることを特徴とする温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機に関するものである。
【0015】好ましくは、前記遠赤外線ランプ部は、その外部を取り囲むように構成された絶縁板によって前記前面安全網に固定され、支え台から引き出される遠赤外線ランプ電源装置によって電源が供給される。
【0016】また好ましくは、前記遠赤外線ランプ電源装置は、前記支え台上部から引き出される電源引出部から前記背面安全網に構成された第1連結部に電源を印加し、この第1連結部から固定リング上にて互いに結合する一対のコネクタに電源を印加し、これらコネクタから前記前面安全網に構成された第2連結部に電源を印加し、前記第2連結部から絶縁板を介して遠赤外線ランプ部の前記ソケットに電源を供給しうる構成でなり、これにより遠赤外線ランプ部が駆動される。
【0017】また好ましくは、前記駆動モータに備えられるモータ回転軸は、その内部に遠赤外線ランプ電源装置のケーブルが通過するように中空管の形態に形成され、このようにモータ回転軸の内部を通じて引き出されたケーブルが前記ソケットに連結されうるように、安全網用取付具、送風ファンおよび送風ファン用取付具はその中心部がせん孔されている。
【0018】さらに好ましくは、風向・風速調節、タイマー、ランプ発熱時間調節をし得るとともに送風システムと遠赤外線ランプ部を別々に或いは同時に操作して使用し得るようにするメイン電源装置の制御手段、即ち制御部を有し、外部は、熱に強く軽量で堅固なFRP系の材料から形成されてなる。
【0019】
【発明の実施の形態】前記目的を達成するために、本発明の一実施形態は、駆動モータ、送風ファン、安全網を含む一般的な扇風機において、通常の冷房機能とともに前記送風ファンの前方部に遠赤外線ランプを有する発熱装置を構成する一方、風向と風速調節、タイマー、ランプの発熱時間調節などのための制御および表示手段が備えられることを特徴とする、温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機を提供する。
【0020】まず、扇風機の通常の構造は、図1に示すように、駆動モータ10、送風ファン14、前面および背面安全網16、12などから構成された上段部、支え台30、および制御部40からなる。
【0021】本発明による温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機は、前記通常の扇風機と遠赤外線ランプの組合体であり、以下、その好ましい実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施例による温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機の分解斜視図、図2は本発明の一実施例による温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機の正面図、図3は本発明の一実施例による温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機の部分切開側面図である。
【0023】まず、本発明の支え台30上部からAC電源を引き出して遠赤外線ランプ23に連結する。図1ないし図3に示すように、前面安全網16と背面安全網12は表面がコーティング処理されたステンレス材質からなり、電源の供給される一対のコネクタ(21:21a、21b)を有するプラスチック材質の固定リング17で固定される。
【0024】このとき、支え台30上部から引き出される遠赤外線ランプ電源装置20は、図1ないし図3に示すように、表面がコーティング処理された扇風機の背面安全網12を通過し、続いて前面安全網と背面安全網のコネクタ21a、21bを通じて前面安全網16に連結される。つまり、支え台30上部から引き出される電源引出部20aから背面安全網12に構成される第1連結部20bに電源が印加され、この第1連結部20bから固定リング17上にて結合される一対のコネクタ21a、21bに電源が印加され、前記コネクタ21a、21bから前面安全網16に構成される第2連結部20cに電源が印加される。一方、このように前面安全網16まで連結された遠赤外線ランプ電源装置は、ソケット22を通じて遠赤外線ランプ23に電源を供給するようになるが、このとき、前記ソケット22は送風ファン14の前方部に位置する。このソケット22と、遠赤外線ランプ23を含む遠赤外線ランプ部は、図1に示すように、略円錐形の絶縁板24によって取り囲まれるようにその内部に収容され、この絶縁板24によって前面安全網16に固定され、前記第2連結部20cからこの絶縁板24の内部に連結された連結部によって前記ソケット22に電源が供給される。
【0025】そして、前記絶縁板24は、遠赤外線ランプ23周辺の温度上昇を防ぐために、多数の穴が形成されたものが好ましい。
【0026】これにより、前記送風ファン14が駆動されるか、遠赤外線ランプ23が発熱するか、或いは送風システムと遠赤外線ランプとが同時に稼動している際にも、前記遠赤外線ランプの発熱によって送風システムが影響を受けることはなく、また、前記遠赤外線ランプも駆動中の送風システムから独立しているため、作動が円滑で、安全である。
【0027】前記駆動モータ10を有する本発明の上段部は、熱に強いFRP合成樹脂から外壁を形成する。送風ファン14と遠赤外線ランプ23は、安全網12、16に各々取り付ける。このとき、遠赤外線ランプ23の前方部にある発熱部には遠赤外線の熱に強いランプ保護網25を形成する。このランプ保護網25は着脱可能とすることにより、遠赤外線ランプを容易に取り替えることができる。
【0028】制御および表示手段、つまり制御部40は、風速・風向調節、タイマーなどを含むのが好ましく、送風システムと遠赤外線ランプ部を別々に操作するか、同時に操作するように使用してもよい。このタイマーは、最大1時間から最小5分単位に調節し得る時間調節機能を有するものであってもよい。
【0029】図4は、本発明の他の実施例による温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機の概略的な分解斜視図、図5は、本発明の他の実施例による温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機の側断面図である。図1ないし図3に示す本発明の一実施例における構造と同一の部分についてはその詳細な説明を省き、また同一の部材には同一の符号を付けるものとする。
【0030】図4および図5に示すように、支え台30の上段部に位置する駆動モータ10に備えられたモータ回転軸11は、遠赤外線ランプ23に電源を供給するための遠赤外線ランプ電源装置としてのケーブル形態の電源引出部20dが収容されるように、中空管の形態に形成される。
【0031】このように構成されたモータ回転軸11には、背面安全網16が安全網用の取付具13によって結合され、続いて送風ファン14が送風ファン用の取付具15によって固定される。
【0032】前記電源引出部20dは、送風ファン用取付具15の前方に位置するソケット22に連結され、そのソケット22に設けられる遠赤外線ランプ23に電源が供給される。
【0033】また、前記遠赤外線ランプ23は、その前方に設けられる前面安全網12に設けられて保護される。つまり、前面安全網16は、前記遠赤外線ランプ23を固定すると同時に、この遠赤外線ランプ23と送風ファン14の保護機能も担う。そして遠赤外線ランプ23の前方部にある発熱部には、熱に強いランプ保護網25が構成される。このランプ保護網25は着脱可能に形成されて遠赤外線ランプを容易に取り替えうるようにするのが好ましいが、前記前面安全網16上に一体に形成してもよい。
【0034】一方、前記背面安全網用取付具13、送風ファン14および送風ファン用取付具15は、前記電源引出部20dを通過させうるように、その中心部をせん孔した形態に構成され、前記モータ回転軸11の外周面に螺合される送風ファン用取付具15によって送風ファン14が固定されてモータ回転軸11の回転に従って回転される。また、遠赤外線ランプ電源装置としての電源引出部20dは、モータ回転軸11の内部に収容設置されるため、前記送風ファン14の回転動作に関わらずに前面安全網16に固定されたソケット22に電源を供給し、これにより、送風ファン14の駆動と遠赤外線ランプ23の発熱作動が互いに影響を及ぼすことはない。
【0035】前述した本発明の一実施例では本発明を壁掛型として説明し、本発明の他の実施例では床置き型として説明したが、本発明は、これに制限されず、本発明の技術的思想の範囲内で他の態様も選択適用できることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明は、通常の扇風機において送風ファンの前方部に遠赤外線ランプ部を位置させたものであって、通常の冷房装置機能と遠赤外線温熱機の機能とを別々に、或いは同時に行うことができる、温熱物理治療機の機能をもつ遠赤外線ランプ付き扇風機である。
【0037】従って、本発明は、一般人が遠赤外線の効果を体験するために別途の機具を利用したり、施設に通ったりする等の面倒さを解消した。したがって、家庭などで普通にシャワーや風呂に入った後、体や髪の毛を乾かすときに自然に遠赤外線の効果を体験できたり、湿布などができることは勿論、中間媒体(空気)無しに、直接的かつ瞬間的に、熱が放射される遠赤外線の浸透力によって人体に対する遠赤外線の顕著な効果を短時間で経験でき、結果として一般の湿布機や乾燥機に比べて電気料も節減できる。
【出願人】 【識別番号】502001271
【氏名又は名称】パーク,チャン ソク
【出願日】 平成13年12月27日(2001.12.27)
【代理人】 【識別番号】100071283
【弁理士】
【氏名又は名称】一色 健輔 (外3名)
【公開番号】 特開2003−79751(P2003−79751A)
【公開日】 平成15年3月18日(2003.3.18)
【出願番号】 特願2001−396985(P2001−396985)