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【発明の名称】 皮膚外用剤
【発明者】 【氏名】川山 みちる
【住所又は居所】滋賀県八日市市岡田町112−1 株式会社ノエビア滋賀中央研究所内

【要約】 【課題】皮膚になじみやすく、高い皮膚保湿効果,美肌効果及び肌荒れ改善効果を発揮し得る皮膚外用剤に関する。

【解決手段】皮膚外用剤において、コウカイシ抽出物と、トウキンセンカ,パセリ,コウスイハッカ,フキタンポポ,アルテア,セイヨウトチノキ,ニンジン,トルメンチラ,オトギリソウ,セージ,キュウリ,ウイキョウ,セイヨウニワトコ,アルニカ,オノニス,ゲンノショウコ,ベニバナ,センブリ,サボンソウ,セロリ,メリロート,ヘチマ,ユキノシタ,ボタン,ウスベニアオイ,ハマメリス,ナツメ,オウレン,シャクヤク,トウキ,センキュウ,サイシン,コガネヤナギ,ガンビールノキ,ブクリョウタケ,ジオウ,カシア,キハダ,ウコン,チョウジ,ヨモギ,ショウガ,マンネンタケ,ハトムギ,アンズ,モモ,ユズ,クズ,ウンシュウミカン,クミンから選択される1種又は2種以上の植物及び菌類抽出物を併用する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コウカイシ抽出物と、トウキンセンカ,パセリ,コウスイハッカ,フキタンポポ,アルテア,セイヨウトチノキ,ニンジン,トルメンチラ,オトギリソウ,セージ,キュウリ,ウイキョウ,セイヨウニワトコ,アルニカ,オノニス,ゲンノショウコ,ベニバナ,センブリ,サボンソウ,セロリ,メリロート,ヘチマ,ユキノシタ,ボタン,ウスベニアオイ,ハマメリス,ナツメ,オウレン,シャクヤク,トウキ,センキュウ,サイシン,コガネヤナギ,ガンビールノキ,ブクリョウタケ,ジオウ,カシア,キハダ,ウコン,チョウジ,ヨモギ,ショウガ,マンネンタケ,ハトムギ,アンズ,モモ,ユズ,クズ,ウンシュウミカン,クミンから選択される1種又は2種以上の植物及び菌類抽出物を含有して成る皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コウカイシ抽出物と、特定の植物及び菌類抽出物を組み合わせて用いることにより、皮膚になじみやすく、高い皮膚保湿効果,美肌効果及び肌荒れ改善効果を発揮し得る皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬用植物をはじめとする多種類の植物の抽出物が皮膚外用剤に用いられてきた(フレグランス ジャーナル,臨時増刊第1号,1979年、同誌,臨時増刊第6号,1986年等)。近年、自然志向及び動物愛護による植物志向の高まりを受けて、ますます植物抽出物に有効成分を求める傾向が高まっている。
【0003】しかし植物の抽出物は、それぞれが多様な作用を有するものの、総じてその作用はさほど強くないことが多く、皮膚外用剤において、期待する作用効果の生じる量の植物抽出物を含有させると、好ましくない着色や着臭が見られたり、製剤安定性の低下が見られたりすることがあった。複数の植物抽出物を併用して作用効果の増強を図る試みもなされてはいるが、皮膚の生理機能には種々の因子が複雑に関与するため、皮膚の状態を十分に向上させることは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明においては、皮膚の生理機能を十分に向上させることにより、高い皮膚保湿効果,美肌効果及び肌荒れ改善効果を発揮することができ、かつ皮膚とのなじみもよく、製剤安定性及び安全性に優れる皮膚外用剤を得ることを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するべく種々検討した結果、コウカイシ抽出物と、特定の植物及び菌類の抽出物を組み合わせて含有させることにより、良好な皮膚保湿効果,美肌効果及び肌荒れ改善効果が得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明においては、コウカイシ抽出物と、トウキンセンカ,パセリ,コウスイハッカ,フキタンポポ,アルテア,セイヨウトチノキ,ニンジン,トルメンチラ,オトギリソウ,セージ,キュウリ,ウイキョウ,セイヨウニワトコ,アルニカ,オノニス,ゲンノショウコ,ベニバナ,センブリ,サボンソウ,セロリ,メリロート,ヘチマ,ユキノシタ,ボタン,ウスベニアオイ,ハマメリス,ナツメ,オウレン,シャクヤク,トウキ,センキュウ,サイシン,コガネヤナギ,ガンビールノキ,ブクリョウタケ,ジオウ,カシア,キハダ,ウコン,チョウジ,ヨモギ,ショウガ,マンネンタケ,ハトムギ,アンズ,モモ,ユズ,クズ,ウンシュウミカン,クミンから選択される1種又は2種以上の植物及び菌類抽出物を組み合わせて皮膚外用剤に配合する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において用いる植物及び菌類について説明する。
【0008】本発明において用いるコウカイシは生薬の一種であり、アカバナ科(Onagraceae)植物のヤナギラン(Chamaenerion angustifolium (L.) Scop.; Epilobium angustifolium L.)の全草を基原とし、その葉はタンニン,ウルソール酸,オレアノール酸等を含み、抗炎症作用を有することが知られている。
【0009】本発明において用いるセロリ(Apium graveloens L. var. dulce (Mill.) Pers.)は、セリ科(Umbelliferae)に属する1〜2年草で、葉,茎,花,果実等の各部位及び全草を用いることができるが、葉,茎などの地上部位を用いることが好ましい。
【0010】本発明において用いるメリロート(Melilotuis officinalis L.)は、マメ科(Leguminosae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実等の各部位及び全草を用いることができるが、葉,茎などの地上部位を用いることが好ましい。
【0011】本発明において用いるトウキンセンカ(Calendula officinalis L.)はキク科(Compositae)に属する1年生〜2年草で、葉,茎,花,根等の各部位及び全草を用いることができるが、花を用いることが好ましい。
【0012】本発明において用いるパセリ(Petroselinum crispum (Mill.) Nym. Ex A.W.Hill.)はセリ科(Umbelliferae)に属する2年草又は多年草で、葉,茎,花,果実等の各部位及び全草を用いることができるが、葉及び茎を用いることが好ましい。
【0013】本発明において用いるコウスイハッカ(メリッサ)(Melissa officinalis L.)はシソ科(Labiatae)に属する多年草で、葉,茎,根,花等の各部位及び全草を用いることができるが、葉を用いることが好ましい。
【0014】本発明において用いるフキタンポポ(Tussilago farfara L.)はキク科(Compositae)に属する多年草で、葉,茎,花,根等の各部位及び全草を用いることができるが、葉又は花を用いることが好ましい。
【0015】本発明において用いるアルテア(ビロウドアオイ)(Althaea officinalis L.)はアオイ科(Malvaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,根等の各部位及び全草を用いることができるが、葉又は根を用いることが好ましい。
【0016】本発明において用いるセイヨウトチノキ(Aesculus turbinata Blume ; Aesculus hippocastanum L.)は、トチノキ科(Hippocastanaceae)に属する高木で、葉,枝,樹皮,花,果実等の各部位及び全木を用いることができるが、葉,樹皮又は果実を用いることが好ましい。
【0017】本発明において用いるニンジン(Daucus carota L.)はセリ科(Umbelliferae)に属する多年草で、葉,茎,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根部を用いることが好ましい。
【0018】本発明において用いるトルメンチラ(Potentilla tormentilla)はバラ科(Rosaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根を用いることが好ましい。
【0019】本発明において用いるオトギリソウ(Hypericum erectum Thunb.;Hypericum perforatum L.)は、オトギリソウ科(Guttiferae)に属する多年草で、葉,茎,花,根等の各部位及び全草を用いることができるが、全草を用いることが好ましい。
【0020】本発明において用いるセージ(Salvia officinalis L.)は、シソ科(Labiatae)に属する多年草で、葉,茎,根,花等の各部位及び全草を用いることができるが、葉を用いることが好ましい。
【0021】本発明において用いるキュウリ(Cucumis sativus L.)は、ウリ科(Cucurbitaceae)に属する蔓性1年草で、葉,茎,花,果実等の各部位及び全草を用いることができるが、果実を用いることが好ましい。
【0022】本発明において用いるウイキョウ(Foeniculum vulgare Miller)は、セリ科(Umbelliferae)に属する多年草で、葉,茎,根,花,果実等の各部位及び全草を用いることができるが、果実を用いることが好ましい。ウイキョウの果実を乾燥させたものは、「ウイキョウ」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0023】本発明において用いるセイヨウニワトコ(Sambucus nigra L.)は、スイカズラ科(Caprifoliaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,根,果実,漿果等の各部位及び全草を用いることができるが、花又は漿果を用いることが好ましい。
【0024】本発明において用いるアルニカ(Arnica montana L.)は、キク科(Compositae)に属する多年草で、葉,茎,花,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根及び頭花から選択される1種又は2種の部位を用いることが好ましい。
【0025】本発明において用いるオノニス(Ononis spinosa L.)は、マメ科(Leguminosae)に属する多年草で、葉,茎,花,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根を用いることが好ましい。
【0026】本発明において用いるゲンノショウコ(Geranium nepalense Sweet. var. thunbergii (Sieb. et Zucc.) Kudo)は、フウロソウ科(Geraniaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実等の各部位及び全草を用いることができるが、全草を用いることが好ましい。
【0027】本発明において用いるベニバナ(Carthamas tinctorius L.)は、キク科(Compositae)に属する2年草で、葉,茎,花,根等の各部位及び全草を用いることができる。
【0028】本発明において用いるセンブリ(Ophelia japonica (Schult.) Griseb.)はリンドウ科(Gentiaceae)に属する1〜2年草で、葉,茎,根,花等の各部位及び全草を用いることができるが、全草を用いることが好ましい。また、センブリの全草を乾燥させたものは「トウヤク」と呼ばれる生薬であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0029】本発明において用いるサボンソウ(Saponaria officinalis L.)は、ナデシコ科(Caryophyllaceae)に属する多年草で、葉,茎,根,花等の各部位及び全草を用いることができるが、根を用いることが好ましい。サボンソウの根を乾燥させたものは「サポナリア根」と呼ばれる生薬であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0030】本発明において用いるヘチマ(Luffa cylindrica (L.) Roem)は、ウリ科(Cucurbitaceae)に属する1年草で、葉,茎,花,果実,樹液等の各部位及び全草を用いることができる。
【0031】本発明において用いるユキノシタ(Saxifraga stolonifera Meerb.)は、ユキノシタ科(Saxifragaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実等の各部位及び全草を用いることができるが、葉,茎などの地上部位を用いることが好ましい。
【0032】本発明において用いるボタン(Paeonia suffruticosa Andr.)は、ボタン科(Paeoniaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根皮を用いることが好ましい。ボタンの根皮を乾燥させたものは「ボタンピ」と呼ばれる生薬であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0033】本発明において用いるウスベニアオイ(Malva sylvestris L.)は、セリ科(Umbelliferae)に属する2年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができる。
【0034】本発明において用いるハマメリス(Hamamelis virginiana L.)は、マンサク科(Hamamelidaceae)に属する1年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、葉を用いることが好ましい。
【0035】本発明において用いるナツメ(Ziziphus jujuba Mill.)は、クロウメモドキ科(Rhamnaceae)に属する高木で、葉,枝,幹,樹皮,根,花,果実等の各部位を用いることができるが、果実を用いることが好ましい。また、ナツメの果実を乾燥させたものは、「タイソウ」と呼ばれる生薬であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0036】本発明において用いるオウレン(Coptis japonica (Thunb.) Makino)は、キンポウゲ科(Ranunculaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根を用いることが好ましい。また、オウレンの根茎は、「オウレン」と呼ばれる生薬であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0037】本発明において用いるシャクヤク(Paeonia lactiflora Pall.)は、ボタン科(Paeoniaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根を用いることが好ましい。また、シャクヤクの根を乾燥させたものは、西洋において生薬として用いられてきた。
【0038】本発明において用いるトウキ(Angelica acutiloba (Sieb. et Zucc.) Kitagawa)はセリ科(Umbelliferae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根を用いることが好ましい。また、トウキの根を乾燥させたものは「トウキ」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0039】本発明において用いるセンキュウ(Cnidium officinale Malino)は、セリ科(Umbelliferae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根茎を用いることが好ましい。また、センキュウの根茎を乾燥させたものは「センキュウ」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0040】本発明において用いるサイシン(Asiarum sieboldi (miq.) F. Maekawa)は、ウマノスズクサ科(Aristrochiaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根茎を用いることが好ましい。また、サイシンの根茎を乾燥させたものは「サイシン」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0041】本発明において用いるコガネヤナギ(Scutellaria baicalensis Georgi)は、シソ科(Labiatae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根茎を用いることが好ましい。また、オウゴンの根を乾燥させたものは「オウゴン」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0042】本発明において用いるガンビールノキ(Uncaria gambir (Hunt) Rocb.)は、アカネ科(Rubiaceae)に属する高木で、葉,枝,幹,樹皮,根,花,果実等の各部位を用いることができるが、葉及び若枝を用いることが好ましい。また、ガンビールノキの葉及び若枝の乾燥水性エキスは、「アセンヤク」と呼ばれる生薬であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0043】本発明において用いるブクリョウタケ(Poria cocos (Fr.) Wolf)は、サルノコシカケ科(Polyporaceae)に属する担子菌類である。また、ブクリョウタケの菌核を乾燥させたものは、「ブクリョウ」と呼ばれる生薬であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0044】ジオウ(Rehmannia glutinosa (Gaertn.) Libosch.)は、ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根を用いることが好ましい。また、ジオウの根を乾燥させたものは「ジオウ」と呼ばれる生薬であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0045】本発明において用いるカシア(Cinnamomi cassia Presl.)は、クスノキ科(Lauraceae)に属する小高木で、葉,枝,幹,樹皮,根,花,果実等の各部位を用いることができるが、樹皮を用いることが好ましい。また、カシアの樹皮を乾燥させたものは、「ケイヒ」と呼ばれる生薬であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0046】本発明において用いるキハダ(Phellodendron amurense Pupr.)はミカン科(Rutaceae)に属する高木で、葉,枝,幹,樹皮,根,花,果実等の各部位を用いることができるが、樹皮を用いることが好ましい。また、キハダの樹皮を乾燥させたものは、「オウバク」とよばれる生薬であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0047】本発明において用いるウコン(Curcuma domestica Valet.)は、ショウガ科(Zingiberaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根茎を用いることが好ましい。また、ウコンの根茎を乾燥させたものは「ウコン」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0048】本発明において用いるチョウジ(Syzygium aromaticum (L.) Merril et Perry)は、フトモモ科(Myrtaceae)に属する高木で、葉,枝,幹,樹皮,根,花,果実等の各部位を用いることができるが、蕾若しくは葉を用いることが好ましい。また、チョウジの蕾を乾燥させたものは、「チョウジ」とよばれる生薬であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0049】本発明において用いるヨモギ(Artemisia princeps Pamp.)は、キク科(Compositae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、葉を用いることが好ましい。また、ヨモギの葉を乾燥させたものは「ヨモギ」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0050】本発明において用いるショウガ(Zingiber officinale Rosc.)は、ショウガ科(Zingiberaceae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実,根等の各部位及び全草を用いることができるが、根茎を用いることが好ましい。また、ショウガの根茎を乾燥させたものは「ショウキョウ」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0051】本発明において用いるマンネンタケ(Ganoderma lucidum (Leyss. ex Fr.) Karst)は、マンネンタケ科(Ganodermataceae)に属する担子菌類である。マンネンタケの子実体を乾燥させたものは、「レイシ」と呼ばれる生薬であり、この生薬を用いることもできる。
【0052】本発明において用いるハトムギ(Coix lachryma-jobi L.)は、イネ科(Gramineae)に属する1年草で、葉,茎,花,種子,根等の各部位及び全草を用いることができるが、種子を用いることが好ましい。また、ハトムギの種皮を除いた種子は、「ヨクイニン」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0053】本発明において用いるアンズ(Prunus armeniaca L.)は、バラ科(Rosaceae)に属する高木で、葉,枝,幹,樹皮,根,花,果実,種子等の各部位を用いることができるが、種子を用いることが好ましい。また、アンズの種子は、「キョウニン」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0054】本発明において用いるモモ(Prunus persica (L.) Batsch)は、バラ科(Rosaceae)に属する高木で、葉,枝,幹,樹皮,根,花,果実,種子等の各部位を用いることができるが、種子を用いることが好ましい。また、モモの種子は、「トウニン」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0055】本発明において用いるユズ(Citrus junos Sieb. et Tanaka)は、ミカン科(Rutaceae)に属する高木で、葉,枝,幹,樹皮,根,花,果実,種子,果皮等の各部位を用いることができるが、果実,果皮,種子を用いることが好ましい。
【0056】本発明において用いるクズ(Pueraria lobata (Willd.) Ohwi)は、マメ科(Leguminosae)に属する多年草で、葉,茎,花,果実等の各部位及び全草を用いることができるが、根を用いることが好ましい。クズの根は、「カッコン」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0057】本発明において用いるウンシュウミカンCitrus unshiu Marcovitch)は、ミカン科(Rutaceae)に属する高木で、葉,枝,幹,樹皮,根,花,果実,種子,果皮等の各部位を用いることができるが、果実,果皮,葉を用いることが好ましい。また、ウンシュウミカンの果皮を乾燥させたものは、「チンピ」と呼ばれる生薬の一種であり、かかる生薬を用いることもできる。
【0058】本発明において用いるクミン(Cuminum cyminum L.)は、セリ科(Umbelliferae)に属する多年草で、葉,茎,根,花,果実,種子等の各部位及び全草を用いることができるが、種子を用いることが好ましい。
【0059】続いて、本発明において用いる植物及び菌類抽出物の抽出方法について述べる。
【0060】本発明において、上記各植物及び菌類は生のまま抽出に供してもよいが、抽出効率を考えると、細切,乾燥,粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好ましい。抽出は、抽出溶媒に浸漬して行う。抽出効率を上げるため撹拌を行ったり、抽出溶媒中でホモジナイズしてもよい。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、4時間〜14日間程度とするのが適切である。
【0061】抽出溶媒としては、水の他、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,3-ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有機溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。
【0062】コウカイシ及び上記植物及び菌類の上記溶媒による抽出物は、そのままでも本発明に係る皮膚外用剤に含有させることができるが、濃縮,乾固したものを水や極性溶媒に再度溶解したり、あるいはそれらの皮膚生理機能向上作用を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィーによる分画処理を行った後に用いてもよい。また保存のため、精製処理の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いることもできる。
【0063】本発明における上述の植物及び菌類抽出物の皮膚外用剤への配合量としては、好ましくは0.00001〜5重量%、特に0.0001〜1重量%の範囲である。この範囲であれば、コウカイシ抽出物と、特定の植物及び菌類抽出物を組み合わせて配合した場合、製剤及び製剤中の植物及び菌類抽出物の経時安定性に影響を及ぼすことが無く、より高い効果を発揮させることができる。
【0064】本発明に係る皮膚外用剤は、ローション剤,乳剤,ゲル剤,クリーム剤,軟膏剤,粉末剤,顆粒剤等、種々の剤型で提供することができる。また、化粧水,乳液,クリーム,美容液,パック等の皮膚化粧料、メイクアップベースローション,メイクアップベースクリーム等の下地化粧料、乳液状,油性,固形状等の各剤型のファンデーション,アイカラー,チークカラー等のメイクアップ化粧料、クレンジングクリーム,クレンジングローション,クレンジングフォーム,洗顔石鹸,ボディシャンプー等の皮膚洗浄料、ヘアーシャンプー,ヘアーリンス,ヘアートリートメント等の毛髪用化粧料等としても提供することができる。
【0065】なお本発明に係る皮膚外用剤には、上記植物及び菌類の抽出物の他に、油性成分,界面活性剤,保湿剤,顔料,紫外線吸収剤,抗酸化剤,香料,防菌防黴剤等の一般的な医薬品及び化粧料用原料や、皮膚細胞賦活剤,美白剤等の生理活性成分をも含有させることができる。
【0066】
【実施例】更に、本発明の特徴について、実施例により詳細に説明する。まず、本発明において用いるコウカイシ抽出物の調製例について以下に示す。
【0067】[コウカイシ抽出物1]市販のコウカイシを粉砕した後、30gを50容量%エタノール水溶液300mLに浸漬し、25℃で7日間静置した。その後不溶物をろ別除去し、ろ液を減圧濃縮し、更に凍結乾燥を行い、コウカイシ抽出物1とした。
【0068】[コウカイシ抽出物2]ヤナギランの全草を乾燥させてコウカイシを得、それを粉砕した後、500gを50容量%エタノール水溶液1,000mLに浸漬し、25℃で7日間静置した。その後不溶物をろ別除去し、ろ液を減圧濃縮して乾固させ、コウカイシ抽出物2とした。
【0069】更に、本発明において用いる植物の各抽出物の製造例について以下に示す。
【0070】[製造例1〜製造例50]表1に示した植物及び菌類各200gを乾燥,粉砕し、50容量%エタノール水溶液各1リットル中にて20℃で3日間撹拌抽出した後、ろ過してろ液を回収し、製造例1〜製造例50に係る植物抽出物を得た。
【0071】
【表1】

【0072】つぎに、コウカイシ抽出物と、製造例1〜製造例50に示した植物及び菌類の抽出物を用いた皮膚外用剤の実施例を示す。
【0073】
[実施例1〜50] 美容液(1)ミツロウ 6.00(重量%)
(2)セタノール 5.00(3)還元ラノリン 8.00(4)スクワラン 27.50(5)グリセリル脂肪酸エステル 4.00(6)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.00(7)ポリオキシエチレン(20E.O.) ソルビタンモノラウリン酸エステル 5.00(8)プロピレングリコール 5.00(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.10(10)精製水 全量を100とする量(11)コウカイシ抽出物1 0.05(12)各製造例の成分 0.30 (例;実施例1においては製造例1の成分)
製法:(1)〜(7)の油相成分を混合し、加熱溶解して75℃とする。一方(8)〜(10)の水相成分を混合,溶解して75℃に加熱する。次いで、この水相成分に前記油相成分を添加して予備乳化した後ホモミキサーで均一に乳化し、冷却後40℃にて(11)及び(12)を添加,混合する。
【0074】上記本発明の実施例1〜実施例50及び(12)の成分を配合せずに精製水に代替して調製した比較例1について、肌荒れ改善効果を検討した。25〜50才の健常人10名を一群として、実験的な荒れ肌を誘起させる前の肌状態をマイクロスコープで撮影し、表2に示した基準によりそのスコアを求めた。実験的な荒れ肌は、上腕内側部をエーテル、アセトン(1:1容量比)混液にて処理することにより誘起させた。さらにその後は7日間にわたって毎日朝と夜の2回被験美容液を塗布し、荒れ肌誘起の1日後及び7日後に前記と同様肌状態のスコアを求めた。結果を表3に示す。
【0075】
【表2】

【0076】
【表3】

【0077】表3に示したとおり、本発明の実施例1〜実施例50にかかる、コウカイシ抽出物と、植物及び菌類の抽出物を併用して配合した美容液を皮膚に適用することにより、肌荒れ改善効果を示すことが明らかになった。これに対し、コウカイシ抽出物を単独で配合した比較例1においては、肌荒れ改善傾向は認められるものの、その改善効果は実施例に比べて低いものであった。
【0078】更に、各群のパネラーに、被験美容液の皮膚へのなじみやすさを評価させた。また使用試験期間中に、試料を使用した際に皮膚刺激感を感じたり、紅斑や発疹等の異常があったかどうかについて聞き取り調査を行った。皮膚へのなじみやすさと、皮膚刺激感及び皮膚異常の有無については、表4に示す評価基準に従って点数化させ、10名の平均値を算出した。これらの結果は表5に示した。
【0079】
【表4】

【0080】
【表5】

【0081】表5において、本発明の実施例1〜実施例50使用群は、いずれについても皮膚とのなじみが良好であるとの評価が得られた。また今回使用試験に供した各試料については、問題となる皮膚刺激感や皮膚異常は認められていなかった。
【0082】
[実施例51] クレンジングマッサージクリーム(1)精製水 全量を100とする量(重量%)(2)1,3-ブチレングリコール 7.00(3)ショ糖脂肪酸エステル 3.00(4)N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム 1.00(5)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 15.00(6)L-アルギニン(10重量%水溶液) 1.50(7)パラオキシ安息香酸エステル 0.10(8)スクワラン 42.00(9)ベヘニルアルコール 1.50(10)親油型モノステアリン酸グリセリン 1.50(11)ステアリン酸 1.00(12)トリイソステアリン酸グリセリン 1.00(13)ミツロウ 0.50(14)混合脂肪酸トリグリセリン 0.50(15)ホホバ油 0.50(16)硬化油 0.50(17)香料 0.10(18)製造例7(アルテア) 0.10(19)製造例17(オノニス) 0.10(20)製造例18(ゲンノショウコ) 0.10(21)製造例28(オウレン) 0.10(22)製造例37(カシア) 0.10(23)製造例39(ウコン) 0.10(24)コウカイシ抽出物1 0.01(25)コウカイシ抽出物2 0.01(26)グリチルレチン酸ステアリル 0.05製法:(8)〜(16)の油相成分を混合,加熱溶解して70℃とする。一方(1)〜(7)の水相成分を混合,溶解して70℃に加熱する。この水相成分に前記油相を徐々に添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化し、冷却して40℃にて(17)〜(26)を添加,混合する。
【0083】
[実施例52] 拭取り用化粧水(1)精製水 全量を100とする量(重量%)(2)エタノール 8.00(3)グリセリン 4.00(4)モノラウリン酸ポリグリセリル 0.70(5)クエン酸ナトリウム 0.05(6)クエン酸 0.01(7)ショ糖脂肪酸エステル 0.04(8)パラオキシ安息香酸エステル 0.01(9)香料 0.05(10)製造例4(パセリ) 0.10(11)製造例9(ニンジン) 0.10(12)製造例28(オウレン) 0.10(13)製造例30(トウキ) 0.10(14)コウカイシ抽出物1 0.01(15)コウカイシ抽出物2 0.01(16)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05製法:(1)に(2)〜(16)の成分を順次添加して、混合,溶解,均一化する。
【0084】
[実施例53] 洗顔フォーム(1)ミリスチン酸 18.00(重量%)(2)パルミチン酸 3.00(3)ステアリン酸 7.00(4)混合脂肪酸トリグリセリド 0.10(5)グリチルレチン酸ステアリル 0.05(6)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3.00(7)精製水 全量を100とする量(8)グリセリン 17.00(9)水酸化カリウム 7.75(10)ジグリセリン 3.00(11)1,3-ブチレングリコール 1.00(12)N-ステアロイル-L-グルタミン酸二ナトリウム 1.00(13)モノラウリン酸ポリグリセリル 0.50(14)パラオキシ安息香酸エステル 0.10(15)製造例11(オトギリソウ) 0.10(16)製造例4(パセリ) 0.10(17)製造例7(アルテア) 0.10(18)製造例28(オウレン) 0.10(19)製造例30(トウキ) 0.10(20)コウカイシ抽出物1 0.01(21)コウカイシ抽出物2 0.01(22)香料 0.10製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,加熱溶解して70℃とする。一方(7)〜(14)の水相成分を混合,溶解して70℃に加熱する。この水相成分に前記油相を徐々に添加してケン化した後、冷却して40℃にて(15)〜(22)を添加,混合する。
【0085】
[実施例54] クレンジングクリーム(1)精製水 全量を100とする量(重量%)(2)グリセリン 15.80(3)ショ糖脂肪酸エステル 5.00(4)イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 3.00(5)1,3-ブチレングリコール 1.00(6)パラオキシ安息香酸メチル 0.02(7)スクワラン 32.00(8)トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 18.55(9)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 9.30(10)ステアリン酸 1.00(11)ホホバ油 1.00(12)ミツロウ 1.00(13)混合脂肪酸トリグリセリド 1.00(14)香料 0.10(15)製造例18(ゲンノショウコ) 0.10(16)製造例7(アルテア) 0.10(17)製造例17(オノニス) 0.10(18)製造例28(オウレン) 0.10(19)製造例37(カシア) 0.10(20)製造例39(ウコン) 0.10(21)コウカイシ抽出物1 0.01(22)コウカイシ抽出物2 0.01(23)グリチルレチン酸ステアリル 0.05製法:(7)〜(13)の油相成分を混合,加熱溶解して70℃とする。一方(1)〜(6)の水相成分を混合,溶解して70℃に加熱する。この水相成分に前記油相を徐々に添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化し、冷却して40℃にて(14)〜(23)を添加,混合する。
【0086】
[実施例55] 洗顔料(1)精製水 全量を100とする量(重量%)(2)グリセリン 17.00(3)水酸化カリウム 7.75(4)ジグリセリン 3.00(5)1,3-ブチレングリコール 1.00(6)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液 (30重量%水溶液) 1.00(7)パラオキシ安息香酸メチル 0.10(8)ミリスチン酸 20.00(9)パルミチン酸 3.00(10)ステアリン酸 5.00(11)混合脂肪酸トリグリセリド 0.10(12)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3.00(13)マルチトールヒドロキシアルキルエーテル 1.00(14)グリチルレチン酸ステアリル 0.05(15)香料 0.30(16)製造例11(オトギリソウ) 0.10(17)製造例4(パセリ) 0.10(18)製造例7(アルテア) 0.10(19)製造例28(オウレン) 0.10(20)製造例30(トウキ) 0.10(21)コウカイシ抽出物1 0.01(22)コウカイシ抽出物2 0.01製法:(8)〜(14)の油相成分を混合,加熱溶解して70℃とする。一方(1)〜(7)の水相成分を混合,溶解して70℃に加熱する。この水相成分に前記油相を徐々に添加してケン化した後、冷却して40℃にて(15)〜(22)を添加,混合する。
【0087】
[実施例56] 化粧水(1)精製水 全量を100とする量(重量%)(2)エタノール 10.00(3)グリセリン 1.50(4)クエン酸ナトリウム 0.09(5)クエン酸 0.02(6)パラオキシ安息香酸メチル 0.05(7)ショ糖脂肪酸エステル 0.04(8)香料 0.02(9)製造例3(トウキンセンカ) 0.05(10)製造例15(セイヨウニワトコ) 0.05(11)製造例27(ナツメ) 0.05(12)製造例34(ガンビールノキ) 0.05(13)製造例38(キハダ) 0.05(14)コウカイシ抽出物1 0.01(15)コウカイシ抽出物2 0.01(16)dl-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 0.01(17)アミノ酸・糖混合物 0.01(18)モノラウリン酸ポリグリセリル 0.01(19)乳酸ナトリウム液 0.01(20)水素添加大豆リン脂質 0.01(21)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05製法:(1)に(2)〜(21)の成分を順次添加して、混合,溶解,均一化する。
【0088】
[実施例57] 乳液(1)精製水 全量を100とする量(重量%)(2)グリセリン 3.60(3)カルボキシビニルポリマー 0.10(4)N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム 0.24(5)パラオキシ安息香酸メチル 0.10(6)1,3-ブチレングリコール 0.01(7)N-ステアロイル-L-グルタミン酸二ナトリウム 0.01(8)キサンタンガム 0.01(9)ポリアクリル酸ナトリウム 0.01(10)L-アルギニン 0.24(11)スクワラン 3.24(12)ステアリン酸 0.72(13)セタノール 0.60(14)ミツロウ 0.48(15)親油型モノステアリン酸グリセリン 0.48(16)ホホバ油 0.10(17)混合脂肪酸トリグリセリド 0.10(18)ベヘニルアルコール 0.01(19)グリチルレチン酸ステアリル 0.05(20)エタノール 4.00(21)香料 0.05(22)製造例7(アルテア) 0.05(23)製造例17(オノニス) 0.05(24)製造例27(ナツメ) 0.05(25)製造例29(シャクヤク) 0.05(26)製造例35(ブクリョウタケ) 0.05(27)製造例38(キハダ) 0.05(28)コウカイシ抽出物1 0.01(29)コウカイシ抽出物2 0.01(30)マルチトール液 0.01(31)サイミ抽出物 0.01(32)水素添加大豆リン脂質 0.01製法:(11)〜(19)の油相成分を混合,加熱溶解して70℃とする。一方(1)〜(10)の水相成分を混合,溶解して70℃に加熱する。この水相成分に前記油相を徐々に添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化し、冷却して40℃にて(20)〜(32)を添加,混合する。
【0089】
[実施例58] 水中油乳化型クリーム(1)精製水 全量を100とする量(重量%)(2)1,3-ブチレングリコール 10.00(3)N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム 0.40(4)ショ糖脂肪酸エステル 0.40(5)L-アルギニン 0.13(6)パラオキシ安息香酸メチル 0.10(7)ミリスチン酸オクチルドデシル 7.00(8)グリセリン 5.00(9)スクワラン 4.00(10)親油型モノステアリン酸グリセリン 3.50(11)ミツロウ 3.00(12)ステアリン酸 1.00(13)ベヘニルアルコール 1.00(14)パルミチン酸 0.50(15)グリチルレチン酸ステアリル 0.05(16)製造例6(フキタンポポ) 0.10(17)製造例23(ユキノシタ) 0.10(18)製造例31(センキュウ) 0.10(19)製造例34(ガンビールノキ) 0.10(20)コウカイシ抽出物1 0.01(21)コウカイシ抽出物2 0.01製法:(7)〜(15)の油相成分を混合,加熱溶解して70℃とする。一方(1)〜(6)の水相成分を混合,溶解して70℃に加熱する。この水相成分に前記油相を徐々に添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化し、冷却して40℃にて(16)〜(21)を添加,混合する。
【0090】
[実施例59] パック(1)精製水 全量を100とする量(重量%)(2)ポリビニルアルコール 12.50(3)エタノール 10.00(4)グリセリン 5.00(5)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05(6)トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン 0.10(7)ポリエチレングリコール(平均分子量1540) 3.00(8)モノラウリン酸ソルビタン 0.30(9)香料 0.25(10)ショ糖脂肪酸エステル 0.05(11)パラオキシ安息香酸メチル 0.02(12)水素添加大豆リン脂質 0.01(13)ホホバ油 0.20(14)N-ヤシ油脂肪酸アシルL-アルギニンエチル DL-ピロリドンカルボン酸塩 0.10(15)混合脂肪酸トリグリセリド 0.10(16)製造例3(トウキンセンカ) 0.20(17)製造例6(フキタンポポ) 0.20(18)製造例27(ナツメ) 0.20(19)製造例29(シャクヤク) 0.20(20)コウカイシ抽出物1 0.01(21)コウカイシ抽出物2 0.01製法:(1)に(2)〜(21)の成分を順次添加して、混合,溶解,均一化する。
【0091】なお本発明の各実施例については、25℃で6カ月間保存した場合に、着色、着臭、内容成分の凝集,析出又は沈着、相分離といった状態の変化は全く認められなかった。
【0092】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、高い皮膚保湿効果,美肌効果及び肌荒れ改善効果を有し、かつ皮膚とのなじみがよく、製剤安定性及び安全性に優れる皮膚外用剤を得ることができた。
【出願人】 【識別番号】000135324
【氏名又は名称】株式会社ノエビア
【住所又は居所】兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目13番地の1
【出願日】 平成14年5月30日(2002.5.30)
【代理人】 【識別番号】300008645
【氏名又は名称】川山 みちる
【公開番号】 特開2003−342122(P2003−342122A)
【公開日】 平成15年12月3日(2003.12.3)
【出願番号】 特願2002−157457(P2002−157457)