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【発明の名称】 痩身用皮膚外用剤
【発明者】 【氏名】福井 守正
【住所又は居所】愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メナード化粧品株式会社総合研究所内

【氏名】小山 和夫
【住所又は居所】愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メナード化粧品株式会社総合研究所内

【氏名】岸 正孝
【住所又は居所】愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メナード化粧品株式会社総合研究所内

【氏名】岡 宗清
【住所又は居所】愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メナード化粧品株式会社総合研究所内

【氏名】野崎 清忠
【住所又は居所】愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メナード化粧品株式会社総合研究所内

【氏名】森地 恵理子
【住所又は居所】愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メナード化粧品株式会社総合研究所内

【氏名】石井 泉
【住所又は居所】愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メナード化粧品株式会社総合研究所内

【氏名】中田 悟
【住所又は居所】愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メナード化粧品株式会社総合研究所内

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】化石水を含有することを特徴とする痩身用皮膚外用剤。
【請求項2】化石水を含有することを特徴とする脂肪分解促進剤。
【請求項3】化石水を含有することを特徴とする脂肪分解促進用皮膚外用剤。
【請求項4】東京都大田区蒲田、北海道十勝、愛知県知多郡美浜町から得られた化石水で、1種又は2種以上から選ばれることを特徴とする請求項1〜3の皮膚外用剤。
【請求項5】化石水の含有量が、乾燥残渣として、0.001〜5重量%であることを特徴とする請求項1〜4の皮膚外用剤。
【請求項6】化石水の含有量が、10〜50重量%であることを特徴とする請求項1〜4の皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、化石水を含有する痩身作用を有する皮膚外用剤、更に詳細には、スリミング効果を合わせ持った皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の痩身を目的とした成分には、皮膚のタンパク質を変成する収れん剤やカフェインなどが上市されている。しかし、これらの成分は合成品である。合成品の安全性については、種々議論されることであるが、野菜では有機栽培のものが重宝され、飲料水は水道水よりミネラルウォーターを選ぶなど天然志向が強くなっている。化粧品においても、狂牛病の騒動に端を発しより安全性の高いものが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、痩身作用が低いか、あるいは、安全性上問題があった。そのため、経皮投与によって、より効果的で、安全性の高い痩身を目的とした皮膚外用剤を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、より効果的で、安全な痩身作用を有する皮膚外用剤を得るべく鋭意研究を行った結果、化石水を配合すると、痩身作用及びその効果が増大することを見出し、本発明を完成するに至った。化石水は、長い間、閉ざされた地層内に蓄えられ、大気汚染や核実験などによる放射線からも隔離された安全性の高いものである。
【0005】すなわち本発明は化石水を含有し、安全性が高く、痩身作用を有することを特徴とする皮膚外用剤である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述する。
【0007】本発明でいう化石水(Fossil Water)とは、現在の地下水、海洋水、雨水に見られる循環サイクルにある水とは異なり、そのサイクルから隔絶された水を指す。例えば、岩石が形成される過程で岩石中に閉じ込められた水、太古に降った雨水や海洋水が不透水層と呼ばれる地層以下に存在する水、動植物の化石が形成される過程で生じた水、石油天然ガスとともに出てくる水などが挙げられる。不透水層とは、地質学等で使用される言葉で、地下深部にある地層が圧力により圧縮され、流体などの透水性が低下し、地下水、天然ガスなどが透過しない地層を指す。一般的には、その地質が粘土質の場合が多く、岩盤のように固い層となる。化石水は、長期間循環サイクルから隔絶されているため、降雨などで薄められる事なく、さらに地下深部で、高圧下で存在している為、精製水と異なり、ミネラル分を高濃度で含有している場合がある。又、通常、化石水は核実験の行われる以前の水であり、循環サイクルから隔絶されているため、放射線による影響を受けていない水であることが多い。化石水は、別名地層水(Fomation Water)などと呼ばれることもある。
【0008】本発明の化石水は、例えば、東京都大田区蒲田の地下300mより得られた化石水や北海道十勝の地下300mから得られた化石水、愛知県知多郡美浜町の地下2500mより深い地層中から得られた化石水などが挙げられる。
【0009】また、本発明の皮膚外用剤における化石水の含有量は、特に限定されないが、好ましくは、乾燥残渣として0.001〜5重量%(以下、単に%とする。)であり、より好ましくは、0.03〜3%である。配合量が0.001%未満では、本発明の効果が充分に発揮されないことがある。5%より多いと経済上好ましくないことがある。上記のように、本発明での化石水はそのまま用いても良く、また、乾燥残渣を用いても良く、必要に応じて、さらに濃縮、希釈、濾過などの処理及び活性炭等による脱色、脱臭処理をして用いても良い。
【0010】本発明の皮膚外用剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、上記必須成分の他に皮膚外用剤成分として一般的に使用されている各種成分、例えば、油性成分、界面活性剤、保湿剤、紫外線吸収剤、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色素、顔料、香料等を適宜配合することができる。
【0011】油性成分としては、油脂、ロウ類、炭化水素油、エステル類、シリコーン油等が挙げられる。固体油脂としては、パーム油、硬化牛脂、硬化油、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【0012】界面活性剤としては、例えばアニオン性、カチオン性、両性、非イオン性の天然、合成いずれの界面活性剤でも配合することができる。
【0013】水溶性成分としては、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコールやキサンタンガム、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子などが挙げられる。
【0014】本発明の皮膚外用剤は公知の方法により製造することができ、その剤型は目的に応じて任意に選択でき、例えば、クリーム状、乳液状、液状、ゲル状、軟膏状、パック状、スティック状、パウダー状等の形態とすることができる。
【0015】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明の効果を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0016】
実施例1.化粧水 処方 配合量 1.化石水(乾燥残渣 0.17%) 40.0% (東京都大田区蒲田から得られたもの)
2.1,3−ブチレングリコール 8.0 3.グリセリン 2.0 4.キサンタンガム 0.02 5.クエン酸 0.01 6.クエン酸ナトリウム 0.1 7.エタノール 5.0 8.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O) 0.1 9.香料 適量10.精製水にて全量を100とする。
【0017】製造方法:成分1〜6,10と成分7〜9をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合し、ろ過して製品とする。
【0018】
実施例2.クリーム 処方 配合量 1.化石水(乾燥残渣 0.5%) 10.0% (北海道十勝300mの地層中から得られたもの)
2.スクワラン 5.5 3.オリーブ油 3.0 4.ステアリン酸 2.0 5.ミツロウ 2.0 6.ミリスチン酸オクチルドデシル 3.5 7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O) 3.0 8.ベヘニルアルコール 1.5 9.モノステアリン酸グリセリン 2.510.1,3−ブチレングリコール 8.511.香料 適量12.精製水にて全量を100とする。
【0019】製造方法:成分2〜9を加熱して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1,10,12を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化しかき混ぜながら冷却する。45℃にて成分11を加えさらに冷却してクリームを得る。
【0020】
実施例3.乳液 処方 配合量 1.化石水(乾燥残渣 0.5%) 1.0% (愛知県知多郡美浜町の地下2500mのより得られたもの)
2.スクワラン 5.0 3.オリーブ油 5.0 4.ホホバ油 5.0 5.セタノール 1.5 6.モノステアリン酸グリセリン 2.0 7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O) 3.0 8.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(20E.O) 2.0 9.ジプロピレングリコール 1.010.グリセリン 2.011.香料 適量12.精製水にて全量を100とする。
【0021】製造方法:成分2〜8を加熱して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1,9,10,12を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化しかき混ぜながら冷却する。45℃にて成分11を加えさらに冷却して乳液を得る。
【0022】
実施例4.ジェル 処方 配合量 1.化石水(乾燥残渣 0.3%) 50.0% (東京都大田区蒲田の地下300m以下の地層中から得られたもの)
2.エタノール 5.0 3.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O) 0.1 4.香料 適量 5.1,3−ブチレングリコール 5.0 6.グリセリン 5.0 7.キサンタンガム 0.1 8.カルボキシビニルポリマー 0.2 9.水酸化カリウム 0.210.精製水にて全量を100とする。
【0023】製造方法:成分2〜4と、成分1,5〜10をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合し、ろ過してジェルを得る。
比較例1.ジェル 処方 配合量 1.エタノール 5.0 2.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O) 0.1 3.香料 適量 4.1,3−ブチレングリコール 5.0 5.グリセリン 5.0 6.キサンタンガム 0.1 7.カルボキシビニルポリマー 0.2 8.水酸化カリウム 0.2 9.精製水にて全量を100とする。
【0024】製造方法:成分1〜3と、成分4〜9をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合し、ろ過してジェルを得る。実施例1〜4は、いずれも良好な痩身作用があった。しかし、比較例1では、痩身作用は認められなかった。
【0025】
【発明の効果】以下に発明の効果を示す。化石水単独での痩身作用について表1に示した。
【0026】化石水は、精製水に比べ著しい痩身作用が期待できると考えられるそのため、A〜Dのサンプルに対し以下のような試験を行った。
A:東京大田区蒲田の地下300mの地層中から得られた化石水B:北海道十勝の地下300mの岩石中より得られた化石水C:愛知県美浜町の地下2500m以下の地層中から得られた化石水D:精製水【0027】(スリミング効果)スリミング効果をラットの脂肪細胞における脂肪分解促進作用で測定した。脂肪細胞は、Rodbellの方法に準じて採取した。すなわち、Wistsr系雄性ラットより副睾丸脂肪組織を摘出後、細切し、37℃で60分間のコラゲナーゼ処理を行った。次いで、ナイロンメッシュを用いてろ過し、遠心分離後、上層に浮遊した脂肪細胞を得た。脂肪分解反応の測定は、脂肪細胞及び被験物質をKrebs Ringerbicarbonatebuffer(KRB)中でインキュベートした後、遊離した脂肪酸を定量した。定量法は、脂肪細胞4×10をKRBに懸濁し、被験物質を加えて37℃で1時間反応させた。反応後、遊離脂肪酸をNEFA-テストワコー(和光純薬工業株式会社)を用いて測定した。尚、試料溶液は、KRBで希釈して用いた。
【0028】
【表1】

【0029】表1の結果より、すべての化石水は、精製水に比べ、脂肪分解促進作用が認められた。
【出願人】 【識別番号】000249908
【氏名又は名称】有限会社野々川商事
【住所又は居所】愛知県名古屋市中区丸の内三丁目18番15号
【出願日】 平成14年5月24日(2002.5.24)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−342115(P2003−342115A)
【公開日】 平成15年12月3日(2003.12.3)
【出願番号】 特願2002−151175(P2002−151175)