| 【発明の名称】 |
染毛剤組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】平野 祐司 【住所又は居所】東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会社研究所内
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| 【要約】 |
【課題】染色や脱色の過程での毛髪損傷を抑え、しかも髪本来の潤いを損なわず、使用感に優れる染毛剤組成物及び毛髪用脱色剤組成物の提供。
【解決手段】ジアミド化合物(1)及び染料を含有する染毛剤組成物、並びにジアミド化合物(1)及び酸化剤を含有する毛髪用脱色剤組成物。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の成分(A)及び(B)(A) 一般式(1)で表されるジアミド化合物【化1】
〔式中、R1は水酸基及び/又はアルコキシ基が置換していてもよい炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、R2は炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖の二価の炭化水素基を示し、R3は炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の二価の炭化水素基を示す。〕 (B) 染料を含有する染毛剤組成物。 【請求項2】 次の成分(A)及び(C)(A) 一般式(1)で表されるジアミド化合物【化2】
〔式中、R1は水酸基及び/又はアルコキシ基が置換していてもよい炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、R2は炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖の二価の炭化水素基を示し、R3は炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の二価の炭化水素基を示す。〕 (C) 酸化剤を含有する毛髪用脱色剤組成物。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、染色や脱色の過程での毛髪損傷を抑え、しかも髪本来の潤いを損なわなず、使用感に優れた染毛剤組成物及び毛髪用脱色剤組成物に関する。 【0002】 【従来技術】染毛剤組成物に含まれる染料としては、酸性染料、塩基性染料、酸化性染料が挙げられ、これら染料を効果的に毛髪内部へ浸透させるためには、組成物のpHを極端な酸又はアルカリ条件に調整する必要がある。このような組成物で処理した毛髪は、パサつき、ごわつきがちな手触りになり、更に、洗髪やスタイリングなどの日常のヘアケア行動によって、容易に枝毛・切れ毛が発生することが知られている。また、毛髪中のメラニンを酸性条件下で酸化物により分解して脱色させる脱色剤組成物(ブリーチ剤)においても、同様の毛髪損傷や感触の悪化が起こる。 【0003】このため、通常は毛髪損傷の抑制を目的として、染毛剤組成物又は脱色剤組成物中にシリコーン類、動植物抽出物、コンディショニングポリマーなどを配合する製品も多くあるが、十分な効果が得られていないのが現状である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、染色や脱色の過程での毛髪損傷を抑え、しかも髪本来の潤いを損なわない使用感に優れた染毛剤組成物及び毛髪用脱色剤組成物を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者は、下記一般式(1)【0006】 【化3】
【0007】〔式中、R1は水酸基及び/又はアルコキシ基が置換していてもよい炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、R2は炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖の二価の炭化水素基を示し、R3は炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の二価の炭化水素基を示す。〕 【0008】で表されるジアミド化合物を染毛剤組成物又は毛髪用脱色剤組成物に配合すれば、毛髪の損傷を著しく低減できることを見出した。 【0009】すなわち本発明は、(A)一般式(1)で表されるジアミド化合物及び(B)染料を含有する染毛剤組成物、並びに(A)一般式(1)で表されるジアミド化合物及び(C)酸化剤を含有する毛髪用脱色剤組成物を提供するものである。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明で使用する成分(A)のジアミド化合物を示す一般式(1)において、R1としては、水酸基及び炭素数1〜6のアルコキシ基から選ばれる1〜3個が置換していてもよい炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましい。なかでも、無置換の炭素数1〜12のアルキル基、又は水酸基が1〜2個、炭素数1〜6のアルコキシ基が1個、若しくは水酸基と炭素数1〜6のアルコキシ基が1個ずつ置換した、炭素数2〜12のアルキル基がより好ましい。 【0011】一般式(1)において、R2としては、炭素数2〜5の、特に炭素数2〜3の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基が好ましい。 【0012】一般式(1)において、R3としては、炭素数2〜22の直鎖又は分岐鎖の二価炭化水素基が好ましく、特に炭素数11〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基、及び1〜4個の二重結合を有するアルケニレン基が好ましい。 【0013】成分(A)として特に好ましいジアミド化合物は、一般式(1)中のR1、R2及びR3として、それぞれ上で挙げた好ましい基を組み合わせた化合物である。特に好ましいジアミド化合物(1)の具体例としては、以下の化合物が挙げられる。 【0014】 【化4】
【0015】ジアミド化合物(1)は、公知のアミド合成法によって製造することができ、例えば次の反応式に従って、対応するジカルボン酸(2)又はその反応性誘導体(エステル、酸ハライド、酸無水物等)とアミン(3)を縮合させることにより、目的のジアミド化合物(1)を効率的かつ安価に製造することができる(国際公開第00/61097号パンフレット)。 【0016】 【化5】
【0017】成分(A)のジアミド化合物(1)は、2種以上を併用してもよく、その含有量は、十分に毛髪の損傷を抑制するとともに使用感の低下を回避する観点から、使用直前の組成物中の0.01〜30重量%が好ましく、更には0.1〜20重量%、特に0.5〜15重量%が好ましい。 【0018】本発明の染毛用組成物に配合される成分(B)の染料としては、酸化染料中間体及び直接染料が挙げられる。 【0019】かかる酸化染料中間体としては、通常酸化型染毛剤に使用されている公知の顕色物質及びカップリング物質を用いることができる。顕色物質としては、例えばp-フェニレンジアミン、p-トルイレンジアミン、N-メチル-p-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-p-フェニレンジアミン、N,N-ジエチル-2-メチル-p-フェニレンジアミン、N-エチル-N-(ヒドロキシエチル)-p-フェニレンジアミン、クロル-p-フェニレンジアミン、2-(2′-ヒドロキシエチルアミノ)-5-アミノトルエン、N,N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-p-フェニレンジアミン、メトキシ-p-フェニレンジアミン、2,6-ジクロル-p-フェニレンジアミン、2-クロル-6-ブロム-p-フェニレンジアミン、2-クロル-6-メチル-p-フェニレンジアミン、6-メトキシ-3-メチル-p-フェニレンジアミン、2,5-ジアミノアニソール、N-(2-ヒドロキシプロピル)-p-フェニレンジアミン、N-2-メトキシエチル-p-フェニレンジアミン等の1種又は数種のNH2-基、NHR-基又はNR2-基(Rは炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す)を有するp-フェニレンジアミン類;2,5-ジアミノピリジン誘導体;p-アミノフェノール、2-メチル-4-アミノフェノール、3-メチル-4-アミノフェノール、2-クロロ-4-アミノフェノール、3-クロロ-4-アミノフェノール、2,6-ジメチル-4-アミノフェノール、3,5-ジメチル-4-アミノフェノール、2,3-ジメチル-4-アミノフェノール、2,5-ジメチル-4-アミノフェノール、2,4-ジアミノフェノール、5-アミノサリチル酸等のp-アミノフェノール類、o-アミノフェノール類、o-フェニレンジアミン類などが挙げられる。 【0020】また、カップリング物質としては、例えばα-ナフトール、o-クレゾール、m-クレゾール、2,6-ジメチルフェノール、2,5-ジメチルフェノール、3,4-ジメチルフェノール、3,5-ジメチルフェノール、ベンズカテキン、ピロガロール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、1,7-ジヒドロキシナフタレン、5-アミノ-2-メチルフェノール、5-(2′-ヒドロキシエチルアミノ)-4-メトキシ-2-メチルフェノール、ヒドロキノン、2,4-ジアミノアニソール、m-トルイレンジアミン、4-アミノフェノール、レゾルシン、レゾルシンモノメチルエーテル、m-フェニレンジアミン、1-フェニル-3-メチル-5-ピラゾロン、1-フェニル-3-アミノ-5-ピラゾロン、1-フェニル-3,5-ジケトピラゾリジン、1-メチル-7-ジメチルアミノ-4-ヒドロキシ-2-キノロン、m-アミノフェノール、4-クロロレゾルシン、2-メチルレゾルシン、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、2,6-ジアミノピリジン、3,5-ジアミノトリフロロメチルベンゼン、2,4-ジアミノフロロベンゼン、3,5-ジアミノフロロベンゼン、2,4-ジアミノ-6-ヒドロキシピリミジン、2,4,6-トリアミノピリミジン、2-アミノ-4,6-ジヒドロキシピリミジン、4-アミノ-2,6-ジヒドロキシピリミジン、4,6-ジアミノ-2-ヒドロキシピリミジン等が挙げられる。 【0021】顕色物質とカップリング物質は、それぞれ2種以上を併用することもでき、その配合量はそれぞれ、第1剤と第2剤を混合した全組成中の0.01〜5重量%、特に0.1〜4重量%が好ましい。 【0022】また、直接染料としては、染毛剤に利用可能である公知の酸性染料、塩基性染料、分散染料、反応性染料等を用いることができる。酸性染料としては、例えばアシッドレッド27(C.I.16185)、アシッドレッド51(C.I.45430)、アシッドレッド18(C.I.16255)、アシッドレッド92(C.I.45410)、アシッドレッド94(C.I.45440)、アシッドレッド52(C.I.45100)、アシッドイエロー23(C.I.19140)、フードイエロー3(C.I.15985)、フードグリーン3(C.I.42053)、フードブルー2(C.I.42090)、アシッドブルー74(C.I.73015)、ピグメントレッド57-1(C.I.15850)、アシッドレッド33(C.I.17200)、アシッドレッド87(C.I.45380)、アシッドレッド92(C.I.45410)、アシッドオレンジ7(C.I.15510)、アシッドレッド95(C.I.45425)、アシッドイエロー73(C.I.45350)、アシッドイエロー3(C.I.47005)、アシッドグリーン25(C.I.61570)、ソルベントグリーン7(C.I.59040)、アシッドグリーン5(C.I.42095)、アシッドブルー5(C.I.42052)、アシッドブルー9(C.I.42090)、アシッドオレンジ24(C.I.20170)、アシッドバイオレット9(C.I.45190)、フードレッド6(C.I.16155)、アシッドレッド26(C.I.16150)、フードレッド1(C.I.14700)、アシッドレッド88(C.I.15620)、アシッドオレンジ20(C.I.14600)、アシッドイエロー40(C.I.18950)、アシッドイエロー1(C.I.10316)、アシッドイエロー36(C.I.13065)、アシッドイエロー11(C.I.18820)、アシッドグリーン1(C.I.10020)、アシッドグリーン3(C.I.42085)、アシッドバイオレット43(C.I.60730)、アシッドブラック1(C.I.20470)、アシッドブラック52(C.I.15711)、アシッドブルー1(C.I.42045)、アシッドブルー3(C.I.42051)、アシッドブルー62(C.I.62045)、アシッドブラウン13(C.I.10410)、アシッドグリーン50(C.I.44090)、アシッドオレンジ3(C.I.10385)、アシッドオレンジ6(C.I.14270)、アシッドレッド14(C.I.14720)、アシッドレッド35(C.I.18065)、アシッドレッド73(C.I.27290)、アシッドレッド184(C.I.15685)、ブリリアントブラック1(C.I.28440)等が挙げられる。 【0023】塩基性染料としては、例えばベーシックブルー7(C.I.42595)、ベーシックブルー16(C.I.12210)、ベーシックブルー22(C.I.61512)、ベーシックブルー26(C.I.44045)、ベーシックブルー99(C.I.56059)、ベーシックブルー117、ベーシックバイオレット10(C.I.45170)、ベーシックバイオレット14(C.I.42515)、ベーシックブラウン16(C.I.12250)、ベーシックブラウン17(C.I.12251)、ベーシックレッド2(C.I.50240)、ベーシックレッド12(C.I.48070)、ベーシックレッド22(C.I.11055)、ベーシックレッド51、ベーシックレッド76(C.I.12245)、ベーシックレッド118(C.I.12251:1)、ベーシックオレンジ31、ベーシックイエロー28(C.I.48054)、ベーシックイエロー57(C.I.12719)、ベーシックイエロー87、ベーシックブラック2(C.I.11825);特公昭58-2204号公報、特開平9-118832号公報等に記載されている、芳香環の側鎖に4級化窒素原子を含有する塩基性染料;特表平10-502946号公報、特開平10-182379号公報、特開平11-349457号公報等に記載されている塩基性染料などが挙げられる。 【0024】また酸性染料及び塩基性染料以外の直接染料としては、例えば2-アミノ-3-ニトロフェノール、2-アミノ-4-ニトロフェノール、2-アミノ-5-ニトロフェノール、4-アミノ-3-ニトロフェノール、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、3-ニトロパラヒドロキシエチルアミノフェノール、2-ニトロパラフェニレンジアミン、4-ニトロオルトフェニレンジアミン、4-ニトロメタフェニレンジアミン、6-ニトロオルトトルイジン、6-ニトロパラトルイジン、ヒドロキシエチル-2-ニトロパラトルイジン、N,N′-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロパラフェニレンジアミン、2-クロロ-5-ニトロ-N-ヒドロキシエチルパラフェニレンジアミン、2-ニトロ-5-グリセリルメチルアニリン、3-メチルアミノ-4-ニトロフェノキシエタノール、N-エチル-3-ニトロPABA、ピクラミン酸、2-ヒドロキシエチルピクラミン酸、4-ニトロフェニルアミノエチルウレア、紫色201号(C.I.60725)、ソルベントイエロー44(C.I.56200)、ディスパーズレッド17(C.I.11210)、ディスパーズバイオレット1(C.I.61100)、ディスパーズバイオレット4(C.I.61105)、ディスパーズブルー3(C.I.61505)、ディスパーズブルー7(C.I.62500)、HCブルーNo.2、HCブルーNo.8、HCオレンジNo.1、HCオレンジNo.2、HCレッドNo.1、HCレッドNo.3、HCレッドNo.7、HCレッドNo.8、HCレッドNo.10、HCレッドNo.11、HCレッドNo.13、HCレッドNo.16、HCバイオレットNo.2、HCイエローNo.2、HCイエローNo.5、HCイエローNo.6、HCイエローNo.7、HCイエローNo.9、HCイエローNo.12等が挙げられる。 【0025】直接染料は、2種以上を併用してもよく、その含有量は、第1剤と第2剤を混合した全組成中の0.001〜5重量%、特に0.01〜4重量%が好ましい。また、酸化染料と直接染料を併用することもできる。 【0026】本発明で用いられる成分(C)の酸化剤としては、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属臭酸塩、アルカリ金属過酸塩(過臭酸塩、過硫酸塩、過ホウ酸塩)等が挙げられ、特に過酸化水素が好ましい。酸化剤の使用量は、過酸化水素に換算して、第1剤と第2剤を混合した全組成中の2〜12重量%の範囲が、十分な脱色・染毛効果、及び頭皮の刺激低減の点で好ましい。酸化剤は、毛髪用脱色剤組成物のほか、染毛剤組成物、特に二剤式染毛剤の第2剤にも配合することができる。 【0027】本発明の染毛剤組成物又は脱色剤組成物には、上記成分以外に、通常化粧品分野で用いられる成分を、目的に応じて加えることができる。このような任意成分としては、天然又は合成の高分子化合物、脂肪酸、油脂、炭化水素、高級アルコール、一価又は多価アルコール、シリコーン誘導体、非イオン界面活性剤、アミンオキサイド、アミノ酸誘導体、蛋白誘導体、防腐剤、金属封鎖剤、酸化防止剤、過酸化水素の安定化剤、植物抽出物、ビタミン類、色素、顔料、紫外線吸収剤、pH調整剤等が挙げられる。 【0028】本発明の染毛剤組成物又は脱色剤組成物は、カラーシャンプー、カラーリンス、ヘアマニキュアのような直接染料を用いた一剤型で提供される場合や酸化型毛髪染色剤又は脱色剤のように、二剤型や三剤型として提供され、使用段階でこれらを特定の比率で混合して使用される場合がある。 【0029】 【実施例】実施例1〜5及び比較例1〜2表1〜3に示す染毛剤組成物を調製し、各々の組成物で毛髪を処理した後の「パサツキのなさ」及び「枝毛発生率」を評価し、発明の効果を検証した。 【0030】・評価方法及び基準(1) パサツキのなさ日本人女性の髪で作製した毛束(10g)に対し、所定の方法で染色処理を行った後、専門パネラー10名による官能評価を行い、髪のパサツキのなさを確認した。下記基準による評価の平均点が2.4以上の場合を○、1.6〜2.3の場合を△、1.0〜1.5の場合を×と判定した。 【0031】<評価基準>パサツキを感じない :3ややパサツキを感じる:2パサツキを感じる :1【0032】(2) 枝毛発生率日本人女性毛100本(約0.1g)、長さ16cmの毛束を作り、所定の方法により実施例、比較例を処理した。次いで、モーターに連動した回転ブラシで、回転数100回/分、60分の条件でブラッシング刺激を与え、枝毛、切れ毛の本数(D)を確認する。枝毛発生率は次式で決定した。 枝毛発生率(%)=D÷100×100=D【0033】・ヘアマニキュア(実施例1及び2並びに比較例1) 表1に示す成分(2)及び成分(6)〜(8)からなる混合液に成分(5)の全量で溶解した成分(1)を徐々に添加し攪拌する。これに、別途成分(3)に成分(4)を加えたものを、攪拌しながら加え、室温で約1時間攪拌し、染毛剤組成物(ヘアマニキュア)を得た。評価用のトレスに、浴比(重量比)毛髪:剤重量比=1:1で剤を塗布して馴染ませ、室温で25分間放置した後、剤をすすぎ流し、市販のシャンプーで1回洗髪し、ドライヤーで乾燥した。評価結果を表1に示す。 【0034】 【表1】
【0035】・二剤式永久染毛剤組成物(実施例3〜5及び比較例2) 表2に示す成分(14)に成分(2)〜(4)、(10)〜(12)及び(13)の一部(5重量%)を混合し、70℃に昇温・維持して成分を溶解し、水相とする。次に、残りの成分(13)(2重量%)に成分(1)及び(5)〜(9)を加えた油相を、70℃に昇温して均一溶解し、上記水相に徐々に加え、70℃で20分間攪拌した後、徐々に室温まで冷却し、二剤式永久染毛剤第1剤とする。一方、表3に示す組成の二剤式永久染毛剤第2剤を調製した。上記第1剤と第2剤を、表4に示す所定の組み合わせで重量比1:1で均一に混合し、これを浴比1:1で評価用のトレスに塗布し、室温で25分間放置した。次に水洗して剤を洗い流し、市販シャンプーで1回洗髪し、ドライヤーで乾燥した。評価結果を表4に示す。 【0036】 【表2】
【0037】 【表3】
【0038】 【表4】
【0039】実施例6 二剤式永久染毛剤組成物(クリーム状) 下記組成の第1剤と表3の第2剤Aを同重量ずつ混合し使用する。 第1剤 (重量%) ジアミド化合物(A) 1.5 p-フェニレンジアミン 2.0 o-アミノフェノール 1.0 m-フェニレンジアミン 0.5 セタノール 5.5 ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル 2.5 ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル 3.0 流動パラフィン 0.2 亜硫酸ナトリウム 0.3 モノエタノールアミン 2.5 アンモニア(28重量%) pH9.0にする量 プロピレングリコール 5.0 ベンジルアルコール 3.0 アミノ変性シリコーンエマルジョン (SM8704C,東レダウコーニングシリコーン社) 0.5 ケラチン加水分解物(プロモイスWK-H,成和化成社) 0.5 オリーブ油 0.2 香料 適量 精製水 バランス 合 計 100.0【0040】実施例7 二剤式永久染毛剤組成物(液状) 下記組成の第1剤と第2剤を同重量ずつ混合し、使用する。 第1剤 (重量%) ジアミド化合物(C) 1.0 p-フェニレンジアミン 2.0 o-アミノフェノール 1.0 m-フェニレンジアミン 0.5 オレイン酸 4.0 セタノール 0.5 オレイルアルコール 1.0 ポリオキシエチレン(20)ドデシルエーテル 8.0 ポリオキシエチレン(9)ドデシルエーテル 6.0 ポリオキシエチレン(3)ドデシルエーテル 6.0 プロピレングリコール 8.0 エタノール 12.0 2-ベンジルオキシエタノール 4.0 モノエタノールアミン 2.5 アンモニア水(28重量%) pH9.0にする量 無水亜硫酸ソーダ 0.3 エデト酸四ナトリウム二水塩 0.1 ポリエーテル変性シリコーン(KF-6005,信越化学社) 0.5 ホホバ油 0.1 香料 適量 精製水 バランス 合 計 100.0【0041】 第2剤 (重量%) ジアミド化合物(C) 1.0 過酸化水素(35重量%) 15.0 セタノール 1.5 ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 0.8 ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル 0.2 グリセリン 0.5 リン酸 pH9.0にする量 精製水 バランス 合 計 100.0【0042】実施例8 二剤式脱色剤組成物下記組成の第1剤と第2剤を同重量ずつ混合し、使用する。 第1剤 (重量%) ジアミド化合物(A) 2.5 アンモニア水(28重量%) 5.0 炭酸水素アンモニウム pH9.0にする量 オレイン酸 1.5 オレイルアルコール 1.0 ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 8.0 ポリオキシエチレン(9)セチルエーテル 5.0 ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル 5.0 エタノール 8.0 プロピレングルコール 8.0 アミノ変性シリコーンエマルジョン (SM8704C,東レダウコーニングシリコーン社) 0.5 カチオン化ケラチン加水分解物 (プロモイスWK-Q,成和化成社) 0.2 香料 適量 精製水 バランス 合 計 100.0【0043】 第2剤 (重量%) 過酸化水素(35重量%) 15.0 ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 1.0 ポリエーテル変性シリコーン(KF-6005,信越化学社) 0.5 リン酸 pH3.2にする量 精製水 バランス 合 計 100.0【0044】実施例9 ヘアマニキュア組成物(エアゾールタイプ) 所定のエアゾール用容器に下記組成の原液と噴射剤を、原液:噴射剤重量比=85:15の割合で充填する。 原液 (重量%) ジアミド化合物(C) 2.0 アシッドオレンジ7 0.8 2-ベンジルオキシエタノール 5.0 エタノール 10.0 1,3-ブチレングリコール 5.0 キサンタンガム 1.2 水酸化ナトリウム pH3.0にする量 乳酸 4.5 ポリエーテル変性シリコーン(KF-6005,信越化学社) 0.5 香料 適量 精製水 バランス 合 計 100.0【0045】 噴射剤 (重量%) LPG(3.5kg/cm2) 85.0 ジメチルエーテル 15.0 合 計 100.0【0046】実施例6〜9のいずれの組成物も、毛髪の損傷が極めて少なく、かつ毛髪の潤いを損なわないものであった。 【0047】 【発明の効果】本発明の染毛剤組成物及び毛髪用脱色剤組成物は、染色や脱色の過程での毛髪損傷を抑え、しかも髪本来の潤いを損なわず、使用感に優れるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000918 【氏名又は名称】花王株式会社 【住所又は居所】東京都中央区日本橋茅場町1丁目14番10号
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| 【出願日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】110000084 【氏名又は名称】特許業務法人アルガ特許事務所
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| 【公開番号】 |
特開2003−327519(P2003−327519A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月19日(2003.11.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−135414(P2002−135414) |
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