| 【発明の名称】 |
美白用化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】加藤 詠子
【氏名】小方 英二
【氏名】米田 正
【氏名】高田 二郎
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| 【要約】 |
【課題】皮膚の色素沈着防止又は沈着色素除去効果を有する有効成分としてトコフェロールアルキルグリシンエステル及び/又はその塩を含有し、安全性が高く、皮膚の色素沈着防止又は沈着色素除去効果に優れた有効成分を含有する、美白効果に優れた美白用化粧料を提供すること。
【解決手段】トコフェロールアルキルグリシンエステル及び/又はその塩を含有することを特徴とする美白用化粧料。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トコフェロールアルキルグリシンエステル及び/又はその塩を含有することを特徴とする美白用化粧料。 【請求項2】 トコフェロールアルキルグリシンエステルが下記式(1) 【化1】
(式中、R1、R2は同一または相異なる低級アルキル基または水素原子を表し、R3、R4、R5は水素原子またはメチル基を表わす。ただし、R1、R2は同時に水素原子であることはない。)で示される化合物である請求項1記載の美白用化粧料。 【請求項3】 トコフェロールアルキルグリシンエステルがα−トコフェロールアルキルグリシンエステル、γ−トコフェロールアルキルグリシンエステルおよびδ−トコフェロールアルキルグリシンエステルから選ばれる1種以上の化合物である請求項1または2に記載の美白用化粧料。 【請求項4】 トコフェロールアルキルグリシンエステルが、α−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする請求項1または2に記載の美白用化粧料。 【請求項5】 α−トコフェロールアルキルグリシンエステルが、dl−α−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする請求項4に記載の美白用化粧料。 【請求項6】 α−トコフェロールアルキルグリシンエステルが、d−α−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする請求項4に記載の美白用化粧料。 【請求項7】 トコフェロールアルキルグリシンエステルが、γ−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする請求項1または2に記載の美白用化粧料。 【請求項8】 γ−トコフェロールアルキルグリシンエステルが、d−γ−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする請求項7に記載の美白用化粧料。 【請求項9】 トコフェロールアルキルグリシンエステルが、δ−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする請求項1または2に記載の美白用化粧料。 【請求項10】 δ−トコフェロールアルキルグリシンエステルが、d−δ−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする請求項9に記載の美白用化粧料。 【請求項11】 トコフェロールアルキルグリシンエステルが、トコフェロールジメチルグリシンエステルであることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の美白用化粧料。 【請求項12】 トコフェロールアルキルグリシンエステルの塩が、有機酸または無機酸の塩であることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の美白用化粧料。 【請求項13】 トコフェロールアルキルグリシンエステルの塩が、塩酸塩である請求項12に記載の美白用化粧料。 【請求項14】 トコフェロールアルキルグリシンエステル及び/又はその塩の含有量が、0.1〜10質量%である請求項1ないし13のいずれかに記載の美白用化粧料。 【請求項15】 トコフェロールアルキルグリシンエステル及び/又はその塩を用いる皮膚の色素沈着の防止方法。 【請求項16】 トコフェロールアルキルグリシンエステル及び/又はその塩を用いる皮膚の沈着色素の除去方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚の色素沈着防止又は沈着色素除去効果を有する有効成分としてトコフェロールアルキルグリシンエステル及び/又はその塩を含有することを特徴とする皮膚外用剤及び美白用化粧料に関する。 【0002】 【従来の技術】紫外線暴露による皮膚のシミやソバカス、あるいは創傷や熱傷、外科手術創の治癒後に見られる黒ずみ等、皮膚の色素沈着の改善方法として、従来多くの皮膚外用剤が提唱され、使用されている。 【0003】例えば、ポリフェノール類は広くメラニン色素の還元脱色作用を有することが知られ、特にハイドロキノンは米国を中心に臨床にも多用されている。しかしながらこの化合物はその強い皮膚刺激性が指摘され、安全に安心して使用できる皮膚用剤とはなりがたい。 【0004】また、ビタミンCやその誘導体であるアスコルビン酸−2−リン酸エステル塩類、アスコルビン酸−2−グルコシドが化粧料に色素沈着防止剤として頻用されている。しかしながら、本発明者らの知見によれば、これらアスコルビン酸類の色素沈着防止効果は、緩慢であり、いかなる局面に於いても有効とはいえない。また、色素沈着の除去効果は優れているものの、形成された色素の沈着の改善効果は必ずしも十分とはいえない。 【0005】ビタミンEとして知られているトコフェロール類(α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール等)およびその誘導体である酢酸トコフェロールおよびニコチン酸トコフェロール等は、抗酸化作用、生体膜安定化作用、免疫賦活作用、血行促進作用等の効能効果を呈するとして知られており、古くから医薬品、化粧品等に配合されているが、色素沈着防止または沈着色素除去効果に言及された例はない。トコフェロールに関しては、経口投与による色素沈着改善効果の例(非特許文献1参照)があり、特殊な誘導体としてトコフェロールフェルラ酸エステルによる培養細胞に対する色素沈着抑制効果の例(非特許文献2参照)があるが、経皮投与した場合の色素沈着防止や沈着色素除去効果は、報告がない。 【0006】またこれら油溶性トコフェロール誘導体の、製剤上の困難さを回避するべく、水溶性のトコフェロールリン酸エステル類やアミノ酸エステル類、アルキルアミノカルボン酸エステル類が提唱されている(例えば、特許文献1参照。)。 【0007】 【特許文献1】特開昭58−203982号公報【非特許文献1】ケイ.ウェリニングハウスら(K.Werininghaus et al.),“アーカイブズ オブ デルマトロジー(Arch Dermatol)”,(米国),1997年,第130巻,p.1257【非特許文献2】エム.イチハシら(M.Ichihashi et al.),“アンチカンサー リサーチ(Anticancer Res.)”,(ギリシャ),1999年,第19巻,p.3769”【0008】 【発明が解決しようとする課題】このような現状に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、安全性が高く、皮膚の色素沈着防止又は沈着色素除去効果に優れた有効成分を含有する皮膚外用剤、わけてもいわゆる美白効果に優れた化粧料を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、トコフェロールアルキルグリシンエステル及びその塩が、高い皮膚の色素沈着防止及び沈着色素除去効果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。 【0010】すなわち、本発明は以下の事項に関する。 [1]トコフェロールアルキルグリシンエステル及び/又はその塩を含有することを特徴とする美白用化粧料。 【0011】[2]トコフェロールアルキルグリシンエステルが下記式(1) 【0012】 【化2】
【0013】(式中、R1、R2は同一または相異なる低級アルキル基または水素原子を表し、R3、R4、R5は水素原子またはメチル基を表わす。ただし、R1、R2は同時に水素原子であることはない。)で示される化合物である上記[1]記載の美白用化粧料。 【0014】[3]トコフェロールアルキルグリシンエステルがα−トコフェロールアルキルグリシンエステル、γ−トコフェロールアルキルグリシンエステルおよびδ−トコフェロールアルキルグリシンエステルから選ばれる1種以上の化合物である上記[1]または[2]に記載の美白用化粧料。 [4]トコフェロールアルキルグリシンエステルがα−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする上記[1]または[2]に記載の美白化粧料。 [5]α−トコフェロールアルキルグリシンエステルが、dl−α−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする上記[4]に記載の美白用化粧料。 【0015】[6]α−トコフェロールアルキルグリシンエステルが、d−α−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする上記[4]に記載の美白用化粧料。 [7]トコフェロールアルキルグリシンエステルが、γ−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする上記[1]または[2]に記載の美白用化粧料。 【0016】[8]γ−トコフェロールアルキルグリシンエステルが、d−γ−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする上記[7]に記載の美白用化粧料。 [9]トコフェロールアルキルグリシンエステルが、δ−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする上記[1]または[2]に記載の美白用化粧料。 【0017】[10]δ−トコフェロールアルキルグリシンエステルが、d−δ−トコフェロールアルキルグリシンエステルであることを特徴とする上記[9]に記載の美白用化粧料。 [11]トコフェロールアルキルグリシンエステルが、トコフェロールジメチルグリシンエステルであることを特徴とする上記[1]ないし[10]のいずれかに記載の美白用化粧料。 [12]トコフェロールアルキルグリシンエステルの塩が、有機酸または無機酸の塩であることを特徴とする上記[1]ないし[11]のいずれかに記載の美白用化粧料。 【0018】[13]トコフェロールアルキルグリシンエステルの塩が、塩酸塩である上記[12]に記載の美白用化粧料。 [14]トコフェロールアルキルグリシンエステル及び/又はその塩の含有量が、0.1〜10質量%である上記[1]ないし[13]のいずれかに記載の美白用化粧料。 【0019】[15]トコフェロールアルキルグリシンエステル及び/又はその塩を用いる皮膚の色素沈着の防止方法。 [16]トコフェロールアルキルグリシンエステル及び/又はその塩を用いる皮膚の沈着色素の除去方法。 【0020】 【発明の実施の形態】本発明で使用される成分であるトコフェロールアルキルグリシンエステル及びその塩について先ず説明する。 【0021】本発明で使用されるトコフェロールアルキルグリシンエステルは、皮膚の色素沈着防止又は沈着色素除去効果を有する有効成分として用いられ、例えば下記式(1) 【0022】 【化3】
【0023】(式中、R1、R2は同一または相異なる低級アルキル基または水素原子を表し、R3、R4、R5は水素原子またはメチル基を表わす。ただし、R1、R2は同時に水素原子であることはない。)で示される化合物である。 【0024】R1、R2の定義にみられる低級アルキル基とは、炭素数1〜6の直鎖若しくは分枝状のアルキル基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、イソプロピル、イソブチル、1−メチルプロピル、tert−ブチル、n−ペンチル、1−エチルプロピル、イソアミル、n−ヘキシルなどを挙げることができるが、最も好ましいものは、メチル基である。 【0025】本発明の化合物の塩としては、有機酸または無機酸の塩であれば特に限定はないが、好ましいものを挙げれば、ハロゲン化水素塩、有機酸塩などを挙げることができる。このうち特に塩酸塩としたものは水への溶解性が増し、また性状が粉末となるため取扱いが容易になるという利点を有していて好ましい。 【0026】前記式(1)で表されるトコフェロール誘導体は、クロマン環の2位に不整炭素を有するので、d体、l体、dl体などの立体異性体が存在するが、本発明はこれらの異性体の何れをも含むことはいうまでもない。 【0027】本発明で使用される化合物は公知の製造方法により得られるが、これを例示すれば以下のようである。 下記式(2) 【0028】 【化4】
【0029】(式中、R3、R4、R5は水素原子またはメチル基を表わす。)で表されるトコフェロール類と、下記式(3) 【0030】 【化5】
【0031】(式中、R1、R2は、同一または相異なる低級アルキル基または水素原子を表わす。ただしR1、R2は同時に水素原子であることはない。)で表されるアルキルグリシン、もしくはその反応性酸誘導体または、これらのハロゲン化水素酸塩のいずれかと常法によりエステル化反応を行うことにより、容易に得ることができる。 【0032】遊離のアルキルグリシンを用いて直接、エステル化を行う際は、通常ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N−ジサクシニミドオキザレートなどの活性エステル化試薬の存在下で反応を行うことが好ましい。この際の溶媒としてはピリジンが最も好ましい。 【0033】また、反応性酸誘導性を用いる方法においては、酸ハライド、とりわけ酸クロライドを用いる方法が好ましい。 【0034】なお、トコフェロールアルキルグリシンエステルの塩を製造する場合は、一旦エステル体を製造し、その後、常法により酸を加えて塩としてもよいし、あらかじめ、出発物質としてアルキルグリシンの塩を用いてもよい。 【0035】本発明はトコフェロールアルキルグリシンエステルおよびその塩を配合してなる美白用化粧料に関するものである。 【0036】美白用化粧料は、例えばエタノール、プロピレングリコールなどのアルコール類;パラヒドロキシ安息香酸メチル、パラヒドロキシ安息香酸エチル、パラヒドロキシ安息香酸ブチル、パラヒドロキシ安息香酸プロピルなどの防腐剤;精製水などに、トコフェロールアルキルグリシンエステル及び/またはその塩を0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜2質量%配合することにより得ることができる。 【0037】美白用化粧料には例えば、スキンミルク、スキンクリーム、ファンデーションクリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、化粧水、ローション、パック、軟膏、入浴剤、ボディーソープ等が含まれ、使用時に皮膚に接触させるものなら種類を問わない。また、これらの形態としては、ゲル状のものであってもよい。また使用者の性別、老若を問わない。 【0038】また、本発明の美白用化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、一般に美白用化粧料に用いられる他の成分を配合することができる。 【0039】実施例以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例によりなんら限定されるものではない。実施例中の配合量は質量%である。 【0040】合成例ジシクロヘキシルカルボジイミド59.1gとN,N−ジメチルグリシン塩酸塩40.0gをピリジン320gに溶解し、dl−α−トコフェロール60.0gをピリジン240gに溶解し、添加する。室温で、8時間撹拌反応させ、ピリジンを留去した。残さに水2000ml、酢酸エチル1000mlを加え、炭酸ナトリウム約40gを加えて、pHを7〜8とする。酢酸エチル層を分離し、水層を酢酸エチル200mlで3回抽出する。酢酸エチルを留去し、更に酢酸エチルを加え、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、固体を濾別する。dl−α−トコフェロールジメチルグリシンエステルが7〜8%となるように濃度を調整し、20%塩酸ジオキサン溶液を塩酸で、dl−α−トコフェロールジメチルグリシンエステルの1.5倍モル加え、中和する。得られた固体を濾集し、メタノール/アセトン系溶媒で再結晶し、dl−α−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩49.2gを得た。 【0041】実施例1ローション1下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション1を得た。 【0042】 1)dl−α−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 2.00 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 87.8【0043】ローション2下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション2を得た。 【0044】 1)d−α−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 2.00 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 87.8【0045】ローション3下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション3を得た。 【0046】 1)d−γ−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 2.00 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 87.8【0047】ローション4下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション4を得た。 【0048】 1)d−δ−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 2.00 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 87.8【0049】ローション5(比較対照) 下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション5を得た。 【0050】 1)アスコルビン酸−2−リン酸ナトリウム 2.00 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 87.8【0051】ローション6(陰性対照) 下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション6を得た。 【0052】 1)精製水 2.00 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 87.8いずれのローションも均一に溶解し、良好な経時安定性を示した。 【0053】実施例2ローション7下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション7を得た。 【0054】 1)dl−α−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 0.10 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 89.7【0055】ローション8下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション8を得た。 【0056】 1)d−α−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 0.10 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 89.7【0057】ローション9下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション9を得た。 【0058】 1)d−γ−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 0.10 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 89.7【0059】ローション10下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション10を得た。 【0060】 1)d−δ−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 0.10 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 89.7【0061】ローション11(比較対照) 下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション11を得た。 【0062】 1)アスコルビン酸−2−リン酸ナトリウム 0.10 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 89.7【0063】ローション12(陰性対照) 下記成分1)〜4)を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分5)に添加し、ローション12を得た。 【0064】 1)アスコルビン酸−2−リン酸ナトリウム 0.10 2)エタノール 5.00 3)プロピレングリコール 5.00 4)パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.20 5)精製水 89.7いずれのローションも均一に溶解し、良好な経時安定性を示した。 【0065】実施例3ゲル状組成物1下記成分1)を下記終濃度となるように2)に均一に分散し、攪拌しながら3)に添加し目的のゲル状組成物1を得た。 【0066】 1)dl−α−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 10 2)グリセリン 20 3)ミリスチン酸オクチルドデシル 70【0067】ゲル状組成物2下記成分1)を下記終濃度となるように2)に均一に分散し、攪拌しながら3)に添加し目的のゲル状組成物2を得た。 【0068】 1)d−α−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 10 2)グリセリン 20 3)ミリスチン酸オクチルドデシル 70【0069】ゲル状組成物3下記成分1)を下記終濃度となるように2)に均一に分散し、攪拌しながら3)に添加し目的のゲル状組成物3を得た。 【0070】 1)d−γ−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 10 2)グリセリン 20 3)ミリスチン酸オクチルドデシル 70【0071】ゲル状組成物4下記成分1)を下記終濃度となるように2)に均一に分散し、攪拌しながら3)に添加し目的のゲル状組成物4を得た。 【0072】 1)d−δ−トコフェロールジメチルグリシンエステル塩酸塩 10 2)グリセリン 20 3)ミリスチン酸オクチルドデシル 70【0073】ゲル状組成物5(比較対照) 下記成分1)を下記終濃度となるように2)に均一に分散し、攪拌しながら3)に添加し目的のゲル状組成物5を得た。 【0074】 1)アスコルビン酸−2−リン酸ナトリウム 10 2)グリセリン 20 3)ミリスチン酸オクチルドデシル 70【0075】ゲル状組成物6(陰性対照) 下記成分1)を下記終濃度となるように2)に均一に分散し、攪拌しながら3)に添加し目的のゲル状組成物6を得た。 【0076】 1)精製水 10 2)グリセリン 20 3)ミリスチン酸オクチルドデシル 70いずれのゲル状組成物も均一に分散し、良好な経時安定性を示した。 【0077】実施例4色素沈着防止効果7週齢の雄性ワイザー・メイプルモルモット(WM,SPF)50匹の背部全面の被毛を電気バリカン(0.05mm刃)で剪毛後、電気カミソリで剃毛し、1.5cm×1.5cm の窓が6カ所開いた粘着性伸縮包帯(シルキーテックス、外側をアルミフォイルで被覆)で覆った。 【0078】各々の窓に、実施例1〜3で調製したローション1〜12及びゲル状組成物1〜6の各剤を順次10箇所、0.05mlずつ塗布した。 【0079】塗布4時間後に水を含ませた脱脂綿にて投与部位を洗浄し乾燥させた後、動物を保定器に固定し、紫外線照射装置(シナノ製作所、東芝FL40S/E30型蛍光灯、SEランプ6灯装着)を用いて約10cmの距離から各部位に300mJ/cm2の照射量の中波長紫外線(UVB)を照射した。照射後に再び各々の部位に同じローション1〜12及びゲル状組成物1〜6を0.05mlずつ塗布した。 【0080】この操作を3日間にわたり繰り返し、最終照射14日後に以下に示す判定基準に基づき色素沈着の強弱を評点にて判定し、さらに各投与・照射部位の四隅と中央部の計5カ所で色差計(ミノルタ、CR−20)を用いて皮膚の明度を測定した。 【0081】色素沈着の防止効果は、各々の剤につき、評点(各剤10データ)の平均値及び明度(各剤50データ)の平均値から判断した。 【0082】色素沈着の判定基準色素沈着を認めない・・・・・・評点0軽微な色素沈着を認める・・・・評点1軽度の色素沈着を認める・・・・評点2中等度の色素沈着を認める・・・評点3高度の色素沈着を認める・・・・評点4【0083】
【0084】上記結果から明らかなように、本発明のローション(1〜4、7〜10)、ゲル状組成物(1〜4)はいずれにおいても優れた色素沈着の防止効果が認められた。 【0085】実施例5色素沈着除去効果6週齢の雄性ワイザー・メイプルモルモット(WM,SPF)50匹の背部全面の被毛を電気バリカン(0.05mm刃)で剪毛後、電気カミソリで剃毛し、1.5cm×1.5cmの窓が6カ所開いた粘着性伸縮包帯(シルキーテックス、外側をアルミフォイルで被覆)で覆って保定器に固定し、紫外線照射装置(シナノ製作所、東芝FL40S/E30型蛍光灯、SEランプ6灯装着)を用いて約10cmの距離から各部位に750mJ/cm2の照射量の中波長紫外線(UVB)を照射した。 【0086】照射4日後から28日まで、朝と夕方の一日2回、各々の窓に実施例1〜3で調製したローション1〜12及びゲル状組成物1〜6の各剤を順次10箇所、0.05mlずつ塗布した。 【0087】照射28日後に実施例と同様の判定基準に基づき色素沈着の強弱を評点にて判定した。色素沈着の防止効果は、各々の剤につき、評点(各剤10データ)の平均値から判断した。 【0088】
【0089】上記結果から明らかなように、本発明のローション(1〜4、7〜10)、ゲル状組成物(1〜4)はいずれにおいても顕著な沈着色素の除去効果が認められた。 【0090】 【発明の効果】本発明の美白用化粧料は、安全性が高く、皮膚の色素沈着防止又は沈着色素除去効果に優れるため、いわゆる美白効果に優れた化粧料として有用である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002004 【氏名又は名称】昭和電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成15年3月5日(2003.3.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064908 【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 正武 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−327507(P2003−327507A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月19日(2003.11.19) |
| 【出願番号】 |
特願2003−58627(P2003−58627) |
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