| 【発明の名称】 |
鉛筆型化粧品 |
| 【発明者】 |
【氏名】各務 香 【住所又は居所】東京都北区王子1丁目9番5号 株式会社トキワ内
【氏名】佐々木 新 【住所又は居所】東京都北区王子1丁目9番5号 株式会社トキワ内
【氏名】杉本 国雄 【住所又は居所】東京都北区王子1丁目9番5号 株式会社トキワ内
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| 【要約】 |
【課題】透明樹脂製円筒軸内に化粧料が充填された鉛筆型化粧品であって、軸の安定性に優れ、化粧料の安定性、使用性に優れ、かつ外観の見栄えがよい鉛筆型化粧品を提供すること。
【解決手段】オレフィン系重合体を含む複合材料を樹脂材料として用いた透明樹脂製円筒軸の軸穴に軟化させた化粧料を充填して固化させ、前記円筒軸の先端側を切削して前記化粧料を使用する鉛筆型化粧品であって、前記透明樹脂製円筒軸の内壁に、皮膜形成性樹脂、有機変性粘土鉱物及びデキストリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれた1種または2種以上、及び粉体を含有する組成物がコートされ、かつ、前記化粧料に、少なくともシリコーン油を含む液状油分が含有されてなる鉛筆型化粧品。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 オレフィン系重合体を含む複合材料を樹脂材料として用いた透明樹脂製円筒軸の軸穴に軟化させた化粧料を充填して固化させ、前記円筒軸の先端側を切削して前記化粧料を使用する鉛筆型化粧品であって、前記透明樹脂製円筒軸の内壁に、皮膜形成性樹脂、有機変性粘土鉱物及びデキストリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれた1種または2種以上、及び粉体を含有する組成物がコートされ、かつ、前記化粧料に、少なくともシリコーン油を含む液状油分が含有されてなる鉛筆型化粧品。 【請求項2】 前記オレフィン系重合体を含む複合材料が、オレフィン系重合体とアクリル系重合体を含む複合材料である請求項1記載の鉛筆型化粧品。 【請求項3】 液状油分として、さらに、一分子中にエステル基を2個以上有する化合物で、分子量600〜3000の液状エステル油を含むことを特徴とする請求項1または2記載の鉛筆型化粧品。 【請求項4】 一分子中にエステル基を2個以上有する化合物が、多価アルコールの脂肪酸エステルである請求項3記載の鉛筆型化粧品。 【請求項5】 一分子中にエステル基を2個以上有する化合物が、多塩基酸の脂肪族アルコールエステルである請求項3記載の鉛筆型化粧品。 【請求項6】 液状エステル油が、トリイソステアリン酸ジグリセリル、マカデミアナッツ油及びリンゴ酸ジイソステアリルからなる群から選ばれた1種又は2種以上である請求項3記載の鉛筆型化粧品。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、透明樹脂製円筒軸内に化粧料が充填された鉛筆型化粧品に関する。さらに詳しくは、オレフィン系重合体を含む複合材料を樹脂材料として用いた透明樹脂製円筒軸の軸穴に軟化させた化粧料を充填して固化させ、前記円筒軸の先端側を切削して前記化粧料を使用する鉛筆型化粧品に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、鉛筆型化粧品として、鉛筆の芯の代わりに、口紅、リップライナー、アイライナー、アイシャドウ、アイブロウ、ファンデーション、頬紅、眉墨等の化粧料が円筒軸に充填された鉛筆型化粧品が知られている。かかる鉛筆型化粧品は、通常、木製の円筒軸が用いられている。木軸からなる鉛筆型化粧品は、芯となる化粧料を金型を用いて成型し、半分に割った木軸の軸穴にはめ込み次いで木軸を接合する方法で製造されているが、手間がかかるものであった。したがって、円筒状の軸の軸穴に軟化させた化粧料を流し込んで充填させることによって製造でき、鉛筆型化粧品としての品質特性を充分満足する、鉛筆型化粧品の開発が望まれていた。特に、円筒軸が透明なものは意匠的に、また機能的にもその価値は高い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、透明樹脂製円筒軸内に化粧料が充填された鉛筆型化粧品であって、軸の安定性に優れ、化粧料の安定性、使用性に優れ、かつ外観の見栄えがよい鉛筆型化粧品を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、オレフィン系重合体を含む透明な複合樹脂材料を用いて円筒鉛筆軸を成型し、この透明樹脂製円筒軸の内壁に特定の組成物をコートし、かつ、円筒鉛筆軸内に充填される化粧料を構成する成分中の液状油分中に、特定の油分を含有させることにより、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。 【0005】すなわち、本発明は、オレフィン系重合体を含む複合材料を樹脂材料として用いた透明樹脂製円筒軸の軸穴に軟化させた化粧料を充填して固化させ、前記円筒軸の先端側を切削して前記化粧料を使用する鉛筆型化粧品であって、前記透明樹脂製円筒軸の内壁に、皮膜形成性樹脂、有機変性粘土鉱物及びデキストリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれた1種または2種以上、及び粉体を含有する組成物がコートされ、かつ、前記化粧料に、少なくともシリコーン油を含む液状油分が含有されてなる鉛筆型化粧品である。 【0006】前記透明樹脂製円筒軸の樹脂は、オレフィン系重合体を含む複合材料であるが、特に、オレフィン系重合体とアクリル系重合体を含む複合材料であることが好ましい。この材料を用いることにより、特に切削性、成型性、透明性に優れた樹脂軸が得られる。 【0007】また、本発明においては、液状油分として、さらに、一分子中にエステル基を2個以上有する化合物で、分子量600〜3000の液状エステル油を含むことができる。 【0008】前記一分子中にエステル基を2個以上有する化合物は、多価アルコールの脂肪酸エステル、多塩基酸の脂肪族アルコールエステルであることができ、特にトリイソステアリン酸ジグリセリル、マカデミアナッツ油及びリンゴ酸ジイソステアリルからなる群から選ばれた1種又は2種以上であることが好ましい。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について詳述する。 【0010】本発明において樹脂製円筒軸に用いられる樹脂としては、オレフィン系重合体を含む複合材料が用いられる。この複合材料は安定であり、透明であり、市販のナイフあるいはシャープナー(鉛筆削り器)等で削れる切削性を有している。したがって、このものを用いて成型した円筒軸を用いた鉛筆型化粧品は、機能的にまた意匠的にも優れたものであり、特に、外観的審美性に優れた鉛筆型化粧品である。 【0011】前記オレフィン系重合体を含む複合材料は、特にオレフィン系重合体とアクリル系重合体を含む複合材料、あるいはオレフィン系重合体とスチレン系重合体を含む複合材料を用いるのが、市販のナイフあるいはシャープナー(鉛筆削り器)等で容易に削れる切削性を有している、優れた成型性を有している、優れた透明な樹脂軸ができる等の点で好ましい。これらの複合材料はそれぞれの重合体を緊密に配合した複合材料である。前記の好ましい複合材料中では、特にオレフィン系重合体とアクリル系重合体を含む複合材料が好ましい。 【0012】オレフィン系重合体は、例えば、ポリプロピレン樹脂(高密度ポリプロピレン、変性ポリプロピレン等のポリプロピレンまたはそれらを主体とする樹脂)、アイオノマー、ポリエチレン(低密度ポリエチレン等)、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン・プロピレン共重合体及びポリブテン−1等が挙げられる。これらの中ではポリプロピレン樹脂が好ましい。これらの重合体を用いることにより、切削性、成型性、透明性に優れた樹脂軸が得られる。オレフィン系重合体は、1種または2種以上が任意に選択されて用いられる。 【0013】また、アクリル系重合体は、例えば、メタクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート等のメタクリル酸エステルまたはそれらを主体とする樹脂)、アクリル樹脂(ポリメチルアクリレート、ポリエチルアクリレート等のアクリル酸エステルまたはそれらを主体とする樹脂)等が挙げられる。これらの中ではメタクリル樹脂、特にポリメチルメタクリレートまたはこれを主体とする樹脂が好ましい。これらの重合体を用いることにより、切削性、成型性、透明性に優れた樹脂軸が得られる。アクリル系重合体は、1種または2種以上が任意に選択されて用いられる。 【0014】また、スチレン系樹脂は、例えば、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等が挙げられる。スチレン系樹脂は、1種または2種以上が任意に選択されて用いられる。 【0015】前記したように、本発明においては、オレフィン系重合体とアクリル系重合体を含む複合材料、あるいはオレフィン系重合体とスチレン系重合体を含む複合材料を用いるのが好ましいが、特にポリプロピレン樹脂とメタクリル樹脂を含む複合材料、ポリプロピレン樹脂とポリスチレン樹脂を含む複合材料が好ましい。これらのうち、さらにポリプロピレン樹脂とメタクリル樹脂を含む複合材料が好ましい。なお、この場合のポリプロピレン樹脂は、ポリプロピレンまたはこれを主体とする樹脂が好ましく、メタクリル樹脂は、ポリメチルメタクリレートまたはこれを主体とする樹脂が好ましい。好ましい複合体の場合のポリプロピレン樹脂とメタクリル樹脂の混合割合は、質量比で40:60〜50:50が好ましい。なお、前記の好ましい複合材料には若干の他ポリマーが混合されても構わない。例えば、前記特に好ましいポリプロピレン樹脂とメタクリル樹脂を含む複合材料には若干の結合材としてのスチレン系ポリマーが混合されてもよい。 【0016】本発明におけるオレフィン系重合体を含む複合材料は市販品を用いることができるが、オレフィン系重合体の市販品の例としては、ノバテックPP MG03B(日本ポリケム株式会社製)、アクリル系重合体の市販品の例としては、デルペット 60N(旭化成工業株式会社製)が挙げられる。 【0017】円筒軸の成型は通常の方法によればよいが、例えばオレフィン系重合体を含む複合材料の場合、複合材料を予めドライブレンドした後、溶融混練機で混練する。溶融混練の場合、オレフィン系重合体が溶融する温度以上で行う。次いで、溶融したオレフィン系重合体を含む複合材料を、圧力により円筒軸用金型内に注入(射出)して冷却固化させて、円筒軸を射出成型する。 【0018】なお、円筒軸の材料にオレフィン系重合体を含む複合材料を用いれば、焼却時に有毒ガスが発生せず、大気汚染等環境保護が配慮される。 【0019】本発明においては、前記透明樹脂製円筒軸の内壁に、皮膜形成性樹脂、有機変性粘土鉱物及びデキストリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれた1種または2種以上、及び粉体を含有する組成物がコートされる。前記組成物の内面コートにより、透明円筒軸の温度安定性は顕著に改善される。しかも、透明円筒軸の内面に組成物がコートされるので組成物中の着色剤によってる着色された色を透明円筒軸の外側から見ることになり、意匠的に優れた透明樹脂製円筒軸が発現される。なお、前記組成物は、皮膜形成性樹脂、有機変性粘土鉱物及びデキストリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれた1種または2種以上、揮発性液体、粉体を含有した塗布剤を円筒軸の内壁に塗布し、揮発性液体を乾燥除去して得られる。したがって、本発明に係る組成物は前記塗布剤から揮発性液体を除いたものである。 【0020】前記塗布剤に配合される皮膜形成性樹脂は、樹脂を溶媒、水等の揮発性液体に溶解または分散し、それを基材に塗布した後、前記揮発性液体を揮発させたとき、基材に被膜を形成する機能を持ったものである。本発明では、従来公知の皮膜形成性樹脂で、特に化粧品分野で公知の樹脂を用いることができる。皮膜形成性樹脂の例としては、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、炭化水素系樹脂、キャンデリラロウ樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂等が挙げられる。これらのうち、シリコーン樹脂、炭化水素系樹脂が好ましく、さらに好ましくはシリコーン樹脂である。本発明において皮膜形成性樹脂は、1種または2種以上が任意に選択され用いられる。 【0021】皮膜形成性樹脂は市販品を用いることが可能であり、例えば、シリコーン樹脂としては、KF7312F(オクタメチルシクロテトラシロキサン溶液)、KF7312J(デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)、KF7312K(低粘度メチルポリシロキサン溶液)、KF9001(オクタメチルシクロテトラシロキサン溶液)、KF9002(オクタメチルシクロテトラシロキサン溶液)(以上、信越化学工業株式会社製)等が挙げられる。 【0022】フッ素系樹脂としては、フロロコートEC−104、同106,同200(旭硝子株式会社製)等が挙げられる。 【0023】炭化水素系樹脂としては、スチレン・メチルスチレン・インデン共重合体である、日石ネオポリマーT、同120,同140(日本石油株式会社製)等が挙げられる。 【0024】キャンデリラロウ樹脂としては、キャンデリラレジンE−1(株式会社ナチュラルプロダクツ製)等が挙げられる。 【0025】アクリル系樹脂としては、アクリル酸アルキル共重合体エマルションである、ダイトゾール5000AD、同5000SJ(大東化成株式会社製)等が挙げられる。 【0026】酢酸ビニル系樹脂としては、ポリ酢酸ビニルエマルションである、ビニブランGV−5651(日信化学工業株式会社製)等が挙げられる。 【0027】前記塗布剤に配合される有機変性粘土鉱物としては、一般に化粧品に用いられ得るものであれば特に制限されないが、特に水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処理(変性)したカチオン変性粘土鉱物が好適に用いられる。本発明において有機変性粘土鉱物は、1種または2種以上が任意に選択され用いられる。 【0028】前記有機変性粘土鉱物を調製する水膨潤性粘土鉱物としては、特に限定されないが、例えばスメクタイト属に属する層状ケイ酸塩鉱物が挙げられ、具体的にはモンモリロナイト、サポナイト、ヘラクライト、バイデライト等が例示される。これらは天然または合成品のいずれであってもよく、市販品としてクニピア、スメクトン(いずれもクニミネ工業株式会社製)、ビーガム(バンダービルド株式会社製)、ラポナイト(ラポルテ株式会社製)等が挙げられ、これらが好適に用いられる。水膨潤性粘土鉱物は1種または2種以上を任意に選択して用いることができる。 【0029】前記好ましく用いられる、カチオン変性粘土鉱物の調製に用いられる第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤としては、特に限定されないが、例えばアルキルトリメチルアンモニウムクロリド(ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド等)、アルキルジメチルエチルアンモニウムクロリド(ミリスチルジメチルエチルアンモニウムクロリド、セチルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジメチルエチルアンモニウムクロリド等)、アルキルジエチルメチルアンモニウムクロリド(ミリスチルジエチルメチルアンモニウムクロリド、セチルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジエチルメチルアンモニウムクロリド等)等のモノアルキル(炭素数10〜22のアルキル基)型、【0030】ジアルキルジメチルアンモニウムクロリド(ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド等)、ジアルキルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリド(ジベヘニルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリド等)等のジアルキル(炭素数10〜22のアルキル基)型、【0031】ベンジルジメチルミリスチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルベヘニルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチルステアリルアンモニウムクロリド等のベンジル型等が挙げられる。 【0032】第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は1種または2種以上を任意に選択して用いることができる。有機変性粘土鉱物は市販品を用いることが可能であり、例えば、ベントン38、同34、同27[以上ナショナルレッド(NationalLead Co.)社製]等が挙げられる。 【0033】前記塗布剤に配合されるデキストリン脂肪酸エステルとしては、化粧料に用いられるデキストリン脂肪酸エステルであれば特に制限されない。本発明においてデキストリン脂肪酸エステルは、1種または2種以上が任意に選択され用いられる。 【0034】デキストリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸としては、炭素数8〜22の脂肪酸が好ましい。脂肪酸は飽和でも、不飽和でも、また直鎖でも、分岐鎖でもいずれでも構わないが、飽和脂肪酸が好ましい。具体的な脂肪酸の例としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ヤシ油脂肪酸、オレイン酸、2−エチルヘキサン酸等が挙げられる。 【0035】デキストリン脂肪酸エステルの具体例を挙げれば、例えば、ラウリン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、イソパルミチン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリン、ベヘン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、パルミチン酸・ステアリン酸混合脂肪酸デキストリン(以下、混合脂肪酸を脂肪酸/脂肪酸と表す。)、パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸デキストリン等が挙げられる。デキストリン脂肪酸エステルは1種または2種以上を任意に選択して用いることができる。 【0036】デキストリン脂肪酸エステルは市販品を用いることが可能であり、例えば、レオパールKL、同TT、同KS、同TL、同KE、同MK(以上、千葉製粉株式会社製)を挙げることができる。 【0037】本発明における、前記皮膜形成性樹脂、有機変性粘土鉱物及びデキストリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれた1種または2種以上の配合量(皮膜形成性樹脂の場合は樹脂成分として)は、特に限定されず、塗布剤を円筒軸の内壁に塗布する際の作業性、コートされる組成物の厚さ等を勘案して他に配合される粉体、揮発性液体等とのバランスで任意に設定される。 【0038】前記塗布剤に配合される揮発性液体としては、常圧で揮発性を有する液体であれば特に制限されないが、例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン等の鎖状シリコーン、軽質イソパラフィン、水等が例示される。揮発性液体は、1種又は2種以上が任意に使用できる。 【0039】前記塗布剤に配合される粉体としては、化粧料において一般に用いられる顔料、色材等の粉末を単独であるいは混合して配合することができる。粉末の例としては、タルク、カオリン、雲母、セリサイト、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、アルミニウムステアレート、炭酸カルシウム、シリカ、硫酸バリウム、セラミックパウダー、窒化ホウ素等の無機粉末;ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、セルロース粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー、架橋ポリスチレン等の有機粉末;二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、γ−酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、コバルトバイオレット、酸化クロム、コバルトブルー、群青、紺青等の無機顔料;酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;赤色202号、赤色226号、赤色405号、橙色203号、黄色401号、青色404号等の有機顔料等が挙げられる。 【0040】上記粉体は、シリコーン処理、金属石鹸処理、脂肪酸処理、界面活性剤処理、あるいは酸、アルカリ、無機塩類による処理、さらにはこれらの複合処理を行ったものを用いてもよい。 【0041】本発明においては、特に、粉体を充填されている化粧料と同じ色にすれば鉛筆化粧料の使用に当たって混乱することがないので、本発明の好ましい使用態様である。 【0042】本発明に係る塗布剤には前記の必須成分の他、本発明の効果を損なわない範囲で他の成分を配合しても構わない。配合し得る成分としては、例えば、油分、界面活性剤等が挙げられる。 【0043】前記油分、界面活性剤は、化粧品に用いられるものであれば特に限定されないが、例えば、油分の例としては、硬化油、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、マカデミアナッツ油、固形パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、流動パラフィン、スクワラン、ポリブテン、ミツロウ、ラノリン、ゲイロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、液状ラノリン、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベへン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール、パルミチン酸セチル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸オクチル、パルミチン酸オクチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ2−エチルヘキシル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、ジオクタン酸ペンタエリトリット、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、リンゴ酸ジイソステアリル、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン、パーフロロポリエーテル等が挙げられる。油分は1種又は2種以上を選択して配合される。 【0044】界面活性剤の例としては、例えば、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル、アシルメチルタウリン塩等のアニオン界面活性剤;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等の両性界面活性剤; 【0045】ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド、変性ポリシロキサン(ポリエーテル変性ポリシロキサン等)等の非イオン界面活性剤等が挙げられる。界面活性剤は1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。 【0046】本発明においては、前述のように円筒軸の内壁に塗布剤を塗布した後、揮発性液体を除去して得られた組成物が前記円筒軸の内壁にコートされるが、該組成物中における前記皮膜形成性樹脂、有機変性粘土鉱物及びデキストリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれた1種または2種以上の含有量(皮膜形成性樹脂の場合は樹脂成分として換算される。)は、組成物全量中1〜80質量%が好ましい。さらに好ましくは2〜60質量%であり、特に10〜40質量%が好ましい。 【0047】なお、皮膜形成性樹脂の含有量は、組成物全量中樹脂成分換算として5〜80質量%が好ましく、さらに好ましくは9〜60質量%である。特に、15〜40質量%が好ましい。また、有機変性粘土鉱物の含有量は、組成物全量中2〜40質量%が好ましい。さらに好ましくは6〜25質量%である。特に、10〜15質量%が好ましい。また、デキストリン脂肪酸エステルの含有量は、組成物全量中1〜60質量%が好ましい。さらに好ましくは2〜30質量%である。特に、10〜20質量%が好ましい。 【0048】また、本発明の組成物中における粉体の含有量は、組成物全量中5〜90質量%が好ましい。さらに好ましくは10〜85質量%である。特に、15〜65質量%が好ましい。 【0049】なお、皮膜形成性樹脂を用いた場合の粉体の含有量は、組成物全量中5〜80質量%が好ましい。さらに好ましくは10〜60質量%である。特に、15〜45質量%が好ましい。また、有機変性粘土鉱物を用いた場合の粉体の含有量は、組成物全量中15〜90質量%が好ましい。さらに好ましくは25〜85質量%である。特に、30〜65質量%が好ましい。また、デキストリン脂肪酸エステルを用いた場合の粉体の含有量は、組成物全量中20〜80質量%が好ましい。さらに好ましくは35〜60質量%である。特に、40〜50質量%が好ましい。なお、粉体は、前記皮膜形成性樹脂、有機変性粘土鉱物及びデキストリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれた1種または2種以上(皮膜形成性樹脂の場合は樹脂成分として換算される。)に対して30〜300質量%含有されることが好ましい。 【0050】塗布剤を透明樹脂製円筒軸の内壁に塗布する方法については、特に限定されないが、例えばエアノズルで噴霧し、例えば50℃で乾燥して揮発性液体を除去する方法でコートすることができる。 【0051】本発明における化粧料には、液状油分が含有され、かつ、この液状油分中には、シリコーン油が含有される。 【0052】本発明において用いられるシリコーン油としては、化粧料に配合できるシリコーン油であれば特に制限されない。シリコーン油の例を挙げれば、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン等である。シリコーン油は、1種または2種以上が任意に選択されて配合される。これらの中で、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ポリシロキサンが好ましく、特にメチルフェニルポリシロキサンが好ましい。 【0053】上記、本発明のシリコーン油の配合量は、化粧料全量中1〜30質量%が好ましい。この配合量であれば、円筒軸内に充填された化粧料の使用性に優れ、かつ切削時又は使用時の折れ、欠け、ひび等の安定性に優れた鉛筆型化粧品が得られる。さらに好ましくは、5〜25質量%である。本発明のシリコーン油は、液状油分中10〜100質量%配合することが好ましく、液状油分の全てを占めても構わない。 【0054】本発明においては、液状油分として、さらに、一分子中にエステル基を2個以上有する化合物で、分子量(以下、MWともいう。)600〜3000の液状エステル油(以下、特定エステル油ともいう。)を配合することができる。特定エステル油の配合により鉛筆型化粧品の化粧料の使用時の安定性を向上させることができるので、安定性の面からはシリコーン油と併用することが好ましい。前記一分子中にエステル基を2個以上有する化合物としては、多価アルコールの脂肪酸エステル、または、多塩基酸の脂肪族アルコールエステルが好ましい。 【0055】多価アルコールの脂肪酸エステルを構成する多価アルコールとしては、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ネオペンチルグリコール等のグリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、デカグリセリン、ポリグリセリン等のグリセリン類、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等のトリメチロール類、ペンタエリトリット等が挙げられる。これらの多価アルコールの中ではネオペンチルグリコール、グリセリン類、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリットが好ましい。さらに、グリセリン類が好ましく、特にジグリセリンが好ましい。 【0056】また、多価アルコールの脂肪酸エステルを構成する脂肪酸としては、オクタン酸、イソオクタン酸、2−エチルヘキサン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソパルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、2−ヘプチルウンデカン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、リノール酸、リノレイン酸等が挙げられ、直鎖状、分岐鎖状、また飽和、不飽和いずれでも構わない。 【0057】本発明においては、上記多価アルコールと脂肪酸は、多価アルコールの脂肪酸エステルの分子量が600〜3000で液状エステル油になるように適宜組み合わせて選択される。 【0058】多価アルコールの脂肪酸エステルで、分子量が600〜3000の液状エステル油の具体的な例を挙げれば、ジイソステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコールエステル、ジステアリン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸ネオペンチルグリコール等のネオペンチルグリコールエステル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル等のグリセリンエステル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル等のポリグリセリンエステル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン等のトリメチロールプロパンエステル、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット、テトライソオクタン酸ペンタエリトリット等のペンタンエリトリットエステル、アボガド油、月見草油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ヒマシ油等の油脂類等である。 【0059】これらのエステルのうち、ジステアリン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸ネオペンチルグリコール等のネオペンチルグリコールエステル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル等のポリグリセリンエステル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン等のトリメチロールプロパンエステル、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット、テトライソオクタン酸ペンタエリトリット等のペンタンエリトリットエステル、マカデミアナッツ油が好ましい。 【0060】さらに、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル等のポリグリセリンエステル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン等のトリメチロールプロパンエステル、マカデミアナッツ油が好ましい。 【0061】また、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル等のポリグリセリンエステル、マカデミアナッツ油がさらに好ましい。特にトリイソステアリン酸ジグリセリル、マカデミアナッツ油が好ましい。さらに、トリイソステアリン酸ジグリセリルが最も好ましい。 【0062】多塩基酸の脂肪族アルコールエステルを構成する多塩基酸としては、コハク酸、リンゴ酸、アジピン酸、セバシン酸等が挙げられる。なかでもリンゴ酸が好ましい。 【0063】多塩基酸の脂肪族アルコールエステルを構成する脂肪族アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール;2−ヘキシルデシルアルコール、2−ヘプチルウンデシルアルコール、2−デシルテトラデシノール等の分枝鎖アルコール等が挙げられる。 【0064】本発明においては、上記多塩基酸と脂肪族アルコーは、多塩基酸の脂肪族アルコールエステルの分子量が600〜3000で液状エステル油になるように適宜組み合わせて選択される。 【0065】多塩基酸の脂肪族アルコールエステルで、分子量が600〜3000の液状エステル油の具体的な例を挙げれば、リンゴ酸ジイソステアリル等のリンゴ酸エステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル等のアジピン酸エステル、セバシン酸ジ−2−ヘキシルデシル等のセバシン酸エステル等である。これらのエステルのうち、リンゴ酸ジイソステアリル等のリンゴ酸エステル、特に、リンゴ酸ジイソステアリルが好ましい。 【0066】本発明においては、上記分子量が600〜3000の液状エステル油に限定されることなく配合でき、他の例としては、例えば液状ラノリン等が挙げられる。 【0067】以上、上記した特定エステル油は、1種または2種以上が選択されて用いられる。これらの化合物のうちでは、ジステアリン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸ネオペンチルグリコール等のネオペンチルグリコールエステル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル等のポリグリセリンエステル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン等のトリメチロールプロパンエステル、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット、テトライソオクタン酸ペンタエリトリット等のペンタンエリトリットエステル、マカデミアナッツ油、リンゴ酸ジイソステアリル等のリンゴ酸エステルが好ましく用いられる。 【0068】さらに好ましくは、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル等のポリグリセリンエステル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン等のトリメチロールプロパンエステル、マカデミアナッツ油、リンゴ酸ジイソステアリル等のリンゴ酸エステルである。 【0069】また、さらに、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル等のポリグリセリンエステル、マカデミアナッツ油、リンゴ酸ジイソステアリル等のリンゴ酸エステルが好ましい。本発明においては、特に、トリイソステアリン酸ジグリセリル、マカデミアナッツ油及びリンゴ酸ジイソステアリルからなる群から選ばれた1種又は2種以上が好ましく用いられる。 【0070】なお、これらの好ましい化合物は特定エステル油中の全量であっても構わないが、30質量%以上配合すれば充分な効果を発揮するので、特定エステル油全量中30〜100質量%配合されることが好ましい。さらに好ましくは50〜100質量%である。また、さらに80〜100質量%が好ましく、100質量%が最も好ましい。 【0071】本発明の特定エステル油の配合量については、併用される前記シリコーン油と併せた量中、シリコーン油の配合割合が5質量%以上になるような量を配合することが好ましい。すなわち、5〜100質量%である(100質量%はシリコーン油のみの場合)。さらに好ましくは、20〜100質量%であり、特に、25〜100質量%が好ましい。また、鉛筆型化粧品の化粧料の使用性を考えた場合は、20〜70質量%が好ましく、さらに、25〜70質量%、特に25〜50質量%が好ましい。また、シリコーン油と併せた量が液状油分全量中10〜100質量%配合することが好ましく、液状油分の全てを占めても構わない。 【0072】本発明においては、液状油分として、シリコーン油、特定エステル油以外に他の液状油分を配合することができる。本発明に配合し得る前記他の液状油分としては、化粧料に配合され得るものであれば特に限定されない。該他の液状油分の例としては、ジ2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、イソオクタン酸トリグリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソオクタン酸トリメチロールプロパン、セスキオレイン酸ソルビタン、オクタン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、オレイン酸デシル、オレイン酸ドデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸2−オクチルドデシル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、コハク酸2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル等のエステル類、アミノ酸誘導体(エルデュー)、ポリブテン、ポリイソブテン、ブテン・イソブテン共重合体及びこれらの部分水素添加物を含む水素添加物等のポリブテン類、流動パラフィン、プリスタン、スクワラン等の炭化水素等が挙げられる。なお、ポリブテン類のうち、ブテン・イソブテン共重合体の部分水添物は「化粧品原料基準」収載原料の重質流動イソパラフィンが該当する。 【0073】本発明の全液状油分の配合量は、化粧料全量中10〜90質量%が好ましい。さらに好ましくは,10〜70質量%である。特に、20〜60質量%が好ましい。 【0074】また、前述のように本発明のシリコーン油の配合量、また特定エステル油と組み合わせた場合にはシリコーン油と特定エステル油を併せた油分の配合量はそれぞれ液状油分全量中10〜100質量%が好ましいが、さらに好ましい配合量は、液状油分全量中30〜100質量%である。さらに好ましくは、50〜100質量%であり、さらに、65〜100質量%が好ましい。特に、80〜100質量%であることが好ましい。この配合量であれば、化粧料の折れ等の安定性に優れた使用性のよい鉛筆型化粧品が得られる。勿論、液状油分中全量であっても構わない。また、上記配合量が50質量%以上では、特に透明樹脂軸の安定性が優れたものになり、化粧料の使用性、安定性においても特に優れたものになる。 【0075】本発明の化粧料においては、さらに固形油分が配合されることが好ましい。固形油分の例としては、硬化油、モクロウ、カカオ脂、硬化ヒマシ油等の固体油脂、固形パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス等の炭化水素、ミツロウ、ラノリン、ゲイロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ等のロウ類、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベへン酸等の高級脂肪酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール、パルミチン酸セチル、トリミリスチン酸グリセリル等の固体エステル等が挙げられる。これらのうち、上記本発明に係る特定の液状油分と組み合わせて好結果が得られるものとして、マイクロクリスタリンワックス、ミツロウが挙げられる。これらの固形油分は、化粧料の安定性をよくする。 【0076】固形油分の配合量は化粧料全量中10〜60質量%が好ましい。さらに好ましくは,20〜50質量%である。 【0077】本発明化粧料においては、さらに顔料、色材等の粉末を配合することができる。粉末としては、特に限定されないが、化粧料において一般に用いられる粉末が単独であるいは混合して配合することができる。粉末の例としては、例えばタルク、カオリン、雲母、セリサイト、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、シリカ、硫酸バリウム、セラミックパウダー、窒化ホウ素等の無機粉末;ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、セルロース粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー、架橋ポリスチレン等の有機粉末;二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、γ−酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、コバルトバイオレット、酸化クロム、コバルトブルー、群青、紺青等の無機顔料;酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;赤色202号、赤色226号、赤色405号、橙色203号、黄色401号、青色404号等の有機顔料等が挙げられる。 【0078】上記粉末は、シリコーン処理、金属石鹸処理、脂肪酸処理、界面活性剤処理、あるいは酸、アルカリ、無機塩類による処理、さらにはこれらの複合処理を行った後、配合してもよい。 【0079】粉末の配合量は化粧料全量中5〜60質量%が好ましい。さらに好ましくは、20〜50質量%である。 【0080】本発明の化粧料には、上記成分に加えて必要に応じ、樹脂類、保湿剤、界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、薬剤、溶剤等を本発明の効果を損なわない質的、量的条件下で配合することが可能である。 【0081】本発明の鉛筆型化粧品の製造に当たっては、透明樹脂製円筒軸の内壁に塗布剤を塗布して、揮発性液体を除去した組成物がコートされた透明樹脂製円筒軸の軸穴に軟化させた化粧料を充填して固化させ製造される。前記充填の方法としては、好ましくは、バック充填方式で円筒軸に化粧料を充填するが、その際、成型冶具として化粧料の先端形状をロケット形に成型する成型孔を備えた型を使用するのが望ましい。そして、型の成型孔に円筒軸の後端より成型孔、軸穴と軟化させた化粧料を注入していく。そして、化粧料が冷却固化した後、型より円筒軸を分離させると、化粧料の先端部がロケット形に成型される。 【0082】本発明の鉛筆型化粧品は、前記円筒軸の先端側を切削して前記化粧料を使用する。使用方法は特に限定されないが、例えば円筒軸の先端から突出した化粧料を化粧部位に塗布するか、筆等で取って使用する。また、円筒軸の先端から突出した化粧料が少なくなった場合、さらに円筒軸の先端部をシャープナー等で削り取って、化粧料を新たに突出させる。 【0083】本発明の鉛筆型化粧品は、口紅、リップライナー、アイライナー、アイカラー、アイシャドウ、アイブロウ、コンシーラー、ファンデーション、頬紅等として応用することができる。 【0084】 【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。本発明はこれによって限定されるものではない。なお配合量は特に断わらない限り質量%である。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法及び評価基準について説明する。 【0085】[切削時の化粧料の安定性]経日品を試験するために、製造後の鉛筆型化粧品を5〜40℃のサイクル/1日の加速条件下の恒温槽に5日間試料を入れたものを試験サンプルとした。試験は、上記試験サンプルを鉛筆型化粧品用シャープナーで削り続け、鉛筆が短くなるまでに3回以上折れたものを不合格とした。この試験を10本の鉛筆で行った。 【0086】(評価基準) ◎:10本中0〜1本が不合格である。 ○:10本中2〜3本が不合格である。 △:10本中4〜6本が不合格である。 ×:10本中7〜10本が不合格である。 【0087】[使用時の化粧料の安定性]女性パネル各10名にサンプルを通常どおりに使用してもらい(ただし、1日1度は必ず使用してもらう。)、これを2週間継続し、折れ、欠け、ひびいずれかの発生があった人数を調べた。 【0088】(評価基準) ◎:折れ、欠け、ひびいずれかの発生があった人数が0〜1人である。 ○:折れ、欠け、ひびいずれかの発生があった人数が2〜3人である。 △:折れ、欠け、ひびいずれかの発生があった人数が4〜6人である。 ×:折れ、欠け、ひびいずれかの発生があった人数が7〜10人である。 【0089】[外観の見栄え]化粧料を充填した鉛筆型化粧品の透明樹脂製円筒軸の外観を肉眼で観察した。 (評価基準) ◎:透明感がきわだち意匠的に美しい。 ○:透明である。 【0090】[透明樹脂製円筒軸の安定性]化粧料を充填した鉛筆型化粧品を40℃及び50℃の恒温槽に1ヶ月間静置し、透明樹脂製円筒軸の外観を肉眼で観察した。 【0091】(評価基準) ◎:軸の曲がりも白化も見られず見栄えがよい。 ○:わずかに軸の曲がり、白化のいずれかが見られるが、見栄えはよい。 △:はっきりした軸の曲がり、白化のいずれかが見られ、見栄えが悪い。 ×:軸が曲がり、曲がりのため化粧料が折れる。 【0092】[円筒軸の切削性]化粧料を充填した鉛筆型化粧品の円筒軸をシャープナーにて切削した。 (評価基準) ○:切削可能である。 ×:切削できない。 【0093】[使用性]女性パネル10名が、サンプルを生活の中で通常どおり使用し、化粧料の化粧部位への描きやすさ(化粧料の塗布時ののび、つき等)、塗布後3時間後の化粧状態(化粧持ち)等の使用性を評価した。評価は下記の評価点基準に基づいて10名が評価し、各人が付けた評価点の平均点を下記評価基準に基づいて評価した。 【0094】(評価点基準) (描きやすさについて) 5点:非常に描き易い。 4点:描き易い。 3点:どちらともいえない。 2点:描きにくい。 1点:非常に描きにくい。 【0095】(化粧持ちについて) 5点:化粧崩れがなく、化粧持ちが非常によい。 4点:化粧崩れがほとんどなく、化粧持ちがよい。 3点:どちらともいえない。 2点:化粧崩れがややあり、化粧持ちが悪い。 1点:化粧崩れがあり、化粧持ちが非常に悪い。 【0096】(評価基準) ◎:平均点が4点以上である。 ○:平均点が3点以上4点未満である。 △:平均点が2点以上3点未満である。 ×:平均点が2点未満である。 【0097】次に、透明樹脂製円筒軸の樹脂組成を以下に示す。 【0098】[透明複合材料A] オレフィン系重合体を含む複合材料(ノバテックPP MG03B50質量%、デルペット 60N50質量%) 【0099】[透明複合材料B] オレフィン系重合体を含む複合材料(ノバテックPP MG03B 40質量%、デルペット 60N 60質量%) 【00100】次に、透明樹脂製円筒軸の内壁に塗布される塗布剤の組成を表1及び2に示す。 【00101】 【表1】
【0102】 【表2】
【0103】表1、2中、(注1)シリコンKF7312J(ただし、配合量は樹脂固形分としての量である。) (注2)日石ネオポリマーT(注3)キャンデリラレジンE−1(注4)ダイトゾール5000AD(ただし、配合量は樹脂固形分としての量である。) (注5)ビニブランGV−5651(ただし、配合量は樹脂固形分としての量である。) (注6)ベントン38(注7)レオパールKL(注8)日石アイソゾール300K(注9)ポリワックス500(注10)シリコンKF96A6cs(注11)エマレックス400di−O(注12)ニッコールSI−10T(注13)シリコンKF6017【0104】[実施例1〜17]表3〜5の組成からなるアイカラーを、80〜90℃で透明樹脂製円筒軸の後端側の軸穴に流し込んで充填し(バック充填)、冷却して固化させて鉛筆型アイカラーを得た。なお、用いた樹脂は透明複合材料Aである。また、樹脂製円筒軸の内壁には塗布剤Dを塗布した(したがって、前記円筒軸の内壁には揮発性液体が除去された組成物がコートされている。なお、塗布剤の塗布に関しては以降も同様である。)。なお、塗布剤D配合成分中の粉体は充填される化粧料(アイカラー)中の粉体と同じものを同じ配合比で混合したものを用いた。また、上記化粧料(アイカラー)は、組成中の固形油分、液状油分を90〜100℃で加熱溶解し、ろ過後粉体を85〜90℃で添加し、分散・混合した。次いで脱気して得た。また、評価結果を同じ表3〜5に示した。 【0105】 【表3】
【0106】(注1)KF56(信越化学株式会社製) (注2)KF50−100cs(信越化学株式会社製) 【0107】 【表4】
【0108】(注1)KF56(信越化学株式会社製) (注2)KF50−100cs(信越化学株式会社製) 【0109】 【表5】
【0110】(注1)KF56(信越化学株式会社製) (注2)KF50−100cs(信越化学株式会社製) 【0111】表3〜5から分かるように、液状油分として本発明のシリコーン油を配合した実施例1及び2、シリコーン油と特定エステル化合物を配合した実施例3〜17の鉛筆型アイカラーはいずれも化粧料の使用性、かつ安定性に優れたものであり、円筒軸は切削性を有し、安定性、外観の見栄えも優れたものであった。 【0112】[実施例18〜34]透明複合材料Aに替えて透明複合材料B、また塗布剤Dに替えて塗布剤Bを用いた以外は表3〜5の場合と同様にして実施例18〜34の鉛筆型アイカラーを得た。なお、実施例18が実施例1に対応し、以降実施例19〜34がそれぞれ実施例2〜17に対応する。評価結果のみを表6〜8に示した。 【0113】 【表6】
【0114】 【表7】
【0115】 【表8】
【0116】表6〜8から分かるように、液状油分として本発明のシリコーン油を配合した実施例18及び19、シリコーン油と特定エステル化合物を配合した実施例20〜34の鉛筆型アイカラーはいずれも化粧料の使用性、かつ安定性に優れたものであり、円筒軸は切削性を有し、安定性、外観の見栄えも優れたものであった。 【0117】[実施例35〜51]塗布剤Dに替えて塗布剤Cを用いた以外は表3〜5の場合と同様にして実施例35〜51の鉛筆型アイカラーを得た。なお、実施例35が実施例1に対応し、以降実施例36〜51がそれぞれ実施例2〜17に対応する。評価結果のみを表9〜11に示した。 【0118】 【表9】
【0119】 【表10】
【0120】 【表11】
【0121】表9〜11から分かるように、液状油分として本発明のシリコーン油を配合した実施例35及び36、シリコーン油と特定エステル化合物を配合した実施例37〜51の鉛筆型アイカラーはいずれも化粧料の使用性、かつ安定性に優れたものであり、円筒軸は切削性を有し、安定性、外観の見栄えも優れたものであった。 【0122】[実施例52〜68]塗布剤Dに替えて塗布剤Iを用いた以外は表3〜5の場合と同様にして実施例52〜68の鉛筆型アイカラーを得た。なお、実施例52が実施例1に対応し、以降実施例53〜68がそれぞれ実施例2〜17に対応する。評価結果のみを表12〜14に示した。 【0123】 【表12】
【0124】 【表13】
【0125】 【表14】
【0126】表12〜14から分かるように、液状油分として本発明のシリコーン油を配合した実施例52及び53、シリコーン油と特定エステル化合物を配合した実施例54〜68の鉛筆型アイカラーはいずれも化粧料の使用性、かつ安定性に優れたものであり、円筒軸は切削性を有し、安定性、外観の見栄えも優れたものであった。 【0127】[実施例69〜85]透明複合材料Aに替えて透明複合材料B、また塗布剤Dに替えて塗布剤Nを用いた以外は表3〜5の場合と同様にして実施例69〜85の鉛筆型アイカラーを得た。なお、実施例69が実施例1に対応し、以降実施例70〜85がそれぞれ実施例2〜17に対応する。評価結果のみを表15〜17に示した。 【0128】 【表15】
【0129】 【表16】
【0130】 【表17】
【0131】表15〜17から分かるように、液状油分として本発明のシリコーン油を配合した実施例69及び70、シリコーン油と特定エステル化合物を配合した実施例71〜85の鉛筆型アイカラーはいずれも化粧料の使用性、かつ安定性に優れたものであり、円筒軸は切削性を有し、安定性、外観の見栄えも優れたものであった。 【0132】以下、さらに実施例を挙げて説明する。これらは、実施例1の方法に準じて製造した。 【0133】 実施例86〜88 リップライナーペンシル 配合成分 配合量(質量%) セレシン 9.0ミツロウ 2.0カルナウバロウ 3.0ジメチルポリシロキサン(注1) 15.0ジメチルポリシロキサン(注2) 5.0ポリイソブテン 3.0液状ラノリン(MW約700.0) 3.0トリイソステアリン酸シ゛ク゛リセリル(MW965.6) 20.0リンゴ酸ジイソステアリル(MW639.1) 15.0トリ2-エチルヘキサン酸ク゛リセリル 7.46セスキオレイン酸ソルビタン 1.0天然ビタミンE 0.04シリコン処理マイカ 3.0赤色202号 3.2青色1号 0.5酸化チタン 6.0黄酸化鉄 2.1ベンガラ 1.6黒酸化鉄 0.1(注1)KF96A−10cs(信越化学株式会社製) (注2)KF96A−100cs(信越化学株式会社製) 【0134】[透明樹脂製円筒軸の樹脂] 実施例86:透明複合材料A実施例87:透明複合材料B実施例88:透明複合材料A[樹脂製円筒軸の内壁に塗布された塗布剤] 実施例86:塗布剤G実施例87:塗布剤J実施例88:塗布剤P(なお、塗布剤G、J、P配合成分中の粉体は上記実施例86、87、88それぞれのリップライナーペンシル中の粉体と同じものを同じ配合比で混合したものを用いた。) 【0135】 実施例89〜91 アイカラーペンシル 配合成分 配合量(質量%) セレシン 6.0マイクロクリスタリンワックス 5.0キャンデリラロウ 4.0ミツロウ 5.0デカメチルシクロペンタシロキサン(注1) 3.0ジメチルポリシロキサン(注2) 12.0マカデミアナッツ油(MW約850) 5.0トリイソステアリン酸シ゛ク゛リセリル(MW965.6) 10.0リンゴ酸ジイソステアリル(MW639.1) 16.96セスキオレイン酸ソルビタン 0.5天然ビタミンE 0.04マイカ 3.0コバルトブルー 1.5雲母チタン 28.0(注1)TSF405(東芝シリコーン株式会社製) (注2)TSF451−10A(東芝シリコーン株式会社製) 【0136】[透明樹脂製円筒軸の樹脂] 実施例89:透明複合材料A実施例90:透明複合材料B実施例91:透明複合材料B[樹脂製円筒軸の内壁に塗布された塗布剤] 実施例89:塗布剤E実施例90:塗布剤Q実施例91:塗布剤K(なお、塗布剤E、Q、K配合成分中の粉体は上記実施例89、90、91それぞれのアイカラーペンシル中の粉体と同じものを同じ配合比で混合したものを用いた。) 【0137】 実施例92〜93 アイブロウペンシル 配合成分 配合量(質量%) セレシン 14.0ポリエチレン 2.0キャンデリラロウ 4.5カルナウバロウ 2.5マイクロクリスタリンワックス 4.0メチルフェニルポリシロキサン(注1) 7.5ジメチルポリシロキサン(注2) 2.5トリイソステアリン酸シ゛ク゛リセリル(MW965.6) 10.96セスキオレイン酸ソルビタン 1.0天然ビタミンE 0.04セリサイト 5.0無水ケイ酸 0.5黒酸化鉄 43.3紺青 2.2(注1)TSF437(東芝シリコーン株式会社製) (注2)TSF451−100A(東芝シリコーン株式会社製) 【0138】[透明樹脂製円筒軸の樹脂] 実施例92:透明複合材料A実施例93:透明複合材料B[樹脂製円筒軸の内壁に塗布された塗布剤] 実施例92:塗布剤A実施例93:塗布剤M(なお、塗布剤A、M配合成分中の粉体は上記実施例92、93それぞれのアイブロウペンシル中の粉体と同じものを同じ配合比で混合したものを用いた。) 【0139】 実施例94〜95 コンシーラーペンシル 配合成分 配合量(質量%) カルナウバワックス 4.5硬化ヒマシ油 5.0ミツロウ 6.0マイクロクリスタリンワックス 3.5硬化油 13.0メチルフェニルポリシロキサン(注1) 11.0メチルフェニルポリシロキサン(注2) 4.0マカデミアナッツ油(MW約850) 5.0トリイソステアリン酸シ゛ク゛リセリル(MW965.6) 10.96天然ビタミンE 0.04マイカ 15.4酸化チタン 17.4ベンガラ 1.3黄酸化鉄 2.9(注1)KF56(信越化学株式会社製) (注2)KF50−100cs(信越化学株式会社製) 【0140】[透明樹脂製円筒軸の樹脂] 実施例94:透明複合材料A実施例95:透明複合材料B[樹脂製円筒軸の内壁に塗布された塗布剤] 実施例94:塗布剤F実施例95:塗布剤L(なお、塗布剤F、L配合成分中の粉体は上記実施例94、95それぞれのコンシーラーペンシル中の粉体と同じものを同じ配合比で混合したものを用いた。) 【0141】 実施例96〜97 アイライナーペンシル 配合成分 配合量(質量%) セレシン 8.0ポリエチレン末 3.0キャンデリラロウ 3.0マイクロクリスタリンワックス 6.0メチルフェニルポリシロキサン(注1) 15.0メチルフェニルポリシロキサン(注2) 5.0トリイソステアリン酸ク゛リセリル(MW891.5) 24.0スクワラン 5.46重質流動イソパラフィン 5.0セスキオレイン酸ソルビタン 0.5天然ビタミンE 0.04マイカ 10.0ポリメチルメタクリレート 5.0青色1号AL 2.0雲母チタン 8.0(注1)KF56(信越化学株式会社製) (注2)KF50−100cs(信越化学株式会社製) 【0142】[透明樹脂製円筒軸の樹脂] 実施例96:透明複合材料A実施例97:透明複合材料B[樹脂製円筒軸の内壁に塗布された塗布剤] 実施例96:塗布剤H実施例97:塗布剤O(なお、塗布剤H、O配合成分中の粉体は上記実施例96、97それぞれのアイライナーペンシル中の粉体と同じものを同じ配合比で混合したものを用いた。) 【0143】実施例86〜97は、いずれも化粧料の使用性に優れ、かつ使用時又は切削時に欠け、ひび、折れ等がなく安定性に優れていた。また、透明円筒軸は優れた切削性を有し、透明円筒軸の外観の見栄えがよく、さらに透明樹脂製軸の安定性にも優れていた。 【0144】 【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、透明樹脂製円筒軸内に化粧料が充填された鉛筆型化粧品であって、軸の安定性に優れ、充填された化粧料は、使用時にも切削時にも化粧料が欠けたり、ひびが生じたり、折れたりすることがなく安定性に優れ、かつ使用性に優れた、外観の見栄えがよい鉛筆型化粧品が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591147339 【氏名又は名称】株式会社トキワ 【住所又は居所】岐阜県中津川市桃山町3番20号
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| 【出願日】 |
平成14年3月14日(2002.3.14) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−267832(P2003−267832A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月25日(2003.9.25) |
| 【出願番号】 |
特願2002−71115(P2002−71115) |
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