| 【発明の名称】 |
生体内ジヒドロキシインドール化合物の重合抑制剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】前田 憲寿 【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)内
【氏名】畑尾 正人 【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)内
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| 【要約】 |
【課題】長波長紫外線(UVA)が照射されることによって起こる生体内ジヒドロキシインドール化合物の重合を抑制する重合抑制剤およびそれを配合した皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】重合抑制剤が3−O−エチルアスコルビン酸からなるものとする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 長波長紫外線(UVA)が照射されることによって起こる生体内ジヒドロキシインドール化合物の重合を抑制する重合抑制剤であって、3−O−エチルアスコルビン酸からなることを特徴とする重合抑制剤。 【請求項2】 請求項1記載の重合抑制剤を配合したことを特徴とする皮膚外用剤。 【請求項3】 請求項1記載の重合抑制剤を配合したことを特徴とする即時型黒化防止用皮膚外用剤。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は3−O−エチルアスコルビン酸による長波長紫外線(UVA)照射による生体内ジヒドロキシインドール化合物の重合を抑制する重合抑制剤およびそれを配合した皮膚外用剤に関するものである。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来、紫外線による皮膚の黒化は、紫外線照射後に表皮基底層に存在するメラノサイトにおいて酵素チロシナーゼの活性が高まり、チロシンから生成されるメラニンがメラノサイト内で増加し、周囲のケラチノサイトがメラニンを受け取ることによって生じると説明されてきた。そのため、紫外線による皮膚の黒化を防止する方法としては、紫外線を吸収あるいは散乱する紫外線遮蔽剤の他に、チロシナーゼの活性や合成を抑制するいわゆる美白剤と称されるコウジ酸やアルブチン等が用いられてきた。上記の過程にはチロシナーゼ蛋白の生合成が関与しているので、チロシナーゼの活性が高まるには少なくとも数日かかり、さらに周囲のケラチノサイトがメラニンを受け取って皮膚が黒く見えるまでには、3〜5日程度かかる。 【0003】しかしながら、レジャーや海水浴で過度に太陽光線を浴びて生じる皮膚の黒化現象は1日以内という短い時間で起こることから、本発明者らは従来考えられているチロシナーゼが関与する酵素反応によるメラニン生成とは異なる作用機序が存在するのではないかと考えた。そこで、この1日以内で起こる皮膚の黒化を実験的に再現することを目的にソーラーシミュレーターを用いて検討を行い、我々が日常浴びる紫外線のうち長波長紫外線(UVA;320〜400nm)の16〜45J/cm2の照射では照射終了後に即時型黒化が生じ、この黒化が一週間以上持続することを見い出した。このUVAによる持続的な黒化現象を生物化学的、組織化学的に解明した結果、表皮基底層に存在するメラノサイトが生成した比較的安定である無色透明な化合物であるジヒドロキシインドールやその関連化合物等のメラニンモノマーに直接UVAがあたってメラニンが生成されることがわかった。そして、3−O−エチルアスコルビン酸は、ジヒドロキシインドールやその関連化合物等のメラニンモノマーに直接UVAがあたって重合し、メラニンが生成されるのを抑制することができることを見出した。 【0004】本発明はかかる知見に基づいてなされたもので、新しい作用機序に基づく皮膚の黒化を防止することのできる生体内ジヒドロキシインドール化合物の重合抑制剤およびそれを配合した皮膚外用剤を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】即ち本発明は、長波長紫外線(UVA)が照射されることによって起こる生体内ジヒドロキシインドール化合物の重合を抑制する重合抑制剤であって、3−O−エチルアスコルビン酸からなることを特徴とする重合抑制剤、およびそれを配合した皮膚外用剤、特に即時型黒化防止用皮膚外用剤である。 【0006】3−O−エチルアスコルビン酸が生体内ジヒドロキシインドール化合物に紫外線が照射されることによって起こるメラニン化を抑制して皮膚の黒化を防止することができることはこれまでに全く知られていない。 【0007】以下、本発明の構成について詳述する。本発明で用いられる3−O−エチルアスコルビン酸はアスコルビン酸の3位の水酸基をエトキシ化して合成することができ、また株式会社日本ハイポックスから市販品として入手することもできる(特開平8−134055号公報)。 【0008】本発明でいう長波長紫外線(UVA)は、蛍光ランプやソーラーシミュレーター、モノクロメーター等の290〜400nmの連続または単波長紫外線である。好ましくは320〜400nmのUVA領域の紫外線である。 【0009】本発明でいうジヒドロキシインドール化合物としては、DHICA(5,6−ジヒドロキシインドール−2−カルボン酸)やその塩、DHI(5,6−ジヒドロキシインドール)、6H5MICA(6−ヒドロキシ−5−メトキシインドール−2−カルボン酸)、5H6MICA(5−ヒドロキシ−6−メトキシインドール−2−カルボン酸)等が挙げられる。このうち特に、DHICA(5,6−ジヒドロキシインドール−2−カルボン酸)やその塩が好ましい。 【0010】本発明の紫外線によるジヒドロキシインドール化合物の重合(黒褐色メラニン化)に対する重合抑制剤は、美白剤としての応用の他に、紫外線、特にUVAの関与する皮膚症状、例えば即時型黒化の改善や防止に応用が可能である。 【0011】さらに本発明によれば、上記重合抑制剤を配合した皮膚外用剤が提供される。 【0012】本発明の皮膚外用剤における重合抑制剤の配合量は、外用剤全量中、0.001〜50.0質量%、好ましくは0.01〜10.0質量%である。0.001質量%未満であると、本発明でいう効果が十分に発揮されず、50.0質量%を超えると製剤化が難しいので好ましくない。また、10.0質量%以上配合してもさほど大きな効果の向上はみられない。 【0013】また、本発明の皮膚外用剤には、上記必須成分以外に、下記に示されるような化粧品、医薬部外品、医薬品において通常用いられる各種成分や添加剤の中から必要に応じて適宜配合することができる。 【0014】即ち、任意添加成分として、グリセリン、ワセリン、尿素、ヒアルロン酸、ヘパリン等の保湿剤、PABA誘導体(パラアミノ安息香酸、エスカロール507等)、桂皮酸誘導体(ネオヘリオパン、パルソールMCX、サンガードB等)、サリチル酸誘導体(オクチルサリチレート等)、ベンゾフェノン誘導体(ASL−24、ASL−24S等)、ジベンゾイルメタン誘導体(パルソールA、パルソールDAM等)、複素環誘導体(チヌビン系等)、酸化チタン等の紫外線吸収剤・散乱剤、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸、酒石酸ナトリウム、乳酸、リンゴ酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖剤、サリチル酸、イオウ、カフェイン、タンニン等の皮脂抑制剤、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、グルコン酸クロルヘキシジン等の殺菌・消毒剤、塩酸ジフェンヒドラミン、トラネキサム酸、グアイアズレン、アズレン、アラントイン、ヒノキチオール、グリチルリチン酸及びその塩、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸等の抗炎症剤、ビタミンA、ビタミンB群(B1,B2,B6,B12,B15)、葉酸、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン、ビタミンD群(D2,D3)、ビタミンE、ユビキノン類、ビタミンK(K1,K2,K3,K4)等のビタミン類、アスパラギン酸、グルタミン酸、アラニン、リジン、グリシン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、アルギニン、ピロリドンカルボン酸、タウリン、チオタウリン、グルタチオン等のアミノ酸及びその誘導体、レチノール、酢酸トコフェロール、アルブチン、コウジ酸、エラグ酸、胎盤抽出液等の美白剤、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル等の抗酸化剤、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、石炭酸亜鉛、酸化亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム等の収斂剤、グルコース、フルクトース、マルトース、ショ糖、トレハロース、エリスリトール、マルトース、キシリトール、ラクチトール等の糖類、甘草、カミツレ、マロニエ、ユキノシタ、芍薬、カリン、オウゴン、オウバク、オウレン、ジュウヤク、イチョウ葉等の各種植物エキスなどの他、油性成分、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色材等を適宜配合することができる。 【0015】本発明の皮膚外用剤とは、例えば軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、浴用剤等、従来皮膚外用剤に用いるものであればいずれでもよく、剤型は特に問わない。また、本発明の皮膚外用剤は、化粧料としてのみでなく、医薬品,医薬部外品としても有用である。 【0016】 【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明はこれにより限定されるものではない。配合量は質量%である。実施例に先立ち、本発明の3−O−エチルアスコルビン酸の紫外線によるDHICA(5,6−ジヒドロキシインドール−2−カルボン酸)の黒褐色メラニン化に対する抑制効果に関する試験方法とその結果について説明する。 【0017】(1) 3−O−エチルアスコルビン酸を有効成分とする紫外線によるDHICAの黒褐色メラニン化に対する抑制作用の測定3−O−エチルアスコルビン酸を有効成分とする紫外線によるDHICAの黒褐色メラニン化に対する抑制作用は、次に示すような紫外線によるDHICAの黒褐色メラニン化に対する抑制効果で評価した。DHICAまたはそのナトリウム塩の0.01〜1.0mg/mlを水に溶解し、マイクロプレートウェルに100μl分注する。各濃度に調整したアスコルビン酸やその誘導体を100μl添加してFL−20BLB蛍光ランプを用いて長波長紫外線を1時間照射し、マイクロプレートリーダーで405nmの吸光度を測定して、黒褐色メラニン化の程度を評価し、化合物の効果を評価した。その結果を表1に示した。 【0018】 【表1】 ───────────────────────────────── 被験物質 試料濃度 DHICAのUVメラニン化 (%) 抑制率(%) ─────────────────────────────────3−O−エチルアスコルビン酸 0.1 803−O−エチルアスコルビン酸 0.01 40AA−2G*1 0.1 20アスコルビン酸 0.1 70─────────────────────────────────【0019】*1:アスコルビン酸−2−O−α−グルコシド【0020】(4) UVAによる皮膚黒化に対する抑制効果の実使用試験本発明に係わる外用剤の外皮適用による効果を、UVAによる皮膚色の黒化の程度に対する防止率および改善率から評価した。試験には健常な40名の男女パネルの腕を用いた。腕に任意の2部位を設け被験部位とした。パネルを10名ずつ4群に分け、表2に示す組成(質量%)の乳液のうち、どちらか一方の部位に試料を、他方の部位に対照を適量塗布した。1日3回、21日間塗布した。被験部位に紫外線を紫外線シミュレーター(Solar light Company社にWG335nmのフィルターを設置し、UVBをカットした。)を用いて照射した。用いた装置のUVA照射量は20J/cm2で夏の晴天下1日の平均UVA量は40〜60J/cm2なので、夏の晴天下1日に浴びるUVA量の約半分から1/3量に相当する。皮膚色の測定は、Mexameter MX16 を用いて照射前と照射直後、20分後、3時間後、1日後、7日後、14日後、21日後に行った。有効性の評価は各測定時における2部位間の黒化の程度を目視により5段階で優劣比較した結果と機器測定の結果により有効性を評価した。試料としては、本発明品として、5%3−O−エチルアスコルビン酸配合乳液、1%3−O−エチルアスコルビン酸配合乳液、また比較品として1%AA−2G(アスコルビン酸−2−O−α−グルコシド)配合乳液、1%アスコルビン酸配合乳液を用いた。その結果を表2に示す。 【0021】 【表2】 ──────────────────────────── 本発明品 比較品 試料 ────── ────── 1 2 1 2────────────────────────────3−O−エチルアスコルビン酸 5.0 − − −3−O−エチルアスコルビン酸 − 1.0 − −AA−2G − − 1.0 −アスコルビン酸 − − − 1.0水 − 4.0 4.0 4.0グリセリン 10.0 10.0 10.0 10.01,3−ブチレングリコール 4.0 4.0 4.0 4.0エタノール 7.0 7.0 7.0 7.0ポリオキシエチレン(20モル) オレイルアルコール 0.5 0.5 0.5 0.5精製水 残余 残余 残余 残余────────────────────────────UVA黒化抑制効果 ◎ ◎ ○ ○────────────────────────────【0022】表2から明らかなように、3−O−エチルアスコルビン酸を配合した本発明品の試料は、AA−2Gやアスコルビン酸を配合した比較品よりもUVAによる皮膚の黒化に対して優れた抑制効果を示した。次に、本発明による皮膚外用剤の処方例を示す。 【0023】実施例1 クリーム(処方) ステアリン酸 5.0 質量%ステアリルアルコール 4.0イソプロピルミリステート 18.0グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0プロピレングリコール 10.03−O−エチルアスコルビン酸 0.01苛性カリ 0.2亜硫酸水素ナトリウム 0.01防腐剤 適量香料 適量イオン交換水 残余(製法)イオン交換水にプロピレングリコールと3−O−エチルアスコルビン酸と苛性カリを加え溶解し、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度に保ち反応を起こさせる。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。 【0024】 実施例2 クリーム(処方) ステアリン酸 2.0 質量% ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 3−O−エチルアスコルビン酸 0.05 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余(製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。 【0025】 実施例3 クリーム(処方) 固形パラフィン 5.0 質量% ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 硼砂 0.2 3−O−エチルアスコルビン酸 0.05 アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 セリン 1.0 チオタウリン 0.1 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エデト酸三ナトリウム 0.1 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余(製法)イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。 【0026】実施例4 乳液(処方) ステアリン酸 2.5 質量%ワセリン 5.0流動パラフィン 10.0ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0ポリエチレングリコール1500 3.0トリエタノールアミン 1.0カルボキシビニルポリマー 0.05(商品名:カーボポール941,B.F.Goodrich Chemical company) 3−O−エチルアスコルビン酸 0.014−メトキシサリチル酸カリウム 2.0トリメチルグリシン 3.0ヒポタウリン 0.1尿素 0.1亜硫酸水素ナトリウム 0.01エチルパラベン 0.3香料 適量イオン交換水 残余(製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチレングリコール1500とトリエタノールアミンを加え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。 【0027】 実施例5 乳液(処方) マイクロクリスタリンワックス 1.0 質量% 密ロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ビタミンEアセテート 0.1 イソステアリン酸 0.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 ラウリンジメチルアミノ酢酸ベタイン 0.5 プロピレングリコール 7.0 3−O−エチルアスコルビン酸 10.0 アルブチン 5.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余(製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜながらこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。 【0028】 実施例6 ゼリー(処方) 95%エチルアルコール 10.0 質量% ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 3−O−エチルアスコルビン酸 7.0 2−ヒドロキシ−4−メトキシ ベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 0.05 エチレンジアミンテトラアセテート・ 3ナトリウム・2水 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 適量 イオン交換水 残余(製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶解し、一方、95%エタノールに3−O−エチルアスコルビン酸、ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水相に添加する。次いで、その他の成分を加えたのち苛性ソーダ、L−アルギニンで中和させ増粘する。 【0029】実施例7 美容液(処方) (A相) エチルアルコール(95%) 10.0 質量%ジブチルヒドロキシトルエン 0.01ポリオキシエチレン(20モル) オクチルドデカノール 1.0パントテニールエチルエーテル 0.13−O−エチルアスコルビン酸 1.5AA−2G 2.0ユキノシタエキス 0.1オウゴンエキス 0.1メチルパラベン 0.15(B相) 水酸化カリウム 0.1(C相) グリセリン 5.0ジプロピレングリコール 10.0亜硫酸水素ナトリウム 0.03カルボキシビニルポリマー 0.2(商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) メタリン酸ナトリウム 0.1染料 適量精製水 残余(製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち充填を行う。 【0030】 実施例8 パック(処方) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 質量% ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0(B相) 3−O−エチルアスコルビン酸 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2(C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90、重合度2,000) エタノール 7.0 精製水 残余(製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加えたのち充填を行う。 【0031】実施例9 固形ファンデーション(処方) タルク 43.1 質量%カオリン 15.0セリサイト 10.0亜鉛華 7.0二酸化チタン 3.8黄色酸化鉄 2.9黒色酸化鉄 0.2スクワラン 8.0イソステアリン酸 4.0モノオレイン酸POEソルビタン 3.0オクタン酸イソセチル 2.03−O−エチルアスコルビン酸 0.5防腐剤 適量香料 適量(製法)タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチルの油性成分、3−O−エチルアスコルビン酸、防腐剤、香料を加え良く混練した後、容器に充填、成型する。 【0032】 実施例10 乳化型ファンデーション(クリームタイプ) (処方) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 質量% セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2(油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0(水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングルコール 3.0 3−O−エチルアスコルビン酸 1.0 トラネキサム酸 2.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適量 香料 適量(製法)水相を加熱撹拌後、十分に混合粉砕した粉体部を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油相を加えてホモミキサー処理した後、撹拌しながら香料を添加して室温まで冷却する。 【0033】 実施例11 サンスクリーン乳液(W/O型乳液) (油相) 揮発性環状シリコーン 24.0 質量% オクチルメトキシシンナメート 7.0 二酸化チタン(疎水化処理品) 10.0 酸化亜鉛(疎水化処理品) 10.0 タルク(疎水化処理品) 4.0 スクワラン 5.0 ジメチコンコポリオール 2.0 有機変性モンモリロナイト 0.5 防腐剤 適量 香料 適量(水相) 精製水 26.5 ジプロピレングリコール 7.0 3−O−エチルアスコルビン酸 1.0 アルブチン 3.0(製法)油相と水相をそれぞれ混合溶解させる。油相は二酸化チタンの分散を十分に行い、水相を加え、ホモジナイザーを用い乳化する。 【0034】 実施例12 液状化粧料(およびこれを含浸させたシート状化粧料)(水相) グリセリン 10.0 質量% 1,3−ブチレングリコール 5.0 3−O−エチルアスコルビン酸 1.0 キサンタンガム 0.1 カルボキシビニルポリマー 0.1 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.2 乳酸 0.1 エデト酸三ナトリウム 0.1 精製水 残余(アルコール相) エタノール 10.0 ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン デシルテトラデシルエーテル 1.0 香料 適量(製法)水相とアルコール相をそれぞれ均一に溶解し、アルコール相を水相に添加し、均一混合させる。 【0035】 実施例13 サンスクリーン(油相) ベントン38(ナショナルレッド社) 2.0 質量% イソステアリルアルコール 1.0 環状シリコン 10.0 トリメチルシロキシケイ酸 5.0 疎水化酸化チタン 5.0 オクチルメトキシケイ皮酸 10.0 月見草油 0.3 球状ポリエチレン 1.0 酢酸トコフェロール 0.3 ビタミンAアセテート 0.1 香料 適量(水相) 3−O−エチルアスコルビン酸 1.0 Lーアラニン 0.5 L−アルギニン塩酸塩 1.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 メチルパラベン 0.2 キシリトール 8.0 精製水 残余(製法)均一分散した油相パーツに均一溶解させた水相パーツを添加し、ホモミキサーにて均一分散した後、油中水型乳化組成物を得る。 【0036】 実施例14 W/O乳化タイプ乳液(水相) イソプロピルアルコール 10.0 質量% ジプロピレングリコール 2.0 塩化カリウム 0.5 エデト酸3ナトリウム 0.1 ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.5 POE変性ジメチルポリシロキサン 1.0 3−O−エチルアスコルビン酸 2.0 メチルパラベン 0.1 イオン交換水 残余(油相) オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 アミノプロピルジメチコン 3.0 球状ポリメチルメタクリレート 2.0 (平均粒径10μm) トリメチルシロキシケイ酸 5.0 グリチルレチン酸ステアリル 0.1 ユーカリ油 3.0 香料 適量(製法)均一に分散した油相に、均一に溶解した水相を添加し、ホモミキサーにて均一分散し、乳化物を得る。 【0037】 実施例15 化粧水(粉末入り) エタノール 30.0 質量% イソプロピルアルコール 10.0 グリセリン 1.0 ソルビット 1.0 3−O−エチルアスコルビン酸 1.0 POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.4 球状無水ケイ酸(平均粒径 1μm) 0.5 ポリビニルピロリドン 0.01 カンファー 0.5 エデト酸2ナトリウム 0.1 亜鉛華 0.5 アラントイン 0.1 香料 0.1 精製水 残余(製法)一部の水に粉末を均一に分散し、残部に添加する。 【0038】 実施例16 パック(水相) 1,3−ブチレングリコール 10.0 質量% ソルビトール 5.0 プロピレングリコール 3.0 メタリン酸ナトリウム 0.1 エデト酸三ナトリウム 0.1 3−O−エチルアスコルビン酸 1.0 シャクヤクエキス 0.1(粉末相) 酸化亜鉛 5.0 カオリン 3.0 ベントナイト 3.0 酸化チタン 1.0(アルコール相) エタノール 5.0 苛性カリ 0.2 エチルパラベン 0.1(製法)粉末層を水相に添加し均一混合した後、アルコール相を添加し、さらに均一混合する。 【0039】 実施例17 クリーム(油相) レチノール 0.2 質量% BHT 0.1 テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 20.0 ベヘニルアルコール 1.5 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1(水相) エデト酸三ナトリウム 0.1 3−O−エチルアスコルビン酸 1.0 グリセリン 5.0 POE(20)ベヘニルエーテル 3.0 精製水 残余(製法)均一分散した油相パーツに均一溶解させた水相パーツを添加し、ホモミキサーにて均一分散する。 【0040】 実施例18 クリーム(油相) ベントン38(ナショナルレッド社) 2.0 質量% ジグリセリンジイソステアリン酸 1.0 シクロメチコン 10.0 ワセリン 5.0 スクワラン 15.0 香料 適量 レチノール 0.1(水相) ジプロピレングリコール 5.0 メチルパラベン 0.2 アルギニン 0.1 3−O−エチルアスコルビン酸 1.0 精製水 残余(製法)均一に混合した油相に、均一に溶解した水相を添加し、ホモミキサーにて均一に混合する。 【0041】 実施例19 乳液(油相) ステアリルアルコール 1.0 質量% スクワラン 3.0 ジメチルポリシロキサン 3.0 トリオクタノイン 1.0 イソステアリン酸イソステアリル 0.5 香料 適量(水相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 2.0 ソルビトール 3.0 3−O−エチルアスコルビン酸 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.1 エデト酸二ナトリウム 0.1 ポリアクリルアミド 0.5 ポリアクリル酸ナトリウム 0.5 苛性カリ 0.1 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.2(製法)均一分散した油相パーツに均一溶解させた水相パーツを添加し、ホモミキサーにて均一分散する。 【0042】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、表皮基底層に存在するメラノサイトが生成した無色透明なジヒドロキシインドール化合物に直接UVAがあたって重合することにより生成されるメラニンに起因する皮膚の黒化現象が3−O−エチルアスコルビン酸により抑制されることを初めて見出したことにより、UVAによる皮膚の黒化を有効に防止することを可能とする皮膚外用剤を提供するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001959 【氏名又は名称】株式会社資生堂 【住所又は居所】東京都中央区銀座7丁目5番5号 【識別番号】000152952 【氏名又は名称】株式会社日本ハイポックス 【住所又は居所】東京都八王子市松ヶ谷1759番地
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| 【出願日】 |
平成14年3月1日(2002.3.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090527 【弁理士】 【氏名又は名称】舘野 千惠子
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| 【公開番号】 |
特開2003−252718(P2003−252718A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月10日(2003.9.10) |
| 【出願番号】 |
特願2002−56360(P2002−56360) |
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