| 【発明の名称】 |
ゲル状組成物および化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】近藤 和裕 【住所又は居所】神奈川県相模原市西橋本1−17−89 アサヌマ コーポレーション株式会社化粧品研究所内
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| 【要約】 |
【課題】特に化粧料の調製分野において各種の用途に好適に使用される保存安定性に優れたゲル状組成物を提供する。
【解決手段】有機変性粘土鉱物と油剤とから調製されるゲル状組成物であって、上記の有機変性粘土鉱物は、ジメチルジステアリルアンモニウムで変性された粘土鉱物であり、上記の油剤は、脂肪酸と脂肪族アルコールから誘導され、全構成脂肪酸中の不飽和脂肪酸の割合が50重量%以上であり、融点が25℃以下である脂肪酸アルキルエステルであり、そして、有機変性粘土鉱物と油剤の合計量に対する油剤の割合が50〜90重量%である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 有機変性粘土鉱物と油剤とから調製されるゲル状組成物であって、上記の有機変性粘土鉱物は、ジメチルジステアリルアンモニウムで変性された粘土鉱物であり、上記の油剤は、脂肪酸と脂肪族アルコールから誘導され、全構成脂肪酸中の不飽和脂肪酸の割合が50重量%以上であり、融点が25℃以下である脂肪酸アルキルエステルであり、そして、有機変性粘土鉱物と油剤の合計量に対する油剤の割合が50〜90重量%であることを特徴とするゲル状組成物。 【請求項2】 粘土鉱物がモンモリロナイト群の1種以上および/またはベントナイトである請求項1に記載のゲル状組成物。 【請求項3】 モンモリロナイト群の粘土鉱物がモンモリロナイト又はヘクトライトである請求項2に記載のゲル状組成物。 【請求項4】 脂肪酸のアルキル基の炭素数が5〜25であり、脂肪族アルコールのアルキル基の炭素数が1〜15である請求項1〜3の何れかに記載のゲル状組成物。 【請求項5】 請求項1〜5の何れかに記載のゲル状組成物を含有することを特徴とする化粧料。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ゲル状組成物および化粧料に関し、詳しくは、例えば化粧料の調製分野などにおいて各種の用途に好適に使用されるゲル状組成物および当該ゲル状組成物を含有する化粧料に関する。 【0002】例えばエマルジョンタイプの化粧料には、エマルジョンの安定化剤として各種の粘土鉱物が使用される。斯かる粘土鉱物の一例としては、ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト等の有機変性粘土鉱物が挙げられる。また、上記の化粧料には、保湿性、耐水性、感触性などの改良剤として各種の油剤が使用される。斯かる油剤の一例としては、脂肪酸アルキルエステル、油脂、炭化水素、シリコーン、高級アルコール等が挙げられる。 【0003】上記の粘土鉱物によるエマルジョンの安定性は、化粧料中において粘土鉱物が均一分散されることによって達成されるため、粘土鉱物は、予め油剤で膨潤させてゲル状態として使用される。 【0004】しかしながら、上記のゲル状組成物のそれ自体の保存安定性は、使用する有機変性粘土鉱物と油剤との種類によって異なり、従来より、保存安定性に優れるゲル状組成物が要求されている。なお、ここで、ゲル状組成物の保存安定性とは、有機変性粘土鉱物と油剤とが相分離せず、有機変性粘土鉱物が沈降しないゲル状組成物の特性を言う。 【0005】因に、化粧料に配合されるゲル状組成物の保存安定性が不十分な場合、化粧料中において、有機変性粘土鉱物と油剤とが相分離を起こし、化粧料の品質を低下させる。すなわち、液状化粧料の場合は有機変性粘土鉱物の凝集物の沈殿物が生成し、エマルジョンタイプの化粧料の場合はエマルジョンの安定性が損なわれ、固形状化粧料の場合には油剤の滲みだしが起こる等の問題がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目的は、特に化粧料の調製分野において各種の用途に好適に使用される保存安定性に優れたゲル状組成物を提供することにある。また、本発明の他の目的は、上記のゲル状組成物を含有することを特徴とする品質良好な化粧料を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、特定の有機変性粘土鉱物と油剤との組み合わせにより、上記の目的を容易に達成し得るとの知見を得、本発明の完成に至った。 【0008】すなわち、本発明の第1の要旨は、有機変性粘土鉱物と油剤とから調製されるゲル状組成物であって、上記の有機変性粘土鉱物は、ジメチルジステアリルアンモニウムで変性された粘土鉱物であり、上記の油剤は、脂肪酸と脂肪族アルコールから誘導され、全構成脂肪酸中の不飽和脂肪酸の割合が50重量%以上であり、融点が25℃以下である脂肪酸アルキルエステルであり、そして、有機変性粘土鉱物と油剤の合計量に対する油剤の割合が50〜90重量%であることを特徴とするゲル状組成物に存する。 【0009】そして、本発明の第2の要旨は、上記のゲル状組成物を含有することを特徴とする化粧料に存する。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 【0011】先ず、本発明のゲル状組成物について説明する。本発明のゲル状組成物は、特定の有機変性粘土鉱物と油剤とから調製される。 【0012】本発明において、前記の有機変性粘土鉱物としては、ジメチルジステアリルアンモニウムで変性された粘土鉱物を使用する。粘土鉱物としては液体によって膨潤し得る限り、その種類は特に制限されないが、モンモリロナイト群の粘土鉱物の1種以上および/またはベントナイトが好適に使用される。 【0013】モンモリロナイト群の粘土鉱物は、三層構造を有し液体によって膨潤する代表的な粘土鉱物であり、モンモリロナイト、マグネシアンモンモリロナイト、テツモンモリロナイト、テツマグネシアンモンモリロナイト、バイデライト、アルミニアンバイデライト、ノントロナイト、アルミニアンノントロナイト、ヘクトライト、ソーコナイト等が挙げられる。 【0014】本発明においては、モンモリロナイト、ヘクトライト、ベントナイトの群から選択される1種以上が好ましく、特にヘクトライトが好ましい。 【0015】本発明においては、ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド(第4級アンモニウム化合物)で処理して得られる粘土鉱物を使用することが重要であり、上記以外の4級アンモニウム化合物で変性した粘土鉱物の場合は、本発明で使用する後述の油剤によっても十分に膨潤(ゲル化)せず、保存安定性に優れるゲル状組成物は得られない。上記の有機変性粘土鉱物は、粒径が通常250〜1,500nm、好ましくは700〜1,000nmの粉体として使用される。 【0016】本発明において、前記の油剤としては、脂肪酸と脂肪族アルコールから誘導され、全構成脂肪酸中の不飽和脂肪酸の割合が50重量%以上であり、また、有機変性粘土鉱物の膨潤(ゲル化)のために、融点が25℃以下(常温で液体)である脂肪酸アルキルエステルを使用する。 【0017】上記の脂肪酸としては、植物由来または動物由来の2種があるが、前者が好適に使用される。脂肪酸のアルキル基の炭素数は、通常5〜25、好ましくは14〜22である。 【0018】上記の脂肪酸の具体例としては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸などの直鎖または分岐の飽和脂肪酸、2−エチルヘキサン酸、2−パルミトレイン酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エライジン酸、エイコセン酸、エルカ酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸などの直鎖または分岐の不飽和脂肪酸、12−ヒドロキシステアリン酸などのヒドロキシカルボン酸などが挙げられる。 【0019】上記の脂肪族アルコールの炭素数は、通常1〜15、好ましくは1〜4である。炭素数が15を超える脂肪族アルコールの場合は、得られる脂肪酸アルキルエステルの融点が高くなる。また、脂肪族アルコールは、直鎖または分岐、飽和または不飽和の何れであってもよいが、直鎖または分岐の飽和脂肪族アルコールが好適に使用される。 【0020】上記の脂肪族アルコールの具体例としては、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、アミルアルコール、ヘキシルアルコール、オクチルアルコール、ドデシルアルコール、トリデシルアルコール、テトラデシルアルコール、ペンタデシルアルコール等が挙げられる。 【0021】上記のアルキルエステルにおいて、不飽和脂肪酸の割合が50重量%未満の場合は、本発明で使用する前述の有機変性粘土鉱物に対する膨潤性(ひいてはゲル化能)が不十分である。不飽和脂肪酸の割合は、好ましくは80重量%以上である。 【0022】本発明においては、油剤として、不飽和脂肪酸アルキルエステルを一定の割合以上で含有する脂肪酸アルキルエステルを使用することが重要であるが、不飽和脂肪酸アルキルエステルとしては、パルミトレイン酸アルキルエステル及び/又はオレイン酸アルキルエステル(特にこれらのエチルエステル)が好適に使用される。 【0023】飽和脂肪酸アルキルエステルを含む混合脂肪酸アルキルエステルは、飽和脂肪酸アルキルエステルと不飽和脂肪酸アルキルエステルとを所定比率で混合して調製してもよいし、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とを含む混合脂肪酸をエステル化して調製してもよい。斯かる混合脂肪酸としては、スイートアルモンド油、ククイナッツ油、精製山茶花油、精製アボカドロ油、グレープシード油、オリーブ油、ヒマワリ油、メドウホーム油、ホホバ油、杏仁油、サフラワー油、ヘーゼルナッツ油、トウモロコシ胚芽油、ローズヒップ油、精製オリーブスクワラン、マカデミアナッツ油などの植物油が挙げられる。 【0024】本発明のゲル状組成物は、常法に従い、前記の特定の有機変性粘土鉱物と油剤とを混合することによって調製される。この際、有機変性粘土鉱物と油剤の合計量に対する油剤の割合は50〜90重量%にする必要がある。油剤の割合が50重量%未満の場合は有機変性粘土鉱物の膨潤が不十分であり、油剤の割合が90重量%を超える場合は有機変性粘土鉱物の比率が少な過ぎるために有機変性粘土鉱物のゲルが形成されなくなる。有機変性粘土鉱物と油剤の合計量に対する油剤の好ましい割合は80〜90重量%である。 【0025】本発明のゲル状組成物は、保存安定性に優れているが、更に、高いチキソトロピー性を有する。従って、本発明のゲル状組成物は、例えばエマルジョンタイプの化粧料の調製の際、(1)エマルジョンの安定化剤として、(2)保湿性、耐水性、感触性などの改良剤として使用される他、(3)チューブ入りクリーム、チューブ入りアイカラー等のチューブ入り化粧料の調製の際、チューブからの化粧料の押出しを容易にする流動性改良剤として使用することも出来る。 【0026】また、本発明で使用する脂肪酸アルキルエステルは、従来、ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライトの油剤として使用されていた炭酸プロピレンに比し、べたつき感がなく肌への塗布感触に優れる。また、パルミトレイン酸アルキルエステルは皮脂の細胞回復に関与しているため、これを含む油剤を使用した本発明のゲル状組成物は化粧料の材料として特に有用である。 【0027】次に、本発明の化粧料について説明する。本発明の化粧料は、前記のゲル状組成物を含有することを特徴とする。従って、本発明の化粧料は、前記のゲル状組成物を配合する点を除き、従来公知の方法に従って製造することが出来る。 【0028】化粧料は、当業者にとって周知の通り、基礎化粧料とメークアップ化粧料とに大別される。基礎化粧料としては、例えば、ローション、乳液、美容液などが挙げられ、メークアップ化粧料としては、例えば、ファンデーション、口紅(リップスティック、リップライナー、液状口紅など)、眉目頬化粧品(アイブローペンシル、アイライナー、アイシャドウ、マスカラ等)、爪化粧品(ネイルカラー、リムーバー、トリートメント等)が挙げられる。また、化粧料は、ゲル状、スティック状、ペンシル状、コンパクト状、乳液状、軟膏状、溶媒による溶液状、パック状などの様々な形状にすることが出来る。本発明の前記のゲル状組成物は、上記の様な各種の化粧料に適用することが出来る。 【0029】前記のゲル状組成物の配合量は、化粧料の種類、形状、ゲル状組成物の配合目的などによって適宜選択されるが、一般的には次の様な範囲から選択される。すなわち、ゲル状組成物を構成する有機変性粘土鉱物の配合量は、化粧料全量に対し、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜3重量%である。ゲル状組成物を構成する脂肪酸アルキルエステルの配合量は、化粧料全量に対し、通常0.5〜50重量%、好ましくは2.5〜15重量%である。 【0030】因に、有機変性粘土鉱物と油剤とから調製されるゲル状組成物のそれ自体の保存安定性と化粧料中における安定性(ゲル状態の維持)とはタイムスケールが異なる。一般的には、7日以上の保存安定性を有するゲル状組成物であれば上記の日数より遥かに長期間に亘り保存安定な化粧料を得ることが出来る。 【0031】 【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。以下の緒例で使用した有機変性粘土鉱物と油剤の種類および評価方法は次に示す通りである。 【0032】 【表1】<有機変性粘土鉱物(700〜1000nm)>(1)ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト(2)ジメチルジステアリルアンモニウムモンモリロイト(3)ジメチルジステアリルアンモニウムベントナイト(4)ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト(5)ベンジルジメチルステアリルアンモニウムモンモリロイト(6)ベンジルジメチルステアリルアンモニウムベントナイト(7)トリメチルステアリルアンモニウムベントナイト【0033】 【表2】<油剤>(1)オレイン酸エチル(不飽和脂肪酸アルキルエステル) (2)ミリスチン酸オクチル(飽和脂肪酸アルキルエステル) (3)ステアリン酸オクチル(飽和脂肪酸アルキルエステル) (4)オレイン酸エチルとミリスチン酸オクチル及び/又はステアリン酸オクチルの所定割合の混合物(5)精製アボカド油(オレイン酸を主要構成脂肪酸とするトリグリセライド) (6)流動パラフィン(7)デカメチルシクロペンタシロキサン(8)メチルポリシロキサン(9)オクチルドデカノール(10)炭酸プロピレン【0034】<ゲル状組成物の調製方法および保存安定性の評価方法>(1)先ず、ビーカーに86重量部の油剤を計量し、これに有機変性粘土鉱物の粉末14重量部を添加し10分間放置して有機変性粘土鉱物を油剤で湿らせる。次いで、スパチュラを使用して簡易撹拌した後にラボディスパーにて5000rpmの条件下2分間撹拌してゲル状組成物を得る。 (2)撹拌停止後、有機変性粘土鉱物と油剤との相分離および有機変性粘土鉱物の沈降が起こるまでの経過を計測して保存安定を評価する。 【0035】実施例1〜3及び比較例1〜3有機変性粘土鉱物としてジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト、不飽和脂肪酸アルキルエステルとしてオレイン酸エチル(A)、飽和脂肪酸アルキルエステルとしてミリスチン酸オクチル(B)及びステアリン酸オクチル(C)を使用し、全脂肪酸アルキルエステル(A〜C)に対するオレイン酸エチル(A)の比率(重量%)を変更して各種のゲル状組成を得、保存安定を評価した。なお、有機変性粘土鉱物の割合は14重量%で油剤の割合は86重量%である。表3に保存安定の評価結果を示す。 【0036】 【表3】
【0037】実施例9〜11及び比較例10〜12前記の実施例1において、有機変性粘土鉱物として表に4記載のものを使用し、油剤86重量部として、オレイン酸エチル77.4重量部、ミリスチン酸オクチル4.3重量部およびステアリン酸オクチル4.3重量部から成る混合油剤を使用した以外は、前記の実施例1と同様に操作して各種のゲル状組成を得、保存安定を評価した。なお、有機変性粘土鉱物の割合は14重量%で油剤の割合は86重量%である。表4に保存安定の評価結果を示す。 【0038】 【表4】
【0039】比較例13〜18前記の実施例1において、有機変性粘土鉱物としてジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライトを使用し、油剤86重量部として表5に記載のものを使用した以外は、前記の実施例1と同様に操作して各種のゲル状組成を得、保存安定を評価した。なお、有機変性粘土鉱物の割合は14重量%で油剤の割合は86重量%である。表5に保存安定の評価結果を示す。 【0040】 【表5】
【0041】実施例12(リップスティックの調製)以下の表6に示す組成から成るリップスティックを調製した。すなわち、先ず、前述の方法に従って、成分(1)と(2)とを混合して本発明のゲル状組成物を調製した。次いで、成分(3)〜(14)を85℃にて加熱して溶解した後、上記のゲル状組成物を加え、3本ローラーミルで分散および混練処理を行った。そして、得られた組成物を脱気した後に70℃で型に流し込み、冷却成型を行って、本発明のリップスティックを得た。なお、比較例19として、ゲル状組成物を使用しなかった以外は、上記と同様に操作して比較用のリップスティックも調製した。 【0042】 【表6】
【0043】実施例13(ファンデーションの調製)以下の表7に示す組成から成るリップスティックを調製した。すなわち、先ず、前述の方法に従って、成分(1)と(2)とを混合して本発明のゲル状組成物を調製した。次いで、成分(6)〜(11)を80〜90℃で加熱撹拌し、これに、混合粉砕した成分(12)〜(17)を添加した後、上記のゲル状組成物を加え、更に、70〜80℃に加熱した成分(3)〜(5)を添加し、ホモミキサーで十分に撹拌処理を行った。そして、得られた組成物を室温まで冷却し、脱気した後に容器に充填して、本発明のファンデーションを得た。なお、比較例20として、ゲル状組成物を使用しなかった以外は、上記と同様に操作して比較用のファンデーションも調製した。 【0044】 【表7】
【0045】実施例14(チークの調製)以下の表8に示す組成から成るチークを調製した。すなわち、先ず、前述の方法に従って、成分(1)と(2)とを混合して本発明のゲル状組成物を調製した。次いで、成分(3)〜(14)を85℃にて加熱して溶解した後、上記のゲル状組成物を加え、3本ローラーミルで分散および混練処理を行った。そして、得られた組成物を脱気した後に70℃で型に流し込み、冷却成型を行って、本発明のチークを得た。なお、比較例21として、ゲル状組成物を使用しなかった以外は、上記と同様に操作して比較用のチークも調製した。 【0046】 【表8】
【0047】実施例15(アイライナーの調製)以下の表9に示す組成から成るアイライナーを調製した。すなわち、先ず、前述の方法に従って、成分(1)と(2)とを混合して本発明のゲル状組成物を調製した。次いで、成分(3)〜(14)を85℃にて加熱して溶解した後、上記のゲル状組成物を加え、3本ローラーミルで分散および混練処理を行った。そして、得られた組成物を脱気した後に70℃で型に流し込み、冷却成型を行って、本発明のアイライナーを得た。なお、比較例22として、ゲル状組成物を使用しなかった以外は、上記と同様に操作して比較用のアイライナーも調製した。 【0048】 【表9】
【0049】実施例16(アイブロウの調製)以下の表10に示す組成から成るアイブロウを調製した。すなわち、先ず、前述の方法に従って、成分(1)と(2)とを混合して本発明のゲル状組成物を調製した。次いで、成分(3)〜(14)を85℃にて加熱して溶解した後、上記のゲル状組成物を加え、3本ローラーミルで分散および混練処理を行った。そして、得られた組成物を脱気した後に70℃で型に流し込み、冷却成型を行って、本発明のアイブロウを得た。なお、比較例23として、ゲル状組成物を使用しなかった以外は、上記と同様に操作して比較用のアイブロウも調製した。 【0050】 【表10】
【0051】実施例17(マスカラの調製)以下の表11に示す組成から成るリップスティックを調製した。すなわち、先ず、前述の方法に従って、成分(1)と(2)とを混合して本発明のゲル状組成物を調製した。次いで、成分(3)〜(6)を80〜90℃で加熱撹拌し、これに、混合粉砕した成分(7)及び(8)を添加した後、上記のゲル状組成物を加え、更に、70〜80℃に加熱した成分(9)〜(11)を添加し、ホモミキサーで十分に撹拌処理を行った。そして、得られた組成物を室温まで冷却し、脱気した後に容器に充填して、本発明のマスカラを得た。なお、比較例24として、ゲル状組成物を使用しなかった以外は、上記と同様に操作して比較用のマスカラも調製した。 【0052】 【表11】
【0053】(前記各化粧料の評価)18〜40歳までの専門パネル20名によるテストを行い、使用時における肌上での延び、べた付かずさらっとした仕上がり、保湿効果、化粧もちについて評価を行った。評価方法は、以下に示す判定基準1による点数評価を行ない、以下に示す判定基準2による平均点評価を行なう方法を採用した。表13及び表14に評価結果を示す。 【0054】 【表12】<判定基準1>5点:非常に良好、4点:良好、3点:普通、2点:やや不良、1点:不良<判定基準2>◎:4点以上、○:3点以上4点未満、△:2点以上3点未満、×:1点以上2点未満【0055】 【表13】
【0056】 【表14】
【0057】 【発明の効果】以上説明した本発明によれば、特に化粧料の調製分野において各種の用途に好適に使用される保存安定性に優れたゲル状組成物が提供され、本発明の工業的価値は顕著である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500470840 【氏名又は名称】アサヌマ コーポレーション株式会社 【住所又は居所】東京都中野区南台3丁目37番19号
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| 【出願日】 |
平成14年3月1日(2002.3.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097928 【弁理士】 【氏名又は名称】岡田 数彦
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| 【公開番号】 |
特開2003−252717(P2003−252717A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月10日(2003.9.10) |
| 【出願番号】 |
特願2002−55643(P2002−55643) |
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