| 【発明の名称】 |
棒状粉末化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】舘 和男 【住所又は居所】東京都板橋区加賀2丁目16番1号 資生堂化工株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】使用簡便性、携帯性という棒状化粧料の長所を活かしつつ、べたつき、油っぽさ、てかり等がないという使用性に優れるとともに、耐衝撃性にも優れ、ソフトな使用感を有する、全く新しいタイプの棒状の粉末化粧料を提供する。
【解決手段】(a)粉末成分と、(b)賦形剤(好ましくは、水膨潤性粘土鉱物、セルロースエーテルの中から選ばれる1種または2種以上)を含み、常温(25℃)で固体の油分を実質的に含まないことを特徴とする棒状粉末化粧料。所望によりさらに(c)油性成分(ただし、常温で固体の油分を除く)を含んでもよい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 (a)粉末成分と、(b)賦形剤を含み、常温(25℃)で固体の油分を実質的に含まないことを特徴とする、棒状粉末化粧料。 【請求項2】 さらに(c)油性成分(ただし、常温(25℃)で固体の油分を除く)を含む、請求項1記載の棒状粉末化粧料。 【請求項3】 (b)成分として、水膨潤性粘土鉱物、セルロースエーテルの中から選ばれる1種または2種以上を含む、請求項1または2記載の棒状粉末化粧料。 【請求項4】 (a)成分の配合量が、化粧料全量中に70質量%以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の棒状粉末化粧料。 【請求項5】 (b)成分の配合量が、(a)成分または[(a)成分+(c)成分]100質量部に対して0.5〜4.0質量部である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の棒状粉末化粧料。 【請求項6】 (a)成分/(c)成分=99.5以下(質量比)である、請求項2〜5のいずれか1項に記載の棒状粉末化粧料。 【請求項7】 棒状粉末化粧料が、紙巻きタイプ、樹脂フィルム巻きタイプ、木製または樹脂製軸巻きタイプ、樹脂製または金属製の繰出し容器タイプのいずれかである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の棒状粉末化粧料。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はアイシャドー、フェイスカラー等の粉末化粧料を棒状形状にした、棒状粉末化粧料に関する。さらに詳しくは、携帯性に優れ、棒状形状でありながら耐衝撃性に優れ、さらさら感、伸びに優れ、てからない等の使用性に優れる棒状粉末化粧料に関する。 【0002】 【従来の技術】従来からメーキャップ化粧料にはスティック状、ペンシル状などの棒状タイプのものがあり、例えばスティック状化粧料では、化粧料中身を収容した中皿を外容器内に納め、これをネジや螺旋により外容器から繰り出して用いるタイプのものが挙げられる。一方、ペンシル状化粧料では、鉛筆のように削って使用したり、シャープペンシルのように中身を繰り出して使用するタイプのものなどが挙げられる。いずれも容器からそのまま直接、肌に塗布することができ、簡便性、携帯性に優れる。 【0003】このような棒状の化粧料は、着色剤、顔料などの粉体成分と、油分を含むが、油分として、液状油分に加え、棒状形状を整えるために通常、ワックス類を配合しており、油分総配合量は約50質量%、あるいはそれ以上である。このように従来の棒状化粧料は油分リッチな組成のため、簡便性、携帯性という長所があるものの、べたつく、油っぽい、てかる等の問題がある。べたつきを抑えるために液状油分やワックス類の含有量を低減させると、割れやすくなったり、成型が難しくなる。そのため、アイシャドー、フェイスカラー等の、粉末成分を高配合し油分を低配合した粉末化粧料では、棒状形状にするという発想はこれまで全くなされていなかった。したがって、粉末化粧料に望まれるソフトな使用感を有しながら、耐衝撃性にも優れ、かつ、べたつき、油っぽさ、てかり等のない、棒状形状の粉末化粧料は、今まで実現していなかった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、使用簡便性、携帯性という棒状の化粧料の長所を活かしつつ、べたつき、油っぽさ、てかり等がないという使用性に優れるとともに、耐衝撃性にも優れ、ソフトな使用感を有する、全く新しいタイプの棒状粉末化粧料を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明は、(a)粉末成分と、(b)賦形剤を含み、常温(25℃)で固体の油分を実質的に含まないことを特徴とする棒状粉末化粧料を提供する。 【0006】また本発明は、さらに(c)油性成分(ただし、常温(25℃)で固体の油分を除く)を含む、上記棒状粉末化粧料を提供する。 【0007】また本発明は、(b)成分として、水膨潤性粘土鉱物、セルロースエーテルの中から選ばれる1種または2種以上を含む、上記いずれかの棒状粉末化粧料を提供する。 【0008】また本発明は、(a)成分の配合量が、化粧料全量中に70質量%以上である、上記いずれかの棒状粉末化粧料を提供する。 【0009】また本発明は、(b)成分の配合量が、(a)成分または[(a)成分+(c)成分]100質量部に対して0.5〜4.0質量部である、上記いずれかの棒状粉末化粧料を提供する。 【0010】また本発明は、(a)成分/(c)成分=99.5以下(質量比)である、上記いずれかの棒状粉末化粧料を提供する。 【0011】また本発明は、棒状粉末化粧料が、紙巻きタイプ、樹脂フィルム巻きタイプ、木製または樹脂製軸巻きタイプ、樹脂製または金属製の繰出し容器タイプのいずれかである、上記いずれかの棒状粉末化粧料を提供する。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。 【0013】(a)成分としての粉末成分は、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されることなく使用することができ、例えば、タルク、マイカ、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、球状シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウムなど)、窒化ホウ素等の無機粉末;ポリアミド球状樹脂粉末(ナイロン球状粉末)、球状ポリエチレン、架橋型ポリ(メタ)クリル酸メチル球状樹脂粉末、球状ポリエステル、架橋ポリスチレン球状樹脂粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体球状樹脂粉末、ベンゾグアナミン球状樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン球状粉末、球状セルロース等の球状の有機粉末;二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カーボンブラック、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料;赤色、黄色、橙色、黄色、緑色、青色等の色材、あるいはこれらをジルコニウム、バリウムまたはアルミニウム等でレーキ化した色材(有機顔料);クロロフィル、β−カロリン等の天然色素などが例示される。中でも球状シリカ、球状ポリエチレン、ポリアミド球状樹脂粉末(ナイロン球状粉末)、架橋型ポリ(メタ)クリル酸メチル球状樹脂粉末等の球状粉末や、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の体質顔料、金属石鹸などが、使用性の点から好ましく用いられる。(a)成分は1種または2種以上を用いることができる。 【0014】なお、(a)成分として粉末を疎水化処理したものを用いてもよい。疎水化処理の方法としては、撥水性を付与できる方法であればいかなるものでもよく、その方法は問わないが、例えば気相法、液相法、オートクレーブ法、メカノケミカル法等、通常の表面処理方法を用いることができる。 【0015】例えば疎水化処理剤を原料粉末に添加して処理を行う場合、適当な溶媒(ジクロルメタン、クロロホルム、ヘキサン、エタノール、キシレン、揮発性シリコーン等)に希釈して添加してもよく、あるいは直接添加してもよい。粉末と処理剤の混合攪拌には、ボールミル、ホジャーサイトボールミル、振動ボールミル、アトライター、ポットミル、ロッドミル、パンミル、ホモミキサー、ホモディスパー、ヘンシェルミキサー、ナウターミキサー等も使用することができる。この他にも、粉末表面の活性を利用し、気相反応により100℃以下の低温で環状オルガノシロキサンを粉体表面上で重合させる方法(特公平1−54380号)や、前記方法の後に表面のシリコーンポリマーのSi−H部分にグリセロールモノアリルエーテル等のペンダント基を付加させる方法(特公平1−54381号)等も用いることができる。 【0016】疎水化処理剤としては、特に限定されるものではないが、脂肪酸デキストリン処理粉末、トリメチルシロキシケイ酸処理粉末、フッ素変性トリメチルシロキシケイ酸処理粉末、メチルフェニルシロキシケイ酸処理粉末、フッ素変性メチルフェニルシロキシケイ酸処理粉末、ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の低粘度〜高粘度油状ポリシロキサン処理粉末、ガム状ポリシロキサン処理粉末、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、フッ素変性メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、メチルトリクロルシラン、メチルトリアルコキシシラン、ヘキサメチルジシラン、ジメチルジクロルシラン、ジメチルジアルコキシシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルアルコキシシラン等の有機シリル化合物あるいはそれらのフッ素置換体による処理粉末、エチルトリクロルシラン、エチルトリアルコキシシラン、プロピルトリクロルシラン、プロピルトリアルコキシシラン、ヘキシルトリクロルシラン、ヘキシルトリアルコキシシラン、長鎖アルキルトリクロルシラン、長鎖アルキルトリエトキシシラン等の有機変性シランあるいはそれらのフッ素置換体による処理粉末、アミノ変性ポリシロキサン処理粉末、フッ素変性ポリシロキサン処理粉末、フッ化アルキルリン酸処理粉末等が挙げられる。 【0017】(a)成分の配合量は、本発明化粧料中、70質量%以上が好ましく、特に好ましくは75質量%以上である。(a)成分の配合量上限は特に限定されるものでないが、99.5質量%以下程度とするのが好ましい。(a)成分の配合量を多くするにつれ、粉っぽくなる傾向がみられるので、使用性の良い粉末を選定して用いるのが望ましい。なお、後述の(c)成分を配合した場合、(a)成分を高配合するにつれて粉っぽくなるという傾向が効果的に抑えられる。 【0018】パール顔料、金属粉末顔料等に代表されるパール剤を配合する場合は、(a)成分全量中に40〜60質量%程度以下の範囲で配合するのが好ましい。 【0019】(b)成分としての賦形剤は、水膨潤性粘土鉱物やセルロースエーテル等が好ましく用いられる。水膨潤性粘土鉱物としては、例えばベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト等に代表されるケイ酸AlMg(商品名「ビーガム」等)、や、ケイ酸MgNa(商品名「ラポナイト」等)などが好ましいものとして挙げられる。セルロースエーテルとしては、例えばヒドロキシプロピルセルロース(商品名「HPC−M」等)が好ましいものとして挙げられる。(b)成分は1種または2種以上を用いることができる。 【0020】(b)成分の配合量は、(a)成分100質量部に対して、または後述の(c)成分を配合した場合には[(a)成分+(c)成分]100質量部に対して、0.5〜4.0質量部の範囲とするのが好ましく、特には0.5〜3.0質量部である。(b)成分の配合量が少な過ぎるとつきが多いが、折れやすく、一方、配合量が多すぎると塗布時の使用性が悪くなる場合がある。なお、(a)成分中にパール剤を多く配合した場合は、それに応じて(b)成分の配合量を多くするのが好ましい。 【0021】本発明では、従来、賦形剤として配合していたワックス類を実質的に含まず、(b)成分を配合することにより、油分の総配合量を低減化して、使用簡便性、携帯性という棒状化粧料の長所を活かしつつ、べたつき、油っぽさ、てかり等がなく、また粉末化粧料に求められるソフトな使用感を有する棒状粉末化粧料を得ることができる。 【0022】本発明では、上記(a)、(b)成分に加えて、所望によりさらに(c)成分として油性成分(ただし、常温(25℃)で固体の油分を除く)を配合してもよい。常温(25℃)で固体の油分としては高級脂肪酸、高級アルコール、ワックス類等が挙げられ、したがってこれら油分は(c)成分に含まれない。 【0023】本発明の(c)成分としては、常温(25℃)で液状または半固型のものが好ましく用いられ、具体的には、例えば、スクワラン、流動パラフィン等の炭化水素油;セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステート、ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサノエート、トリオクタン酸グリセリド、テトラオクタン酸ペンタエリスリトール、イソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート、トリオレイン酸グリセリド、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル油;オリーブ油、アボガド油、ホホバ油、ヒマワリ油、サフラワー油、椿油、シア脂、マカデミアナッツ油、ミンク油、ラノリン、液状ラノリン、酢酸ラノリン、ヒマシ油等の動植物油分;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン系油分等が挙げられるが、これら例示に限定されるものではない。中でも極性の低い油分、例えば炭化水素油(スクワラン、流動パラフィン等)やシリコーン系油分等が挙げられる。(c)成分は1種または2種以上を用いることができる。 【0024】(c)成分を配合する場合、その配合量は、化粧料全量中に20質量%程度以下とするのがのが好ましく、特には15質量%程度以下である。また化粧料全量中の好適下限配合量は1質量%程度以上である。(c)成分の配合量が多すぎると油分リッチとなり、水などと混練する際に成型し難くなる場合があり、また、べたつき感や粉っぽさなど使用性の点で劣りがちとなる。 【0025】また(c)成分を配合する場合、(a)成分/(c)成分=99.5以下(質量比)とするのが好ましく、特には85以下(質量比)である。(c)成分を配合することにより、(a)成分を高配合するにつれて粉っぽくなるという傾向を効果的に抑えることができる。さらに塗布後の経時での色の変化抑止の効果を有する。 【0026】本発明の棒状粉末化粧料の製造は、例えば(a)成分、所望により(c)成分を加えて、混合し、ヘンシェルミキサー、アトマイザー等により粉砕する(「粉末ベース」)。次いでこの粉末ベースに、(b)成分に溶媒を加えたものを添加し、ニーダー等で混練し、容器内に圧入、充填して棒状形態とした後、乾燥機によって乾燥することによって、棒状粉末化粧料を得ることができる。乾燥の程度は、棒状あるいは、上記ニーダー混練後、押出し機により棒状に押出し、所望の長さにカットする。このカットしたものを乾燥した後、紙や樹脂フィルム等に巻いたり、木軸にセットして木製タイプ等の棒状粉末化粧料を得ることができる。製造方法はこれら例示に限定されるものでない。なお、乾燥の程度は、粉末棒状化粧料中の水分含有量が2質量%程度以下になるよう乾燥させるのが好ましい。 【0027】上記溶媒としては、水および/またはアルコールが好ましく用いられる。アルコールとしては、一般に化粧品で溶媒として用いられ得るものであれば特に限定されるものでなく、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類が好ましく用いられる。 【0028】溶媒は、(a)成分100質量部に対して、または(c)成分を配合した場合には[(a)成分+(c)成分]100質量部に対して、40〜70質量部の範囲で用いるのが好ましいが、(a)成分の吸水量や混練する機械力によっても異なるので、これらに応じて適宜、定められる。水とアルコールを併用する場合、アルコールは水に対して0.1〜0.5(質量比)程度の割合で用いるのが好ましい。なお、(a)成分として疎水性粉末や疎水化処理した粉末を用いる場合は、溶媒として少なくともアルコールを用いるのが好ましい。溶媒は1種または2種以上を用いることができる。 【0029】本発明の棒状粉末化粧料は、上記必須成分の他、通常化粧料に配合される各種成分、例えば、アクリル系樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルピロリドン等の樹脂や、大豆タンパク、ゼラチン、コラーゲン、絹フィブロイン、エラスチン等のタンパク質またはタンパク質分解物、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線遮蔽剤、界面活性剤、防腐剤、保湿剤、薬剤、染料、香料等を配合することができる。 【0030】本発明の棒状粉末化粧料は、例えば、アイシャドウ、チークカラー、フェイスカラー、パウダリースティック、ファンデーション、デオドラントスティック等が適用される。 【0031】また棒状の形態としては、スティック状、ペンシル状など、いわゆる棒状化粧料の範疇に入るものであればいずれも適用し得る。 【0032】 【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれによってなんら限定されるものでない。なお、配合量は特に指定がない限り、質量%で示す。 【0033】まず、本実施例で用いた評価試験方法について記す。 【0034】[折れ強度試験]各試料を樹脂軸に圧入したものを押し出し、5cmにカットし、乾燥させて試料を調製した。この試料を、レオメーターを用いて折れ強度試験を行い、試料が折れる荷重(g)を測定した。なお試験条件は、支点間距離は20mm、最大荷重2kg、スピード2cm/分で行った。 【0035】[べたつき感のなさ]10名の女性パネラーの肌に試料を塗布し、べたつき感のなさについて評価してもらった。 (評価) ◎: 10名中、8名以上がべたつき感がないと回答○: 10名中、6〜7名がべたつき感がないと回答△: 10名中、4〜5名がべたつき感がないと回答×: 10名中、3名以下がべたつき感がないと回答【0036】[さらさら感]10名の女性パネラーの肌に試料を塗布し、さらさら感について評価してもらった。 (評価) ◎: 10名中、8名以上がさらさら感があると回答○: 10名中、6〜7名がさらさら感があると回答△: 10名中、4〜5名がさらさら感があると回答×: 10名中、3名以下がさらさら感があると回答【0037】[伸びのよさ]10名の女性パネラーの肌に試料を塗布し、伸びのよさについて評価してもらった。 (評価) ◎: 10名中、8名以上が伸びがいいと回答○: 10名中、6〜7名が伸びがいいと回答△: 10名中、4〜5名が伸びがいいと回答×: 10名中、3名以下が伸びがいいと回答【0038】[てかり]10名の女性パネラーの肌に試料を塗布し、てかりについて評価してもらった。 (評価)◎: 10名中、8名以上がてからないと回答○: 10名中、6〜7名がてからないと回答△: 10名中、4〜5名がてからないと回答×: 10名中、3名以下がてからないと回答【0039】[ソフトな使用感]10名の女性パネラーの肌に試料を塗布し、ソフトな使用感について評価してもらった。 (評価) ◎: 10名中、8名以上がソフトな使用感があると回答○: 10名中、6〜7名がソフトな使用感があると回答△: 10名中、4〜5名がソフトな使用感があると回答×: 10名中、3名以下が使用感があると回答【0040】(粉末ベースA〜G調製)まず、表1に示す組成の各成分を混合し、ヘンシェルミキサー、アトマイザーを用いて粉砕し、粉末ベースA〜Gを調製した。 【0041】 【表1】
【0042】(実施例1〜7)下記表2に示すように、上記粉末ベースに、(b)成分に溶媒を加えたものを添加し、常法により棒状化粧料を調製し、これにつき、上記試験方法により折れ強度、べたつき感のなさ、さらさら感、伸びのよさ、てかり、ソフトな使用感について評価した。結果を表3に示す。 【0043】 【表2】
【0044】 【表3】
【0045】(粉末ベースH調製)パール剤を高配合した例として、下記表4に示す組成の各成分を混合し、ヘンシェルミキサー、アトマイザーを用いて粉砕し、粉末ベースHを調製した。 【0046】 【表4】
【0047】(実施例8〜11)下記表5に示すように、上記粉末ベースHに、(b)成分に溶媒を加えたものを添加し、常法により棒状化粧料を調製し、これにつき、上記試験方法により折れ強度、べたつき感のなさ、さらさら感、伸びのよさ、てかり、ソフトな使用感について評価した。結果を表6に示す。 【0048】 【表5】
【0049】 【表6】
【0050】(比較例1〜2)下記表7に示すように、(b)成分に代えて、ワックス類、あるいはワックス類と、ワックス類の硬度調整のためのオイル分を加えたものを、加熱溶解させ、ここに上記粉末ベースAをそれぞれ加え、攪拌混合、脱気した後、スティック容器に直に充填し固めた。 【0051】これにつき、上記試験方法により折れ強度、べたつき感のなさ、さらさら感、伸びのよさ、てかり、ソフトな使用感について評価した。結果を表8に示す。 【0052】 【表7】
【0053】 【表8】
【0054】 【発明の効果】以上詳述したように本発明により、べたつき感がなく、さらさら感、伸びに優れ、てからない、ソフトな使用感、等の使用性に優れるとともに、耐衝撃性に優れる、全く新しいタイプの棒状粉末化粧料が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001959 【氏名又は名称】株式会社資生堂 【住所又は居所】東京都中央区銀座7丁目5番5号
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| 【出願日】 |
平成13年12月18日(2001.12.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098800 【弁理士】 【氏名又は名称】長谷川 洋子
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| 【公開番号】 |
特開2003−183124(P2003−183124A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月3日(2003.7.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−384008(P2001−384008) |
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