| 【発明の名称】 |
内服液剤組成物、それを含む内服液剤品 |
| 【発明者】 |
【氏名】木津 典生 【住所又は居所】東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオン株式会社内
【氏名】吉川 勝 【住所又は居所】東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオン株式会社内
【氏名】小笠原 榮男 【住所又は居所】東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】高濃度の糖類を含有し、味の良い内服液剤組成物において、糖の析出を防止した内服液剤組成物、及び、該内服液剤組成物を含み、キャップ開閉部等における固結を防止した内服液剤品の提供。
【解決手段】ショ糖、果糖、キシリトール、粉末還元麦芽糖水アメ、及び、エリスリトールから選ばれる少なくとも1種以上の糖類を10〜85W/V%(g/100ml)と、グリセリンと、を含有することを特徴とする内服液剤組成物である。pHが、3〜6.5である態様等が好ましい。また樹脂製キャップを有する容器内に、内服液剤組成物を含む内服液剤品であって、該内服液剤組成物が、前記内服液剤組成物である内服液剤品である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ショ糖、果糖、キシリトール、粉末還元麦芽糖水アメ、及び、エリスリトールから選ばれる少なくとも1種以上の糖類を10〜85W/V%(g/100ml)と、グリセリンと、を含有することを特徴とする内服液剤組成物。 【請求項2】 pHが、3〜6.5である請求項1に記載の内服液剤組成物。 【請求項3】 樹脂製キャップを有する容器内に、内服液剤組成物を含む内服液剤品であって、該内服液剤組成物が、請求項1又は2に記載の内服液剤組成物であることを特徴とする内服液剤品。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は内服液剤組成物等に関し、更に詳しくは、高濃度の糖類を含有し、かつ、内服液剤の結晶析出・固結が防止された内服液剤組成物等に関する。 【0002】 【従来の技術】内服液剤は、服用の容易さから、これまで数多くの製品が開発され、広く実用化されてきた。しかしながら、効果のある生理活性物質には、強烈な苦味あるいは特異な苦味を有するものが多く、液剤中に微量配合しただけで強烈な苦味を呈する場合が多い。このような場合、服用時に苦痛を伴い、服用の容易さという内服液剤の長所が損なわれるという問題があった。また、小児においては、服用が困難であるという問題もあった。 【0003】このような問題を解決するため、従来より、苦味をマスキングする工夫がなされ、一般的には甘味剤、酸味剤、着香剤、矯味剤等の配合により苦味や特異臭を覆い隠す方法が採られてきた。甘味剤を多く使用することで苦味を低減化する方法が主流となっている。このような方法において、甘味剤の中でも、味の良さから、ショ糖、果糖、キシリトール、粉末還元麦芽糖水アメ、エリスリトール等の糖類がよく使用されている。これらの糖類は、実用的な甘味を出すためには、通常10%以上配合することが好ましい。 【0004】しかし10%以上配合すると、高濃度であるためキャップ内側周囲等に糖類の析出が起こったり、瓶とキャップとの間に糖類の固結が起こること等があった。糖類の析出や固結等が発生した場合、液剤キャップの開閉が困難となったり、キャップ周囲に析出した糖類で周囲が汚れる等の問題があった。又従来は、乾燥防止のために、ソルビット液等を配合することが多かったが、ソルビット液を使用した場合においても、乾燥すると粉末又は結晶の析出が起こるという問題があった。このような問題を解決するものとして、析出を抑制するため糖の量を少なくし、高感度甘味料であるサッカリン、サッカリンナトリウム、アスパルテーム等を用いる技術も多数提案されている。しかし、糖類の使用量を低減化できるが、甘味の質は低下するという問題があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち本発明は、高濃度の糖類を含有し、味の良い内服液剤組成物において、糖の析出を防止した内服液剤組成物、及び該内服液剤組成物を含み、キャップ開閉部等における固結を防止した内服液剤品を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討の結果、高濃度糖液にグリセリンを添加することで糖類の析出及び固結を効果的に低減化できることを見出した。即ち、本発明は、<1> ショ糖、果糖、キシリトール、粉末還元麦芽糖水アメ、及び、エリスリトールから選ばれる少なくとも1種以上の糖類を10〜85W/V%(g/100ml)と、グリセリンと、を含有することを特徴とする内服液剤組成物である。 <2> pHが、3〜6.5である前記<1>に記載の内服液剤組成物である。 <3> 樹脂製キャップを有する容器内に、内服液剤組成物を含む内服液剤品であって、該内服液剤組成物が、前記<1>又は<2>に記載の内服液剤組成物であることを特徴とする内服液剤品である。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 [内服液剤組成物]本発明の内服液剤組成物は、糖類を10〜85W/V%(g/100ml)と、グリセリンと、を含有し、必要に応じてその他の成分を含有する。 【0008】−糖類−前記糖類は、ショ糖、果糖、キシリトール、粉末還元麦芽糖水アメ、及び、エリスリトールから選ばれる少なくとも1種である。 【0009】前記粉末還元麦芽糖水アメとしては、マルチトールを88.5質量%以上含むものが好適に用いられる。該粉末還元麦芽糖水アメとしては、例えば、アマルティMR(東和化成工業(株))製等が挙げられる。前記ショ糖としては、還元糖含有量が0.05質量%未満であるショ糖が好ましい。 【0010】前記糖類の、前記内服液剤組成物における含有量としては、10〜85W/V%(g/100ml)であることが必要であり、15〜60W/V%(g/100ml)が好ましく、20〜50W/V%(g/100ml)がより好ましい。前記含有量が、10W/V%(g/100ml)未満であると、満足できる甘味が得られない一方、85W/V%(g/100ml)を超えると、析出して製剤の安定化が維持できず、又、内服液剤服用後、口部に少量の液剤が付着した状態でキャップを閉めた場合に、そのまま液剤が乾燥固化し、次回服用時にキャップの開閉が困難となってしまう。 【0011】−グリセリン−前記グリセリンとしては、特に制限はないが、濃グリセリンを含め、グリセリン(C3H8O3)を80質量%以上含むものが好適に使用される。 【0012】前記グリセリンの、内服液剤組成物における含有量としては、0.1〜20W/V%(g/100ml)が好ましく、0.1〜10W/V%(g/100ml)がより好ましく、0.5〜5W/V%(g/100ml)が更に好ましい。これらの含有量の数値範囲内で用いることにより、前記糖類の析出抑制に優れ、キャップの固結が防止された内服液剤組成物が提供される。尚、グリセリン以外の多価アルコール(プロピレングリコール等)を用いた場合には、糖類の析出防止が充分でなく、又、糖類の析出を防止するために、多量に配合すると、味が悪くなる傾向がある。 【0013】−その他の成分−前記その他の成分としては、各種薬剤のほか、有機酸、有機酸塩等が挙げられる。 【0014】−−薬剤−−前記薬剤としては、各種の薬効を奏すれば特に制限はないが、例えば、解熱消炎鎮痛剤、鎮咳去痰剤、抗ヒスタミン剤、強心剤、ビタミン剤、及び、生薬等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0015】前記解熱消炎鎮痛剤としては、例えば、アセトアミノフェン、エテンザミド、フェナセチン、メフェナム酸、アンチピリン、フェニルブタゾン、スルピリン、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン、エピリゾール、塩酸チアラミド、インドメタシン、ペンタゾシン、サリチル酸コリン、サリチル酸ナトリウム、アルミノプロフェン、ロキソプロフェンナトリウム、塩酸チノリジン、アセメタシン、グラフェニン、メシル酸ジメトチアジン、ピロキシカム、サリチルアミド、及び、塩化アセチルコリン等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0016】前記鎮咳去痰剤としては、例えば、リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデイン、臭化水素酸デキストロメトルファン、塩酸ブロムヘキシン、ヒベンズ酸チペピジン、セネガ、アセチルシステイン、塩酸L−メチルシステイン、塩酸L−エチルシステイン、カルボシステイン、グアイフェネシン、塩酸ブロムヘキシン、塩酸アンブロキソール、テオフィリン、アミノフィリン、塩酸エフェドリン、塩酸エピネフリン、塩酸トリメトキノール、塩酸メチルエフェドリン、硫酸サルブタモール、及び、塩酸プロカテロール等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0017】前記抗ヒスタミン剤としては、酒石酸アリメマジン、塩酸シプロヘプタジン、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、及び、マレイン酸クロルフェニラミン等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0018】前記強心剤としては、無水カフェイン、及び、カフェイン等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0019】前記ビタミン剤としては、ビタミンA群、ビタミンB1群、ビタミンB2群、ビタミンB6群、ビタミンB12群、ビタミンD群、ビタミンE群、及び、ニコチン酸アミド等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0020】前記生薬としては、ニンジン、セネガ、キキョウ、ショウキョウ、及び、ローヤルゼリー等、医薬品製造指針記載の生薬類が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0021】以上の薬剤のほか、クエン酸ペントキシベリン、塩酸フェニルプロパノールアミン、トラネキサム酸、塩化リゾチーム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、及び、タウリン等の薬剤も適宜用いられる。 【0022】以上の薬剤の、内服液剤組成物における含有量としては、特に制限はなく、それぞれの目的に応じ薬効を奏する有効量の範囲で含有されるのが好ましい。 【0023】−−有機酸・有機酸塩−−前記有機酸・有機酸塩としては、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、コハク酸、安息香酸、及び、それらの塩等が挙げられる。該有機酸塩としては、ナトリウム塩及びカリウム塩等が好ましい。該有機酸・有機酸塩を含有させることにより、適度な酸味が付与され、一層良好な味となる。 【0024】前記有機酸・有機酸塩の、内服液剤組成物における含有量としては、0.5〜35mg/mlが好ましく、2〜20mg/mlがより好ましく、5〜15mg/mlが更に好ましい。 【0025】以上説明した薬剤及び有機酸・有機酸塩のほか、本発明の内服液剤組成物においては、一般に、経口液剤に配合される他の成分、例えば、矯味剤、防腐剤、保存剤、香料、清涼化剤、界面活性剤、溶剤、懸濁剤、粘稠剤、着色剤、安定化剤、及び、溶解補助剤等を、従来の経口液剤に配合される量で1種以上選択し添加してもよい。 【0026】前記矯味剤としては、果汁等が挙げられる。前記防腐剤及び保存剤としては、例えばソルビン酸ナトリウム、パラベン類(パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル等)等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0027】前記香料としては、例えばオレンジ油、メントール、各種フレーバー(ピーチフレーバー、ストロベリーフレーバー、パイナップルフレーバー、バナナフレーバー、チェリーフレーバー、オレンジフレーバー、アップルフレーバー、レモンフレーバー、ライムフレーバー、メロンフレーバー、アセロラフレーバー、グレープフレーバー、紅茶フレーバー、ビターフレーバー、ハーブミントフレーバー、ココアフレーバー、チョコレートフレーバー、シュガーフレーバー、チリーフレーバー、薬味酒フレーバー、生薬フレーバー等)等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0028】前記界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類、ポリソルベート類、及び、プルロニック類等の非イオン性界面活性剤等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0029】前記溶剤としては、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール類、エタノール、注射用蒸留水、及び、精製水等が挙げられる。これらは、内服液剤の味を損なわない範囲で使用し、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0030】前記着色剤としては、例えば、カラメル、βーカロチン、各種食用色素(食用黄色1号、食用赤色2号等)等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0031】前記安定化剤としては、例えば、エデト酸の可食性塩、塩化ナトリウム、ピロ亜硫酸の可食性塩等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0032】<内服液剤組成物の液性(pH)>前記本発明の内服液剤組成物におけるpHとしては、3〜6.5が好ましく、3.5〜6がより好ましく、4〜5.5が更に好ましい。前記内服液剤組成物におけるpHを、前記数値範囲内とすることにより、特にくせのない、良好な甘味を得ることが出来る。 【0033】前記内服液剤組成物のpH調整には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩酸、硫酸、及び、リン酸等の無機調整剤や、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸及びそれらの塩等の有機調整剤を適宜使用することができる。これらの調整剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの調整剤の中でも、風味が向上する点で、有機調整剤を使用するのが好ましく、特に、クエン酸、リンゴ酸、及び、酒石酸等を使用するのが好ましい。 【0034】<内服液剤組成物の調製方法>前記本発明の内服液剤組成物の調製方法としては、特に制限はなく、慣用の調製方法が総て好適に挙げられる。通常、各成分と精製水等の溶剤の一部とを混合、溶解し、残りの溶剤を加えて液量を調製する。例えば、製剤の至適pHを得るため、或いは、不溶物の除去乃至可溶化のため、必要に応じて酸又はアルカリを用いてpHを調整してもよい。尚、水に溶け難い、或いは溶けない成分を含む場合には、適当な前述の界面活性剤、可溶化剤、乳化剤、懸濁剤を選択し、一般に使用されている適量を添加することにより、可溶化、乳化、及び、懸濁化等を図ることができる。必要に応じ、溶解時に、一般の内服液剤の調製法に準じて、精製水等の溶剤を加温してもよい。前記調製の際、フレーバー類は、その風味を損なわないよう、調製の最終段階で行なってもよい。各成分は、有効成分に応じて公知の投与量で投与される。 【0035】<内服液剤組成物の使用態様>前記本発明の内服液剤組成物の使用態様としては、特に制限はなく、公知の使用態様、例えば、ドリンク剤、シロップ剤、エキス剤、エリキシル剤、リモナーデ剤、ソフトカプセル剤、及び、水性内容物を保持可能なカプセル剤等の医療用内服液剤等として使用することができる。 【0036】[内服液剤品]前記本発明の内服液剤品は、樹脂製キャップを有する容器内に、前記本発明の内服液剤組成物を含む。 【0037】前記容器の形態としては、樹脂製キャップを有しており、前記内服液剤組成物を収容可能であれば特に制限はない。該樹脂製キャップを有する容器内に収容される内服液剤組成物として、前記本発明の内服液剤組成物を用いることにより、特に糖類の結晶の析出・固化の問題が起こり易い樹脂製キャップにおいて、このような問題が発生することが無くなるため特に好ましい。 【0038】前記樹脂製キャップの形態としては、特に制限はないが、前記内服液剤組成物の適用年齢が低い等の場合には、幼児が誤ってキャップを開けることのないよう、公知の安全装置付きキャップのような形態とするのが好ましい。 【0039】前記安全装置付きキャップの構造としては、例えば、キャップを開口する際、先ずキャップを上方に引き上げ、或いは下方に押し下げた後、これを回転することにより、キャップを外すことが可能となるような、二段階操作が必要な構造、内キャプ及び外キャップを有し、内キャップ外面へ外キャップを上方付勢させて嵌合させ、容器口頸部へ螺合させた内キャップに対し、外キャップ上昇状態のままでは外キャップが空転して開蓋できないが、外キャップを不勢に抗して押し下げ、開蓋方向へ回すことにより内外キャップが係合し内キャップを口頸部から螺脱可能となるような構造等が挙げられる。 【0040】前記樹脂キャップにおける材質としては、樹脂であれば特に制限はないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、及び、ポリエチレンテレフタレート等が挙げられる。これらの樹脂は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。 【0041】 【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に何ら限定されるものではない。尚、下記表において、キキョウ流エキスの1mLは、原生薬換算で、1000mgに該当し、セネガ流エキスの1mLは、原生薬換算で、1000mgに該当する。 【0042】(実施例1〜3、比較例1〜3)表1に示す組成の内服液剤組成物を、常法に従って調製した。 <糖類の析出・固化防止効果の評価>得られた各内服液剤組成物を、室温及び40℃の環境で、下記(a)〜(c)の各容器に収容し、更に、各容器及びキャップの間に2mLの内服液剤組成物を塗布して30日間保存した後、初回に開ける際のトルクを測定した。また、開けた際の糖類の析出の有無を目視により観察し評価した。結果を表1に示す。尚、キャップを閉める際のトルクは5kgf・cmであった。 −容器の種類−(a):褐色ガラス瓶+ポリプロピレン製キャップ(b):褐色ガラス瓶+安全装置付きポリプロピレンキャップ(c):ポリプロピレン製瓶+安全装置付きポリプロピレンキャップ前記内服液剤組成物を収容直後の、キャップを開ける際のトルクの初期値としては、(a)に収容した場合には4.0kgf・cm、(b)に収容した場合には4.5kgf・cm、(c)に収容した場合には4.2kgf・cmであった。 【0043】 【表1】
【0044】表1より、グリセリンを添加することによる、糖類の析出・固結の防止効果が認められたことがわかる。 【0045】(実施例4〜24)表2〜4に示す組成の内服液剤組成物を、常法に従って調製した。 <甘味、味の評価>パネラー10人により、甘味の強さ及び味の評価を、下記の基準で行い、平均点4.5以上を「◎」、4以上を「○」、3以上を「△」、3未満を「×」と評価した。結果を表2〜4に示す。 −甘味、味の評価基準−5:甘味、風味が非常に良好である。 4:甘味、風味が良好である。 3:甘味、風味がやや良好である。 2:甘味、風味がやや不良である。 1:甘味、風味が不良である。 【0046】<キャップの開け易さの評価>得られた各内服液剤組成物を、室温及び40℃の環境で、前記(a)の容器に収容し、更に、各容器及びキャップの間に2mLの内服液剤組成物を塗布して30日間保存した後、10人のパネラーにより、初回に開ける際のキャップの開け易さを、下記評価基準により評価した。また、開けた際の糖類の析出の有無を目視により観察し評価した。結果を表2〜4に示す。 −評価基準−○:開け易いと回答した人が8人以上である。 ×:開け易いと回答した人が7人以下である。 【0047】 【表2】
【0048】 【表3】
【0049】 【表4】
【0050】 【発明の効果】本発明によれば、高濃度の糖類を含有し、味の良い内服液剤組成物において、糖の析出を防止した内服液剤組成物、及び、該内服液剤組成物を含み、キャップ開閉部等における固結を防止した内服液剤品を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006769 【氏名又は名称】ライオン株式会社 【住所又は居所】東京都墨田区本所1丁目3番7号
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| 【出願日】 |
平成14年8月26日(2002.8.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107515 【弁理士】 【氏名又は名称】廣田 浩一 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−171311(P2003−171311A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月20日(2003.6.20) |
| 【出願番号】 |
特願2002−245181(P2002−245181) |
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