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【発明の名称】 皮膚外用剤
【発明者】 【氏名】真角 勇
【住所又は居所】滋賀県八日市市岡田町112−1 株式会社ノエビア滋賀研究所内

【要約】 【課題】紫外線による皮膚の炎症及び肌荒れを、抑制ないし改善する効果を有するとともに、使用感にも優れた皮膚外用剤を提供する。

【解決手段】ソーセージノキ属(Kigelia DC.)植物抽出物、特にソーセージノキ(Kigelia africana (Lamk.) Benth.)と、紫外線吸収剤及び紫外線散乱剤から選ばれる1種又は2種以上を併用して配合する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ソーセージノキ属(Kigelia DC.)植物抽出物と、紫外線吸収剤及び紫外線散乱剤から選ばれる1種又は2種以上を併用してなる、皮膚外用剤。
【請求項2】 ソーセージノキ属(Kigelia DC.)植物が、ソーセージノキ(Kigelia africana (Lamk.) Benth.)である、請求項1に記載の皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソーセージノキ属(Kigelia DC.)植物抽出物と、紫外線吸収剤及び紫外線散乱剤から選ばれる1種又は2種以上を併用することを特徴とする、皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】過度な紫外線照射は、皮膚にとってきわめて有害であることは今日よく知られている。長時間紫外線にさらされると皮膚は傷つき、紅斑をひきおこし、皮膚が脆弱化し水泡変化をきたす。また、色素細胞のメラニン形成が促進されて、皮膚は黒化する。さらに長時間繰り返し紫外線にさらされると、皮下組織のコラーゲン線維が破壊され、小じわの発生、シミやソバカスなどの色素沈着と皮膚の老化が促進される。(日本化粧品技術者会編.最新化粧品科学−改訂増補II−,薬事日報社,1992,450p.)
【0003】近年、かかる紫外線の皮膚に対する紫外線の皮膚に対する有害性が一般に認識されるようになり、紫外線の防止を目的とする皮膚外用剤や化粧料の需要が高まり、種々の製剤が提供されている。これらにおいては、紫外線を吸収する紫外線吸収剤や、酸化亜鉛や酸化チタン等の紫外線散乱剤粉体が配合されてきた。
【0004】しかしながら、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤は、紫外線による影響を軽減する効果はあるものの、肌荒れが改善されるものとはほど遠く、使用感上の問題も大きく残るというのが実状であった。
【0005】また、紫外線の影響から回避するために、皮膚の黒化,シミ,ソバカス等を改善する目的で、アスコルビン酸,グルタチオン,コロイド硫黄等が有効成分として用いられてきた。また、種々の薬用植物の抽出物や、植物由来の没食子酸,ゲラニイン等を用いた例もある。最近では、コウジ酸やアルブチンなどのハイドロキノン配糖体など、有効な美白成分が単離され、皮膚外用剤に配合されている。
【0006】しかしながら、アスコルビン酸は酸化されやすく不安定であり、グルタチオンやコロイド硫黄は、特有の異臭や沈殿を生じるという欠点を有する。また、従来の薬用植物抽出物は、美白効果が不十分であったり、品質が一定しないと言った問題点を有していた。さらに、コウジ酸などにおいても安定性上問題があり、他の美白成分の中には連用により副作用の生じるものもあった。
【0007】このように、紫外線による皮膚の炎症を改善し、肌荒れを防止する効果を有するとともに使用感にも優れた皮膚外用剤はまだないというのが実状であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紫外線による皮膚の炎症及び肌荒れを、抑制ないし改善する効果を有するとともに、使用感にも優れた皮膚外用剤を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、ソーセージノキ属植物抽出物と、紫外線吸収剤及び紫外線散乱剤から選ばれる1種又は2種以上を併用することにより、相乗的に皮膚症状の改善,抗炎症,創傷治癒,皮膚の老化防止,肌荒れ改善等の効果を発揮し、しかも安定性,安全性に優れることを見いだし本発明を完成するに至った。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
【0011】本発明で用いるソーセージノキ属(Kigelia DC.)植物は、ノウゼンカズラ科(Bignoniaceae)に属する常緑或いは落葉の高木の双子葉植物で、アフリカに10種あまりが分布し、栽植されている。ソーセージノキ属植物の抽出物を含有する化粧料は、引き締め作用によりバストアップ効果を発揮することが知られており(フランス特許出願公開2759910)、これとエストロゲン様作用を有する植物抽出物を併用することによりバストのサイズアップ及びファーミング効果が得られることも開示されている(国際特許出願公開2000−002531)。
【0012】本発明においてはソーセージノキ属植物であれば特に限定されないが、入手の容易さから、ソーセージノキ(Kigelia africana (Lamk.) Benth.)を用いることが好ましい。果実,樹皮,種子,葉等各部位を用いることが出来るが、その効果の点から果実を用いることが好ましい。
【0013】本発明においては、ソーセージノキ属植物は生のまま若しくは細切,乾燥,粉砕等の処理を行った後に抽出を行う。抽出は、抽出溶媒に浸漬して行う。抽出効率を上げるため撹拌を行ったり、抽出溶媒中でホモジナイズしてもよい。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、4時間〜2週間程度とするのが適切である。
【0014】抽出溶媒としては、水の他、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,3-ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有機溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。抽出の際の植物と溶媒との比率は特に限定されないが、ソーセージノキ属植物1に対して溶媒0.1〜1000重量倍、特に抽出操作,効率の点で、0.5〜100重量倍が好ましい。
【0015】ソーセージノキ属植物の上記溶媒による抽出物は、そのままでも本発明に係る皮膚外用剤に用いることができるが、濃縮,乾固したものを水や極性溶媒に再度溶解したり、或いは本発明の効果を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィーによる分画処理を行った後に用いてもよい。また保存のため、精製処理の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。さらに、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いてもよい。
【0016】なお、ソーセージノキ属植物抽出物の皮膚外用剤への配合量は、特に限定されないが、あまり多量に配合しても、その効果に変化はなく、固形分として0.0001〜5重量%、さらには0.001〜1重量%の範囲とすることが好ましい。
【0017】また、本発明で用いる紫外線吸収剤及び紫外線散乱剤としては、特に限定されない。2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン,2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸,2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸ナトリウム,ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン,ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン-スルホン酸ナトリウム,2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン,テトラヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸,パラアミノ安息香酸エチル,パラアミノ安息香酸グリセリル,パラジメチルアミノ安息香酸アミル,パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等のパラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシ桂皮酸エチル,パラメトキシ桂皮酸イソプロピル,パラメトキシ桂皮酸オクチル,パラメトキシ桂皮酸-2-エトキシエチル,パラメトキシ桂皮酸ナトリウム,パラメトキシ桂皮酸カリウム,パラメトキシ桂皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリル等のメトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸オクチル,サリチル酸フェニル,サリチル酸ホモメンチル,サリチル酸ジプロピレングリコール,サリチル酸エチレングリコール,サリチル酸ミリスチル,サリチル酸メチル等のサリチル酸誘導体、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、アントラニル酸メチル等の紫外線吸収剤や、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛等の紫外線散乱剤が例示される。
【0018】本発明においては、上記の紫外線吸収剤及び紫外線散乱剤から1種を単独で、若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。また、これらの紫外線吸収剤及び紫外線散乱剤の皮膚外用剤への配合量は、概ね0.01〜30重量%,好ましくは0.1〜20重量%が適当である。
【0019】本発明にかかる皮膚外用剤は、ローション,油剤,乳剤,クリーム,軟膏,固型等の形態をとることができる。またさらに、化粧水,クリーム,乳液,パック,美容液,洗浄料,ファンデーション、白粉、チーク、アイカラー、口紅等の様々な形態の皮膚外用剤として提供することができる。
【0020】本発明においてはさらに、細胞賦活剤,美白成分,保湿剤,抗炎症剤,抗酸化剤等、他の有効成分を併用することもでき、日焼け止め化粧料,老化防止用化粧料、美白剤などの薬用化粧料あるいは医薬部外品などとして提供することもできる。
【0021】
【実施例】さらに実施例により、本発明の特徴について詳細に説明する。まず、本発明で用いる、ソーセージノキ属植物抽出物の調製例を示す。
【0022】[ソーセージノキ属植物抽出物]ソーセージノキ(Kigelia africana (Lamk.) Benth.)の果実500gを粉砕し、5000gの50重量%エタノール水溶液中に浸漬し、25℃で24時間撹拌抽出を行った。抽出物をろ過してろ液を回収し、ミリポアフィルターにて除菌して、ソーセージノキ属植物抽出物を得た。
【0023】
[実施例1] 液状皮膚外用剤(1)エタノール 10.0(重量%)(2)パラアミノ安息香酸メチル 0.2(3)2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸ナトリウム 3.0(4)グリセリン 10.0(5)ソーセージノキ属植物抽出物 0.2(6)精製水 76.6製法;(2)を(1)に溶解した後、(3)〜(6)の成分を順次添加し、溶解均一化する。
【0024】
[実施例2] O/W型乳剤性軟膏(1)白色ワセリン 22.0(重量%)(2)ステアリルアルコール 15.0(3)パラジメチルアミノ安息香酸オクチル 3.0(4)ラウリル硫酸ナトリウム 1.0(5)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1(6)ソーセージノキ属植物抽出物 0.5(7)精製水 58.4製法;(1)〜(5)の油相成分を混合し75℃に加熱して溶解,均一化する。75℃に加熱した(7)に油相成分を添加して乳化し、冷却後40℃にて(6)を添加する。
【0025】
[実施例3] O/W乳化型美容液(1)スクワラン 5.0(重量%)(2)パラメトキシ桂皮酸オクチル 2.0(3)ミツロウ 0.5(4)ソルビタンセスキオレエート 0.8(5)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20EO) 1.2(6)プロピレングリコール 5.0(7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1(8)精製水 59.8(9)カルボキシビニルポリマー1.0重量%水溶液 20.0(10)水酸化カリウム 0.1(11)エタノール 5.0(12)ソーセージノキ属植物抽出物 0.3(13)香料 0.2製法;(1)〜(5)の油相成分を混合し75℃に加熱して溶解,均一化する。一方(6)〜(8)の水相成分を混合,溶解して75℃に加熱し、前記の油相成分を添加して予備乳化する。(9)を添加した後ホモミキサーにて均一に乳化し、(10)を加えてpHを調整する。冷却後40℃にて(11)〜(13)を添加する。
【0026】実施例3を用いて官能評価及び紫外線による紅斑抑制試験を行った。同時に、紫外線吸収剤及びソーセージノキ属植物抽出物のどちらか一方又は両方を精製水に置換した美容液を調製し、比較例1〜比較例3とした。実施例3及び比較例1〜比較例3における紫外線吸収剤及びソーセージノキ属植物抽出物の配合量を表1にまとめた。
【0027】
【表1】

【0028】官能評価は、肌荒れ,乾燥肌などを訴える女子10人を一群として、1日2回連続3カ月間、実施例又は比較例をそれぞれ塗布した。評価は、湿潤性,親和性に関するアンケート項目に対し、「皮膚に潤いが生じた」,「皮膚への親和性が良い」,「肌のつやが改善された」と回答した人数で表3に示した。
【0029】紫外線による紅斑抑制試験を、モルモットを用いて行った。除毛したモルモットの背部皮膚に、UVB領域を紫外線の最小紅斑量の2倍量照射した。24時間前と照射直後に試料を塗布し、24時間後の紅斑の状態を表2に示した判定基準に基づいて評価した。モルモットは、10匹を一群として試験を行い、評価点の合計を結果として表3に示した。
【0030】
【表2】

【0031】
【表3】

【0032】表3に示したように、紫外線吸収剤であるパラメトキシ桂皮酸オクチルと、ソーセージノキ属植物抽出物をともに配合していない比較例1はもとより、どちらか一方しか配合していない比較例2及び比較例3と比べて、実施例3は、肌への潤い補給、親和性、ツヤ付与効果にきわめて優れ、しかも紫外線による紅斑反応を著しく抑制する効果を有することが示された。
【0033】なお、上記の使用期間において、いずれの実施例を使用した群においても、痛み、痒み等の皮膚刺激やアレルギー反応等の皮膚症状を訴えたパネラーはいなかった。また、乳化状態の悪化や配合成分の沈降,変質等も認められなかった。
【0034】
[実施例4] W/O乳化型クリーム(1)ミツロウ 3.0(重量%)(2)吸着精製ラノリン 10.0(3)スクワラン 30.0(4)固形パラフィン 5.0(5)サリチル酸ホモメンチル 5.0(6)アジピン酸ヘキシルデシル 7.0(7)セスキオレイン酸ソルビタン 3.5(8)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50EO) 1.0(9)1,3-ブチレングリコール 5.0(10)精製水 29.3(11)パラオキシ安息香酸メチル 0.2(12)ソーセージノキ属植物抽出物 1.0製法;(1)〜(8)の油相成分を混合し75℃に加熱して溶解,均一化する。一方(9)〜(11)の水相成分を混合,溶解して75℃に加熱し、前記の油相成分に添加してホモミキサーにて均一に乳化する。冷却後40℃にて(12)を添加する。
【0035】
[実施例5] O/W型乳液(1)ミツロウ 0.7(重量%)(2)4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン 5.0(3)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50EO) 2.0(4)精製水 61.8(5)1,3-ブチレングリコール 5.0(6)パラオキシ安息香酸メチル 0.2(7)カルボキシメチルセルロース1.0重量%水溶液 20.0(8)エタノール 5.0(9)ソーセージノキ属植物抽出物 0.3製法;(1)〜(3)の油相成分を混合,溶解して均一とし、75℃に加熱する。一方、(4)〜(6)を混合,溶解して75℃に加熱し、これに上記油相成分を添加して予備乳化した後、(7)を加えてホモミキサーにて均一に乳化する。その後冷却し、40℃で、(8),(9)を添加する。
【0036】
[実施例6] 日焼け止め用乳液(1)流動パラフィン 10.0(重量%)(2)ステアリン酸 1.0(3)ステアリルアルコール 2.5(4)モノステアリン酸グリセリル 1.5(5)ミリスチン酸イソプロピル 4.0(6)酸化チタン 10.0(7)クエン酸ナトリウム 1.0(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1(9)香料 0.1(10)ソーセージノキ属植物抽出物 0.5(11)精製水 69.3製法;(7),(8),(11)を混合、70℃で加熱溶解し、(6)を添加してコロイドミルで均一に分散させ、水相とする。あらかじめ混合し80℃に加熱して均一化した(1)〜(5)を水相に添加し、ホモミキサーにて均一に乳化し、冷却後(9)と(10)を添加する。
【0037】
[実施例7] 日焼け止め用クリーム(1)ステアリン酸 2.0(重量%)(2)ステアリルアルコール 7.0(3)オクチルドデカノール 6.0(4)還元ラノリン 2.0(5)スクワラン 5.0(6)モノステアリン酸グリセリル 5.0(7)パラメトキシ桂皮酸エチルヘキシル 4.5(8)疎水化処理酸化亜鉛 8.0(9)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0(10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1(11)香料 0.1(12)ソーセージノキ属植物抽出物 0.7(13)精製水 58.6製法;(1)〜(7)を混合,加熱しこれに(8)の粉体をディスパーで均一に分散させて油相とする。(9),(10)及び(13)の水相成分を80℃に混合加熱均一化し、油相を加えて乳化する。冷却後40℃で(11)及び(12)を添加する。
【0038】
[実施例8]W/O乳化型日焼け止め剤(1)ジメチルポリシロキサン 35.0(重量%)(2)ベヘン酸 2.0(3)オキシベンゼンスルホン酸 3.0(4)セスキオレイン酸ソルビタン 3.5(5)疎水化処理微粒子酸化チタン 15.0(6)精製水 36.0(7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1(8)エタノール 5.0(9)ソーセージノキ属植物抽出物 0.4製法;(1)〜(4)を混合加熱均一化し、(5)を添加してホモミキサーで均一に分散させ油相とする。(7)を(6)に溶解し、油相に添加しホモミキサーで乳化する。冷却後40℃で(8)及び(9)の成分を添加する。
【0039】
[実施例9] 固型白粉(1)タルク 54.0(重量%)(2)セリサイト 25.0(3)二酸化チタン 5.0(4)ミリスチン酸亜鉛 5.0(5)炭酸マグネシウム 5.0(6)スクワラン 3.0(7)テトラヒドロキシベンゾフェノン 2.0(8)酢酸トコフェロール 0.1(9)香料 0.1(10)ソーセージノキ属植物抽出物 0.8製法;(1)〜(5)の粉体成分をブレンダーで混合し、さらに(6)〜(8)を添加して混練する。(9)及び(10)を添加し均一に混合した後粉砕し、ふるいを通し、金皿に圧縮成型する。
【0040】
[実施例10] ツーウェイファンデーション(1)シリコーン処理タルク 17.7(重量%)(2)シリコーン処理マイカ 35.0(3)シリコーン処理二酸化チタン 10.0(4)シリコーン処理微粒子二酸化チタン 10.0(5)シリコーン処理ベンガラ 1.0(6)シリコーン処理黄酸化鉄 3.0(7)シリコーン処理黒酸化鉄 0.2(8)ステアリン酸亜鉛 2.0(9)ナイロンパウダー 5.0(10)スクワラン 4.0(11)固形パラフィン 0.5(12)ジメチルポリシロキサン 4.0(13)トリイソオクタン酸グリセリン 5.0(14)2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル) 2.0 ベンゾトリアゾール(15)酢酸トコフェロール 0.1(16)ソーセージノキ属植物抽出物 0.5製法;(1)〜(9)の粉体相をブレンダーで混合均一化する。(10)〜(15)の油相を混合し80℃で溶解均一化して粉体相に添加し、さらに(16)を添加して混練する。アトマイザーで粉砕し、ふるいを通して、金皿に圧縮成型する。
【0041】
[実施例12] O/W乳化型ファンデーション(1)タルク 3.0(重量%)(2)微粒子酸化チタン 5.0(3)二酸化チタン 3.0(4)ベンガラ 0.5(5)黄酸化鉄 1.4(6)黒酸化鉄 0.1(7)モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0(8)トリエタノールアミン 1.0(9)プロピレングリコール 10.0(10)パラオキシ安息香酸メチル 0.3(11)精製水 51.0(12)ステアリン酸 2.2(13)イソヘキサデシルアルコール 7.0(14)モノステアリン酸グリセリン 2.0(15)液状ラノリン 2.0(16)流動パラフィン 8.0(17)ソーセージノキ属植物抽出物 0.5(18)エタノール 2.0製法;(7)〜(11)の水相成分を混合加熱溶解し、(1)〜(6)の粉体相を添加しホモミキサーで分散させ、分散液を調製する。(12)〜(16)の油相を混合加熱溶解した後分散液に添加し、乳化する。冷却後(17)及び(18)の成分を添加する。
【0042】
[実施例13] W/O乳化型ファンデーション(1)セリサイト 5.0(重量%)(2)微粒子二酸化チタン 7.0(3)二酸化チタン 5.0(4)ベンガラ 0.4(5)黄酸化鉄 0.8(6)黒酸化鉄 0.1(7)スクワラン 7.0(8)デカメチルペンタシロキサン 10.0(9)ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0(10)パラメトキシ桂皮酸オクチル 3.0(11)精製水 52.0(12)1,3-ブチレングリコール 5.0(13)パラオキシ安息香酸メチル 0.2(14)ソーセージノキ属植物抽出物 0.5製法;(7)〜(10)の油相成分を混合加熱均一化し、(1)〜(6)を添加してホモミキサーで分散させ油相分散液を調製する。(11)〜(13)を混合加熱均一化し油相分散液に添加し乳化する。冷却後(8)及び(9)の成分を添加する。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、ソーセージノキ属植物抽出物と、紫外線吸収剤及び紫外線散乱剤から選ばれる1種又は2種以上を併用してなる皮膚外用剤は、皮膚に対する紫外線防御効果が相乗的に向上し、紫外線による皮膚の炎症及び肌荒れを抑制ないし改善する高い効果を発揮する。
【出願人】 【識別番号】000135324
【氏名又は名称】株式会社ノエビア
【住所又は居所】兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目13番地の1
【出願日】 平成13年11月1日(2001.11.1)
【代理人】 【識別番号】594044059
【氏名又は名称】小川 篤子
【公開番号】 特開2003−137757(P2003−137757A)
【公開日】 平成15年5月14日(2003.5.14)
【出願番号】 特願2001−336751(P2001−336751)