| 【発明の名称】 |
毛髪を脱色またはブロンド色にするための薬剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】ユルゲン シュメンゲル
【氏名】ガブリエレ ヘス
【氏名】ディルク ラオシェル
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| 【要約】 |
【課題】毛髪を脱色又はブロンド色にするための薬剤を提供する。
【解決手段】この薬剤は、使用する直前に水性酸化剤調合物と混合され、(a)植物性及び動物性脂肪、油及びワックス、パラフィン炭化水素、高級アルコール及びエーテル、脂肪族性及び芳香族性エステル、並びにシリコーン油のグループからの少なくとも1種の有機親油性化合物の0.1〜80重量%と、(b)ベントナイト及びデキストリンパルミチン酸エステルのグループからの、親油特性を有した少なくとも1種の無機又は有機性の粘稠剤の0.01〜20重量%と、(c)親水特性を有した少なくとも1種の無機又は有機性粘稠剤の0.1〜40重量%と、(d)少なくとも1種の無機過酸塩の10〜65重量%と、(e)少なくとも1種のアルカリ反応性塩の10〜45重量%、並びに必要に応じて助剤及び添加剤から成る配合物を含有したブロンド化剤懸濁液の形態である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 使用する直前に水性酸化剤調合物と混合される、毛髪を脱色またはブロンド色にするための薬剤であって、当該薬剤が、ブロンド化剤懸濁液の形態であり、しかも、(a)植物性及び動物性脂肪、油及びワックス、パラフィン炭化水素、高級アルコール及びエーテル、脂肪族性及び芳香族性エステル、並びにシリコーン油のグループからの少なくとも1種の有機親油性化合物の0.1〜80重量%、(b)ベントナイト及びデキストリンパルミチン酸エステルのグループからの、親油特性を有した少なくとも1種の無機又は有機性の粘稠剤の0.01〜20重量%、(c)親水特性を有した少なくとも1種の無機又は有機性の粘稠剤の0.1〜40重量%、(d)少なくとも1種の無機過酸塩の10〜65重量%、(e)少なくとも1種のアルカリ反応性塩の10〜45重量%、並びに、必要に応じて助剤及び添加剤から成る配合物を含有することを特徴とする、毛髪を脱色またはブロンド色にするための薬剤。 【請求項2】 前記の有機親油性化合物が、植物油、ワセリン、液体状パラフィン、シリコーン油、液体状の、長鎖の疎水性の脂肪酸エステル、天然又は合成の蜜蝋、C18‐〜C36‐脂肪酸、C10‐〜C36‐脂肪酸トリグリセリド及び脂肪酸エステル混合物又は、これら化合物の混合物から選ばれたものであることを特徴とする請求項1に記載の薬剤。 【請求項3】 前記の有機親油性化合物が、ホホバ油、脂肪酸エステル、パラフィン油、脂肪酸エステルとパラフィン油から成る配合物、並びに脂肪酸エステル及び/又はパラフィン油とワセリンとから成る配合物から選ばれたものであることを特徴とする請求項2に記載の薬剤。 【請求項4】 前記の親油性の無機又は有機性粘稠剤が、クアテルニウム‐18ベントナイト及びデキストリンパルミテート又はこれら粘稠剤の混合物から選ばれたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の薬剤。 【請求項5】 前記の親水性の無機又は有機性粘稠剤が、セルロース、アルギネート、ポリサッカリド及びアクリル酸のグループより成るポリマー類から選ばれたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の薬剤。 【請求項6】 前記の親水性の無機又は有機性粘稠剤が、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム及び、約1,250,000〜4,000,000の分子量を有するアクリル酸ポリマー、又はこれら粘稠剤の混合物から選ばれたものであることを特徴とする請求項5に記載の薬剤。 【請求項7】 前記の無機過酸塩が、アルカリ土類過酸化物、アンモニウム過硫酸塩およびアルカリ過硫酸塩から選ばれたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の薬剤。 【請求項8】 前記のアルカリ反応性塩が、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム及び珪酸ナトリウム又はこれら塩の混合物から選ばれたものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の薬剤。 【請求項9】 前記薬剤が更に、アルカリカルボン酸塩、アルカリ土類カルボン酸塩またはアルミニウムカルボン酸塩、アルケンの共重合体、網状の有機ポリマー及び親油性化された層状珪酸のグループからの1種以上の親油性の無機又は有機粘稠剤を含有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の薬剤。 【請求項10】 前記薬剤が界面活性剤を含まないことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の薬剤。 【請求項11】 水性酸化剤調合物として、6〜12%の水性過酸化水素溶液または過酸化水素エマルジョンが使用されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の薬剤。 【請求項12】 ブロンド化剤懸濁液の、酸化剤調合物に対する混合比率が2:1〜1:8であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の薬剤。 【請求項13】 毛髪を脱色またはブロンド色にするための使用の準備ができた薬剤が、7.5〜11のpH値を有していることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の薬剤。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明の対象は、使用する直前に水性酸化剤調合物と混合される、毛髪(特に人間の頭髪)を脱色またはブロンド色にする(漂白する)ための薬剤である。 【0002】 【従来の技術】毛髪を脱色またはブロンド色にするためには、いわゆるブロンド化粉体(アルカリ塩と、例えばナトリウム‐又はアンモニウム過硫酸塩などの無機の過酸塩とから成る粉体混合物)を水性過酸化水素溶液中に溶解させることによって得られた一般的な酸化性調合物が使用される。 【0003】しかしながら、必然的に複数の成分から構成される、このようなブロンド化粉体の使用には、数多くの欠点が伴う。即ち、異なった比重を有する原料を使用することにより、しばしば、輸送や貯蔵の間に異なる粉体成分の分離が起こることがあり、この際、容器の下側部分には重い粉体成分が溜まり、容器の上側部分には軽い粉体成分が位置する。このような分解は、同じ粉体量であっても取り出した場所によって異なる化学組成を有し、これにより異なったブロンド化作用を示すという結果をもたらすことになる。このような分解を避けるには、粉体を取り出す前に毎回、粉体を充分に振とうすることが必要であるが、一般的には使用者はこのようなことは行わない。分離は、非常に小さな粒径を有した粉体混合物を添加することによっても回避することができる。しかしながら、この場合には、このような粉体混合物‐特に容器を開封する際、粉体を取り出す際、又は過酸化水素溶液と混合する際に‐激しい粉塵発生が発生する傾向があると言う欠点があり、これは、呼吸器に刺激をもたらすことがある。更に、このような粉体混合物は、小さな粒径のために大きな表面を有しており、これによって容器を開封及び閉鎖した際に湿気が入り込んで、酸素キャリヤーの失活によるブロンド化作用の減少がもたらされることになる。 【0004】使用の準備ができた混合物の調製は、ある場合にはシャーレの中で複数の成分をかき混ぜることによって行われ、他の場合には貯蔵容器内で混合することによって行われ、特に貯蔵を行う場合には、振とう容器内に複数の成分を入れた際に煩わしい粉塵発生と結びつくことがしばしばある。 【0005】このような問題点を解決するために、これまでに多数の実験が行われてきた。即ち、DE‐OS第4026235号には、ブロンド化粉体の代わりに、無機の過硫酸塩の粒状物と、ブロンド化剤の残りの成分の粒状化物とから成る混合物を使用することが提案されている。これにより、粉塵発生の問題点を除去することができるが、このような方法では分離の問題を解決することができない。というのは、同一でしかも一定の粒径又は嵩密度を有した単一の粒状物を製造することは技術的に非常に難しいからである。更に、単一の粒状物の異なる溶解性のために、ブロンド化作用が妨害を受けることがある。単一の粒状物の代わりに多くの粒状物から成る混合物が製造されることは、経済的な観点からもほとんど重要でないと思われる。EP‐PS第0560088号には、毛髪をブロンド色にするための粉体状薬剤が記載されており、この薬剤では、粉塵生成を回避するために油又は液体状ワックスが使用されている。しかしながら、これによっても、充分に粉塵をなくすことは達成できない。しかも、添加される粉体状原料と密集した粉末形態の水含有量によって酸素キャリヤーの失活が生じ、これにより製品が不安定となって、その漂白作用が失われる。更に、このようなブロンド化剤は、その特殊な重量と、その疎水特性のために、塗布容器内で使用するのには適していない。というのは、過酸化水素溶液中の粉体が下方に沈んで、充分な濡れとはならず、これにより、溶解されない粉体の割合が高い不均一な混合物が得られ、塗布容器の取り出しノズルが目詰まりしてしまう。粉体の溶解性を改良するための界面活性剤の添加もまた同様に問題がある。というのは、このために粉体の貯蔵性が悪影響を受けるからである。DE‐OS第3814356号並びにUS‐PS第4170637号には、人間の頭髪の漂白するための、塗布適性を有した粘性のある調合物を調製するための、粘性のある2成分調合物が開示されており、この場合、油とワックスから成る疎水性基剤中に粉体状成分が添加され、その結果、ペーストが生ずる。このような懸濁液には、容易に相分離するという傾向があり、油分離が認められる。これを回避するためには、吸収性の薬剤、例えば分散性珪酸などが添加され、これによって、再びペーストが非常に硬くなる。DE‐PS第19723538号には、人間の頭髪の漂白するための、塗布適性を有した粘性のある調合物を調製するための、粘性のある2成分調合物が開示されており、この調合物は、ブロンド化のための通常の成分の他に特定の粘稠配合物を含有しており、この粘稠配合物は、アクリル酸ポリマーと、セルロース、アルギネート及びポリサッカリドのグループからの少なくとも1種のポリマーと、少なくとも1種の鉱油と、少なくとも1種の液体状の長鎖の疎水性脂肪酸エステル及び、少なくとも1種のワックス状の長鎖の疎水性脂肪酸エステル及び/又は合成の蜜蝋代用物から成る。しかしながら、このような薬剤は、高温における挙動に関して、あらゆる点で充分ではない。DE‐OS第19909661号には、リポゲル又はオレオゲル形成性成分を主剤とした特殊なブロンド化剤懸濁液の使用が開示されている。 【0006】しかし、使用の前に酸化剤調合物と共に1回の振とう又はかき混ぜによって混合され、全く粉塵を含まない提供‐及び使用形態と並んで、5〜45℃の間での良好な貯蔵安定性と同時に、非常に良好なブロンド化作用を保証し、顕著なクリーム状の粘度と、同時に冷却の影響又は熱の影響の下で優れた使用特性が失われることのない、毛髪の脱色またはブロンド化のための貯蔵安定性のある、飛散しない薬剤についての要望もまた存在している。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】今ここに、驚くべきことに、特殊で新規な粘稠剤の配合物を主剤とするペースト状のブロンド化剤を使用することによって前記の課題が解決できることが見い出され、この場合、乳化剤の添加は必要ではない。 【0008】 【課題を解決するための手段】それゆえ、本願の対象は、使用する直前に水性酸化剤調合物と混合される、毛髪(特に人間の頭髪)を脱色またはブロンド色にするための薬剤であって、当該薬剤が、ブロンド化剤懸濁液の形態であり、しかも、(a)植物性及び動物性脂肪、油及びワックス、パラフィン炭化水素、高級アルコール及びエーテル、脂肪族性及び芳香族性エステル、並びにシリコーン油のグループからの少なくとも1種の有機親油性化合物の0.1〜80重量%、(b)ベントナイト(水和したコロイダルアルミニウムシリケート粘土及びその誘導体)及びデキストリンパルミチン酸エステル(デキストリンパルミテート)のグループからの、親油特性を有した少なくとも1種の無機又は有機性の粘稠剤の0.01〜20重量%、(c)親水特性を有した少なくとも1種の無機又は有機性の粘稠剤の0.1〜40重量%、(d)少なくとも1種の無機過酸塩の10〜65重量%、(e)少なくとも1種のアルカリ反応性塩の10〜45重量%、並びに、必要に応じて助剤及び添加剤から成る配合物を含有するものである。 【0009】有機性の親油性化合物としては、特に植物油(例えばホホバ油など)、ワセリン、液体状パラフィン(例えば過流動パラフィン及び半流動パラフィン)、シリコーン油、液体状で、長鎖の疎水性脂肪酸エステル(例えばオクチルパルミテート、イソセチルパルミテート、イソプロピルパルミテート及びオクチルステアレート)、ワックス状で、長鎖の疎水性脂肪酸エステル及び/又は合成のワックス代用品、例えば天然又は合成の蜜蝋(例えばリポケミカル社のリポワックス6138G(登録商標))、C18‐〜C36‐脂肪酸(例えばクロダケミカル社のシンクロワックスAW1C(登録商標))、C10‐〜C36‐脂肪酸トリグリセリド、例えばオクタン酸/ドデカン酸‐トリグリセリド、硬化ココ脂肪酸グリセリド(例えばヒェールスAG社のソフチサン100(登録商標))、グリセリルトリベヘネート(例えばクロダケミカル社のシンクロワックスHRC(登録商標))、脂肪酸エステル混合物(例えばヘンケルKGaA社のクチナBW(登録商標))、並びにこれらの混合物が適している。この場合において特に好ましいものは、ホホバ油、脂肪酸エステル、パラフィン油、脂肪酸エステルとパラフィン油から成る配合物、並びに脂肪酸エステル及び/又はパラフィン油とワセリンとから成る配合物の使用である。 【0010】上記の親油性化合物は、ブロンド化剤懸濁液の総量に対して、約0.1〜80重量%、好ましくは3〜65重量%、特に好ましくは20〜50重量%の総量にて添加される。 【0011】親油特性を有した無機性又は有機性の粘稠剤としては、特にクアテルニウム‐18ベントナイト(例えばズュトケミー社のチクソゲルMP100)及びデキストリンパルミテート(例えばチバ製粉株式会社のレオパールKL)並びに、これらの化合物の混合物が挙げられる。 【0012】親油特性を有した上記の無機又は有機性粘稠剤又はこれらの混合物は、前記の親油性化合物中に溶解した際、オレオゲル又はリポゲルを形成する。この場合において、前記の親油性成分中での親油性粘稠剤の溶解は、加熱によって、あるいは溶媒(例えばプロピレンカーボネートなど)を使用することによって援助され得る。 【0013】ブロンド化剤懸濁液の総量に対して、親油特性を有した上記の無機又は有機性粘稠剤は約0.1〜40重量%、好ましくは0.1〜10重量%の総量にて添加される。 【0014】親水性の無機又は有機性粘稠剤としては、セルロース、アルギネート、ポリサッカリド及びアクリル酸のグループより成るポリマー類、好ましくは、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、アラビアゴム、グアーガム、キサンタンガム又は、約1,250,000〜4,000,000の分子量を有したアクリル酸ポリマーを単独で、あるいは互いの配合物にて使用することができ、この際、膨張抑制メチルヒドロキシエチルセルロース、ポリサッカリド又は/及びセルロースとアルギネートとの配合物又は、アクリル酸ポリマー類とのアルギネート及び/又はセルロースの配合物の使用が特に好ましい。 【0015】ブロンド化剤懸濁液の総量に対して、上記の親水性粘稠剤は約0.1〜40重量%、好ましくは0.2〜20重量%、特に好ましくは0.5〜15重量%の総量にて添加される。 【0016】無機過酸塩としては、アルカリ土類過酸化物及び無機過硫酸塩、例えばアンモニウム過硫酸塩およびアルカリ過硫酸塩(ナトリウム過硫酸塩またはカリウム過硫酸塩など)、又はこれらの無機過酸塩の混合物が添加されることが好ましく、この際、上記過酸塩は、ブロンド化剤懸濁液の総量に対して好ましくは10〜65重量%、特に好ましくは20〜55重量%の総量にて添加される。 【0017】アルカリ反応性塩としては、水溶液中にてアルカリ性の反応性アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、珪酸ナトリウム又はこれら塩の混合物が使用され、この際、これらの塩は、ブロンド化剤懸濁液の総量に対して好ましくは10〜45重量%、特に好ましくは15〜35重量%の総量にて添加される。 【0018】その上、前記のクリーム状ブロンド化剤懸濁液は、このような調合物において一般的な添加剤、例えば保護物質、二酸化珪素、二酸化チタン、重金属イオン用のキレート化剤(例えばエチレンジアミンテトラ酢酸)、着色剤(例えばウルトラマリン染料)、又は香料を更に含有しても良く、この際、これらの添加剤は、このような薬剤において一般的な添加量で添加され、例えば保護物質、二酸化珪素およびキレート化剤はそれぞれ0.01〜3重量%の量にて、着色剤および香料はそれぞれ0.01〜2重量%の量にて添加される。 【0019】同様に、本発明のブロンド化剤懸濁液は、上記の成分b)の無機又は有機性粘稠剤の他に、更なる親油性の無機又は有機性粘稠剤、例えばアルカリカルボン酸塩、アルカリ土類カルボン酸塩またはアルミニウムカルボン酸塩、好ましくはパルミチン酸ナトリウム、アルミニウム/マグネシウムヒドロキシステアレート又はマグネシウムステアレート、アルミニウムモノステアレート、アルミニウムモノジステアレート及び/又はアルミニウムトリステアレート、アルケン類の共重合体、好ましくは例えばエチレン/プロピレン‐コポリマー、網状の有機ポリマー及び親油性化された層状珪酸、好ましくはベンジル‐ジメチル‐ステアリルアンモニウム‐ヘクトリット(例えばレオックス社のベントン28)、並びにこれら親油性粘稠剤の混合物を含有することができ、この際、アルカリステアレート、アルカリ土類ステアレート、アルミニウムステアレート及びアルミニウム/マグネシウムヒドロキシステアレートの添加が好ましく、特にマグネシウムステアレート及びアルミニウムステアレートの添加が好ましい。上記の追加する親油性の無機又は有機性粘稠剤の添加量は、好ましくは0.2〜20重量%である。同様に、特定の場合には、これらの親油性粘稠剤と、前記成分a)の親油性化合物(例えばブルックスインダストリーズ社のブルックスゲル(登録商標)、レオックス社のベントンゲル(登録商標)‐タイプ、ヒュールスAG社のミグリオール(登録商標)‐及びソフチサンゲル(登録商標)‐タイプ、並びにBKギウリニケミー社のギルゲル(登録商標)‐タイプ)との調合済みの混合物を使用することができる。 【0020】本発明のブロンド化剤懸濁液は、界面活性剤又は乳化剤を含有せず、しかも水を含まないことが好ましいが、この際、最大で3重量%以下の水含有量であれば差しつかえない。 【0021】使用する前に、本発明のブロンド化剤懸濁液は、酸化剤調合物と混合されて塗布適性を有したブロンド化粘稠物とされ、この際、このような混合は、シャーレ内で、あるいは塗布容器内に注ぎ入れることによって実施できる。酸化剤調合物としては特に、過酸化水素を含有した水溶液又は、油/水‐エマルジョン(特に6〜12%の水性過酸化水素溶液または過酸化水素エマルジョン)が使用できる。しかしながら、過酸化水素の代わりに、過酸化水素‐分離付加物、例えば過酸化尿素又はメラミンパーハイドレートを使用することもできる。 【0022】ブロンド化剤懸濁液の、酸化剤調合物に対する混合割合は、好ましくは2:1〜1:8であり、特に1:1〜1:5が好ましい。 【0023】前記の酸化剤調合物と混合した後に得られる、毛髪を脱色またはブロンド色にするための調合済みの薬剤は、約7.5〜11のpH値、特に8〜9.5のpH値を有している。 【0024】上記の調合済みの薬剤は、毛髪上に均一に塗布され、室温(20〜25℃)にて15〜60分の作用時間、又は熱の作用(30〜50℃)にて10〜50分の作用時間の後に、水で洗い流す。 【0025】しかし、上記のクリーム状のブロンド化剤懸濁液は、その粘度に応じてチューブ、小袋又は小型容器内に充填することができる。幅広い温度範囲に渡って使用に適した製品粘度であること、及び、酸化剤と容易に混合できることの他に、本発明の薬剤は、優れた貯蔵安定性、塗布容易性、分配性及び毛髪上への付着性、並びに幅広い適用スペクトルの点において優れている。従来のブロンド化剤と比べて、本発明の薬剤は、活性な漂白作用物質の含有量が少ない場合において良好な色の明るさを達成する。ゲル形成性成分の乳化特性によって、本発明のブロンド化剤は、毛髪から非常に簡単に、再び残渣が残ることなく水で洗い落とすことができる。 【0026】以下の実施例は、本発明の対象を詳細に説明するものであって、本発明はこれらに限定されるものではない。 【0027】 【実施例】 実施例1:ブロンド化剤クリーム状のブロンド化剤懸濁液イソドデカン/エチレン‐混合コポリマー(ブルックスインダストリーズ社のブルックスゲル(登録商標)) 8.0gパルミチン酸イソプロピル 8.0gホホバ油 16.0gC10‐C18脂肪酸‐トリグリセリド(ヴェビー社のネサトール(登録商標)) 4.0gナトリウムメタシリケート 24.2gアルギン酸ナトリウム 4.0g過硫酸ジアンモニウム 11.3g過硫酸ジカリウム 22.5gパルミチン酸デキストリン(チバ製粉株式会社のレオパールKL) 1.0gエチレンジアミンテトラ酢酸‐二ナトリウム塩 1.0g−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ 100.0g【0028】クリーム状のブロンド化剤懸濁液を製造するには、上記の液体成分をまず最初に75〜80℃に加熱し、80℃においてパルミチン酸デキストリンと均一に混合する。引き続いて、予め混合した上記の固体状原料を添加し、この際、リポゲルマトリックス中に上記固体物質が均一に分配されるように注意する。 【0029】 使用25gの前記ブロンド化剤懸濁液1を、下記の組成の6%過酸化水素水溶液75g:過酸化水素 6.0gセチルステアリルアルコール 2.0gラノリンアルコール 0.2gリン酸(85%品) 0.1g水 91.7g−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ 100.0gと、塗布容器内で10〜15秒間振とうする。引き続いて、このブロンド化剤を塗布容器を用いて、色が明るくなった毛髪上に均一に塗布する。室温(20〜30℃)で30分の作用時間の後に、上記毛髪を生ぬるい水で充分に洗い流し、乾燥させる。 【0030】明度は3の色調段階となり、20分間作用時間を長くすることによって、1〜2の色調段階にまで高められる。 【0031】 実施例2:ブロンド化剤クリーム状のブロンド化剤懸濁液クアテルニウム‐18ベントナイト(ズュトケミー社のチクソゲルMP100) 1.9gパラフィン油 34.1g過硫酸ジアンモニウム 23.0g過硫酸ジカリウム 17.0gナトリウムメタシリケート 20.0gキサンタンガム 1.5gアクリル酸ポリマー(3V‐シグマ社のシンタレン(登録商標)K) 1.5gエチレンジアミンテトラ酢酸‐二ナトリウム塩 0.5g−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ 100.0g【0032】このクリーム状のブロンド化剤懸濁液を製造するには、クアテルニウム‐18ベントナイトをパラフィン油に添加し、この混合物を引き続いて75℃に加熱し、室温にて15,000回転/分でローター‐固定子‐システムを用いて10分間均質化する。引き続いて、予め混合した上記の固体状原料を、このような方法にて製造したリポゲル中に添加し、この際、リポゲルマトリックス中に上記固体物質が均一に分配されるように注意する。 【0033】 使用25gの前記ブロンド化剤懸濁液を、下記の組成の9%過酸化水素含有の油/水‐エマルジョン25g:過酸化水素 9.0gセチルステアリルアルコール 2.0gラノリンアルコール 0.2gリン酸(85%品) 0.1g水 88.7g−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ 100.0gと、シャーレ内でブラシを用いて均質にかき混ぜる。このようにして得られた調合済みのブロンド化剤を、平均的な茶色の毛髪上に均一に塗布し、室温で30分の作用時間の後に、生ぬるい水で充分に洗い流し、乾燥させる。このようにして処理された毛髪は、明るいブロンド色の色調となる。 【0034】 実施例3:ブロンド化剤クリーム状のブロンド化剤懸濁液ステアリン酸オクチル 41.5g過流動パラフィン 2.5gワセリン 2.0gパルミチン酸デキストリン(チバ製粉株式会社のレオパールKL) 2.0gホホバ油 2.0g過硫酸ジナトリウム 4.0g過硫酸ジカリウム 17.0g過硫酸ジアンモニウム 8.0gナトリウムメタシリケート 18.0gアルギン酸ナトリウム 2.5gエチレンジアミンテトラ酢酸‐二ナトリウム塩 0.5g−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ 100.0g【0035】このクリーム状のブロンド化剤懸濁液を製造するには、上記のパルミチン酸デキストリンを、ステアリン酸オクチル、パラフィン油及びワセリンの親油性混合物中にて90℃に加熱しながら完全に溶解させる。上記のホホバ油は、冷却したオレオゲル中にて70℃で均一に分散させる。引き続いて、予め混合した上記の固体状原料を、室温にまで冷却した後に生成したリポゲル中に添加し、この際、リポゲルマトリックス中に上記固体物質が均一に分配されるように注意する。 【0036】使用25gの前記ブロンド化剤懸濁液を、6%過酸化水素水溶液37.5gと、シャーレ内でブラシを用いて均質にかき混ぜる。しかしながら、この過酸化水素水溶液を塗布容器内に入れ、前記ブロンド化剤懸濁液と振とうさせて、調合済みのブロンド化剤とすることも可能である。このブロンド化剤を、明るい色にすべき毛髪上に均一に塗布し、室温で40分の作用時間の後に水で洗い流す。その後、この毛髪を乾燥させる。この明度は約4の色調段階となる。 【0037】パーセントで示されているものはいずれも、特にことわりのない限り、重量%を示している。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591011627 【氏名又は名称】ウエラ アクチェンゲゼルシャフト 【氏名又は名称原語表記】WELLA AKTIENGESELLSCHAFT
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| 【出願日】 |
平成14年10月4日(2002.10.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068032 【弁理士】 【氏名又は名称】武石 靖彦 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−137753(P2003−137753A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月14日(2003.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2002−291934(P2002−291934) |
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