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【発明の名称】 肛門用の皮膚外用剤
【発明者】 【氏名】荒木 啓光
【住所又は居所】埼玉県入間郡大井町亀久保1130 株式会社科薬埼玉工場内

【氏名】杉山 拓道
【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内

【氏名】杉山 清治
【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内

【要約】 【課題】使用時の冷感刺激を与えない、痔疾の治療に好適な皮膚外用剤を提供する。

【解決手段】1)薬剤と2)グリセリン70重量%以上とを痔疾用の皮膚外用剤に含有させる。薬剤としては、例えば、局部麻酔剤、消炎剤、鎮痛剤、創傷治癒剤、抗酸化剤、止血剤などが好ましく例示できる。剤形としては、非水ゲル製剤が好ましく例示できる。グリセリン以外に1,2−ペンタンジオールやジプロピレングリコールなどの多価アルコールを含有することが好ましい。ゲル化剤としてはカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩やアクリル酸・メタクリル酸(C10〜30)アルキルエステル及び/又はその塩が好ましく例示できる。かかるゲル化のためのアルカリとしては有機アミンが好ましい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 1)薬剤と2)グリセリン70重量%以上とを含有することを特徴とする、皮膚外用剤。
【請求項2】 ゲル状であることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
【請求項3】 カルボキシビニルポリマーの有機アミン塩を含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
【請求項4】 有機アミンがトリエタノールアミンであることを特徴とする、請求項3に記載の皮膚外用剤。
【請求項5】 実質的に水を含まないことを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の皮膚外用剤。
【請求項6】 肛門及び/又はその周囲に適用されることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚外用剤に関し、更に詳細には、肛門やその周囲に投与するのに好適な皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚外用剤は、患部が皮膚或いは皮膚に極めて近い部分であれば、直接患部に薬剤を投与できる利点を有するため、皮膚或いは皮膚近傍の疾患には良く用いられている。この様な皮膚外用剤の典型的な剤形としては、ローション、クリーム、軟膏、オイルゲル・スティック、水性ゲルなどが挙げられる。この内、水性ゲルは薬剤以外には油性成分を含有しないため、衣服などを油性成分で汚しにくい利点がある。又、べたつきもこれらの製剤では最も少なく、使用感から言っても皮膚外用剤として好ましい剤形であるといえる。この様な水性ゲル製剤に於ける大きな問題の一つには使用時の冷感がある。これは水性ゲルが、水との親和性が良く、比較的比熱の大きい水性担体を多量に用いるからである。この為、肛門やその周囲などの神経が集中している箇所への投与に於いては、この冷感が著しい刺激になることが少なくない。又、かかる肛門乃至はその周囲の治療すべき疾患が痔疾である場合には、冷感が痛感にもつながり苦痛であるばかりではなく、投与時の冷却も又血流が滞留している痔疾に対して好ましからぬ影響を与えると言われている。この為、痔疾の治療のためには水性ゲル製剤はあまり用いられていなかった。
【0003】一方、1)薬剤と2)グリセリン70重量%以上とを含有することを特徴とする、皮膚外用剤は全く知られていなかったし、この様な皮膚外用剤が、投与時冷感刺激や疾病の悪化要因を誘起しないことから、肛門やその周囲への投与に好適であることも全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状況下為されたものであり、使用時の冷感刺激を与えない、痔疾の治療に好適な皮膚外用剤を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者らは使用時の冷感刺激を与えない、痔疾の治療に好適な皮膚外用剤を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)薬剤と2)グリセリン70重量%以上とを含有することを特徴とする、皮膚外用剤がその様な性質を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)1)薬剤と2)グリセリン70重量%以上とを含有することを特徴とする、皮膚外用剤。
(2)ゲル状であることを特徴とする、(1)に記載の皮膚外用剤。
(3)カルボキシビニルポリマーの有機アミン塩を含有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の皮膚外用剤。
(4)有機アミンがトリエタノールアミンであることを特徴とする、(3)に記載の皮膚外用剤。
(5)実質的に水を含まないことを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
(6)肛門及び/又はその周囲に適用されることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
以下、本発明について更に詳細に説明を加える。
【0006】
【発明の実施の形態】(1)本発明の皮膚外用剤が含有する薬剤本発明の皮膚外用剤は、1)薬剤と2)グリセリン70重量%以上とを含有することを特徴とする。ここで、本発明の皮膚外用剤が含有することのできる薬剤としては、通常痔疾で使用される薬剤であれば特段の限定無く使用することが出来、例えば、局部麻酔剤、消炎剤、鎮痛剤、創傷治癒剤、抗酸化剤、止血剤などが好ましく例示できる。この内、局部麻酔剤としては、アネスタミンなどのアミノ安息香酸アルキルエステル類、塩酸テトラカイン、塩酸ブロカインなどのアミノ安息香酸アルカミンエステル類、塩酸ジブカインなどのジブカイン類、リドカイン、塩酸リドカイン等のキシリジン類、塩酸オキシブブロカイン、塩酸ブピバカイン、塩酸メビパカイン、塩酸プロピトカイン、オキシセザイン等が好適に例示できる。これらの内ではキシリジン類が好ましく、中でもリドカイン、塩酸リドカインが特に好ましい。消炎剤としては、コルチゾン、酢酸コルチゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、塩酸テトラヒドロゾリンなどの消炎ステロイド類や非ステロイド抗ヒスタミン剤が好ましく例示できる。前記非ステロイド抗ヒスタミン剤としては、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミンなどのエタノールアミン系抗ヒスタミン剤、マレイン酸クロルフェニラミン等のモノアミン系抗ヒスタミン剤、プロメタジン、メキタジン等のフェノチアジン系抗ヒスタミン剤等が好適に例示でき、中でもモノアミン系抗ヒスタミン剤が好ましく例示でき、中でもマレイン酸クロルフェニラミンが特に好ましい。鎮痛剤としては、アセトアミノフェノン、フェナセチンなどのアニリン系鎮痛剤、メフェナム酸、ジクロフェナクナトリウム、フルフェナム酸などのアントラニール系鎮痛剤、アスピリン、サリチル酸コリンなどのサリチル酸系鎮痛剤、アミノピリン、アンチピリン、スルピリンなどのピラゾロン系鎮痛剤、イブプロフェン、ナプロキセン、ケトプロフェン、フェンブフェンなどのフェニル酢酸系鎮痛剤が好ましく例示できる。又、抗酸化剤としては、トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、アスコルビン酸などが好適に例示でき、中でもトコフェロールが特に好ましい。創傷治癒剤としては、アラントイン等が好適に例示できる。又、殺菌消毒剤としては、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウムなどが好適に例示できる。これらの殺菌消毒剤の中では塩酸クロルヘキシジンが特に好ましい。本発明の皮膚外用剤に於けるこれら薬剤の好ましい含有量は、それぞれの薬剤について、皮膚外用剤全量に対して、0.01〜10重量%であり、更に好ましくは0.05〜5重量%である。
【0007】(2)本発明の皮膚外用剤に含有されるグリセリン本発明の皮膚外用剤は、1)薬剤と2)グリセリン70重量%以上とを含有することを特徴とする。ここで、本発明の皮膚外用剤が含有するグリセリンは、本発明の皮膚外用剤を投与した場合に、皮膚表面の水分と溶媒和して、水和熱を発生させ、以て温感を付与する作用を有する。この様な効果を発揮するためには、かかるグリセリンの量としては少なくとも皮膚外用剤全量に対して70重量%が必要であり、更に好ましくは75重量%以上の含有が例示できる。又、かかるグリセリンは水和していないことが好ましく、この為には本発明の皮膚外用剤は実質的に、水を含有しないことが好ましい。ここで、実質的に水を含有しないとは、原料が自然に含んでしまうキャリー・オバーは別として、水分を意志を持って配合しないとの意味である。
【0008】(3)本発明の皮膚外用剤本発明の皮膚外用剤は、1)薬剤と2)グリセリン70重量%以上とを含有することを特徴とする。本発明の皮膚外用剤に於いては、上記必須成分である、薬剤とグリセリン以外に、通常皮膚外用剤で使用される任意の成分を含有することができる。この様な任意の成分としては、例えば、スクワランや流動パラフィン、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコンやフェメチコンなどのシリコーン類、ホホバ油やゲイロウなどのエステル類、ステアリン酸やオレイン酸などの脂肪酸類、ベヘニルアルコールやセタノール、オレイルアルコールなどの高級アルコール類、牛脂やオリーブオイル等のトリグリセライド類、ソルビタンセスキオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンステアレート等の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレートなどのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、1,3−ブタンジオール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオールなどのグリセリン以外の多価アルコール類、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン等の粉体類、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー及び/又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤、ビタミンやグリチルリチンなどの有効成分などが好ましく例示できる。本発明の皮膚外用剤は、前記の如く、水性ゲル剤であることが好ましいので、かかるゲルを形成するゲル化剤を含有することが好ましく、かかるゲル化剤としては、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩が特に好ましく例示できる。カルボキシビニルポリマーの塩としては、塩基としてグリセリンに可溶な形態のものが好ましく、具体的にはトリエタノールアミンなどの有機アミンが好適に例示できる。カルボキシビニルポリマー、有機アミンの好ましい含有量は、皮膚外用剤全量に対して、0.05〜5重量%が好ましく、更に好ましくは、0.1〜1重量%が好ましく例示できる。又、1,3−ブタンジオール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオールなどのグリセリン以外の多価アルコール類を含有させることもこのましいが、多価アルコールの内、ポリエチレングリコールは含有しないことが好ましい。グリセリン以外の多価アルコールで好ましいものとしてはジプロピレングリコールと1,2−ペンタンジオールが例示できる。これは、グリセリンの水和による熱発生を損なわないからである。かかるグリセリン以外の多価アルコールの好ましい含有量は、総量で10〜25重量%である。特に好ましい形態としては、ジプロピレングリコールを10〜20重量%、1,2−ペンタンジオールを3〜8重量%含有する形態が好ましく例示できる。これは、この様な混合形態に副次効果として、おいて防腐力が得られるからである。本発明の皮膚外用剤は、これら必須成分と任意成分とを常法に従って処理することにより製造することができる。かくして得られた本発明の皮膚外用剤は、塗布時に皮膚上の水分と水和し、水和熱を発生するため、塗布時の冷感が無く、従って、痔疾などの肛門及びその周囲の疾患に適用した場合、冷感刺激や塗布冷却による血流の滞留を防ぐことができる。従って、本発明の皮膚外用剤は肛門乃至はその周囲の部位に適用するのに適している。
【0009】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ、限定されないことは言うまでもない。
【0010】<実施例1>以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イにロを加えてゲル化させ、攪拌冷却して本発明の水性ゲル形態の皮膚外用剤を得た。
イグリセリン 76.2重量部ジプロピレングリコール 15 重量部1,2−ペンタンジオール 5 重量部セバシン酸ジイソプロピル 0.1重量部塩酸リドカイン 3 重量部カルボキシビニルポリマー 0.4重量部ロトリエタノールアミン 0.3重量部【0011】<実施例2>ICRマウス1群10匹の肛門を接着剤により体外に出して固定し、これにサンドペーパーの擦過を行い、出血部を作成した。この出血部に検体を綿棒で塗布し、その反応の強さにより、検体の出血部への刺激の強さを評価した。反応の強さは、動物が塗布時に瞬間的に移動した量として、ビデオモニターにより測定した。検体としては、実施例1の皮膚外用剤と実施例1の皮膚外用剤のグリセリンの内の15重量%をポリエチレングリコール400に置換した比較例1とを用いた。結果を表1に示す。これより、本発明の皮膚外用剤は出血部分に対する刺激が少ないことが明白である。
【0012】
【表1】

【0013】<実施例3>以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イにロを加えてゲル化させ、攪拌冷却して本発明の水性ゲル形態の皮膚外用剤を得た。このものを実施例2の方法で評価したところ、平均の移動距離は3±6cmであった。これより、グリセリン以外の多価アルコールとしては、ジプロピレングリコールを10〜20重量%、1,2−ペンタンジオールを3〜8重量%含有する形態が好ましいことがわかる。
イグリセリン 76.2重量部ジプロピレングリコール 5 重量部1,2−ペンタンジオール 15 重量部セバシン酸ジイソプロピル 0.1重量部塩酸リドカイン 3 重量部カルボキシビニルポリマー 0.4重量部ロトリエタノールアミン 0.3重量部【0014】<実施例4>以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イにロを加えてゲル化させ、攪拌冷却して本発明の水性ゲル形態の皮膚外用剤を得た。このものを実施例2の方法で評価すると平均移動距離は6±6cmであり、これより本発明の皮膚外用剤に於いてはポリエチレングリコールを含有しないことが好ましいことが判る。
イグリセリン 76.2重量部ジプロピレングリコール 15 重量部ポリエチレングリコール400 5 重量部セバシン酸ジイソプロピル 0.1重量部塩酸リドカイン 3 重量部カルボキシビニルポリマー 0.4重量部ロトリエタノールアミン 0.3重量部【0015】<実施例5>以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イにロを加えてゲル化させ、攪拌冷却して本発明の水性ゲル形態の皮膚外用剤を得た。このものを実施例2の評価法で評価すると、平均移動距離は3±5cmであり、カルボキシビニルポリマーを中和するアルカリとしては、トリエチルアミンも使用可能であり、従って、前記アルカリとしては、有機アミンを用いることが好ましいことが判る。
イグリセリン 76.2重量部ジプロピレングリコール 15 重量部1,2−ペンタンジオール 5 重量部セバシン酸ジイソプロピル 0.1重量部塩酸リドカイン 3 重量部カルボキシビニルポリマー 0.4重量部ロトリエチルアミン 0.3重量部【0016】<実施例6>以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イにロを加えてゲル化させ、攪拌冷却して本発明の水性ゲル形態の皮膚外用剤を得た。このものを実施例2の評価法により評価すると、平均移動距離は3±6であり、本発明の皮膚外用剤のゲル化剤としてはアクリル酸・メタクリル酸(C10〜30)アルキル共重合体も使用できることが判る。
イグリセリン 76.2重量部ジプロピレングリコール 15 重量部1,2−ペンタンジオール 5 重量部セバシン酸ジイソプロピル 0.1重量部塩酸リドカイン 3 重量部ペムレンTR−2* 0.4重量部ロトリエタノールアミン 0.3重量部*グッドリッチ社製、アクリル酸・メタクリル酸(C10〜30)アルキル共重合体【0017】<実施例7>以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イにロを加えてゲル化させ、攪拌冷却して本発明の水性ゲル形態の皮膚外用剤を得た。このものを実施例2の評価法により評価すると、平均移動距離は3±4であり、イグリセリン 78.2重量部ジプロピレングリコール 15 重量部1,2−ペンタンジオール 5 重量部セバシン酸ジイソプロピル 0.1重量部酢酸ヒドロコルチゾン 1 重量部カルボキシビニルポリマー 0.4重量部ロトリエタノールアミン 0.3重量部【0018】<実施例8>以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イにロを加えてゲル化させ、攪拌冷却して本発明の水性ゲル形態の皮膚外用剤を得た。このものを実施例2の評価法により評価すると、平均移動距離は4±5であり、イグリセリン 78.2重量部ジプロピレングリコール 15 重量部1,2−ペンタンジオール 5 重量部セバシン酸ジイソプロピル 0.1重量部マレイン酸クロルフェニラミン 1 重量部カルボキシビニルポリマー 0.4重量部ロトリエタノールアミン 0.3重量部【0019】<実施例9>以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イにロを加えてゲル化させ、攪拌冷却して本発明の水性ゲル形態の皮膚外用剤を得た。このものを実施例2の評価法により評価すると、平均移動距離は4±5であり、イグリセリン 78.2重量部ジプロピレングリコール 15 重量部1,2−ペンタンジオール 5 重量部セバシン酸ジイソプロピル 0.1重量部アラントイン 1 重量部カルボキシビニルポリマー 0.4重量部ロトリエタノールアミン 0.3重量部【0020】<実施例8>以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、イにロを加えてゲル化させ、攪拌冷却して本発明の水性ゲル形態の皮膚外用剤を得た。このものを実施例2の評価法により評価すると、平均移動距離は3±5であり、イグリセリン 77.2重量部ジプロピレングリコール 15 重量部1,2−ペンタンジオール 5 重量部セバシン酸ジイソプロピル 0.1重量部マレイン酸クロルフェニラミン 0.2重量部酢酸ヒドロコルチゾン 0.5重量部酢酸テトラヒドロゾリン 0.05重量部アラントイン 1 重量部塩酸クロルヘキシジン 0.25重量部カルボキシビニルポリマー 0.4重量部ロトリエタノールアミン 0.3重量部【0021】
【発明の効果】本発明によれば、使用時の冷感刺激を与えない、痔疾の治療に好適な皮膚外用剤を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000113470
【氏名又は名称】ポーラ化成工業株式会社
【住所又は居所】静岡県静岡市弥生町6番48号
【識別番号】000140753
【氏名又は名称】株式会社科薬
【住所又は居所】東京都板橋区舟渡2丁目8番16号
【出願日】 平成13年10月12日(2001.10.12)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−119119(P2003−119119A)
【公開日】 平成15年4月23日(2003.4.23)
【出願番号】 特願2001−314875(P2001−314875)