| 【発明の名称】 |
メタクリル酸コポリマー、ジメチコーン、真珠光沢剤及びカチオン性ポリマーを含有する化粧品用組成物及びその用途 |
| 【発明者】 |
【氏名】ミレイユ モーブリュ
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| 【要約】 |
【課題】毛髪のもつれのほぐれ易さ、滑らかさ及び柔軟性に関し、改善された化粧品特性を有する化粧品用組成物を提供する。
【解決手段】化粧品的に許容可能な媒体に、本質的にメタクリル酸とアクリル酸C1-C4アルキルからなる少なくとも1つの架橋した又は架橋していないコポリマー、カチオン電荷密度が1meq/g未満の少なくとも1つのカチオン性又は両性ポリマー、少なくとも1つの真珠光沢剤及び/又は不透明化剤、及びトリメチルシリル末端基を有するポリジアルキルシロキサン類から選択され、組成物及び/又は最終組成物に導入される前のその粒子の体積平均サイズが2ミクロン以上である少なくとも1つのシリコーンを含有せしめる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 化粧品的に許容可能な媒体に、本質的にメタクリル酸とアクリル酸C1-C4アルキルからなる少なくとも1つの架橋した又は架橋していないコポリマー、カチオン電荷密度が1meq/g未満の少なくとも1つのカチオン性又は両性ポリマー、少なくとも1つの真珠光沢剤及び/又は不透明化剤、及びトリメチルシリル末端基を有するポリジアルキルシロキサン類から選択され、組成物及び/又は最終組成物に導入される前のその粒子の体積平均サイズが2ミクロン以上である少なくとも1つのシリコーンを含有せしめてなることを特徴とする化粧品用組成物。 【請求項2】 前記コポリマーにおいて、メタクリル酸が、コポリマーの全重量に対して20重量%〜80重量%、特に25重量%〜70重量%、さらには35重量%〜60重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項1に記載の組成物。 【請求項3】 前記コポリマーにおいて、アクリル酸アルキルが、コポリマーの全重量に対して15重量%〜80重量%、特に25重量%〜75重量%、さらには40重量%〜65重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。 【請求項4】 前記コポリマーにおいて、アクリル酸アルキルが、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル及びアクリル酸ブチルから選択されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項5】 アクリル酸アルキルがアクリル酸エチルであることを特徴とする請求項4に記載の組成物。 【請求項6】 メタクリル酸とアクリル酸C1-C4アルキルのコポリマーが架橋していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項7】 メタクリル酸とアクリル酸C1-C4アルキルのコポリマーが、エチレン性ポリ不飽和架橋剤等の少なくとも1つの架橋剤で、部分的又は全体的に架橋されていることを特徴とする請求項1ないしの6いずれか1項に記載の組成物。 【請求項8】 架橋剤の含有量が、コポリマーの全重量に対して0.01重量%〜5重量%、好ましくは0.03重量%〜3重量%、特に0.05重量%〜1重量%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の組成物。 【請求項9】 メタクリル酸とC1-C4アクリル酸アルキルのコポリマーが、水に粒子が分散した形態であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項10】 分散液中のコポリマー粒子の数平均サイズが、10〜500nm、好ましくは20〜200nm、より好ましくは50〜150nmの範囲にあることを特徴とする請求項9に記載の組成物。 【請求項11】 メタクリル酸とアクリル酸C1-C4アルキルのコポリマーが、30重量%の水性分散液の形態をしたメタクリル酸/アクリル酸エチルの架橋したコポリマーであることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項12】 前記ポリジアルキルシロキサンがトリメチルシリル末端基を有するポリジメチルシロキサンから選択されることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項13】 前記ポリジアルキルシロキサンが、25℃で測定して0.2〜2.5m2/sの粘度を有することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項14】 真珠光沢剤及び/又は不透明化剤が、i)少なくとも2つの炭素原子を有するポリオールとC10-C30脂肪酸とのエステル類; ii)C10-C30脂肪酸アルカノールアミド; iii)長鎖モノアルコールとC10-C30脂肪酸とのエステル類; iv)C10-C30脂肪アルキルエーテル類; v)C10-C30)アルカノールアミドの長鎖C10-C30エステル類; vi) 少なくとも20の炭素原子を有する単鎖脂肪アルコール; vii) C10-C30アミンオキシド; viii) N,N-ジヒドロカルビル(C10-C30)アミド安息香酸及びその塩; ix) 27〜48の炭素原子を有し、かつ1又は2のエーテル及び/又はチオエーテル又はスルホキシド基を含むアルコール; x) 酸化チタン及びマイカ;から選択されることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項15】 真珠光沢剤及び/又は不透明化剤が、エチレングリコールモノステアラート又はジステアラート、ジステアリルエーテル、ベヘニルアルコール及び1-(ヘキサデシルオキシ)-2-オクタデカノール、及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項14に記載の組成物。 【請求項16】 カチオン性ポリマーが0.05〜1meq/gのカチオン電荷密度を有することを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項17】 カチオン性ポリマーが、ポリマー主鎖の一部を形成可能であるか、又は該鎖に直接結合される側方置換基により担持され得る、第1級、第2級、第3級及び/又は第4級アミン基を有する単位を含むものから選択されることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項18】 前記カチオン性ポリマーが:(1)次の式:【化1】
[上式中:R3は同一でも異なっていてもよく、水素原子又はCH3基を示し;Aは同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で、1〜6の炭素原子を有するアルキル基、又は1〜4の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基を示し;R4、R5及びR6は同一でも異なっていてもよく、1〜18の炭素原子を有するアルキル基又はベンジル基を示し;R1及びR2は同一でも異なっていてもよく、水素又は1〜6の炭素原子を有するアルキル基を表し;Xは無機又は有機酸から誘導されたアニオンを示す]の少なくとも1つの単位を有する、アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミドから誘導されたホモポリマー又はコポリマー; (2)カチオン性多糖類、(3)酸素、硫黄又は窒素原子、もしくは芳香環又は複素環が挿入されていてもよい、直鎖状又は分枝状鎖を有する二価のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基とピペラジニル単位からなるポリマー、並びにこれらのポリマーの酸化及び/又は第4級化生成物; (4)酸性化合物とポリアミンとの重縮合により調製された水溶性のポリアミノアミド類で;エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、不飽和の二無水物、ビス不飽和誘導体、ビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジニウム、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-アルキルハライド、もしくはビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジニウム、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-アルキルハライド、エピハロヒドリン、ジエポキシド又はビス不飽和誘導体と反応性である二官能化合物との反応の結果生じたオリゴマーで架橋されていてもよいものであって;架橋剤が、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの範囲の割合で使用され;アルキル化されるか、それらが一又は複数の第3級アミン官能基を含む場合には第4級化されてもよいもの; (5)ポリカルボン酸とポリアルキレンポリアミンを縮合させ、続いて二官能剤でアルキル化して得られるポリアミノアミド誘導体; (6)3〜8の炭素原子を有する、飽和した脂肪族のジカルボン酸、及びジグリコール酸から選択されるジカルボン酸と、少なくとも1つの第2級アミン基と2つの第1級アミン基を有するポリアルキレンポリアミンとを反応させて得られるポリマー; (7)ジアルキルジアリルアンモニウム又はアルキルジアリルアミンのシクロポリマー; (8)次の式:【化2】
{上式(V)中:R13、R14、R15及びR16は同一でも異なっていてもよく、1〜20の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族基、もしくは低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示すか、又はR13、R14、R15及びR16は共同して又は別々に、それらが結合する窒素原子とともに、窒素以外の第2のヘテロ原子を含有していてもよい複素環を形成するか、又はR13、R14、R15及びR16は、R17がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基である、-CO-NH-R17-D又は-CO-O-R17-D基、又はニトリル、エステル、アシル又はアミド基で置換される、直鎖状又は分枝状のC1-C6アルキル基を示し;A1及びB1は、スルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、第4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエステル基、又は一又は複数の酸素又は硫黄原子、又は一又は複数の芳香環が主鎖に挿入され又は連結されて含有されていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和であってよい、2〜20の炭素原子を有するポリメチレン基を表し、X−は、無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンを示し;A1、R13及びR15は、それらが結合する2つの窒素原子とともにピペラジン環を形成可能で;A1が直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基を示す場合は、B1はまた(CH2)n-CO-D-OC-(CH2)n-基を示すことができ、ここでDは:a)式:-O-Z-O-のグリコール残基[上式中、Zは、直鎖状又は分枝状の炭化水素ベース基、又は次の式:-(CH2-CH2-O)x-CH2-CH2--[CH2-CH(CH3)-O]y-CH2-CH(CH3)-(上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1〜4の整数を示すか、あるいは、平均重合度を表す1〜4の任意の数を示す)の一つに相当する基を示す]; b)ピペラジン誘導体等のビス-第2級ジアミン残基; c)式:-NH-Y-NH-のビス-第1級ジアミン残基; [上式中、Yは、次の式:-CH2-CH2-S-S-CH2-CH2-; で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素基を示す]; d)式:-NH-CO-NH-のウレイレン基; を示し、特にX−がアニオンである}に相当する繰り返し単位を含有する第4級ジアンモニウムポリマー; (9)次の式(VI):【化3】
[上式中:R18、R19、R20及びR21は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又はメチル、エチル、プロピル、β-ヒドロキシエチル、β-ヒドロキシプロピル又は-CH2CH2(OCH2CH2)pOH基を表し、pは0に等しいか、又は1〜6の整数であり、但し、R18、R19、R20及びR21は同時に水素原子を示さず、r及びsは同一でも異なっていてもよく、1〜6の整数であり、qは0、又は1〜34の整数であり、Xはハロゲン原子を示し、Aは二ハロゲン化物基、又は好ましくは-CH2-CH2-O-CH2-CH2-を示す]の単位からなるポリ第4級アンモニウムポリマー; (10)ビニルピロリドンとビニルイミダゾールの第4級ポリマー; (11)CTFA辞書で「ポリエチレングリコール(15)獣脂ポリアミン」の参照名が付されたポリアミン類; (12)メタクリロイルオキシ(C1-C4)アルキルトリ(C1-C4)アルキルアンモニウム塩の架橋したポリマー; (13)ポリアルキレンイミン類、特にポリエチレンイミン類、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を有するポリマー、ポリアミン類とエピクロロヒドリンの縮合物、第4級ポリウレイレン類及びキチン誘導体;から選択されることを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項19】 カチオン性ポリマーが、カチオン性シクロポリマー類、カチオン性多糖類、ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールの第4級ポリマー、メタクリロイルオキシ(C1-C4)アルキルトリ(C1-C4)アルキルアンモニウム塩の架橋したホモポリマー又はコポリマー、及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項20】 前記カチオン性多糖類が、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウム塩で変性したグアーガムから選択されることを特徴とする請求項19に記載の組成物。 【請求項21】 前記カチオン性多糖類が、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応するヒドロキシエチルセルロースから選択されることを特徴とする請求項19に記載の組成物。 【請求項22】 前記両性ポリマーが、(1)アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、α-クロロアクリル酸等の、カルボキシル基を担持するビニル化合物から誘導されるモノマー、及びジアルキルアミノアルキルメタクリラート及びアクリラート、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド及び-アクリルアミド等の、少なくとも1つの塩基性原子を含む置換されたビニル化合物から誘導される塩基性モノマーの共重合により得られるポリマーであって;ビニル化合物が、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド等のジアルキルジアリルアンモニウム塩であってよいもの; (2)次の:a)窒素原子上をアルキル基で置換されたメタクリルアミド及びアクリルアミドから選択される少なくとも1つのモノマー、b)一又は複数の反応性カルボキシル基を含む少なくとも1つの酸性コモノマー、及びc)アクリル酸及びメタクリル酸の第1級、第2級、第3級及び第4級アミン置換基を有するエステル、及びジメチルアミノエチルメタクリラートを硫酸ジメチル又は硫酸ジエチルで第4級化した生成物等の少なくとも1つの塩基性コモノマー、から誘導された単位を含むポリマー; (3) 次の一般式:【化4】
{上式中、R4は、飽和したジカルボン酸、エチレン性二重結合を有するモノ-又はジカルボン脂肪族酸、これらの酸と1〜6の炭素原子を有する低級アルカノールとのエステルから誘導される二価の基、もしくは、ビス(プライマリ)、又はビス(セカンダリ)アミンに、前記酸の任意の一つを添加することにより誘導される基を表し、Zは、ビス(プライマリ)、モノ-又はビス(セカンダリ)ポリアルキレン-ポリアミンの基を示し、好ましくは、a)60〜100モル%の割合で、次の式:【化5】
[上式中、x=2及びp=2又は3であるか、又はx=3及びp=2である]で表される基で、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン又はジプロピレントリアミンから誘導されるもの; b)0〜40モル%の割合で、上述した基(VIII)において、x=2及びp=1であり、エチレンジアミンから誘導される基、又は次の式:【化6】
で表されるピペラジンから誘導される基; c)0〜20モル%の割合で、ヘキサメチレンジアミンから誘導される-NH-(CH2)6-NH-基を表す}のポリアミノアミドから部分的又は全体的に誘導される、架橋し、またアルキル化したポリアミノアミドで、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの架橋剤が使用されて、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、及びビス不飽和誘導体から選択される二官能性架橋剤を添加することにより架橋され、アクリル酸、クロロ酢酸、又はアルカン-スルトン、又はそれらの塩類の作用によりアルキル化されるもの; (4)次の式:【化7】
[上式中、R5は、アクリラート、メタクリラート、アクリルアミド又はメタクリルアミド基等の重合性不飽和基を示し、y及びzは1〜3の整数を表し、R6及びR7は、水素原子、メチル、エチル又はプロピルを表し、R8及びR9は水素原子、又はR8及びR9の炭素原子の合計が10を越えないアルキル基を表す]の双性イオン性単位を有するポリマー; (5)次の式(X)、(XI)及び(XII):【化8】
{上式中、単位(X)は0〜30%の割合、単位(XI)は5〜50%の割合、及び単位(XII)は30〜90%の割合で存在し、単位(XII)においてR10は次の式:【化9】
[上式中、q=0である場合は、R11、R12及びR13は同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、一又は複数の窒素原子が挿入されていてもよく、及び/又は一又は複数のアミン、ヒドロキシル、カルボキシル、アルキルチオ又はスルホン基で置換されていてもよい、ジアルキルアミン残基又はモノアルキルアミン残基、メチル、ヒドロキシル、アセトキシ又はアミノ残基、アルキル基がアミノ残基を担持しているアルキルチオ残基を表し、この場合、R11、R12及びR13基の少なくとも1つは水素原子を表し;q=1である場合は、R11、R12及びR13はそれぞれ水素原子、及びこれらの化合物と酸又は塩基とにより形成される塩を表す]の基を示すと理解される}に相当するモノマー単位を有するキトサンから誘導されるポリマー; (6)N-カルボキシメチルキトサン又はN-カルボキシブチルキトサン等の、キトサンのN-カルボキシアルキル化によって誘導されるポリマー; (7)仏国特許第1400366号に記載され、次の一般式(XIII):【化10】
[上式中、R14は、水素原子、CH3O、CH3CH2O又はフェニル基を表し、R15は、水素、又はメチル又はエチル等の低級アルキル基を示し、R16は、水素、又はメチル又はエチル等の低級アルキル基を示し、R17は、メチル又はエチル等の低級アルキル基、又は次の式:-R18-N(R16)2に相当する基を示し、ここでR18は、-CH2-CH2-、-CH2-CH2-CH2-又は-CH2-CH(CH3)-基を表し、R16は上述の意味を持ち、さらに6までの炭素原子を有するこれらの基の上位同族体も表す]に相当するポリマー; (8)次のもの:a) クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムを、次の式:-D-X-D-X-D- (XIV)[上式中、Dは、【化11】
なる基を表し:Xは、記号E又はE'を表し、E又はE'は同一でも異なっていてもよく、主鎖に7までの炭素原子を含む直鎖状又は分枝状鎖を有するアルキレン基である二価の基を表し、それは、未置換であるか又はヒドロキシル基で置換され、又はさらに酸素、窒素及び硫黄原子、1ないし3の芳香環及び/又は複素環を含むことが可能であり;酸素、窒素及び硫黄原子は、エーテル、チオエーテル、スルホキシド、スルホン、スルホニウム、アルキルアミン又はアルケニルアミン基、ヒドロキシル、ベンジルアミン、アミンオキシド、第4級アンモニウム、アミド、イミド、アルコール、エステル及び/又はウレタン基の形態で存在する]の少なくとも1つの単位を含む化合物に作用させて得られるポリマー、b) 次の式:-D-X-D-X- (XV)[上式中、Dは、【化12】
なる基を表し:Xは、記号E又はE'を表し、少なくとも1回はE';Eは上述と同じ意味を持ち、E'は、主鎖に7までの炭素原子を含む直鎖状又は分枝状鎖を有するアルキレン基である二価の基であり、そしてそれは、未置換であるか又は一又は複数のヒドロキシル基で置換され、そして一又は複数の窒素原子を含み、窒素原子は、場合によっては酸素原子が介在し、一又は複数のカルボキシル基又は一又は複数のヒドロキシル基の含有が不可欠であり、クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムとの反応でベタイン化されるアルキル鎖で置換される]のポリマー、から選択される-D-X-D-X-タイプの両性ポリマー; (9)N,N-ジメチルアミノプロピルアミン等のN,N-ジアルキルアミノアルキルアミンで半アミド化するか、又はN,N-ジアルカノールアミンで半エステル化することにより部分的に変性された、(C1-C5)アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸のコポリマー;から選択されることを特徴とする請求項1ないし21のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項23】 両性ポリマーが、ジメチルジアリルアンモニウム塩とアクリル酸のコポリマーから選択されることを特徴とする請求項22に記載の組成物。 【請求項24】 トリメチルシリル末端基を有するポリジアルキルシロキサン類以外の少なくとも1つのシリコーンをさらに含有することを特徴とする請求項1ないし23のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項25】 シリコーン類が、アミノシリコーン類、及びジメチルシラノール末端基を有するポリアルキルシロキサン類のファミリーから選択される非揮発性シリコーンであることを特徴とする請求項24のに記載の組成物。 【請求項26】 請求項5に記載の組成物に使用される真珠光沢剤及び/又は不透明化剤以外のC1-C30カルボン酸とC1-C30モノ-又はポリヒドロキシル化アルコールとのエステル類、植物性、動物性、鉱物性又は合成油、ロウ、セラミド類及び擬似セラミド類から選択される、毛髪等のケラチン繊維に有益な少なくとも1つの薬剤をさらに含有することを特徴とする請求項1ないし25のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項27】 メタクリル酸とC1-C4アクリル酸アルキルのコポリマーが、組成物の全重量に対して0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.05重量%〜15重量%の濃度で存在していることを特徴とする請求項1ないし26のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項28】 不透明化剤及び/又は真珠光沢剤が、最終組成物の全重量に対して0.1重量%〜15重量%、好ましくは0.5重量%〜10重量%、さらに好ましくは1重量%〜5重量%であることを特徴とする請求項1ないし27のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項29】 カチオン性又は両性ポリマーが、組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%、さらに好ましくは0.05重量%〜1重量%の濃度で存在していることを特徴とする請求項1ないし28のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項30】 トリメチルシリル末端基を有するポリジアルキルシロキサン類から選択されるシリコーンが、組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%の濃度で存在していることを特徴とする請求項1ないし29のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項31】 前記付加的なシリコーンが、組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%の濃度で存在していることを特徴とする請求項24ないし30のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項32】 毛髪等のケラチン繊維に有益な薬剤が、組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%の濃度で存在することを特徴とする請求項26ないし31のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項33】 アニオン性、非イオン性、両性及びカチオン性界面活性剤、及びその混合物から選択される少なくとも1つの界面活性剤をさらに含有することを特徴とする請求項1ないし32のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項34】 界面活性剤が、組成物の全重量に対して0.01重量%〜50重量%、好ましくは0.1重量%〜40重量%、より好ましくは0.5重量%〜30重量%の濃度で存在することを特徴とする請求項33に記載の組成物。 【請求項35】 界面活性剤が、少なくとも1つ又は複数のアニオン性界面活性剤、又は少なくとも1つ又は複数のアニオン性界面活性剤と少なくとも1つ又は複数の両性界面活性剤又は少なくとも1つ又は複数の非イオン性界面活性剤との混合物から選択されることを特徴とする請求項33又は34に記載の組成物。 【請求項36】 増粘剤、抗フケ剤、抗脂漏剤、香料、ヒドロキシ酸、電解質、脂肪酸エステル、防腐剤、シリコーン性又は非シリコーン性のサンスクリーン剤、アニオン性又は非イオン性のポリマー、タンパク質、タンパク質加水分解物、18-メチルエイコサン酸、ビタミン類、パンテノール等のプロビタミン剤、フッ化又は過フッ化油、及びこれら種々の化合物の混合物から選択される少なくとも1つの添加剤を含有することを特徴とする請求項1ないし35のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項37】 シャンプー、コンディショナー、毛髪のパーマネントウエーブ処理、ストレート化、染色又は脱色用の組成物、毛髪のパーマネントウエーブ又はストレート化施術の2つの工程の間に適用されてすすがれる組成物、又はボディの洗浄用組成物の形態であることを特徴とする請求項1ないし36のいずれか1項に記載の組成物。 【請求項38】 請求項1ないし37のいずれか1項に記載の組成物からなる、ケラチン繊維の洗浄用又は手入れ用組成物。 【請求項39】 請求項1ないし37のいずれか1項に記載の組成物を毛髪等のケラチン物質に適用し、次いで、場合によっては水ですすぐことからなることを特徴とするケラチン繊維のトリートメント方法。 【請求項40】 カチオン電荷密度が1meq/g未満のカチオン性又は両性ポリマー、少なくとも1つの真珠光沢剤及び/又は不透明化剤、及びトリメチルシリル末端基を有するポリジアルキルシロキサンから選択され、組成物及び/又は最終組成物に導入される前のその粒子の体積平均サイズが2ミクロン以上であるシリコーンを含有する化粧品用組成物における又はその製造における、本質的にメタクリル酸とC1-C4アクリル酸アルキルからなる架橋した又は架橋していないコポリマーの使用。 【請求項41】 請求項1ないし37のいずれか1項に記載の組成物の、毛髪に光沢を付与するための使用。 【請求項42】 請求項1ないし37のいずれか1項に記載の組成物の、毛髪に軽さを付与するための使用。 【請求項43】 請求項1ないし37のいずれか1項に記載の組成物の、毛髪に柔軟性を付与するための使用。 【請求項44】 請求項1ないし37のいずれか1項に記載の組成物の、毛髪に滑らかな感触を付与するための使用。 【請求項45】 請求項1ないし37のいずれか1項に記載の組成物の、毛髪にしなやかさを付与するための使用。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品的に許容可能な媒体に、少なくとも1つのメタクリル酸/C1-C4アクリル酸アルキルのコポリマー、少なくとも1つの特定のカチオン性又は両性ポリマー、少なくとも1つの真珠光沢剤及び/又は不透明化剤、及び少なくとも1つの特定のシリコーンを含有せしめてなる新規の化粧品用組成物に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】真珠光沢剤及び/又は不透明化剤は、通常化粧品用組成物、特に洗浄用組成物、例えばシャンプーに使用され、これらシャンプーに真珠光沢をもつ外観を与えるが、このことは消費者にとって好ましいことである。これら真珠光沢剤は、毛髪の満足のいくコンディショニング特性を付与しないことが分かっている。よって、真珠光沢及び/又は不透明な外観を有し、かつ同時にケラチン物質、即ち特に毛髪及び頭皮に、特に毛髪の軽やかさ、柔軟性及び感触に関し、許容される化粧学的な性能特性を与える洗浄化粧品用組成物に対する需要がある。 【0003】また、大気中の要因による作用、又は機械的もしくは化学的処理、例えば染色、脱色及び/又はパーマネントウエーブ処理の作用下で、様々な程度に敏感になった(ダメージを受けたか、又は脆性化した)毛髪は、もつれをほぐしたりスタイリングすることが困難で、柔軟性に欠くことが知られている。毛髪のもつれをほぐれ易くし、柔軟性及び可撓性を付与するために、毛髪等のケラチン物質を洗浄又は手入れする組成物に、コンディショナー、特にカチオン性ポリマー又はシリコーンを使用することが既に推奨されている。しかしながら、上述したような美容的利点には、残念なことに、乾燥した毛髪においては、例えば長く垂れたヘアスタイル(lankness of the hairstyle)(毛髪の軽い感じが欠如)になったり、滑らかさが欠如(毛髪の根本から先端までが不均質)するといった望ましくないある種の美容的影響が付随する。 【0004】さらに、この目的のためにカチオン性ポリマーを使用すると様々な欠点が生じる。それらは毛髪に対し高い親和性を有するため、これらのポリマーのなかには、繰り返し使用するうちにかなり広がって付着し、悪影響、例えば不快感、重い感じ(laden feel)があり、毛髪がごわつき、繊維間が付着してスタイリングにも影響を及ぼしてしまっていた。これらの欠点は、生き生きとした感じやボリューム(body)が不足している、細い毛髪の場合により顕著になる。 【0005】官能化シリコーンは一般に毛髪の柔らかさ、感触及びもつれのほぐれ易さを改善するためのコンディショナーとしてシャンプー用組成物に使用される。しかしながら、これらのシリコーンは、シャンプーの使用に有害で、シャンプーの表面における美観上好ましくない層の形成をもたらすことが分かっている。カルボポール型の架橋アクリルポリマー等の安定剤がこの現象の出現を回避するために頻繁に使用される。それにもかかわらず、これらの安定剤は、特に毛髪を重く粗い感じにすることで、シャンプーの化粧性能品質を低下するという欠点を有する。要約すると、カチオン性又は両性ポリマーを含有する現在の化粧品用組成物には、全く満足できるものは見出されていない。 【0006】従来技術においては、脂肪物質又はシリコーン等の、水に不溶の成分のための懸濁剤又は安定剤として、アクリル酸アルキルとメタクリル酸のコポリマーを含有する化粧品用組成物、特に洗浄剤が開示されている。このような組成物は、特に国際公開第01/76552号に記載されている。これらの組成物により得られた泡質及び化粧品特性は、今だ十分満足できるものではない。 【0007】 【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本出願人は、メタクリル酸/アクリル酸C1-C4アルキルのコポリマー、カチオン電荷密度が1meq/g未満のカチオン性又は両性ポリマー、少なくとも1つの真珠光沢剤及び/又は不透明化剤、及び特定の粒子径を有するシリコーンを組み合わせることにより、このような欠点を克服できることを見出した。特に、本発明の組成物に前記アクリルコポリマーを使用すると、毛髪等のケラチン繊維に、光沢、柔軟性、滑らかさ、しなやかさ及び乾燥した毛髪の扱いやすさに関して、非常に良好な化粧品特性が付与されることを見出した。また、本発明の組成物により、一般的により滑らかに見える乾燥した毛髪を得ることができることも見出された。さらに、本発明の組成物は安定しており、目に見えて好ましい外観を有する。一般的特性(外観、コンシステンシー、発泡性の豊かさ、発泡除去性)は非常に満足のいくものであった。皮膚に適用する場合、特にバブルバス又はシャワーゲルの形態の本発明の組成物により、皮膚の柔軟性が改善される。 【0008】よって、本発明は、化粧品的に許容可能な媒体に、本質的にメタクリル酸とアクリル酸C1-C4アルキルからなる少なくとも1つの架橋した又は架橋していないコポリマー、カチオン電荷密度が1meq/g未満の少なくとも1つのカチオン性又は両性ポリマー、少なくとも1つの真珠光沢剤及び/又は不透明化剤、及びトリメチルシリル末端基を有するポリジアルキルシロキサン類から選択され、組成物及び/又は最終組成物に導入される前のその粒子の体積平均サイズ(volume-average size)が2ミクロン以上である少なくとも1つのシリコーンを含有せしめてなる新規の化粧品用組成物を提案するものである。また本発明の主題は、毛髪に、光沢、軽さ(lightness)、柔軟性、滑らかな感触及びしなやかさを付与するための、上述した組成物の用途にある。さらに本発明の他の主題は、本発明の化粧品用組成物を毛髪等のケラチン物質に適用することからなることを特徴とする、該物質のトリートメント方法に関する。本発明において、「ケラチン物質」という表現は、毛髪、睫、眉毛、皮膚、爪、粘膜又は頭皮、特に毛髪を意味する。 【0009】本発明の他の主題は、カチオン電荷密度が1meq/g未満のカチオン性又は両性ポリマー、少なくとも1つの真珠光沢剤及び/又は不透明化剤、及びトリメチルシリル末端基を有するポリジアルキルシロキサン類から選択され、組成物及び/又は最終組成物に導入される前のその粒子の体積平均サイが2ミクロン以上である少なくとも1つのシリコーンを含有する化粧品用組成物自体又は該組成物の製造における、本質的にメタクリル酸とC1-C4アクリル酸アルキルからなる架橋した又は架橋していないコポリマーの用途に関する。本発明の種々の主題を詳細に記載する。本発明で使用され、以下に付与される全ての化合物の意味及び定義は、本発明の全主題に有効である。 【0010】本発明の必須の特徴の一つは、メタクリル酸とアクリル酸C1-C4アルキルの架橋した又は架橋していないコポリマーが存在することである。メタクリル酸は、コポリマーの全重量に対して、好ましくは20重量%〜80重量%、特に25重量%〜70重量%、さらには35重量%〜60重量%の範囲の量で存在する。アクリル酸アルキルは、コポリマーの全重量に対して、好ましくは15重量%〜80重量%、特に25重量%〜75重量%、さらには40重量%〜65重量%の範囲の量で存在する。それは特に、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル及びアクリル酸ブチル、中でもアクリル酸エチルから選択される。 【0011】このコポリマーは、好ましくは、少なくとも1つの標準的な架橋剤で部分的又は全体的に架橋している。架橋剤は、特にポリ不飽和化合物、中でもエチレン性のポリ不飽和化合物である。これらの化合物は、特にスクロース又はポリオールのポリアルケニルエーテル、フタル酸ジアリル、ジビニルベンゼン、(メタ)アクリル酸アリル、エチレングリコールジ(メタ)アクリラート、メチレンビスアクリルアミド、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリラート、イタコン酸ジアリル、フマル酸ジアリル、マレイン酸ジアリル、(メタ)アクリル酸亜鉛、及びヒマシ油又は不飽和カルボン酸から製造されたポリオールの誘導体である。使用可能な架橋剤には、不飽和部と反応可能な反応性基を有し、架橋したコポリマーを形成する、不飽和のモノマー化合物も含まれる。架橋剤の含有量は、一般的にコポリマーの全重量に対して0.01重量%〜5重量%、好ましくは0.03重量%〜3重量%、特に0.05重量%〜1重量%の範囲にある。 【0012】特に好ましい一形態において、本発明のコポリマーは、特に水に分散した形態であってよい。分散液中のコポリマー粒子の数平均サイズは、一般的に10〜500nm、好ましくは20〜200nm、より好ましくは50〜150nmである。これらのコポリマーは、特に国際公開第01/76552号に記載されている。特に、ノベオン社(Noveon)からカルボポール・アクアSF-1の名称で製造及び販売され、30%の水性分散液の形態をした、メタクリル酸/アクリル酸エチルの架橋したコポリマーが使用される。コポリマー濃度は、一般的に組成物の全重量に対して0.01重量%〜10重量%、好ましくは0.1重量%〜5重量%である。 【0013】本発明の真珠光沢剤及び/又は不透明化剤は、次のものから選択される:i)少なくとも2つの炭素原子を有するポリオールと、長鎖C10-C30、好ましくはC16-C22脂肪酸とのエステル;これらの化合物はオキシエチレン化されていてもよい。これらの化合物としては、エチレングリコールモノステアラートとエチレングリコールジステアラートを特に挙げることができる。 ii)長鎖C10-C30、好ましくはC16-C22脂肪酸アルカノールアミド、例えばステアリン酸モノエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸モノイソプロパノールアミド又はステアリン酸モノエタノールアミドステアラート。 iii)長鎖(C10-C30)モノアルコールと長鎖(C10-C30)脂肪酸とのエステル類、例えばパルミチン酸セチル。 iv)約30℃以下の温度にて固体である、C10-C30長鎖脂肪アルキルエーテル類、例えば次の式(I):R-O-R' (I)[上式中、R及びR'は同一又は異なっていてもよく、10〜30の炭素原子、好ましくは14〜24の炭素原子を有する、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のアルキル基を表し、R及びR'は該式(I)の化合物が、約30℃以下の温度にて固体となるように選択され、特にR及びR'はステアリル基を表す]で示されるジアルキルエーテル類。これら化合物は、特に特許特許出願第4127230号に記載されている方法に従って調製できる。本発明において使用できるジステアリルエーテルの一つは、コグニス社(Cognis)により、クチナ(Cutina)STEなる名称の下で市販されている。 v)長鎖(C10-C30)アルカノールアミドの長鎖(C10-C30)エステル、例えばステアラミドジエタノールアミドジステアラート又はステアラミドモノエタノールアミドステアラート。 vi) 少なくとも20の炭素原子を有する単鎖脂肪アルコール、例えばベヘニルアルコール。 vii) C10-C30長鎖アミンオキシド、例えばステアリルジメチルアミンオキシド等の (C10-C30)アルキルジメチルアミンオキシド。 viii) N,N-ジヒドロカルビル(C10-C30、好ましくはC12-C22)アミド安息香酸及びその塩、及び特にステファンカンパニー(Stefan Company)により市販されているN,N-ジ(C16-C18) アミド安息香酸。 ix) 次の式(II): Ra-X-[C2H3(OH)]-CH2-Y-Rb (II)[上式中、Ra及びRbは互いに独立して、直鎖状のC12-C24基を示し、Xは酸素原子、硫黄原子又はスルホキシド又はメチレン基を表し、Yは酸素原子、硫黄原子又はスルホキシド又はメチレン基を表し;Ra及びRb基中に存在する炭素原子の合計は、24〜44、好ましくは28〜40(両端を含む)なる範囲内の値を有し;X又はYがスルホキシド基を表す場合には、Y又はXは硫黄原子を表すことはない]に相当し、27〜48の炭素原子を有し、かつ1又は2のエーテル及び/又はチオエーテル又はスルホキシド基を含むアルコール。本発明において使用するのに好ましい、該式(II)の化合物は、Xが酸素であり、Yがメチレンを示し、Ra及びRbが12〜22の炭素原子を有する基を表すものであり、これら化合物は、欧州特許第457688号に従って調製できる。 x) 被覆又は未被覆酸化チタン、マイカ及びチタンを含むマイカ(titanium mica)。 【0014】真珠光沢剤及び/又は不透明化剤は、ファミリーi)、iv)、vi)及びix)のもの、特にエチレングリコールモノステアラート又はジステアラート、ジステアリルエーテル、ベヘニルアルコール及び1-(ヘキサデシルオキシ)-2-オクタデカノール、及びそれらの混合物から好ましく選択される。真珠光沢剤及び/又は不透明化剤は、特にジステアリルエーテル、ベヘニルアルコール及び1-(ヘキサデシルオキシ)-2-オクタデカノール、及びそれらの混合物から選択される。本発明において、真珠光沢剤及び/又は不透明化剤は、組成物の全質量に対して0.1重量%〜15重量%、好ましくは0.5重量%〜10重量%、より好ましくは1重量%〜5重量%である。 【0015】組成物及び/又は最終組成物に導入される前のシリコーン粒子の体積平均サイズは、一般的に2〜50ミクロン、好ましくは4〜30ミクロンである。この粒子サイズは光学顕微鏡、場合によっては続いて画像処理又はレーザー回析を行うことにより測定される。本発明で使用可能なシリコーン類は、特に組成物に不溶であり、油、ロウ又はガムの形態をしていてよい。本発明において、「水に不溶のシリコーン」という表現は、25℃の水に0.1重量%以上の濃度で水不溶性である、すなわち透明で、肉眼で等方性溶液を形成できないシリコーンを意味する。シリコーンは、ウォルター・ノール(Walter Noll)の「シリコーンの化学と技術(Chemistry and Technology of Silicones)」(1968)、アカデミック・プレス(Academic Press)社版において、より詳細に定義されている。本発明において、全てのシリコーン類は未変性の形態、溶液、エマルション、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態で使用することができる。 【0016】本発明のシリコーン類は特にポリジ(C1-C4)アルキルシロキサン類から選択され、このようなものとしては、主として、トリメチルシリル末端基を有するポリジメチルシロキサン類が挙げられる。これらのトリメチルシリル末端基を有するこれらのシリコーン類としては、限定するものではないが:− ローディア・シミー社から販売されているミラシル(Mirasil)シリーズの油、例えばオイル・ミラシルDM500000; − ダウ・コーニング社の200シリーズの油、例えば特に60000cStの粘度を有するDC200フルイド60000cSt; − ジェネラル・エレクトリック社のビスカシル(Viscasil)油及びジェネラル・エレクトリック社のSFシリーズの所定の油(SF96及びSF18);を挙げることができる。 【0017】本発明において特に好ましいポリジメチルシロキサン類は、25℃で0.2〜2.5m2/sの粘度を有する油、例えばダウ・コーニング社のDC200シリーズの油、ローディア・シミー社から販売されているシルビオン(Silbione)70047及び47シリーズ、特にシルビオン油70047V500000、又はワッカー社(Wacker)のシリコーンオイルAK300000である。シリコーンの粘度は、例えばASTM規格445、アペンディックスCに従い、25℃で測定されたものである。シリコーン(類)は、組成物の全重量に対して、好ましくは0.01重量%〜20重量%の量で使用される。より好ましくは、この量は、組成物の全重量に対して0.05重量%〜15重量%、好ましくは0.1重量%〜10重量%である。 【0018】本発明で使用可能なカチオン性ポリマーは、1meq/g未満、好ましくは0.1〜1meq/g、より好ましくは0.2〜0.9meq/gのカチオン電荷密度を有する。この電荷密度はケルダール法に従い測定することができる。一般的に、3〜9のオーダーのpHで測定される。 【0019】本発明で使用可能なカチオン性ポリマーは、毛髪の美容特性を改善するものとして既にそれ自体公知の任意のもの、すなわち特に、欧州特許出願公開第0337354号、及び仏国特許出願公開第2270846号、同2383660号、同2598611号、同2470596号及び同2519863号に記載され、上述したカチオン性電荷密度を有するものから選択することができる。より一般的には、本発明の目的において「カチオン性ポリマー」という表現は、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化され得る基を有する任意のポリマーを示す。好ましいカチオン性ポリマーは、ポリマー主鎖の一部を形成可能であるか、又は該鎖に直接結合される側方置換基により担持され得る、第1級、第2級、第3級及び/又は第4級アミン基を有する単位を含むものから選択される。一般的に使用されるカチオン性ポリマーは、約500〜5x106、好ましくは約103〜3x106の数平均分子量又は重量平均分子量を有する。 【0020】カチオン性ポリマーとしては、ポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ第4級アンモニウム型のポリマーを特に挙げることができる。これらは公知の生成物である。本発明で使用され、特に挙げることのできるポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ第4級アンモニウム型のポリマーは、仏国特許第2505348号又は同2542997号に記載されている。前記ポリマーとしては以下のものを挙げることができる:(1)次の式:【化13】
[上式中:R3は同一でも異なっていてもよく、水素原子又はCH3基を示し、Aは同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で、1〜6の炭素原子、好ましくは2又は3の炭素原子を有するアルキル基、又は1〜4の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基を示し;R4、R5及びR6は同一でも異なっていてもよく、1〜18の炭素原子を有するアルキル基又はベンジル基、好ましくは1〜6の炭素原子を有するアルキル基を示し;R1及びR2は同一でも異なっていてもよく、水素又は1〜6の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはメチル又はエチルを表し;Xは無機又は有機酸から誘導されたアニオン、例えばメトスルファートアニオン又はハロゲン化物、例えば塩化物又は臭化物を示す]の少なくとも1つの単位を有する、アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミドから誘導されたホモポリマー又はコポリマー。 【0021】ファミリー(1)のコポリマーは、さらに、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、低級(C1-C4)アルキルで窒素上に置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミド、アクリル酸又はメタクリル酸又はそのエステル、ビニルラクタム、例えばビニルピロリドン又はビニルカプロラクタム、及びビニルエステルのファミリーから選択されるコモノマーから誘導される一又は複数の単位を含んでいてもよい。しかして、ファミリー(1)のこれらのポリマーとしては、− 硫酸ジメチル又はジメチルハライドで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドのコポリマー、− 例えば、欧州特許出願公開第080976号に記載されている、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドのコポリマー、− メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトスルファートとアクリルアミドのコポリマー、− 第4級化された又は第4級化されていないビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリラート又はメタクリラートのコポリマーで、例えばISP社から「ガフクアット(GAFQUAT)」の名称で販売されている製品、例えば、「ガフクアット734」又は「ガフクアット755」(これらのポリマーは、仏国特許第2077143号及び同2393573号に詳細が記載されている)、− ジメチルアミノエチルメタクリラート/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンのターポリマー、例えばISP社からガフィックス(Gaffix)VC713の名称で販売されている製品、− ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメチルアミンのコポリマー、及び− 第4級化されたビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのコポリマー、例えばISP社から「ガフクアットHS100」の名称で販売されている製品、を挙げることができる。 【0022】(2)カチオン性多糖類、特にセルロース及びカチオン性ガラクトマンナンガム。カチオン性多糖類としては、特に、第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテル誘導体、カチオン性セルロースコポリマー又は水溶性の第4級アンモニウムモノマーがグラフトしたセルロース誘導体及びカチオン性ガラクトマンナンガムを挙げることができる。カチオン性ガラクトマンナンガムは、特に米国特許第3589578号及び同4031307号に記載されており、特にカチオン性トリアルキルアンモニウム基を有するグアーガムである。例えば、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)で変性したグアーガムが使用される。このような製品は、特に、メイホール社(Meyhall)から、ジャガー(JAGUAR)C13S、ジャガーC15、ジャガーC17又はジャガーC162の商品名で販売されている。 【0023】第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテル誘導体は、仏国特許第1492597号に記載されている。これらのポリマーは、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応するヒドロキシエチルセルロース第4級アンモニウムとして、CTFA辞典に定義されている。カチオン性セルロースコポリマー又は水溶性の第4級アンモニウムモノマーがグラフトしたセルロース誘導体は、特に米国特許第4131576号に記載されており、例えばメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム又はジメチルジアリルアンモニウムの塩がグラフトした、ヒドロキシメチル-、ヒドロキシエチル-又はヒドロキシプロピルセルロースのようなヒドロキシアルキルセルロースである。 【0024】(3)酸素、硫黄又は窒素原子、もしくは芳香環又は複素環が挿入されていてもよい、直鎖状又は分枝状鎖を有する二価のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基とピペラジニル単位からなるポリマー、並びにこれらのポリマーの酸化及び/又は第4級化生成物。このようなポリマーは、特に、仏国特許第2162025号及び同2280361号に記載されている。 【0025】(4)特に、酸性化合物とポリアミンとの重縮合により調製された水溶性のポリアミノアミド類;これらのポリアミノアミド類は、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、不飽和の二無水物、ビス不飽和誘導体、ビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジニウム、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-アルキルハライド、もしくはビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジニウム、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-アルキルハライド、エピハロヒドリン、ジエポキシド又はビス不飽和誘導体と反応性である二官能化合物との反応の結果生じたオリゴマーで架橋されていてもよく;架橋剤は、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの範囲の割合で使用され;これらのポリアミノアミド類はアルキル化されるか、それらが一又は複数の第3級アミン官能基を含む場合には第4級化されてもよい。このようなポリマーは、特に仏国特許第2252840号及び同2368508号に記載されている。 【0026】(5)ポリカルボン酸とポリアルキレンポリアミンを縮合させ、続いて二官能剤でアルキル化して得られるポリアミノアミド誘導体。例えば、アルキル基が1〜4の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル又はプロピルを示す、アジピン酸/ジアルキルアミノヒドロキシアルキルジアルキレントリアミンのポリマーを挙げることができる。このようなポリマーは、特に仏国特許第1583363号に記載されている。これらの誘導体として、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンのポリマーを挙げることができる。 【0027】(6)3〜8の炭素原子を有する、飽和した脂肪族のジカルボン酸、及びジグリコール酸から選択されるジカルボン酸と、少なくとも1つの第2級アミン基と2つの第1級アミン基を有するポリアルキレンポリアミンとを反応させて得られるポリマー。ポリアルキレンポリアミンとジカルボン酸のモル比は、0.8:1〜1.4:1であり;そこで得られたポリアミノアミドは、ポリアミノアミドの第2級アミンに対して、0.5:1〜1.8:1のモル比のエピクロロヒドリンと反応させる。このようなポリマーは、特に、米国特許第3227615号及び同2961347号に記載されている。この種のポリマーは、特に、アジピン酸/エポキシプロピル/ジエチレントリアミンのコポリマーの場合は、ハーキュレス社から「デルセット(Delsette)101」又は「PD170」の名称で名称で販売されている。 【0028】(7)ジアルキルジアリルアンモニウム又はアルキルジアリルアミンのシクロポリマー、例えば、次の式(III)又は(IV):【化14】
[上式中、k及びtは0又は1であり、k+tの合計は1であり;R12は水素原子又はメチル基を示し;R10及びR11は互いに独立して、1〜6の炭素原子を有するアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜5の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基、低級C1-C4アミドアルキル基を示すか、又はR10及びR11は、それらが結合している窒素原子と共同して、複素環基、例えばピペリジル又はモルホリニルを示し得るもので;Y−はアニオン、例えば臭化物、塩化物、アセタート、ボラート、シトラート、タートラート、ビスルファート、二亜硫酸塩、スルファート又はホスファートである]に相当する単位を鎖の主な構成要素として含有するコポリマー。これらのポリマーは、特に、仏国特許第2080759号及び追加特許書第2190406号に記載されている。R10及びR11は互いに独立して、好ましくは1〜4の炭素原子を有するアルキル基を示す。 【0029】(8)次の式:【化15】
{上式(V)中:R13、R14、R15及びR16は同一でも異なっていてもよく、1〜20の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族基、もしくは低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示すか、又はR13、R14、R15及びR16は共同して又は別々に、それらが結合する窒素原子とともに、窒素以外の第2のヘテロ原子を含有していてもよい複素環を形成するか、又はR13、R14、R15及びR16は、R17がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基である、-CO-NH-R17-D又は-CO-O-R17-D基、又はニトリル、エステル、アシル又はアミド基で置換される、直鎖状又は分枝状のC1-C6アルキル基を示し;A1及びB1は、スルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、第4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエステル基、又は一又は複数の酸素又は硫黄原子、又は一又は複数の芳香環が主鎖に挿入され又は連結されて含有されていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和であってよい、2〜20の炭素原子を有するポリメチレン基を表し、X−は、無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンを示し;A1、R13及びR15は、それらが結合する2つの窒素原子とともにピペラジン環を形成可能で;A1が直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基を示す場合は、B1はまた(CH2)n-CO-D-OC-(CH2)n-基を示すことができ、ここでDは:a)式:-O-Z-O-のグリコール残基[上式中、Zは、直鎖状又は分枝状の炭化水素ベース基、又は次の式:-(CH2-CH2-O)x-CH2-CH2--[CH2-CH(CH3)-O]y-CH2-CH(CH3)-(上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1〜4の整数を示すか、あるいは、平均重合度を表す1〜4の任意の数を示す)の一つに相当する基を示す]; b)ビス-第2級ジアミン残基、例えばピペラジン誘導体; c)式:-NH-Y-NH-のビス-第1級ジアミン残基[上式中、Yは、次の式:-CH2-CH2-S-S-CH2-CH2-; で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素基を示す]; d)式:-NH-CO-NH-のウレイレン基; を示す}に相当する繰り返し単位を含有する第4級ジアンモニウムポリマー。好ましくは、X−はアニオン、例えば塩化物又は臭化物である。これらのポリマーは、一般的に1000〜100000の数平均分子量を有する。この種のポリマーは、特に、仏国特許第2320330号、同2270846号、同2316271号、同2336434号及び同2413907号、及び米国特許第2273780号、同2375853号、同2388614号、同2454547号、同3206462号、同2261002号、同2271378号、同3874870号、同4001432号、同3929990号、同3966904号、同4005193号、同4025617号、同4025627号、同4025653号、同4026945号及び同4027020号に記載されている。特に次の式:【化16】
[上式中、R1、R2、R3及びR4は同一でも異なっていてもよく、約1〜4の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約2〜20の範囲の整数であり、X−は無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンである]に相当する繰り返し単位からなるポリマーを使用することができる。 【0030】(9)次の式(VI):【化17】
[上式中:R18、R19、R20及びR21は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又はメチル、エチル、プロピル、β-ヒドロキシエチル、β-ヒドロキシプロピル又は-CH2CH2(OCH2CH2)pOH基を表し、pは0に等しいか、又は1〜6の整数であり、但し、R18、R19、R20及びR21は同時に水素原子を示さず、r及びsは同一でも異なっていてもよく、1〜6の整数であり、qは0、又は1〜34の整数であり、X−はハロゲン化物等のアニオンを示し、Aは二ハロゲン化物(ジハライド)基、あるいは好ましくは-CH2-CH2-O-CH2-CH2-を示す]の単位からなるポリ第4級アンモニウムポリマー。このような化合物は、特に欧州特許出願公開第122324号に記載されている。 【0031】(10)ビニルピロリドンとビニルイミダゾールの第4級ポリマー、例えば、BASF社からルビクアット(Luviquat)(登録商標)HOLの名称で販売されている製品。 (11)ポリアミン類、例えばCTFA辞書で「ポリエチレングリコール(15)獣脂ポリアミン」の参照名が付されているコグニス社から販売されているポリクアート(Polyquart)(登録商標)H。 【0032】(12)架橋したメタクリロイルオキシ(C1-C4)アルキルトリ(C1-C4)アルキルアンモニウム塩のポリマー、例えば、塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルが単独重合、又は塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドとが共重合し、単独重合又は共重合に続いて、オレフィン性不飽和を有する化合物、特にメチレンビスアクリルアミドで架橋することにより得られるポリマー。 【0033】本発明で使用可能な他のカチオン性ポリマーは、カチオン性タンパク質又はカチオン性タンパク質加水分化物、ポリアルキレンイミン類、特にポリエチレンイミン類、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を有するポリマー、ポリアミン類とエピクロロヒドリンの縮合物、第4級ポリウレイレン類及びキチン誘導体である。本発明で使用可能な全カチオン性ポリマーのなかでも、アメルコール社(Amerchol)から「JR400」の名称で販売されている製品、ビニルピロリドンとビニルイミダゾールの第4級ポリマー、メタクリロイルオキシ(C1-C4)アルキルトリ(C1-C4)アルキルアンモニウム塩の架橋したコポリマー、及びそれらの混合物が好ましく使用される。 【0034】本発明において使用可能な両性ポリマーは、ポリマー鎖にランダムに分布する単位K及びMを含むポリマーの中から選択され、そのKは少なくとも1つの塩基性窒素原子を含むモノマーから誘導された単位を表し、Mは一又は複数のカルボキシル基又はスルホン基を含む酸性モノマーから誘導された単位を表すか、あるいはK及びMが、カルボキシベタイン又はスルホベタインの双性イオン性モノマーから誘導される基を示してもよく;またK及びMが、第1級、第2級、第3級又は第4級アミン基を含み、その少なくとも1つのアミン基が、炭化水素ベース基を介してカルボキシル基又はスルホン酸基を担うカチオン性ポリマー鎖を示すことができ、あるいはさらに、K及びMが、α,β-ジカルボン酸エチレン単位を含むポリマー鎖の一部をなし、そのカルボキシル基の1つが一又は複数の第1級又は第2級アミノ基を含むポリアミンと反応させられたものである。 【0035】上述した定義に相当する特に好ましい両性ポリマーは次のポリマーから選択される:(1)特にアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、α-クロロアクリル酸等の、カルボキシル基を担持するビニル化合物から誘導されるモノマー、及び特にジアルキルアミノアルキルメタクリラート及びアクリラート、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド及び-アクリルアミド等の、少なくとも1つの塩基性原子を含む置換されたビニル化合物から誘導される塩基性モノマーの共重合により得られるポリマー。このような化合物は米国特許第3836537号に記載されている。またコグニス社からポリクアート(Polyquart)KE3033の名称で販売されているアクリル酸ナトリウム/アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマーを挙げることができる。また、ビニル化合物は、ジアルキルジアリルアンモニウム塩、例えばジメチルジアリルアンモニウムクロリドであってもよい。アクリル酸とこのモノマーとのコポリマーは、ナルコ社からメルクアット(Merquat)・プラス3300の名称で販売されている。 【0036】(2)次の:a)窒素原子上をアルキル基で置換されたメタクリルアミド及びアクリルアミドから選択される少なくとも1つのモノマー、b)一又は複数の反応性カルボキシル基を含む少なくとも1つの酸性コモノマー、及びc)アクリル酸及びメタクリル酸の第1級、第2級、第3級及び第4級アミン置換基を有するエステル、及びジメチルアミノエチルメタクリラートを硫酸ジメチル又は硫酸ジエチルで第4級化した生成物等の、少なくとも1つの塩基性コモノマー、から誘導された単位を含むポリマー。 【0037】本発明において、さらにとりわけ好ましいN置換アクリルアミド又はメタクリルアミドとしては、アルキル基が2〜12の炭素原子を有する群、特にN-エチルアクリルアミド、N-tert-ブチルアクリルアミド、N-tert-オクチルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、N-デシルアクリルアミド、N-ドデシルアクリルアミド及びそれらに対応するメタクリルアミドである。酸性コモノマーは、特にアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、及びフマル酸、及びマレイン酸又はフマル酸、又は無水物の1〜4の炭素原子を有するアルキルモノエステル類から選択される。好ましい塩基性コモノマーは、アミノエチル、ブチルアミノエチル、N,N'-ジメチルアミノエチル及びN-tert-ブチルアミノエチルメタクリラートである。コポリマーのCTFA(第4版、1991)名がオクチルアクリルアミド/アクリラート/ブチルアミノエチルメタクリラートコポリマーが特に使用される。 【0038】(3) 次の一般式:【化18】
{上式中、R4は、飽和したジカルボン酸、エチレン性二重結合を有するモノ-又はジカルボン脂肪族酸、これらの酸と1〜6の炭素原子を有する低級アルカノールとのエステルから誘導される二価の基、もしくは、ビス(プライマリ)、又はビス(セカンダリ)アミンに、上記酸の任意の一つを添加することにより誘導される基を表し、Zは、ビス(プライマリ)、モノ-又はビス(セカンダリ)ポリアルキレン-ポリアミンの基を示し、好ましくは、a)60〜100モル%の割合で、次の式:【化19】
[上式中、x=2及びp=2又は3であるか、又はx=3及びp=2である]で表される基(この基はジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン又はジプロピレントリアミンから誘導される); b)0〜40モル%の割合で、上述した基(VIII)において、x=2及びp=1であり、エチレンジアミンから誘導される基、又は次の式:【化20】
で表されるピペラジンから誘導される基;c)0〜20モル%の割合で、ヘキサメチレンジアミンから誘導される-NH-(CH2)6-NH-基を表す}のポリアミノアミドから部分的又は全体的に誘導される、架橋し、またアルキル化したポリアミノアミドで、これらのポリアミノアミドは、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの架橋剤が使用されて、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、及びビス不飽和誘導体から選択される二官能性架橋剤を添加することにより架橋され、アクリル酸、クロロ酢酸、又はアルカン-スルトン、又はそれらの塩類の作用により、アルキル化される。 【0039】飽和カルボン酸は、好ましくはアジピン酸、2,2,4-トリメチルアジピン酸、及び2,4,4-トリメチルアジピン酸、テレフタル酸、そして例えばアクリル酸、メタクリル酸及びイタコン酸のようにエチレン性二重結合を有する酸など、6〜10の炭素原子を有する酸から選択される。アルキル化に使用されるアルカンスルトンは、好ましくはプロパンスルトン又はブタンスルトンであり、アルキル化剤の塩は好ましくはナトリウム塩又はカリウム塩である。 【0040】(4)次の式:【化21】
[上式中、R5は、重合性不飽和基、例えば、アクリラート、メタクリラート、アクリルアミド又はメタクリルアミド基を示し、y及びzは1〜3の整数を表し、R6及びR7は、水素原子、メチル、エチル又はプロピルを表し、R8及びR9は水素原子、又はR8及びR9の炭素原子の合計が10を越えないアルキル基を表す]の双性イオン性単位を有するポリマー。このような単位を含むポリマーは、ジメチルもしくはジエチルアミノエチルアクリラート又はメタクリラート、又はアクリル酸アルキルもしくはメタクリル酸アルキル、アクリルアミド又はメタクリルアミド又は酢酸ビニルのような非双性イオン性モノマーから誘導される単位を含むことも可能である。例として、メタクリル酸ブチル/ジメチルカルボキシメチルアンモニオエチルメタクリラートのコポリマーを挙げることができる。 【0041】(5)次の式(X)、(XI)及び(XII):【化22】
{上式中、単位(X)は0〜30%の割合、単位(XI)は5〜50%の割合、及び単位(XII)は30〜90%の割合で存在し、単位(XII)においてR10は次の式:【化23】
[上式中、q=0である場合は、R11、R12及びR13は同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、一又は複数の窒素原子が挿入されていてもよく、及び/又は一又は複数のアミン、ヒドロキシル、カルボキシル、アルキルチオ又はスルホン基で置換されていてもよい、ジアルキルアミン残基又はモノアルキルアミン残基、メチル、ヒドロキシル、アセトキシ又はアミノ残基、アルキル基がアミノ残基を担持しているアルキルチオ残基を表し、この場合、R11、R12及びR13基の少なくとも1つは水素原子を表し;q=1である場合は、R11、R12及びR13はそれぞれ水素原子、及びこれらの化合物と酸又は塩基とにより形成される塩をもまた表す]の基を示す}に相当するモノマー単位を有するキトサンから誘導されるポリマー。 【0042】(6)キトサンのN-カルボキシアルキル化によって誘導されるポリマー、例えばN-カルボキシメチルキトサン又はN-カルボキシブチルキトサン。 (7)例えば仏国特許第1400366号に記載され、次の一般式(XIII):【化24】
[上式中、R14は、水素原子、CH3O、CH3CH2O又はフェニル基を表し、R15は、水素、又はメチル又はエチルのような低級アルキル基を示し、R16は、水素、又はメチル又はエチルのような低級アルキル基を示し、R17は、メチル又はエチルのような低級アルキル基、又は次の式:-R18-N(R16)2に相当する基を示し、ここでR18は、-CH2-CH2-、-CH2-CH2-CH2-又は-CH2-CH(CH3)-基を表し、R16は上述の意味を持ち、さらに6までの炭素原子を有するこれらの基の上位同族体も表す]に相当するポリマー。 【0043】(8)次のものから選択される-D-X-D-X-タイプの両性ポリマー:a) クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムを、次の式:-D-X-D-X-D- (XIV)[上式中、Dは、【化25】
なる基を表し:Xは、記号E又はE'を表し、E又はE'は同一でも異なっていてもよく、主鎖に7までの炭素原子を含む直鎖状又は分枝状鎖を有するアルキレン基である二価の基を表し、それは、未置換であるか又はヒドロキシル基で置換され、又はさらに酸素、窒素及び硫黄原子、1ないし3の芳香環及び/又は複素環を含むことが可能であり;酸素、窒素及び硫黄原子は、エーテル、チオエーテル、スルホキシド、スルホン、スルホニウム、アルキルアミン又はアルケニルアミン基、ヒドロキシル、ベンジルアミン、アミンオキシド、第4級アンモニウム、アミド、イミド、アルコール、エステル及び/又はウレタン基の形で存在する]の少なくとも1つの単位を含む化合物に作用させて得られるポリマー。 b) 次の式:-D-X-D-X- (XV)[上式中、Dは、【化26】
なる基を表し:Xは、記号E又はE'を表し、少なくとも1回はE';Eは上述と同じ意味を持ち、E'は、主鎖に7までの炭素原子を含む直鎖状又は分枝状鎖を有するアルキレン基である二価の基であり、そしてそれは、未置換であるか又は一又は複数のヒドロキシル基で置換され、そして一又は複数の窒素原子を含み、窒素原子は、場合によっては酸素原子が介在し、一又は複数のカルボキシル基又は一又は複数のヒドロキシル基の含有が不可欠であり、クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムとの反応でベタイン化されるアルキル鎖で置換される]のポリマー。 【0044】(9)N,N-ジアルキルアミノアルキルアミン、例えばN,N-ジメチルアミノプロピルアミンで半アミド化するか、又はN,N-ジアルカノールアミンで半エステル化することにより部分的に変性された、(C1-C5)アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸のコポリマー。また、これらのコポリマーは、例えばビニルカプロラクタムのような他のビニルコモノマーを含有してもよい。 【0045】本発明における特に好ましい両性ポリマーは、ファミリー(1)のものである。本発明におけるカチオン性又は両性ポリマー(類)は、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%、さらに好ましくは0.05重量%〜1重量%である。 【0046】特定の実施態様において、本発明の組成物は、ケラチン物質、特に毛髪に有益なトリメチルシリル基を有するポリジアルキルシロキサン類以外の少なくとも1つのシリコーン又は他の薬剤、例えば上述した真珠光沢剤以外のC1-C30カルボン酸とC1-C30モノ-又はポリヒドロキシル化アルコールとのエステル類、植物性、動物性、鉱物性又は合成油、ロウ、セラミド類及び擬似セラミド類をさらに含有する。本発明において、全てのシリコーン類は、未変性の形態、又は溶液、エマルション、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態で使用することができる。 【0047】本発明において特に好ましい付加的なシリコーン類は:− ジメチルシラノール末端基を有するポリアルキルシロキサンファミリーから選択される非揮発性シリコーン類、例えば25℃で0.2〜2.5m2/sの粘度を有する油、及びアミノシリコーン類、例えばアモジメチコーン又はトリメチルシリルアモジメチコーン、である。本発明において、付加的なシリコーン又は他の付加的で有益な薬剤は、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%、特に0.1重量%〜5重量%である。 【0048】また本発明の組成物は、有利には、組成物の全重量に対して約0.01重量%〜50重量%、好ましくは0.1重量%〜40重量%、より好ましくは0.5重量%〜30重量%の量で一般的に存在する少なくとも1つの界面活性剤を含有する。この界面活性剤は、アニオン性、両性、非イオン性及びカチオン性の界面活性剤、又はそれらの混合物から選択することができる。 【0049】本発明の実施に適した界面活性剤は、特に以下のものである:(i)アニオン性界面活性剤(類):本発明において、これらの性質は、実際には、あまり重要な要因ではない。よって、本発明において、単独で又は混合物として使用可能なアニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルスルファート類、アルキルアリールポリエーテルスルファート類、モノグリセリドスルファート類、アルキルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α-オレフィンスルホナート類、パラフィンスルホナート類;アルキルスルホスクシナート類、アルキルエーテルスルホスクシナート類、アルキルアミドスルホスクシナート類;アルキルスルホスクシナマート類;アルキルスルホアセタート類;アルキルエーテルホスファート類;アシルサルコシナート類;アシルイセチオナート類及びN-アシルタウラート類で;これら全ての種々の化合物のアルキル又はアシル基は、好ましくは8〜24の炭素原子を有し、アリール基は、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すもの、の塩類(特にアルカリ塩、特にナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩又はマグネシウム塩)を挙げることができる。また、さらに使用可能なアニオン性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、リシノレイン酸、パルミチン酸及びステアリン酸、ヤシ油酸又は水素化ヤシ油酸の塩;及びアシル基が8〜20の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げることができる。さらに、弱いアニオン性界面活性剤、例えば、アルキル-D-ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、及びポリオキシアルキレン化(C6-C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C6-C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C6-C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩類、特に2〜50のエチレンオキシド基を含有するもの、及びそれらの混合物を使用することもできる。アニオン性界面活性剤の中でも、本発明ではアルキルスルファート及びアルキルエーテルスルファートの塩及びそれらの混合物が好ましく使用される。 【0050】(ii)非イオン性界面活性剤(類):非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物[これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社(グラスゴー及びロンドン)から出版されているエム・アール・ポーター(M.R. Porter)の「界面活性剤のハンドブック(Handbook of Surfactants)」(1991年、116-178頁)を参照]であり、本発明において、それらの性質は重要な特徴ではない。しかして、それらは、特に(非限定的列挙)、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化された、例えば8〜18の炭素原子を有する脂肪鎖を有するアルコール、α-ジオール類、アルキルフェノール類又は脂肪酸類から選択することができ、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を特に2〜50の範囲、グリセロール基の数を特に2〜30の範囲とすることができる。また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエチレン及びプロピレンオキシドの縮合物;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、平均1〜5、特に1.5〜4のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミン類;2〜30モルのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル類;スクロースの脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル類、アルキルポリグリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド類、例えば(C10-C14)アルキルアミンオキシド類又はN-アシルアミノプロピルモルホリンオキシド類を挙げることもできる。アルキルポリグリコシド類が、特に、本発明に適切な非イオン性界面活性剤を構成することを特筆しておく。 【0051】(iii)両性界面活性剤(類):本発明において、両性界面活性剤の性質は重要な特徴ではなく、特に(非限定的列挙)、脂肪族基が8〜22の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の鎖であり、少なくとも1つの水溶性のアニオン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有する、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であってよく;さらに、(C8-C20)アルキルベタイン類、スルホベタイン類、(C8-C20)アルキルアミド(C1-C6)アルキルベタイン類又は(C8-C20)アルキルアミド(C1-C6)アルキルスルホベタイン類を挙げることができる。(C8-C20)アルキルアミド(C1-C6)アルキルベタイン類としては、テゴベタイン(Tegobetain)F50の名称で、ゴールドシュミット社から特に販売されているココアミドプロピルベタインを挙げることができる。 【0052】アミン誘導体としては、次の構造:R2-CONHCH2CH2-N(R3)(R4)(CH2COO-) (2)[上式中:R2は、加水分解されたヤシ油中に存在する酸R2-COOHから誘導されるアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、R3はβ-ヒドロキシエチル基を示し、R4はカルボキシメチル基を示す];及びR5-CONHCH2CH2-N(B)(C) (3)[上式中:Bは-CH2CH2OX'を示し、Cはz=1又は2である-(CH2)Z-Y'を示し、X'は、-CH2CH2-COOH基又は水素原子を示し、Y'は、-COOH又は-CH2-CHOH-SO3H基を示し、R5は、加水分解された亜麻仁油又はヤシ油中に存在する酸R9-COOHのアルキル基、アルキル基、特にC7、C9、C11又はC13アルキル基、C17アルキル基及びそのイソ形、不飽和のC17基を示す];の構造を有し、米国特許第2528378号及び同2781354号に記載され、ミラノールの名称で販売されている製品を挙げることができる。 【0053】これらの化合物は、ココアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium cocoamphodiacetate)、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium lauroamphodiacetate)、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium caprylamphodiacetate)、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium capryloamphodiacetate)、ココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium cocoamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium lauroamphodipropionate)、カプリルアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium caprylamphodipropionate)、カプリロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium capryloamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸及びココアンホ二プロピオン酸の名称で、CTFA辞典、第5版、1993に分類されている。例えば、ローディア・シミー社からミラノールC2M濃縮物の商品名で販売されている、ココアンホジアセタートを挙げることができる。 【0054】(iv)カチオン性界面活性剤は、以下のものから選択される:A)次の一般式(XVI)の第4級アンモニウム塩:【化27】
ここにおいて、Xはハロゲン化物(塩化物、臭化物又はヨウ化物)、又は(C2-C6)アルキルスルファート、特にメチルスルファート、ホスファート、アルキル又はアルキルアリールスルホナート、アセタート又はラクタート等の有機酸から誘導されるアニオンの群から選択されるアニオンであり、a)R1ないしR3の基は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で1〜4の炭素原子を有する脂肪族基、又はアリール又はアルキルアリールのような芳香族基を表す。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄又はハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ及びアルキルアミド基から選択される。R4は、16〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示す。好ましくは、カチオン性界面活性剤は、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)である。 b)R1及びR2の基は同一でも異なっていてもよく、1〜4の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族基、又はアリールかアルキルアリール等の芳香族基を表す。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄又はハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、約1〜4の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ、アルキルアミド及びヒドロキシアルキル基から選択することができ;R3及びR4は同一でも異なっていてもよく、12〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、該基は少なくとも1つのエステルかアミド官能基を有する。R3及びR4は、特に(C12-C22)アルキルアミド(C2-C6)アルキル、及び(C12-C22)アルキルアセタート基から選択される。好ましくは、カチオン性界面活性剤は、ステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセタート)アンモニウム塩(例えば塩化物)である。 【0055】B)− イミダゾリニウムの第4級アンモニウム塩、例えば、次の式(XVII)のもの:【化28】
ここにおいて、R5は、8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基、例えば獣脂脂肪酸誘導体を表し、R6は水素原子、C1-C4アルキル基、又は8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、R7はC1-C4アルキル基を表し、R8は水素原子又はC1-C4アルキル基を表し、Xはハロゲン化物、ホスファート、アセタート、ラクタート、アルキルスルファート、アルキルスルホナート又はアルキルアリールスルホナートからなる群から選択されるアニオンである。好ましくは、R5とR6は12〜21の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基の混合物、例えば獣脂脂肪酸誘導体を示し、R7はメチルを示し、R8は水素を示す。このような製品は、例えば、ウィトゥコ社(Witco)から、「リウォカット(Rewoquat)」W75、W90、W75PG、W75HPGの名称で販売されているクアテルニウム(Quaternium)-27(CTFA 1997)又はクアテルニウム-83(CTFA 1997)である。 【0056】C)− 次の式(XVIII)のジ第4級アンモニウム塩:【化29】
ここにおいて、R9は約16〜30炭素原子を有する脂肪族基を示し、R10、R11、R12、R13及びR14は同一でも異なっていてもよく、水素、1〜4の炭素原子を有するアルキル基から選択され、Xはハロゲン化物、アセタート、ホスファート、ニトラート及び硫酸メチルからなる群から選択されるアニオンである。このようなジ第4級アンモニウム塩には、特にプロパン獣脂ジアンモニウムジクロリドが含まれる。 【0057】D)− 次の式(XIX)で、少なくとも1つのエステル官能基を有する第4級アンモニウム塩:【化30】
ここにおいて:− R15はC1-C6アルキル基とC1-C6のヒドロキシアルキル又はジヒドロキシアルキルから選択され; − R16は、− 次の基【化31】
− 直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC1-C22炭化水素ベース基であるR20、− 水素原子から選択され、− R18は、− 次の基【化32】
− 直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC1-C6炭化水素ベース基であるR22、− 水素原子から選択され、− R17,R19及びR21は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC7-C21炭化水素ベース基から選択され; − n、p及びrは同一でも異なっていてもよく、2〜6の範囲の整数であり; − yは1〜10の範囲の整数であり; − xとzは同一でも異なっていてもよく、0〜10の範囲の整数であり; − X−は単純又は複合した有機又は無機のアニオンであり;但し、x+y+zの合計は1〜15であり、xが0であればR16はR20を示し、zが0であれば、R18はR22を示す。 【0058】式(XX)のアンモニウム塩のうち以下の:− R15がメチル又はエチル基を示し; − xとyは1であり; − zは0又は1であり; − n、pとrは2であり; − R16が− 次の基【化33】
− メチル、エチル又はC14-C22炭化水素ベース基、− 水素原子;から選択され; − R17、R19及びR21は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC7-C21炭化水素ベース基から選択され; − R18は− 次の基【化34】
− 水素原子から選択される、ものが特に使用される。 【0059】このような化合物は、例えばコグニス社からデハイカート(Dehyquart)、ステパン社(Stepan)社からステパンカート(Stepanquat)、セカ社(Ceca)社からノキサミウム(Noxamium)、リウォ-ウィトゥコ社(Rewo-Witco)からリウォカットWE18の名称で販売されている。第4級アンモニウム塩としては、ウィトゥコ社(Witco)からクアテルニウム-27又はクアテルニウム-83、ヴァンダイク社(Van Dyk)から「セラフィル(Ceraphyl)70」の名称で販売されているステアラミドプロピルメチル(ミリスチルアセテート)アンモニウムクロリド及びベヘニルトリメチルアンモニウムクロリドが好ましい。 【0060】本発明の組成物においては、界面活性剤の混合物、特にアニオン性界面活性剤の混合物、及びアニオン性界面活性剤と両性又は非イオン性界面活性剤との混合物、又はカチオン性界面活性剤と非イオン性又は両性界面活性剤との混合物が使用される。特に好ましい混合物の一つは、少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と少なくとも1つの両性界面活性剤を含む混合物である。 【0061】さらに、本発明の組成物は、増粘剤、香料、防腐剤、シリコーン性又は非シリコーン性のサンスクリーン剤、アニオン性又は非イオン性のポリマー、非カチオン性タンパク質、非カチオン性タンパク質加水分解物、18-メチルエイコサン酸、ヒドロキシ酸、ビタミン類、プロビタミン類、例えばパンテノール、及び本発明の組成物の特性に影響を与えず、化粧品に従来から使用されている任意の他の添加剤から選択される、少なくとも1つの添加剤をさらに含有することができる。これらの添加剤は、組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%の範囲の割合で本発明の組成物に存在する。各々の添加剤の厳密な量は、その種類及び機能に基づき当業者により容易に決定される。 【0062】生理学的、特に化粧品的に許容可能な媒体は、水単独であるか、水と化粧品的に許容可能な溶媒、例えばC1-C4低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、tert-ブタノール又はn-ブタノール;アルキレングリコール、例えばプロピレングリコール、又はグリコールエーテルの混合物からなる。好ましくは、組成物は、組成物の全重量に対して50重量%〜95重量%、特に65重量%〜90重量%の水を含有する。 【0063】本発明の組成物は、一般的に、3〜10の最終的なpHを有する。好ましくは、このpHは4〜8である。pHは、従来的に、組成物に塩基(有機又は無機塩基)、例えばアンモニア水、又は第1級、第2級又は第3級(ポリ)アミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン又は1,3-プロパンジアミンを添加するか、又は無機もしくは有機酸、好ましくはカルボン酸、例えばクエン酸を添加することによって所望の値に調節することができる。 【0064】本発明の組成物は、ケラチン物質、特に毛髪、皮膚、睫毛、眉毛、爪、唇又は頭皮、特に毛髪を洗浄又はトリートメントするのに使用することができる。本発明の組成物は、洗浄用組成物、例えばシャンプー、シャワーゲル及びバブルバスであってよい。本発明のこの実施態様において、組成物は一般的に水性の少なくとも1つの洗浄基剤を含有する。洗浄基剤を構成する界面活性剤(類)は、区別されることなく、上述したアニオン性、両性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤から、単独で又は混合物として選択される。洗浄基剤は少なくとも1つの洗浄用界面活性剤を含有する。 【0065】本発明の組成物においては、少なくとも1つ又は複数のアニオン性界面活性剤、又は少なくとも1つ又は複数のアニオン性界面活性剤と少なくとも1つ又は複数の両性界面活性剤又は少なくとも1つ又は複数の非イオン性界面活性剤との混合物が好ましく使用される。特に好ましい混合物は、少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と少なくとも1つの両性界面活性剤を含有する混合物である。α-(C14-C16)オレフィンスルホン酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム(sodium cocoyl isethionate)、2.2モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルエーテルスルファート、ナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルスルファートから選択されるアニオン性界面活性剤と;− 両性界面活性剤、例えば、特に、38%の活性物質を含有する水溶液として「ミラノールC2M・CONC」の商品名で、又はミラノールC32の名称で、ローディア・シミー社から販売されているココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム又はココアンホプロピオン酸ナトリウムとして公知のアミン誘導体か;− 又は双性イオン性型の両性界面活性剤、例えばアルキルベタイン類又はアルキルアミドベタイン類、特にコグニス社から、32%の活性物質を含有する水溶液として「デハイトン(Dehyton)AB30」の名称で販売されているココベタイン、又はゴールドシュミット社から「テゴベタインF50」の名称で販売されているココアミドプロピルベタインとの混合物が好ましく使用される。 【0066】洗浄基剤の量及び品質は、最終組成物に満足のいく発泡力及び/又は洗浄力を付与するのに十分な量である。これらの洗浄用組成物は好ましくは発泡し、本発明の組成物の発泡力は修正ロス・マイルズ(Ross-Miles)法(NF・T73-404/IS696)に従い測定されたものでは、一般的に75mm、好ましくは100mmを越える。この方法の修正点は次の通りである:測定は浸透水を用い22℃の温度で行う。溶液の濃度は2g/lである。滴下高さは1mである。滴下される組成物の量は200mlである。これら200mlの組成物は、50mlのテスト用組成物を収容している直径50mmの測定用シリンダーに滴下される。測定は、組成物の流れが停止して5分後に行う。しかして、本発明において洗浄基剤は、最終組成物の全重量に対して3重量%〜50重量%、好ましくは6重量%〜35重量%、より好ましくは8重量%〜25重量%である。 【0067】本発明の他の主題は、上述した化粧品用組成物をケラチン物質に適用し、場合によっては続いて、特に水によるすすぎを行うことからなることを特徴とする、皮膚又は毛髪等のケラチン物質のトリートメント方法にある。よって、本発明のこの方法により、皮膚、毛髪又は任意の他のケラチン物質をトリートメント、手入れ、洗浄し、又はメークアップを除去し、ヘアスタイルを維持することが可能になる。 【0068】また本発明の組成物は、すすがれる又はそのまま残るコンディショナーの形態、毛髪のパーマネントウエーブ処理、ストレート化、染色又は脱色用の組成物、又は毛髪のパーマネントウエーブ又はストレート化施術の2つの工程の間、又は毛髪の染色、脱色、パーマネントウエーブ処理又はストレート化の前後に適用されてすすがれる組成物の形態にすることもできる。組成物がコンディショナー、特にすすがれるコンディショナーの形態である場合、有利には少なくとも1つのカチオン性界面活性剤を含有し、その濃度は組成物の全重量に対して、一般的に0.1重量%〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜5重量%である。 【0069】さらに本発明の組成物は、皮膚の洗浄用組成物の形態、特に風呂用又はシャワー用溶剤又はゲル、又はメークアップ除去用製品の形態であってもよい。またさらに、本発明の組成物はスキンケア及び/又はヘアケアの水性又は水性-アルコールローションの形態であってもよい。本発明の化粧品用組成物は、ゲル、ミルク、クリーム、エマルション、増粘ローション又はムースの形態にすることができ、皮膚、爪、睫毛、唇、特に毛髪に使用することができる。また、噴霧される形態又はムースの形態で組成物を適用可能なように、種々の形態、特に噴霧器、ポンプ式ディスペンサーボトル又はエアゾール容器に包装することができる。このような包装形態は、例えば、ケラチン繊維、特に毛髪のトリートメント用のムース、ラッカー又はスプレーを得ることが望まれている場合に示される。さらに本発明は、いくつかの界面活性剤と水とシリコーンとのプレエマルションを作製することにより調製することもできる。次いで、このプレエマルションに残りの成分を添加する。 【0070】 【実施例】上述した及び以下の全ての記載において、表されたパーセンテージは重量による。次の実施例により本発明をさらに詳しく例証するが、記載した実施例に限定されるものではない。実施例において、AMは活性物質を意味する。 実施例1ないし4以下の組成を有する本発明のシャンプーを調製した: 組成物は安定していた。湿った毛髪は重い感じがせず、形を整えるのも容易であった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391023932 【氏名又は名称】ロレアル 【氏名又は名称原語表記】LOREAL
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| 【出願日】 |
平成14年9月11日(2002.9.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100109726 【弁理士】 【氏名又は名称】園田 吉隆 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−104829(P2003−104829A) |
| 【公開日】 |
平成15年4月9日(2003.4.9) |
| 【出願番号】 |
特願2002−266150(P2002−266150) |
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