| 【発明の名称】 |
W/O/W型複合エマルジョン |
| 【発明者】 |
【氏名】中川 泰治 【住所又は居所】神奈川県小田原市寿町5丁目3番28号 カネボウ株式会社化粧品研究所内
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| 【要約】 |
【課題】経時安定性及び使用感に優れ、特に医薬品及び化粧品等に好適に使用されるW/O/W型複合エマルジョンを提供する。
【解決手段】(A)シリコーン油、(B)コレステロール及び/又はフィトステロール、並びに(C)大豆レシチン、卵黄レシチン、及びそれらの水素添加物、並びにホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴリン脂質、ホスファチジン酸、リゾホスファチジルコリン又はこれらの混合物等のレシチンを含有することを特徴とするW/O/W型複合エマルジョン。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 (A)シリコーン油、並びに(B)コレステロール及び/又はフィトステロールを含有することを特徴とするW/O/W型複合エマルジョン。 【請求項2】 (A)シリコーン油5〜60質量%、及び(C)レシチンを含有することを特徴とするW/O/W型複合エマルジョン。 【請求項3】 (A)シリコーン油、(B)コレステロール及び/又はフィトステロール、並びに(C)レシチンを含有することを特徴とするW/O/W型複合エマルジョン。 【請求項4】 W/O/W型複合エマルジョンの総量を基準として、(A)シリコーン油を10〜60質量%含有することを特徴とする請求項1又は3に記載のW/O/W型複合エマルジョン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、水中油中水型(以下、W/O/W型と記載する)複合エマルジョンに関し、更に詳しくは、経時安定性及び使用感に優れ、特に医薬品及び化粧品等に好適に使用されるW/O/W型複合エマルジョンに関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】W/O/W型複合エマルジョンは、油中水型(以下、W/O型と記載する)型エマルジョンを更に外水相中に乳化分散させたものであり、その油相や内水相内に種々の有効成分を保持させることが可能であること、また使用感に優れることから、医薬品、化粧品、食品等の分野において、多くの検討がなされている。 【0003】しかしながらW/O/W型複合エマルジョンは、水中油型(以下、O/W型と記載する)エマルジョンの内側に、更にW/O型エマルジョンが存在するという複合的、複雑なエマルジョンであるため、その形態を長期間に渡って維持することは非常に困難であり、経時安定性の向上が大きな課題であった。 【0004】そこで経時安定性の向上を目的として、界面活性剤の配合量を増加させた場合、べたつく等、使用感に問題が生じ、また特開昭58−183611号公報には、外水相に増粘剤として水溶性多糖類を配合する方法が記載されているが、増粘するため、べたつき、重さ、ぬるつき等が感じられ、満足のいく使用感を得ることができず、また経時安定性についても更なる向上が求められていた。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者は上記の事情に鑑み、鋭意研究した結果、油相にシリコーン油を含有するW/O/W型複合エマルジョンにおいて、コレステロール及びフィトステロール、並びにレシチンから選択される1種以上を配合することにより、優れた経時安定性及び使用感を有するW/O/W型複合エマルジョンが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。 【0006】すなわち本発明の請求項1は、(A)シリコーン油、並びに(B)コレステロール及び/又はフィトステロールを含有することを特徴とするW/O/W型複合エマルジョンである。 【0007】また本発明の請求項2は、(A)シリコーン油5〜60質量%、及び(C)レシチンを含有することを特徴とするW/O/W型複合エマルジョンである。 【0008】また本発明の請求項3は、(A)シリコーン油、(B)コレステロール及び/又はフィトステロール、並びに(C)レシチンを含有することを特徴とするW/O/W型複合エマルジョンである。 【0009】また本発明の請求項4は、W/O/W型複合エマルジョンの総量を基準として、(A)シリコーン油を10〜60質量%含有することを特徴とする請求項1又は3に記載のW/O/W型複合エマルジョンである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について詳述する。 【0011】本発明で用いられる(A)シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン等の鎖状又は環状のシリコーン油が挙げられるが、メチルフェニルポリシロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサンは、使用感が特に優れ、好ましい。またこれらのシリコーン油は1種単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。 【0012】本発明で用いられる(A)シリコーン油の配合量は、W/O/W型複合エマルジョンの総量を基準として、10〜60質量%(以下、%と略記する)が好ましく、特に好ましくは12〜50%である。10%未満では使用感が悪くなる場合があり、また60%を超えて配合すると、経時安定性が不十分な場合がある。 【0013】但し、(B)コレステロール及びフィトステロールを含有せずに(C)レシチンを配合する場合は、(A)シリコーン油の配合量は、W/O/W型複合エマルジョンの総量を基準として、5〜60%であり、特に好ましくは10〜50%である。5%未満では使用感が悪くなり、また60%を超えて配合すると、経時安定性が不十分である。 【0014】本発明で用いられる(B)コレステロール及びフィトステロールは、動物若しくは植物由来のもの、又は工業的に合成したものを用いることができる。またそれらの誘導体を用いることもでき、例えば、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル等の脂肪酸エステル、ジヒドロコレステロール等の水素添加したもの、エチレンオキサイドを付加したもの等が挙げられる。これらは1種単独又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。 【0015】本発明で用いられる(B)コレステロール及びフィトステロールは、油相に配合される。その配合量は、W/O/W型複合エマルジョンの総量を基準として、0.001〜10%が好ましく、特に好ましくは0.01〜2%である。0.001%未満では低温での経時安定性が不十分な場合があり、また10%を超えて配合すると、使用感が悪くなる場合がある。 【0016】本発明で用いられる(C)レシチンとしては、大豆、卵黄、トウモロコシ、ナタネ等の動植物、大腸菌等の微生物から抽出される天然のレシチン、及びそれらの水素添加物、並びに合成のレシチンが挙げられ、具体的には、大豆レシチン、卵黄レシチン、及びそれらの水素添加物、並びにホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴリン脂質、ホスファチジン酸、リゾホスファチジルコリン又はこれらの混合物等が挙げられる。これらは1種単独又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。 【0017】本発明で用いられる(C)レシチンは、油相に配合される。その配合量は、W/O/W型複合エマルジョンの総量を基準として、0.001〜10%が好ましく、特に好ましくは0.01〜2%である。0.001%未満では低温での経時安定性が不十分な場合があり、また10%を超えて配合すると、使用感が悪くなる場合がある。 【0018】本発明のW/O/W型複合エマルジョンは、従来公知の方法によって調製することができる。例えば、(A)成分、並びに(B)及び/又は(C)成分を含有する油相に、水相(内水相)を添加し、分散乳化して得られたW/O型エマルジョン、又は水相(内水相)に油相を添加し、転相乳化して得られたW/O型エマルジョンを、水相(外水相)に添加し、分散乳化する方法等によって製造することができる。 【0019】本発明のW/O/W型複合エマルジョンは、化粧品、医薬部外品、指定医薬部外品、医薬品等に好適に使用され、クリーム、乳液、軟膏、ローション等の形態とすることができる。 【0020】本発明の化粧料は、上述した成分を必須の構成成分とするが、当該組成物には本発明の目的を達成する範囲で他の成分、例えば、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、粘剤、油剤、粉体(顔料、色素、樹脂)、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、パール化剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。以下に配合成分の具体例を示すが、これらに限られるものではない。 【0021】陰イオン性界面活性剤としては、α−アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアミドエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、スルホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。 【0022】両性界面活性剤としては、グリシン型、アミノプロピオン酸型、カルボキシベタイン型、スルホベタイン型、スルホン酸型、硫酸型、リン酸型等が挙げられ、好適なものとして2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が例示できる。 【0023】非イオン性界面活性剤としては、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルアミンオキシド等が挙げられる。 【0024】粘剤の例としては、アクリル酸アミド及びその誘導体、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、セルロース、ケラチン及びコラーゲン又はその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グァーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等が挙げられる。 【0025】油剤としては、通常化粧料に用いられる揮発性及び不揮発性の油剤、溶剤及び樹脂が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体であっても構わない。油剤の例としては、例えばセチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸へキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂等が挙げられる。 【0026】粉体の例としては、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、シリコーンパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)に特に制限はない。 【0027】生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、老化防止剤、紫外線防御剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。 【0028】 【実施例】次に、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、表中の数値の単位は全て質量%である。 【0029】実施例1〜4及び比較例1〜5下記に示す組成及び製造方法に従い、W/O/W型複合エマルジョンを調製し、経時安定性及び使用感について評価した。 【0030】製造例1〜9:W/O型エマルジョン【表1】
【0031】実施例1〜4、比較例1〜5:W/O/W型複合エマルジョン【表2】
【0032】<製造方法>表1の(1)〜(5)を均一に混合した油相に、(6)〜(8)の内水相を攪拌しながら混合・分散乳化してW/O型エマルジョンを得る。次に、当該(9)のW/O型エマルジョンを、表2の(10)〜(13)を混合した外水相にホモミキサーで攪拌混合・分散乳化し、W/O/W型複合エマルジョンを得る。 【0033】<経時安定性評価方法>実施例及び比較例のW/O/W型複合エマルジョンを、それぞれ40℃、常温、5℃にて保管し、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後の乳化状態を肉眼及び顕微鏡にて観察し、以下の評価基準により評価した。その結果を表3及び4に示す。 【0034】評価基準1(肉眼観察) ○:分離なし△:僅かに分離×:明らかに分離【0035】評価基準2(顕微鏡観察) ◎:極めて安定(乳化粒子は均一で全く変化なし) ○:安定(乳化粒子の均一性に多少のばらつきが観察される) △:やや不安定(乳化粒子の粒子径、均一性に変化が観察される) ×:不安定(明らかに乳化粒子の合一、崩壊が観察される) 【0036】<使用感評価方法>専門評価パネラー20名により、べたつきのなさ、のびのよさ、ぬるつきのなさについて5段階評価し、更にその平均点から下記基準により判定した。その結果を表5に示す。 【0037】5段階評価5点:非常に良い4点:良い3点:普通2点:やや悪い1点:悪い【0038】判定◎:平均点が4.5点以上○:平均点が3.5点以上4.5点未満△:平均点が2.5点以上3.5点未満×:平均点が2.5点未満【0039】<評価結果>経時安定性評価結果(肉眼観察) 【表3】
【0040】経時安定性評価結果(顕微鏡観察) 【表4】
【0041】使用性評価結果【表5】
【0042】上記表3〜5から明らかなように、実施例のW/O/W型複合エマルジョンは、経時安定性及び使用感の全てにおいて、いずれの比較例より優れるものであった。 【0043】下記に示す組成及び製造方法に従い、W/O/W型複合エマルジョンを調製し、上記評価方法により評価したところ、経時安定性及び使用感の全てに良好な結果を示した。 【0044】 製造例10:W/O型エマルジョン (質量%) (1)ジメチルポリシロキサン 40.0 (2)ミリスチン酸イソセチル 10.0 (3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0 (4)ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル 2.0 (5)卵黄レシチン 0.1 (6)フィトステロール 0.05 (7)マルチトール 5.0 (8)パラベン 適 量 (9)精製水 残 量【0045】 実施例5:W/O/W型エマルジョン (質量%) (10)製造例10のW/O型エマルジョン 60.0(11)セチル硫酸ナトリウム 1.0(12)マルチトール 5.0(13)ポリアクリルアミド 0.02(14)パラベン 適 量(15)精製水 残 量【0046】<製造方法>(1)〜(6)を均一に混合した油相に、(7)〜(9)の内水相を攪拌しながら混合・分散乳化してW/O型エマルジョンを得る。次に、当該(10)のW/O型エマルジョンを、(11)〜(15)を混合した外水相にホモミキサーで攪拌混合・分散乳化し、W/O/W型複合エマルジョンを得た。 【0047】下記に示す組成及び製造方法に従い、W/O/W型複合エマルジョンを調製し、上記評価方法により評価したところ、経時安定性及び使用感の全てに良好な結果を示した。 【0048】 製造例11:W/O型エマルジョン (質量%) (1)メチルフェニルポリシロキサン 30.0 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 (3)流動パラフィン 5.0 (4)ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン) メチルポリシロキサン共重合体 4.0 (5)水素添加大豆レシチン 0.5 (6)コレステロール 0.2 (7)ジグリセリン 2.0 (8)パラベン 適 量 (9)精製水 残 量【0049】 実施例6:W/O/W型エマルジョン (質量%) (10)製造例11のW/O型エマルジョン 30.0(11)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油 2.0(12)ジグリセリン 5.0(13)キサンタンガム 1.0(14)パラベン 適 量(15)精製水 残 量【0050】<製造方法>(1)〜(6)を均一に混合した油相に、(7)〜(9)の内水相を攪拌しながら混合・分散乳化してW/O型エマルジョンを得る。次に、当該(10)のW/O型エマルジョンを、(11)〜(15)を混合した外水相にホモミキサーで攪拌混合・分散乳化し、W/O/W型複合エマルジョンを得た。 【0051】下記に示す組成及び製造方法に従い、W/O/W型複合エマルジョンを調製し、上記評価方法により評価したところ、経時安定性及び使用感の全てに良好な結果を示した。 【0052】 製造例12:W/O型エマルジョン (質量%) (1)ジメチルポリシロキサン 10.0 (2)メチルフェニルポリシロキサン 10.0 (3)デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 (4)ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0 (5)メチルポリシロキサン・セチルメチルポリシロキサン ・ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン) メチルポリシロキサン共重合体 3.0 (6)大豆レシチン 4.0 (7)フィトステロール 2.0 (8)ジプロピレングリコール 5.0 (9)パラベン 適 量(10)精製水 残 量【0053】 実施例7:W/O/W型エマルジョン (質量%) (11)製造例12のW/O型エマルジョン 40.0(12)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.5(13)ポリエチレングリコール6000 2.0(14)ヒアルロン酸 0.05(15)パラベン 適 量(16)精製水 残 量【0054】<製造方法>(1)〜(7)を均一に混合した油相に、(8)〜(10)の内水相を攪拌しながら混合・分散乳化してW/O型エマルジョンを得る。次に、当該(11)のW/O型エマルジョンを、(12)〜(16)を混合した外水相にホモミキサーで攪拌混合・分散乳化し、W/O/W型複合エマルジョンを得た。 【0055】尚、いずれの実施例のW/O/W型複合エマルジョンを皮膚に塗布した場合にも、皮膚に発赤、炎症、その他副作用と考えられる症状は発現せず、本発明に係るW/O/W型複合エマルジョンは安全性にも優れることが明らかであった。 【0056】 【発明の効果】以上記載のごとく、本発明のW/O/W型複合エマルジョンは、経時安定性及び使用感に優れることは明らかである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000952 【氏名又は名称】カネボウ株式会社 【住所又は居所】東京都墨田区墨田五丁目17番4号
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| 【出願日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−104826(P2003−104826A) |
| 【公開日】 |
平成15年4月9日(2003.4.9) |
| 【出願番号】 |
特願2001−299702(P2001−299702) |
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