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【発明の名称】 消臭剤組成物及び化粧料
【発明者】 【氏名】城市 篤
【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)内

【氏名】堀田 龍志
【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)内

【氏名】吉村 政典
【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)内

【要約】 【課題】オクチルメトキシシンナメートの変臭に対し、優れた消臭効果を持つ消臭剤組成物を提供する。

【解決手段】アリルシクロヘキシロキシアセテート、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−メチル−3−ブテン−2−オン、メチルジヒドロジャスモネート、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、デカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト(2.1−b)フラン、ゼラニウムオイル、ジャスミンアブソリュート、ローズオイル、ラブダナムレジノイド、イランイランオイル、ベルガモットオイル等よりなる群から選択される1種又は2種以上の香料を含むことを特徴とするオクチルメトキシシンナメートの変臭に対する消臭剤組成物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アリルシクロヘキシロキシアセテート、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−メチル−3−ブテン−2−オン、メチルジヒドロジャスモネート、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、デカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト(2.1−b)フラン、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、4−ノナノリド、n−デシルアルデヒド、4−ウンデカノリド、3−メチル−2−(cis−2−ペンテン−1−イル)−2−シクロペンテン−1−オン、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オル、メチル3,6−ジメチル−β−レゾルシレート、1−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−2−ブテン−1−オン、p−ヒドロキシフェニルブタノン、アリルイソアミロキシアセテート、1,1−ジメチル−2−フェニルエチルブチレート、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチル−ナフタレン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、ω−ペンタデカラクトン、ゼラニウムオイル、ジャスミンアブソリュート、ローズオイル、ラブダナムレジノイド、イランイランオイル、ベルガモットオイルよりなる群から選択される1種又は2種以上の香料を含むことを特徴とするオクチルメトキシシンナメートの変臭に対する消臭剤組成物。
【請求項2】 請求項1に記載の消臭剤組成物において、前記香料の配合量が0.001〜100質量%であることを特徴とするオクチルメトキシシンナメートの変臭に対する消臭剤組成物。
【請求項3】 アリルシクロヘキシロキシアセテート、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−メチル−3−ブテン−2−オン、メチルジヒドロジャスモネート、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、デカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト(2.1−b)フラン、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、4−ノナノリド、n−デシルアルデヒド、4−ウンデカノリド、3−メチル−2−(cis−2−ペンテン−1−イル)−2−シクロペンテン−1−オン、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オル、メチル3,6−ジメチル−β−レゾルシレート、1−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−2−ブテン−1−オン、p−ヒドロキシフェニルブタノン、アリルイソアミロキシアセテート、1,1−ジメチル−2−フェニルエチルブチレート、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチル−ナフタレン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、ω−ペンタデカラクトン、ゼラニウムオイル、ジャスミンアブソリュート、ローズオイル、ラブダナムレジノイド、イランイランオイル、ベルガモットオイルよりなる群から選択される1種又は2種以上の香料と、オクチルメトキシシンナメートとを含むことを特徴とする化粧料。
【請求項4】 請求項3に記載の化粧料において、前記香料の配合量が0.01〜20質量%であることを特徴とする化粧料。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消臭剤組成物及び化粧料、特にその消臭効果の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽紫外線を取り巻く環境の悪化や、紫外線の肌への悪影響が明らかになるにつれ、化粧料に求められる性能として、紫外線防御能が非常に重要となってきている。化粧料に使用される紫外線防御剤は、有機系の紫外線吸収剤と、無機系の紫外線散乱剤に分けられるが、有機系紫外線吸収剤は、優れた紫外線吸収能を持ち、さらに基剤へ配合しやすいことから、サンスクリーン、ファンデーション、下地用クリーム、乳液等の化粧料に汎用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の有機系紫外線吸収剤を配合した化粧料は、皮膚に塗布後、変臭が起こり、不快臭を発生することがあり、問題になっていた。本発明は、前記従来の課題に鑑みなされたもので、有機系紫外線吸収剤を配合した化粧料の変臭に対し、優れた消臭効果を持つ消臭剤組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記問題に鑑み、本発明者らが鋭意検討した結果、ある特定の香料を単独で、あるいは組み合わせて用いることで、優れた消臭効果が得られることを見出し、本発明を完成したのである。
【0005】本発明の第一の主題はすなわち、アリルシクロヘキシロキシアセテート、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−メチル−3−ブテン−2−オン、メチルジヒドロジャスモネート、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、デカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト(2.1−b)フラン、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、4−ノナノリド、n−デシルアルデヒド、4−ウンデカノリド、3−メチル−2−(cis−2−ペンテン−1−イル)−2−シクロペンテン−1−オン、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オル、メチル3,6−ジメチル−β−レゾルシレート、1−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−2−ブテン−1−オン、p−ヒドロキシフェニルブタノン、アリルイソアミロキシアセテート、1,1−ジメチル−2−フェニルエチルブチレート、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチル−ナフタレン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、ω−ペンタデカラクトン、ゼラニウムオイル、ジャスミンアブソリュート、ローズオイル、ラブダナムレジノイド、イランイランオイル、ベルガモットオイルよりなる群から選択される1種又は2種以上の香料を含むことを特徴とするオクチルメトキシシンナメートの変臭に対する消臭剤組成物である。前記消臭剤組成物において、前記香料の配合量が0.001〜100質量%であることが好適である。
【0006】本発明の第二の主題は、アリルシクロヘキシロキシアセテート、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−メチル−3−ブテン−2−オン、メチルジヒドロジャスモネート、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、デカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト(2.1−b)フラン、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、4−ノナノリド、n−デシルアルデヒド、4−ウンデカノリド、3−メチル−2−(cis−2−ペンテン−1−イル)−2−シクロペンテン−1−オン、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オル、メチル3,6−ジメチル−β−レゾルシレート、1−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−2−ブテン−1−オン、p−ヒドロキシフェニルブタノン、アリルイソアミロキシアセテート、1,1−ジメチル−2−フェニルエチルブチレート、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチル−ナフタレン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、ω−ペンタデカラクトン、ゼラニウムオイル、ジャスミンアブソリュート、ローズオイル、ラブダナムレジノイド、イランイランオイル、ベルガモットオイルよりなる群から選択される1種又は2種以上の香料と、オクチルメトキシシンナメートとを含むことを特徴とする化粧料である。前記化粧料において、前記香料の配合量が0.01〜20質量%であることが好適である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態について説明する。有機系紫外線吸収剤は、優れた紫外線吸収能を持ち、基剤へ配合しやすいため、紫外線防止効果を必要とする化粧料等に汎用されている。しかしながら、上記化粧料は塗布直後、あるいは塗布後1時間程度で不快臭を感じるようになることがあった。この変臭については、原因が明らかになっておらず、十分な改善策もなかった。
【0008】そこで本発明者らは、この変臭の原因を追求するため様々な試験を行い、この不快臭の原因を追求した。そして、有機系紫外線吸収剤であるオクチルメトキシシンナメートが、経時で加水分解し、甘さのある臭いを持つp−メトキシベンズアルデヒドや、グリーン感のある刺激臭を持つ2−エチルヘキサノールを生成することを確認した(図1)。
【0009】この変臭を消臭するため、本発明においては、アリルシクロヘキシロキシアセテート、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−メチル−3−ブテン−2−オン、メチルジヒドロジャスモネート、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、デカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト(2.1−b)フラン、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、4−ノナノリド、n−デシルアルデヒド、4−ウンデカノリド、3−メチル−2−(cis−2−ペンテン−1−イル)−2−シクロペンテン−1−オン、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オル、メチル3,6−ジメチル−β−レゾルシレート、1−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−2−ブテン−1−オン、p−ヒドロキシフェニルブタノン、アリルイソアミロキシアセテート、1,1−ジメチル−2−フェニルエチルブチレート、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチル−ナフタレン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、ω−ペンタデカラクトン、ゼラニウムオイル、ジャスミンアブソリュート、ローズオイル、ラブダナムレジノイド、イランイランオイル、ベルガモットオイルよりなる群から選択される1種又は2種以上の香料を含むことを特徴とする消臭剤組成物を提供する。
【0010】本発明の消臭剤組成物は、皮膚に適用することで、すでに皮膚に適用した、オクチルメトキシシンナメート含有化粧料の変臭を消臭することができる。
【0011】本発明において「消臭」とは、オクチルメトキシシンナメートの変臭に対する、マスキング効果及び/又はハーモナージュ効果を意味する。なお、本発明においてマスキング効果とは、変臭と拮抗し、その臭気を感じにくくさせる効果を意味し、ハーモナージュ効果とは、変臭とうまく調和し、不快とは感じなくさせる効果を意味する。
【0012】本発明の消臭剤組成物に含まれる香料は、前記の香料のみからなっていてもよく、また消臭効果を損なわない範囲において他の香料を含有していてもよい。また、全消臭剤組成物中、前記香料の含有量は0.001〜100質量%、特に0.01〜100質量%であることが好適である。0.001質量%以下であると、本発明の効果が十分に発揮されない場合がある。
【0013】また、本発明にかかる前記香料は、オクチルメトキシシンナメートと共に化粧料に配合して用いることもできる。配合することのできる化粧料は特に制限されることなく、オクチルメトキシシンナメートを配合した化粧料全般に用いることができる。例えば、サンスクリーンクリーム、油性型ファンデーション、水系ファンデーション、乳化型ファンデーション、粉体型ファンデーション等に配合して用いることができる。
【0014】前記香料の配合量は、全化粧料組成中0.01〜20質量%、特に0.01〜5質量%であることが好適である。0.01質量%以下であると、本発明の効果が十分に発揮されず、20質量%以上であると、臭いが強すぎて逆に不快に感じられる場合がある。
【0015】本発明の消臭剤組成物又は化粧料には、前記香料及び/又はオクチルメトキシシンナメートに加えて、本発明の効果を損なわない範囲内で、通常消臭剤や化粧料に用いられる成分、例えば、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、乳化剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色材、水性成分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0016】さらに、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リンゴ酸等の金属封鎖剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸、及びその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、カリン果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェノール、グリチルリチン酸、及びその誘導体またはその塩等の薬剤、レチノイン酸、レチノール、酢酸レチノール、ピロオイオン酸レチノール、パルミチン酸レチノール、及びその誘導体またはその塩等の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、フルクトース、マンノース、エリスリトール、トレハロース、キシリトール等の糖類、アルギニン、リジン等のアミノ酸、及びトリメチルグリシン等の誘導体またはその塩等のアミノ酸等も適宜配合することができる。
【0017】また、本発明の消臭剤組成物及び化粧料は、外皮に適用される化粧料、医薬品、及び医薬部外品に広く適用することが可能である。その剤型はあらゆる薬剤処方形態とすることが可能であり、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油2層系、水−油−粉末3層系、ゲル、エアゾール、ミスト、及びカプセル等任意の形態で提供されることができる。
【0018】また、その使用形態も任意であり、例えばサンスクリーン、ファンデーション、乳液、クリーム、化粧水、ローション、スプレー、ムース、ジェル、ヘアシャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、及び口紅等、従来消臭剤や化粧料に用いるものであれば何れの形態でも使用することができる。
【0019】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明の技術範囲はこれら実施例により限定されるものではない。なお、配合量はすべて質量%である。
(1)評価方法室温30〜35℃、湿度58〜72%、光照射量750KJ/mの室内において、各種香料を0.005質量%配合したサンスクリーンをそれぞれ、パネラーの皮膚に塗布した。塗布前、塗布1時間後、塗布2時間後の香りのマスキング効果、ハーモナージュ効果を総合的に評価した。評価対象とした変臭成分はp−メトキシベンズアルデヒド(甘さのある臭い)、及び2−エチルヘキサノール(グリーン感のある刺激臭)であり、次の基準に従って官能評価した。結果を表1に示す。
【0020】〈評価基準〉◎:大変効果が認められる。
○:効果が認められる。
△:あまり効果が認められない。
×:効果が認められない。
【0021】
【表2】 試験例 1 2 3 4 5 テ゛カヒト゛ロ-3a,6,6,9a-テトラメチルナフト(2.1-b)フラン 0.005 − − − − レモンオイル − 0.005 − − − エレミレシ゛ノイト゛ − − 0.005 − − シトロネリルアセテート − − − 0.005 − シクロヘキシルサリシレート − − − − 0.005 オクチルメトキシシンナメート 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 1,3-フ゛チレンク゛リコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 ホ゜リオキシエチレン・メチルホ゜リシロキサン共重合体 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0シ゛メチルシ゛ステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5シクロメチルシリコーン 32 32 32 32 32メチルホ゜リシロキサン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0微粒子酸化チタン(疎水化処理品) 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0微粒子酸化亜鉛(疎水化処理品) 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 球状ホ゜リエチレン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0ハ゜ラヘ゛ン 適量 適量 適量 適量 適量EDTA3Na2H2O 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 p−メトキシベンズアルデヒドマスキンク゛効果 ◎ × × × × ハーモナーシ゛ュ効果 ◎ × × × × 2−エチルヘキサノールマスキンク゛効果 ◎ × × × × ハーモナーシ゛ュ効果 ◎ × × × × 試験例 6 7 8 9 10 オイケ゛ノール 0.005 − − − − メントン − 0.005 − − − ヘリオトロヒ゜ン − − 0.005 − − シ゛メチルヘ゛ンシ゛ルカルヒ゛ニルアセテート − − − 0.005 − フェニルアセトアルテ゛ヒト゛DMA − − − − 0.005 オクチルメトキシシンナメート 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 1,3-フ゛チレンク゛リコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 ホ゜リオキシエチレン・メチルホ゜リシロキサン共重合体 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0シ゛メチルシ゛ステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5シクロメチルシリコーン 32 32 32 32 32メチルホ゜リシロキサン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0微粒子酸化チタン(疎水化処理品) 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0微粒子酸化亜鉛(疎水化処理品) 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 球状ホ゜リエチレン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0ハ゜ラヘ゛ン 適量 適量 適量 適量 適量EDTA3Na2H2O 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 p−メトキシベンズアルデヒドマスキンク゛効果 × × × × × ハーモナーシ゛ュ効果 × × × × × 2−エチルヘキサノールマスキンク゛効果 × × × × × ハーモナーシ゛ュ効果 × × × × × 【0022】表1より、一般に化粧料に用いられている香料には、オクチルメトキシシンナメート配合化粧料の変臭に対して、マスキング効果及びハーモナージュ効果が全くなかったのに対して、本発明にかかるデカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト(2.1−b)フランには、優れたマスキング効果及びハーモナージュ効果があることが確認された。その他にも、本発明者らはマスキング効果及び/又はハーモナージュ効果を示す特定の香料を発見した。表2に示す。
【0023】
【表2】

【0024】アリルシクロヘキシロキシアセテート、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−メチル−3−ブテン−2−オン、メチルジヒドロジャスモネート、4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン、デカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト(2.1−b)フラン、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、4−ノナノリド、4−ウンデカノリド、3−メチル−2−(cis−2−ペンテン−1−イル)−2−シクロペンテン−1−オン、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オル、メチル3,6−ジメチル−β−レゾルシレート、1−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−2−ブテン−1−オン、p−ヒドロキシフェニルブタノン、アリルイソアミロキシアセテート、ゼラニウムオイル、ジャスミンアブソリュートには特に優れたp−メトキシベンズアルデヒド及び2−エチルヘキサノールのマスキング効果及びハーモナージュ効果があり、ジメチルベンジルカルビニルブチレート、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチル−ナフタレン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、ω−ペンタデカラクトン、ローズオイル、ラブダナムレジノイドにもそれに準ずる効果があることが示された。また、イランイランオイル、n−デシルアルデヒド、ベルガモットオイルは2−エチルヘキサノールに対してのマスキング効果及びハーモナージュ効果は低かったが、p−メトキシベンズアルデヒドに対しては優れたマスキング効果及びハーモナージュ効果を示した。
【0025】以下に、本発明を実施するために好適な消臭剤組成物及び化粧料の処方例を挙げるが、本発明の技術範囲はこれら実施例により限定されるものではない。
【0026】
実施例1 サンスクリーン(化粧料)<処方> 油相;
オクチルメトキシシンナメート 8.04−tert−ブチル−4’メトキシベンゾイルメタン 8.0テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタエリスリトール 3.02−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 3.0微粒子二酸化チタン(疎水化処理品、平均粒子径40nm) 7.0スクワラン 20.0ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 3.0有機変成モンモリロナイト 1.5シリコンパウダー 5.0パラベン 0.2表3の香料 0.1γ−オリザノール 0.1 水相;
ダイナマイトグリセリン 3.0エデト酸三ナトリウム 0.2イオン交換水 残 余【0027】<製法>水相部は70℃に加熱して溶解した。油相部は二酸化チタン、シリコンパウダー以外の成分を加熱して溶解させた後で、二酸化チタン、シリコンパウダーを十分に分散させた。ホモジナイザー処理を行いながら、油相部に水相部を添加し、熱交換機を用いて乳化物を冷却し、サンスクリーンを得た。
【0028】
【表3】 香料名 配合量 4-(2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-3-メチル-3-フ゛テン-2-オン 100メチルシ゛ヒト゛ロシ゛ャスモネート 100 4-(2,6,6-トリメチル-1-シクロヘキセン-1-イル)-3-フ゛テン-2-オンテ゛カヒト゛ロ-3a,6,6,9a-テトラメチルナフト(2.1-b)フラン 54-ヒト゛ロキシ-3-メトキシヘ゛ンス゛アルテ゛ヒト゛1% 54-ウンテ゛カノリト゛10% 23-メチル-2-(cis-2-ヘ゜ンテン-1-イル)-2-シクロヘ゜ンテン-1-オン10% 51-(2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセニル)-2-フ゛テン-1-オン10% 2 p-ヒト゛ロキシフェニルフ゛タノンアリルイソアミロキシアセテート10% 27-アセチル-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒト゛ロ-1,1,6,7-テトラメチル-ナフタレン 30ヘ゛ルカ゛モットオイル 100 4(3)-(4-ヒト゛ロキシ-4-メチルヘ゜ンチル)-3-シクロヘキセン-1-カルホ゛キサルアルテ゛ヒト゛ 100p-tert-フ゛チル-α-メチルヒト゛ロシナミックアルテ゛ヒト゛ 30ク゛レーフ゜フルーツオイル 100オレンシ゛オイル 50ヘキシルシンナミックアルテ゛ヒト゛ 60オキサシクロヘキサテ゛セン-2-オン 50cis-3-ヘキセノールヘ゛ンシ゛ルアセテート 25フェニルエチルアルコール 503,7-シ゛メチル-6-オクテン-1-オル 20イント゛ール10% 23-(3,4-メチレンシ゛オキシフェニル)-2-メチルフ゜ロハ゜ノール 8 cis-3-ヘキセニルメチルカルホ゛ネート10% 5 3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルヘ゜ント-3-エン-1-イル)-ヘ゜ンタン-2-オルアリルシクロヘキシロキシアセテート10% 14-トリシクロテ゛シリテ゛ンフ゛タノール10% 1 合計 870【0029】
実施例2 化粧直しミスト(消臭剤組成物)<処方> エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 2.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.0 ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.5 トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.5 ナイロン 1.0 グリセリン 2.0 色素 適量 pH緩衝剤 適量 防腐剤 適量 酸化防止剤 適量 本発明にかかる香料 適量 イオン交換水 73.0【0030】
実施例3 パウダリーファンデーション<処方> タルク 20.0 マイカ 35.0 カオリン 5.0 酸化チタン 10.0 雲母チタン 10.0 ベンガラ 1.0 黄酸化鉄 3.0 黒酸化鉄 0.2 ナイロンパウダー 10.0 スクワラン 6.0 酢酸ラノリン 1.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 2.0 ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 2.0 モノオレイン酸ソルビタン 0.5 オクチルメトキシシンナメート 2.0 防腐剤 適量 酸化防止剤 適量 本発明にかかる香料 適量【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、特定の香料を単独で、あるいは組み合わせて用いることで、オクチルメトキシシンナメートの変臭に対し、優れた消臭効果を持つ消臭剤組成物を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000001959
【氏名又は名称】株式会社資生堂
【住所又は居所】東京都中央区銀座7丁目5番5号
【出願日】 平成13年9月28日(2001.9.28)
【代理人】 【識別番号】100092901
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 祐司
【公開番号】 特開2003−104824(P2003−104824A)
【公開日】 平成15年4月9日(2003.4.9)
【出願番号】 特願2001−303591(P2001−303591)