| 【発明の名称】 |
組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】是澤 猛
【氏名】大寺 章夫
【氏名】田辺 弘之
【氏名】増田 順子
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】次の一般式(1)
〔式中、R1、R2、R3は水素原子または炭素数1−20の、直鎖または分岐の、アルキル基またはアルケニル基を示す〕で表される11−イコセン酸エステルを0.1〜50重量%含有する化粧料または医薬部外品【請求項2】次の一般式(2)
〔式中、R4はコレステロール、カンペステロール、スチグマステロール、ブラシカステロール、シトステロール等のステロール類の脂環式アルコール基を示す〕で表される11−イコセン酸エステルを0.1〜50重量%含有する化粧料または医薬部外品【請求項3】次の一般式(3)
〔式中、R5はグリセロール基またはモノまたはジアシルグリセロール基、またはエリスリトール基、ペンタエリスリトール基、ソルビトール基、ソルビタン基、マンニトール基、マンニタン基等の多価アルコール基を示す〕で表される11−イコセン酸エステルを0.1〜50重量%含有する化粧料または医薬部外品【請求項4】次の一般式(4)
〔式中、R6はマルトース、トレハロース、ラクトース、またはスクロース等のオリゴ糖残基を示す〕で表される11−イコセン酸エステルを0.1〜50重量%含有する化粧料または医薬部外品 |
【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】本発明は、改善された感覚特性を呈する11−イコセン酸エステルを含有する化粧料または医薬部外品組成物に関する。本発明は顔、体の皮膚、唇、つめまたはケラチン繊維(髪、まつげ、まゆげ)をケア、トリートメント、またはメークアップするための組成物への該エステルの使用である。 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】化粧品および医薬部外品の組成物中に、たとえばリップスティックの光沢性、パウダーの結合性および付着性、またはスキンケアまたはトリートメント製品のエモリエント性を向上させる目的で、種々のオイルが使用されるが、これにより、使用感がべとつく、または、脂っぽくなるという欠点も同時に出てくることになる。また、最近、べたつきのなさ、のびの良さ等使用感の改良のために、シリコーンが各種化粧料の油剤に使用されることが、増えているが、シリコーンは他の油剤との溶解性が悪く、特に化粧品分野で利用されている油剤のほとんどのものが不溶であることから、シリコーンを化粧品に配合するのに安定性を満たすために処方上の制約が多く、シリコーンの特徴を十分に引き出すことが難しかった。 【課題を解決するための手段】皮膚に適用した時になめらかで、のびがよいが、べとつきの少ない、なじみのよい油剤として、天然物でホホバ油がよく知られている。ホホバ油は不飽和脂肪酸と不飽和アルコールのエステルで、11−イコセン酸がその脂肪酸の中の7割程度を占めていることがわかっている。そこで、菜種油脂肪酸由来の11−イコセン酸(純度55%以上)と種々の水酸基含有物とを反応させて、エステルを合成し、その性質を調べてみたところ、驚くべきことに、上記課題を解決することができるものであることがわかった。11−イコセン酸エステルは合成したまま配合原料として用いることができるが、精製した方が好ましい。その方法として本発明者等が提案したカラムクロマトグラフ的手法(特開昭 02−205005)は特に優れた、本発明に適した方法である。この方法によれば無色、無臭で経時安定性に優れたものが得られる。 【発明の効果】11−イコセン酸エステルはエモリエント性に優れ、しっとり感がありながら、べたつき感の少ない優れた使用感を示し、かつ、化粧品に多用されるシリコーンとの相溶性に優れているため、トイレタリーや化粧品、医薬部外品用の配合剤として極めて有用なものである。 【実施例】次に実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 【試験例1】溶解性試験11−イコセン酸とn−オクチルアルコールとを反応させて得られた11−イコセン酸n−オクチルエステル(吸着精製品)を各種油剤に混合して、25℃、24時間後のその混合物の透明性により、判断する。
以上のように11−イコセン酸n−オクチルエステルはシリコーン類との相溶性に優れていることがわかる。 【試験例2】摩擦感テスター試験11−イコセン酸とイソオクチルアルコールとを反応させて得られた11−イコセン酸イソオクチルエステル(吸着精製品)、11−イコセン酸と2−エチルヘキシルアルコールとを反応させて得られた11−イコセン酸2−エチルヘキシルエステル(吸着精製品)および 各種油剤を摩擦感テスター(カトーテック社製;KES−SE)で測定する。
以上のように11−イコセン酸エステルは両方(11−イコセン酸2−エチルヘキシルと11−イコセン酸イソオクチル)とも、試験したものの中で平均摩擦係数および平均摩擦係数変動値ともに低く、しっとりしていて、すべりがいいという感触が得られるものであることがわかる。 【実施例1】11−イコセン酸とイソオクチルアルコールとを反応させて得られた11−イコセン酸イソオクチルエステル(吸着精製品)を使用して表−1の処方で乳液を調整して安定性および使用感の試験を行った。10人のパネラーによる使用感および、40℃での安定性試験を表−2にまとめた。11−イコセン酸イソオクチルを配合した乳液は20日後も分離することなく非常に安定であった。また、しっとりしていて、べたつきがなく、使用感もすぐれていた。これらの結果から、11−イコセン酸イソオクチルはオリブ油、やし油を配合したものに比較して、使用感、安定性とも優れていることがわかる。
使用感:しっとり感 評価点 評価 5 非常にしっとりしている 4 しっとりしている 3 普通 2 しっとりしていない 1 まったくしっとりしていないべたつき感 5 べたつきが全くない 4 べたつきがほとんどない 3 普通 2 べたつきがある 1 ひどくべたつくしっとり感、べたつき感とも10人のパネラーの評価点の平均をとった。 【実施例2】11−イコセン酸とイソステアリルアルコールとを反応させて得られた11−イコセン酸イソステアリルエステル(吸着精製品)、11−イコセン酸とカンペステロールとを反応させて得られた11−イコセン酸カンペステロールエステル(吸着精製品)を使用して、表−3の処方でリップスティックを調整して使用感の試験を行った。10人のパネラーによる使用感を表−4にまとめた。11−イコセン酸エステルを配合したリップスティックはのびの評価結果からイソトリデシルイソナノエート(シリコーンに相溶性のあるエステルで他のワックス類とシリコーンオイルとの相溶化剤として配合)を配合したものに比較して同等の相溶性を示していると考えられる。(相溶性が悪いとリップ強度が低下してのびが悪くなることから、のびの良さから相溶性の程度を判断することができる)また、油っぽさがないという点でイソトリデシルイソナノエートを配合したものより優れていた。これらの結果から、11−イコセン酸エステル(11−イコセン酸イソステアリルエステルと11−イコセン酸カンペステロールエステルの両方とも)はイソトリデシルイソナノエートを配合したものに比較して、同等の相溶性でありながら、使用感に優れていることがわかる。
のび、油っぽさとも10人のパネラーの評価点の平均をとった。 【実施例3】11−イコセン酸とイソオクチルアルコールとを反応させて得られた11−イコセン酸イソオクチルエステル(吸着精製品)を使用して表−5の処方で化粧水を調整して使用感の試験を行った。10人のパネラーによる使用感の結果を表−6にまとめた。11−イコセン酸イソオクチルの配合量が0.1%以下ではエモリエント性が発揮できないことがわかった。
使用感:しっとり感 評価点 評価 5 非常にしっとりしている 4 しっとりしている 3 普通 2 しっとりしていない 1 まったくしっとりしていないべたつき感 5 べたつきが全くない 4 べたつきがほとんどない 3 普通 2 べたつきがある 1 ひどくべたつくしっとり感、べたつき感とも10人のパネラーの評価点の平均をとった。 【実施例4】11−イコセン酸と2−エチルヘキシルアルコールとを反応させて得られた11−イコセン酸2−エチルヘキシルエステル(吸着精製品)を使用して表−7の処方でマッサージジェルを調整して使用感の試験を行った。10人のパネラーによる使用感の結果を表−8にまとめた。11−イコセン酸2−エチルヘキシルを50%配合した場合でも、しっとりしていながらべたつき感のない優れた使用感を示すことがわかった。
使用感:しっとり感 評価点 評価 5 非常にしっとりしている 4 しっとりしている 3 普通 2 しっとりしていない 1 まったくしっとりしていないべたつき感 5 べたつきが全くない 4 べたつきがほとんどない 3 普通 2 べたつきがある 1 ひどくべたつくしっとり感、べたつき感とも10人のパネラーの評価点の平均をとった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000104995 【氏名又は名称】クローダジャパン株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年8月24日(2001.8.24) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−63920(P2003−63920A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月5日(2003.3.5) |
| 【出願番号】 |
特願2001−254033(P2001−254033) |
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