| 【発明の名称】 |
油性化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】津原 一寛 【住所又は居所】東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセー研究本部内
【氏名】中林 治郎 【住所又は居所】東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセー研究本部内
【氏名】奥山 雅樹 【住所又は居所】東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセー研究本部内
【氏名】音 智子 【住所又は居所】東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセー研究本部内
【氏名】小杉 昌輝 【住所又は居所】東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセー研究本部内
|
| 【要約】 |
【課題】使用性に優れ、付着防止効果、保湿効果及びその持続に優れた油性化粧料に関する。
【解決手段】特定のα−オレフィンオリゴマー及び、アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体とを含有する油性化粧料を提供するものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の成分(a)及び(b); (a)平均質量分子量が500から5000のα−オレフィンオリゴマー(b)アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体を含有することを特徴とする油性化粧料。 【請求項2】 成分(a)を0.1〜50質量%、成分(b)を0.01〜5質量%含有することを特徴とする請求項1記載の油性化粧料。 【請求項3】 油性化粧料が口唇用化粧料であることを特徴とする請求項1又は2記載の油性化粧料。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、メイクアップ化粧料、特に口唇用化粧料に関し、更に詳しくは、べたつきのなさや伸び広がりの良さ等の使用性に優れ、付着防止効果、保湿効果及びその持続性に優れた油性化粧料に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、油性化粧料は、口紅、ファンデーション等に応用され、主にワックス、油剤、粉体から構成されており、求められる商品品質や感触を具現化するために、種々検討がなされている。近年、口紅等の油性化粧料においては口紅を口唇に塗布した後、その口紅が衣服等に付着しない、いわゆる二次付着防止効果が重要な品質として求められる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この口紅等の油性化粧料において、二次付着防止効果を具現化する技術としては、アルギン酸ナトリウム等の水溶性高分子やポリオキシエチレンが付加された界面活性剤等を配合する技術が検討されていた。しかしながら水溶性高分子や界面活性剤を配合する技術では口唇塗布後、経時で二次付着防止効果が得られる反面、口唇に乾燥を感じるといった問題を生じる場合があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】かかる実情において、本発明者は、鋭意研究した結果、特定のα−オレフィンオリゴマー及び、アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体とを含有する油性化粧料が上記課題を解決することを見出し、本開発を完成させた。すなわち本発明は、次の成分(a)及び成分(b); (a)平均質量分子量が500から5000のα−オレフィンオリゴマー(b)アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体を含有することを特徴とする油性固形化粧料に関するものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。成分(a)のα−オレフィンオリゴマーは質量平均分子量が500から5000であれば特に制限されず、化粧品一般に使用されるものであれば配合することができ、好ましくは、化粧品種別配合成分規格のα−オレフィンオリゴマーに相当し、炭素数4〜12の直鎖脂肪族α−オレフィンを重合した後、水素添加して得られる側鎖を有する炭化水素で、その重合度が3〜6のものである。α−オレフィンオリゴマーの配合量は、好ましくは0.1〜50質量%(以下単に「%」と示す。)、更に好ましくは1〜30%である。配合量がこの範囲であれば使用性に良好なものが得られる。また、これらのα−オレフィンオリゴマーは必要に応じて1種または2種以上を用いることができる。 【0006】成分(b)のアクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体は、アクリル酸と(メタ)アクリル酸アルキルの共重合体で、好ましくはアルキル基の炭素数は10〜30であり、その分子量は50万〜500万の範囲のものが好ましく、架橋構造をとるものであっても良い。市販品としてはペミュレン TR−1、ペミュレン TR−2、CARBOPOL 1342(BF グッドリッチケミカル社製)が挙げられる。アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体の配合量は好ましくは0.01〜5%、更に好ましくは、0.5〜2%であり、この範囲であれば二次付着防止効果の点において良好なものが得られる。また、アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体は必要に応じて1種または2種以上を用いることができる。 【0007】本発明の油性化粧料には、上記した必須成分の他に通常の化粧料に使用される成分例えば、油性成分、界面活性剤、香料、無機顔料や有機顔料および体質顔料等の粉体およびそれらのシリコーン化合物処理、フッ素化合物処理粉体、水溶性高分子、アルコール類、防腐剤、紫外線吸収剤、保湿剤、水性成分等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。 【0008】様々な感触を演出したり、経時安定性を確保する目的で油性成分としては、化粧品一般に使用される動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、ポリエチレン・ポリプロピレンワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、モクロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル) 、 N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、 N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ロジン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクチルメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、高重合メチルポリシロキサン、高重合メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、架橋型ポリエーテル変性メチルポリシロキサン、メタクリル変性メチルポリシロキサン、ステアリル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性メチルポリシロキサン、ベヘニル変性メチルポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサン、フッ素変性シリコーン等のシリコーン類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらを1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。 【0009】経時安定性を確保する目的として粉体成分は、化粧品一般に使用される粉体として用いられている粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造、等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類、金属粉体等が挙げられる。具体的には、酸化チタン、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、窒化硼素等の無機粉体類、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ウールパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、アルミニウムパウダー等の金属粉体類、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、有機顔料被覆雲母チタン、合成金雲母、酸化チタン被覆合成金雲母、酸化鉄・酸化チタン被覆合成金雲母、ポリエリレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、オキシ塩化ビスマス、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、魚燐箔等の光輝性粉体類が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。また、これら粉体は複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理を施したものであっても良い。 【0010】粉体の分散性向上の界面活性剤としては、化粧品一般に用いられている界面活性剤であればよく、ノニオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。ノニオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン等が挙げられる。アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸及びそれらの無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノルアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とされるものが使用できる。例えば、大豆リン脂質、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。 【0011】モイスチャー効果を付与する目的で用いる水性成分としては、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、エタノール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウィッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。 【0012】経時安定性を確保する目的で水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができる。 【0013】紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン等が挙げられ、PABA系としては、p−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸グリセリル、p−ジメチルアミノ安息香酸アミル、p−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシル、p−ジヒドロキシプロピル安息香酸エチル等が挙げられ、ケイ皮酸としては、p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−メトキシケイ皮酸−2−エトキシエチル等が挙げられ、サリチル酸系としてはサリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル等が挙げられ、その他、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられる。 【0014】保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等が挙げられる。防腐剤としては、例えばp−オキシ安息香酸アルキル、フェノキシエタノール等が挙げられる。 【0015】本発明の油性化粧料は、例えば無機顔料、有機顔料および体質顔料等の粉体を、高温で溶解したワックスを含む油性成分に分散させ、他の成分と混合した後、冷却し成形することにより得る方法等を挙げることができる。 【0016】本発明の油性化粧料は、メイクアップ、スキンケア、頭髪製品等種々の化粧料とすることができるが、形状としてスティック状、ゲル状、液状、流し込みタイプのものが挙げられ、また、口紅、リップグロス、下地用のリップベース、口紅オーバーコート、リップクリームや、アイカラー、フェイスカラー、ファンデーション、オイルクレンジング、アイクリーム、チック等とすることによりその効果が最大限に発揮されるが、この中でも口唇用化粧料であることが好ましい。 【0017】次に実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 【0018】 【実施例】実施例1〜6及び比較例1〜3:スティック状口紅表1に示す処方のスティック状口紅を調製し、使用性(べたつきのなさ及び伸び広がりの良さ)、二次付着防止効果、保湿効果の持続について下記の方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。 【0019】 【表1】
【0020】注1:質量平均分子量が2000のα−オレフィンオリゴマー注2:質量平均分子量が7000のα−オレフィンオリゴマー注3:ペミュレン TR−2【0021】(製造方法) A、成分1〜11を110℃にて均一に溶解する。 B、A成分に成分12〜20を加えて均一混合し、その後、成分21を添加し均一混合する。 C、口紅容器に充填して口紅を得る。 【0022】(評価方法)下記評価項目につて各々評価を行った。イの使用性、ロの二次付着防止効果、ハの保湿効果の持続については、各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価基準にて7段階に評価し評点を付け、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定規準により判定した。尚、ロの二次付着防止効果については、各試料を唇に塗布し、一時間後ティッシュペーパーを唇にあて、ティッシュペーパーへの転写のなさの程度を評価し、ハの保湿効果の持続については、各試料を唇に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、6時間後の保湿効果について評価した。 【0023】<評価項目>イ.使用性ロ.二次付着防止効果ハ.保湿効果の持続【0024】<使用性、二次付着防止効果、保湿効果の持続評価>絶対評価基準:(評点):(評価) 6:非常に良い5:良い4:やや良い3:普通2:やや悪い1:悪い0:非常に悪い判定基準:5点を超える :非常に良好:◎3点を超えて5点以下:良好 :○1点を超えて3点以下:やや不良 :△1点以下 :不良 :×【0025】表1の結果から明らかな如く、本発明の実施例1〜6のスティック状口紅は、比較例1〜3の比較例スティック状口紅に比べ使用性、二次付着防止効果、保湿効果の持続の全てにおいて優れたものであった。これに対して(a)成分が含有されていない比較例1では保湿効果の持続の点で、成分(b)が含有されていない比較例2では二次付着防止効果の点で、成分(a)の代りに平均質量分子量10000のα−オレフィンオリゴマーを含有した比較例3では特に使用性の点で満足いくものが得られなかった。 【0026】 実施例7 固形状口紅 (成分) (%) 1.パルミチン酸デキストリン 122.12−ヒドロキシステアリン酸 0.23.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量4.ポリブテン 105.流動パラフィン 156.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ (コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル) 107.α−オレフィンオリゴマー 注1 358.アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体 注3 39.赤色202号 0.110.黄色4号 1.511.酸化チタン 212.黒酸化鉄 0.213.赤色104号アルミニウムレーキ 1.514.ビタミンE 0.515.香料 適量(製造方法) A:1〜7を100℃にて均一溶解する。 B:Aに8〜15を加え均一に分散する。 C:Bを金皿に流し込み、冷却固化して固形状口紅を得た。 実施例7は、使用性、二次付着防止効果、保湿効果の持続といった項目で良好な固形状口紅であった。 【0027】 実施例8 ゲル状リップグロス (成分) (%) 1.パルミチン酸デキストリン 22.12−ヒドロキシステアリン酸 0.13.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量4.ポリブテン 305.リンゴ酸ジイソステアリル 156.α−オレフィンオリゴマー 注4 257.アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体 注5 0.58.シリル化処理無水ケイ酸 0.59.赤色202号 0.0510.ベンガラ 0.1511.黄酸化鉄 0.212.黒酸化鉄 0.0513.酸化チタン 0.214.大豆リン脂質 0.0115.p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 316.香料 適量注4:質量平均分子量が3500のα−オレフィンオリゴマー注5:CARBOPOL1342(製造方法) A:1〜6を100℃にて均一溶解する。 B:Aに7〜16を加え、均一に混合分散する。 C:Bをチューブに流し込み、ゲル状リップグロスを得た。実施例8は使用性、二次付着防止効果、保湿効果の持続といった項目で良好なゲル状リップグロスであった。 【0028】 実施例9 油性ファンデーション (成分) (%) 1.キャンデリラワックス 52.マイクロクリスタリンワックス 103.α−オレフィンオリゴマー 注6 24.α−オレフィンオリゴマー 注1 0.55.トリイソステアリン酸ポリグリセリル 106.揮発性シリコーン 157.シリコーン樹脂 38.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ (コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル) 29.トリ(カプリル・カプリン酸)グリセライド 残量10.アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体 注3 0.0511.微粒子酸化チタン 112.微粒子酸化亜鉛 113.酸化チタン 814.硫酸バリウム 215.セリサイト 1516.ベンガラ 117.黄酸化鉄 218.黒酸化鉄 0.519.アロエエキス 適量20.香料 適量注6:質量平均分子量が1500のα−オレフィンオリゴマー(製造方法) A:1〜8を100℃にて均一溶解する。 B:Aに9〜20を加え均一に分散する。 C:Bを金皿に流し込み、冷却固化してファンデーションを得た。実施例9は、使用性、付着防止効果、保湿効果の持続といった項目で良好な油性ファンデーションであった。 【0029】 実施例10 油性アイシャドウ (成分) (%) 1.マイクロクリスタリンワックス 52.セレシンワックス 103.トリイソステアリン酸ポリグリセリル 44.ワセリン 55.シリコーン樹脂 2.56.揮発性シリコーン 57.α−オレフィンオリゴマー注1 28.スクワラン 残量9.ジカプリン酸プロピレングリコール 1510.ステアリル変性アクリレートシリコーン 1511.球状ナイロン粉末 512.シリコーン処理タルク 1013.赤色202号 0.514.青色404号 115.シリコーン処理酸化チタン 216.アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体 注3 117.コラーゲン水溶液 適量18.香料 適量(製造方法) A:1〜10を100℃にて均一溶解する。 B:Aに11〜18を加え、均一に混合分散する。 C:Bを金皿に流し込み、冷却固化して油性アイシャドウを得た。実施例10は使用性、付着防止効果、保湿効果の持続といった項目で良好な油性アイシャドウであった。 【0030】 【発明の効果】本発明の油性化粧料は、使用性、付着防止効果、保湿効果の持続で良好な化粧料である。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000145862 【氏名又は名称】株式会社コーセー 【住所又は居所】東京都中央区日本橋3丁目6番2号
|
| 【出願日】 |
平成13年7月19日(2001.7.19) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2003−34611(P2003−34611A) |
| 【公開日】 |
平成15年2月7日(2003.2.7) |
| 【出願番号】 |
特願2001−219330(P2001−219330) |
|