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【発明の名称】 活性化血液凝固第X因子阻害剤
【発明者】 【氏名】藤本 光一
【住所又は居所】東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株式会社内

【氏名】浅井 史敏
【住所又は居所】東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株式会社内

【要約】 【課題】本発明は、血液凝固性疾患の治療薬又は予防薬として有用な、ベンズアミジン誘導体又はそれらの薬理上許容される塩を含有する、活性化血液凝固第X因子阻害薬を提供する。

【解決手段】本発明の活性化血液凝固第X因子阻害薬の有効成分は、一般式【化1】
【特許請求の範囲】
【請求項1】一般式【化1】

[式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基又は水酸基を示し、R2は、水素原子、ハロゲン原子又はC1−C6アルキル基を示し、R3は、水素原子;C1−C6アルキル基;水酸基、カルボキシル基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基;一般式【化2】

(式中、R7は、C1−C6アルキル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1乃至6の整数を示す。)を有する基;C7−C15アラルキル基;C1−C6アルカノイル基;ヒドロキシC2−C6アルカノイル基;C1−C6アルキルスルホニル基;又は、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C6アルキルスルホニル基を示し、R4及びR5は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、カルボキシル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、カルバモイル基、(C1−C6アルキル)カルバモイル基又はジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基を示し、R6は、1−アセトイミドイルピロリジン−3−イル基又は1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基を示す。]を有するベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項2】請求項1に於いて、R1が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基又は水酸基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項3】請求項1に於いて、R1が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、エチル基又は水酸基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項4】請求項1に於いて、R1が、水素原子、弗素原子、メチル基又は水酸基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項5】請求項1に於いて、R1が、水素原子又は水酸基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項6】請求項1乃至5より選択される一の請求項に於いて、R2が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子又はC1−C4アルキル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項7】請求項1乃至5より選択される一の請求項に於いて、R2が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基又はエチル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項8】請求項1乃至5より選択される一の請求項に於いて、R2が、水素原子、弗素原子又はメチル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項9】請求項1乃至5より選択される一の請求項に於いて、R2が、水素原子又は弗素原子であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項10】請求項1乃至5より選択される一の請求項に於いて、R2が、水素原子であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項11】請求項1乃至10より選択される一の請求項に於いて、R3が、水素原子;C1−C4アルキル基;ヒドロキシC1−C4アルキル基、カルボキシC1−C4アルキル基若しくは(C1−C4アルコキシ)カルボニル(C1−C4アルキル)基;一般式【化3】

(式中、R7はC1−C4アルキル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1乃至4の整数を示す。)を有する基;ベンジル基、ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基若しくはフェネチル基;C1−C4アルカノイル基;ヒドロキシアセチル基、3−ヒドロキシプロピオニル基若しくは4−ヒドロキシブチリル基;メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、ブタンスルホニル基、ペンタンスルホニル基若しくはヘキサンスルホニル基;又は、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C4アルキルスルホニル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項12】請求項1乃至10より選択される一の請求項に於いて、R3が、水素原子;C1−C4アルキル基;2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基若しくはブトキシカルボニルメチル基;一般式【化4】

(式中、R7はメチル基若しくはエチル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1若しくは2を示す。)を有する基;ベンジル基若しくはフェネチル基;ホルミル基若しくはアセチル基;ヒドロキシアセチル基;メタンスルホニル基、エタンスルホニル基若しくはブタンスルホニル基;又は、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換された、メタンスルホニル基若しくはエタンスルホニル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項13】請求項1乃至10より選択される一の請求項に於いて、R3が、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、アセチル基、ヒドロキシアセチル基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、ブタンスルホニル基、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項14】請求項1乃至10より選択される一の請求項に於いて、R3が、イソプロピル基、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、エタンスルホニル基、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項15】請求項1乃至10より選択される一の請求項に於いて、R3が、イソプロピル基、カルボキシメチル基、エトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項16】請求項1乃至10より選択される一の請求項に於いて、R3が、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項17】請求項1乃至16より選択される一の請求項に於いて、R4及びR5が、同一又は異なって、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、C1−C4アルコキシ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基又はN,N−ジメチルカルバモイル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項18】請求項1乃至16より選択される一の請求項に於いて、R4が、水素原子、弗素原子、塩素原子又はトリフルオロメチル基であり、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、C1−C4アルコキシ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基又はN,N−ジメチルカルバモイル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項19】請求項1乃至16より選択される一の請求項に於いて、R4が、水素原子、弗素原子又は塩素原子であり、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、エトキシ基又はカルバモイル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項20】請求項1乃至16より選択される一の請求項に於いて、R4が、水素原子であり、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基又はカルバモイル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項21】請求項1乃至16より選択される一の請求項に於いて、R4が、水素原子であり、R5が、水素原子、塩素原子、メチル基又はカルバモイル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項22】請求項1乃至21より選択される一の請求項に於いて、R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基であるベンズアミジン誘導体或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤。
【請求項23】請求項1より選択される下記群の化合物或いはその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、及び、N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸。
【請求項24】請求項1乃至23より選択される一の請求項に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤を含有する、血液凝固性疾患の治療薬又は予防薬。
【請求項25】請求項1乃至23より選択される一の請求項に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤を含有する、脳梗塞の治療薬又は予防薬。
【請求項26】請求項1乃至23より選択される一の請求項に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤を含有する、心筋梗塞の治療薬又は予防薬。
【請求項27】請求項1乃至23より選択される一の請求項に記載の活性化血液凝固第X因子阻害剤を含有する、末梢循環障害の治療薬又は予防薬。
【発明の詳細な説明】【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、血液凝固性疾患の治療薬又は予防薬として有用な、ベンズアミジン誘導体又はその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人口の高齢化により、加齢に伴う循環器疾患の増加が目立っている。その中でも、脳梗塞、心筋梗塞、末梢循環障害などの血栓性疾患は、直接死因に結び付くばかりでなく、患者の予後の悪さ、生活に対する制限など個人的、社会的負担を多く強いることになる。これら血栓症に対する治療法として、抗凝固療法は今後ますます重要性が増すと考えられる。
【0003】血液の凝固は、何らかの刺激に起因して活性化される酵素反応の多段階増幅過程を経て、最終的に活性化されたトロンビンが、可溶性血漿蛋白であるフィブリノーゲンを限定分解し、フィブリンを生成することにより生じる。フィブリンは不溶性蛋白で凝塊を形成する。この過程は血液凝固カスケードとして知られ、内因系および外因系の2つの経路が有り、それぞれの経路は、血液凝固第X因子を活性化して合流する。以上のように、生成した活性化血液凝固第X因子は、血液凝固カスケードの重要な位置を占める酵素で、最終的には、2価カルシウムイオン、リン脂質及び活性化血液凝固第V因子等と複合体をつくり、プロトロンビンをトロンビンに効率良く転換し、血液凝固反応を促進させる[例えば、プリンシプルズ・オブ・バイオケミストリー:マーマリアン・バイオケミストリー,第7版(1983年)[E. L. Smith, A. White et al 'Principles of Biochemistry: Mammalian Biochemistry 7th edition' McGraw-Hill, Inc. (1983)]等]。
【0004】現在、抗凝固薬としてはワルファリンや抗トロンビン剤が知られ、使用されている。しかし、ワルファリンは経口の抗血栓薬として汎用されてはいるが、ビタミンK拮抗物質であり、食事や、併用薬剤との相互作用がしばしば見られるなど抗凝固能のコントロールが難しいことが知られている[例えば、クリニカル・ファーマコカイネティックス,第30巻,第416頁(1996年)[Clin. Pharmacokinet., 30, 416 (1996)] 等]。また、現在の抗トロンビン剤は、薬効に伴う副作用の出血傾向が観察されることから、新たな抗凝固薬の開発が望まれている。活性化血液凝固第X因子はトロンビンの生成に直接関与し、その阻害剤は抗凝固作用を示すことが知られており、新規の抗凝固剤として可能性が示唆されている[例えば、ドラッグズ,第49巻,第856頁(1995年)[Drugs, 49,856 (1995)]等]。
【0005】ところで、競合拮抗型の活性化血液凝固第X因子阻害剤として、特開平5-208946号(EP 540051)、WO 96/16940(EP 798295)又はWO 00/47553には、芳香族アミジン誘導体又はアミジノナフチル誘導体が記載されている。また、WO 98/31661(EP 976722)には、例えば、N−[4−[1−アセトイミドイル−4−ピペリジルオキシ]フェニル]−N−[2−(3−アミジノフェノキシ)エチル]スルファモイル酢酸 2トリフルオロ酢酸塩等のベンズアミジン誘導体が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有する化合物の開発を目指し、種々のベンズアミジン誘導体の薬理活性について、長年に亘り、鋭意研究を行った結果、特異な構造を有するベンズアミジン誘導体が、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有し、トリプシン阻害作用を示さないため、それに起因する副作用が無く、血液凝固性疾患の予防薬又は治療薬(特に治療薬)として有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明は、血液凝固性疾患の治療薬又は予防薬として有用な、ベンズアミジン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、活性化血液凝固第X因子阻害剤を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(I)
【0009】
【化5】

を有するベンズアミジン誘導体又はその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤を提供する。
【0010】上記式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基又は水酸基を示し、R2は、水素原子、ハロゲン原子又はC1−C6アルキル基を示し、R3は、水素原子;C1−C6アルキル基;水酸基、カルボキシル基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基;一般式【0011】
【化6】

(式中、R7は、C1−C6アルキル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1乃至6の整数を示す。)を有する基;C7−C15アラルキル基;C1−C6アルカノイル基;ヒドロキシC2−C6アルカノイル基;C1−C6アルキルスルホニル基;又は、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C6アルキルスルホニル基を示し、R4及びR5は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、カルボキシル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、カルバモイル基、(C1−C6アルキル)カルバモイル基又はジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基を示し、R6は、1−アセトイミドイルピロリジン−3−イル基又は1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基を示す。
【0012】また、本発明は、一般式(I)を有するベンズアミジン誘導体又はそれらの薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤を含有する、血液凝固性疾患の治療薬又は予防薬を提供する。
【0013】上記一般式(I)に於て、R1の定義に於ける「ハロゲン原子」は、例えば、弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であり得、好適には弗素原子、塩素原子又は臭素原子であり、更に好適には、弗素原子又は塩素原子であり、特に好適には弗素原子である。
【0014】上記に於て、R1の定義に於ける「C1−C6アルキル基」は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基又は2−エチルブチル基のような、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエチル基であり、特に好適にはメチル基である。
【0015】上記に於いて、R2の定義に於ける「ハロゲン原子」は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、好適には弗素原子又は塩素原子であり、特に好適には弗素原子である。
【0016】上記に於いて、R2の定義に於ける「C1−C6アルキル基」は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエチル基であり、特に好適にはメチル基である。
【0017】上記に於いて、R3の定義に於ける「C1−C6アルキル基」及び「水酸基、カルボキシル基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基」の「C1−C6アルキル基」部分は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、「C1−C6アルキル基」は、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基、エチル基又はイソプロピル基であり、特に好適にはイソプロピル基である。他方、「水酸基、カルボキシル基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基」の「C1−C6アルキル基」部分は、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエチル基であり、特に好適にはメチル基である。
【0018】上記に於いて、R3の定義に於ける「水酸基、カルボキシル基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基」の置換基及び「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C6アルキルスルホニル基」の置換基の定義に於ける「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基」は、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、s−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、ペンチルオキシカルボニル基、イソペンチルオキシカルボニル基、2−メチルブトキシカルボニル基、ネオペンチルオキシカルボニル基、1−エチルプロポキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル基、4−メチルペンチルオキシカルボニル基、3−メチルペンチルオキシカルボニル基、2−メチルペンチルオキシカルボニル基、1−メチルペンチルオキシカルボニル基、3,3−ジメチルブトキシカルボニル基、2,2−ジメチルブトキシカルボニル基、1,1−ジメチルブトキシカルボニル基、1,2−ジメチルブトキシカルボニル基、1,3−ジメチルブトキシカルボニル基、2,3−ジメチルブトキシカルボニル基又は2−エチルブトキシカルボニル基のような、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基がカルボニル基に結合した基であり、好適には(C1−C4アルコキシ)カルボニル基であり、更に好適にはメトキシカルボニル基又はエトキシカルボニル基であり、特に好適にはエトキシカルボニル基である。
【0019】上記に於いて、R3の定義に於ける「水酸基、カルボキシル基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基」は、例えば、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基、1−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、1−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシブチル基、5−ヒドロキシペンチル基若しくは6−ヒドロキシヘキシル基、カルボキシメチル基、1−カルボキシエチル基、2−カルボキシエチル基、1−カルボキシプロピル基、2−カルボキシプロピル基、3−カルボキシプロピル基、1−カルボキシブチル基、2−カルボキシブチル基、3−カルボキシブチル基、4−カルボキシブチル基、5−カルボキシペンチル基若しくは6−カルボキシヘキシル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基、イソプロポキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、イソブトキシカルボニルメチル基、s−ブトキシカルボニルメチル基、t−ブトキシカルボニルメチル基、ペンチルオキシカルボニルメチル基、イソペンチルオキシカルボニルメチル基、2−メチルブトキシカルボニルメチル基、ネオペンチルオキシカルボニルメチル基、1−エチルプロポキシカルボニルメチル基、ヘキシルオキシカルボニルメチル基、4−メチルペンチルオキシカルボニルメチル基、3−メチルペンチルオキシカルボニルメチル基、2−メチルペンチルオキシカルボニルメチル基、1−メチルペンチルオキシカルボニルメチル基、3,3−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、2,2−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、1,1−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、1,2−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、1,3−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、2,3−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、2−エチルブトキシカルボニルメチル基、1−(メトキシカルボニル)エチル基、1−(エトキシカルボニル)エチル基、1−(プロポキシカルボニル)エチル基、1−(イソプロポキシカルボニル)エチル基、1−(ブトキシカルボニル)エチル基、1−(イソブトキシカルボニル)エチル基、1−(s−ブトキシカルボニル)エチル基、1−(t−ブトキシカルボニル)エチル基、1−(ペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(イソペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(2−メチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(ネオペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(1−エチルプロポキシカルボニル)エチル基、1−(ヘキシルオキシカルボニル)エチル基、1−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(2−エチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(メトキシカルボニル)エチル基、2−(エトキシカルボニル)エチル基、2−(プロポキシカルボニル)エチル基、2−(イソプロポキシカルボニル)エチル基、2−(ブトキシカルボニル)エチル基、2−(イソブトキシカルボニル)エチル基、2−(s−ブトキシカルボニル)エチル基、2−(t−ブトキシカルボニル)エチル基、2−(ペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(イソペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(2−メチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(ネオペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(1−エチルプロポキシカルボニル)エチル基、2−(ヘキシルオキシカルボニル)エチル基、2−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(2−エチルブトキシカルボニル)エチル基、3−(メトキシカルボニル)プロピル基、3−(エトキシカルボニル)プロピル基、3−(プロポキシカルボニル)プロピル基、3−(イソプロポキシカルボニル)プロピル基、3−(ブトキシカルボニル)プロピル基、3−(イソブトキシカルボニル)プロピル基、3−(s−ブトキシカルボニル)プロピル基、3−(t−ブトキシカルボニル)プロピル基、3−(ペンチルオキシカルボニル)プロピル基、3−(イソペンチルオキシカルボニル)プロピル基、3−(ヘキシルオキシカルボニル)プロピル基、4−(メトキシカルボニル)ブチル基、4−(エトキシカルボニル)ブチル基、4−(プロポキシカルボニル)ブチル基、4−(イソプロポキシカルボニル)ブチル基、4−(ブトキシカルボニル)ブチル基、4−(イソブトキシカルボニル)ブチル基、4−(s−ブトキシカルボニル)ブチル基、4−(t−ブトキシカルボニル)ブチル基、4−(ペンチルオキシカルボニル)ブチル基、4−(イソペンチルオキシカルボニル)ブチル基、4−(ヘキシルオキシカルボニル)ブチル基、5−(メトキシカルボニル)ペンチル基、5−(エトキシカルボニル)ペンチル基、5−(プロポキシカルボニル)ペンチル基、5−(ブトキシカルボニル)ペンチル基、5−(ペンチルオキシカルボニル)ペンチル基、5−(ヘキシルオキシカルボニル)ペンチル基、6−(メトキシカルボニル)ヘキシル基、6−(エトキシカルボニル)ヘキシル基、6−(プロポキシカルボニル)ヘキシル基、6−(ブトキシカルボニル)ヘキシル基、6−(ペンチルオキシカルボニル)ヘキシル基又は6−(ヘキシルオキシカルボニル)ヘキシル基のような、水酸基、カルボキシル基若しくは前記(C1−C6アルコキシ)カルボニル基が、前記C1−C6アルキル基に結合した基であり得、好適には、ヒドロキシC1−C4アルキル基、カルボキシC1−C4アルキル基又は(C1−C4アルコキシ)カルボニル(C1−C4アルキル)基であり、更に好適には、ヒドロキシC1−C4アルキル基又は(C1−C4アルコキシ)カルボニルメチル基であり、より更に好適には、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基又はブトキシカルボニルメチル基であり、特に好適には、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基又はエトキシカルボニルメチル基であり、最も好適には、カルボキシメチル基又はエトキシカルボニルメチル基である。
【0020】上記一般式(II)に於いて、R7の定義に於ける「C1−C6アルキル基」は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエチル基であり、特に好適にはエチル基である。
【0021】上記に於いて、mは好適には1乃至4の整数であり、更に好適には1又は2である。
【0022】上記に於いて、nは好適には1乃至4の整数であり、更に好適には1又は2である。
【0023】上記一般式(I)に於いて、R3の定義に於ける「C7−C15アラルキル基」は、例えば、ベンジル基、ナフチルメチル基、インデニルメチル基、フェナンスレニルメチル基、アントラセニルメチル基、ジフェニルメチル基、フェネチル基、ナフチルエチル基、フェニルプロピル基、ナフチルプロピル基、フェニルブチル基、ナフチルブチル基、フェニルペンチル基、ナフチルペンチル基又はフェニルヘキシル基のような、炭素数6乃至14個の芳香族炭化水素基の1又は2個が、前記「C1−C6アルキル基」に結合した基であり得、好適には、ベンジル基、ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基又はフェネチル基であり、更に好適には、ベンジル基又はフェネチル基であり、特に好適にはベンジル基である。
【0024】上記に於いて、R3の定義に於ける「C1−C6アルカノイル基」は、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ピバロイル基、バレリル基、イソバレリル基又はヘキサノイル基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖のアルカノイル基であり、好適には、C1−C4アルカノイル基であり、更に好適には、ホルミル基又はアセチル基であり、特に好適にはアセチル基である。
【0025】上記に於いて、R3の定義に於ける「ヒドロキシC2−C6アルカノイル基」は、例えば、ヒドロキシアセチル基、2−ヒドロキシプロピオニル基、3−ヒドロキシプロピオニル基、4−ヒドロキシブチリル基、5−ヒドロキシバレリル基又は6−ヒドロキシヘキサノイル基のような、水酸基が前記「C1−C6アルカノイル基」に結合した基であり得、好適にはヒドロキシアセチル基、3−ヒドロキシプロピオニル基又は4−ヒドロキシブチリル基であり、特に好適にはヒドロキシアセチル基である。
【0026】上記に於いて、R3の定義に於ける「C1−C6アルキルスルホニル基」は、例えば、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、イソプロパンスルホニル基、ブタンスルホニル基、イソブタンスルホニル基、ペンタンスルホニル基、イソペンタンスルホニル基、ネオペンタンスルホニル基、ヘキサンスルホニル基又はイソヘキサンスルホニル基のような、前記「C1−C6アルキル基」がスルホニル基に結合した基であり得、好適にはメタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、ブタンスルホニル基、ペンタンスルホニル基又はヘキサンスルホニル基であり、更に好適には、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基又はブタンスルホニル基であり、特に好適にはエタンスルホニル基である。
【0027】上記に於いて、R3の定義に於ける「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C6アルキルスルホニル基」は、例えば、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、プロポキシカルボニルメタンスルホニル基、イソプロポキシカルボニルメタンスルホニル基、ブトキシカルボニルメタンスルホニル基、イソブトキシカルボニルメタンスルホニル基、s−ブトキシカルボニルメタンスルホニル基、t−ブトキシカルボニルメタンスルホニル基、ペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、イソペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、2−メチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、ネオペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、1−エチルプロポキシカルボニルメタンスルホニル基、ヘキシルオキシカルボニルメタンスルホニル基、4−メチルペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、3−メチルペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、2−メチルペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、1−メチルペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、3,3−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、2,2−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、1,1−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、1,2−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、1,3−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、2,3−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、2−エチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、1−(メトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(エトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(プロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(イソプロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(イソブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(s−ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(t−ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(ペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(イソペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(2−メチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(ネオペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(1−エチルプロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(ヘキシルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(2−エチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(メトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(エトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(プロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(イソプロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(イソブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(s−ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(t−ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(ペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(イソペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(2−メチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(ネオペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(1−エチルプロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(ヘキシルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(2−エチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(メトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、1−(エトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、1−(プロポキシカルボニル)プロパンスルホニル基、1−(ブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、1−(ペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、1−(ヘキシルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(メトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(エトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(プロポキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(ブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(ペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(ヘキシルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(メトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(エトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(プロポキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(イソプロポキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(ブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(イソブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(s−ブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(t−ブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(ペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(イソペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(2−メチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(ネオペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(1−エチルプロポキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(ヘキシルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(2−エチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−メトキシカルボニル−1−メチルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニル−1−メチルエタンスルホニル基、2−プロポキシカルボニル−1−メチルエタンスルホニル基、2−ブトキシカルボニル−1−メチルエタンスルホニル基、1−(メトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、1−(エトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、1−(プロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、1−(ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、1−(ペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、1−(ヘキシルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(メトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(エトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(プロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(ペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(ヘキシルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(メトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(エトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(プロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(ペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(ヘキシルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(メトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(エトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(プロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(イソプロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(イソブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(s−ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(t−ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(ペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(イソペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(2−メチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(ネオペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(1−エチルプロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(ヘキシルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(2−エチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−メトキシカルボニル−2−メチルプロパンスルホニル基、3−エトキシカルボニル−2−メチルプロパンスルホニル基、5−(メトキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、5−(エトキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、5−(プロポキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、5−(ブトキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、5−(ペンチルオキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、5−(ヘキシルオキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、6−(メトキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、6−(エトキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、6−(プロポキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、6−(ブトキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、6−(ペンチルオキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、6−(ヘキシルオキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−カルボキシエタンスルホニル基、3−カルボキシプロパンスルホニル基、2−カルボキシ−1−メチルエタンスルホニル基、4−カルボキシブタンスルホニル基、3−カルボキシ−2−メチルプロパンスルホニル基、5−カルボキシペンタンスルホニル基又は6−カルボキシヘキサンスルホニル基のような、前記(C1−C6アルコキシ)カルボニル基及びカルボキシル基からなる群より選択される一の置換基が、前記C1−C6アルキルスルホニル基に結合した基であり得、好適には、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基又はカルボキシル基で置換されたC1−C4アルキルスルホニル基であり、更に好適には、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基又はカルボキシル基で置換された、メタンスルホニル基又はエタンスルホニル基であり、より更に好適には、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基であり、特に好適には、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基である。
【0028】上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「ハロゲン原子」は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、好適には、弗素原子、塩素原子又は臭素原子であり、更に好適には弗素原子又は塩素原子であり、特に好適には塩素原子である。
【0029】上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「C1−C6アルキル基」は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、好適には、C1−C4アルキル基であり、更に好適には、メチル基又はエチル基であり、特に好適にはメチル基である。
【0030】上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「ハロゲノC1−C6アルキル基」は、例えば、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、3−フルオロプロピル基、4−フルオロブチル基、6−フルオロヘキシル基、クロロメチル基、2−クロロエチル基、3−クロロプロピル基、4−クロロブチル基、ブロモメチル基、3−ブロモプロピル基、ジブロモペンチル基、ヨードメチル基又は2−フルオロ−1−クロロエチル基のような、前記「C1−C6アルキル基」が1乃至5個の前記「ハロゲン原子」で置換された基であり得、好適には、弗素原子及び塩素原からなる群より、1乃至3選択されるハロゲン原子で置換されたC1−C4アルキル基であり、更に好適には、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基又は2,2,2−トリフルオロエチル基であり、特に好適にはトリフルオロメチル基である。
【0031】上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「C1−C6アルコキシ基」は、例えは、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、2−メチルブトキシ基、ネオペンチルオキシ基、1−エチルプロポキシ基、ヘキシルオキシ基、4−メチルペンチルオキシ基、3−メチルペンチルオキシ基、2−メチルペンチルオキシ基、1−メチルペンチルオキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメチルブトキシ基、1,1−ジメチルブトキシ基、1,2−ジメチルブトキシ基、1,3−ジメチルブトキシ基、2,3−ジメチルブトキシ基又は2−エチルブトキシ基のような、前記「C1−C6アルキル基」が酸素原子に結合した基であり、好適にはC1−C4アルコキシ基であり、更に好適にはメトキシ基又はエトキシ基であり、特に好適にはメトキシ基である。
【0032】上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基」は、例えば、前記R3で定義したものと同意義であり得、好適には、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基であり、更に好適にはメトキシカルボニル基又はエトキシカルボニル基であり、特に好適にはエトキシカルボニル基である。
【0033】上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「(C1−C6アルキル)カルバモイル基」は、例えば、メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、プロピルカルバモイル基、イソプロピルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基、イソブチルカルバモイル基、s−ブチルカルバモイル基、t−ブチルカルバモイル基、ペンチルカルバモイル基又はヘキシルカルバモイル基のような、前記C1−C6アルキル基がカルバモイル基に結合した基であり得、好適にはC1−C4アルキルカルバモイル基であり、更に好適にはメチルカルバモイル基又はエチルカルバモイル基であり、特に好適にはメチルカルバモイル基である。
【0034】上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「ジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基」は、例えば、N,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基、N,N−ジプロピルカルバモイル基、N,N−ジイソプロピルカルバモイル基、N,N−ジブチルカルバモイル基、N,N−ジイソブチルカルバモイル基、N,N−ジ−s−ブチルカルバモイル基、N,N−ジ−t−ブチルカルバモイル基、N,N−ジペンチルカルバモイル基又はN,N−ジヘキシルカルバモイル基のような、前記C1−C6アルキル基より、同一又は異なって選択される2個のアルキル基が、カルバモイル基に結合した基であり得、好適にはジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基であり、更に好適にはN,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基又はN,N−ジエチルカルバモイル基であり、特に好適にはN,N−ジメチルカルバモイル基である。
【0035】本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤である一般式(I)を有する化合物は、常法に従って酸と処理することにより、それぞれ相当する薬理上許容される塩にすることができる。例えば、活性化血液凝固第X因子阻害剤(I)を溶媒中(例えばエーテル類、エステル類又はアルコール類であり得、好適にはエーテル類又はアルコール類)、相当する酸と室温で1分間乃至30分間処理し、析出した結晶をろ取するか又は減圧下で溶媒を留去することにより得ることができる。そのような塩としては、炭酸塩;弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩又は燐酸塩等の鉱酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩又はp−トルエンスルホン酸塩のようなスルホン酸塩;酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、フマール酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩又はマレイン酸塩又は安息香酸塩等のカルボン酸塩;又はグルタミン酸塩若しくはアスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
【0036】本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤である一般式(I)を有する化合物は、R3がカルボキシル基を含む場合等、常法に従って塩基と処理することにより、それぞれ相当する薬理上許容される塩にすることができる。例えば、活性化血液凝固第X因子阻害剤(I)を溶媒中(例えばエーテル類、エステル類又はアルコール類であり得、好適にはアルコール類)、相当する塩基と室温で1分間乃至30分間処理し、析出した結晶をろ取するか又は減圧下で溶媒を留去することにより得ることができる。そのような塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル塩、コバルト塩等の金属塩;アンモニウム塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N'−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のような有機アミン塩であり得、好適にはアルカリ金属塩(特にナトリウム塩又はカリウム塩)である。
【0037】本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤である一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩は、分子内に不斉炭素原子を有する場合、R配位、S配位である立体異性体が存在するが、その各々、或はそれらの任意の割合の化合物のいずれも本発明に包含される。そのような立体異性体は、例えば、光学分割された原料化合物を用いて化合物(I)を合成するか又は合成した化合物(I)を所望により通常の光学分割又は分離法を用いて光学分割することができる。
【0038】本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤である一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩は、大気中に放置したり、又は再結晶することにより、水分を吸収し、吸着水がついたり、水和物になる場合が有り、そのような水を含む化合物及び塩も本発明に包含される。
【0039】本発明の活性化血液凝固第X因子阻害剤である一般式(I)を有する化合物に於て、好適な活性化血液凝固第X因子阻害剤としては、例えば、(1) R1が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基又は水酸基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0040】(2) R1が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、エチル基又は水酸基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0041】(3) R1が、水素原子、弗素原子、メチル基又は水酸基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0042】(4) R1が、水素原子又は水酸基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0043】(5) R2が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子又はC1−C4アルキル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0044】(6) R2が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基又はエチル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0045】(7) R2が、水素原子、弗素原子又はメチル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0046】(8) R2が、水素原子又は弗素原子である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0047】(9) R2が、水素原子である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0048】(10) R3が、水素原子;C1−C4アルキル基;ヒドロキシC1−C4アルキル基、カルボキシC1−C4アルキル基若しくは(C1−C4アルコキシ)カルボニル(C1−C4アルキル)基;一般式【0049】
【化7】

(式中、R7はC1−C4アルキル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1乃至4の整数を示す。)を有する基;ベンジル基、ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基若しくはフェネチル基;C1−C4アルカノイル基;ヒドロキシアセチル基、3−ヒドロキシプロピオニル基若しくは4−ヒドロキシブチリル基;メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、ブタンスルホニル基、ペンタンスルホニル基若しくはヘキサンスルホニル基;又は、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C4アルキルスルホニル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0050】(11) R3が、水素原子;C1−C4アルキル基;2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基若しくはブトキシカルボニルメチル基;一般式【0051】
【化8】

(式中、R7はメチル基若しくはエチル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1若しくは2を示す。)を有する基;ベンジル基若しくはフェネチル基;ホルミル基若しくはアセチル基;ヒドロキシアセチル基;メタンスルホニル基、エタンスルホニル基若しくはブタンスルホニル基;又は、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換された、メタンスルホニル基若しくはエタンスルホニル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0052】(12) R3が、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、アセチル基、ヒドロキシアセチル基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、ブタンスルホニル基、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0053】(13) R3が、イソプロピル基、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、エタンスルホニル基、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0054】(14) R3が、イソプロピル基、カルボキシメチル基、エトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0055】(15) R3が、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0056】(16) R4及びR5が、同一又は異なって、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、C1−C4アルコキシ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基又はN,N−ジメチルカルバモイル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0057】(17) R4が、水素原子、弗素原子、塩素原子又はトリフルオロメチル基であり、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、C1−C4アルコキシ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基又はN,N−ジメチルカルバモイル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0058】(18) R4が、水素原子、弗素原子又は塩素原子であり、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、エトキシ基又はカルバモイル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0059】(19) R4が、水素原子であり、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基又はカルバモイル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0060】(20) R4が、水素原子であり、R5が、水素原子、塩素原子、メチル基又はカルバモイル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0061】(21) R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、を挙げることができ、R1に関しては、(1)から(4)の順で好適な順位が上がり、R2に関しては、(5)から(9)の順で好適な順位が上がり、R3に関しては、(10)から(15)の順で好適な順位が上がり、R4及びR5に関しては、(16)から(20)の順で好適な順位が上がる。
【0062】また、前記一般式(I)を有する活性化血液凝固第X因子阻害剤としては、(1)−(4)、(5)−(9)、(10)−(15)、(16)−(20)及び(21)からなる群より2乃至5を選択し、それらを任意に組み合わせたものを挙げることもでき、その組み合わせに於ける好適なものとしては、例えば、(22) R1が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基又は水酸基であり、R2が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子又はC1−C4アルキル基であり、R3が、水素原子;C1−C4アルキル基;ヒドロキシC1−C4アルキル基、カルボキシC1−C4アルキル基若しくは(C1−C4アルコキシ)カルボニル(C1−C4アルキル)基;一般式【0063】
【化9】

(式中、R7はC1−C4アルキル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1乃至4の整数を示す。)を有する基;ベンジル基、ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基若しくはフェネチル基;C1−C4アルカノイル基;ヒドロキシアセチル基、3−ヒドロキシプロピオニル基若しくは4−ヒドロキシブチリル基;メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、ブタンスルホニル基、ペンタンスルホニル基若しくはヘキサンスルホニル基;又は、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C4アルキルスルホニル基であり、R4及びR5が、同一又は異なって、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、C1−C4アルコキシ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基又はN,N−ジメチルカルバモイル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0064】(23) R1が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、エチル基又は水酸基であり、R2が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基又はエチル基であり、R3が、水素原子;C1−C4アルキル基;2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基若しくはブトキシカルボニルメチル基;一般式【0065】
【化10】

(式中、R7はメチル基若しくはエチル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1若しくは2を示す。)を有する基;ベンジル基若しくはフェネチル基;ホルミル基若しくはアセチル基;ヒドロキシアセチル基;メタンスルホニル基、エタンスルホニル基若しくはブタンスルホニル基;又は、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換された、メタンスルホニル基若しくはエタンスルホニル基であり、R4が、水素原子、弗素原子、塩素原子又はトリフルオロメチル基であり、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、C1−C4アルコキシ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基又はN,N−ジメチルカルバモイル基であり、R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0066】(24) R1が、水素原子、弗素原子、メチル基又は水酸基であり、R2が、水素原子、弗素原子又はメチル基であり、R3が、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、アセチル基、ヒドロキシアセチル基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、ブタンスルホニル基、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基であり、R4が、水素原子、弗素原子又は塩素原子であり、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、エトキシ基又はカルバモイル基であり、R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0067】(25) R1が、水素原子又は水酸基であり、R2が、水素原子又は弗素原子であり、R3が、イソプロピル基、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、エタンスルホニル基、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基であり、R4が、水素原子であり、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基又はカルバモイル基であり、R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0068】(26) R1が、水素原子又は水酸基であり、R2が、水素原子又は弗素原子であり、R3が、イソプロピル基、カルボキシメチル基、エトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基であり、R4が、水素原子であり、R5が、水素原子、塩素原子、メチル基又はカルバモイル基であり、R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、【0069】(27) R1が、水素原子又は水酸基であり、R2が、水素原子又は弗素原子であり、R3が、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基であり、R4が、水素原子であり、R5が、水素原子、塩素原子、メチル基又はカルバモイル基であり、R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である活性化血液凝固第X因子阻害剤、を挙げることができ、上記に関しては、(22)から(27)の順で好適な順位が上がる。
【0070】本発明の、一般式(I)を有するベンズアミジン誘導体又はその薬理上許容される塩からなる、活性化血液凝固第X因子阻害剤としては、例えば、以下の表に記載するものを挙げることができるが、本発明はこれらの活性化血液凝固第X因子阻害剤に限定されるものではない。
【0071】表中の略号は、以下の通りである。
Ac : アセチル基AI : アセトイミドイル基1-AI-Pip(4) : 1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基1-AI-Pyrd(3) : 1−アセトイミドイルピロリジン−3−イル基Bn : ベンジル基Bu : ブチル基iBu : イソブチル基sBu : セカンダリーブチル基tBu : ターシャリーブチル基Byr : ブチリル基Et : エチル基Hx : ヘキシル基Me : メチル基Np(1) : 1−ナフチル基Np(2) : 2−ナフチル基Ph : フェニル基Pn : ペンチル基Pr : プロピル基iPr : イソプロピル基Prn : プロピオニル基Va : バレリル基【0072】
【表1】
【0073】
【化11】

化合物 R1 R2 R3 R4 R5 R6 番号 1 H H H H H 1-AI-Pyrd(3)2 H H Me H H 1-AI-Pyrd(3)3 H H Et H H 1-AI-Pyrd(3)4 H H iPr H H 1-AI-Pyrd(3)5 H H iPr 3-Cl H 1-AI-Pyrd(3)6 H H iPr 3-Me H 1-AI-Pyrd(3)7 H H iPr 3-CONH2 H 1-AI-Pyrd(3)8 H H iPr 3-F 5-F 1-AI-Pyrd(3)9 H H iPr 3-Cl 5-Cl 1-AI-Pyrd(3)10 H H iPr 3-Me 5-Me 1-AI-Pyrd(3)11 H H iPr 3-Cl 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)12 H H iPr 2-Me 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)13 H H iPr 3-Me 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)14 H H iPr 3-CONH2 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)15 6-OH H iPr H H 1-AI-Pyrd(3)16 6-OH H iPr 3-Cl H 1-AI-Pyrd(3)17 6-OH H iPr 3-Me H 1-AI-Pyrd(3)18 6-OH H iPr 3-CONH2 H 1-AI-Pyrd(3)19 H H Bu H H 1-AI-Pyrd(3)20 H H Pn H H 1-AI-Pyrd(3)21 H H Hx H H 1-AI-Pyrd(3)22 H H CH2OH H H 1-AI-Pyrd(3)23 H H (CH2)2OH H H 1-AI-Pyrd(3)24 6-OH H (CH2)2OH H H 1-AI-Pyrd(3)25 H H (CH2)3OH H H 1-AI-Pyrd(3)26 H H (CH2)4OH H H 1-AI-Pyrd(3)27 H H (CH2)5OH H H 1-AI-Pyrd(3)28 H H (CH2)6OH H H 1-AI-Pyrd(3)29 H H CH2COOH H H 1-AI-Pyrd(3)30 H H CH2COOH 3-Cl H 1-AI-Pyrd(3)31 H H CH2COOH 3-Me H 1-AI-Pyrd(3)32 H H CH2COOH 3-CONH2 H 1-AI-Pyrd(3)33 H H CH2COOH 3-F 5-F 1-AI-Pyrd(3)34 H H CH2COOH 3-Cl 5-Cl 1-AI-Pyrd(3)35 H H CH2COOH 3-Me 5-Me 1-AI-Pyrd(3)36 H H CH2COOH 3-Cl 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)37 H H CH2COOH 2-Me 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)38 H H CH2COOH 3-Me 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)39 H H CH2COOH 3-CONH2 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)40 6-OH H CH2COOH H H 1-AI-Pyrd(3)41 6-OH H CH2COOH 3-Cl H 1-AI-Pyrd(3)42 6-OH H CH2COOH 3-Me H 1-AI-Pyrd(3)43 6-OH H CH2COOH 3-CONH2 H 1-AI-Pyrd(3)44 H H (CH2)2COOH H H 1-AI-Pyrd(3)45 H H (CH2)3COOH H H 1-AI-Pyrd(3)46 H H (CH2)4COOH H H 1-AI-Pyrd(3)47 H H (CH2)5COOH H H 1-AI-Pyrd(3)48 H H (CH2)6COOH H H 1-AI-Pyrd(3)49 H H CH2COOMe H H 1-AI-Pyrd(3)50 H H CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)51 H H CH2COOEt 3-Cl H 1-AI-Pyrd(3)52 H H CH2COOEt 3-Me H 1-AI-Pyrd(3)53 H H CH2COOEt 3-CONH2 H 1-AI-Pyrd(3)54 H H CH2COOEt 3-F 5-F 1-AI-Pyrd(3)55 H H CH2COOEt 3-Cl 5-Cl 1-AI-Pyrd(3)56 H H CH2COOEt 3-Me 5-Me 1-AI-Pyrd(3)57 H H CH2COOEt 3-Cl 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)58 H H CH2COOEt 2-Me 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)59 H H CH2COOEt 3-Me 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)60 H H CH2COOEt 3-CONH2 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)61 6-OH H CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)62 6-OH H CH2COOEt 3-Cl H 1-AI-Pyrd(3)63 6-OH H CH2COOEt 3-Me H 1-AI-Pyrd(3)64 6-OH H CH2COOEt 3-CONH2 H 1-AI-Pyrd(3)65 H H CH2COOPr H H 1-AI-Pyrd(3)66 H H CH2COOBu H H 1-AI-Pyrd(3)67 H H CH2COOPn H H 1-AI-Pyrd(3)68 H H CH2COOHx H H 1-AI-Pyrd(3)69 H H (CH2)2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)70 H H (CH2)3COOMe H H 1-AI-Pyrd(3)71 H H (CH2)4COOPr H H 1-AI-Pyrd(3)72 H H (CH2)5COOBu H H 1-AI-Pyrd(3)73 H H (CH2)6COOHx H H 1-AI-Pyrd(3)74 H H Bn H H 1-AI-Pyrd(3)75 H H (CH2)2Ph H H 1-AI-Pyrd(3)76 H H (CH2)3Ph H H 1-AI-Pyrd(3)77 H H (CH2)4Ph H H 1-AI-Pyrd(3)78 H H CHO H H 1-AI-Pyrd(3)79 H H Ac H H 1-AI-Pyrd(3)80 H H Prn H H 1-AI-Pyrd(3)81 H H Va H H 1-AI-Pyrd(3)82 H H SO2Me H H 1-AI-Pyrd(3)83 H H SO2Et H H 1-AI-Pyrd(3)84 6-OH H SO2Et H H 1-AI-Pyrd(3)85 H H SO2Pr H H 1-AI-Pyrd(3)86 H H SO2Bu H H 1-AI-Pyrd(3)87 H H SO2Pn H H 1-AI-Pyrd(3)88 H H SO2Hx H H 1-AI-Pyrd(3)89 H H SO2CH2COOMe H H 1-AI-Pyrd(3)90 H H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)91 H H SO2CH2COOEt 3-F H 1-AI-Pyrd(3)92 H H SO2CH2COOEt 2-Cl H 1-AI-Pyrd(3)93 H H SO2CH2COOEt 3-Cl H 1-AI-Pyrd(3)94 H H SO2CH2COOEt 2-Me H 1-AI-Pyrd(3)95 H H SO2CH2COOEt 3-Me H 1-AI-Pyrd(3)96 H H SO2CH2COOEt 3-Et H 1-AI-Pyrd(3)97 H H SO2CH2COOEt 3-CF3 H 1-AI-Pyrd(3)98 H H SO2CH2COOEt 2-OEt H 1-AI-Pyrd(3)99 H H SO2CH2COOEt 3-OMe H 1-AI-Pyrd(3)100 H H SO2CH2COOEt 2-CONH2 H 1-AI-Pyrd(3)101 H H SO2CH2COOEt 3-CONH2 H 1-AI-Pyrd(3)102 H H SO2CH2COOEt 3-F 5-F 1-AI-Pyrd(3)103 H H SO2CH2COOEt 3-Cl 5-Cl 1-AI-Pyrd(3)104 H H SO2CH2COOEt 3-Me 5-Me 1-AI-Pyrd(3)105 H H SO2CH2COOEt 3-Cl 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)106 H H SO2CH2COOEt 2-Me 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)107 H H SO2CH2COOEt 3-Me 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)108 H H SO2CH2COOEt 3-CONH2 5-CONH2 1-AI-Pyrd(3)109 H F SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)110 H Cl SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)111 H Me SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)112 H Et SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)113 2-F H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)114 4-F H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)115 5-F H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)116 6-F H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)117 2-Cl H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)118 6-Cl H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)119 4-Me H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)120 6-Me H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)121 5-Et H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)122 6-Pr H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)123 2-OH H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)124 4-OH H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)125 5-OH H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)126 6-OH H SO2CH2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)127 H H SO2CH2COOPr H H 1-AI-Pyrd(3)128 H H SO2CH2COOBu H H 1-AI-Pyrd(3)129 H H SO2CH2COOPn H H 1-AI-Pyrd(3)130 H H SO2CH2COOHx H H 1-AI-Pyrd(3)131 H H SO2(CH2)2COOMe H H 1-AI-Pyrd(3)132 H H SO2(CH2)2COOEt H H 1-AI-Pyrd(3)133 H H SO2(CH2)2COOPr H H 1-AI-Pyrd(3)134 H H SO2(CH2)2COOBu H H 1-AI-Pyrd(3)135 H H SO2(CH2)2COOPn H H 1-AI-Pyrd(3)136 H H SO2(CH2)2COOHx H H 1-AI-Pyrd(3)137 H H SO2CH2COOH H H 1-AI-Pyrd(3)138 H H SO2CH2COOH 3-F H 1-AI-Pyrd(3)139 H H SO2CH2COOH 2-Cl H 1-AI-Pyrd(3)140 H H SO2CH2COOH 3-Cl H 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CH2COOEt 2-Pn H 1-AI-Pip(4)746 6-OH H CH2COOEt 3-Pn H 1-AI-Pip(4)747 6-OH H CH2COOEt 2-Hx H 1-AI-Pip(4)748 6-OH H CH2COOEt 3-Hx H 1-AI-Pip(4)749 6-OH H CH2COOEt 2-CF3 H 1-AI-Pip(4)750 6-OH H CH2COOEt 3-CF3 H 1-AI-Pip(4)751 6-OH H CH2COOEt 2-OMe H 1-AI-Pip(4)752 6-OH H CH2COOEt 3-OMe H 1-AI-Pip(4)753 6-OH H