| 【発明の名称】 |
医薬組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】稲垣 健一
【氏名】中村 忠雄
【氏名】竹内 文和
【氏名】高田 誠一
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| 【要約】 |
【課題】塩基性を弱め、胃への負担を軽減し、且つ安定性良好なプラバスタチン含有医薬組成物を開発する。
【解決手段】配合割合が組成物全量中、1〜30重量%であるプラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウムおよび該組成物と、該組成物水性分散液のpHを9未満に保ち、組成物全量中1〜40重量%であるpH9以上のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムと、からなることを特徴とする安定性良好な医薬組成物。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウムおよび該組成物と、該組成物水性分散液のpHを9未満に保つ安定化剤と、からなることを特徴とする安定性良好な医薬組成物。 【請求項2】 前記プラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウムの配合割合が組成物全量中、1〜30重量%であることを特徴とする請求項1記載の医薬組成物。 【請求項3】 前記安定化剤がpH9以上であることを特徴とする請求項1または2記載の医薬組成物。 【請求項4】 前記安定化剤がpH9以上のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムであることを特徴とする請求項1、2または3記載の医薬組成物。 【請求項5】 前記pH9以上のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムの配合割合が組成物全量中、1〜40重量%であることを特徴とする請求項4記載の医薬組成物。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、安定性良好な医薬組成物に関するものである。 【0002】 【従来の技術】低pHで変質し、ラクトン環を形成しやすいプラバスタチンを含有する医薬組成物の貯蔵安定性を増大させる為、特許第2935220号公報に開示されているように、プラバスタチン含有医薬組成物水性分散液のpHを9以上にさせる塩基性化剤、例えば、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アンモニウム、水酸化アルミニウム、マガルドレート等を加えることが行われている。しかし、これでは塩基性が強いために、胃に負担をかけないよう、pHをなるべく上げずに且つ安定性を維持するための医薬組成物が求められていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、塩基性を弱め、且つ安定性が良好なプラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウム含有医薬組成物を開発することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記載の発明によれば、プラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウムおよび該組成物と、該組成物水性分散液のpHを9未満に保つ安定化剤と、からなる安定性良好な医薬組成物とする。このように構成すれば、ラクトン環を形成しやすい薬物であるプラバスタチンを含有しながらも、胃に負担をかけない為、pHを9未満に維持する安定化剤を加えることによって、優れた貯蔵安定性を有し、胃に対する負担を軽減することができる。安定化剤としては特に限定されないが、望ましい安定化剤として、例えば、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムが挙げられる。メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは通常、pH9以上の普通品、例えばpH9.5の普通品と中性品、例えばpH7.5の中性品が市販されているが、pH9以上の普通品が望ましい。 【0005】また、本発明のうち請求項2記載の発明によれば、プラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウムの配合割合が組成物全量中、1〜30重量%である医薬組成物とする。このように構成すれば、安定性良好且つ効能が高い医薬組成物とすることができる。さらに、プラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウムの配合割合は、好ましくは、3〜20重量%である。 【0006】また、本発明のうち請求項3記載の発明によれば、前記安定化剤はpH9以上とする。このように構成すれば、より一層、安定性良好且つ効能が高い医薬組成物とすることができる。 【0007】また、本発明のうち請求項4記載の発明によれば、前記安定化剤はpH9以上のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムである医薬組成物とする。このように構成すれば、塩基性を弱め且つメタケイ酸アルミン酸マグネシウムが有する胃粘膜保護作用により、さらに一層、胃への負担を軽減することができる。pH9以上のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムの配合割合は問わないが、組成物全量中1〜40重量%、好ましくは5〜35重量%の範囲で選定するのが望ましい。 【0008】さらに、請求項5記載の発明によれば、前記pH9以上のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムの配合割合が組成物全量中、1〜40重量%である医薬組成物とする。このようにすることで、安定性良好且つ効能が高い医薬組成物とすることができる。 【0009】本発明の医薬組成物の形状は問わず、錠剤、散剤、カプセル剤、液剤などが挙げられるが、一定量を確実且つ容易に服用可能である点で、錠剤の形状が望ましい。なお、本発明の医薬組成物の構成は、プラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウム、それぞれ必要に応じて適宜使用しうる1種以上の増量剤、例えばマンニトール、乳糖および/または結晶セルロース、1種以上の結合剤、例えば結晶セルロース(ドライ結合剤)またはポリビニルピロリドン(ウエット結合剤)、1種以上の崩壊剤、例えばクロスカルメロースナトリウム、1種以上の滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウム、および安定化剤、例えばpH9以上のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムと、から成る。 【0010】さらに、本発明によるプラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウムおよび該医薬組成物を貯蔵のため安定化させるために、該プラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウムおよび該医薬組成物水性分散液をpH9未満に保つ安定化剤を加える安定化方法により、本発明医薬組成物を安定化する。このように構成すれば、プラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウムおよび該医薬組成物の変質を抑え、塩基性を弱めた安定化方法とすることができる。 【0011】さらに、安定化剤をpH9以上のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムとした安定化方法とすることで、塩基性を弱めながら安定性を増大させることができる。 【0012】また、pH9以上のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムの配合割合を医薬組成物全量中1〜40重量%である安定化方法とすることによって、効果的に塩基性を弱めながら、安定性を維持する安定化方法とすることができる。 【0013】また本発明の医薬組成物は、組成物全量中5〜90重量%、好ましくは10〜80重量%の1種以上の増量剤もしくは賦形剤、例えばマンニトール、ソルビトール、ラクトース、白糖、炭酸カルシウム、コーンスターチ、結晶セルロースなどを包含することができる。さらに、増量剤に加えてまたは代えて、組成物全量中5〜30重量%、好ましくは10〜30重量%の1種以上の結合剤を配合する。本発明での使用に好適な結合剤の具体例としては、ポリビニルピロリドン(分子量約5000〜200000、好ましくは約30000)、コーンスターチ、糖類、結晶ワックスが挙げられる。 【0014】本発明の医薬組成物はその形状が錠剤である場合、該組成物全量中0.5〜10重量%、好ましくは2〜8重量%の1種以上の錠剤崩壊剤、例えばクロスカルメロースナトリウム、コーンスターチまたは結晶セルロース、および組成物全量中0.2〜8重量%、好ましくは0.5〜2重量%の1種以上の滑沢剤、例えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク等を包含する。必要に応じて、通常の他の成分を配合しても良く、例えば防腐剤、着色剤、香料等が挙げられる。 【0015】 【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 【0016】実施例1下記の組成を有するプラバスタチン含有素錠を、以下の手順に従って製造した。プラバスタチンナトリウム5.6重量部及びポリビニルピロリドン3.3重量部を水に溶解し、D-マンニトール63.3重量部、結晶セルロース13.3重量部、クロスカルメロースナトリウム2.2重量部とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(pH9.5)11.1重量部を高速撹拌造粒機(バーチカルグラニュレーター、株式会社パウレック)で混合した後、先に溶解した溶液を用いて混合造粒した。 【0017】以上の割合で、得られた造粒物を70度で流動層乾燥をしたのち、この乾燥物を0.8mmのスクリーンを装着したクアドロコーミル(株式会社パウレック)で粉砕整粒を行った。得られた粉末89.0重量部にステアリン酸マグネシウムを1.0重量部の割合で加え、V型混合機(筒井理化学機械株式会社)で混合した。この混合物を6.5mm隅角平面の杵臼を用いて90mgの素錠を製造した。この錠剤の水分散液のpHは8.8であった。またこの錠剤を40度相対湿度75%下に2ヶ月間保存したところ、プラバスタチンは安定状態に維持された。 【0018】実施例2下記の組成を有するプラバスタチン含有素錠を、以下の手順に従って製造した。プラバスタチンナトリウム7.1重量部及びポリビニルピロリドン3.5重量部を水に溶解し、D-マンニトール58.6重量部、結晶セルロース14.3重量部、クロスカルメロースナトリウム2.1重量部、三二酸化鉄微量とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(pH9.5)14.3重量部を高速撹拌造粒機(バーチカルグラニュレーター、株式会社パウレック)で混合した後、先に溶解した溶液を用いて混合造粒した。 【0019】以上の割合で、得られた造粒物を70度で流動層乾燥をしたのち、この乾燥物を0.8mmのスクリーンを装着したクアドロコーミル(株式会社パウレック)で粉砕整粒を行った。得られた粉末139.0重量部にステアリン酸マグネシウムを1.0重量部の割合で加え、V型混合機(筒井理化学機械株式会社)で混合した。この混合物を7.5mm隅角平面の杵臼を用いて140mgの素錠を製造した。この錠剤の水分散液のpHは8.8であった。またこの錠剤を40度相対湿度75%下に2ヶ月間保存したところ、プラバスタチンは安定状態に維持された。 【0020】実施例3下記の組成を有するプラバスタチン含有素錠を、以下の手順に従って製造した。プラバスタチンナトリウム5.6重量部及びポリビニルピロリドン3.3重量部を水に溶解しておき、D-マンニトール63.3重量部、結晶セルロース13.3重量部、クロスカルメロースナトリウム2.2重量部とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(pH9.5)11.1重量部を流動層造粒機(マルチプレックス、株式会社パウレック)に投入し、先に溶解した溶液をスプレーし流動層造粒した。 【0021】以上の割合で、得られた造粒物を0.8mmのスクリーンを装着したクアドロコーミル(株式会社パウレック)で粉砕整粒を行った。得られた粉末89.0重量部にステアリン酸マグネシウムを1.0重量部の割合で加え、V型混合機(筒井理化学機械株式会社)で混合した。この混合物を6.5mm隅角平面の杵臼を用いて90mgの素錠を製造した。この錠剤の水分散液のpHは8.8であった。またこの錠剤を40度相対湿度75%下に2ヶ月間保存したところ、プラバスタチンは安定状態に維持された。 【0022】実施例4下記の組成を有するプラバスタチン含有素錠を、以下の手順に従って製造した。プラバスタチンナトリウム7.1重量部及びポリビニルピロリドン3.5重量部を水に溶解しておき、D-マンニトール58.6重量部、結晶セルロース14.3重量部、クロスカルメロースナトリウム2.1重量部、三二酸化鉄微量とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(pH9.5)14.3重量部を流動層造粒機(マルチプレックス、株式会社パウレック)に投入し、先に溶解した溶液をスプレーし、流動層造粒した。 【0023】以上の割合で、得られた造粒物を0.8mmのスクリーンを装着したクアドロコーミル(株式会社パウレック)で粉砕整粒を行った。得られた粉末139.0重量部にステアリン酸マグネシウムを1.0重量部の割合で加え、V型混合機(筒井理化学機械株式会社)で混合した。この混合物を7.5mm隅角平面の杵臼を用いて140mgの素錠を製造した。この錠剤の水分散液のpHは8.8であった。またこの錠剤を40度相対湿度75%下に2ヶ月間保存したところ、プラバスタチンは、安定状態に維持された。 【0024】実施例5下記の組成を有するプラバスタチン含有素錠を、以下の手順に従って製造した。プラバスタチンナトリウム5.0重量部及びポリビニルピロリドン3.0重量部を水に溶解しておき、D-マンニトール57.0重量部、結晶セルロース12.0重量部、クロスカルメロースナトリウム2.0重量部、三二酸化鉄微量とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(pH9.5)10.0重量部を流動層造粒機(マルチプレックス、株式会社パウレック)に投入し、先に溶解した溶液をスプレーし、流動層造粒した。 【0025】以上の割合で、得られた造粒物を0.8mmのスクリーンを装着したクアドロコーミル(株式会社パウレック)で粉砕整粒を行った。得られた粉末89.0重量部にステアリン酸マグネシウムを1.0重量部の割合で加え、V型混合機(筒井理化学機械株式会社)で混合した。この混合物を7.5mm隅角平面の杵臼を用いて90mgの素錠を製造した。 【0026】この錠剤を、蒸留水を入れた20mLメスフラスコ内で崩壊させ、メスアップの後、20mL中に、1,2,3,5,10錠を崩壊させた場合に分けて、pHを測定した。結果を表1に示した。水分散液のpHは平均で8.793であった。またこの錠剤を40度相対湿度75%下に2ヶ月間保存したところ、プラバスタチンは、安定状態に維持された。 【0027】 【表1】
【0028】実施例6下記の組成を有するプラバスタチン含有素錠を、以下の手順に従って製造した。プラバスタチンナトリウム10.0重量部及びポリビニルピロリドン5.0重量部を水に溶解しておき、D-マンニトール82.0重量部、結晶セルロース20.0重量部、クロスカルメロースナトリウム3.0重量部、三二酸化鉄微量とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(pH9.5)20.0重量部を流動層造粒機(マルチプレックス、株式会社パウレック)に投入し、先に溶解した溶液をスプレーし、流動層造粒した。 【0029】以上の割合で、得られた造粒物を0.8mmのスクリーンを装着したクアドロコーミル(株式会社パウレック)で粉砕整粒を行った。得られた粉末139.0重量部にステアリン酸マグネシウムを1.0重量部の割合で加え、V型混合機(筒井理化学機械株式会社)で混合した。この混合物を7.5mm隅角平面の杵臼を用いて140mgの素錠を製造した。この錠剤1錠を、蒸留水を入れた20mLメスフラスコ内で崩壊させ、メスアップの後、pHを測定した。その結果、pHは8.812となり、pHは9未満に維持された。またこの錠剤を40度相対湿度75%下に2ヶ月間保存したところ、プラバスタチンは、安定状態に維持された。 【0030】比較例1下記の組成を有するプラバスタチン含有素錠を、以下の手順に従って製造した。プラバスタチンナトリウム5.0重量部及びポリビニルピロリドン3.0重量部を水に溶解しておき、D-マンニトール57.0重量部、結晶セルロース12.0重量部、クロスカルメロースナトリウム2.0重量部、三二酸化鉄微量と酸化マグネシウム10.0重量部を流動層造粒機(マルチプレックス、株式会社パウレック)に投入し、先に溶解した溶液をスプレーし、流動層造粒した。 【0031】以上の割合で、得られた造粒物を0.8mmのスクリーンを装着したクアドロコーミル(株式会社パウレック)で粉砕整粒を行った。得られた粉末89.0重量部にステアリン酸マグネシウムを1.0重量部の割合で加え、V型混合機(筒井理化学機械株式会社)で混合した。この混合物を7.5mm隅角平面の杵臼を用いて90mgの素錠を製造した。この錠剤1錠を、蒸留水により20mLメスフラスコ内で崩壊させ、メスアップの後、pHを測定した。その結果、このように酸化マグネシウムを用いた場合、水分散液のpHは10.277であって強い塩基性を示し、胃に負担をかけやすいことが示された。 【0032】実施例7下記の組成を有するプラバスタチン含有素錠を、以下の手順に従って製造した。プラバスタチンナトリウム5.6重量部及びポリビニルピロリドン3.3重量部を水に溶解し、D-マンニトール63.3重量部、結晶セルロース13.3重量部、クロスカルメロースナトリウム2.2重量部とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(pH9.5ノイシリンFH-1:富士化学工業株式会社)11.1重量部を高速撹拌造粒機(バーチカルグラニュレーター、株式会社パウレック)で混合した後、先に溶解した溶液を用いて混合造粒した。 【0033】以上の割合で、得られた造粒物を70度で流動層乾燥をしたのち、この乾燥物を0.8mmのスクリーンを装着したクアドロコーミル(株式会社パウレック)で粉砕整粒を行った。得られた粉末89.0重量部にステアリン酸マグネシウムを1.0重量部の割合で加え、V型混合機(筒井理化学機械株式会社)で混合した。この混合物を6.5mm隅角平面の杵臼を用いて90mgの素錠を製造した。この錠剤の水分散液のpHは8.8であった。またこの錠剤を40度相対湿度75%下に2ヶ月間保存したところ、残存率は、約99%とプラバスタチンは安定状態に維持された。また、この試料を液体クロマトグラフィーによって、分析する際に得られるラクトン体のピーク面積は、プラバスタチンのピーク面積の1%未満であった。 【0034】比較例2下記の組成を有するプラバスタチン含有素錠を、以下の手順に従って製造した。プラバスタチンナトリウム5.6重量部及びポリビニルピロリドン3.3重量部を水に溶解し、D-マンニトール63.3重量部、結晶セルロース13.3重量部、クロスカルメロースナトリウム2.2重量部とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(pH7.5ノイシリンUFL2:富士化学工業株式会社)11.1重量部を高速撹拌造粒機(バーチカルグラニュレーター、株式会社パウレック)で混合した後、先に溶解した溶液を用いて混合造粒した。 【0035】以上の割合で、得られた造粒物を70度で流動層乾燥をしたのち、この乾燥物を0.8mmのスクリーンを装着したクアドロコーミル(株式会社パウレック)で粉砕整粒を行った。得られた粉末89.0重量部にステアリン酸マグネシウムを1.0重量部の割合で加え、V型混合機(筒井理化学機械株式会社)で混合した。この混合物を6.5mm隅角平面の杵臼を用いて90mgの素錠を製造した。 【0036】この錠剤の水分散液のpHは7.6であった。またこの錠剤を40度相対湿度75%下に2ヶ月間保存したところ、残存率は、約96%とプラバスタチンは含有率が低下した。また、この試料を液体クロマトグラフィーによって、分析する際に得られるラクトン体のピーク面積は、プラバスタチンのピーク面積の3%程度であった。 【0037】本発明の実施例に示す通り、安定化剤としてpH9以上のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムを含有するプラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウムからなる医薬組成物は、驚くべきことにその水性分散液のpHを9未満に保つことができ、さらには比較例2で示される通り、中性品のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムを含有する該組成物に比べて安定性が良好であることが示された。 【0038】 【発明の効果】本発明の医薬組成物によれば、特に、安定化剤であるpH9以上のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムを配合することにより、プラバスタチンまたはプラバスタチンナトリウムおよび該医薬組成物を貯蔵のため安定化させると共に、該組成物水性分散液のpHを9未満に保つ医薬組成物を得ることができ、この安定化剤は従来技術である該組成物水性分散液のpHを9以上、好ましくは約9.5以上に上昇せしめる塩基性化剤とは異なり、安定で胃に負担をかけない医薬組成物を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】397018855 【氏名又は名称】東洋ファルマー株式会社
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| 【出願日】 |
平成14年3月11日(2002.3.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090206 【弁理士】 【氏名又は名称】宮田 信道
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| 【公開番号】 |
特開2003−2829(P2003−2829A) |
| 【公開日】 |
平成15年1月8日(2003.1.8) |
| 【出願番号】 |
特願2002−65730(P2002−65730) |
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