トップ :: A 生活必需品 :: A61 医学または獣医学;衛生学




【発明の名称】 コリメーションを用いて収集した医用診断画像のコントラストを強調させるための方法及び装置
【発明者】 【氏名】アール・ラリー・アンデルトン

【要約】 【課題】コリメータを用いながら収集した表示診断画像のコントラストを調整する。

【解決手段】コリメータ(130)はX線源(102)の近傍に配置させ、X線の一部分を阻止している。検出器はX線を受け取り、被検体を示す被検体データ(216)とコリメータ(130)を示すコリメータ・データ(204、206)とを生成させる。位置検出器はX線源の撮像域に対するコリメータの位置を特定する。ゲート制御モジュールは被検体データ及びコリメータ・データを受け取り、被検体データの少なくとも一部分を通過させる。ゲート制御モジュールはコリメータの位置に基づいてコリメータ・データの少なくとも一部分を阻止する。ディスプレイ(126)は、ゲート制御モジュールが通過させた被検体データの該一部分に基づいてX線画像を表示させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】被検体をX線で照射するX線源(102)と、前記X線源(102)の近傍に配置させ前記X線の一部分を阻止しているコリメータ(130)と、前記X線源(102)からのX線を受け取ると共に被検体を示す被検体データ(216)及び前記コリメータ(130)を示すコリメータ・データ(204、206)を生成させている検出器と、前記X線源(102)の撮像域に対する前記コリメータ(130)の位置を特定する位置検出器(131)と、前記被検体データ(216)及びコリメータ・データ(204、206)を受け取っているゲート制御モジュールであって、前記被検体データ(216)の一部分は少なくとも通過させ、前記コリメータ(130)の前記位置に基づいて前記コリメータ・データ(204、206)の少なくとも一部分は阻止しているゲート制御モジュールと、少なくとも前記ゲート制御モジュールが通過させた前記被検体データ(216)の前記部分に基づいてX線画像(202)を表示するディスプレイ(126)と、を備えるX線システム(100)。
【請求項2】 さらに、前記X線画像(202)の表示に影響を及ぼすような前記被検体データ(216)の前記部分のヒストグラム(182)を生成させるヒストグラム作成器(118)を備える請求項1に記載のX線システム(100)。
【請求項3】 さらに、前記被検体データ(216)を包含しかつ前記コリメータ・データ(204、206)を除外したヒストグラム(182)を生成させるヒストグラム作成器(118)を備える請求項1に記載のX線システム(100)。
【請求項4】 さらに、前記コリメータ・データ(204、206)と独立に前記ディスプレイのコントラストを自動的に調整するコントラスト・モジュールを備える請求項1に記載のX線システム(100)。
【請求項5】 前記ゲート制御モジュールは、前記X線源(102)及び前記検出器が生成するすべての被検体データ(216)を通過させている、請求項1に記載のX線システム(100)。
【請求項6】 前記ゲート制御モジュールは、前記被検体データ(216)のうち関心領域(208)の外部にある少なくとも前記部分セクションを阻止している、請求項1に記載のX線システム(100)。
【請求項7】 前記ゲート制御モジュールは、前記コリメータ(130)の前記位置に基づいて関心領域(208)を規定すると共に、関心領域(208)範囲内にある前記被検体データ(216)のみを通過させている、請求項1に記載のX線システム(100)。
【請求項8】 前記ゲート制御モジュールは、前記コリメータ(130)の前記位置に基づいて関心領域(208)を規定すると共に、前記関心領域(208)の外部にあるすべての前記被検体データ(216)及びコリメータ・データ(204、206)を阻止している、請求項1に記載のX線システム(100)。
【請求項9】 さらに、前記コリメータ(130)の位置、向き、形状及び辺縁(272)のうちの少なくとも1つを前記コリメータ(130)の前記位置に基づいてコリメータ・マーカ(266)として特定するコリメータ計算モジュール(132)であって、前記ゲート制御モジュールは前記コリメータ・マーカ(266)に基づいて前記コリメータ・データ(204、206)を阻止しているコリメータ計算モジュール(132)を備える請求項1に記載のX線システム(100)。
【請求項10】 さらに、前記コリメータ(130)の前記位置に基づいて前記コリメータ・データ(204、206)と前記被検体データ(216)の間の境界を特定するコリメータ計算モジュール(132)であって、前記ゲート制御モジュールは前記境界に基づいて前記コリメータ・データ(204、206)を阻止しているコリメータ計算モジュール(132)を備える請求項1に記載のX線システム(100)。
【請求項11】被検体をX線で照射するX線源(102)と、前記X線源(102)の近傍に配置させ前記X線の一部分を阻止しているコリメータ(130)と、前記X線源(102)からのX線を受け取ると共に被検体を示す被検体データ(216)及び前記コリメータ(130)を示すコリメータ・データ(204、206)を生成させている検出器と、前記コリメータ(130)の位置、向き、形状及び辺縁(272、274)のうちの少なくとも1つを前記コリメータ(130)の前記位置に基づいて特定するコリメータ計算モジュール(132)と、前記被検体データ(216)及びコリメータ・データ(204、206)を受け取っているゲート制御モジュールであって、前記被検体データ(216)の一部分は少なくとも通過させ、前記コリメータ(130)の前記位置に基づいて前記コリメータ・データ(204、206)の少なくとも一部分は阻止しているゲート制御モジュールと、少なくとも前記ゲート制御モジュールが通過させた前記被検体データ(216)の前記部分に基づいてX線画像(202)を表示するディスプレイ(126)と、を備えるX線システム(100)。
【請求項12】 さらに、前記被検体データ(216)を包含しかつ前記コリメータ・データ(204、206)を除外したヒストグラム(182)を生成させるヒストグラム作成器(118)を備える請求項11に記載のX線システム(100)。
【請求項13】 前記ゲート制御モジュールは前記被検体データ(216)のうち関心領域(208)の外部にあるセクションを阻止している、請求項11に記載のX線システム(100)。
【請求項14】 前記ゲート制御モジュールが前記被検体データ(216)と実質的に同様の関心領域(208)を規定している、請求項11に記載のX線システム(100)。
【請求項15】 前記辺縁(272、274)により前記コリメータ・データ(204、206)と前記被検体データ(216)の間の境界が規定されており、前記ゲート制御モジュールは前記境界に基づいて前記コリメータ・データ(204、206)を阻止している、請求項11に記載のX線システム(100)。
【請求項16】 さらに、前記被検体データ(216)に関する最小及び最大のグレイスケール値を自動的に特定するコントラスト・モジュールを備える請求項11に記載のX線システム(100)。
【請求項17】 X線画像(202)のコントラストを強調するための方法であって、コリメータ(130)により部分的に阻止されたX線源(102)に被検体を曝露させるステップと、被検体を示す被検体データ(216)及びコリメータ(130)を示すコリメータ・データ(204、206)を検出するステップと、コリメータ(130)の位置を示す位置データを特定するステップと、前記位置データに基づいて前記コリメータ・データ(204、206)を阻止するように前記被検体データ(216)及びコリメータ・データ(204、206)をゲート制御するステップと、前記被検体データ(216)の少なくとも一部分に基づいてX線画像(202)を表示するステップと、を含む方法。
【請求項18】 前記ゲート制御のステップがさらに、前記被検体データ(216)の一部分を阻止することを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】 前記X線画像(202)の表示に利用する最小及び最大のグレイスケール値を前記被検体データ(216)の少なくとも一部分に基づいて自動的に計算するステップをさらに含む請求項17に記載の方法。
【請求項20】 前記位置データが前記コリメータ(130)の位置、向き、形状及び辺縁(272、274)のうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項21】 前記ゲート制御のステップがさらに、前記被検体データ(216)の一部分がその内部にありかつ前記コリメータ・データ(130)のすべてがその外部にあるような関心領域(208)を前記位置データに基づいて規定することを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項22】 前記コリメータ・データ(204、206)と独立に特定されており、前記X線画像(202)の表示に利用されるような最小及び最大のグレイスケール値を自動的に計算するステップをさらに含む請求項17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明のある種の実施形態は医用診断システムに関し、詳細には、コリメータを用いながら収集した表示診断画像のコントラストを調整するための技法及び装置に関する。
【0002】
【発明の背景】心臓検査システム、放射線撮影システム、及び透視検査システムなど、患者の一連の内部画像を作成するにはX線システムがよく知られている。患者はX線に曝露させ、次いでこのX線を患者を透過させた後に検出している。この放射線は、モニター上にリアルタイムで表示される連続した画像の系列が作成されるようにパルス動作を受けている。このX線は患者を透過する際に減衰を受ける。画像において、X線が受けた減衰の量は表示させる画素のグレイスケール・レベルにより表現される。グレイスケール・レベル間のコントラストはその減衰量を表している。
【0003】骨や様々な種類の組織は減衰させるX線の量が様々であり、したがってこれらは様々なコントラスト・レベルで検出され画像モニター上に表示される。例えば、骨は筋肉と比べてより大きな度合いでX線を減衰させることになり、周囲の解剖構造と比べてより暗く表示されることがある。軟部組織のみを含む解剖構造領域は、軟部組織と骨の両者を含む解剖構造領域と比べてより狭いコントラスト範囲を有することがある。さらに、散乱放射線によってもコントラスト範囲が狭くなり、あるいは極めて大柄な患者を撮影するために使用するkVpレベルを上昇させた場合にもコントラスト範囲が狭くなる。
【0004】システムが検出した放射線のレベルは、ルックアップ・テーブルまたは伝達関数により、表示させる画像のコントラストと関連付けている。換言すると、システムは伝達関数を使用してある特定の放射線レベルをそのディスプレイのある特定のグレイスケール・レベルに割り当てている。システムは、伝達関数の形状(例えば、傾斜、オフセット、など)を変化させることによって、表示する画像に対するコントラストの範囲をある具体的なグレイスケール・レベル範囲に関連付けて変更している。システムは、様々な数学的モデルまたは形状を表す複数の伝達関数を有することがあり、この複数の伝達関数から1つの伝達関数を選択して1つまたは複数の表示画像のコントラストを制御している。異なる手順に対して、あるいは異なる解剖構造を撮影する際に特定の1つの伝達関数が選択される。
【0005】ある手順中に複数の像を表示させるために使用するコントラスト範囲は、システムによって設定されその手順全体にわたって一定に保たれることがある。したがって、検出した放射線のあるレベル(すなわち、具体的な1つの輝度レベル)には、1回のスキャンまたは一連のスキャン全体に対して具体的な1つのグレイスケール・レベルが割り当てられている。このことは、患者内で様々なコントラスト範囲を有する関心エリアを同じ手順中にスキャンするような場合に有利ではなく、このため、コントラストがばらついて表示されることがある。幾つかの像は、極めて暗いエリアと極めて明るいエリアを含むような高コントラスト・レベルで表示され、一方、別の像は低コントラストで明るく表示される、すなわち消失することがある。オペレータは、解剖構造内のコントラストの変化が補正されるように表示画像のコントラストを調整する選択が可能であるが、この操作は、時間がかかり、誤りを起こしやすく、また異なる組織を検査するごとに反復する必要がある。
【0006】ある手順(透視検査、心臓検査、放射線検査、その他)の全体にわたって提供するコントラストをより一定にするために、自動コントラスト補償アルゴリズムが提案されている。自動コントラスト補償(すなわち、コントラスト管理)は、診断上の有用性を高めたより満足な画像を提示するために利用される。これらの画像は、収集を受けると最大及び最小の輝度レベルに関して検討される。次いで、この最大及び最小輝度レベルを用いて新たなグレイスケール伝達関数を決定し、表示画像のコントラストが強調される。したがって、放射線医は、同じ手順中にコントラストを手動調整せずに、骨を含んだ像と軟部組織のみを含んだ像とを観察することができる。
【0007】しかしながら、自動コントラスト補償アルゴリズムは、コリメータを使用する場合などで放射線が阻止された領域からのデータによる影響も受ける。コリメータは、X線ビームの一部分または複数の部分を阻止し、診断対象でない身体部位への照射を最小にしている。コリメータを使用する場合で、自動コントラスト補償が有効になっている場合、これにより最小輝度レベルを特定し、コリメータから検出したデータに対して利用可能なグレイスケールのうちの低い側の端、すなわち最小輝度レベルが割り当てられるようにコントラストを調整する。したがって、解剖学的関心領域の表示に利用可能なグレイスケール範囲が縮小され、表示させた解剖構造データはコントラストの急激な低下を示す。
【0008】コリメータの影響を排除しようとする試みの中で、コリメータを実際に配置した場所によらず画像のうちコリメータによる妨害を受けないある小さいエリアから最大及び最小輝度レベルを決定することが提案されている。しかしながら、輝度レベルを撮像域のある狭い領域に基づいて制御すると、コリメータを全く用いないかほとんど妨害を与えないコリメータを用いる場合など、より広い撮像域に対するコントラスト強調が犠牲となることがある。この方法では、高コントラストの解剖構造を撮影する場合にその解剖構造のグレイスケール・データが失われる結果となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本産業分野において、コリメータを使用した際に表示診断画像のコントラストを調整するための方法及び装置であって上述すると共にこれまで経験された問題に対処した方法及び装置に対する必要性が存在する。
【0010】
【課題を解決するための手段】少なくとも1つの実施形態では、被検体をX線で照射するX線源を利用したX線システムを提供する。このX線源の近傍にはコリメータを配置し、そのX線の一部分を阻止させている。検出器によりX線源からのX線を受け取り被検体を示す被検体データとコリメータを示すコリメータ・データとを生成させている。X線源の撮像域に対するコリメータの位置は位置検出器により特定している。ゲート制御モジュールは被検体データ及びコリメータ・データを受け取り、被検体データの少なくとも一部分を通過させている。ゲート制御モジュールはコリメータの位置に基づいてコリメータ・データの少なくとも一部分を阻止している。ゲート制御モジュールが通過させた被検体データの該少なくとも一部分に基づいてディスプレイはX線画像を表示する。
【0011】少なくとも1つの実施形態では、被検体をX線で照射するためにX線源を利用したX線システムを提供する。コリメータによりX線の一部分を阻止しており、コリメータはX線源の近傍に配置している。検出器によりX線源からのX線を受け取り被検体を示す被検体データとコリメータを示すコリメータ・データとを生成させている。コリメータの位置、向き、形状、及び辺縁のうちの少なくとも1つはコリメータ計算モジュールによりコリメータの位置に基づいて特定される。ゲート制御モジュールは被検体データ及びコリメータ・データを受け取り、被検体データの少なくとも一部分を通過させると共にコリメータの位置に基づいてコリメータ・データの少なくとも一部分を阻止している。ゲート制御モジュールが通過させた被検体データの該一部分に少なくとも基づいてディスプレイはX線画像を表示する。
【0012】少なくとも1つの実施形態では、X線画像のコントラストを強調するための方法を提供する。被検体は、コリメータにより部分的に阻止されたX線源に曝露させる。被検体を示す被検体データ及びコリメータを示すコリメータ・データを検出する。コリメータの位置を示す位置データを特定している。被検体データとコリメータ・データは、この位置データに基づいてコリメータ・データを阻止するようにゲート制御している。X線画像は被検体データの該少なくとも一部分に基づいて表示させる。
【0013】以上の説明、並びに本発明の実施形態に関する以下の詳細な説明を添付の図面と共に読むことによりさらに理解が深まるであろう。しかし、本発明は添付の図面に示した配置及び手段に限定されないことを理解すべきである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態による自動コントラスト補償を利用したX線透視検査システムを表している。透視検査システム100は、X線ビーム103を被検体または患者104の方向に導いているX線源102を含む。患者104は、ヒト、動物、試験用ファントーム、あるいは解剖学的構造を含むその他の対象とすることがある。イメージ・インテンシファイア106は患者104を透過した放射線を検出し画像を生成させている。この画像は光学系108を介してCCDビデオ・カメラ110に転送される。CCDビデオ・カメラ110はアナログの映像信号を発生させ、この映像信号はアナログ・デジタル変換器(ADC)112によりディジタル信号に変換している。任意選択では、このADC112はCCDビデオ・カメラ110内に包含させることがある。別法として、イメージ・インテンシファイア106、光学系108及びCCDビデオ・カメラ110をフラットパネル検出器に置き換えることができる。次いでこのディジタル信号は画像処理装置114に送られる。メモリ115は、このディジタル信号データと透視検査システム100により利用されるその他のデータとを格納するために使用することができる。
【0015】透視検査システム100は、関心領域(ROI)ゲート116と、ヒストグラム作成器118と、オートコントラスト・アルゴリズム120と、を自動コントラスト補償を実行するように協調させて含んでいる。ROIゲート116、ヒストグラム作成器118及びオートコントラスト・アルゴリズム120は、図1では別々に図示しているが、これらは、画像処理装置114や透視検査システム100の別の構成要素によりそのすべてが実行されているようなソフトウェアを構成していることもある。別法として、ROIゲート116、ヒストグラム作成器118及びオートコントラスト・アルゴリズム120の各機能は、個別のディジタル信号処理ボードなど別々のハードウェアにより実行させることもある。制御パネル128は、自動コントラスト補償を有効にするためや患者データを入力するためなどオペレータによるデータ入力のために利用することができる。
【0016】コリメータ130は、X線ビーム103の一部分または複数の部分を阻止するために利用することができる。コリメータ130は、1つまたは複数の羽根から構成させることができる。検出器131はコリメータの位置130を検出している。コリメータ計算モジュール132はコリメータ位置データを読み取ると共に、このコリメータ位置データを利用して関心領域を計算している。この関心領域は、表示させる画像の拠り所となる収集データのエリアを規定することができる。この関心領域は、収集したデータのうち阻止される部分を特定するためにROIゲート116により利用することができる。したがって、阻止されたデータはヒストグラム作成器118が作成するヒストグラムに影響を及ぼすことがない。オートコントラスト・アルゴリズム120はヒストグラム内の最大値及び最小値を特定する。オートコントラスト・アルゴリズム120の出力は表示用ルックアップ・テーブル(LUT)122に送られる。表示用LUT122は、オートコントラスト・アルゴリズム120により特定されたパラメータを使用し、画像処理装置114からのディジタル画像データ内での検出放射線のレベルを、選択したルックアップ・テーブルまたは伝達関数に関連付ける。ディジタル・アナログ変換器(DAC)124は、表示用LUT122の出力をディジタルからアナログに変換し、このアナログ信号をディスプレイ126に渡している。ディスプレイ126は次いで、患者104の診断画像を表示する。
【0017】図2は、本発明の実施の一形態によるコリメータを利用せずに収集した診断画像を表している。モニター140または同様の装置は、ディスプレイ126により表示しているような診断画像142を表示させる。関心領域ゲート116は、事前定義のパラメータまたはコリメータ計算モジュール132からのデータを利用して関心領域144の外部にあるディジタル画像データを阻止している。関心領域144は診断画像142の一部分であり、また典型的には、診断画像142の直径の60パーセントから100パーセントにあたる。例えば、関心領域144は90パーセントに固定することがある。関心領域144内の診断データは、ヒストグラム作成器118によるヒストグラムの作成に使用されることになる。
【0018】図3は、本発明の実施の一形態に従って関心領域から作成したヒストグラム及び伝達関数を表している。ヒストグラム作成器118は、関心領域144の内部で生データ範囲156に及ぶような画像処理装置114が出力したディジタル画像データを利用してヒストグラム150を作成している。ヒストグラム150の作成に用いるディジタル画像データは、コリメータ130により覆われた領域内に位置するディジタル画像データを含まない。オートコントラスト・アルゴリズム120は、ディジタル画像データのヒストグラム150内において、検出最小値(検出MIN)152と最大値(MAX)154とを決定する。表示用LUT122はこの検出MIN152及びMAX154の値を利用して表示コントラスト範囲158に及ぶ伝達関数160を作成している。
【0019】単に一例として、その表示コントラスト範囲158は、0が黒(black)を、また255が白(white)を表しているような256個の離散的グレイスケール・レベルに分割させることがある。典型的な透視検査システムでは、関心領域144の平均値を表示コントラスト範囲158の上側半分に表示することがある。例えば、画像のうちの明るい方の要素を180〜200の範囲内のある値で表示し、一方、最も暗い要素を50〜100の範囲内で表示させることがある。
【0020】ヒストグラム作成器118は、ディジタル画像データを比較する相手方となるメモリ115内に格納した値からなるテーブルにより構成させることがある。別法として、ヒストグラム作成器118は、別の電子回路を利用し、ディジタル画像データ内で白、黒、及びグレイの様々なレベルを検出することができる。ピークの白(最大)信号とピークの黒(最小)信号を利用すると、アナログ回路を駆動させるためのオフセット値及びゲイン値を生成させることができる。このアナログ回路は、例えば制御パネル128を介してオペレータによりある一定のレベル未満であると特定された黒値を棄却するようなアナログ・ゲートまたはクリッパー回路と組み合わせることができる。
【0021】ヒストグラム作成器118は、その水平軸が生データ範囲156にわたるディジタル画像データに関する関心領域144内にある検出放射線のレベルを表し、その垂直軸がディスプレイ126上で利用可能な表示コントラスト範囲158を表すようなグラフ上にヒストグラム150をプロットしている。表示コントラスト範囲158は、黒から白までの1つのグレイスケールとすることがある。別法として、表示コントラスト範囲158は、各色が信号値すなわち検出放射線のある1つのレベルまたは1つのレベル帯を表しているようなカラースケールにより表示することがある。ヒストグラム作成器118は、ヒストグラム150に各ピクセルの値をプロットすることができる。任意選択では、ディジタル画像データを10画素平方などの画素グループに分割し、この各画素グループの平均値をプロットすることがある。ヒストグラム作成器118は、収集した個別の各画像ごとにヒストグラム150をプロットすることや、収集したある一定比率の画像に関してヒストグラム150をプロットすることがある。
【0022】ヒストグラム150を作成した後、オートコントラスト・アルゴリズム120は生データ範囲156において検出MIN152及びMAX154の値を決定する。検出MIN152は関心領域144内の最低の検出値、すなわち、関心領域144内で検出放射線が最小の点(複数のこともある)である。検出MIN152であるか検出MIN152未満の検出放射線を有する画素は、ディスプレイ126上で、グレイスケールの最も暗い要素(すなわち、黒あるいは殆ど黒)で表示させることがある。MAX154は、関心領域144内の最も高い検出値であり、検出放射線が最大の点(複数のこともある)を示している。MAX154であるかMAX154を超える検出放射線を有する画素は、ディスプレイ126上で最も明るい要素(すなわち、白)で表示させることがある。
【0023】さらに、矛盾した値を排除するためにヒストグラム150をさらにフィルタ処理することがある。例えば、検出MIN152を特定するためには、オートコントラスト・アルゴリズム120は、ヒストグラム150上で所定の画素数を超える値が10個続けてプロットされるなど満たすべき条件を設定することがある。MAX154を決定するためには、その上側の端に同様の制約条件を設定することがある。したがって、ヒストグラム150の最小及び最大側の端に存在するノイズは処理対象から外すことができる。別法として、オートコントラスト・アルゴリズム120はヒストグラム150が1%振幅のしきい値に近づきこのしきい値と融合する際にヒストグラム150のグラジエントすなわち傾斜が事前定義のレベル未満であるという条件を設定することがある。任意選択では、検出MIN152及びMAX154を特定する前に、畳み込みカーネルまたはウィンドウを利用し、ヒストグラム150をスプライン関数または3次関数によりスムージングすることがある。ヒストグラム150内で検出MIN152及びMAX154の値を特定するためには別の方法も存在すること、並びに適当な任意の方法を利用できることを理解すべきである。
【0024】検出MIN152及びMAX154を特定した後、表示用LUT122により検出MIN152からMAX154までの伝達関数160を描き、さらにヒストグラム150の放射線レベルを平行移動させディスプレイ126の全コントラスト範囲が占有されるようにする。したがって典型的には、検出MIN152に垂直軸上でゼロか殆どゼロの値が割り当てられ、MAX154には垂直軸上で値255が割り当てられる。伝達関数160はメモリ115内に格納することができる。伝達関数160は非線形として図示しているが任意の伝達関数を使用できることを理解すべきである。例えば、伝達関数は、線形(図5に示す伝達関数184など)、対数、指数、S字状、双曲正接(hyperbolic tangent)、あるいはどの数学モデルにも当てはまらない別の形状とすることができる。
【0025】図4は、本発明の実施の一形態によりコリメータを利用して収集した診断画像を表している。図4には、モニター170、診断画像172及び関心領域174など図2に示したのと同じ構成要素が組み込まれている。診断画像172は、被検体データ168からなるエリアとコリメータ・データ176及び178からなるエリアとから構成されている。コリメータ130の羽根は不透過性であるため、放射線はこの羽根をほとんど透過しないか全く透過しない。
【0026】図5は、本発明の実施の一形態に従ってコリメータ羽根を含む関心領域内の検出放射線から作成した2つのヒストグラムと1つの伝達関数を表している。ヒストグラム作成器118は関心領域174からの生データ範囲194を利用し、ヒストグラム180及び182を作成している。ヒストグラム180は、コリメータ羽根からのコリメータ・データ176及び178からなる第1の分布である。検出MIN186は生データ範囲194内で検出される最低の放射線レベルである。ヒストグラム182は、図3のヒストグラム150と同じ被検体または患者104の被検体データ168からなる第2の分布である。
【0027】コリメータ130を使用する場合、オートコントラスト・アルゴリズム120は検出MIN186を検出可能な最低放射線として特定する。次いで、表示用LUT122は表示コントラスト範囲192に関する検出MIN186及びMAX190に基づいて伝達関数184を作成する。コリメータ・データ176及び178は伝達関数184の下側レベルにより表され、また被検体データ168は伝達関数184の上側レベルに押し込められる。したがって、被検体データ168は表示コントラスト範囲192より狭いコントラスト範囲196により表示される。
【0028】図6は本発明の実施の一形態によるコリメータ及びコリメータ位置データを利用して収集した診断画像を表している。図6には、モニター200、診断画像202、被検体データ216、コリメータ・データ204及び206など図4に示したのと同じ構成要素が組み込まれている。しかし、関心領域208は検出器131により提供されるデータを利用して計算してある。コリメータ130の羽根は対称であるため、関心領域208は診断画像202の中心に位置させることができ、コリメータ・データ204と206の完全に内側にあるように図示している。したがって、関心領域208は被検体データ216だけを含み、コリメータ130の向きにより影響を受けないようにすることができる。
【0029】図6の関心領域208は、コリメータ・データ204及び206の内部で診断画像202の範囲内の中心にある円で図示している。しかし、関心領域208は、コリメータ・エッジ210及び212により規定される長方形など任意の大きさまたは任意の形状とすることができる。次いで、関心領域208は被検体データ216のすべて、または殆どすべてを含むことができる。別法として、オペレータは関心領域208の大きさ及び/または形状を規定し、さらにコリメータ・エッジ210及び212により規定されるエリア範囲で制御パネル128を用いて関心領域208を移動させ、被検体データ216を選択することができる。したがって、オペレータは、ディスプレイ126により表示される被検体データ216のコントラストをさらに制御することができる。
【0030】図7は、本発明の実施の一形態によるコリメータ位置データを利用したヒストグラム及び伝達関数を表している。ヒストグラム220は、生データ範囲230を含む関心領域208内で収集した被検体データ216を示している。図6に示すように、関心領域208は、被検体データ216の一部分を含んでいるが、コリメータ・データ204及び206は含まない。オートコントラスト・アルゴリズム120はヒストグラム220に対応したMIN222及びMAX224を決定する。次いで、表示用LUT122はMIN222からMAX224までの伝達関数226を描く。コリメータ位置データを使用してコリメータ・データ204及び206を含まない関心領域208を特定することにより、伝達関数226は、コリメータ・データ204及び206(MIN222未満のデータ)に黒または殆ど黒の値を割り当てることで表示コントラスト範囲228の利用を最大限とする。
【0031】診断データを表示する際に黒及び白に対して最大グレイスケール値を使用することは望ましくないことがある。したがって、オートコントラスト・アルゴリズム120は緩和(moderation)値を利用して表示用LUT122が使用する最大値及び最小値を緩和させることができる。これにより、MIN222未満の値に黒の値(または、殆ど黒の値)を割り当てて、MIN222未満のデータを解剖構造データと区別することができる。
【0032】図8は、本発明の実施の一形態によるコリメータ及びX線源を表している。コリメータ250は、図1に示すようにコリメータ250がX線源252と患者104の間に来るようにしてX線源252に装着させている。コリメータ250は、1つまたは複数のコリメータ羽根254及び256と、フレーム258とから構成させることができる。コリメータ250は、x軸260及びy軸262により規定される面などx−y平面内に来るように配置することができる。したがって、コリメータ250はx軸260及びy軸262に対して回転させることができる。別法として、コリメータ250はフレーム258内でのコリメータ羽根254及び256の回転を可能にするように製作することができる。
【0033】コリメータ羽根254及び256は形状を矩形とし、実質的に矩形の照射エリア264を得ることができる。別法として、コリメータ羽根254及び256は例えば、円形、かぎ穴形、または正方形の照射エリア264を提供するような別の形状とすることができる。単に一例として、コリメータ羽根254及び256は、直線経路251に沿って互いに近づくように移動させたり、互いに遠ざけるように移動させることができ、または円軌道253に沿って回転させることができる。コリメータ・フレーム258はコリメータ羽根254及び256の位置を検知する1つまたは複数の位置センサ275〜279を含むことがある。位置センサ275〜279は、電磁式、機械式、光学式、あるいは別の任意のタイプのセンサとすることがある。コリメータ羽根254及び256はフレーム258内で指定した位置に固定させることができ、また照射エリア264の形状をオペレータにより広げたり、狭めたり、変形したりすることができる。一方のコリメータ羽根254または256を移動させることも可能であり、またコリメータ羽根254及び256の各々が照射エリア264の実質的に同じ大きさの部分を妨害するようにしてコリメータ羽根254及び256を固定させることもできる。
【0034】単に一例として、コリメータ250をX線源252に取り付けると、コリメータ250内の1つまたは複数の位置センサ275〜279は1つまたは複数のコリメータ羽根254及び256の位置を検知する。コリメータ計算モジュール132は位置センサ275〜279から位置データを読み取り、この位置データを利用してx軸260及びy軸262に対するコリメータ羽根254及び256の位置を計算する。コリメータ羽根254及び256の位置は、マーカ266または268などコリメータ羽根254または256の一方のエッジの位置を読み取ることにより特定することがある。一方のマーカ266または268は、関連する位置センサ275〜279がx値、y値及び回転値を特定するデータを提供している場合に利用することができる。別法として、コリメータ羽根254または256の位置は、マーカ270などコリメータ羽根254または256内のある位置を検知することにより特定することができる。マーカ270はコリメータ羽根256の中心とし、例えば、x軸260及びy軸262に対するコリメータ羽根256の位置に関する基準を提供することがある。複数のマーカ266〜270を使用してコリメータ羽根254または256の位置を特定する場合、コリメータ計算モジュール132は位置センサ275〜279が提供するx軸260及びy軸262に対するx座標及びy座標のデータを利用して対応する角度を計算することができる。図8に示すマーカ266〜270並びにコリメータ・センサ275〜279の位置及び数は一例であることを理解すべきである。したがって、1つまたは複数のマーカ266〜270はコリメータ羽根254及び256上のどこか別の場所に配置させることがあり、また1つまたは複数のコリメータ・センサ275〜279はコリメータ250上のどこか別の場所に配置させることがある。
【0035】コリメータ計算モジュール132は位置データを数値の組に変換することができる。この数値の組は、表示するディジタル画像データを保存するように構成させたビットマップなどの形態をした座標データを含むことができる。コリメータ計算モジュール132は、この座標データを利用してコリメータ羽根254及び256のそれぞれの位置をビットマップの形に「描き出す」ことができる。コリメータ羽根254及び256の向きは、このビットマップ内で基準座標に対して特定することができる。コリメータ羽根254及び256の形状も同様に特定することができる。上で検討したように、コリメータ羽根254及び256の形状は長方形に限定されない。コリメータ羽根254及び256の向き、形状、及び/または位置を特定することにより、コリメータ羽根254及び256の辺縁272及び274を特定することができる。したがって、照射エリア264の大きさ、位置及び形状は、辺縁272及び274の内部にあるため既知である。
【0036】照射エリア264を特定し終えたのち、コリメータ計算モジュール132は図6に示すように関心領域208を計算する。関心領域208は照射エリア264内にある1つの円として規定している。上で検討したように、関心領域208は任意の形状及び/または大きさとすることができると共に、照射エリア264の内部のいずれの位置に配置することもできる。例えば、関心領域208は照射エリア264内のすべてのディジタル画像データを含むことができる。したがって、関心領域208内のディジタル画像データのすべてを利用して表示する診断画像202のコントラストを調整することができる。
【0037】図9は、本発明の実施の一形態による自動コントラスト補償及びコリメータを用いて収集した診断画像のコントラストを強調させるための方法を表している。図9の方法では、オートコントラスト・オプションを有効にする。このオートコントラスト・オプションは例えば、上で検討したようなキーボードやその他の制御パネル128を介して有効にすることができる。さらに、表示用LUT122が伝達関数の計算に使用するルックアップ・テーブルは事前定義されており、メモリ115内に格納することができる。
【0038】ステップ280において、コリメータ計算モジュール132は位置センサ275〜279からコリメータ位置情報を読み取る。上で検討したように、コリメータ羽根254及び256の位置は1つまたは複数の位置センサ275〜279により特定することができる。1つまたは複数のコリメータ・マーカ266〜270を用いてコリメータ羽根254及び256の位置、向き及び形状を特定する場合、このコリメータ位置情報はコリメータ・マーカ266〜270の形態とすることができる。
【0039】ステップ282において、コリメータ計算モジュール132はコリメータ250が使用状態にあるか否かを判定する。位置センサ275〜279からコリメータ位置情報が全く読み込まれていない場合は、本フローはステップ284に進む。ステップ284において、コリメータ計算モジュール132は事前定義の関心領域174にアクセスすることができる。したがって、関心領域174には、上で検討したように診断画像172の直径の90パーセントの大きさを割り当てることがある。事前定義の関心領域174はメモリ115内に格納することができる。コリメータ位置情報が利用可能にある場合、本フローはステップ286に進む。
【0040】ステップ286において、コリメータ計算モジュール132はコリメータ位置情報を数値の組に変換する。上で検討したように、この数値の組はビットマップの形態とした座標データを含むことがある。次いで、コリメータ羽根254及び256の位置を特定している座標データをビットマップの形で描き出す。
【0041】ステップ288において、コリメータ計算モジュール132はこの数値の組及び/またはビットマップを利用して関心領域208を計算する。辺縁272及び274を特定することができ、これにより照射エリア264を規定することができる。関心領域208は、コリメータ計算モジュール132が特定した大きさ及び形状のパラメータに基づいて照射エリア264内に来るように計算する。関心領域208を計算し終えた後、関心領域208はROIゲート116に送られる。
【0042】ステップ290において、X線源102は患者104をX線放射に曝露させる。このX線のレベルは例えば、撮影している解剖構造、手順の種類、あるいは患者104の大きさにより決定することができる。ステップ292において、イメージ・インテンシファイア106、光学系108、ビデオ・カメラ110、ADC112、並びに画像処理装置114を利用して診断画像202として表示できるディジタル画像データを収集する。このディジタル画像データは、後でさらに処理を加えるためにメモリ115内に格納することができる。
【0043】ステップ294において、ヒストグラム作成器188は、ステップ288で計算した関心領域208などの関心領域208内のディジタル画像データに基づいて1つまたは複数のヒストグラムを作成する。関心領域208の外部にあるディジタル画像データはROIゲート116によりヒストグラム作成から「ゲート制御(gated)」すなわち除外している。上述したように、ヒストグラム作成器118は収集した各画像ごとに1つまたは複数のヒストグラムを作成する場合や、複数の収集画像を組み合わせて1つのヒストグラムを作成することがある。
【0044】ステップ296において、オートコントラスト・アルゴリズム120は関心領域208内の生データ範囲230の最小及び最大値を決定する。例えば、MIN222及びMAX224は例えば図7に示すようにして決定することができる。次にステップ298において、表示用LUT122は、所定のルックアップ・テーブルと、ステップ296のMAX224及びMIN222の値を利用して伝達関数226を計算する。この伝達関数226によりヒストグラム220をグレイスケール・レベルまたは表示コントラスト範囲228と関連付けることができる。
【0045】ステップ300において、ディスプレイ126は、画像処理装置114からのディジタル画像データに対して伝達関数226を適用することによって診断画像202を表示する。ステップ296のMIN222は殆ど黒として表示させ、一方MAX224は白で表示させることがある。上で検討したように、カラースケールを使うこともできる。コリメータは、黒または黒のごく近くで表示させることがある。したがって、概ね表示コントラスト範囲228の全体によって解剖構造データを表示することができる。
【0046】ステップ302において、本方法は収集すべき診断画像202がもっとあるか否かを判定している。Yesの場合、本フローはステップ290に戻る。Noの場合、本フローはステップ304に進み、本方法は終了する。
【0047】X線ビーム103の一部分を阻止するようにコリメータ130を使用しながら診断画像202を収集するために上述の方法及び装置を使用することによって、診断上の有用性を向上させた診断画像202を収集することができる。したがって、コリメータ位置データ並びにオートコントラスト・オプションを利用した透視検査システム100により、放射線医は、オートコントラストの恩恵を利用しながら解剖構造データの表示でコントラスト範囲が低下する欠点を生じさせずに複数のX線像を含むような手順を実施することが可能となる。
【0048】本発明に関しある種の実施形態を参照しながら記載してきたが、本発明の範囲を逸脱することなく様々な変更が可能であると共に、等価物による代用が可能であることは当業者であれば理解するであろう。さらに、多くの修正形態により、本発明の範囲を逸脱することなく具体的な状況または材料を本発明の教示に適応させることができる。したがって、開示した特定の実施形態に本発明を限定しようという意図ではなく、本発明により添付の特許請求の範囲の域内に入るすべての実施形態を包含させようとの意図である。
【出願人】 【識別番号】300019238
【氏名又は名称】ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー
【出願日】 平成14年11月21日(2002.11.21)
【代理人】 【識別番号】100093908
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 研一 (外2名)
【公開番号】 特開2003−180667(P2003−180667A)
【公開日】 平成15年7月2日(2003.7.2)
【出願番号】 特願2002−337729(P2002−337729)