トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】雑古 昭彦
【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内

【氏名】斉藤 和男
【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内

【氏名】小寺 定基
【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内

【氏名】森田 明宏
【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内

【氏名】末次 直樹
【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内

【氏名】會田 謙次
【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内

【氏名】藤吉 俊行
【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内

【氏名】小林 利造
【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内

【要約】 【課題】電動送風機を覆うモータケースの排気用開口にフィルタを配設することによりモータを通って排出される排気そのものを清浄にする電気掃除機を提供する。

【解決手段】筒状フィルタ25は、図5(B)に示すように、サイレンサーパイプ25aの上面に、モータカバーの下方部の一部に形成された開口部を十分にカバーできる範囲に排気フィルタ25bを重ね合わせ、ホッチキス26で留めて2層に構成する。筒状を形成する場合に、サイレンサーパイプ25aを留めるものと排気フィルタ25bを留めるものとを一緒に留めることによりホッチキス26の一部が共用できる。筒状フィルタ25によって、モータカバーの下方部の一部に形成された開口部に排気フィルタ25bが対面するように、モータ12の通風孔と刷子の部分に囲むように全体を覆う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電動送風機を排気用の開口部が設けられたモータカバーで覆う電気掃除機において、前記モータカバーの開口部に排気フィルタを配設したことを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】 集塵室と電動送風機が収納される電動送風機収納室とを備える掃除機本体と、掃除機本体に接続されるホースとを備えた電気掃除機において、前記電動送風機を覆うモータカバーを設け、前記モータカバーに排気用の開口を形成すると共に、該排気用の開口に排気フィルタを配設したことを特徴とする電気掃除機。
【請求項3】 前記モータカバーの排気用の開口を、掃除機本体の下方側に形成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気掃除機。
【請求項4】 前記排気フィルタ通過後の空気によりコードリールケースを冷却することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気掃除機。
【請求項5】 前記電動送風機を難燃性でかつ通気性のある素料で形成されたサイレンサーパイプにて覆ったことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気掃除機。
【請求項6】 前記電動送風機のモータとして、整流子モータを用い、前記サイレンサーパイプにより整流子モータの刷子を囲むように覆ったことを特徴とする請求項5記載の電気掃除機。
【請求項7】 前記サイレンサーパイプの下流側に前記排気フィルタを配設したことを特徴とする請求項5記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機の構成部材である電動送風機のモータカバーからの塵芥を含んだ排気を清浄にする排気クリーンな電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に騒音対策と空気の清浄化はいろいろな分野で重要視されており、特に日常的に使用される家庭用電気機器の騒音を少なく、排気をクリーンにすることは、ユーザーの要望も強く、そのことが商品の価値を左右する程の要因ともなっており、騒音をいかに少なく、排気クリーンにするかはメーカーにとっても解決すべき需要課題である。
【0003】家庭用電気機器のうちでも頻繁に使用され、かつ主たる使用の場が室内である電気掃除機は、その高性能化に伴ってかなりの騒音が発生し病人や幼児がいる家庭では特に気を使うことであった。また排気をクリーンにすることも同様に重要視されている。そこで操作時の音がより静かな静音タイプでかつ排気がクリーンな電気掃除機の出現が望まれている。
【0004】排気は電動送風機のモータのカバー内から主に後方の排気口からフィルタで濾過されて排出されるが、一部はコードリールの冷却のためコードリールケースにも供給される。コードリールケースにはコードの引出口があるため、その引出口から濾過されない空気が排気されることになる。そこで排気をクリーンにする対策として、後方の排気口にフィルタを取付けることは勿論のこと、コードリールケースへの冷却風供給口にもフィルタを取付けて対応していた。
【0005】このため、電気掃除機の後方の排気口とコードリールケースへの冷却風供給口の2個所にフィルタを取付けなければならなかった。特に、コードリールケースへの冷却風供給口へのフィルタの取付けには、接着剤の塗布とフィルタの貼付け等の手作業によるものであり、作業効率が悪かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような課題に鑑み、本発明は、電気掃除機の構成部材である電動送風機のモータカバーからの塵芥を含んだ排気をクリーンにする電気掃除機を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成するために、電動送風機を排気用の開口部が設けられたモータカバーで覆う電気掃除機において、前記モータカバーの開口部に排気フィルタを配設したことを特徴とする。
【0008】また、集塵室と電動送風機が収納される電動送風機収納室とを備える掃除機本体と、掃除機本体に接続されるホースとを備えた電気掃除機において、前記電動送風機を覆うモータカバーを設け、前記モータカバーに排気用の開口を形成すると共に、該排気用の開口に排気フィルタを配設したことを特徴とする。
【0009】また、前記モータカバーの排気用の開口を、掃除機本体の下方側に形成したことが望ましい。
【0010】また、前記排気フィルタ通過後の空気によりコードリールケースを冷却することが望ましい。
【0011】また、前記電動送風機を難燃性でかつ通気性のある素料で形成されたサイレンサーパイプにて覆ったことが望ましい。
【0012】また、前記電動送風機のモータとして、整流子モータを用い、前記サイレンサーパイプにより整流子モータの刷子を囲むように覆ったことが望ましい。
【0013】また、前記サイレンサーパイプの下流側に前記排気フィルタを配設したことが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を本出願人が提案している静音タイプの電気掃除機を例にして図1〜図3により説明する。図1は電気掃除機の外観図であり、1は上ケース(ケースアッパー)、2は下ケース(ケースロアー)、3はケースカバーであって、この1〜3で本体ケースを構成している。4はバンパー、5はダストカバー、6は車輪である。上ケース1および下ケース2は2層構造になっており、騒音が外部に漏れることを防止している。バンパー4は集塵室の密閉度を高めるためのシールパッキンを兼用している。
【0015】図2は図1に示す電気掃除機の正面断面図である。7は吸込口、8は集塵室、9は集塵メータ、10はフィルタ、11は仕切板(隔壁)、12は整流板、13は防振クッション、14は電動送風機のファン、15は電動送風機のモータ、16はモータカバー、17は電動送風機収納室、18はコードリール、19はコードリールケース、20は排気室、21はフィルタ、22は排気口である。図3は図1に示す電気掃除機の平面断面図で、24はキャスタ台であり、他の番号は図2のものと同一部材には同一番号を付している。
【0016】このように構成された電気掃除機の基本動作は、まず電動送風機収納室17に収納された電動送風機のファン14の吸引動作により、ホースを通って吸込口7から空気と一緒に吸込まれた塵は集塵室8において紙パックでなる集塵袋に塵のみが集められ、残りの排気はフィルタ10で塵を濾過した後、仕切板11の空隙を通って整流板12で排気の流れを整流して、電動送風機のファン14に吸引される。
【0017】吸引された排気は電動送風機のモータ15の内部を経てモータカバー16の下方部の一部に形成された開口部からコードリールケース19を通った後、排気室20に至りフィルタ21で濾過されて排気口22から排出される。
【0018】整流板12で排気の流れを整流することにより、電動送風機のファン14にランダムに衝突することを回避できて騒音の発生を減少させることができる。また、排気をモータカバー16の下方部の一部に形成された開口部からまとめて排気することにより、従来の電気掃除機でのモータカバーの後端部から拡散的に放出するのに比較して、騒音の発生を減少させることができる。
【0019】また、排気をモータカバー16の下方部の一部に形成された開口部からコードリールケース19を通すことにより、通電により過熱されたコードリールを冷却すると共に、狭い所を通った排気が広いコードリールケース内に放出された後、排気室のリアカバーに沿って排出されることで、消音装置におけるチャンバ効果と同様な作用により減音が図られることになる。
【0020】次に、本発明の特徴とする、電動送風機のモータの周囲を覆う筒状のフィルタとその取付けについて、本出願人が提案した静音タイプの電気掃除機に適用した実施例で図4〜図7を参照して説明する。
【0021】図4は電気掃除機の正面破断面図である。図1〜図3のものと同一部材には同じ番号を付しており、15は電動送風機のモータ、16はモータカバー、17は電動送風機収納室、18はコードリール、19はコードリールケース、20は排気室、21はフィルタ、22は排気口である。電動送風機のファン14とモータ15は連結されており、モータ12は筒状フィルタ25で覆われている。
【0022】本発明に使用される筒状フィルタ25はサイレンサーパイプ25aと排気フィルタ25bの2層で構成されている。図5に筒状フィルタ25の実施例を示す。図5(A)はサイレンサーパイプ25aであり、整流子モータの刷子による火花からの防護のために難燃性でかつ通気性のある素料で形成されており、筒状にしてホッチキス26で留めている。このようなサイレンサーパイプのみは従来の電気掃除機においても使用されている。
【0023】このサイレンサーパイプのみの使用では、整流子モータの刷子による火花から他の部材を防護することはできるが、排気には微細塵が含まれていてクリーンな排気ではなかったので、排気をモータカバー16の下方部の一部に形成された開孔からコードリールケース19を通すことにより、通電により過熱されたコードリールを冷却下後、コードリールケースにはコードの引出口があるため、引出口から濾過されない排気が排出されることになる。
【0024】そこで本発明に使用される筒状フィルタ25は、図5(B)に示すように、サイレンサーパイプ25aの上面に、モータカバー16の下方部の一部に形成された開口部を十分にカバーできる範囲に排気フィルタ25bを重ね合わせ、ホッチキス26で留めて2層に構成する。筒状を形成する場合に、サイレンサーパイプ25aと排気フィルタ25bとを一緒に留めることによりホッチキス26の一部が共用できる。
【0025】このような筒状フィルタ25をモータ12に覆った状態を図6に示す。図6は本発明の電気掃除機の後方側面断面図であり、図1〜図5のものと同一部材には同じ番号を付している。上記のように形成された、サイレンサーパイプ25aと排気フィルタ25bの2層構造でなる筒状フィルタ25によって、モータカバー16の下方部の一部に形成された開口部に排気フィルタ25bが対面するように、モータ12の刷子の部分も含んで囲むように全体を覆う。
【0026】こうしてモータを通った排気を、モータカバー16の下方部の一部に形成された開口部から、筒状フィルタ25の排気フィルタ25bで微細塵を濾過してクリーンな排気にしてから、コードリールケース19に通すことにより、通電により過熱されたコードリールを冷却した後、排気室のリアカバーに沿って排気口から排出される。
【0027】図5(B)のように形成された筒状フィルタ25で十分に本発明の目的は達成されるが、図のように、排気フィルタ25bがモータカバー16の下方部の一部に形成された開孔を覆うことができる程度の幅で形成すると、排気フィルタ25をモータの周囲に取付ける際、モータカバー16の下方部の一部に形成された開孔に対面するように位置合わせを行なう必要があり、取付け作業上その分だけ手間と注意力を必要とされ、作業効率の点でもう一つ工夫が望まれた。
【0028】そこでその点を改善するため図7に他の実施例を示す。図7(A)は筒状フィルタ25の側面図であり、同図(B)は平面図である。まず、難燃性でかつ通気性のある素材でサイレンサーパイプ25aを筒状に端部を重ねて作り、その表面の円周全体に旦って排気フィルタ25bを重ね合わせてホチキス26で留めて筒状フィルタ25を作成する。
【0029】このように形成された筒状フィルタ25を、図6のように、モータに取付け作業に際しては、筒状フィルタ25のどの位置にも排気フィルタ25bが存在するので、作業員はモータカバー16の下方部の一部に形成された開口部に対面するように位置合わせを行なう必要がなく、取付作業が簡単になる。その結果、作業効率を高めることができる。
【0030】上記説明は本出願人が提案した静音タイプの電気掃除機に筒状フィルタを適用した実施例で行なったが、これに限ることなく他の周知な電気掃除機に同様な筒状フィルタを適用することによっても本発明の目的を達成し作用効果を奏しうるものである。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明は、電動送風機のモータを通った塵芥を含んだ排気は、排気フィルタで微細塵を濾過することによりクリーンな排気とすることができ、コードリールケースへの冷却風供給口へのフィルタの取付けが不要となり接着剤の塗布とフィルタの貼付け等の手作業が省略でき、作業効率を高めることができる。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号
【出願日】 平成8年12月29日(1996.12.29)
【代理人】 【識別番号】100111383
【弁理士】
【氏名又は名称】芝野 正雅
【公開番号】 特開2003−250728(P2003−250728A)
【公開日】 平成15年9月9日(2003.9.9)
【出願番号】 特願2003−93006(P2003−93006)