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【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】山口 誠二
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】梶川 三郎
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】北村 秀典
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】近藤 也寸志
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】電気掃除機を運転したときの周囲の環境状態の美化の向上、特に身体に好影響を与えるとともに、使用性を高めることを目的とする。

【解決手段】吸引風を発する電動送風機7と、塵埃を捕捉して集塵する集塵手段12と、前記電動送風機7からの排気を大気に放出する排気部9を備え、前記電動送風機7の上流側に、マイナスもしくはプラスもしくはその両イオン発生させるイオン発生器13を配設したことを特徴とする電気掃除機で、イオン発生器とフィルタの抗菌・制菌処理の組み合わせで効果的な抗菌作用を持たせ、身体に好影響を与えるマイナスイオンを多量に且つ効果的に発生させるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 塵埃を吸引する吸引風を発する電動送風機と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸気する吸引ノズルと塵埃を捕捉して集塵する集塵手段と、前記電動送風機からの排気を大気に放出する排気部を備え、前記電動送風機の上流側に、マイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器を配設したことを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】 塵埃を吸引する吸引風を発する電動送風機と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸気する吸引ノズルと塵埃を捕捉して集塵する集塵手段と、前記電動送風機からの排気を大気に放出する排気部を備え、前記電動送風機の下流側にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器を配設したことを特徴とする電気掃除機。
【請求項3】 塵埃を吸引する吸引風を発する電動送風機と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸気する吸引ノズルと塵埃を捕捉して集塵する集塵手段と、前記電動送風機からの排気を大気に放出する排気部を備え、前記集塵手段の内部にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンが発生するように、イオン発生器を配設したことを特徴とする電気掃除機。
【請求項4】 電動送風機の下流側と排気部との間に、マイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器を配設し、前記イオン発生器にて発生したイオンを、前記電動送風機が発する排気風とともに、前記排気の上流側に設けたフィルタ材を通過させたのち、大気に放出させる構成とした請求項2記載の電気掃除機。
【請求項5】 塵埃を吸引する吸引風を発する電動送風機と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸気する吸引ノズルと塵埃を捕捉して集塵する集塵手段と、前記電動送風機からの排気を大気に放出する排気部を備え、前記吸引ノズルにマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器を配設したことを特徴とする電気掃除機。
【請求項6】 塵埃を吸引する吸引風を発する電動送風機と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸気する吸引ノズルと、前記電動送風機の上流側に配置した塵埃を捕捉して集塵する集塵手段と、前記電動送風機からの排気を大気に放出する排気部を備え、前記吸引ノズルと前記集塵手段の上流側に、マイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生するイオン発生器を設けたことを特徴とする電気掃除機。
【請求項7】 イオン発生器は、直流高電圧装置と針状電極で構成し、前記針状電極を吸引風の流路である吸引通路に設けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項8】 イオン発生器は、直流高電圧装置とイオン放出電極で構成し、前記イオン放出電極の近傍または下流側にはオゾン還元手段を設けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項9】 直流高電圧装置の出力電圧を2〜7kvの比較的低電圧に設定した請求項8記載のイオン発生体。
【請求項10】 イオン発生器は、イオン化傾向の異なる樹脂、布、繊維等の材料を振動、摩擦、揺動又は回動摩擦手段等で自己分極させる構成とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項11】 イオン発生器は、イオン化傾向の異なる2種以上の物質を摩擦させる手段で自己分極させる構成とし、マイナス極側物質の先端を微細且つ鋭利な形状とし電子の放出効率を高めた構成とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項12】 イオン発生器の下流側には、抗菌または防臭または脱臭または、その複合処理を施したフィルター材を設けたことを特徴とした請求項1〜11のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項13】 イオン発生器の配設は、吸気風または排気風の流路である送風経路において、空気流速が略1m/秒〜4m/秒の比較的低速の位置に設けたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項14】 電動送風機が運転中、イオン発生器も常にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生するよう動作する請求項1〜13のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項15】 電動送風機が運転中、イオン発生器は間欠的にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生するよう動作する請求項1〜14のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項16】 イオン発生器の運転・停止を、切り替え手段で選択的に切り替え可能にした請求項1〜15のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項17】 電動送風機の運転電流を検知する電流検知手段、または電動送風機が発する吸気風または排気風の圧力を検出する圧力検知手段、または集塵手段内の塵埃量を検出するごみ量検知手段による吸引力自動制御手段と連動させて、イオン発生器の運転・停止を自動切り替えさせるよう構成した請求項1〜16のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項18】 イオン発生器からのイオン発生量を、電動送風機の入出力の大きさに連動させて切り替える切り替え手段を設けた請求項1〜17のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項19】 電動送風機の運転電流を検知する電流検知手段、または電動送風機が発する吸気風または排気風の圧力を検出する圧力検知手段、または集塵手段内の塵埃量を検出するごみ量検知手段による吸引力自動制御手段と連動させて、イオン発生器からのイオン発生量を、電流検知手段、圧力検知手段、ごみ量検知手段等による吸引力自動制御手段に連動させて連続もしくは多段階に可変するイオン発生量可変手段を設けた請求項1〜16のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項20】 イオン発生器からのイオン発生量を、ゆらぎ制御等により時間的に変動させるイオン発生量自動可変手段を設けた請求項1〜16のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項21】 イオン発生体からのイオン発生量や運転時間を、電気掃除機の運転環境の温度・湿度等により変更する変更手段を設けた請求項1〜20のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項22】 電気掃除機の運転を停止した後でも、一定時間イオン発生器のみ単独で運転継続させるイオン運転継続手段を設けた請求項1〜21のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項23】 電気掃除機の運転停止に関係なく、イオン発生器のみ単独で運転停止可能な手段を設けた請求項1〜22のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項24】 イオン発生器からイオンを放出している状態を表示する表示手段を設けた請求項1〜23のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項25】 フィルターをイオン発生器から放出されるマイナスまたはプラスイオンの逆電位に帯電させる帯電手段を設けた請求項4記載の電気掃除機。
【請求項26】 イオン発生器は、イオン化傾向の異なる異種の物質を空気の吸引または排気風速により摩擦揺動させイオンを自発分極させる構成とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項27】 電動送風機の下流側と排気部との間に、マイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器を配設し、前記イオン発生器にて発生したイオンを、前記電動送風機が発する排気風とともに、前記排気の上流側に設けたフィルタ材を通過させたのち大気に放出させるとともに、前記フィルタ材を通過させず前記イオンを大気に放出させる構成も有した請求項2記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器及びそれを搭載した電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、最初に一般家庭で使用される電気掃除機の概略構成を図1、2にて説明する。
【0003】1は電気掃除機本体であり本体内の電動送風機室8には電動送風機からなる電動送風機7(以下電動送風機で説明する)と、電動送風機7上流の集塵室6内に紙袋等で構成された集塵手段12(以下集塵部で説明する)を装備し、吸引ノズル4から塵埃を吸引して延長管3、ホース2を介して電気掃除機本体1内の集塵手段12に塵埃を捕捉して集塵し、排気口9より吸引空気を排気するものであった。5は前記の電動送風機の電力を切り換える手元操作部であり10はプレフィルタ、11は排気フィルタである。この様な従来の電気掃除機は、塵埃を効率よく吸引ノズル4で吸引し、吸引した塵埃を効率よく捕捉し塵埃を排気しない等の数々の工夫がなされて来てはいるが、人間のふけ、砂、ダニ、花粉、カビや雑菌、家庭微細塵等の比較的微細な塵埃の集塵は極めて困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成においては以下の様な課題がある。集塵手段12に捕捉され溜まった塵埃から発生する臭いの防臭が十分でないため、電気掃除機を使用するとき排気口9から前記臭いが本体外に排出される。また、集塵手段に溜まった塵埃が長期間放置させると雑菌が繁殖し、電気掃除機を運転すると掃除機の排気口9より外部に雑菌が飛散し不衛生になるものであった。
【0005】上記課題を解決するために本発明は、電気掃除機を運転したときの周囲の環境状態の美化の向上、特に身体に好影響を与えるとともに、使用性を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】塵埃を吸引する吸引風を発する電動送風機と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸気する吸引ノズルと塵埃を捕捉して集塵する集塵手段と、前記電動送風機からの排気を大気に放出する排気部を備え、前記電動送風機の上流側に、マイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器を配設したことを特徴とする電気掃除機で、集塵手段の捕捉された塵埃から発生する臭いの抑制や、電気掃除機の排気口からの微細塵埃をイオンの徐電効果で排気フィルターに吸着させ排出を抑えるとともに、イオン発生器とフィルタの抗菌・制菌処理の組み合わせで効果的な抗菌作用を持たせ、身体に好影響を与えるマイナスイオンを多量に且つ効果的に発生させるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)実施の第1の形態を図1、図3で説明する。なお、上記従来例と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する。
【0008】3は本発明の実施の形態1である電気掃除機の全体構成図を示すものである。図1、3において塵埃を吸気する吸引ノズル4と、集塵室6に塵埃を捕捉して集塵する集塵手段である集塵部12と、塵埃を吸引するために空気を強制的に吸引する電動送風機7と、吸引した空気を大気に放出する排気部である排気口9を有した電気掃除機において、前記吸引ノズル4と電動送風機である電動送風機7の上流間の一部にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器13を配設した構成となっている。
【0009】本構成の電動送風機7の上流側にイオン発生器13を配設することにより、集塵室までの経路に付着した塵埃や集塵部12内に捕集された塵埃に対し、マイナスイオンを発生させることで脱臭効果・抗菌効果がある他、微細塵が一般にプラスに帯電している中でのマイナスイオン放射で塵離れ効果があり、ホースや延長管内の塵埃付着等が軽減される効果が期待出きる。プラスイオンを放出する構成とすると、脱臭効果がマイナスイオン以上に期待出きる。マイナスとプラスの両イオンを放出することにより前記したマイナスとプラスの両効果が期待出きる。
【0010】(第2の実施の形態)実施の第2の形態を図4で説明する。なお、上記実施の形態と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する。
【0011】図4においては電動送風機である電動送風機7の下流側の一部にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器13を配設したものである。本構成によると、電動送風機7を動作させ吸引ノズル4から衣類や寝具等の繊維、人間及び動物の毛、ふけ、砂、ダニ、花粉、カビや雑菌、等の塵埃が吸引され、集塵部12に捕捉され集塵される。塵埃が捕捉されて浄化された吸引空気は、イオン発生器13からのマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンと接触し排気口9から電気掃除機本体1の外に排出される。マイナスイオンの場合には発生したマイナスイオンは速やかに空気に乗って運ばれ、次のマイナスイオンを含まない空気がマイナスイオンと接触し、次々マイナスイオンの発生が効果的に行われ室内にマイナスイオンが充満され身体の生理作用を賦活化し自律神経の働きを快調にして精神安定化、疲労回復などに好影響を与えると言われているマイナスイオンを室内に多量に放出することができる。
【0012】イオン発生器13がプラスイオン発生の場合には集塵部12に集塵された塵埃から発生する臭いや雑菌はプラスイオン発生器に包み込まれているので効果的に脱臭や抗菌作用が発揮される。マイナスとプラスの両イオンの場合には前記に説明した両イオン効果が同じに期待出きるものである。
【0013】(第3の実施の形態)実施の第3の形態を図5で説明する。なお、上記実施の形態と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する。
【0014】図5においては電気掃除機本体1の集塵室内の集塵部12や集塵室6内部に向けてマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを供給するイオン発生器13を配設したものである。
【0015】イオン発生器13を集塵部12や集塵室6内部に向けてイオンを供給することにより、塵埃を捕集し溜めておく場所に集中的に且つ直接イオンを噴射させるため前記した各種イオンの性質によって脱臭・抗菌作用・徐塵等がより効果的に作用させることが出来る。
【0016】(第4の実施の形態)実施の第4の形態を図6で説明する。なお、上記実施の形態と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する。
【0017】図6においては電気掃除機1の電動送風機である電動送風機7の下流側と空気を本体より排気する排気口部9との間にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器13を配設すると共に前記イオン風を排気口部9近傍のフィルタ材11を介して排出させる構成としたものである。
【0018】イオン発生器13からのイオンをフィルタ材11を介して排気口9より出すことにより、イオンがマイナスイオンの場合にはフィルタ材11が一般的にプラスに帯電しているため、マイナスイオンで塵埃がマイナス電荷に帯電しフィルタ材11に吸着されて、電気掃除機本体1外には出て行きにくい作用を有する。イオンがプラスの場合にはフィルタ材のプラス電位が電動送風機7の運転時間と共に比例的に電位が高まりプラスに帯電した微細塵埃がフィルタ材11と反発しあい排気口9より外に出て行き難い効果がある。またフィルタ材11のプラス電位が高まることにより抗菌や脱臭効果がより強く発生する作用もある。
【0019】(第5の実施の形態)実施の第5の形態を図7で説明する。図7においては電気掃除機1の吸引ノズル4にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生するイオン発生器13を吸引ノズル下部14の前面に設けたものである。イオンを吸引ノズル1の前面より床面に対して放出させることにより床面は一般的にプラスに帯電しており、マイナスイオンを放出した場合には中和され塵埃の床面からの分離が容易になる等の作用が期待できる。プラスイオンの場合には床面の抗菌・脱臭効果等が期待できる。両イオン同じ放出の場合には前記した各イオンの両効果が期待出来る。
【0020】(第6の実施の形態)実施の第6の形態を図8で説明する。図8において塵埃を吸気する吸引ノズル4の下流側と前記集塵室6上流側との間にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生するイオン発生器13を設けたものである。図8は一実施の形態として手元操作部5にイオン発生器13を設置したものを示している。
【0021】本構成によると吸引ノズル4から集塵室6までの間のアタッチメント関係に対する抗菌・脱臭・細塵の付着低減等の効果が期待される。
【0022】(第7の実施の形態)実施の第7の形態はイオン発生器13を直流高電圧装置と針状電極で構成し針状電極を電気掃除機1の吸引通路に設けたものである。説明図は省略するが電極形状を鋭利な針状とすることで効率良くコロナ放電が可能でイオンの放出効果も高めることが出来る。
【0023】(第8の実施の形態)実施の第8の形態はイオン発生器13を直流高電圧装置とイオン放出電極で構成し、イオン放出電極の近傍または下流側にはオゾン還元手段を設けたものである。
【0024】説明図は省略するが、直流高電圧装置を用いたイオン発生器13は一般的にオゾンが発生し、人体に有害であるため、イオン発生器13の近傍にオゾンの還元手段を設けることにより電気掃除機本体1の排気口9より有害なオゾン放出が押さえられる作用がある。
【0025】(第9の実施の形態)実施の第9の形態としてイオン発生器13は直流高電圧装置とイオン放出電極で構成し、直流高電圧装置の出力電圧を2〜7kvの比較的低電圧に設定することによりオゾン量の抑制作用が期待できる。
【0026】(第10の実施の形態)実施の第10の形態を図9により説明する。図9においてイオン化傾向の異なる樹脂、布、繊維等の異種材質16と17を回転体15で排気風速により回転させ回動摩擦手段等で自己分極させイオンを発生させる構成としている。本構成によると比較的簡便な手段でイオン発生が可能となる効果がある。尚、本実施の形態では回転力による摩擦手段を用いたがイオン化傾向の異なる材質を振動や摩擦や揺動等で自己分極させても同様の効果が得られるものである。
【0027】(第11の実施の形態)実施の第11の形態はイオン発生器13をイオン化傾向の異なる2種以上の物質を摩擦させる手段で自己分極させる構成とし、且つマイナス極側物質の先端を微細且つ鋭利な形状とし電子の放出効率を高めた構成のものである。
【0028】(第12の実施の形態)実施の第12の形態を図10で説明する。図10においてイオン発生器13の下流側には抗菌または防臭または脱臭またはその複合処理を施したフィルター材11を設けることによりイオンの脱臭・防臭・抗菌の効果との相乗効果が発揮出来るものである。
【0029】(第13の実施の形態)実施の第13の形態はイオン発生器13の配設位置を空気流速が略1〜4m/秒の比較的低速の位置に設けたものであり、イオン発生器13を風速を落とした位置に置くことによりイオンと微細塵埃との混合作用が有効に働くことやイオン自体の拡散速度が防止出来るためイオンの効果を高めることが出来る。
【0030】(第14の実施の形態)実施の第14の形態は電気掃除機1の電動送風機の電動送風機7が運転状態で動作中は常時イオン発生器も動作させる構成としたもので、電気掃除機1が運転中は常時イオンが発生し吸い込まれた微細塵埃に対して有効な脱臭や抗菌作用が期待出来る。
【0031】(第15の実施の形態)実施の第15の形態は、電気掃除機1の電動送風機7が運転状態で動作中、間欠的にイオン発生器を動作させる構成としたもので、イオン発生の耐久寿命を高める効果やイオンの適切な濃度に制御することが可能となる。
【0032】(第16の実施の形態)実施の第16の形態は、イオン発生体の運転・停止をスイッチ等の切り替え手段で任意に選択可能に構成し、家屋の形態や使用者の意図で自由に切り換えが可能なように構成したものである。
【0033】(第17の実施の形態)実施の第17の形態は、イオン発生器13の運転・停止を電流検知手段21(圧力検知手段・ごみ量検知手段等でも良い)等による吸引力自動制御手段と連動させて、自動的にイオン発生器13の切り替えさせるよう構成したものである。実施の形態では図11に示すように電動送風機7のパワーはパワー設定手段18からの指令に基づき、モータ制御手段19でモータ20のパワーが決定される。しかしこの時モータ20の電流値を電流検知手段21で検知し、モータの強・中・弱等の各運転モード時の負荷状態を電力制御複合判断手段22で判断しフィードバック制御でモータ20のパワーを決定するものである。ここで電力制御複合判断手段22でモータの負荷状態を判断する過程でイオン発生器制御手段にも指令を出し、イオン発生器13のイオンの運転・停止を判断させる動作を行なうものである。本構成によれば、モータ20の吸引状態により適切なイオン量を供給出来るため適正な抗菌・防臭等の効果が期待できる。
【0034】(第18の実施の形態)実施の第18の形態は、イオン発生器13からのイオン発生量を電動送風機7の強・中・弱等の運転モードに連動させて切り替える切り替え手段を設けたものであり、掃除機の排気風速に合わせた適切なイオン量になるよう制御出来るものである。
【0035】(第19の実施の形態)実施の第19の形態は、イオン発生器13からのイオン発生量を電流検知手段・圧力検知手段・ごみ量検知手段等による吸引力自動制御手段に連動させて連続もしくは多段階に可変するイオン発生量可変手段を設けたものである。
【0036】(第20の実施の形態)実施の第20の形態は図12に示す様にイオン発生器13からのイオン発生量をゆらぎ制御手段24により時間的に変動させるイオン発生量自動可変手段を設けたものである。たとえばマイナスイオン発生にゆらぎ制御24を加えることにより身体に対するリフレッシュ効果等をさらに高めることが可能となる。
【0037】(第21の実施の形態)実施の第21の形態は図13に示すように、イオン発生体13からのイオン発生量や運転時間を電気掃除機の運転環境の温度・湿度等により変更する温度湿度検知手段25を設けたものである。イオンの脱臭・抗菌作用は温度や湿度の環境により効果が変動するものであり、温度湿度検知手段25によりその変動が抑制され安定した脱臭・抗菌効果が得られるものである。
【0038】(第22の実施の形態)実施の第22の形態は、電気掃除機1の運転を停止した後でも一定時間あるいは電気掃除機1の運転停止に関係なく任意の設定時間イオン発生器のみ単独で運転停止させるイオン運転停止手段を設けたものである。本構成によれば電気掃除機1の使用時間が短かった場合でもイオンによる抗菌・脱臭・リラクゼーション等の効果が持続するものである。
【0039】(第23の実施の形態)実施の第23の形態は、イオン発生器13からイオンを放出している状態を表示する表示手段を設けたものである。
【0040】(第24の実施の形態)実施の第24の形態は、吸引ノズル4と電動送風機7と吸引した空気を電気掃除機本体1より排気する排気口9と排気口9近傍に設けたフィルター11とマイナスもしくはプラスのイオン発生させるイオン発生器13を有した電気掃除機において、前記フィルター11をイオン発生器13から放出されるマイナスまたはプラスイオンの逆電位に帯電させる帯電手段を設けた構成でありフィルター11を逆電位に帯電させることによりイオンで帯電させた掃除機の微細塵粒子をフィルター11に吸着させることが可能となりフィルターの捕集効率が飛躍的に向上させることが出来る。
【0041】(第25の実施の形態)実施の第25の形態は、イオン発生器のイオン化傾向の異なる異種の物質を空気の吸引または排気風速により摩擦揺動させイオンを自発分極させる構成としたものである。
【0042】(第26の実施の形態)実施の第26の形態を図14で説明する。図14において電気掃除機本体1の電動送風機7の下流側と空気を電気掃除機本体1より排気する排気口部9との間にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器13を配設すると共に前記イオン風の一部は直接フィルター材11を介さず排気口9より排出し、一部は排気口部9近傍のフィルタ材11を介して排出させる構成としたものである。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、塵埃を吸引する吸引風を発する電動送風機と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸気する吸引ノズルと塵埃を捕捉して集塵する集塵手段と、前記電動送風機からの排気を大気に放出する排気部を備え、前記電動送風機の上流側に、マイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器を配設したことを特徴とする電気掃除機で、脱臭効果・抗菌効果がある他、微細塵が一般にプラスに帯電している中でのマイナスイオン放射で塵離れ効果があり、ホースや延長管内の塵埃付着等が軽減される効果が期待出きる。プラスイオンを放出する構成とすると、脱臭効果がマイナスイオン以上に期待出きる。マイナスとプラスの両イオンを放出することにより前記したマイナスとプラスの両効果が期待出きる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、塵埃を吸引する吸引風を発する電動送風機と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸気する吸引ノズルと塵埃を捕捉して集塵する集塵手段と、前記電動送風機からの排気を大気に放出する排気部を備え、前記電動送風機の下流側にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器を配設したことを特徴とする電気掃除機で、電動送風機を動作させ吸引ノズルから衣類や寝具等の繊維、人間及び動物の毛、ふけ、砂、ダニ、花粉、カビや雑菌、等の塵埃が吸引され、集塵部に捕捉され集塵される。塵埃が捕捉されて浄化された吸引空気は、イオン発生器からのマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンと接触し排気口から大気に排出される。マイナスイオンの場合には発生したマイナスイオンは速やかに空気に乗って運ばれ、次のマイナスイオンを含まない空気がマイナスイオンと接触し、次々マイナスイオンの発生が効果的に行われ室内にマイナスイオンが充満され身体の生理作用を賦活化し自律神経の働きを快調にして精神安定化、疲労回復などに好影響を与えると言われているマイナスイオンを室内に多量に放出することができる。
【0045】またイオン発生器がプラスイオン発生の場合には集塵部に集塵された塵埃から発生する臭いや雑菌はプラスイオン発生器に包み込まれているので効果的に脱臭や抗菌作用が発揮される。マイナスとプラスの両イオンの場合には前記に説明した両イオン効果が同じに期待出きるものである。
【0046】請求項3記載の発明によれば、塵埃を吸引する吸引風を発する電動送風機と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸気する吸引ノズルと塵埃を捕捉して集塵する集塵手段と、前記電動送風機からの排気を大気に放出する排気部を備え、前記集塵手段の内部にマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンが発生するように、イオン発生器を配設したことを特徴とする電気掃除機で、イオン発生器を集塵部や集塵室内部に向けてイオンを供給することにより、塵埃を捕集し溜めておく場所に集中的に且つ直接イオンを噴射させるため前記した各種イオンの性質によって脱臭・抗菌作用・徐塵等がより効果的に作用させることが出来る。
【0047】請求項4記載の発明によれば、電動送風機の下流側と排気部との間に、マイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器を配設し、前記イオン発生器にて発生したイオンを、前記電動送風機が発する排気風とともに、前記排気の上流側に設けたフィルタ材を通過させたのち、大気に放出させる構成とした電気掃除機で、イオン発生器からのイオンをフィルタ材を介して排気口より出すことにより、イオンがマイナスイオンの場合にはフィルタ材が一般的にプラスに帯電しているため、マイナスイオンで塵埃がマイナス電荷に帯電しフィルタ材に吸着されて電気掃除機本体外には出て行きにくい作用を有する。イオンがプラスの場合には、フィルタ材のプラス電位が電動送風機の運転時間と共に比例的に電位が高まり、プラスに帯電した微細塵埃がフィルタ材と反発しあい、排気口より外に出て行き難い効果がある。またフィルタ材のプラス電位が高まることにより抗菌や脱臭効果がより強く発生する作用もある。
【0048】請求項5記載の発明によれば、塵埃を吸引する吸引風を発する電動送風機と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸気する吸引ノズルと塵埃を捕捉して集塵する集塵手段と、前記電動送風機からの排気を大気に放出する排気部を備え、前記吸引ノズルにマイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器を配設したことを特徴とする電気掃除機で、イオンを吸引ノズルの前面より床面に対して放出させることにより床面は一般的にプラスに帯電しており、マイナスイオンを放出した場合には中和され塵埃の床面からの分離が容易になる等の作用が期待できる。プラスイオンの場合には床面の抗菌・脱臭効果等が期待できる。両イオン同じ放出の場合には前記した各イオンの両効果が期待出来る。
【0049】請求項6記載の発明によれば、塵埃を吸引する吸引風を発する電動送風機と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸気する吸引ノズルと、前記電動送風機の上流側に配置した塵埃を捕捉して集塵する集塵手段と、前記電動送風機からの排気を大気に放出する排気部を備え、前記吸引ノズルと前記集塵手段の上流側に、マイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生するイオン発生器を設けたことを特徴とする電気掃除機で、吸引ノズルから集塵室までの間のアタッチメント関係に対する抗菌・脱臭・細塵の付着低減等の効果が期待される。
【0050】請求項7記載の発明によれば、イオン発生器の直流高電圧装置を針状電極で構成することにより、効率良くコロナ放電が可能でイオンの放出効果も高めることが出来る。
【0051】請求項8記載の発明によれば、直流高電圧装置を用いたイオン発生器は一般的にオゾンが発生し、人体に有害であるため、イオン発生器の近傍にオゾンの還元手段を設けることにより、電気掃除機本体の排気口より有害なオゾン放出が押さえられる作用がある。
【0052】請求項9記載の発明によれば、イオン発生器の直流高電圧装置の出力電圧を2〜7kvの比較的低電圧に設定することによりオゾン量の抑制作用が期待できる。
【0053】請求項10記載の発明によれば、比較的簡便な手段でイオン発生が可能となる効果がある。尚、本実施の形態では回転力による摩擦手段を用いたが、イオン化傾向の異なる材質を振動や摩擦や揺動等で自己分極させても同様の効果が得られるものである。
【0054】請求項11の記載の発明によれば、イオン発生器をイオン化傾向の異なる2種以上の物質を摩擦させる手段で自己分極させる構成とし、且つマイナス極側物質の先端を微細且つ鋭利な形状とすることにより、電子の放出効率を高めることが出来る。
【0055】請求項12の記載の発明によれば、イオン発生器の下流側には抗菌または防臭または脱臭またはその複合処理を施したフィルター材を設けることにより、イオンの脱臭・防臭・抗菌の効果との相乗効果が発揮出来るものである。
【0056】請求項13の記載の発明によれば、イオン発生器の配設位置を空気流速が略1〜4m/秒の比較的低速の位置に設けることにより、イオンと微細塵埃との混合作用が有効に働くことや、イオン自体の拡散速度が防止出来るためイオンの効果を高めることが出来る。
【0057】請求項14の記載の発明によれば、電動送風機が運転状態で動作中は常時イオン発生器も動作させる構成としたもので電気掃除機が運転中は常時イオンが発生し吸い込まれた微細塵埃に対して有効な脱臭や抗菌作用が期待出来る。
【0058】請求項15の記載の発明によれば、電気掃除が運転状態で動作中、間欠的にイオン発生器を動作させる構成としたものでイオン発生の耐久寿命を高める効果やイオンの適切な濃度に制御することが可能となる。
【0059】請求項16の記載の発明によれば、イオン発生体の運転・停止をスイッチ等の切り替え手段で任意に選択可能に構成したため、家屋の形態や使用者の意図で自由に切り換えが可能となる。
【0060】請求項17の記載の発明によれば、イオン発生器の運転・停止を電流検知手段(圧力検知手段・ごみ量検知手段等でも良い)等による吸引力自動制御手段と連動させて自動的にイオン発生器の切り替えさせるようにしたため、モータの吸引状態により適切なイオン量を供給出来るため適正な抗菌・防臭等の効果が期待できる。
【0061】請求項18の記載の発明によれば、電気掃除機の排気風速に合わせた適切なイオン量になるよう制御出来る。
【0062】請求項19の記載の発明によれば、イオン発生量を電流検知手段・圧力検知手段・ごみ量検知手段等による吸引力自動制御手段に連動させて連続もしくは多段階に可変するイオン発生量可変手段を設けたため、より適切なイオン量に制御することが可能となる。
【0063】請求項20の記載の発明によれば、イオン発生器からの出力にゆらぎ制御を加えることにより、身体に対するリフレッシュ効果等をさらに高めることが可能となる。
【0064】請求項21の記載の発明によれば、イオンの脱臭・抗菌作用は温度や湿度の環境により効果が変動するものであるが、温度湿度検知手段によりその変動が抑制され安定した脱臭・抗菌効果が得られるものである。
【0065】請求項22および請求項23の記載の発明によれば、電気掃除機の使用時間が短かった場合でもイオンによる抗菌・脱臭・リラクゼーション等の効果が持続するものである。
【0066】請求項24の記載の発明によれば、イオン発生器からイオンを放出している状態を表示することが出来るものである。
【0067】請求項25の記載の発明によれば、フィルターをイオン発生器から放出されるマイナスまたはプラスイオンの逆電位に帯電させることにより、微細塵粒子をフィルターに吸着させることが可能となりフィルターの捕集効率が飛躍的に向上させることが出来る。
【0068】請求項26の記載の発明によれば、イオン発生器のイオン化傾向の異なる異種の物質を空気の吸引または排気風速により、摩擦揺動させイオンを自発分極させる構成で安価で効果的なイオン発生器が構成出来る。
【0069】請求項27の記載の発明によれば、電動送風機の下流側と排気部との間に、マイナスもしくはプラスもしくはその両イオンを発生させるイオン発生器を配設し、前記イオン発生器にて発生したイオンを、前記電動送風機が発する排気風とともに、前記排気の上流側に設けたフィルタ材を通過させたのち大気に放出させるとともに、前記フィルタ材を通過させず前記イオンを大気に放出させる構成も有した電気掃除機で、フィルタ材を介さない状態でイオンを放出することによりイオンが減衰することなく電気掃除機より放出され、室内へのイオンの供給が効率良く行なえる。また、イオン風の一部をフィルタ材を介して放出させるため、排気の微細塵埃をフィルタ材に吸着させることが出来るため、排気が浄化されることとなる。前記の構成でフィルタ材の面積を調整することで適切なイオン放出と微細塵埃の吸着量を設定できるものである。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成14年3月4日(2002.3.4)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2003−250723(P2003−250723A)
【公開日】 平成15年9月9日(2003.9.9)
【出願番号】 特願2002−57174(P2002−57174)