| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】濱崎 雄一 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内
|
| 【要約】 |
【課題】電動送風機及び回転清掃体のモータを夫々に適した容量の蓄電池により駆動することができ、しかも、充電制御部を共用できる電気掃除機を得ることにある。
【解決手段】電動送風機3を有する掃除機本体2に、電動送風機3に電力を供給する第1の蓄電池4を設ける。モータ7aで駆動される回転清掃体を有する吸込み口体6に、モータ7aに電力を供給する第2の蓄電池8を設ける。掃除機本体2に、両蓄電池4,8が夫々電気的に接続可能であって、両蓄電池4,8に対する充電を制御する充電制御部23を設けて、この共用の充電制御部23で両蓄電池2,3が夫々充電されるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】電動送風機を有する掃除機本体と、モータにより駆動される回転清掃体を有する吸込み口体とを備えた電気掃除機において、前記掃除機本体に設けられて、前記電動送風機に電力を供給する第1の蓄電池と、前記吸込み口体に設けられて、前記モータに電力を供給する第2の蓄電池と、前記掃除機本体または前記吸込み口体に設けられ、且つ、前記両蓄電池が夫々電気的に接続可能であって、前記両蓄電池に対する充電を制御する充電制御部とを備える電気掃除機。 【請求項2】前記充電制御部が、前記第1の蓄電池と電気的に接続して、前記掃除機本体に設けられている請求項1に記載の電気掃除機。 【請求項3】前記吸込み口体に受電部が設けられているとともに、前記掃除機本体に前記受電部が着脱可能に接続される給電部が設けられており、前記受電部と前記給電部とを介して、前記第2の蓄電池が前記充電制御部に電気的に接続される請求項2に記載の電気掃除機。 【請求項4】電動送風機を有する掃除機本体と、モータにより駆動される回転清掃体を有する吸込み口体とを備えた電気掃除機において、前記掃除機本体及び前記吸込み口体が夫々着脱可能に接続される充電台と、前記掃除機本体に設けられて、前記電動送風機に電力を供給する第1の蓄電池と、前記吸込み口体に設けられて、前記モータに電力を供給する第2の蓄電池と、前記充電台に設けられて、前記掃除機本体が前記充電台に接続された時に前記第1の蓄電池への充電を制御するとともに、前記吸込み口体が前記充電台の接続された時に前記第2の蓄電池への充電を制御し、かつ、前記掃除機本体と吸込み口体とが電気的に接続された状態で少なくとも前記掃除機本体が前記充電台に接続された時に前記両蓄電池に対する充電を制御する充電制御部とを備える電気掃除機。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電池で駆動する電気掃除機に関する。 【0002】 【従来の技術】電動送風機を有する掃除機本体と、モータで駆動される回転清掃体を有する吸込み口体とを備えた電気掃除機には、AC電源で駆動するものと、DC電源で駆動するものとがある。DC電源で駆動する電気掃除機としては、従来、掃除機本体の内部に、電動送風機と回転清掃体のモータとの両方に電力を供給する蓄電池を設けてなるものが知られている。 【0003】この電気掃除機に設けられる蓄電池は、一般に、回転清掃体のモータよりも大きい駆動電力を必要とする電動送風機の駆動電力に適した容量の蓄電池が選択されている。そのため、回転清掃体のモータには変圧器を介して電力が供給される。 【0004】変圧器を介して電力を供給する場合、エネルギー効率が低下するだけでなく、変換された電力は熱エネルギーとなり、変圧器近傍が発熱してしまう。そのため、電動送風機及び回転清掃体のモータは、夫々の駆動電力に適した容量の蓄電池により駆動するのが好ましい。 【0005】したがって、電動送風機に電力を供給する第1の蓄電池と、回転清掃体のモータに電力を供給する第2の蓄電池とを設けてなる電気掃除機が求められているが、そのような電気掃除機は現状知られていない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このように、電動送風機に電力を供給する第1の蓄電池を設け、回転清掃体のモータに電力を供給する第2の蓄電池を設ける場合には、両蓄電池に夫々に対応させて充電制御部を設けなくてはならない。しかし、このようにすることは、構成部品が必然的に多くなるので好ましくない。 【0007】本発明が解決しようとする課題は、電動送風機及び回転清掃体のモータを夫々に適した容量の蓄電池により駆動することができ、しかも、充電制御部を共用できる電気掃除機を得ることにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解決するために、掃除機本体に設けられて電動送風機に電力を供給する第1の蓄電池と、吸込み口体に設けられて回転清掃体に電力を供給する第2の蓄電池とが夫々電気的に接続可能であって、両蓄電池に対する充電を制御する充電制御部が、掃除機本体または吸込み口体に設けられたものである。 【0009】また、本発明は、前記課題を解決するために、掃除機本体及び吸込み口体が夫々着脱可能に接続される充電台に、掃除機本体に設けられて電動送風機に電力を供給する第1の蓄電池と、吸込み口体に設けられて回転清掃体に電力を供給する第2の蓄電池とが夫々電気的に接続可能であって、両蓄電池に対する充電を制御する充電制御部を設ける。そして、充電制御部には、掃除機本体が充電台に接続された時に第1の蓄電池への充電を制御するとともに、吸込み口体が充電台の接続された時に第2の蓄電池への充電を制御し、かつ、掃除機本体と吸込み口体とが電気的に接続された状態で少なくとも掃除機本体が充電台に接続された時に両蓄電池に対する充電を制御するものを用いたものである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。 【0011】この電気掃除機1aは、蓄電池で駆動するキャニスタ型電気掃除機であり、掃除機本体2、吸込み口体6、吸塵ホース9、延長管12などを備えている。 【0012】掃除機本体2の内部には、図示しないが送風室及びこの送風室の吸込み上流側に位置された集塵室が夫々設けられている。集塵室の開口は、掃除機本体2の一部をなす開閉可能な蓋2aによって気密に閉じられており、集塵室には蓋2aを開けた状態で出し入れ可能な集塵袋等で形成された集塵フィルタ(図示せず)が収容されている。送風室には塵埃を吸込むための電動送風機3(図2参照)が収容されている。 【0013】掃除機本体2の内部には、電動送風機3に電力を供給する第1の蓄電池4と、先端部にプラグを有する電源コード(図示せず)を巻取り及び繰出し可能なコードリールが収容されている。第1の蓄電池4は、電動送風機3のモータの駆動電力に適した容量の蓄電池が選択されている。掃除機本体2の内部には、図2に示す電源回路21と、認識部22と、充電制御部23と、電動送風機駆動制御部24と、回転清掃体駆動制御部25とを有した制御基板が設けられているが、これらについては後述する。 【0014】掃除機本体2の外部両側面には、その吸込み下流側の一端側、例えば掃除機本体2の後端側に一対の移動車輪5が枢支されている。この移動車輪5及び掃除機本体2の下面に取付けられた旋回輪(図示せず)により、掃除機本体2は床面上を自在に移動できる。掃除機本体2は、その前端面に開口される吸塵口部2bを有している。 【0015】吸込み口体6は、その下面には塵埃を取込む吸込み開口(図示せず)を有しており、その上面には連結管部6a(図3参照)を有している。また、この吸込み口体6には、吸込み開口に臨んで、モータ7a(図2参照)により駆動される回転清掃体7が設けられている。この吸込み口体6の内部には、吸込み開口及び回転清掃体7の駆動の邪魔にならない位置に、回転清掃体7のモータ7aに電力を供給する第2の蓄電池8が設けられている。第2の蓄電池8としては、モータ7aの駆動電力に適した容量の蓄電池が選択されている。この第2の蓄電池8からは充電用電線42(図4参照)が延出している。 【0016】吸塵ホース9と延長管12とは、掃除機本体2と吸込み口体6とを連通するために用いられるものである。吸塵ホース9は可撓性を有し、その吸込み上流側の一端部には、手元操作スイッチ11を有する手元操作部10が設けられている。延長管12は硬質な複数の管12a,12bを伸縮可能に組み合わせて形成されている。吸塵ホース9及び延長管12には、その長手方向に沿って電線(図示せず)が配線されている。なお、この電線は吸塵ホース9の伸縮及び可撓性を妨げない。 【0017】吸塵ホース9の下流側の他端部と掃除機本体2の吸塵口部2bとは着脱可能に連結される。吸塵ホース9の一端部(手元操作部10の一端部)と延長管12の下流側の他端部とは着脱可能に連結される。延長管12の上流側の一端部と吸込み口体6の連結管部6aとは着脱可能に連結される。 【0018】この電気掃除機1aでは、掃除機本体2の吸塵口部2b、吸塵ホース9の両端部、延長管12の両端部、及び吸い込み口体6の連結管部6aには、夫々電気コネクタ(図示せず)が設けられている。これら電気コネクタは、掃除機本体2と吸塵ホース9、吸塵ホース9と延長管12、延長管12と吸込み口体6を連結することで、各連結位置において電線同士を電気的に接続する。 【0019】次に、図2に示した電気掃除機1aの回路構成について説明する。電源回路21は交流電流と直流電流に変換するものである。この電源回路21はコードリールの電源コードと電気的に接続しており、この電源コードのプラグをコンセントに差し込むことでAC電源30と接続する。電源回路21は充電制御部23と電気的に接続している。 【0020】認識部22は、AC電源30と電源回路21との接続の有無を示す信号を、充電制御部23、電動送風機駆動制御部24及び回転清掃体駆動制御部25に夫々入力するものである。この認識部22は、電源コードのプラグをコンセントに差し込むことでAC電源30と接続する。 【0021】充電制御部23は、充電回路と放電回路とを有して、両蓄電池4,8に対する充放電を制御するものである。この充電制御部23は、第1の蓄電池4と電気的に接続している。また、充電制御部23は、認識部22より入力される信号により充電回路と放電回路とを選択する。すなわち、AC電源30と電源回路21とが接続している場合には充電回路を選択し、接続していない場合には放電回路を選択する。 【0022】手元操作部10は、電動送風機3及び回転清掃体7のモータ7aを駆動する信号を、夫々電動送風機駆動制御部24及び回転清掃体駆動制御部25に入力するものである。この信号の入力は手元操作スイッチ11により行なう。手元操作部10は、電動送風機駆動制御部24を介して電動送風機3と電気的に接続している。また、手元操作部10は、回転清掃体駆動制御部25を介して回転清掃体7のモータ7aと電気的に接続している。 【0023】電動送風機駆動制御部24及び回転清掃体駆動制御部25は、夫々電動送風機3及び回転清掃体25の駆動を制御するものである。電動送風機駆動制御部24及び回転清掃体駆動制御部25は、認識部22よりAC電源30と電源回路21とが電気的に接続していることを示す信号が入力された場合、手元操作部10からの信号をキャンセルして電動送風機3及び回転清掃体25に伝達しない。 【0024】なお、回転清掃体駆動制御部25は吸込み口体6に設けてもよいが、吸込み口体が大型化しかつ重くなり、操作がしづらくなるとともに、掃除操作に伴う衝撃を受けやすくなるため、掃除機本体2の内部に設けるのが好ましい。 【0025】この電気掃除機1aでは、第1の蓄電池4は、充電制御部23と電気的に接続して設けられているため、この電源コードのプラグをコンセントに差し込むことにより、充電制御部23を介して充電される。 【0026】一方、第2の蓄電池8は、掃除機本体2内部に設けられた充電制御部23と電気的に接続することで、充電制御部23を介して充電される。図3及び図4に示すように、吸込み口体6に受電部40が設けられているとともに、掃除機本体2に受電部40が着脱可能に接続される給電部50が設けられており、受電部40と給電部50とを接続することで、第2の蓄電池8は充電制御部23と電気的に接続される。 【0027】ところで、電気掃除機は、場所を取らない配置状態で両蓄電池4,8を充電できるのが好ましい。そのため、この実施形態の電気掃除機1aでは、吸込み口体6の連結管部6aに受電部40を設けるとともに、掃除機本体2に吸込み口体6の受電部40と着脱可能に接続する給電部50を設けて、図1に示したように、掃除機本体2を、吸塵口部2b側を上方に向けて配置し、この掃除機本体2に吸込み口体6を上方から引掛け保持して充電できるように形成されている。 【0028】受電部40及び給電部50の構造について説明する。図3及び図4に示したように、受電部40は、連結管部6aに設けられたリング状のベース部41と、このベース部41に設けられたL字状の係合部41aと、雌型の端子43とからなる。係合部41aの内部は中空に形成されており、その内部に第2の蓄電池8から延出した充電用電線42が配線されている。この電線42の先端部に端子43が接続されている。端子43は係合部41a内に支持されている。 【0029】給電部50は、掃除機本体2の前側(図3及び図4において上側)から後側(図3及び図4において下側)に向かって受電部40を誘導する誘導部51と、この誘導部51の後端部に設けられた収容部52と、この収容部52の内部に設けられたピン状の端子53とからなる。収容部52はその前端部が開口しており、この開口は端子保護シャッター54で閉じられている。 【0030】この端子保護シャッター54は、掃除機本体2の内部に収容された開閉装置55により、誘導部51の壁面(掃除機本体2の下面)に設けられた開閉ボタン56を掃除機本体2内に押し込むことで、この開閉ボタン56と連動して、掃除機本体2の内部に収容されて開くように形成されている。なお、開閉装置55は、図示しない付勢部により、開閉ボタン56を掃除機本体2の外部側、すなわち保護シャッター54が閉じる方向に付勢している。 【0031】受電部40と給電部50との接続方法について説明する。係合部41aを開閉ボタン56に当てて、この開閉ボタン56を掃除機本体2内に押し込む。これにより端子保護シャッター54が開く。この状態のまま、係合部41aを誘導部51の壁面51aに沿わせて前側から後側へと移動させ、係合部41aをその開口から収容部52内に挿入し、端子43と端子53とを嵌合させる。このようにすることにより、吸込み口体6が掃除機本体2に引掛け保持されるとともに、第2の蓄電池8と充電制御部23とが電気的に接続される。 【0032】両蓄電池4,8の充電する場合、以下のようにして行なう。上述のように、吸込み口体6の受電部40と掃除機本体2の給電部50とを接続することで、第2の蓄電池8と充電制御部23とを電気的に接続する。掃除機本体2から引き出した電源コードのプラグをコンセントに差込んで、AC電源30と掃除機本体2に設けられた電源回路21とを電気的に接続する。それに伴って、充電制御部23には、認識部22からAC電源30と電源回路21とが電気的に接続していることを示す信号を入力されるため、この充電制御部23は充電回路を選択する。AC電源30から供給される電力(交流電流)は電源回路21により直流電流に変換され、充電制御部23を介して両蓄電池4,8が夫々充電される。 【0033】このとき、電動送風機駆動制御部24及び回転清掃体駆動制御部25には、認識部22からAC電源30と電源回路21とが電気的に接続していることを示す信号が入力される。そのため、手元操作部10からの信号は電動送風機3及び回転清掃体7に伝達されない。したがって、充電中、手元操作部10の手元操作スイッチ11を誤って操作しても、電動送風機3及び回転清掃体7は駆動しない。 【0034】また、この電気掃除機1aでは、吸込み口体6の受電部40と掃除機本体2の給電部50とが接続されていない状態で、電源コードのプラグをコンセントに差込むことにより、第1の蓄電池4のみを充電することが可能である。 【0035】この電気掃除機1aを用いて被清掃面を清掃する場合、電源コードのプラグをコンセントから抜くことにより、充電制御部23には、認識部22からAC電源30と電源回路21とが電気的に接続していないことを示す信号が入力されるため、この充電制御部23は放電回路を選択する。 【0036】この状態で手元操作部10の手元操作スイッチ11を操作すると、その信号に応じて第1の蓄電池4から電動送風機駆動制御部24及び電動送風機3に電力が供給されて、電動送風機3のモータが駆動する。電動送風機3のモータが駆動すると、電動送風機3に吸込まれる気流が形成される。 【0037】また、回転清掃体7は必要に応じて駆動させる。手元操作部10(手元操作スイッチ11)を操作すると、その信号に応じて、第2蓄電池から回転清掃体駆動制御部25及び回転清掃体7に電力が供給され、回転清掃体7のモータ7aが駆動して回転清掃体7が回転する。 【0038】手元操作部10を操作して吸込み口体6を被清掃面に接触させ、吸込み口体6の吸込み開口から被清掃面の塵を空気とともに取り込む。それを延長管12及び吸塵ホース9で掃除機本体2の集塵室に導き、この集塵室内の集塵フィルタで前記塵を捕捉する。集塵室の集塵フィルタを通過した空気は、電動送風機3に吸込まれてこの送風機から排出された後、掃除機本体2に設けた排気口(図示せず)を通して掃除機本体2の外部に排出される。以上により被清掃面を掃除できる。 【0039】上記のように、この電気掃除機1aは、電動送風機3を有する掃除機本体2に設けられて、この電動送風機3に電力を供給する第1の蓄電池4と、モータで駆動する回転清掃体7を有する吸込み口体6に設けられて、この回転清掃体7に電力を供給する第2の蓄電池8と、掃除機本体2または吸込み口体6に設けられ、両蓄電池4,8が夫々電気的に接続可能であって、両蓄電池4,8に対する充電を制御する充電制御部23とを備えたものであるため、電動送風機3のモータ及び回転清掃体7のモータを夫々に適した容量の蓄電池により駆動することができる。しかも、充電制御部23を共有できる。 【0040】また、この電気掃除機1aでは、充電制御部23が、第1の蓄電池4と電気的に接続して、掃除機本体2に設けられているため、吸込み口体6が軽く、操作性がよい。 【0041】さらに、この電気掃除機1aでは、吸込み口体6に受電部40が設けられているとともに、掃除機本体2に受電部40が着脱可能に接続される給電部50が設けられており、受電部40と給電部50とを介して、第2の蓄電池8が充電制御部23に電気的に接続されるため、掃除機本体2と吸込み口体6とをこれらに専用の充電器等に別々に設置することなく、第2の蓄電池8を充電制御部23と電気的に接続させることができる。また、吸塵ホース9及び延長管12の内部に掃除機本体2と吸込み口体6を繋ぐ充電用電線42を設ける必要も無いとともに、それに伴い吸塵ホース9及び延長管12を軽量できるので操作性もよい。 【0042】以下、図5及び図6を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。 【0043】この電気掃除機1bは、吸込み口体6の連結管部6aに受電部40が設けられているとともに、掃除機本体2の上面の後端部に受電部40と着脱可能に接続される給電部50が設けられている。このようにすることにより、この電気掃除機1bは、図5に示したように、掃除機本体2の後端部に吸込み口体6を引掛け保持した状態で充電できる。 【0044】この実施形態の給電部50は、図4に示したものと同様であり、したがって、掃除機本体2の上面から掃除機本体2の内部に向かって受電部40を誘導する誘導部51と、この誘導部51の下端部に設けられた収容部52と、この収容部52の内部に設けられた端子53とからなる。また、図6では示していないが、収容部52はその上端部が開口しており、この開口には端子保護シャッター54が設けられている。開閉ボタン56は誘導部51の壁面に設けられており、係合部41aを誘導部51に沿わせて上側から下側へと移動させることで、係合部41aが開閉ボタン56に当たり、掃除機本体2内に押し込まれるように形成されている。なお、他の構成は上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図5及び図6に同符号を付して省略する。 【0045】この実施形態の電気掃除機1bでは、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。 【0046】なお、掃除機本体2の給電部50は複数設けてもよい。例えば、給電部50を、掃除機本体2の下面と掃除機本体2上面の後端部とに設けることにより、充電場所によって充電時の配置状態(吸込み口体6の保持状態)を、第1の実施形態(図1参照)と第2の実施形態(図5参照)とのうちから選択して両蓄電池4,8を充電することができる。 【0047】以下、図7〜図12を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。 【0048】この電気掃除機1cは、掃除機本体2、吸込み口体6、吸塵ホース9、延長管12と、充電台60などを備えている。 【0049】掃除機本体2の内部には、図8に示す認識部22と、電動送風機駆動制御部24と、回転清掃体駆動制御部25と、本体制御部26とを有した制御基板が設けられている。なお、電源回路21及び電源コードは省略されている。 【0050】充電台60の内部には、図8に示す電源回路61と、充電制御部62とからなる制御基板が設けられているとともに、先端部にプラグを有する電源コード(図示せず)を巻取り及び繰出し可能なコードリールが収容されている。 【0051】この充電台60は、その上面に掃除機本体2を載せることで、掃除機本体2と充電台60とが電気的に接続されるように形成されている。また、この電気掃除機1cは、図9に示したように、吸込み口体6の連結管部6aに受電部40が設けられているとともに、充電台60に受電部40と着脱可能に接続される給電部50が設けられている。このようにすることにより、この電気掃除機1cは、図図7及び図10に示したように、充電台60に吸込み口体6を引掛け保持した状態で電気的に接続されるように形成されている。この実施形態の受電部40及び給電部50は、図4に示したものと同様である。 【0052】吸塵ホース9及び延長管12には、その長手方向に沿って充電用電線42が配線されている。なお、充電用電線42は吸塵ホース9の伸縮及び可撓性を妨げない。この電気掃除機1cでは、図7に示したように、掃除機本体2と吸塵ホース9、吸塵ホース9と延長管12、延長管12と吸込み口体6を連結することで、各連結位置において充電用電線42同士を電気的に接続する。 【0053】次に、図8に示した電気掃除機1cの回路構成について説明する。電源回路61は交流電流と直流電流に変換するものである。この電源回路61はコードリールの電源コードと電気的に接続しており、この電源コードのプラグをコンセントに差し込むことでAC電源30と接続する。電源回路61は充電制御部62と電気的に接続している。 【0054】認識部22は、AC電源30と電源回路61との接続の有無を示す信号を、本体制御部26、電動送風機駆動制御部24及び回転清掃体駆動制御部25に夫々入力するものである。この認識部は、掃除機本体2を充電台60に載せ、かつ、電源コードのプラグをコンセントに差し込むことでAC電源30と接続する。 【0055】充電制御部62は、掃除機本体2が充電台60に接続された時に第1の蓄電池4への充電を制御するとともに、吸込み口体6が充電台60の接続された時に第2の蓄電池8への充電を制御するものである。また、この充電制御部62は、掃除機本体2と吸込み口体6とが電気的に接続された状態で少なくとも掃除機本体2がこの充電台60に接続された時に両蓄電池4,8に対する充電を制御するものである。この充電制御部62は、掃除機本体2を充電台60に載せることで、掃除機本体2に設けられている本体制御部26と電気的に接続する。 【0056】本体制御部26は、充電回路と放電回路とを有して、認識部22より入力される信号により充電回路と放電回路とを選択するものである。すなわち、AC電源30と電源回路61とが接続している場合には充電回路を選択し、接続していない場合には放電回路を選択する。この本体制御部26は、第1の蓄電池4と電気的に接続している。また、この本体制御部26は、掃除機本体2と吸塵ホース9、吸塵ホース9と延長管12、延長管12と吸込み口体6を連結することで、充電用電線42を介して吸込み口体6に設けられている第2の蓄電池8と電気的に接続する。 【0057】なお、他の構成は上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図7〜図12に同符号を付して省略する。 【0058】掃除機本体2と吸塵ホース9、吸塵ホース9と延長管12、延長管12と吸込み口体6を夫々連結している状態(図7参照)で両蓄電池4,8を充電する場合、以下のようにして行なう。掃除機本体2を充電台60に載せて、充電制御部62と本体制御部62とを電気的に接続するとともに、充電台60に設けられた電源コードのプラグをコンセントに差込んで、AC電源30と充電台60に設けられた電源回路61とを電気的に接続する。このとき、吸込み口体6の第2の蓄電池8は本体制御部26と電気的に接続しているため、吸込み口体6の受電部40は充電台60の給電部50と接続していても、接続していなくともよい。それに伴って、本体制御部26には、認識部22からAC電源30と電源回路61とが電気的に接続していることを示す信号を入力されるため、この本体制御部26は充電回路を選択する。AC電源30から供給される電力(交流電流)は電源回路61により直流電流に変換され、充電制御部62及び本体制御部26を介して両蓄電池4,8が夫々充電される。 【0059】一方、掃除機本体2と吸込み口体6とが電気的に接続していない状態、すなわち、第2の蓄電池8と本体制御部26とが電気的に接続していない状態(図10参照)で両蓄電池4,8を充電する場合、以下のようにして行なわれる。掃除機本体2を充電台60に載せて、充電制御部62と本体制御部62とを電気的に接続するとともに、充電台60に設けられた電源コードのプラグをコンセントに差込んで、AC電源30と充電台60に設けられた電源回路61とを電気的に接続する。このようにすることにより、AC電源30から供給される電力は電源回路61により直流電流に変換され、充電制御部62及び本体制御部26を介して第1の蓄電池4が充電される。 【0060】また、吸込み口体6の受電部40と充電台60の給電部50とを接続することで、第2の蓄電池8と充電制御部62とを電気的に接続するとともに、充電台60に設けられた電源コードのプラグをコンセントに差込んで、AC電源30と充電台60に設けられた電源回路61とを電気的に接続する。このようにすることにより、AC電源30から供給される電力は電源回路61により直流電流に変換され、充電制御部62を介して第2の蓄電池8が充電される。 【0061】すなわち、この電気掃除機1cは、掃除機本体2と吸込み口体6とが電気的に接続された状態で少なくとも掃除機本体2を充電台に接続することで両蓄電池4,8を充電できる。また、掃除機本体2と吸込み口体6とが電気的に接続していない状態で、掃除機本体2を充電台60に接続するとともに、吸込み口体6を充電台60に接続することでも両蓄電池4,8を充電できる。 【0062】一方、掃除機本体2と吸込み口体6とが電気的に接続していない状態で、掃除機本体2のみを充電台60に接続すると、第1の蓄電池4のみを充電することができる。また、吸込み口体6のみを充電台60に接続すると、第2の蓄電池8のみを充電することができる。 【0063】この電気掃除機1cは、掃除機本体2及び吸込み口体6が夫々着脱可能に接続される充電台60と、電動送風機3を有する掃除機本体2に設けられて、この電動送風機3に電力を供給する第1の蓄電池4と、モータで駆動する回転清掃体7を有する吸込み口体6に設けられて、この回転清掃体7に電力を供給する第2の蓄電池8と、充電台60に設けられて、掃除機本体2が充電台60に接続された時に第1の蓄電池4への充電を制御するとともに、吸込み口体6が充電台60の接続された時に第2の蓄電池8への充電を制御し、かつ、掃除機本体2と吸込み口体6とが電気的に接続された状態で少なくとも掃除機本体2が充電台60に接続された時に両蓄電池4,8に対する充電を制御する充電制御部62とを備えたものであるため、電動送風機3及び回転清掃体7のモータを夫々に適した容量の蓄電池4,8により駆動することができ、しかも、充電制御部62を共用できる。 【0064】また、この電気掃除機1cでは、両蓄電池4,8とを同時に充電することも、第1の蓄電池4或いは第2の蓄電池8のみを充電することができる。また、一般に、どちらか一方の蓄電池を充電したい場合でも、両蓄電池の充電回路を同時に閉回路とすると、充電したい蓄電池の充電回路だけを閉回路とする場合と比べて充電に時間がかかる。これは、両蓄電池の充電回路を同時に閉回路とすると、AC電源から印加される電圧が分散し、両蓄電池に印加される電圧がAC電源から印加される電圧と比べて夫々低くなるためである。したがって、このこの電気掃除機1cでは、どちらか一方の蓄電池だけを充電する場合の充電時間を短縮することできる。 【0065】しかも、この電気掃除機1cでは、電源回路61及び電源コードが充電台60に設けられているため、掃除機本体2を軽量化することができる。 【0066】なお、各実施形態において、係合部41aは延長管12に設けてもよく、また、受電部40の端子をピンとし、給電部50の端子を雌型のものを使用してもよい。さらに、吸込み口体に充電制御部を設けて、この充電制御部によって掃除機本体の蓄電池と吸込み口体の蓄電池とに充電するように構成することもできる。 【0067】 【発明の効果】本発明によれば、電動送風機及び回転清掃体のモータを夫々に適した容量の蓄電池により駆動することができ、しかも、充電制御部を共用できる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区神田錦町1丁目1番地
|
| 【出願日】 |
平成14年2月20日(2002.2.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
|
| 【公開番号】 |
特開2003−235773(P2003−235773A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月26日(2003.8.26) |
| 【出願番号】 |
特願2002−43338(P2002−43338) |
|