| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】半沢 牧雄 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内
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| 【要約】 |
【課題】必要に応じてバッテリパックに換えて商用電源を選択的に使用できると共に、重量が重くなりにくく操作性が低下しない電気掃除機を提供する。
【解決手段】掃除機本体2を有し、この掃除機本体2内に集塵室21と、この集塵室21を負圧にする電動送風機14と、この電動送風機14を駆動させる充電式のバッテリパック30とを備え、このバッテリパック30が掃除機本体2に形成された収納室22に出し入れ自在に収納されている電気掃除機であって、収納室22にバッテリパック30に換えて、電源コード43aを介して商用電源に電気的に接続される電流交換機(電流交換回路)42と、電源コード43aを巻きつけるコードリール43とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】集塵室と、該集塵室を負圧にする電動送風機と、該電動送風機を駆動させる充電式のバッテリユニットとが内蔵された掃除機本体を備え、前記バッテリユニットが前記掃除機本体に形成された収納室に出し入れ自在に収納されている電気掃除機であって、電源コードを介して商用電源に電気的に接続される電流交換回路と、前記電源コードを巻きつけるコードリールとを備えた電源ユニットを設けると共に、前記バッテリユニットに換えて前記電源ユニットを前記収納室に収納可能したことを特徴とした電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電動送風機を駆動させるバッテリユニットが出し入れ自在に掃除機本体に収納されている電気掃除機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の電気掃除機としては、集塵室と、この集塵室を負圧にする電動送風機と、この電動送風機を駆動させるバッテリユニットとを内蔵した掃除機本体を備えたものが知られている。そして、このバッテリユニットは掃除機本体に形成された収納室に出し入れ自在に収納されている。 【0003】また、バッテリユニットは所定時間使用ごとに充電するもので、いわゆる蓄電池である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の電気掃除機は、電源コードが不要で電源コードが掃除の邪魔にならないという利点があるものの、バッテリユニット内の電力がなくなると電動送風機を駆動させることができなくなっていた。そのため、長時間使用し続けることができず、広範囲に渡って掃除する場合等、掃除する場所によっては使い勝手が悪いという問題があった。 【0005】また、バッテリユニットを満充電状態にするには所定時間が必要であり、すぐに清掃作業を行うことができない問題も生じていた。 【0006】このようにバッテリユニットだけでは長時間の使用に耐えにくいことから、バッテリユニットを充電する充電台を掃除機本体にセットした状態で、商用電源から充電台を介してバッテリユニットに電源供給をしながら使用できる電気掃除機も考えられている。 【0007】しかし、この場合では、掃除機本体の重量に加えて充電台の重量が作業者にかかるため重量が重くなり操作性が悪くなっていた。 【0008】したがって、この発明は、必要に応じてバッテリユニットに換えて商用電源からの電力を選択的に使用できると共に、重量が重くなりにくく操作性が低下しない電気掃除機を提供することを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は、電源コードを介して商用電源に電気的に接続される電流交換回路と、前記電源コードを巻きつけるコードリールとを備えた電源ユニットを設けると共に、必要に応じてこの電源ユニットをバッテリパックに換え、掃除機本体に形成された収納室に着脱自在に収納可能にしたことを特徴としている。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。 【0011】この発明の電気掃除機1は、図1に示すように、掃除機本体2と、この掃除機本体2に着脱自在に接続された吸込ホース3とを備えている。そして、この吸込ホース3の先端部3aに連結された手元操作管4には、延長管5を介して吸込口体6が着脱自在に接続されている。 【0012】掃除機本体2は上ケース7と下ケース8とを備え、この上下ケース7、8は下ケース8に設けられた複数のクランプ手段9…により着脱自在に固定されている。また、この掃除機本体2は、下ケース8の下側に設けられた複数のキャスター10…により移動可能にされている。 【0013】上ケース7は、筒状部11と、筒状部の上端部を覆う上蓋部12と、筒状部11の下端部に設けられた下フランジ部13とを有し、外面形状が略リール状に形成されている。 【0014】図3(a)又は図6に示すように、筒状部11は、内側に電動送風機14が配設されたファン室14aが形成されている。また、筒状部11の周面には複数の排気口15が形成され、外気とファン室14aとが連通されている。 【0015】上蓋部12は、上面に電動送風機14の起動用のスイッチ16及び、持ち運び用のハンドルHが設けられている。 【0016】下フランジ部13は、縁部近傍に上下方向に貫通する吸込開口17が形成されている。そして、この吸込開口17の外側端部には、吸込ホース3に接続された略L字状の接続パイプ18が水平方向回転自在に取り付けられている。また、吸込開口17の内側端部には吸い込まれるエア及び塵埃を周方向に案内して旋回流にするガイド17aが設けられている。 【0017】下ケース8は、上方が開口した略円筒状の胴部19を有し、この胴部19の下端部にはキャスター10…が設けられた底板19aが設けられている。 【0018】この胴部19は、図3(a)又は図6に示すように、上述の下フランジ部13の内径と略等しい外径に形成されている。そして、この胴部19の内側には、上下方向中間部に仕切板20が水平方向に沿って設けられ、上方から順に集塵室21及び収納室22が形成されている。 【0019】集塵室21には、上方が開口した集塵容器21aが嵌着され、開口がフィルタ21bを介して上ケース7により覆われている。 【0020】収納室22は、仕切板20と胴部19の底板19aとの間に形成され、胴部19の側方に向かって開口した開口部22aを有している。そして、この仕切板20と底板19aとの間には、互いに間隔を置いて平行に延びる一対の案内板22b、22bが垂直に設けられている(図3(a)参照)。 【0021】この収納室22には、図4ではバッテリユニット30が収納されており、図7ではこのバッテリユニット30に換えて電源ユニット40が収納されている。 【0022】また、この収納室22内には、バッテリユニット30が収納された際にはバッテリユニット30から突出するコネクタ33が接続され、電源ユニット40が収納された際には電源ユニット40から突出するコネクタ42aが接続されて、電流を電動送風機14に伝達する図示しないリード線が配設されている。 【0023】バッテリユニット30は、バッテリパック34と、このバッテリパック34が2本挿入されるバッテリ保持ケース35とを備えている。 【0024】バッテリパック34は、図2(a)に示すように、分割可能な一対のバッテリカバー31、32と、このバッテリカバー31、32に内蔵された複数の電池シェル(蓄電池)(図示せず)と、電池シェルに接続されて一方のバッテリカバー31から突出したコネクタ33とを備えている。なお、このバッテリカバー31、32は図示しないボルトによって係合されている。 【0025】バッテリ保持ケース35は、図2(b)に示すように、下ケース部36と上ケース部37と蓋ケース部38とを備え、下ケース部36と上ケース部37とによってバッテリパック34を挿入する挿入部35aが形成されている。そして、この挿入部35aの開口を覆う蓋部材38が、下方に向かって回動可能に下ケース部36にヒンジ結合されている。 【0026】なお、挿入部35aは上ケース部37に形成された上下方向に延びる仕切壁37aによって左右方向に二分割されており、2個のバッテリパック34、34が挿入されている(図3(b)参照)。 【0027】また、このバッテリ保持ケース35は、蓋ケース部38に対向する奥壁面36aに、バッテリパック34のコネクタ33を突出させる2個のコネクタ開口35b、(他方図示せず)が形成されている。 【0028】電源ユニット40は、図5に示すように、箱体41と、この箱体41内に配設されたAC/DCアダプタ(交流/直流変換機)42及び、このAC/DCアダプタ42に接続された電源コード43aを巻き取るコードリール43と、箱体41を覆う蓋体44とを備えている。 【0029】箱体41は、上方が開口した直方体形状で、底面にはコードリール43を支持する軸穴41aが設けられている。また、箱体41の側面にはAC/DCアダプタ42のコネクタ42aを突出させるコネクタ開口41bが形成され、このコネクタ開口41bが形成された側面に対向した蓋面41cには電源コード43aを引き出すコード開口41dが形成されている。 【0030】AC/DCアダプタ42は、直方体形状を呈しており、交流電流を直流電流に変換する電流変換回路が内蔵され、この電流変換回路に電気的に接続されたコネクタ42aが側面から突出している。 【0031】コードリール43は、軸部43bの両端部近傍にそれぞれ円盤が取り付けられると共に、この両円盤間に電源コード43aが巻きつけられている。そして、この電源コード43aは、一端がAC/DCアダプタ42内の電流変換回路に接続され、他端に商用電源に接続されるコンセント43cが設けられている。 【0032】蓋体44は断面がコ字状に形成され、上面にコードリール43を支持する軸穴43aが設けられている。 【0033】そして、この電源ユニット40は、電源コード43aのコンセント43cがコード開口41dから僅かに引き出された状態で、コードリール43の軸部43bの一端部が箱体41の軸穴41aに挿入されると共に、AC/DCアダプタ42のコネクタ42aがコネクタ開口41bから突出されてから、箱体41と蓋体44とが逢着されて形成されている。 【0034】このとき、蓋体44に設けられた軸穴44aにコードリール43の軸部43bの他端部が挿入され、このコードリール43は箱体41と蓋体44とによって回転自在に挟持されている。 【0035】次にこの電気掃除機1の作用について説明する。 【0036】この電気掃除機1を使用するには、まず、掃除機本体2に形成された収納部22にバッテリユニット30、或いは、電源ユニット40のどちらか一方を収納する。 【0037】ここでは、図4に示すように、収納部22にバッテリユニット30を収納する場合を説明する。 【0038】この場合では、まずバッテリ保持ケース35に形成されたコネクタ開口35b側から、このバッテリ保持ケース35を案内板22b、22bに沿わせながら収納室22に収納する。 【0039】そして、バッテリ保持ケース35の挿入部35aが収納部22に収納されてから、挿入部35aにバッテリパック34をコネクタ33側から挿入する(図4参照)。ここで、挿入部35a内の仕切壁37aに沿って2個のバッテリパック34、(他方図示せず)が挿入される。 【0040】このとき、蓋部材38は下方に向かって回動した状態で開いており、バッテリパック34を挿入部35aに対して水平に挿入することができて、挿入作業を容易に行うことができる。 【0041】そして、2個のバッテリパック34、(他方図示せず)を挿入してから、蓋部材38を上方に向かって回動させると共に、蓋部材38に設けられた係止部38aを胴部19の側面に押し付ける。この係止部38aと胴部19とが係合することによりバッテリユニット30は収納部22に固定される。 【0042】この蓋部材38を閉める際に、バッテリパック34が蓋部材38により水平方向に押され、バッテリパック34のコネクタ33がバッテリ保持ケース35のコネクタ開口35bから突出する。そして、収納部22内に配設されたリード線等とコネクタ33とが接触して、電動送風機14とバッテリパック34とが電気的に接続される。 【0043】なお、蓋部材38の内側にスポンジやゴム、発泡スチロール等の弾性部材を設けておくと、バッテリパック34がリード線等に確実に押し付けられて、掃除機本体2を移動させた際に生じる振動でバッテリパック34のコネクタ33がリード線等から離れることを防止できる。 【0044】このようにバッテリユニット30が収納部22に収納されてから、掃除機本体2に形成されたスイッチ16を入れて電動送風機14を駆動させる。 【0045】このとき、バッテリパック34内の電源を利用することで、この電動送風機14は駆動し、集塵室21に嵌着された集塵容器21a内を負圧にする。 【0046】そして、手元操作管4を握って吸込口体6を被清掃面上で移動操作しながら塵埃を吸い込んでいく。 【0047】図3に示すように、吸込口体6から吸い込まれたエア及び塵埃は、吸込ホース3及び接続パイプ18を通って、集塵容器21a内に吸い込まれる。そして、このエア及び塵埃はガイド17aにより集塵容器21aの内壁に沿って渦流となる。このとき塵埃は過流の遠心力及び自重により集塵容器21aの下方に蓄積し、エアだけがフィルタ21bを通過して上方に位置する電動送風機14内に吸い込まれる。さらに、この電動送風機14内に吸い込まれたエアは、電動送風機14のモータカバーからファン室14a内に排出され、さらに排気口15から外気に排出される。 【0048】そして、バッテリパック34内の電力を利用して電動送風機14を駆動させることにより、電源コードが邪魔になる等して商用電源を利用しにくい場所、例えば広いフロアや家具等が複雑に置かれている部屋等であっても、電気掃除機1の操作性を損なうことなく使用することができる。 【0049】次に、図7に示すように、バッテリユニット30に換えて電源ユニット40を掃除機本体2の収納部22に収納する場合を説明する。 【0050】このとき、あらかじめ収納部22にバッテリユニット30が収納されていれば、このバッテリユニット30を収納部22から取り出す。 【0051】バッテリユニット30を収納部22から取り出すには、胴部19に係合している蓋部材38の係合部38aを外してバッテリパック34、(他方図示せず)を取り出してから、バッテリ保持ケース35を水平方向に引き出す。 【0052】そして、収納部22内を空にしてから、電源ユニット40をAC/DCアダプタ42のコネクタ42aが突出している側面側から案内板22a、22aに沿って収納する。 【0053】この電源ユニット40は、水平方向に沿って収納部22内に押し込まれて、箱体41のコード開口41cが形成された側面に設けられた係止部41eを胴部19に係合させることにより収納部22に固定される。 【0054】このとき、AC/DCアダプタ42のコネクタ42aは箱体41の側面に形成されたコネクタ開口41bから突出しており、このコネクタ42aが収納部22内に配設されたリード線等に接触して電動送風機14とAC/DCアダプタ42とが電気的に接続される。 【0055】さらに、あらかじめコード開口41dから僅かに引き出されているコンセント43cを、所望の長さだけ引き出して図示しない商用電源に接続する。 【0056】このように、収納部22に電源ユニット40を収納してから、電源コード43aを商用電源に接続した後に、掃除機本体2に設けられたスイッチ16を入れて電動送風機14を駆動させる。 【0057】このとき、商用電源からの供給される交流電流を電流変換機42で直流電流に変換し、この電源を利用することで電動送風機14は駆動して、集塵室21に嵌着された集塵容器21a内を負圧にする。 【0058】そして、手元操作管4を握って吸込口体6を被清掃面上で移動操作しながら塵埃を吸い込んでいく。 【0059】このように電源ユニット40を収納部22に収納してこの電気掃除機1を使用する場合では、長時間使用しても電源が切れたり、電動送風機14の吸込力が低下したりすることはなく、広範囲を掃除するときも使い勝手が悪くなることを防止できる。 【0060】また、掃除機本体2に収納されたバッテリユニット30に換えて、電源ユニット40を収納部22に収納しているので、掃除機本体2の重量が重くなりにくく操作性の低下を生じることはない。 【0061】さらに、この電源ユニット40には電源コード43aを巻きつけるコードリール43が内蔵されており、電源ユニット40を使用しない場合には電源コード43aをコンパクトに収納しておくことができる。 【0062】そして、使用場所や使用時間等の必要に応じて、電動送風機14を駆動させるためにバッテリユニット30内の電源を利用するか、或いは、商用電源から供給される電流を使用するかを使用者が選択することができ、所望の形態で電気掃除機1を使用することが可能となる。 【0063】以上、この発明の実施の形態の一つを図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。 【0064】例えば、上述の実施の形態では、掃除機本体2内に設けられた集塵室21の上方に電動送風機14が配設されたファン室14aが位置しているが、図8(a)及び図8(b)に示すように、掃除機本体50の内側前部に集塵室51が形成され、この集塵室51の後方に電動送風機52が配設されたファン室52aが形成されていてもよい。 【0065】この電気掃除機では、ファン室52aの下側に収納部53が形成され、この収納部53に図8(a)の場合ではバッテリユニット30が収納されている。そして、このバッテリユニット30に換えて図8(b)の場合では、電源ユニット40が収納部53に収納されている。 【0066】この収納部53は、図9に示すように、下方に向かって回動自在にヒンジ結合された蓋体54によって覆われている。 【0067】そして、この蓋体54上にバッテリユニット30が載置され、収納部53内に配設された図示しないリード線等にコネクタ33が接触して、電動送風機52とバッテリユニット30とが電気的に接続される。 【0068】また、バッテリユニット30に換えて蓋体54上に電源ユニット40が載置されると、収納部53内に配設された図示しないリード線等にコネクタ42aが接触して、電動送風機と電源ユニット40とが電気的に接続される。 【0069】 【発明の効果】本発明によれば、必要に応じてバッテリパックに換えて商用電源を選択的に使用できると共に、重量が重くなりにくく操作性が低下しない電気掃除機を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区神田錦町1丁目1番地
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| 【出願日】 |
平成14年2月19日(2002.2.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082670 【弁理士】 【氏名又は名称】西脇 民雄 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−235770(P2003−235770A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月26日(2003.8.26) |
| 【出願番号】 |
特願2002−40999(P2002−40999) |
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