トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 モップハンドル
【発明者】 【氏名】松 本 百合子

【氏名】森 谷 隆

【要約】 【課題】手を汚さず簡単に払拭体を交換でき、清掃作業中に払拭体の把持が解除されることがなく、しっかり取付けできるモップハンドルを提供する。

【解決手段】ヘッド1が、カバー4とカバー4の底面部との間に払拭体2を把持するフレーム5とを備える。カバー4の上方のハンドル取付部16の両側に、ハンドル取付部16内に外側から操作可能に収容され、フレーム5を払拭体2の把持位置から解放する解放手段を構成する操作子10を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】床面等を清掃する払拭体を交換可能に取付ける取付用ヘッドを備えたモップハンドルであって、上記取付用ヘッドが、横長形状のフレームカバーと;該カバーの長手方向下面中央に両側に向けて各一端が起倒可能に取付けられ、上記カバーの底面部との間に払拭体を把持する一対のフレームと;を備え、上記カバーに、該カバーの上方におけるハンドル取付部の両側において該ハンドル取付部内に外側から操作可能に収容され、上記一対のフレームを払拭体の把持位置から解放する解放手段を設けた、ことを特徴とするモップハンドル。
【請求項2】解放手段が、ハンドルを取付けるためのハンドル取付体を回転自在に支持するハンドル取付部内からその両側に向けてばね付勢された一対の操作子を備え、該一対の操作子にそれぞれのフレームにおける係合部に係合する係止鉤を設けた、ことを特徴とする請求項1に記載のモップハンドル。
【請求項3】操作子に設けた係合鉤を、操作子の先端がハンドル取付部内に没入した後にフレームの係合部から外れるように形成した、ことを特徴とする請求項2に記載のモップハンドル。
【請求項4】カバーの底面部に被着する単一の蓋体により、一対のフレームを起倒可能に枢支するとともに、操作子を上記フレームによる払拭体の把持位置と解放位置との間に摺動自在に保持させた、ことを特徴とする請求項1または2に記載のモップハンドル。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面等を清掃する払拭体を交換可能に取付ける取付用ヘッドを備えたモップハンドルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】床面等を清掃するためのモップは、清掃によって払拭体が汚れたり、あるいは摩耗したりしたときにはそれを交換する必要があり、このため、払拭体を取付けるための取付用ヘッドは、払拭体を交換できる機能を備えている。ここで、汚れた払拭体は当然のことながら、交換用の払拭体にも吸塵剤などの薬剤が含浸されていることが一般的であるので、できるかぎり手を触れることなく、且つ容易に交換できるモップが要望されている。また、取付用ヘッドについては、払拭体の交換のときにセパレートするタイプでは取付けが容易でなくなるので、一体型の取付用ヘッドが好ましい。さらに、清掃作業中に払拭体が外れたり、取付位置がずれたりしないようにしっかり取付ける必要がある。特に、清掃作業中に取付用ヘッドにおける払拭体の把持を解除するための構造に調度品等が当って、上記払拭体の把持が解除されてしまう場合が少なくないため、取付用ヘッドに、払拭体の交換が容易で、しかも清掃作業中に払拭体の把持が解除されるようなことがなく、しっかり取付けることができるモップハンドルが要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題は、手を汚すことなく簡単に払拭体の交換を行うことができ、しかも、清掃作業中に払拭体の把持が解除されるようなことがなく、しっかり取付けることができるモップハンドルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための本発明は、床面等を清掃する払拭体を交換可能に取付ける取付用ヘッドを備えたモップハンドルであって、上記取付用ヘッドが、横長形状のフレームカバーと;該カバーの長手方向下面中央に両側に向けて各一端が起倒可能に取付けられ、上記カバーの底面部との間に払拭体を把持する一対のフレームと;を備え、上記カバーに、該カバーの上方におけるハンドル取付部の両側において該ハンドル取付部内に外側から操作可能に収容され、上記一対のフレームを払拭体の把持位置から解放する解放手段を設けたことを特徴とするものである。
【0005】上記解放手段は、ハンドルを取付けるためのハンドル取付体を回転自在に支持するハンドル取付部内からその両側に向けてばね付勢された一対の操作子を備えるものとし、該一対の操作子にそれぞれのフレームにおける係合部に係合する係止鉤を設けた構成とすることができ、この場合、上記操作子に設けた係合鉤を、操作子の先端がハンドル取付部内に没入した後にフレームの係合部から外れるように形成するのが適切である。本発明の好ましい実施形態においては、カバーの底面部に被着する単一の蓋体により、一対のフレームを起倒可能に枢支するとともに、操作子を上記フレームによる払拭体の把持位置と解放位置との間に摺動自在に保持させることができる。
【0006】上記構成を有するモップハンドルにおいて、一対のフレームが払拭体の把持位置から解放されているときは、これらのフレームは自重によってカバーから垂下している。この状態において、払拭体の端部を一対のフレームの外端部にそれぞれ仮止めして、フレームをカバーの底面部に同時にまたは個別に押圧閉止させることにより、払拭体を取付用ヘッドに簡単に且つしっかりと把持させることができる。
【0007】解放手段により上記一対のフレームを払拭体の解放位置から解放すると、一対のフレームがその自重及びそれに取付けた払拭体の自重によってカバーから垂下するので、フレームから払拭体を簡単に取り外すことができる。上記解放手段は、カバーの上方におけるハンドル取付部の両側において外側から操作できるように設けているので、手を汚すことがなく簡単に払拭体の交換を行うことができ、そのうえ、上記解放手段に調度品等が当って清掃作業中に払拭体の把持が解除されるようなことがない。特に、操作子の係合鉤がハンドル取付部内に没入した後にフレームの係合部から外れるようにしておくと、清掃作業中に上記解放手段が不本意に動作するようなことを確実に防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図は本発明に係るモップハンドルの実施例を示し、このモップハンドルの払拭体取付用ヘッド1は、床面等を掃除する払拭体2(図2参照)を交換可能に取付けるためのものであって、図1及び図2等からわかるように、横長の略楕円形状のフレームカバー4と、該カバー4の底面部との間に払拭体2を把持する一対のフレーム5,5とを備えている。また、取付用ヘッド1に取付けられる払拭体2は、図2に示すように、基布2aに多数の払拭糸2bを植設したものとして構成されている。
【0009】上記カバー4は、図3及び図4等に明確に示すように、その周縁において下方に垂下する垂下壁4aを形成するとともに、その上面の中央には、ハンドル15を取付けるためのハンドル取付体16を支持するハンドル取付部17を形成しており、該ハンドル取付部17の両側において、その内部に、払拭体2の解放手段を構成する操作子10を操作するための操作穴12a及び上記操作子10に付設する付勢ばね14が当接するところのばね座12bを備えた、一対の操作部12,12を形成している。この操作部12は、底面側から後述する上記操作子10の釦部10bを該操作部12内に収容できるように、底面側を穴部12cとしている。そして、このカバー4の底面部中央において、単一の蓋体18を被着することにより、上記一対のフレーム5,5を枢支するとともに、上記操作子10,10をカバー4の上方において外側から操作可能に配設しており、それにより、上記一対のフレーム5,5を該カバー4の長手方向下面中央に両側に向けて各一端が起倒可能に、且つ上記操作子10をフレーム5,5による払拭体2の把持位置と解放位置との間に摺動自在に保持させている。
【0010】さらに具体的に説明すると、上記フレームカバー4の底面部中央には、該カバー4の長手方向で上記操作部12の穴部12c,12cの対向辺縁に平行に、操作子10における釦部10bの操作に伴って基板10aが摺動するのをガイドするガイド壁22,22を設けている。そして、これらのガイド壁22,22を一辺として上記カバー4の垂下壁4aに近接する側に、それぞれ略矩形状の垂下壁24,24が設けられており、該垂下壁24における上記カバー4の長手方向の中央に対応する部位には、上記蓋体18における後述の枢支部18dとともに、後述のフレーム5における枢支軸部5a,5aを個別に枢支するための枢支部24aがそれぞれ形成されている。
【0011】上記一対のフレーム5,5は、図2乃至図4に明確に示すように、それぞれ上記フレームカバー4の長手方向の片側半分にほぼ対応する形状で、且つ上記カバー4の周縁の垂下壁4aの内側に収まる大きさに形成されており、その基端両側は、先端を内方に略L字形に折曲することにより枢支軸部5a,5aを形成したアーム部5A,5Aとしている。また、当該フレーム5におけるアーム部5A,5A間の上面側には、後述する操作子10の係止鉤10c,10cと係合する係合部5b,5bが突出形成されている。この係合部5b,5bは、上記払拭体2をフレーム5,5に取付けるべく袋状の基布2aにフレーム5,5を挿入した際に、該基布2aの縁部が上記操作子10の係合鉤10c,10cに当って係合部5b,5bとの係合が解除されるのを抑止するためのストッパとしても機能するものである。
【0012】上記操作子10は、図3乃至図5からわかるように、基板10a上面の一辺縁中央に該辺縁側が閉口する略筒状の釦部10bを設けるとともに、上記一辺縁の釦部10b両側に垂下させて係止鉤10c,10cを設けており、上記釦部10bの閉口側の底部から開口側に突設したばね軸10dに上記付勢ばね14を嵌着している。
【0013】上記蓋体18は、図3及び図4に示すように、上記カバー4の底面の垂下壁24,24の外周縁に沿う略矩形状に形成されており、その中央には上記カバー4の底面のガイド壁22,22間の幅に対応する保持部18aを形成している。この保持部18aは、当該蓋体18をカバー4の底面に被着した際に、上記操作子10の基板10aを上記ガイド壁22,22に沿って摺動自在に保持するためのものである。そして、上記保持部18aの長手方向の両端には、当該蓋体18をカバー4の底面に被着して操作子10を保持した際に該操作子10の係止鉤10c,10cを収容するための一対の凹溝18bを形成している。この凹溝18bは、操作子10の操作により上記フレーム5から払拭体2の把持を解除する解放位置において、上記操作子10の係止鉤10c,10cが凹溝18bの内底に当接しない程度の深さに形成される。さらに、上記保持部18aを除く蓋体18の外周縁には、上記カバー4の底面の垂下壁24に対応する起立壁18cが立設されており、該起立壁18cにおける上記垂下壁24の枢支部24aに対応する部位には、該枢支部24aとともにフレーム5,5を個別に枢支するための枢支部18dが形成されている。
【0014】そして、上記操作子10を、該操作子10に付設した付勢ばね14を縮設した状態で上記釦部10bを上記操作部12における穴部12cから嵌め込み、上記付勢ばね14の一端を上記カバー4における操作部12のばね座12bに当接させ、且つ上記基板10aをカバー4の底面のガイド壁22,22間に摺動自在にガイドさせることにより、上記カバー4におけるハンドル取付部17の両側において、払拭体2の解放手段を構成する操作子10,10を外側から操作可能に配設するとともに、上記一対のフレーム5,5を、アーム部5A,5Aの枢支軸部5a,5aにおいて、上記カバー4の枢支部24aと蓋体18の枢支部18dとで起倒可能に枢支した状態で、上記蓋体18の四隅をカバー4に螺子28で螺着することにより、モップハンドルの払拭体取付用ヘッド1を構成している。
【0015】ハンドル15を取付けるためのハンドル取付体16(図3参照)は、本体16Aと軸部16Bと支持体16Cとを備え、本体16Aの両側に設けた略矩形状の穴16a,16aに、それぞれ先端に軸支部16bを突設した軸部16B,16Bを、それらの軸支部16b,16bが互いに背向するように嵌着しており、上記ハンドル取付体16を、カバー4の底面側から上記ハンドル取付部17における一対の操作部12,12間の開口30に挿入して、上記軸支部16b,16bを上記開口30両側の溝部32,32に嵌入し、さらに、上記支持体16Cをカバー4の底面側から上記開口30を封閉するように嵌着して、該支持体16Cの上面両側に設けた支持部16c,16cで上記軸支部16b,16bを支承することにより、上記ハンドル取付体16をハンドル取付部17に回動自在に支持させている。上記ハンドル15は、ハンドル取付体16の取付穴(図示省略)に嵌着された取付ピン34によって取付けられる。
【0016】なお、上記カバー4、フレーム5、操作子10、ハンドル取付体16及び蓋体18は、何れも適宜の合成樹脂によって成形されており、一対のフレーム5及び操作子10はそれぞれ同形に成形される。
【0017】上記構成を有するモップハンドルにおいて、一対のフレーム5,5が払拭体2の把持位置から解放されているときは、これらのフレーム5,5は自重によってカバー4から垂下している。この状態において、払拭体2の端部を一対のフレーム5,5の外端部にそれぞれ仮止めして、それぞれのフレーム5をカバー4の底面部に同時にまたは個別に押圧閉止させることにより、払拭体2を取付用ヘッド1に簡単に且つしっかりと把持させることができる。
【0018】払拭体2の解放手段を構成する操作子10の釦部10bを押圧することにより、上記フレーム5の係合部5bと操作子10の係合鉤10c,10cとの係合を解除し、上記一対のフレーム5,5を払拭体2の解放位置から解放すると、一対のフレーム5,5がその自重及びそれに取付けた払拭体2の自重によってカバー4から垂下するので、フレーム5から払拭体2を簡単に取り外すことができる。上記解放手段を構成する操作子10は、その釦部10b,10bが上記カバー4の上方におけるハンドル取付部17の両側において外側から操作できるように設けられているので、手を汚すことがなく簡単に払拭体2の交換を行うことができ、そのうえ、上記釦部10b,10bに調度品等が当って清掃作業中に払拭体2の把持が解除されるようなことがない。特に、上記操作子10における係合鉤10c,10cが、ハンドル取付部17内に没入した後にフレーム5の係合部5b,5bからその係合が解除されて外れるようにしておくと、清掃作業中に解放手段を構成する上記操作子10に調度品等が当って、不本意に払拭体2の把持が解除されることを確実に防止できる。
【0019】
【発明の効果】以上に詳述した本発明のモップハンドルによれば、手を汚すことなく簡単に払拭体の交換を行うことができ、しかも、清掃作業中に払拭体の把持が解除されるようなことがなく、しっかり取付けることができる。
【出願人】 【識別番号】390006194
【氏名又は名称】日之出株式会社
【出願日】 平成14年2月4日(2002.2.4)
【代理人】 【識別番号】100072453
【弁理士】
【氏名又は名称】林 宏 (外2名)
【公開番号】 特開2003−225189(P2003−225189A)
【公開日】 平成15年8月12日(2003.8.12)
【出願番号】 特願2002−26967(P2002−26967)