| 【発明の名称】 |
モップハンドル |
| 【発明者】 |
【氏名】松 本 百合子
【氏名】森 谷 隆
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| 【要約】 |
【課題】全体の構成が単純且つ簡単でありながら、清掃対象部位の曲がり具合や凹凸等に柔軟に対応して確実に清掃を行うことができる一方で、柄の押圧力を有効に清掃に生かすることができ、しかも、ヘッドの掃拭部材への取付けを非常に容易に行うことができるモップハンドルを得る。
【解決手段】モップハンドルのヘッド1を、柄3と連結される回転継ぎ手2を該ヘッド1の下面側から挿入係止させることによりヘッド1と連結させる連結部10と掃拭部材取付け用の一対のアーム部11,11とで構成し、ヘッド1全体として弾性を有する合成樹脂により横長板状に形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】清掃用の掃拭部材が取付けられるヘッドと、該ヘッドの中央部に回転継ぎ手を介して回動自在に取付けられる柄とを備え、上記ヘッドが、その中央部に設けられた、上記回転継ぎ手を該ヘッドの下面側から挿入係止させることによりヘッドと連結させる連結部と、該連結部の両端側に設けられ、上記掃拭部材を保持するための一対のアーム部とを一体に有し、ヘッド全体として弾性を有する合成樹脂により横長板状に形成されている、ことを特徴とするモップハンドル。 【請求項2】請求項1に記載のモップハンドルにおいて、上記回転継ぎ手が、ヘッドの長手方向に沿う軸線に対して回動可能に上記連結部と相互連結するための軸部を備えていると共に、上記連結部が、ヘッドの下面側に凹設された、上記軸部を収容する溝部を有していて、上記軸部が、溝部内に回動可能に支持する係止部材によって係止されていると共に、これら軸部及び係止部材を収容した溝部が蓋材によって閉塞されているもの。 【請求項3】請求項2に記載のモップハンドルにおいて、上記溝部を、可及的に浅く形成して、上記回転継ぎ手の軸部がヘッドの低い位置で支持されるようにしたもの。 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のモップハンドルにおいて、上記ヘッドの各アーム部の板面に、各アーム部の基端側から自由端側へ延びる、各アーム部の可撓性を向上させるためのスリットをそれぞれ設けているもの。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、モップ房等の清掃用の掃拭部材を取付けるためのモップハンドルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】清掃用の掃拭部材を取付けるためのモップハンドルは、従来より種々のものが知れていて、掃拭部材を保持するヘッドの中央に回転継ぎ手を介して握持用の柄が取付けられているものが一般的である。しかしながら、この種のモップハンドルは、上記ヘッドが硬質である上に定形であるため、上記掃拭部材の取付けが面倒である場合があり、特にヘッドを掃拭部材の上面側に設けられたポケット部に挿入するようなタイプの場合には、ヘッドが変形しづらいためにその作業は非常に困難である。また、清掃の際に、清掃対象部位が湾曲していたりあるいは凹凸がある場合には、ヘッドで掃拭部材をその部位に的確に押し付けることができず、確実に清掃を行えない可能性がある上、ヘッドが家具や壁に接触した場合には、その家具等、あるいはヘッド自体を傷付けてしまう可能性もあった。このような問題を解決するため、ヘッドの両端部をスプリングで構成したものも存在するが、ヘッドの構成が複雑になるだけでなく、部品数が多くなって組立を簡単化するための多大な配慮が必要となる。また、その一方で、上記回転継ぎ手とヘッドとの連結も、柄の操作によってヘッドを自在に動かすために、その連結するための構成が複雑化して部品数が増え、組立が面倒であるという問題があり、ヘッド全体の構成の複雑化の一つの要因となる可能性がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題は、全体の構成及び組立が単純且つ簡単でありながら、清掃対象部位の曲がり具合や凹凸等に柔軟に対応して確実に清掃を行うことができる一方で、柄の押圧力を有効に清掃に生かすることができ、しかも、ヘッドの掃拭部材への取付けを非常に容易に行うことができるモップハンドルを提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明のモップハンドルは、清掃用の掃拭部材が取付けられるヘッドと、該ヘッドの中央部に回転継ぎ手を介して回動自在に取付けられる柄とを備え、上記ヘッドが、その中央部に設けられた、上記回転継ぎ手を該ヘッドの下面側から挿入係止させることによりヘッドと連結させる連結部と、該連結部の両端側に設けられ、上記掃拭部材を保持するための一対のアーム部とを一体に有し、ヘッド全体として弾性を有する合成樹脂により横長板状に形成されていることを特徴とするものである。 【0005】上記構成を有するモップハンドルは、連結部及び一対のアーム部を含めたヘッド全体を弾性ある合成樹脂により一体に形成したため、ヘッド自体の部品点数が少なく、また、回転継ぎ手とヘッドとの連結を、該回転継ぎ手をヘッドの下面側から連結部に挿入係止させるという簡単な構成としたことにより、モップハンドル全体としての構成が非常に簡単で、しかも部品点数が少なくて組立が容易なものとすることができる。さらに、上記ヘッドは、全体として弾性を有しているため、変形することで清掃対象部位の曲がり具合や凹凸に柔軟に対応することができ、これにより、掃拭部材をその清掃対象部位に的確に押し付けて確実に清掃を行うことができ、また、家具や壁等に接触した場合や強く押し付けた場合であっても、それらの家具等を傷付けることはない上、柄の押圧力を確実に掃拭部材に伝え、それを有効に生かすことができる。さらに、横長板状の上記ヘッドの両端に位置する一対のアーム部は、その弾性により柔軟に屈曲、変形するため、従来の硬質のものと比べて掃拭部材の取付けを行いやすい。 【0006】本発明においては、上記回転継ぎ手が、ヘッドの長手方向に沿う軸線に対して回動可能に上記連結部と相互連結するための軸部を備えていると共に、上記連結部が、ヘッドの下面側に凹設された、上記軸部を収容する溝部を有していて、上記軸部が、溝部内に回動可能に支持する係止部材によって係止されていると共に、これら軸部及び係止部材を収容した溝部が蓋材によって閉塞されているものとすることができる。この場合、上記溝部を、可及的に浅く形成して、上記回転継ぎ手の軸部がヘッドの低い位置で支持されるようにしたものが好ましい。さらに、本発明においては、上記ヘッドの各アーム部の板面に、各アーム部の基端側から自由端側へ延びる、各アーム部の可撓性を向上させるためのスリットをそれぞれ設けているものとすることができ、これによって上記アーム部を上下方向ばかりでなく板面の面内において前後方向にも容易に変形させることができる。 【0007】 【発明の実施の形態】図1乃至図5は、本発明のモップハンドルの一実施例をしめすもので、この実施例のモップハンドルは、清掃用の掃拭部材20が取付けられる細長板状のヘッド1と、該ヘッド1の中央部に回転継ぎ手2を介して回動自在に取付けられる柄3とを備えている。 【0008】上記回転継ぎ手2は、上記柄3の先端と連結された第1ジョイント部材4と、該第1ジョイント部材4と軸4aにより回転自在に相互に連結され、且つ上記ヘッド1と連結される第2ジョイント部材5とを備えている。上記第2ジョイント部材5は、上記第1ジョイント部材4をヘッド1の長手方向に沿うように回転可能に連結するための板体部6と、この板体部6に連接させた状態で該板体部6と一体に形成された円筒部7と、該円筒部7の軸線方向の両端の面にそれぞれ設けられた一対の断面略矩形状の中空部8,8と、これら一対の中空部8,8内に嵌入された、上記ヘッド1の後述する連結部10との連結に供する一対の軸部9,9とを有している。 【0009】上記一対の軸部9,9は、図6に示すように、それぞれ断面略矩形状に形成された基端部9aと、相互に対向する左右一対の平面及び相互に対向する方向(上下方向)に突出する一対の曲面とを有する略長円柱状の先端部9bとを一体に有したものである。上記上記中空部8内には、上記基端部9aが回転不能に嵌入されるが、この場合、上記各軸部9の中空部8への嵌入は、その先端部9bの上記一対の平面が、回転継ぎ手2における第2ジョイント部5の板体部6の突出方向と平行となるよう行われる。 【0010】上記ヘッド1は、その中央部に設けられた、上記回転継ぎ手2を該ヘッドの下面側から挿入係止させることにより連結させる連結部10と、該連結部10の両端側に設けられ、上記掃拭部材を保持するための一対のアーム部11,11とを一体に有し、全体として弾性を有する合成樹脂(例えば熱可塑性エラストマ)により形成されている。 【0011】上記一対のアーム部11,11は、それぞれ上記連結部10から相反する方向に延びる細板状のもので、例えば、上面側に相反する方向に開口する一対のポケット状の袋部分20a,20bを有する上記掃拭部材20を、該袋部分内で突っ張るようにしてヘッド1に保持させるものである(図2参照)。なお、図2に示す掃拭部材20の袋部分20a,20bは、一方の袋部分20aは深めに、他方の袋部分20bは浅めに形成されている。これら一対のアーム部11,11は、それぞれの先端側が半円弧状に形成され、家具や壁等に接触した際に傷を付けたり、あるいは掃拭部材を装着した際にその掃拭部材を破損することをより確実に防止するようにしている。また、これらの一対のアーム部11,11の板面には、各アーム部11,11の基端側から先端側へ延びるスリット12,12が設けられていて、各アーム部11,11をそれぞれ細く分割してその可撓性をより一層向上させている。この場合、各アーム部11,11は、ヘッド1の上下方向の柔軟性は勿論、ヘッド1の前後方向にもより柔軟に撓みやすくなる。 【0012】上記連結部10は、図4及び図5に示すように、ヘッド1の下面側に凹設された、上記回転継ぎ手2の一部が収容される溝部13と、上記回転継ぎ手2の一部を収容した状態で該溝部13の開口を閉塞する蓋材14とを有している。上記蓋材14は、弾性を有した合成樹脂により上記ヘッド1とは別体に形成された板状のもので、溝部13の開口を閉塞した場合に、ヘッドの下面側から突出しない態様で、溝部13に圧嵌、保持されるようにしているが、連結部10及び該蓋材14を貫通するピン等の挿入によりその固定を安定化させることもできる。 【0013】上記溝部13は、上記回転継ぎ手2を、ヘッド1の下面側から挿入させて係止すると共にその第2ジョイント部材5の一対の軸部9,9以外の部分をヘッド1の上面側に導出させた状態で収容するもので、連結部4が全体としてヘッド1の上面側に突出するのを可能な限り防いで高さが低い空間であってもヘッド1を容易に挿入することができるようにするため、上記回転継ぎ手2の大きさ、特に第2ジョイント部材5の大きさを考慮して可及的に浅く形成され、上記軸部9がヘッド1の低い位置で支持されるようになっている。 【0014】この溝部13は、具体的には、第2ジョイント部材5の円筒部7をその中心軸線がヘッド1の長手方向に沿うように間に位置させた状態で、上記軸部9,9の各先端部9b,9bをそれぞれ収容する一対の壁部15,15と、これらの壁部15,15の各対向面側にそれぞれ設けられた、軸部6の先端部9bをヘッド1の上部側から保持する抑え部15a,15aと、各軸部9,9の先端部9b,9bを下部側から支持する一対の支持部17,17を備えた、上記ヘッド1と別部材である係止部材16とを有している。したがって、上記軸部9,9は、抑え部15a,15a及び支持部17,17により回転可能に軸支されることとなり、これにより回転継ぎ手2の第2ジョイント部材5は、ヘッド1の長手方向と直交する方向に回転可能となるため、結果として、柄3は回転継ぎ手2を介し、ヘッド1に対して複数方向に回転することができる。 【0015】上記係止部材16の支持部17,17には、上記軸部9の先端部9bの回転を抑止するためのロック機構が設けられていて、例えば大きな塵や埃の清掃除去作業を行う場合等には、通常の箒と同様の使い方をすることができるような構成となっている。このロック機構は、図4及び図5に示すように、上記係止部材16の各支持部17を形成する、先端中央が上記軸部9の先端部9bの曲面の曲率に適応する湾曲部17bが形成された立壁17a、及び該立壁17aの先端両側に設けられ、上記軸部9の先端部9bの両側から挟み込む、弾性を有する一対の平行な薄板状の弾性板17c,17cとで構成される。したがって、上記回転継ぎ手2の第2ジョイント部材5の板体部6がヘッド1の板面に対して直角に位置するときには、上記湾曲部17bに軸部9の先端部9bの曲面が当接し、且つ上記一対の弾性板18,18が先端部9bの一対の平面の部分と当接することになるため、該軸部9が弾性板18,18によって回転できないように弾性的に係止され、この結果、ヘッド1と回転継ぎ手2の第2ジョイント部材5との間の相互の動きは抑止されることになる。また、上記第2ジョイント部材5のヘッド1に対する回転方向に一定以上の力を加えると、弾性板18,18が開くことにより軸部9の係止が解除され、ヘッド1と回転継ぎ手2との間のロックは解除されることとなる。 【0016】上記構成を有するモップハンドルは、連結部10及び一対のアーム部11,11を含めたヘッド1全体を弾性ある合成樹脂により一体に形成したため、ヘッド1自体の部品点数が少なく、しかも、回転継ぎ手2とヘッド1との連結を、該回転継ぎ手2をヘッド1の下面側から連結部10に挿入し、係止させるという簡単な構成としたことにより、モップハンドル全体としての構成が非常に単純であり、また全体の部品点数も少なく組立が容易である。さらに、上記ヘッド1は、全体として弾性を有しているため、変形することで清掃対象部位の曲がり具合や凹凸に柔軟に対応することができ、これにより、掃拭部材をその清掃対象部位に的確に押し付けて確実に清掃を行うことができ、また、家具や壁等に接触した場合や強く押し付けた場合であっても、それらの家具等を傷付けることはない上、柄3からの押圧力を確実に掃拭部材に伝え、それを有効に生かすことができる。しかも、横長板状の上記ヘッド1の両端に位置する一対のアーム部11,11は、その形状と弾性により特に柔軟に屈曲、変形するため、従来の硬質のものと比べて掃拭部材の取付けを行いやすい。 【0017】上記実施例においては、ヘッド1のアーム部11,11にそれぞれスリット12を1本だけ設けた構成となっているが、このスリット12は、ヘッド1の弾性及び剛性を考慮した上で、各アーム部11,11に複数本ずつ設けてもよい。また、上記実施例では、ヘッド1と回転継ぎ手の第2ジョイント部材5との相互の動きを抑止するロック機構を備えた構成となっているが、このロック機構は必ずしも設ける必要はない。 【0018】 【発明の効果】以上に詳述したように、本発明のモップハンドルによれば、ヘッド全体を弾性ある合成樹脂により一体に形成したため、ヘッド自体の部品点数が少なく、しかも、回転継ぎ手とヘッドとの連結を、該回転継ぎ手をヘッドの下面側から連結部に挿入係止させるという簡単な構成としたことにより、モップハンドル全体としての構成が単純で、また部品点数が少ない組立が容易なものとすることができる。さらに、上記ヘッドは、全体として弾性を有しているため、変形することで清掃対象部位の曲がり具合や凹凸に柔軟に対応することができ、これにより、掃拭部材を確実にその清掃対象部位に的確に押し付けて確実に清掃を行うことができ、また、家具や壁等に接触した場合や強く押し付けた場合であっても、それらの家具等を傷付けることはない上、柄の押圧力を確実に掃拭部材に伝え、それを有効に生かすことができる。さらに、横長板状の上記ヘッドの両端に位置する一対のアーム部は、その弾性により柔軟に屈曲、変形するため、従来の硬質のものと比べて掃拭部材の取付けを行いやすい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390006194 【氏名又は名称】日之出株式会社
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| 【出願日】 |
平成14年2月4日(2002.2.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072453 【弁理士】 【氏名又は名称】林 宏 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−225188(P2003−225188A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月12日(2003.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2002−26966(P2002−26966) |
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