| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】千田 典明 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内
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| 【要約】 |
【課題】保守点検作業中にショートを起こすことがない電気掃除機を得ることにある。
【解決手段】ベースケース11に搭載された電動送風機3に電力を供給する電池パック(電源体)5が、ベースケース11の電池収容部(電源体収容部)19から取外せる電気掃除機を前提とする。電池パック5は、電池収容部19に収容されているときには、ベースケース11を覆ったカバーケース12のカバー下ケース13に電池収容部19の内側からベースケース11を通ってねじ込まれた連結ねじ37が取外せないように邪魔する。電池パック5は、それが電池収容部19より取外されているときには、電池収容部19の内側での連結ねじ37の取外しを許して、ベースケース11からのカバー下ケース13の取外しを可能としたことを特徴としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電源体収容部を有したベースケース及びこのベースケースに取外し可能に連結されるカバーケースを備えた掃除機本体ケースと、前記ベースケースに搭載されて前記カバーケースで覆われる電動送風機と、前記電源体収容部に着脱可能に収容されて前記電動送風機に電力を供給する電源体を含み、前記ベースケースに対する前記カバーケースの取外しを、前記電源体が前記ベースケースの電源体収容部から取外された条件で可能とするケース分解拘束手段と、を具備する電気掃除機。 【請求項2】 請求項1に記載の電気掃除機において、前記ケース分解拘束手段は前記電源体であって、この電源体が、前記電源体収容部より取外されたときに、前記電源体収容部内でこの収容部の内側から前記カバーケースに取外し可能にねじ込まれた連結ねじを操作可能に露出させ、かつ、電源体収容部に収容されたときに前記連結ねじを操作不能に覆って設けられる。 【請求項3】 請求項1に記載の電気掃除機において、前記ケース分解拘束手段が、前記カバーケースに設けられてこのケースが前記ベースケースに連結されたときに前記電源体収容部内に臨む係合部と、前記電源体に設けられて前記係合部に前記電源体収容部の開口とは反対側から引っ掛って前記カバーケースを拘束するケース引掛け部と、この引掛け部の前記係合部への引っ掛りを維持するよう前記電源体収容部内の電源体を前記係合部に寄せて保持する電源体押えとで形成されている。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機に電力を供給する電池パック等の電源体を搭載して、電源コードを不用とした電気掃除機に関する。 【0002】 【従来の技術】電池パックを搭載したコードレス式電気掃除機の中には、保守点検サービスのために掃除機本体ケースから電池パックを取外せるものがある。この種の電気掃除機での保守点検の手順を定めたサービスガイドには、掃除機本体の分解・組立て手順が記載されている。それによると、はじめに、掃除機本体ケースから電池パックを取外してから、掃除機本体ケースを分解する手順となっており、又、組立ての最後に電池パックが掃除機本体ケースに組込まれる手順となっている。 【0003】このように定められた手順通りに掃除機本体が分解・組立てされる場合には、何らの問題を起こすことがない。しかし、従来の電気掃除機は、電池パックを外さない場合にも掃除機本体ケースの分解・組立てが可能な構成となっている。 【0004】電池パックを外さないで掃除機本体ケースを分解した時には、電池パックから電力を供給される電動送風機やこれを制御するための回路装置に電池電圧が印加されたままである。そのため、電動送風機や回路装置、その他電気配線等を外す際等に、プラスとマイナスとがショートする場合がある。ショート時には電池パックの電池容量に応じた電流が回路に流れる。大電流電動送風機用であれば更に大きい電流が回路に流れる。例えば、10アンペア程度の電動送風機用の電池パックを例に取れば、前記ショート時に流れる電流は100アンペアを超える。 【0005】そのため、電気回路にその保護のための電流ヒューズが設けれられていない場合には、前記ショートに伴い、電線の絶縁被覆が溶けたり、絶縁被覆で覆われた電気導体が溶断して、電線一式の交換を余儀なくされることがある。しかも、ショート時に電線に作業者が手を触れていた場合には、やけどをする恐れも考えられる。 【0006】又、コードレス式電気掃除機の中には、電動送風機の電動機部の巻線がレアショートを起こした場合に、電気回路を保護するためのレアショート対策用の電流ヒューズを搭載しているものがある。この種の電気掃除機で分解手順の誤りによりショートが起こると、その電流ヒューズが溶断する。そのため、溶断した電流ヒューズを含んだ電線一式の交換を余儀なくされる。一方、レアショート対策用の電流ヒューズが電池パックに組込まれたもので、電流ヒューズが既述のように溶断すると、この電流ヒューズを含んだ電池パック一式の交換を余儀なくされる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとする課題は、保守点検作業中にショートを起こすことがない電気掃除機を得ることにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、本発明は、電動送風機が搭載されたベースケースに対するカバーケースの取外しを、電動送風機に電力を供給する電源体がベースケースの電源体収容部から取外された条件で可能とするケース分解拘束手段を備える。本発明において、電源体としては、電池パック又は電池そのものを用いることができる。 【0009】本発明の電気掃除機は、その保守点検をする際、電源体を必ず取外さなければカバーケースをベースケースから分解することができない。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発明の第1実施形態を説明する。 【0011】図5に示すように第1実施形態のコードレス式電気掃除機の掃除機本体1は、掃除機本体ケース2に、電動送風機3及びこの送風機3の運転等を制御する回路装置4等を内蔵するとともに、電動送風機3に電力を供給する電源体として例えば電池パック5を取外し可能に収容し、かつ、電動送風機3の吸込み上流側に集塵部例えばダストカップ6を取外し可能に設けている。 【0012】硬質合成樹脂製の掃除機本体ケース2は、図2、図4、及び図5に示すベースケース11と、これに上方から被って着脱可能に連結されたカバーケース12とを備えている。カバーケース12は、図1及び図5に示すようにカバー下ケース13とカバー上ケース14とを備えている。カバー下ケース13とカバー上ケース14との互いの後端部はヒンジ機構15を介して接続されている。図3中符号15aはヒンジ機構15のヒンジ軸を示している。カバー上ケース14は、ヒンジ機構15を中心とする回動により、カバー下ケース13を上方から覆う組立て位置(この位置に配置されたカバー上ケース14の状態は図1参照)と、この位置から略180°反転してカバー下ケース13の後方に連続して配置される開放位置とにわたって移動できる。 【0013】図4及び図5に示すようにベースケース11には、その前部下面に位置して旋回輪16が取付けられているとともに、後部に位置して一対の車輪17が取付けられている。ベースケース11の前部上面には、上端が開放された比較的短い円筒壁18aで区画されたカップ受け部18が形成されている。ベースケース1の後部上面には電動送風機3がその吸気口3aを上方に向けて搭載されているとともに、電動送風機3の近傍に回路装置4が配置されている。回路装置4はプリント配線板に電動機制御用のTFTトランジスタ、及びその他の回路部品(この中には充電用の回路部品も含む)を実装して形成されている。 【0014】ベースケース11の前後方向中間部には電源体収容部として電池収容部19が上向きに突出して一体に形成されている。この収容部19は図4に示すようにベースケース11の幅方向に長く形成されているとともに、図2に示すようにベースケース11の下面に開口されている。この開口は、ベースケース11の下面に着脱可能な蓋20によって閉じられている。蓋20は、その一側縁に引掛け舌片21を有し、かつ他側縁に位置決め凸片22を有している。 【0015】蓋20は、電池収容部19の開口縁に設けられている引掛け凹部23に引掛け片21を挿入して引掛けた後に、電池収容部19の開口を閉じるように配置される。そして、電池収容部19の開口縁に設けられている位置決め凹部24に位置決め凸片22を嵌入させ、次に、この状態で、位置決め凸片22を通って位置決め凹部24内のねじ孔25にねじ26をねじ込むことにより、ベースケース11に蓋20が取付けられている。以上の取付け手順と逆の手順によって蓋20をベースケース11から取外すことができる。 【0016】電池収容部19にはその開口を通して電池パック5が出し入れ可能に収容されている。電池パック5は、例えばニッケル水素電池からなる2次電池を多数電気的に直列に接続した電池集合体をパッケージ部材でパックしてなる。この電池パック5は、電池収容部19を略満たす大きさであるとともに、図2に示すようにコネクタ5aを有している。 【0017】電池収容部19に収容された電池パック5は、ベースケース11に蓋20を取付けることに伴って、この蓋20の内面に接着された図示しない発泡ウレタンピースで弾性的に押えられて、がたつかないように保持される。電池パック5のコネクタ5aは、電池収容部19内に配置されたケース側コネクタ27(図2参照)に着脱可能に接続される。そのため、電池側コネクタ5aとケース側コネクタ27との接続を外すことにより、電池パック5を電池収容部19から取外すことが可能である。 【0018】ケース側コネクタ27に接続されているプラス側及びマイナス側の絶縁被覆電線28a、28b(図4参照)は、電動送風機3の電動機部が有する図示しないカーボンブラシ等に接続されている。一方の絶縁被覆電線28bの中間部には、電動機部の巻線がレアショートを起こした場合に、電気回路を保護するためのレアショート対策用の電流ヒューズ30(図2参照)が取付けられている。 【0019】電池収容部19の奥壁19aには、ベースケース11とカバーケース12のカバー下ケース13との合わせ方向、本実施形態では下上下方向に貫通する連結孔31が開けられている。この孔31は、電池収容部19に収容された電池パック5で覆い隠され(図5参照)、電池パック5を電池収容部19から取外して電池収容部19を覗いたときに視認できる。したがって、このように電池収容部19が空になった状態で後述のケース連結操作及びこの連結を外す操作が許されるようになっている。なお、図4中符号19bは充電時等の電池パック5の温度上昇を抑制するための放熱孔を示している。 【0020】ベースケース11には図4に示すように上向きのねじ受けボス32が複数一体に突設されている。 【0021】ベースケース11に上方から着脱可能に被せて設けられるカバー下ケース13は、これを上方から貫通してねじ受けボス32に下向きにねじ込まれる複数のねじ35(図3参照)を用いて、ベースケース11に連結されている。図5に示すようにカバー下ケース13には、連結孔31に接するねじ受け部例えば連結ボス36が下向きに一体に突設されている。この連結ボス36には連結孔31を通って電池収容部19の内側から連結ねじ37が上向きにねじ込まれている。この連結部においてもベースケース11とカバー下ケース13とは連結されている。連結ねじ37の挿入及び取外しは、電池収容部19に電池パック5が収容されていない状態で、電池収容部19の内側のみから可能である。そして、連結ねじ37及び各ねじ35を全て取外すことにより、ベースケース11からカバー下ケース13を外すことができるようになっている。 【0022】図3及び図5に示すようにカバー下ケース13の電動送風機3を上方から覆った部分には、吸気口3aの真上に対向してフィルター38が取付けられている。図3に示すようにカバー下ケース13は、前記円筒壁18aの上側に連続する壁部13aを有している。 【0023】前記ダストカップ6は、その一部を壁部13aに沿うようにし、かつ、下部をカップ受け部18に挿脱可能に収めて取付けられている。このダストカップ6が有する略L字形状の取っ手41の下端部は、ケース前端に螺層されたねじ35の頭部を収容する筒部13b(図5参照)の外側に着脱可能に嵌合されて、ダストカップ6のセット状態を安定させるようになっている。カバー上ケース14が開かれた状態でダストカップ6は取っ手41を掴んで上方に取出すことができる。 【0024】図5に示すようにダストカップ6はカップ蓋42を備え、サイクロン式の集塵をするようになっている。そのために、カップ蓋42の空気入口43に、この入口43を通る気流をダストカップ6の内周面に沿って旋回するように方向変換させる気流ガイド板44が設けられているとともに、カップ蓋42の中央部にかご状のフィルター45が取付けられ、更に、このフィルター45を上方から覆って板状のフィルター46が取付けられている。なお、図5中47はカップ蓋42に上方から嵌め込まれたフィルター押さえであり、この押え47を気流は通過できる。 【0025】ダストカップ6及びカバー下ケース13を上方から覆うカバー上ケース14は、それを前記組立て位置に配置した時に、カバー下ケース13に結合される。この結合状態は図1に示す釦51を押し込むことによって外すことができ、それにより開放することが可能となっている。カバー上ケース14の前端部には吸塵口52が設けられている。カバー上ケース14が組立て位置に配置された状態で、吸塵口52は図5に示すように空気入口43に接続される。この吸塵口52には、図示しない吸塵ホースが接続され、このホースには吸込み口体が直接若しくは延長管を介して接続される。 【0026】図5に示すようにカバー上ケース14の内面側には通気路53が設けられている。カバー上ケース14が組立て位置に配置された状態で、通気路53の入口部53aは、カップ蓋42に上方から重なって、フィルター45、46を介してダストカップ6内に連通し、通気路53の出口部53bはフィルター38に上方から重なって電動送風機3の吸気口3aにフィルター38を介して連通する。したがって、電動送風機3を駆動すると、図5中矢印に示す気流が形成されて、サイクロン式の集塵ができる。 【0027】カバー上ケース14の上面にはハンドル54が取付けられている。このハンドル54の前端部に前記吸塵口52が形成されている。ハンドル52は吸塵口52から区画された中空部54aを有し、この内部を通して前記回路装置4と図示しない集塵ホースの手元操作部とを接続する電線55が配線されている。なお、図1中符号56は充電表示部を示している。 【0028】前記構成の電気掃除機において、その保守点検サービスのために電動送風機3や回路装置4等を露出させるのに、掃除機本体ケース2を分解するには、保守点検サービスの手順を定めたサービスガイドに記載された以下の手順にしたがって行なわれる。 【0029】まず、蓋20をベースケース11に固定しているねじ26を外して、蓋20を取外し電池収容部19を開放する。この状態で、電池収容部19から電池パック5を引き出して、そのコネクタ5aとケース側コネクタ27との接続を外すことにより、電池パック5の電池電圧が掃除機本体ケース2内の各種電気部品に印加されないようにする。 【0030】次に、電池収容部19の内側から、その内面に露出している連結ねじ37を取外して、カバー下ケース13の連結ボス36とベースケース11との連結を外す。 【0031】この後、カバー上ケース14を開いて、ダストカップ6を取外してから、各ねじ35を夫々ベースケース11のねじ受けボス32から取外して、ベースケース11とカバー下ケース13との連結を外す。 【0032】最後に、カバー下ケース13をベースケース11から外すことにより、掃除機本体ケース2を分解できる。この正規の分解手順により、ベースケース11に取り付けられている電動送風機3及び回路装置4等の各種の電気部品が露出されるので、点検保守作業を行なうことができる。この場合、既述のように電池パック5は取外されているので、点検保守作業においてショートすることがなく、電気部品を保全でき、かつ、作業者の安全性を確保しつつ点検保守作業を行なえる。 【0033】ところで、以上の正規の手順に従わずに、電池パック5を取外さないで、カバー上ケース14を開いた後、ダストカップ6及び各ねじ35を取外して、カバー下ケース13をベースケース11から取外そうとしても、この状態では連結ねじ37が連結ボス36に螺合されてベースケース11とカバー下ケース13とは連結されているので、分解することができない。そのため、点検保守を行なう作業者は、分解手順の誤りに気づき、サービスガイドの記載に基づいてベースケース11の電池収容部19から電池パック5を取外すことを余儀なくされる。 【0034】このように電池パック5を取外さなければ、電動送風機3及び回路装置4等の各種の電気部品を覆い隠しているカバー下ケース13をベースケース11から外して分解を進めることができない。 【0035】すなわち、第1実施形態では、ベースケース11に対するカバー下ケース13の取外しを、電池パック5がベースケース11の電池収容部19から取外された条件で可能にするケース分解拘束手段を備え、この手段が電池パック5で形成されているため、簡単な構成でありながら、既述のように点検保守作業でショートすることがなくなり、電気部品の保全と作業者の安全性を確保しつつ、点検保守作業を行なうことができる。 【0036】図6及び図7は本発明の第2実施形態を示している。この実施形態は基本的には第1実施形態と同じ構成であるので、同一構成については第1実施形態の該当構成と同じ符号を付して、その説明を省略し、以下異なる構成について説明する。第2実施形態が第1実施形態と異なる点はケース分解拘束手段である。 【0037】第2実施形態でのケース分解拘束手段は、カバー下ケース13に設けられた係合部61と、電池パック5に設けられたケース引掛け部62と、電池収容部19に設けられた電源体押えとしての電池押え63とを備えて形成されている。 【0038】係合部61は電池パック5が出し入れされる方向に延びる凸部で形成されている。この係合部61は、カバー下ケース13がベースケース11に組合わされたときに、電池収容部19に形成された逃げ部19c内に挿入されて、電池収容部19内に例えば突出して臨むようになっている。逃げ部19cは、電池パック5の挿脱方向に延びて電池収容部19の奥壁19aからこれに連なった垂直な壁にわたって開けられた孔で形成されている。 【0039】ケース引掛け部62は電池パック5の外面に取付けられていて、係合部61に凹凸嵌合されるように例えば凹状に形成されている。このケース引掛け部62は凹状に限らず、カバー下ケース13を拘束した状態で、電池収容部19の開口とは反対方向から係合部61に引っ掛る突起部分(図7中符号62aで示す)で形成することもできる。 【0040】図7等に示すように電池押え63は、枢軸63aを支点に回動可能な押え板63bと、この板63bをその背面から付勢するばね63cとから形成されている。この電池押え63は逃げ部19cが設けられた垂直な壁と対向する他の壁に取付けられていて、ばね63cは押え板63bを逃げ部19cに向けて付勢している。又、電池収容部19はその内部に電池押え63を配置できるように大きく形成され、したがって、電池収容部19の幅は電池パック5の幅よりも広くなっている。 【0041】この第2実施形態での電池パック5まわりの組立て手順は次のように実施される。まず、ベースケース11をカバー下ケース13に被嵌するように組合わせる。この組合わせにより、カバー下ケース13の係合部61が電池収容部19の逃げ部19cに挿入されて、この係合部61は電池収容部19内に臨んで配置される。この後、ベースケース11にカバー下ケース13を上方からねじ止めし、カバー下ケース13にカバー上ケース14を取付けてカバーケース12を組立てる。 【0042】次に、電池収容部19に電池パック5を収容する。この収容は、電池パック5を、そのケース引掛け部62が、電池収容部19内に突出している係合部61に当たらないように位置をずらして、電池収容部19に挿入することにより行なわれる。それに伴い、電池パック5の挿入先端部が電池押え63を押すので、そのばね63cに抗して押え板63bが電池パック5のケース引掛け部62が設けられた側面とは反対側の側面に接するようになる。 【0043】そのため、電池収容部19の奥まで適正に挿入された電池パック5は、電池押え63の付勢力で係合部61に寄せられて、ケース引掛け部62が係合部61に凹凸嵌合される。最後に、コネクタ同士の接続を行なってから、電池収容部19の開口を塞ぐ蓋20を取付けて、電池パック5ががたつかないように固定する。以上の手順で組立てられた状態を図6に示す。 【0044】したがって、保守点検の際に、カバー下ケース13の上方からベースケース11にねじ込まれたねじを外した状態でも、電池パック5のケース引掛け部62がカバー下ケース13の係合部61に、電池パック5の挿入方向とは反対側から引っ掛っているので、そのままではカバー下ケース13を外して電動送風機3等の電気部品を露出させることはできず、分解手順が適正でないことを作業員に気づかせることができる。 【0045】このような状況に至った時には、蓋20をベースケース11から外すとともに、コネクタ相互の接続を外した後に、電池パック5を図6中矢印A方向に手作業で動かして電池収容部19から取出すことにより、ケース引掛け部62と係合部61との引っ掛りを外し、この後にカバー下ケース13をベースケース11から外すことができる。 【0046】この分解状態では、既に電池パック5が取外されているので、カバー下ケース13の取外しにより露出した電気部品には電池パック5の電池電圧は印加されていない。 【0047】したがって、第2実施形態においても、ベースケース11に対するカバー下ケース13の取外しを、電池パック5がベースケース11の電池収容部19から取外された条件で可能であるため、点検保守作業でショートすることがなくなり、電気部品の保全と作業者の安全性を確保しつつ、点検保守作業を行なうことができる。 【0048】なお、この第2実施形態において、電池押え63には摘み付きの楔状部材を用いることもでき、この楔状部材を電池収容部19にこの収容部19の開口を通して電池パック5に沿わせて挿入することにより、電池パック5を係合部61側に寄せて、この係合部61にケース引掛け部62を引掛けるようにしてもよい。又、電池パック5のケース引掛け部62とケース下ケース13の係合部61とが凹凸嵌合する場合に、いずれか一方を凸部とし、他方を凹部(孔を含む)とすればよい。そのため、ケース引掛け部62を凸部とする場合には、この凸部が挿脱される逃げ部を電池収容部19の壁に形成するとともに、ケース下ケース13に前記凸部が嵌合される凹部を形成して実施することもできる。 【0049】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0050】請求項1から3に係る発明によれば、保守点検を行なう際に、電源体を必ず取外さなければ、カバーケースをベースケースから分解できない構成であるので、保守点検作業中にショートを起こすことがない電気掃除機を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区神田錦町1丁目1番地
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| 【出願日】 |
平成14年1月15日(2002.1.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−204901(P2003−204901A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−6300(P2002−6300) |
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