| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥島 雅史 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】北村 秀典 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】石川 誠治 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】恩田 雅一 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】津崎 保則 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】野町 哲治 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】長岡 宏和 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】吸気を旋回して塵埃を遠心分離する集塵ケースを有する電気掃除機において、吸込具より吸引する空気の流れにより遠心分離して塵埃収容室に収容されている塵埃を圧縮し、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下するのを防止し、塵埃収容室内の塵埃を廃棄する頻度を少なくして使い勝手を向上する。
【解決手段】電動送風機12を内蔵する掃除機本体に吸込具より塵埃を吸引し、電動送風機12の吸気上流側に集塵ケース18を設け塵埃を遠心分離する。集塵ケース18は、塵埃を遠心分離する分離室24に吸気フィルター3を設けて電動送風機12の吸気側と連通し、分離室24に連通した塵埃収容室29と電動送風機12の吸気側とを圧縮フィルター33により連通する。吸気フィルター30と電動送風機12を連通する第1吸気通路35と、圧縮フィルター33と電動送風機12を連通する第2吸気通路37とを択一的に開く遮蔽板38を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記掃除機本体に連通して塵埃を吸引する吸込具と、前記電動送風機の吸気上流側に設け塵埃を遠心分離する集塵ケースとを備え、前記集塵ケースは、塵埃を遠心分離する分離室と、前記分離室に設け前記電動送風機の吸気側と連通する第1吸気部と、前記分離室に連通して塵埃を収容する塵埃収容室と、前記塵埃収容室と前記電動送風機の吸気側と連通する第2吸気部とを有し、前記第1吸気部と電動送風機を連通する第1吸気通路と、前記第2吸気部と電動送風機を連通する第2吸気通路とを択一的に開く手段を設けてなる電気掃除機。 【請求項2】 第1吸気通路を構成する第1開口と、第2吸気通路を構成する第2開口とを択一的に閉塞する遮蔽板と、前記遮蔽板を駆動する駆動体を具備してなる請求項1記載の電気掃除機。 【請求項3】 掃除機の始動時に、第1吸気通路を所定時間閉じるよう構成した請求項1または2記載の電気掃除機。 【請求項4】 掃除機の運転を停止させたときに、第1吸気通路を所定時間閉じるよう構成した請求項1または2記載の電気掃除機。 【請求項5】 第1吸気通路を閉じている状態では、電動送風機を所定時間最大入力で運転するよう構成した請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。 【請求項6】 遮蔽板を駆動している間は、電動送風機の動作入力を最大入力より小さくしてなる請求項2記載の電気掃除機。 【請求項7】 遮蔽板をモータで一定時間駆動してなる請求項2記載の電気掃除機。 【請求項8】 遮蔽板による第1開口の開閉は、所定方向への回転で閉塞し、逆方向への回転で開放してなる請求項2または7記載の電気掃除機。 【請求項9】 遮蔽板をソレノイドで駆動してなる請求項2記載の電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、吸気を旋回して塵埃を遠心分離する集塵ケース(サイクロン集塵部)を有する電気掃除機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のサイクロン集塵部を有した電気掃除機は、例えば特開2000−342492号公報に開示された電気掃除機や、特開平9−253011号公報に開示された電気掃除機のように、吸塵されてサイクロン集塵部で分離された塵埃は、サイクロン集塵部内の旋回気流の影響を受けながら、単純にその集塵部の下方に堆積していく構成のものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところがこのような電気掃除機にあっては、集塵ケース内に蓄積される塵埃は、前述の通り単純に堆積するだけの構造のため、特に繊維質や綿成分が多い塵埃の場合、吸塵した質量に対して嵩張る割合は大きくなる。質量の大きい塵埃はサイクロン集塵部内の旋回で受ける遠心力により外周側で旋回し、内周部に位置するメインフィルターを通過する吸気風量の変化(低下)は少なくなるが、繊維質の塵埃では小質量のためにサイクロン集塵部内での遠心分離効果が不十分となり、メインフィルター部の表面に繊維質の塵埃が吸着して吸込風量が低下しやすく、比較的小質量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下するという問題があった。 【0004】さらに、所定の塵埃量を集塵ケース内に蓄積しようとすると、大容量の集塵ケースを搭載する必要が発生し、近年の電気掃除機の小型軽量化に逆行することとなっていた。 【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもので、吸込具より吸引する空気の流れにより遠心分離されて塵埃収容室に収容されている塵埃を圧縮し、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがないようにし、塵埃収容室内の塵埃を廃棄する頻度を少なくして、使い勝手を向上することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体に吸込具を連通して塵埃を吸引し、電動送風機の吸気上流側に集塵ケースを設けて塵埃を遠心分離するよう構成し、集塵ケースは、塵埃を遠心分離する分離室に第1吸気部を設けて電動送風機の吸気側と連通し、分離室に連通し塵埃を収容する塵埃収容室と電動送風機の吸気側とを第2吸気部により連通し、第1吸気部と電動送風機を連通する第1吸気通路と、第2吸気部と電動送風機を連通する第2吸気通路とを択一的に開く手段を設けるものである。 【0007】これにより、吸込具より吸引する空気の流れにより遠心分離されて塵埃収容室に収容されている塵埃を圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、塵埃収容室内の塵埃を廃棄する頻度を少なくすることができて、使い勝手を向上することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記掃除機本体に連通して塵埃を吸引する吸込具と、前記電動送風機の吸気上流側に設け塵埃を遠心分離する集塵ケースとを備え、前記集塵ケースは、塵埃を遠心分離する分離室と、前記分離室に設け前記電動送風機の吸気側と連通する第1吸気部と、前記分離室に連通して塵埃を収容する塵埃収容室と、前記塵埃収容室と前記電動送風機の吸気側と連通する第2吸気部とを有し、前記第1吸気部と電動送風機を連通する第1吸気通路と、前記第2吸気部と電動送風機を連通する第2吸気通路とを択一的に開く手段を設けてなるものであり、第2吸気部と電動送風機を連通する第2吸気通路を閉じて、第1吸気部と電動送風機を連通する第1吸気通路を開いた状態で電動送風機を運転すると、吸込具より吸引された塵埃は分離室にて遠心分離されて塵埃収容室に収容され、第1吸気部と電動送風機を連通する第1吸気通路を閉じて、第2吸気部と電動送風機を連通する第2吸気通路を開いた状態で電動送風機を運転すると、吸込具より吸引される空気は、分離室および塵埃収容室を通って、第2吸気部および第2吸気通路に吸引され、この空気の流れにより塵埃収容室に収容されている塵埃を圧縮することができ、特に繊維質の塵埃を大幅に圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、塵埃収容室内の塵埃を廃棄する頻度を少なくすることができ、使い勝手を向上することができる。 【0009】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、第1吸気通路を構成する第1開口と、第2吸気通路を構成する第2開口とを択一的に閉塞する遮蔽板と、前記遮蔽板を駆動する駆動体を具備してなるものであり、第1開口を駆動体により駆動される遮蔽板により閉塞すると、第1吸気通路を確実に閉じることができ、この状態で電動送風機を運転すると、吸込具より吸引される空気は、分離室より直接電動送風機に吸引されることがなく、塵埃収容室を通って第2吸気通路より吸引され、この空気の流れにより塵埃収容室に収容されている塵埃を圧縮することができ、また、第2開口を駆動体により駆動される遮蔽板により閉塞すると、第2吸気通路を確実に閉じることができ、この状態で電動送風機を運転すると、吸込具より吸引された塵埃は分離室にて遠心分離されて塵埃収容室に収容することができる。 【0010】請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、掃除機の始動時に、第1吸気通路を所定時間閉じるよう構成したものであり、前回掃除したときに塵埃収容室に収容されている塵埃を圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、掃除の途中で塵埃収容室内の塵埃を廃棄する必要がなく、使い勝手を向上することができる。 【0011】請求項4に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、掃除機の運転を停止させたときに、第1吸気通路を所定時間閉じるよう構成したものであり、掃除終了時に塵埃収容室に収容されている塵埃を圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、次回の掃除の際に、掃除の途中で塵埃収容室内の塵埃を廃棄する必要がなく、使い勝手を向上することができる。 【0012】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜4に記載の発明において、第1吸気通路を閉じている状態では、電動送風機を所定時間最大入力で運転するよう構成したものであり、電動送風機を運転したときの吸込具より吸引される空気の単位時間当たりの量を最大にでき、この空気の流れにより塵埃収容室に収容されている塵埃を大幅に圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、塵埃収容室内の塵埃を廃棄する頻度をさらに少なくすることができ、使い勝手を向上することができる。 【0013】請求項6に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、遮蔽板を駆動している間は、電動送風機の動作入力を最大入力より小さくしてなるものであり、遮蔽板を駆動しているときに、遮蔽板に作用する吸気風圧により生じる駆動抵抗力を小さくすることができて、吸気通路の切り換えをスムースに行うことができる。 【0014】請求項7に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、遮蔽板をモータで一定時間駆動してなるものであり、第1吸気通路と第2吸気通路の択一的閉塞、すなわち遮蔽板の駆動を確実に行うことができる。 【0015】請求項8に記載の発明は、上記請求項2または7に記載の発明において、遮蔽板による第1開口の開閉は、所定方向への回転で閉塞し、逆方向への回転で開放してなるものであり、遮蔽板により第1開口を確実に開閉することができるとともに、遮蔽板の移動空間を小さくできて、掃除機本体の小型化を阻害することがなくなる。 【0016】請求項9に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、遮蔽板をソレノイドで駆動してなるものであり、ソレノイドにより遮蔽板を駆動することで、第1開口または第2開口を択一的に閉塞することができ、吸込具より吸引された塵埃を分離室にて遠心分離して集塵したり、集塵した塵埃を圧縮することができる。 【0017】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。 【0018】(実施例1)図3に示すように、掃除機本体1は、手元ハンドル2とホース継ぎ手3付きのホース4とを介して延長管5を連結し、延長管5に取り付けた塵埃を吸引する吸込具6に連通している。また、掃除機本体1は、枢支された1個の前輪キャスター7と一対の後輪8とを備えている。 【0019】この掃除機本体1は、図1および図2に示すように、下本体9と上本体10と本体カバー11とで外郭を構成している。電動送風機12は、吸引風を発するもので、前方を第1サポートゴム13で支持し、後方を第2ポートゴム14を介して第1モータカバー15と第2モータカバー16により支持して下本体9に装着し、中本体17により固定するようにしている。 【0020】集塵ケース18は、ケース本体19とこのケース本体19に軸20により開閉自在に係止した蓋体21とで構成し、蓋体ボタン22を押すことにより蓋体21とケース本体19との係止が外れ、蓋体21をケース本体19より開くよう構成し、この集塵ケース18を電動送風機12の吸気上流側、すなわち下本体9の前方に形成した凹部23に取り外し可能に装着している。 【0021】集塵ケース18は、塵埃を遠心分離する分離室24を有し、この分離室24は略中空円筒状に形成し、図4および図5に示すように、掃除機本体1の吸気口25に連通し分離室24に吸気を案内する塵埃搬送室26に第2連通口27を介して連通するとともに、塵埃を移送する第1連通口28を介して塵埃を蓄積する塵埃収容室29に連通している。 【0022】この分離室24に電動送風機12の吸気側と連通する吸気フィルター(第1吸気部)30を設け、第2連通口27は吸気フィルター30の近傍に形成し、第1連通口28は分離室24の第2連通口27と対角の位置に形成している。また、塵埃搬送室26の第2連通口27に臨む位置に、図6に示すように、吸気気流を分離室24の内壁に沿わせつつ第1連通口28に向かわせる整流ガイド部31を蓋体21に形成している。また、第1連通口28の周囲に塵埃収容室29から分離室24への気流の逆流を阻害する整流壁32を形成している。 【0023】また、集塵ケース18は、圧縮フィルター(第2吸気部)33を有し、この圧縮フィルター33は、図4に示すように、塵埃収容室29とプレフィルター34を介して電動送風機12の吸気側と連通している。 【0024】吸気フィルター30と電動送風機12とを第1開口34を有する第1吸気通路35により連通し、圧縮フィルター33と電動送風機12とを第2開口36を有する第2吸気通路37により連通している。 【0025】遮蔽板38は、第1吸気通路35を構成する第1開口34と、第2吸気通路37を構成する第2開口36とを択一的に開く手段を構成するもので、減速装置を内蔵した取付ケース39に取り付けたモータ40により駆動し、通常状態では、図7の点線で示すように位置し、第2吸気通路37を構成する第2開口36とを閉塞し、第1吸気通路35を構成する第1開口34を開放しており、掃除機の始動時に、図7の一点鎖線で示すように位置し、第1吸気通路35を構成する第1開口34を所定時間閉塞するよう構成している。 【0026】モータ40は、図8に示すように、トランジスタQ1〜Q6により構成したモータ駆動回路を図示のように接続し、入力端子aにLo信号を一定時間(例えば1.5秒間)入力すると、トランジスタQ1〜Q3がONし、一方、入力端子bにHi信号を入力しておくことでトランジスタQ4〜Q6がOFFし、モータ40に矢印A方向に電圧が印加されて正転し、第1吸気通路35を構成する第1開口34を閉塞する。逆に、入力端子bにLo信号を一定時間(例えば1.5秒間)入力すると、トランジスタQ4〜Q6がOFFし、一方、入力端子aにHi信号を入力しておくことでトランジスタQ1〜Q3がOFFとなり、モータ40に矢印B方向に電圧が印加されて逆転し、第1吸気通路35を構成する第1開口34を開放するよう構成している。 【0027】ここで、第1吸気通路35を閉じている状態では、電動送風機12を所定時間(例えば、5秒間)最大入力で運転するよう構成し、遮蔽板38を駆動している間(1.5秒間)は、電動送風機12の動作入力を最大入力より小さくしている。 【0028】なお、図1および図2にて、41は、モータ駆動回路を含む制御用プリント基板、42は制御用プリント基板41を収納する基板取付ケースであり、43はハンドルである。 【0029】上記構成において動作を説明する。掃除機本体1の吸気口25にホース4のホース継ぎ手3を連結し、ホース4に延長管5を介して吸込具6を連結し、運転を開始すると、電動送風機12が最大入力より小さい入力で運転を開始するとともに、モータ駆動回路の入力端子aにLo信号を一定時間(1.5秒間)入力し、入力端子bにHi信号を入力する。 【0030】このことにより、トランジスタQ1〜Q3がONし、トランジスタQ4〜Q6がOFFすることでモータ40が正転し、遮蔽板38を正転駆動して第1吸気通路35を構成する第1開口34を閉塞し、第2吸気通路37を構成する第2開口36を開放する。一定時間(1.5秒間)が経過して第1吸気通路35を構成する第1開口34が閉じると、所定時間(5秒間)の間、モータ40をOFFにし、電動送風機12を最大入力で運転する。 【0031】このように、第1吸気通路35を構成する第1開口34を閉塞し、第2吸気通路37を構成する第2開口36を開放した状態で電動送風機12を運転すると、吸気口25より流入した吸気気流は、塵埃搬送室26を通り第2連通口27を介して分離室24に入り、第1連通口28を介して塵埃収容室29を通り、プレフィルター34、圧縮フィルター33を介して、第2開口36を有する第2吸気通路37を通って電動送風機12に吸引される。 【0032】この空気の流れにより塵埃収容室29に収容されている塵埃を圧縮することができ、特に繊維質の塵埃を大幅に圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、塵埃収容室29内の塵埃を廃棄する頻度を少なくすることができ、使い勝手を向上することができる。 【0033】所定時間(5秒間)が経過すると、モータ駆動回路の入力端子bにLo信号を一定時間(1.5秒間)入力し、入力端子aにHi信号を入力する。このことにより、トランジスタQ4〜Q6がONし、トランジスタQ1〜Q3がOFFすることでモータ40が逆転し、遮蔽板38を逆転駆動して第1吸気通路35を構成する第1開口34を開放し、第2吸気通路37を構成する第2開口36を閉塞する。一定時間(1.5秒間)が経過して第1吸気通路35を構成する第1開口34が開くと、モータ40をOFFにする。 【0034】この状態で電動送風機12を使用者が設定した入力で運転する。吸込具6より吸引された塵埃を含む吸気気流は、図4および図5の矢印で示すように、吸気口25より流入して塵埃搬送室26を通り第2連通口27を介して分離室24に入る。 【0035】このとき、第1連通口28は分離室24の第2連通口27と対角の位置に形成し、塵埃搬送室26の第2連通口27に臨む位置に吸気気流を分離室24の内壁に沿わせつつ第1連通口28に向かわせる整流ガイド部31を形成しているので、第2連通口27より分離室24内に流入した塵埃を含む吸気気流は、分離室24の内壁に沿って、第1連通口28に向かう旋回気流を形成することができる。 【0036】この旋回気流により、吸気気流に含まれる塵埃に遠心力が働き、塵埃を遠心分離することができ、気流より分離した塵埃は第1連通口28を通して塵埃収容室29に蓄積され、塵埃を分離した清浄空気は吸気フィルター30を通して、第1開口34を有する第1吸気通路35より電動送風機12に吸引される。このとき、特に繊維質塵埃の遠心分離効果を高くすることができ、繊維質塵埃が吸気フィルター30の表面に吸着するのを防止できて、早期に吸込性能が低下するのを防止することができ、使い勝手を向上することができる。 【0037】また、掃除機の始動時に、モータ40により遮蔽板38を正転駆動して第1吸気通路35を所定時間閉塞し、第2吸気通路37を開放するよう構成しているので、前回掃除したときに塵埃収容室29に収容されている塵埃を圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、掃除の途中で塵埃収容室29内の塵埃を廃棄する必要がなく、使い勝手を向上することができる。 【0038】また、第1吸気通路35を閉じている状態では、電動送風機12を所定時間最大入力で運転するよう構成しているので、電動送風機12を運転したときの吸込具6より吸引される風量を最大にでき、この空気の流れにより塵埃収容室29に収容されている塵埃を大幅に圧縮することができる。 【0039】また、遮蔽板38を駆動している間は、電動送風機12の動作入力を最大入力より小さくしているので、遮蔽板38に作用する吸気風圧で生じる駆動抵抗力を小さくすることができて、吸気通路の切り換えをスムースに行うことができる。 【0040】また、遮蔽板38をモータ40で一定時間駆動しているので、第1吸気通路35と第2吸気通路37の択一的閉塞、すなわち遮蔽板38の駆動を確実に行うことができる。 【0041】また、遮蔽板38による第1開口34の開閉は、所定方向への回転で閉塞し、逆方向への回転で開放しているので、遮蔽板38により第1開口34を確実に開閉することができるとともに、遮蔽板38の移動空間を小さくできて、掃除機本体1の小型化を阻害することがなくなる。 【0042】なお、本実施例では、掃除機の始動時に、モータ40により遮蔽板38を正転駆動して第1吸気通路35を所定時間閉じるようにしているが、掃除機の運転を停止させたときに、第1吸気通路35を所定時間閉じるよう構成してもよく、この場合は、掃除終了時に塵埃収容室29に収容されている塵埃を圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、次回の掃除の際に、掃除の途中で塵埃収容室29内の塵埃を廃棄する必要がなく、使い勝手を向上することができる。 【0043】(実施例2)図9に示すように、第1開口44は、吸気フィルターと電動送風機とを連通する第1吸気通路(いずれも図示せず)を構成するもので、複数のスリットで構成しており、第2開口45は、圧縮フィルターと電動送風機とを連通する第2吸気通路(いずれも図示せず)を構成するもので、複数のスリットで構成している。 【0044】遮蔽板46は、第1開口44と第2開口45とを択一的に閉塞するもので、第1開口44と略同一のスリット状の第1開口部47と、第2開口45と略同一のスリット状で、かつ1スリット分だけずらして設けた第2開口部48とを設け、支点49を中心に回動自在に設けた制御部材50に連結し、制御部材50の回動により、図10に示すように、距離dだけ移動できるように構成している。 【0045】ソレノイド51は、プランジャー52により制御部材50を押圧するもので、図11に示すように、コイル53を双方向性サイリスタ54を介して交流電源55に接続し、入力端子cにHi信号を入力することでトランジスタQ7をONにし、双方向性サイリスタ54をONしてコイル53に電流を流し、プランジャー52を突出させて、図10に示すように、遮蔽板46を1スリット分の距離dだけ移動するように構成している。他の構成は上記実施例1と同じである。 【0046】上記構成において動作を説明する。運転を開始すると、電動送風機12が最大入力より小さい入力で運転を開始するとともに、ソレノイド駆動回路の入力端子cにHi信号を入力する。このことにより、トランジスタQ7がONし、双方向性サイリスタ54をONしてコイル53に電流を流し、プランジャー52を突出させて、図10に示すように、遮蔽板46を1スリット分の距離dだけ移動する。 【0047】この結果、遮蔽板46の第1開口部47がスリット状の第1開口44の間に入るため、第1開口44は閉塞され、一方、遮蔽板46の第2開口部48は第2開口45と重なるため、第2開口45は開放される。このように、第1開口44を閉塞し、第2開口45を開放した状態で電動送風機12を最大入力で運転すると、吸気口25より流入した吸気気流は、上記実施例1と同じ経路を通って流れ、塵埃収容室29に収容されている塵埃を圧縮することができる。 【0048】所定時間(5秒間)が経過すると、ソレノイド駆動回路の入力端子cにLo信号を入力する。このことにより、トランジスタQ7はOFFし、双方向性サイリスタ54をOFFしてコイル53に流れている電流を遮断し、プランジャー52を復帰させて、遮蔽板46を図9に示す位置に戻す。 【0049】この結果、遮蔽板46の第1開口部47と第1開口44が重なるため、第1開口44は開放され、一方、遮蔽板46の第2開口部48はスリット状の第2開口45の間に入るため、第2開口45は閉塞される。このように、第1開口44を開放し、第2開口45を閉塞した状態で電動送風機12を運転すると、吸気口25より流入した塵埃を含む吸気気流は、上記実施例1と同じ経路を通って流れ、分離室24に入る。 【0050】分離室24に入った塵埃を含む吸気気流は、分離室24の内壁に沿って第1連通口28に向かう旋回気流を形成し、この旋回気流により、吸気気流に含まれる塵埃を遠心分離して、塵埃を第1連通口28を通して塵埃収容室29に蓄積する。塵埃を分離した清浄空気は吸気フィルター30を通して、第1開口34を有する第1吸気通路35より電動送風機12に吸引される。 【0051】このように、ソレノイド51により遮蔽板46を駆動することで、第1開口44または第2開口45を択一的に閉塞することができ、吸込具より吸引された塵埃を分離室にて遠心分離して集塵したり、集塵した塵埃を圧縮することができる。 【0052】 【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記掃除機本体に連通して塵埃を吸引する吸込具と、前記電動送風機の吸気上流側に設け塵埃を遠心分離する集塵ケースとを備え、前記集塵ケースは、塵埃を遠心分離する分離室と、前記分離室に設け前記電動送風機の吸気側と連通する第1吸気部と、前記分離室に連通して塵埃を収容する塵埃収容室と、前記塵埃収容室と前記電動送風機の吸気側と連通する第2吸気部とを有し、前記第1吸気部と電動送風機を連通する第1吸気通路と、前記第2吸気部と電動送風機を連通する第2吸気通路とを択一的に開く手段を設けてなるから、吸込具より吸引する空気の流れにより遠心分離されて塵埃収容室に収容されている塵埃を圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、塵埃収容室内の塵埃を廃棄する頻度を少なくすることができて、使い勝手を向上することができる。 【0053】また、請求項2に記載の発明によれば、第1吸気通路を構成する第1開口と、第2吸気通路を構成する第2開口とを択一的に閉塞する遮蔽板と、前記遮蔽板を駆動する駆動体を具備してなるから、遮蔽板を駆動体により駆動し、第1吸気通路を構成する第1開口と第2吸気通路を構成する第2開口とを択一的に閉塞することで、塵埃収容室に収容されている塵埃を圧縮することができるとともに、吸込具より吸引された塵埃を分離室にて遠心分離して塵埃収容室に収容することができる。 【0054】また、請求項3に記載の発明によれば、掃除機の始動時に、第1吸気通路を所定時間閉じるよう構成したから、前回掃除したときに塵埃収容室に収容されている塵埃を圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、掃除の途中で塵埃収容室内の塵埃を廃棄する必要がなく、使い勝手を向上することができる。 【0055】また、請求項4に記載の発明によれば、掃除機の運転を停止させたときに、第1吸気通路を所定時間閉じるよう構成したから、掃除したときに塵埃収容室に収容されている塵埃を圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、次回の掃除の際に、掃除の途中で塵埃収容室内の塵埃を廃棄する必要がなく、使い勝手を向上することができる。 【0056】また、請求項5に記載の発明によれば、第1吸気通路を閉じている状態では、電動送風機を所定時間最大入力で運転するよう構成したから、電動送風機を運転したときの吸込具より吸引される風量を最大にでき、この風量により塵埃収容室に収容されている塵埃を大幅に圧縮することができ、少量の塵埃の吸引で早期に吸込性能が低下することがなく、塵埃収容室内の塵埃を廃棄する頻度をさらに少なくすることができ、使い勝手を向上することができる。 【0057】また、請求項6に記載の発明によれば、遮蔽板を駆動している間は、電動送風機の動作入力を最大入力より小さくしてなるから、遮蔽板に作用する吸気風圧により生じる駆動抵抗力を小さくすることができて、吸気通路の切り換えをスムースに行うことができる。 【0058】また、請求項7に記載の発明によれば、遮蔽板をモータで一定時間駆動してなるから、第1吸気通路と第2吸気通路の択一的閉塞、すなわち遮蔽板の駆動を確実に行うことができる。 【0059】また、請求項8に記載の発明によれば、遮蔽板による第1開口の開閉は、所定方向への回転で閉塞し、逆方向への回転で開放してなるから、遮蔽板により第1開口を確実に開閉することができるとともに、遮蔽板の移動空間を小さくできて、掃除機本体の小型化を阻害することがなくなる。 【0060】また、請求項9に記載の発明によれば、遮蔽板をソレノイドで駆動してなるから、ソレノイドにより遮蔽板を駆動することで、モータ駆動に比べて安価に第1開口または第2開口を択一的に閉塞することができ、吸込具より吸引された塵埃を分離室にて遠心分離して集塵したり、集塵した塵埃を圧縮することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月27日(2001.12.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−190059(P2003−190059A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月8日(2003.7.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−396423(P2001−396423) |
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