| 【発明の名称】 |
吸込口体及び電気掃除機本体 |
| 【発明者】 |
【氏名】森下 篤至 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内
|
| 【要約】 |
【課題】起毛体が抜けてしまうことを防止することができる吸込口体を提供する。
【解決手段】吸込口本体11と、この吸込口本体11の外周に沿って設けられた起毛体14とを備え、該起毛体14は基材141とこの基材141に設けられた起毛材142とを有し、吸込口本体11には起毛体14を押さえるバンパ(押え部)12が設けられた吸込口体であって、基材141には起毛材142が設けられていない基材部14aが形成され、この基材部14aがバンパ(押え部)12で押さえられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】吸込口本体と、該吸込口本体の外周に沿って設けられた起毛体とを備え、該起毛体は基材と該基材に設けられた起毛材とを有し、前記吸込口本体には前記起毛体を押さえる押え部が設けられた吸込口体であって、前記基材に前記起毛材が設けられていない基材部を形成し、該基材部を前記押え部で押さえたことを特徴とする吸込口体。 【請求項2】吸込口本体と、該吸込口本体の外周に沿って設けられた起毛体とを有する吸込口体であって、前記起毛体の両端部を前記吸込口本体に形成した孔部に挿入したことを特徴とする吸込口体。 【請求項3】吸込口本体と、該吸込口本体の少なくとも底面に配設された清掃部材とを備え、該清掃部材は基材と該基材に設けられた起毛材とを有し、前記吸込口本体には前記清掃部材を押さえる押え部が形成された吸込口体であって、前記基材に前記起毛材が設けられていない基材部を形成し、該基材部を前記押え部で押さえたことを特徴とする吸込口体。 【請求項4】吸込口本体と、該吸込口本体の少なくとも底面に設けられた清掃部材とを有する吸込口体であって、前記清掃部材の周縁部の一部を前記吸込口本体に形成した孔部に挿入したことを特徴とする吸込口体。 【請求項5】掃除機本体と、該掃除機本体の外周に沿って設けられた起毛体とを備え、該起毛体は基材と該基材に設けられた起毛材とを有し、前記掃除機本体には前記起毛体を押さえる押え部が設けられた電気掃除機本体であって、前記基材に前記起毛材が設けられていない基材部を形成し、該基材部を前記押え部で押さえたことを特徴とする電気掃除機本体。 【請求項6】掃除機本体と、該掃除機本体の外周に沿って設けられた起毛体とを有する電気掃除機本体であって、前記起毛体の両端部を前記掃除機本体に形成した孔部に挿入したことを特徴とする電気掃除機本体。 【請求項7】掃除機本体と、該掃除機本体の底面に配設された滑部材とを備え、該滑部材は基材と該基材に設けられた起毛材とを有し、前記掃除機本体には前記滑部材を押さえる押え部が形成された電気掃除機本体であって、前記基材に前記起毛材が設けられていない基材部を形成し、該基材部を前記押え部で押さえたことを特徴とする電気掃除機本体。 【請求項8】掃除機本体と、該掃除機本体の底面に設けられた滑部材とを有する電気掃除機本体であって、前記滑部材の周縁部の一部を前記掃除機本体に形成した孔部に挿入したことを特徴とする電気掃除機本体。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、吸込口本体の外周に沿って起毛体が設けられ、或いは吸込口本体の底面に清掃部材が設けられた吸込口体、及び、掃除機本体の外周に沿って起毛体が設けられ、或いは掃除機本体の底面に滑部材が設けられた電気掃除機本体に関するものである。 【0002】 【従来技術】従来の吸込口体1として、図13及び図14に示すように、吸込口本体2と、この吸込口本体2の外周に沿って設けられたバンパ3と、このバンパ3の下端部に沿って設けられた起毛体4とを有しているものが知られている。 【0003】この吸込口本体2は、図13に示すように、上下方向に分割可能な上ケース2a及び下ケース2bを備えている。この下ケース2bは、底面2fに底面吸込開口2e(図14参照)が形成され、前面に複数の前面吸込開口2cが形成され、底面2fの前に前輪2dが設けられている。なお、吸込口本体2の内部に形成された図示しない吸込室内には、底面吸込開口2eに臨む位置に回転清掃体7が回転自在に配設されている。 【0004】そして、図15に示すように、この上ケース2aと下ケース2bとの間にはバンパ3の一部が挟持されて、吸込口本体2にバンパ3が保持されている。このバンパ3は合成樹脂等により形成され、吸込口本体2の側面から外側に向かって突出している。 【0005】また、起毛体4は上端部が下ケース2bと、バンパ3との間に挟持されている。そして、この起毛体4の下端部が、バンパ3の下側から突出するように保持されている。 【0006】この起毛体4は基材4aと、この基材4aに植毛等により固定された起毛材4bとを備えている。なお、バンパ3の下側から突出した起毛材4bの先端はバンパ3の側面よりも僅かに外側に突出している。そして、6は図示しない延長管に接続される接続管である。 【0007】また、吸込口本体2の下ケース2bの底面2fには清掃部材8が設けられている。この清掃部材8は底面吸込開口2eの左右両端部近傍に設けられ、下ケース2bの底面2fに接着剤(図示せず)によって接着されている。そして、この清掃部材8は起毛体4と同じ部材から形成され、基材8aと、この基材8aに設けられた起毛材8bとを有している。 【0008】この吸込口体1を前後に移動させて床面等の被清掃面の掃除を行った際に、吸込口体1が家具や壁面等に接触する。このとき、起毛体4が家具や壁面等に接触し、吸込口体1が家具等に接触する際の衝撃が緩衝され、吸込口体1が保護されると共に、家具や壁面等に傷がつくことが防止されている。さらに、この起毛体4で壁面等に付着した塵埃を清掃できる。 【0009】また、吸込口体1が被清掃面上を移動した際、底面吸込開口2eから吸い込まれなかった塵埃を、下ケース2bの底面2fに設けられた清掃部材8の起毛材8bによって捕集していた。また、この清掃部材8は吸込口体1と被清掃面との摩擦力を低減させ、吸込口体1の移動操作をスムーズにさせている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の吸込口体1では、下ケース2bとバンパ3との間に起毛材4bの上から起毛材4bを変形させて押さえているために、起毛材4bの復元力が働くことから押さえる力が弱く、起毛体4が下ケース2bとバンパ3との間から抜け易いという問題があった。 【0011】また、吸込口体1を前後に移動すると、下ケース2bの底面2fに設けられた清掃部材8の基材8aの長手方向の両端部8cが被清掃面に引っ掛かってしまい、この引っ掛かった両端部8cがめくれて、清掃部材8が剥がれてしまうことがあった。 【0012】したがって、この発明は、起毛体、清掃部材や滑部材が抜けたり、剥がれたりすることが防止できる吸込口体と電気掃除機本体を提供することを目的としている。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、この発明は、吸込口本体の外周に沿って設けられた起毛体の基材、及び、吸込口本体の少なくとも底面に設けられた清掃部材の基材には、それぞれ起毛材が設けられていない基材部を形成し、この基材部を吸込口本体に設けられた押え部で押さえたことを特徴としている。 【0014】そして、この発明は、吸込口本体の外周に沿って設けられた起毛体、及び、吸込口本体の少なくとも底面に設けられた清掃部材の周縁部の一部を吸込口本体に形成した孔部に挿入したことを特徴としている。 【0015】また、この発明は、電気掃除機本体の外周に沿って設けられた起毛体の基材、及び、電気掃除機本体の底面に設けられた滑部材の基材に、それぞれ起毛材が設けられていない基材部を形成し、この基材部を電気掃除機本体に設けられた押え部で押さえたことを特徴としている。 【0016】そして、この発明は、電気掃除機本体の外周に沿って設けられた起毛体、及び、電気掃除機本体の底面に設けられた滑部材の周縁部の一部を電気掃除機本体に形成された孔部に挿入したことを特徴としている。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。 【0018】図1に示す電気掃除機100は、この発明の吸込口体10と電気掃除機本体20とを備えている。 【0019】電気掃除機本体20内には、前側に集塵袋31aを内蔵した集塵室31が形成され、この集塵室31を負圧にする電動送風機32が集塵室31の後側に設けられている。また、電気掃除機本体20の前面には、接続口33が形成されている。 【0020】そして、この接続口33には吸込ホース34の一端部が着脱自在に接続されている。また、吸込ホース34の他端部には手元操作管34aを介して伸縮自在な延長管35が着脱自在に接続され、この延長管35の先端部には吸込口体10が着脱自在に接続されている。 【0021】<吸込口体>吸込口体10は、図2及び図3に示すように、吸込口本体11と、吸込口本体11の外周に沿って設けられたバンパ12と、吸込口本体11の後部中央に前後方向に回動自在に設けられた接続パイプ13とを備えている。 【0022】吸込口本体11は、上下方向に分割可能な上ケース111と、下ケース112とを備えている。そして、この上ケース111と下ケース112との内側には吸込室40(図6参照)が形成されている。 【0023】また、図2に示すように、下ケース112の底面113に底面吸込開口114が形成され、この底面吸込開口114を臨んで吸込室40内に回転清掃体115が回転自在に設けられている。さらに、この下ケース112の底面113には、接続パイプ13の両側に位置する一対の第一車輪116、116が設けられると共に、底面吸込開口114の後側に取付開口117aが形成され、この取付開口117a内に出没自在に回転清掃体115の駆動モータをオン・オフする床面検知スイッチ117が設けられている。 【0024】そして、図3及び図4に示すように、下ケース112の前面112a及び前側底部112eにかけて、複数の前面吸込開口112bが形成されている。また、この下ケース112の前面112aには、後述する第一清掃部材15を取り付ける取付凹部112cが形成されている。 【0025】そして、下ケース112の底面113には、底面吸込開口114の側方に後述する第二清掃部材16を取り付ける取付凹部113aが形成されている。なお、図4では、後述するカバー118が外された状態であるので、図2において左側に位置する第二清掃部材16を取り付ける取付凹部113aのみが形成されている。なお、ここで、取付凹部113aは下ケース112の前面112aにまで延在された矩形状を呈しており、第二清掃部材16が下ケース112の前面112aにも位置するように設けられている(図2、3参照)。 【0026】バンパ12は、図5(a)に示すように、上ケース111と下ケース112との間に一部が挟持されて、吸込口本体11の周面よりも外側に突出した状態に保持されている。 【0027】接続パイプ13は、図6に示すように、一端部が吸込口本体11の内部に形成された吸込室40に接続され、他端が延長管35に接続されている。 【0028】また、図2に示すように、吸込口本体11の外周に沿って清掃機能も有する起毛体としての保護部材14が設けられている。そして、吸込口本体11前面から底面にかけて二つの第一清掃部材15、15が設けられ、吸込口本体11の底面には二つの第二清掃部材16、16´が設けられている。 【0029】この保護部材14は、基材141と、この基材141に設けられた起毛材142とを備え、基材141の上側の端部には、起毛材132が設けられていない基材部14aが形成されている。ここでは、毛状の起毛材142は布状の基材141に植毛されて固定されている。また、この基材141及び起毛材142はナイロンやポリエステル等の化学繊維等により形成されている。 【0030】そして、図5(a)に示すように、この保護部材14の基材部14aがバンパ12により押さえられて、バンパ12と下ケース112との間に挟持されている。ここで、バンパ12は、保護部材14を押さえる押え部となっている。 【0031】第一清掃部材15は、基材151と、この基材151に設けられた起毛材152とを備え、基材151の一方の端部には、起毛材152が設けられていない基材部15aが形成されている。ここでは、毛状の起毛材152は布状の基材151に植毛されて固定されている。また、この基材151及び起毛材152はナイロンやポリエステル等の化学繊維等により形成されている。 【0032】また、この第一清掃部材15は、図示しない接着剤によって取付凹部112cに固着されている。 【0033】そして、図5(b)に示すように、この第一清掃部材15の長手方向の一方の端部に設けられた基材部15aが、保護部材14の下端部で押さえられて、保護部材14の下端部と下ケース112との間に挟持されている。ここで、保護部材14は、第一清掃部材15を押さえる押え部となっている。 【0034】さらに、図5(b)に示すように、この第一清掃部材15の長手方向の他方の端部は、下ケース112に形成された孔部112dに挿入されている。この孔部112dには内側に向かって突出するリブ112eが形成され、このリブ112eにも第一清掃部材15の他方の端部が図示しない接着剤によって固着されている。 【0035】第二清掃部材16は、基材161と、この基材161に設けられた起毛材162とを備えている。ここでは、毛状の起毛材162は布状の基材161に植毛されて固定されている。また、この基材161及び起毛材162はナイロンやポリエステル等の化学繊維等により形成されている。 【0036】また、この第二清掃部材16は、取付凹部113aに図示しない接着剤により固着されている。 【0037】そして、図5(c)に示すように、この第二清掃部材16の長手方向の両端部は、下ケース112に形成された孔部113b、113bにそれぞれ挿入されている。この孔部113b、113bには、内側に向かって突出するリブ113c、113cがそれぞれ形成され、第二清掃部材16の長手方向の両端部がこのリブ113c、113cにも図示しない接着剤によって固着されている。 【0038】なお、図2において右側に位置する第二清掃部材16´は、ここでは回転清掃体115を保持する軸受(図示せず)を覆う着脱可能なカバー118に接着されている。そして、この第二清掃部材16´の長手方向の端部は、下ケース112に形成された孔部(図示せず)に挿入されている。 【0039】<電気掃除機本体>電気掃除機本体20は、図9に示すように、掃除機本体21と、この掃除機本体21の後方側部に設けられた一対の車輪22、(他方図示せず)と、掃除機本体20の外周に沿って設けられたバンパ23とを備えている。 【0040】掃除機本体21は、上ケース21aと、下ケース21bと、上ケース21aに取り付けられた蓋体21cとを有している。また、下ケース21bの底面には、被清掃面Gに向かって突出した支持部21dが設けられている。 【0041】この支持部21dは下ケースの21bの底面からほぼ半球状に突出している。そして、ここでは、環状の孔部21eの内側に支持部21dが着脱自在に形成されている。 【0042】バンパ23は、図10(a)に示すように、上ケース21aと下ケース21bとによって挟持されて、掃除機本体21の周面よりも外側に向かって突出した状態に保持されている。 【0043】また、図9に示すように、この掃除機本体21の外周に沿って清掃機能も有する起毛体としての保護部材24が設けられている。そして、支持部21dが滑部材25によって覆われている。 【0044】保護部材24は基材241と、この基材241に設けられた起毛材242とを備えて、基材241の上側の端部には、起毛材242が設けられていない基材部24aが形成されている。ここでは、毛状の起毛材242は布状の基材241に植毛されて固定されている。また、この基材241及び起毛材242はナイロンやポリエステル等の化学繊維により形成されている。 【0045】そして、図10(a)に示すように、この保護部材24の基材部24aがバンパ23の下端部により押さえられて、バンパ23の下端部と下ケース21bとの間に挟持されている。ここで、バンパ23は、保護部材24を押さえる押え部になっている。 【0046】また、滑部材25は基材251と、この基材251に設けられた起毛材252とを備えている。ここでは、毛状の起毛材252は布状の基材251に植毛されて固定されている。また、この基材251及び起毛材252はナイロンやポリエステル等の化学繊維により形成されている。 【0047】図10(b)及び図10(c)に示すように、この滑部材25は支持部21dに接着剤によって固着されている。そして、滑部材25の周縁部は、支持部21dと共に孔部21e内に挿入されている。 【0048】次に、この吸込口体10及び電気掃除機本体20を備えた電気掃除機100の作用について説明する。 【0049】この電気掃除機100を使用するには、図示しないスイッチを入れて電動送風機32を駆動させる。電動送風機32が駆動すると吸込負圧が発生する。この吸込負圧は集塵室31と、吸込ホース34と、延長管35、36とを順に介して、接続管13を通過し、吸込室40内に作用する。この吸込負圧によって被清掃面G上の塵埃が底面吸込開口114及び前面吸込開口112bから吸い込まれる(図6参照)。 【0050】また、このとき回転清掃体115が図示しない駆動モータで回転させられ、回転した回転清掃体115によって絨毯等の被清掃面G上の塵埃はかきあげられる。 【0051】このように吸込口体10によって塵埃を吸い込みながら、手元操作管34aを操作して吸込口体10を被清掃面G上で移動させていく。 【0052】そして、この吸込口体10が家具や壁面等に接触すると、吸込口本体11の外周に沿って設けられた保護部材14が家具等に接触する。このとき、保護部材14が接触の衝撃を吸収して、吸込口体11及び家具等が傷つくことを防止すると共に、家具等に付着した塵埃を掃くことができる。 【0053】また、保護部材14は起毛材142が設けられていない基材部14aが、吸込口本体11の下ケース112とバンパ12との間に挟持されている。そのため、起毛材142の復元力でバンパ12がめくれる方向に力が作用せず、この基材部14aは下ケース112とバンパとの間に密着し、強い力で確実に挟持されて保護部材14が抜けてしまうおそれはなくなる(図5(a)参照)。 【0054】さらに、吸込口本体11の前面である下ケース112の前面112aに設けられた第一清掃部材15も家具等に接触する。そして、この状態で吸込口体10を家具等に沿って左右方向移動させると、家具等に付着した塵埃をこの第一清掃部材15によって掃くことができる。 【0055】また、この第一清掃部材15の起毛材152が、被清掃面Gとの間に生ずる摩擦力を低減させ、吸込口体10の移動操作をスムーズにさせることができる。 【0056】ここで、第一清掃部材15は一方の端部に形成された基材部15aが吸込口本体11の下ケース112と保護部材14との間に挟持されている。この基材部15aには起毛材が設けられておらず、起毛材152の復元力でめくれる方向に力が作用せず、保護部材14と下ケース112との間に密着することができる。そのため、基材部15aは強い力で確実に挟持されて、第一清掃部材15が抜けてしまうおそれはない。 【0057】さらに、この第一清掃部材15は接着剤によって下ケース112に接着されると共に、他方の端部が下ケース112に形成された孔部112dに挿入されている。このため、第一清掃部材15のこの他方の端部の基部151の先端部153が被清掃面G等に引っ掛かってめくれることが確実に防止され、第一清掃部材15が剥がれることはない(図5(b)参照)。 【0058】ここでは、この他方の端部が孔部112d内に形成されたリブ112eに接着されている。これにより、他方の端部が孔部112dから抜け出ることが防止され、基部151の先端部153が、さらにめくれ難くされている。 【0059】この吸込口体10を被清掃面G上で前後に移動させていくと、吸込口本体11の底面である下ケース112の底面113に設けられた第二清掃部材16、16´によって、底面吸込開口114及び前面吸込開口112bから吸い込みきれなかった塵埃が捕集される。 【0060】このとき、第二清掃部材16の長手方向の両端部、すなわち吸込口本体11の前後方向の両端部が、下ケース112に形成された孔部113b、113bにそれぞれ挿入されている。そのため、この第二清掃部材16の長手方向両端部の基部161の先端部163が被清掃面G等に引っ掛かることが防止されて、第二清掃部材16が剥がれることはない(図5(c)参照)。なお、第二清掃部材16´も同様である。 【0061】一方、手元操作部34aの操作によりホース34を介して電気掃除機本体20が移動すると、掃除機本体21が家具や壁面等に接触する。 【0062】このとき、掃除機本体21の外周に沿って設けられた保護部材24が家具等に接触する。ここで、保護部材24が接触した際に生じる衝撃を吸収し、掃除機本体21及び家具等が傷つくことを防止していると共に、家具等に付着した塵埃を掃くことができる。 【0063】そして、この保護部材24は上端部に形成された基材部24aが、バンパ23と掃除機本体21の下ケース21bとの間に挟持されている。ここで、この基材部24aには起毛材242が設けられておらず、起毛材242の復元力でバンパ23がめくれる方向に力が作用せず、バンパ23と下ケース21bとの間に密着している。これにより、この基材部24aが掃除機本体21と下ケース21bとの間に強い力で挟持されて、抜けることが確実に防止されている。 【0064】さらに、掃除機本体21の下ケース21bの底面に形成された支持部21dが滑部材25により覆われている。そのため、この滑部材25の起毛材252が、掃除機本体21と被清掃面Gとの摩擦力を低減し、車輪を用いなくても掃除機本体21はスムーズに移動することができる。 【0065】そして、この滑部材25が支持部21dに接着剤によって固着されていると共に、滑部材25の周縁部が孔部21e内に挿入されて、滑部材25の周縁部の基材251の先端部253が被清掃面Gに引っ掛かることはない。そして、掃除機本体21を移動させても滑部材25が剥がれることを確実に防止することができる。 【0066】以上、この発明の実施の形態の一つを詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。 【0067】図7(a)に示す吸込口体50のようなものでも良い。この吸込口体50は、吸込口本体51の上ケース511と下ケース512との間に、起毛体としての保護部材52が挟持されている。この場合、上ケース512の下端部が保護部材52を吸込口本体51に取り付けるための押え部となっている。 【0068】そして、図7(b)に示すように、この保護部材52は基材521と、基材521に設けられた起毛材522とを備え、基材521の上端部には起毛材522が設けられていない基材部52aが形成されている。そして、この基材部52aが上ケース511と下ケース512との間に挟持されている。 【0069】ここで、起毛材522が設けられていない基材部52aが上ケース511と下ケース512との間に密着して、起毛材522の復元力で上ケース511がめくれる方向に力が作用せず、強い力で挟持されている。そして、保護部材52が抜けることを防止することができる。 【0070】また、図8(a)に示す吸込口体60のようなものでも良い。この吸込口体60は、吸込口本体61の上ケース611と下ケース612とが互いに突き合わされている。そして、この突合せ部分を覆うように、吸込口本体61の外周に沿って起毛体としての保護部材62が設けられている。 【0071】また、図8(b)に示すように、この保護部材62は基材621と起毛材622とを備え、この基材621の裏面側が図示しない接着剤によって吸込口本体61に接着されている。 【0072】そして、図8(c)に示すように、保護部材62の長手方向両端部62a(他方、図示せず)は、吸込口本体61の後壁面に形成された孔部63に挿入されている。なお、ここでは図示しないが、下ケース612に形成された孔部63に対向する位置に、上ケース611側の孔部が形成されている。 【0073】また、この孔部63の内側に向かってリブ63aが形成され、このリブ63aにも保護部材62の長手方向両端部62aが接着されている。そのため、この両端部62aの基材621の先端部623が家具等に接触することがなく、めくれることがない。そして、保護部材62が剥がれることを防止することができる。 【0074】さらに、図11(a)に示す電気掃除機本体70のようなものでも良い。この電気掃除機本体70は、上ケース71aと、下ケース71bと、蓋体71cとを有する掃除機本体71を備えている。そして、この上ケース71aと下ケース71bとは、互いに突き合わされている。さらに、この突合せ部分を覆うように、掃除機本体71の外周に沿って起毛体としての保護部材72が設けられている。また、下ケース71bの下面に形成された嵌合溝71eに支持部71dが着脱自在に設けられている。 【0075】保護部材72は、図11(b)に示すように、基材721と、この基材721に設けられた起毛材722とを備え、図示しない接着剤によって掃除機本体71に接着されている。 【0076】そして、図12(a)に示すように、この保護部材72の長手方向両端部72a(他方、図示せず)は、掃除機本体71に形成された孔部73内に挿入されている。なお、この孔部73には内側に向かってリブが形成され、このリブにも保護部材72は接着剤により接着されている。 【0077】それにより、保護部材72の両端部72aの基材721の先端部723が家具等に引っ掛かってめくれることがなく、この保護部材72が剥がれてしまうことを、確実に防止することができる。 【0078】一方、下ケース71bから突出した支持部71dは、滑部材74により覆われている。 【0079】この滑部材74は、図12(b)(c)に示すように、基材741と、この基材741に設けられた起毛材742とを備え、周縁部には起毛材742が設けられていない基材部74aが形成されている。 【0080】そして、この基材部74aが支持部71dと嵌合溝71eとの間に挟持されている。ここで、嵌合溝71eが押え部にされている。 【0081】起毛材742が設けられていない基材部74aは、支持部材71dと嵌合溝71eとの間に密着し、強い力で挟持されることができる。そして、この滑部材74が剥がれることが確実に防止されている。 【0082】なお、上記実施例では、起毛体をバンパより外周に突出する保護部材として説明したが、バンパよりも突出せず、清掃機能のみを有するものにも適用できる。 【0083】 【発明の効果】この発明によれば起毛体、清掃部材や滑部材が、抜けたり、剥がれたりすることが防止できる吸込口体と、電気掃除機本体とを提供することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区神田錦町1丁目1番地
|
| 【出願日】 |
平成13年12月27日(2001.12.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082670 【弁理士】 【氏名又は名称】西脇 民雄 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2003−190054(P2003−190054A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月8日(2003.7.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−395785(P2001−395785) |
|