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【発明の名称】 真空掃除機のモータハウジング
【発明者】 【氏名】キム スン−グエン

【要約】 【課題】掃除機の本体の内部構成をより簡単にすることができるモータハウジングを提供することを目的とする。

【解決手段】塵芥を濾過する集塵ユニットを有する真空掃除機の本体の内部に設けられるモータハウジングであって、上部が開口されたケーシング210と、該ケーシングの一側にヒンジで連結され、ケーシングを開閉するカバー212と、前記ケーシングにカバーを閉めた状態を維持する係合手段と、前記ケーシングの一側面に設けられ、前記集塵ユニットからの空気を吸い込む吸込部220と、前記ケーシングの他側面に設けられ、内部の空気を外部に排気させる排気部222とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 塵芥を濾過する集塵ユニットを有する真空掃除機の本体の内部に設けられるモータハウジングにおいて、上部が開口されたケーシング(210)と、該ケーシングの一側にヒンジで連結され、ケーシングを開閉するカバー(212)と、前記ケーシングにカバーを閉めた状態を維持する係合手段と、前記ケーシングの一側面に設けられ、前記集塵ユニットからの空気を吸い込む吸込部(220)と、前記ケーシングの他側面に設けられ、内部の空気を外部に排気させる排気部(222)とを備えたことを特徴とする真空掃除機のモータハウジング。
【請求項2】 前記係合手段は、前記カバーの後端部に設けられる係脱部材(216)と、前記ケーシングの後面に設けられ、前記係脱部材に係合される係止突起(218)とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の真空掃除機のモータハウジング。
【請求項3】 さらに、前記カバーの側面に設けられる係脱部材(226)と、ケーシングの側面に設けられ、前記係脱部材に係合される係止突起を備えたことを特徴とする請求項2に記載の真空掃除機のモータハウジング。
【請求項4】 前記吸込部は、モータハウジングの後面に設けられ、前記排気部は、モータハウジングの一側面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の真空掃除機のモータハウジング。
【請求項5】 前記ケーシングの上段部に接触するカバーの下段部には、密閉のためのパッキング部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の真空掃除機のモータハウジング。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空掃除機に関し、より詳しくは真空掃除機の吸引力を発生するモータを内部に組み込み易く、且つ、掃除機の本体の内部構成をより簡素化することができる真空掃除機のモータハウジングに関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、一般の真空掃除機の全体の構成について図3を参照して説明する。図示のように、真空掃除機の本体は、上部及び下部をそれぞれ形成する上部ケーシング110と下部ケーシング170とから構成されている。また、上部ケーシング110と下部ケーシング170との内部には後述する部品が組み込まれている。前記下部ケーシング170の上部前方には、モータハウジング160が設けられ、後方には集塵ユニット140が設けられている。前記集塵ユニット140は、掃除機の本体に流入された塵芥を含む空気のうち該塵芥を濾過した後、濾過された空気を前記モータハウジング160を経て外部に排気させている。
【0003】前記集塵ユニット140は、掃除機の本体に吸い込まれる空気中に含まれた塵芥を濾過することができるものであれば、いずれの構成のものも適用することができる。例えば、前記集塵ユニット140は、サイクロン方式による一次集塵と濾過による二次集塵とを同時に行うものであってもよい。また、前記下部ケーシング170の前方部分には、真空掃除機で吸引力を発生させる駆動モータ150が組み込まれるモータハウジング160が設けられている。前記モータハウジング160はその上段部が開口された状態で成形され、その内部に組み込まれた駆動モータ150の吸引力によって、塵埃等の塵芥を含む空気が前記集塵ユニット140の内部に流入される。
【0004】このように発生した吸引力によって、吸込みノズルから延長管及び連結ホースを介して流入される塵芥を含む空気は、上部ケーシング110の前方に設けられた吸込部112から真空掃除機の本体の内部に流入される。このように流入された空気は、集塵ユニット140の内部で濾過されて塵芥が除去される。そして、塵芥が除去された空気は、集塵ユニット140の上部に設けられた出口142から排気されながらモータハウジング160内に導かれる。前記モータハウジング160は、上段部が開放された状態となっているので、上段部から流入される空気は駆動モータ150を経て放熱させた後、モータハウジング160の側面に設けられた排気部162から排気される。
【0005】前記集塵ユニット140とモータハウジング160との上部には、中間カバー120が設けられている。前記中間カバー120は、前記モータハウジング160と集塵ユニット140との上面を共にカバーするようになっている。前記モータハウジング160は、前記中間カバー120の一側モータハウジングカバー部124によって、上部が覆われ、吸込部125と排気部162を除いた部分が密閉されて吸引力を発生させるようになる。
【0006】また、前記中間カバー120のスイッチ装着孔128には、圧力スイッチBが装着されている。前記圧力スイッチBは、モータハウジング160の内部の圧力を測定し、圧力が下がると、使用者に真空掃除機の異常状態を報知するようになっている。
【0007】前記モータハウジングカバー部124には、モータハウジングと連通するダンパー装着孔126と、スイッチ装着孔128がそれぞれ設けられている。前記ダンパー装着孔126にはダンパーが設けられている。前記ダンパーは、前記モータハウジングカバー部124の上部と下部の圧力差によって開かれるものであり、前記中間カバー120の上部の圧力が高く下部の圧力が低いと開かれ、前記中間カバー120の下部(即ち、モータハウジングの内部)に空気が流入されるようになっている。
【0008】このような従来の構成によると、モータハウジング160は、モータハウジングカバー部124と密着して1つの空間を形成し、この空間の内部に設けられる駆動モータ150によって吸引力を発生するようになる。従って、前記中間カバー120のような他の構成部品を必要とするので、実質的に掃除機本体の内部の部品点数の増加を招くという問題があった。また、前記モータハウジング160と中間カバー120は、スクリューで係合されるが、このよう締付工程も全体の生産性を低減させる問題となった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、掃除機の本体の内部構成をより簡単にすることができるモータハウジングを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明に係る真空掃除機のモータハウジングは、塵芥を濾過する集塵ユニットを有する真空掃除機の本体の内部に設けられるモータハウジングであって、上部が開口されたケーシングと、該ケーシングの一側にヒンジで連結され、ケーシングを開閉するカバーと、該ケーシングにカバーを閉めた状態を維持する係合手段と、前記ケーシングの一側面に設けられ、前記集塵ユニットからの空気を吸い込む吸込部と、前記ケーシングの他側面に設けられ、内部の空気を外部に排気させる排気部とを備えている。
【0011】また、前記係合手段は、カバーの後端部に設けられる係脱部材と、ケーシングの後面に設けられ、前記係脱部材に係合される係止突起とから構成されている。そして、前記カバーの側面に設けられる係脱部材と、ケーシングの側面に設けられ、前記係脱部材に係合される係止突起をさらに備えていてもよい。また、前記吸込部は、モータハウジングの後面に設けられ、前記排気部は、モータハウジングの一側面に設けられている。さらに、前記ケーシングの上段部に接触するカバーの下段部には、密閉のためのパッキング部材が設けられている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面に基づいて詳しく説明する。図1は、本発明によるモータハウジングをその後面からみた斜視図である。図1を参照して、本発明によるモータハウジング200について詳述する。図示のように、モータハウジング200は、上段部が開口されたケーシング210と、該ケーシング210の開口された上段部を開閉するカバー212とを備えている。前記ケーシング210の内部には、開口された上段部から収容されるモータMが設けられている。前記モータMは、真空掃除機において塵芥を含む空気を吸い込む吸引力を発生させるものである。
【0013】また、前記ケーシング210の一側面(図示では、後面)には、複数の通気孔からなる吸込部220が設けられている。前記吸込部220は、図2に示すような集塵ユニット260を通じて塵芥が濾過された空気が、モータハウジング200の内部に流入される部分である。このように吸込部220から吸い込まれる空気は、前記モータMを経ながらこれを冷却させるようになる。
【0014】また、前記ケーシング210の他側面(図示では、側面)には、複数の通気孔からなる排気部222が設けられている。前記排気部222は、吸込部220からモータハウジング200の内部に流入された空気がモータMを冷却させた後、排気される部分である。また、この排気部222は、真空掃除機の本体の側面に設けられる排気部270を通じて排気されるようになる。
【0015】前記ケーシング210の開口された上部は、カバー212により開閉される。即ち、前記カバー212とケーシング210は、ヒンジ軸214によって回動可能に結合されているので、カバー212は、ヒンジ軸214を中心に回動しながら、前記ケーシング210を開閉することができる。
【0016】また、前記カバー212の後端部には、係脱部材216が設けられており、ケーシング210の後端面には、前記係脱部材216に係合される係止突起218が設けられている。従って、前記カバー212がヒンジ軸を中心に前記ケーシング210の上段部を覆うと、前記係脱部材216が係止突起218に係合されることにより、前記ケーシング210にカバー212を閉めた状態を維持することができる。
【0017】また、後端部に設けられた係脱部材216の他にも、前記カバー212の側面部には、他の係脱部材226が設けられており、この係脱部材226は、前記ケーシング210にカバー212を閉めるとき、ケーシング210の側面に設けられた係止突起(図示せず)に係合され、より堅固にケーシング210にカバー212を閉めるようになる。
【0018】このように前記ケーシング210にカバー212を閉めた状態では、前記吸込部220及び排気部222を除いては、前記ケーシング210は完全に密閉されなければならない。従って、このような密閉のために、前記カバー212の底縁部にはスポンジ等の伸縮性のある材質からなるパッキング部材224が取り付けられている。この構成により、ケーシング210にカバー212を閉めると、前記パッキング部材224が圧縮されながら、接触する部分をより確実に密閉させることができる。
【0019】そして、本発明によるモータハウジング200の一側面(図示では、後端面)には、モータハウジングの内圧を感知するための圧力スイッチが設けられるための圧力スイッチ装着孔232と、モータハウジングの内圧が低圧になると、外部からモータハウジングの内部に空気を吹き込むためのダンパーを設けるためのダンパー装着孔234が設けられている。
【0020】次に、このような構成を有する本発明によるモータハウジング200を備える掃除機の本体の全体構成について、図2を参照して説明する。図2において、前記モータハウジング200を開閉するカバー212は図示を省略している。図示のように、本発明のモータハウジング200は、真空掃除機の本体の上部ケーシング310と下部ケーシング320との間に設けられている。実際に、前記モータハウジング200は、下部ケーシング320の上側面に載せられた状態で固定され、その上部には上部ケーシング310が下部ケーシング320にスクリューによって締め付けられている。
【0021】また、前記モータハウジング200の後方部には、集塵ユニット260が着脱可能に設けられている。このような構成から明らかなように、本発明によるモータハウジング200は、上部ケーシング310と下部ケーシング320との間に設けられ、吸込部220と排気部222を除いた部分に密閉可能に設けられている。従って、モータハウジングの内部を密閉させるための他の構成を必要とせず、全体として内部構成を簡単にすることができる。
【0022】真空掃除機の全体動作をみると、前記モータMが駆動すると、吸引力が発生する。この吸引力によって、塵芥を含む空気は、吸込みノズル、延長管、連結ホースを経て上部ケーシング310に設けられている吸込孔312を介して流入される。このように流入された空気は、集塵ユニット260の内部に入って塵芥が濾過される。また、この濾過された空気は、吸込部220を介してモータハウジング200の内部に流入される。モータハウジング200の内部でモータMを冷却させた後、空気は排気部222から外部に排気される。
【0023】以上のような本発明によるモータハウジングは、上段部が開口されたケーシング210と、前記ケーシング210にヒンジで連結され開閉されるカバー212とを備えることを基本的な技術的思想としていることが分かる。このような本発明の基本的な技術的思想を逸脱しない範囲内で、当業界の通常の知識を有する者にとっては、他の多くの変更が可能であろう。また、本発明は、添付の特許請求の範囲により解釈されるべきであることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明のモータハウジングによると、真空掃除機の本体の内部構成がより簡単になる。従って、構成部品点数の減少及び組立工程における生産性の向上による効果を期待することができる。
【出願人】 【識別番号】590001669
【氏名又は名称】エルジー電子株式会社
【出願日】 平成14年5月2日(2002.5.2)
【代理人】 【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬 (外3名)
【公開番号】 特開2003−190051(P2003−190051A)
【公開日】 平成15年7月8日(2003.7.8)
【出願番号】 特願2002−130412(P2002−130412)