| 【発明の名称】 |
掃除機用集塵装置及び電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】中井 康一 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】▲浜▼田 篤夫 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】鎌谷 和将 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】吉見 和好 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】米山 顕啓 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】蓋体のシール性を良くするためにパッキンのシール圧を高くしたり、集塵ケース内の塵埃が圧縮されて集塵ケース内壁に密着し、塵埃の重みが蓋体に加わらないようになった場合でも、蓋体を手で直接開けるような煩わしく不衛生な作業を行うことなく、簡単な操作で確実に蓋体を開けることができる掃除機用集塵装置及びそれを用いた電気掃除機を提供する。
【解決手段】吸込具から電動送風機への吸引経路に着脱自在に装着されて吸引される塵埃を蓄積し、蓄積された塵埃を蓋体32を開いて排出する集塵ケース21に、蓋体32を閉鎖状態にロックするロック機構(クランプレバー33)を備えた掃除機用集塵装置20において、ロック機構による蓋体32の閉鎖状態の解除に連動して蓋体32を強制的に開放する開放機構(蓋体開放用アーム35)を備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 吸込具から電動送風機への吸引経路に着脱自在に装着されて吸引される塵埃を蓄積し、蓄積された塵埃を蓋体を開いて排出する集塵ケースに、前記蓋体を閉鎖状態にロックするロック機構を備えた掃除機用集塵装置において、前記ロック機構による蓋体の閉鎖状態の解除に連動して蓋体を強制的に開放する開放機構を備えたことを特徴とする掃除機用集塵装置。 【請求項2】 前記ロック機構として、蓋体の周縁部を引っ掛けるフックが形成されたクランプレバーを備え、前記開放機構として、前記クランプレバーのフックの蓋体との係合を外すと共に蓋体の周縁部を押圧する蓋体開放用アームを備えたことを特徴とする請求項1記載の掃除機用集塵装置。 【請求項3】 前記ロック機構として、蓋体の周縁部を引っ掛けるフックが形成されたクランプレバーを備え、前記開放機構として、集塵ケース側を押す方向に付勢された蓋体開放用レバーを備えたことを特徴とする請求項1記載の掃除機用集塵装置。 【請求項4】 前記蓋体開放用レバーは、前記クランプレバーの両側に形成されてクランプレバーの支軸が装着されるリブの端部を押圧することを特徴とする請求項3記載の掃除機用集塵装置。 【請求項5】 前記蓋体開放用レバーに、前記両リブ間に位置する突起を設けたことを特徴とする請求項4記載の掃除機用集塵装置。 【請求項6】 前記請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の掃除機用集塵装置を掃除機本体に着脱自在に装着して成ることを特徴とする電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、吸込具から電動送風機への吸引経路に着脱自在に装着されて吸引される塵埃を蓄積し、蓄積された塵埃を蓋体を開いて排出する集塵ケースに、蓋体を閉鎖状態にロックするロック機構を備えた掃除機用集塵装置及びそれを用いた電気掃除機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の電気掃除機、特にアップライト型(縦型)掃除機には、使い捨ての集塵用紙パックを用いずに、掃除機本体の吸引経路に着脱自在に装着される集塵ケース内に筒状のフィルタを備えて、このフィルタにより濾過された塵埃を集塵ケース内に蓄積し、蓄積された塵埃を蓋体を開いて排出できるようにした集塵装置を用いたものが知られている。この集塵装置は、使い捨ての紙パックに比べて、フィルタのメンテナンスにより半永久的に使用できるので、経済的である。 【0003】この種の従来技術としては、特開2000−342492号公報(A47L9/10)に開示されたものがある。 【0004】この従来技術においては、集塵ケースに溜まった塵埃を、その蓋体を閉じた状態にロックしているクランプフックのレバーを操作して閉鎖状態を解除することにより、蓋体の自重と蓄積された塵埃の重みで蓋体を開ける構成になっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のものにおいては、塵埃の漏れを防ぐため蓋体の周縁にはシール用のパッキンが装着されており、そのシール性を良くするためには、パッキンのシール圧を高くしなければならない。しかし、パッキンのシール圧を高くすれば、蓋体が開く動作が重くなる。また、集塵ケース内に蓄積される塵埃の量が多くなると塵埃が圧縮されて集塵ケース内壁に密着するため、塵埃の重みが蓋体に加わらなくなる。このような要因により、クランプフックによるロック状態を解除しただけでは、蓋体が開かないことがあり、この場合には、手で強制的に開けなければならないので、その作業が煩わしく、また不衛生であった。 【0006】そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、蓋体のシール性を良くするためにパッキンのシール圧を高くしたり、集塵ケース内の塵埃が圧縮されて集塵ケース内壁に密着し、塵埃の重みが蓋体に加わらないようになった場合でも、蓋体を手で直接開けるような煩わしく不衛生な作業を行うことなく、簡単な操作で確実に蓋体を開けることができる掃除機用集塵装置及びそれを用いた電気掃除機を提供することを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成するために、本願発明は、吸込具から電動送風機への吸引経路に着脱自在に装着されて吸引される塵埃を蓄積し、蓄積された塵埃を蓋体を開いて排出する集塵ケースに、前記蓋体を閉鎖状態にロックするロック機構を備えた掃除機用集塵装置において、前記ロック機構による蓋体の閉鎖状態の解除に連動して蓋体を強制的に開放する開放機構を備えたことを特徴とするものである。 【0008】また、前記ロック機構として、蓋体の周縁部を引っ掛けるフックが形成されたクランプレバーを備え、前記開放機構として、前記クランプレバーのフックの蓋体との係合を外すと共に蓋体の周縁部を押圧する蓋体開放用アームを備えたことを特徴とするものである。 【0009】一方、前記ロック機構として、蓋体の周縁部を引っ掛けるフックが形成されたクランプレバーを備え、前記開放機構として、集塵ケース側を押す方向に付勢された蓋体開放用レバーを備えたことを特徴とするものである。 【0010】また、前記蓋体開放用レバーは、前記クランプレバーの両側に形成されてクランプレバーの支軸が装着されるリブの端部を押圧することを特徴とするものである。 【0011】さらに、前記蓋体開放用レバーに、前記両リブ間に位置する突起を設けたことを特徴とするものである。 【0012】そして、上記のような掃除機用集塵装置を掃除機本体に着脱自在に装着して成ることを特徴とするものである。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図1〜図9を参照して詳細に説明する。 【0014】本実施形態は、本願発明をアップライト型(縦型)掃除機の集塵装置に適用したもので、アップライト型掃除機には、図2,図3に示すように、縦型の掃除機本体1の下部に床用吸込具2が、上部に本体操作用ハンドル3が一体に備えられている。この本体操作用ハンドル3は、掃除機本体1の背面側から上方に伸びると共に、上端部に略三角形状に前側に張り出させたグリップ部3aが形成されている。 【0015】上記床用吸込具2は底面側に吸込口4を有すると共に、この吸込口4に臨ませて回転ブラシ5を内蔵している。この回転ブラシ5は、掃除機本体1の下部に内蔵された図示しない電動送風機の回転軸にベルト等により連結されて回転駆動されるようになっている。また、この床用吸込具2の底面側前方には左右一対の前輪7が取り付けられており、掃除機本体1の下部後方には左右一対の後輪8が取り付けられている。 【0016】また、上記床用吸込具2の片側背面には、底面側吸込口4に連通するホース接続部9が形成され、このホース接続部9に、ホース10の先端部が着脱自在に接続されるようになっている。このホース10は、本体操作用ハンドル3の背面側に設けられた保持部11を介して掃除機本体1の背面側に回され、背面側の中央より片側にずらして設けられた吸込筒12に連結されている。 【0017】一方、掃除機本体1の前面側中央部には、本願発明による集塵装置(集塵ユニット)20が着脱自在に装着される。 【0018】上記集塵装置20は、透明樹脂等で略円筒状に形成された集塵ケース21の内側に円筒状のプレフィルタ22が装着され、さらにその内側に略円筒状のメインフィルタ23が装着された構成となっている。 【0019】上記集塵ケース21には、掃除機本体1に装着したときに前面を向くように傾斜させた上面側に、図2,図3に示すように本体操作用ハンドル3の下方に連続する如く円弧を成す取手24が形成されている。 【0020】また、上記取手24の背面側には、上記プレフィルタ22を回動するためのハンドル26が取り付けられている。本実施形態のフィルタ回動用ハンドル26はキャップ状のもので、集塵装置20が掃除機本体1に装着されると外部に現れないで隠れ、触ることができないので、子供などが不用意にハンドル26を操作することができないようになっている。 【0021】また、この集塵ケース21には、図示はしないが、掃除機本体1に装着したときに奥側となる面の片側にずらした位置に、前記本体1背面側に取り付けられた吸込筒12の内側開口にパッキン等を介して密接して連通する吸込孔が形成されている。このように、集塵ケース21の吸込孔を中央より片側にずらして形成することにより、吸込孔から吸引される塵埃を含んだ空気が集塵ケース21内で旋回するようになる。 【0022】さらに、上記集塵ケース20の底部には、取手24の下方に位置して設けられたヒンジ(開閉用支点)31により開閉自在に構成された蓋体32が取り付けられている。この蓋体32は、取手24とは反対側の集塵ケース21下部に設けられたクランプレバー33の下端に形成されたクランプフック33aを蓋体32周縁の突出部32aに引っ掛けることにより、蓋体32が閉じた状態にロックされるようになっている。 【0023】上記クランプレバー33は、その両側に形成されたリブ34に支軸33bが回動自在に取り付けられており、支軸33bの上側にコイルバネ33cが装着されて、下端部のフック33aが蓋体32側に付勢されている。 【0024】そして、本実施形態においては、上記クランプレバー33と集塵ケース21間を上下動可能に蓋体開放用アーム35が取り付けられている。この蓋体開放用アーム35の上端の操作部35aには、当該アーム35を上方に付勢するコイルバネ35bが装着されており、また、前記クランプレバー33のコイルバネ33c位置には蓋体開放用アーム35が上下動してもコイルバネ33cに当たらないように縦長の孔35cが形成されている。 【0025】また、前記クランプレバー33の支軸33bの下側位置には、クランプレバー33の内側への傾斜面33dに対応して、外側に突出する凸部35dが形成されており、押し下げ時に当該凸部35dがクランプレバー33の傾斜面33dに当接して外側に押し退けることにより、クランプフック33aの蓋体側突出部32aへの引っ掛かりを解除できるようになっている。 【0026】さらに、この蓋体開放用アーム35の先端部35eは、押し下げ時に蓋体32側の突出部32aに当たって下方に押し下げ、クランプフック33aの外れた蓋体32を強制的に開いて、図8に示すように集塵ケース21の排出口36を開放するように構成されている。なお、蓋体32側の突出部32aは、蓋体32を閉じる時にクランプレバー33を操作することなく閉じることができるように、クランプフック33aの傾斜面33eに対応して先端上面が傾斜面32bとなっているが、蓋体開放用アーム35の先端部35eは、その上側の凸部35dが押し下げ時にクランプレバー33によって内側に押圧されることにより、突出部32aの傾斜面32bを滑ることなく突出部32aを押し下げることができる。 【0027】一方、蓋体32の外周縁には、集塵ケース21の開口縁と密接するためのパッキン37が装着されている。また、蓋体32の上面には、プレフィルタ22の下部開口内周に嵌合する凸部38が形成され、プレフィルタ22の回動による下端部の横ぶれを防ぐようになっている。このプレフィルタ22の開口端には蓋体32上面と密接するためのパッキン39が装着されている。 【0028】上記蓋体32の凸部38の上面内側には、メインフィルタ23からの通気路を形成する筒状体40の下部開口側が嵌合して集塵ケース21外に連通する吸引孔41が形成されており、この吸引孔41の内周縁には、上記メインフィルタ23の筒状体40開口端と密接するためのパッキン42が装着されている。 【0029】上記メインフィルタ23は、その中央部から上方に突出して形成した取付軸44によって集塵ケース21の天板43上部に取り付けられている。これら集塵ケース21の天板43とメインフィルタ23上面との間には、上記メインフィルタ23の取付軸44を摺動軸とするプレフィルタ22の筒状回動軸45が装着されている。 【0030】上記プレフィルタ22の筒状回動軸45の上端部には、前記フィルタ回動用ハンドル26の回動軸27に取り付けられた円盤状の歯車46と噛合する環状の歯車47が取り付けられており、これによりフィルタ回動用ハンドル26を回す方向に対応してプレフィルタ22が回動するようになっている。このように構成することにより、比較的簡単な構成で、プレフィルタ22を確実に回動することができる。上記プレフィルタ22やメインフィルタ23の上端側の外周縁には、集塵ケース21の天板43やプレフィルタ22の上部仕切板22aと密接するためのパッキン48,49が装着されており、上述したプレフィルタ回動機構内に塵埃等が侵入しないように構成されている。 【0031】また、プレフィルタ22の筒状回動軸45の下部には、外側に突出して後述するメインフィルタ23の内周側のプリーツ状先端部に当たる弾性突起50が形成されている。このように構成することにより、細塵が付着するメインフィルタ23の内面側を弾くので、付着した塵埃を効率的に除去することができるようになっている。 【0032】また、このプレフィルタ22は、下部側が網目51となっており、この網目51で比較的大きな塵埃(粗塵)を濾過するようになっている。このようにプレフィルタ22のフィルタ部分である網目51が集塵ケース21内の下方に位置して形成されていることにより、集塵ケース21の上方にある吸込孔(図示せず)から空気と共に入った塵埃が高速で旋回しながら下方に押しやられ、集塵ケース21の底面(蓋体32)よりプレスされた状態で堆積する。 【0033】さらに、このプレフィルタ22の外周には、上下方向に螺旋状のリブ52が形成されている。この螺旋状のリブ52は、前述したフィルタ回動用ハンドル26を右回りに回したときに、集塵ケース21内に蓄積し圧縮された塵埃を図8に示すように蓋体32が開いた排出口36方向に押し出す向きに形成されている。 【0034】一方、メインフィルタ23は、濾過された空気の通気路となる筒状体40を囲むように、プリーツ状(蛇腹状)に折り畳まれた濾紙フィルタを筒状に配設したものであり、その中央上部に形成された取付軸44を集塵ケース21の天板43上部に形成された取付孔53に嵌合すると共に、前記プレフィルタ22の回動に伴って回動しないように固定してある。 【0035】上記メインフィルタ23の内側のプリーツ状先端部は、プレフィルタ22の筒状回動軸45下部に形成された弾性突起50による接触摩耗を防ぐため樹脂54で覆われている。 【0036】なお、上記集塵装置20で塵埃が濾過された空気は、上記メインフィルタ23の筒状体40の下部側開口41より集塵ケース21外に出てから、図示はしないが、フィルタを介して電動送風機に取り込まれ、電動送風機から排気フィルタを介して掃除機本体1の前面下部に形成された排気口58から外部へ排出されるようになっている。 【0037】以上のように構成された本実施形態のアップライト型掃除機では、床用吸込具2の回転ブラシ5により掻き揚げられた塵埃が、ホース10を通って、本体1背面側の中央より片側にずらした位置にある吸込筒12から集塵ケース21内に入り、その内壁に沿って旋回しながら下方へ流れ、大きな塵埃(粗塵)は底に堆積する。 【0038】このとき、空気が吸い込まれるプレフィルタ22の網目51が集塵ケース21内の下方に位置して形成されているので、前述したように、集塵ケース21の上方にある吸込孔から空気と共に入った塵埃が高速で旋回しながら下方に押しやられ、集塵ケース21の底面(蓋体32)よりプレスされた状態で堆積する。特に綿ごみの場合は、その効果は大で、例えば一般的なサイクロン分離式のものに比べて圧縮率は数倍大きくなる。このように塵埃の圧縮率が大きくなるため、同じ集塵容積でも、たくさんの塵埃を捕集することができる。 【0039】また、小さな塵埃(細塵)はプレフィルタ22の下方に設けられた網目51を通ってプレフィルタ22の内側に入り、プリーツ状のメインフィルタ23にて濾過され、きれいな空気のみメインフィルタ23の内側に入って下方へと流れ、電動送風機を通って排気口58より外部に排出される。 【0040】本実施形態の集塵装置20に備えられた円筒状プレフィルタ22には、前述したように、その筒状回動軸45の下部に、メインフィルタ23の内側のプリーツ状先端部(樹脂54)に当たる弾性突起50が設けられている。また、その外周面には螺旋状のリブ52が設けられている。さらに、プレフィルタ22の筒状回動軸45は、歯車46,47にてフィルタ回動用ハンドル26に連動している。 【0041】従って、フィルタ回動用ハンドル26を任意の方向に回すことにより、歯車46,47及び回動軸45を介して、プレフィルタ22が対応する方向に回動する。プレフィルタ22が回動すると、その回動軸45下部の弾性突起50がメインフィルタ23の内側のプリーツ状先端部(樹脂54)を弾くため、その振動によりメインフィルタ23の表面に付着している細塵が振り落されて下方に落下する。また、集塵ケース21内に圧縮された状態で堆積した大きな塵埃(粗塵)がプレフィルタ22の外周面に付着している細塵を拭く働きをする。従って、メインフィルタ23及びプレフィルタ22への塵埃の付着による集塵効率の低下を効果的に防ぐことができる。 【0042】また、集塵ケース21内に堆積する大きな塵埃(粗塵)は、プレフィルタ22の下方に形成された網目51を徐々に塞いでゆくが、上述したプレフィルタ22の回動により、その外周に形成された螺旋状のリブ52が上下動するため、プレフィルタ22の網目51と塵埃との間に隙間(通気路)を形成するように作用する。従って、この点においても、集塵効率の低下を防ぐことができる。 【0043】一方、集塵ケース21内に溜まった塵埃を排出するときは、集塵ケース21の取手24を持って、その上側にある操作ボタン28を押しながら引き出すことにより、集塵ケース21を掃除機本体1から取り外す。 【0044】そして、図6,図7に示すように、蓋体開放用アーム35の操作部35aを押し下げると、その下方に形成された凸部35dがクランプレバー33の傾斜面33dに当たって外側に押し退けるので、当該レバー33が回動して下端のクランプフック33aが蓋体32側の突出部32aから外れる。蓋体開放用アーム35の操作部35aを更に押し下げると、当該アーム35の先端部35eが蓋体32側の突出部32aに当たって下方に押し下げるので、図8に示すように蓋体32が強制的に開放されて排出口36から集塵ケース21内に蓄積された塵埃を排出することができる。 【0045】従って、蓋体32のシール性を良くするためにパッキン37のシール圧を高くしたり、集塵ケース21内の塵埃が圧縮されて集塵ケース21内壁に密着し、塵埃の重みが蓋体32に加わらないようになった場合でも、蓋体32を手で直接開けるような煩わしく不衛生な作業を行うことなく、比較的簡単な構成及び操作で確実に蓋体32を開けることができる。 【0046】このようにして、蓋体32を開放し集塵ケース21内に蓄積された塵埃を排出することができるが、特に綿ごみ等は圧縮されて集塵ケース21の内壁に密着しているため、そのままでは容易に離脱しない。ここでハンドル26を所定方向(ここでは右回り)に回しプレフィルタ22を所定方向に回動させると、プレフィルタ22の外周に設けられた螺旋状のリブ52が綿ごみ等の圧縮された塵埃を押し出すように作用するので、容易に排出することができる。 【0047】また、蓋体32のヒンジ31(開閉用支点)が集塵ケース21の取手24と同一側に設けられているので、取手24を持って蓋体32を開けた時(図8参照)、排出される塵埃が取手24を持った使用者の方に来るのを蓋体32で防ぐことができるため、使用者に塵埃がかかるような不具合を防ぐことができる。 【0048】また、上述した塵埃排出時には、プレフィルタ22の回動に伴って前述した除塵作用が働くので、使用者は特別にフィルタの除塵を意識しなくても、塵埃の排出の度に除塵も行われるため、特に意識することなく集塵効率の低下を防ぐことができる。 【0049】以上のように、本実施形態のものでは、使い捨ての紙パックを用いずに半永久的に使えるので経済的であると共に、従来、どうしても紙パックに比べて使い勝手が良くなかった点が改善されているため、使い勝手が格段に向上したものが得られる。 【0050】また、このような集塵装置20は、縦型で装着スペースが十分に確保でき、集塵容量も大きなアップライト型掃除機に適用して特に好適である。 【0051】さらに、本実施形態のアップライト型掃除機では、図3に示すように、本体操作用ハンドル3が掃除機本体1の後側から上方に伸びているが、上端部に略三角形状に前側に張り出させたグリップ部3aが形成されているので、ベットの下など、本体1を後方に大きな角度で寝かして掃除をするときにも、本体操作用ハンドル3のグリップ部3a前側を持って行うことにより握り部が高い位置にくるため、あまり腰をかがめる必要がなく、楽な姿勢で掃除ができる。 【0052】図10〜図19は、本願発明の他の実施形態を示し、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。なお、アップライト型の掃除機本体1は前記実施形態の図2,図3と同様である。また、前記実施形態では図示を省略したが、図12,図16,図18の背面図に示すように、集塵ケース21には、前記図2,図3に示した掃除機本体1に装着したときに奥側となる面の片側にずらした位置に、本体1背面側に取り付けられた吸込筒12の内側開口にパッキン等を介して密接して連通する吸込孔30が形成されている。 【0053】本実施形態において前記実施形態と異なる点は、蓋体32の開放機構の構成であり、その他は前記実施形態と同様な構成及び作用を有するものである。 【0054】前記実施形態では、蓋体開放機構として、集塵ケース21側に蓋体開放用アーム35を設けたが、本実施形態では、蓋体32側に蓋体開放用レバー60を設けたものである。 【0055】すなわち、ロック機構としては、前記実施形態同様、蓋体32のヒンジ(開閉用支点)31の反対側に位置する集塵ケース21側に取り付けられて、下端に蓋体32周縁の突出部32aを引っ掛けるフック33aが形成されたクランプレバー33を備えているが、開放機構としては、蓋体32のヒンジ31の反対側下面で、クランプレバー33と対応した位置に取り付けられて集塵ケース21側を押す方向に付勢された蓋体開放用レバー60を備えたものである。 【0056】上記蓋体開放用レバー60には、図12〜図14等に示すように、その先端の両側に突出して、前記クランプレバー33の支軸33bが装着される両側のリブ34の下端を押圧する押圧部60aが形成されている。すなわち、この蓋体開放用レバー60は、その支軸60bの反対側にコイルバネ60cが装着されて、先端の両側に形成された上記押圧部60aで両側のリブ34下端を押圧する方向に付勢されている。 【0057】さらに、上記蓋体開放用レバー60の先端部には、上記両側のリブ34間に位置する突起60dが形成されている。この突起60dのクランプフック33a側は、図11に拡大図示したように、クランプフック33aのロック時の妨げとならないように、クランプフック33aの傾斜面33eに合わせた傾斜面60eとなっている。 【0058】以上の構成において、集塵ケース21内に溜まった塵埃を排出するときは、図15〜図17に示すように、クランプレバー33の操作部33fを押すことにより、その下端のクランプフック33aが蓋体32側の突出部32aから外れる。 【0059】クランプフック33aによる蓋体32のロック状態が解除されることにより、蓋体開放用レバー60の先端両側に形成された押圧部60aによる集塵ケース21側の両リブ34下端への押圧力に対する反作用が蓋体32に働くので、蓋体32が強制的に図15〜図17に示す位置まで開放される。ここまで開放すると、シール用のパッキン37も集塵ケース21の開口縁から離れるので、後は蓋体32の自重で図18,図19に示すように自然に開放してゆくため、集塵ケース21内に蓄積された塵埃を排出することができる。 【0060】従って、前記実施形態同様、蓋体32のシール性を良くするためにパッキン37のシール圧を高くしたり、集塵ケース21内の塵埃が圧縮されて集塵ケース21内壁に密着し、塵埃の重みが蓋体32に加わらないようになった場合でも、蓋体32を手で直接開けるような煩わしく不衛生な作業を行うことなく、簡単な構成及び操作で確実に蓋体32を開けることができる。 【0061】また、本実施形態では、クランプレバー33の支軸33bが装着される両側のリブ34を有効利用して、その下端を押圧するようにしているので、集塵ケース21側には新たな構成を追加する必要がなく、操作も従来のまま、低コストで実現することができる。 【0062】また、蓋体開放用レバー60の先端部には、上記両側のリブ34間に位置する突起60dが形成されているので、塵埃の排出後に蓋体32を閉じるときの位置合わせが容易となる。 【0063】 【発明の効果】以上のように本願発明によれば、吸込具から電動送風機への吸引経路に着脱自在に装着されて吸引される塵埃を蓄積し、蓄積された塵埃を蓋体を開いて排出する集塵ケースに、蓋体を閉鎖状態にロックするロック機構を備えた掃除機用集塵装置において、前記ロック機構による蓋体の閉鎖状態の解除に連動して蓋体を強制的に開放する開放機構を備えたことにより、蓋体のシール性を良くするためにパッキンのシール圧を高くしたり、集塵ケース内の塵埃が圧縮されて集塵ケース内壁に密着し、塵埃の重みが蓋体に加わらないようになった場合でも、蓋体を手で直接開けるような煩わしく不衛生な作業を行うことなく、簡単な操作で確実に蓋体を開けることができる。 【0064】また、前記ロック機構として、蓋体の周縁部を引っ掛けるフックが形成されたクランプレバーを備え、前記開放機構として、前記クランプレバーのフックの蓋体との係合を外すと共に蓋体の周縁部を押圧する蓋体開放用アームを備えたことにより、比較的簡単な構成で、上述した効果を実現することができる。 【0065】一方、前記ロック機構として、蓋体の周縁部を引っ掛けるフックが形成されたクランプレバーを備え、前記開放機構として、集塵ケース側を押す方向に付勢された蓋体開放用レバーを備えることによっても、上記同様、比較的簡単な構成で、上述した効果を実現することができる。 【0066】また、前記蓋体開放用レバーは、前記クランプレバーの両側に形成されてクランプレバーの支軸が装着されるリブの端部を押圧するものであるので、クランプレバーの支軸が装着されるリブを有効利用して、集塵ケース側には新たな構成を追加する必要がなく、操作も従来のまま、低コストで実現することができる。 【0067】さらに、前記蓋体開放用レバーに、前記両リブ間に位置する突起を設けたことにより、塵埃の排出後に蓋体を閉じるときの位置合わせが容易となる。 【0068】そして、上述したような掃除機用集塵装置を掃除機本体に着脱自在に装着して成るものであるから、使い勝手が向上した電気掃除機が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号
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| 【出願日】 |
平成13年12月28日(2001.12.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083231 【弁理士】 【氏名又は名称】紋田 誠 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−190050(P2003−190050A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月8日(2003.7.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−399354(P2001−399354) |
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