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【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】山本 雅史
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】フィルター部への塵埃の付着を抑えるとともに集塵可能容量を大きくすることで、吸込み力の低下を抑え、使用性および集塵性能を向上させた電気掃除機を提供することを目的とする。

【解決手段】電動送風機9の前方側に、略円錐形状部を有するフィルター部13を内部に備え断面が略円形状なる集塵室10を有する掃除機本体8において、前記集塵室10のフィルター部13より前方側の内周面に、前記集塵室10に流入する吸引風が前記集塵室10の内周面に接しながら、旋回して流れていくように吸気口15を設けた電気掃除機で、前記フィルター部13への塵埃の付着を抑え、吸込み力の低下を抑えることができ、更なる塵埃の圧縮が行える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 吸引風を発する電動送風機を内蔵し、前記電動送風機の前方側に、略円錐形状部を有する塵埃捕集用のフィルター部を内部に備え断面が略円形状なる集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室に連通し塵埃を吸引する吸込具を備え、前記集塵室のフィルター部より前方側の内周面に、前記集塵室に流入する吸引風が前記集塵室の内周面に接しながら、旋回して流れていくように吸気口を設けた電気掃除機。
【請求項2】 吸引風を発する電動送風機を内蔵し、前記電動送風機の前方側に、略円錐形状部を有する塵埃捕集用のフィルター部を内部に備え断面が略円形状なる集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室に連通し塵埃を吸引する吸込具を備え、前記集塵室のフィルター部より前方側の内周面に塵埃を内部に吸引する吸気口と、前記吸気口を覆い掃除機動作時のみ、かつ前記集塵室に流入する吸引風が前記集塵室の内周面に接しながら、旋回して流れていくように前記吸気口を開口させる弁を有する電気掃除機。
【請求項3】 吸引風を発する電動送風機を内蔵し、前記電動送風機の前方側に、略円錐形状部を有する塵埃捕集用のフィルター部を内部に備え断面が略円形状なる集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室に連通し塵埃を吸引する吸込具を備え、前記集塵室のフィルター部より前方側に、前記集塵室内に突出するように吸気管を設け、前記吸気管の先端に前記集塵室に流入する吸引風が前記集塵室の内周面に接しながら、旋回して流れていくように吸気口を設けた電気掃除機。
【請求項4】 吸引風を発する電動送風機を内蔵し、前記電動送風機の前方側に、略円錐形状部を有する塵埃捕集用のフィルター部を内部に備え断面が略円形状なる集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室に連通し塵埃を吸引する吸込具を備え、前記集塵室のフィルター部より前方側に、前記集塵室内に突出するように吸気管を設け、前記吸気管の先端に塵埃を内部に吸引する吸気口と、前記吸気口を覆い掃除機動作時のみ、かつ前記集塵室に流入する吸引風が前記集塵室の内周面に接しながら、旋回して流れていくように前記吸気口を開口させる弁を有する電気掃除機。
【請求項5】 吸気管に角度90度を超える屈曲部分を形成した請求項3または4記載の電気掃除機。
【請求項6】 吸気管の一部を集塵室の中心より高い位置に設けた請求項3〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項7】 集塵室に流入する吸引風が集塵室の前方側に向かって流入する請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項8】 集塵室が略円筒形状である請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項9】 集塵室の電動送風機が吸引する側の端部の断面形状を、吸気口側の端部の断面形状より大きくした請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項10】 集塵室の電動送風機が吸引する側の端部の断面形状を、吸気口側の端部の断面形状より小さくした請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項11】 集塵室を電動送風機が吸引する側が大きい略円錐形状で、吸気口側の端部の形状を略球面形状とした請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項12】 集塵室内部の長手方向に前記集塵室内を区画する仕切板を備え、その一部に切り欠き部を設けた請求項1〜11のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項13】 仕切板に吸引用の穴部を設けた請求項12記載の電気掃除機。
【請求項14】 フィルター部を仕切板を挟んだ位置に設けた請求項12または13記載の電気掃除機。
【請求項15】 フィルター部は、粗い塵埃を捕集するための略円錐形状でメッシュ部を有するプレフィルターと、細塵捕集用のメインフィルターからなり、前記メインフィルターは前記プレフィルターで完全にあるいは大部分が覆われ、かつ前記プレフィルターは回転可能である請求項1〜14のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項16】 フィルター部は、粗い塵埃を捕集するための吸気口側が略円錐形状で電動送風機側が前記円錐の下端の断面を有する円筒形状をなすメッシュ部を有するプレフィルターと、細塵捕集用のメインフィルターからなり、前記メインフィルターは前記プレフィルターで完全にあるいは大部分が覆われ、かつ前記プレフィルターは回転可能である請求項1〜14のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項17】 フィルター部は、粗い塵埃を捕集するための吸気口側が略円錐形状で電動送風機側が上記円錐の下端の断面より大きな断面を有する円筒形状あるいは円錐形状をなすメッシュ部を有するプレフィルターと、細塵捕集用のメインフィルターからなり、前記メインフィルターは前記プレフィルターで完全にあるいは大部分が覆われ、かつ前記プレフィルターは回転可能である請求項1〜14のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項18】 プレフィルターの吸気口側のみ通気性を有し、電動送風機側は不通気部とした請求項15〜17のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項19】 プレフィルターの吸気口側を電動送風機側より、通気性を大きくした請求項15〜17のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項20】 フィルター部は、粗い塵埃を捕集するための略円錐形状でメッシュ部を有するプレフィルターと、前記プレフィルターの外周形状にあわせた環状の不通気壁面を有した細塵捕集用のメインフィルターからなり、前記メインフィルターの前記不通気壁面と前記プレフィルターの間から塵埃が侵入しないようにエアタイト構成をなし、かつ前記プレフィルターは回転可能である請求項1〜14のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項21】 フィルター部は、粗い塵埃を捕集するための略円錐形状でメッシュ部を有するプレフィルターと、前記プレフィルターの外周形状より大きく、かつ前記集塵室の内面との空間が均一になる位置に環状の不通気壁面を有した細塵捕集用のメインフィルターからなり、前記メインフィルターの前記不通気壁面と前記プレフィルターの間から塵埃が侵入しないようにエアタイト構成をなし、かつ前記プレフィルターは回転可能である請求項1〜14のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項22】 プレフィルターの通気部に、滑り性の高い材料を使用した請求項15〜21のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項23】 プレフィルターとメインフィルターの間に、ウレタン状のフィルターを装着可能にした請求項15〜22のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項24】 プレフィルターの表面に、前記プレフィルターの略回転軸方向にリブを1箇所以上設けた請求項15〜23のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項25】 プレフィルターのリブは、ねじれ形状部を有する請求項24記載の電気掃除機。
【請求項26】 プレフィルターのリブは、放射状に開始ポイントを共有する複数からなり、左右両方向にねじれ形状部を有する請求項24記載の電気掃除機。
【請求項27】 メインフィルターは複数の襞を有した形状をなし、前記プレフィルターの回転軸部近傍に、前記プレフィルターが回転する際に、前記メインフィルターの襞に接触可能なフィルターバネを1つ以上設けた請求項15〜26のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項28】 フィルターバネは、金属製のねじり用コイルバネである請求項27記載の電気掃除機。
【請求項29】 フィルターバネは、ステンレス等防錆金属製のねじり用コイルバネである請求項27記載の電気掃除機。
【請求項30】 フィルターバネを、メインフィルターの襞の外周部分に接触可能な位置にも設けた請求項27〜29のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項31】 プレフィルターに接続され、前記プレフィルターを回転させるためのスライダー部を設け、前記プレフィルターは前記スライダー部から着脱自在である請求項15〜30のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項32】 プレフィルターとスライダー部は、爪嵌合により接続する請求項31記載の電気掃除機。
【請求項33】 プレフィルターの外周面の一部に、把手用の凸部または凹部を設けた請求項32記載の電気掃除機。
【請求項34】 スライダー部を固定して、プレフィルターにねじり力を加えた時に、所定の力を超えると前記プレフィルターと前記スライダー部の間の接続が解除される請求項31〜33のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項35】 プレフィルターとメインフィルターとの間のエアタイト部は、インロー形状で構成した請求項21〜34のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項36】 プレフィルターとメインフィルターとの間のエアタイト部は、前記プレフィルターまたは前記メインフィルターに取付けたフィルターパッキンにより構成した請求項21〜34のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項37】 フィルターパッキンは、集塵室と電動送風機間を密閉するパッキンと一体形成した請求項36記載の電気掃除機。
【請求項38】 プレフィルターの先端部は開口し、かつその開口部は集塵室内部の部品により塞がれている請求項1〜37のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭で使用される電気掃除機に関するもので、特に使用性に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気掃除機は特開昭57−64027号公報に記載されているようなものが一般的であった。この電気掃除機を図35を用いて説明する。
【0003】図35において、1は塵埃を吸引するための電動送風機2と塵埃を吸引する吸込具に連通した掃除機本体であり、3は微細な塵埃捕集用のメインフィルター4とメインフィルター4に回転自在に取付けられた、粗い塵埃を捕集するためのプレフィルター5と、前記掃除機本体1間を密閉するパッキン6を内部に有し、前方に塵埃を取込む吸気口7を備えた集塵室であり、前記掃除機本体1と着脱自在に構成されている。
【0004】そして、上記電気掃除機を運転すると、吸込具より吸引された塵埃が前記吸気口7を通って前記集塵室3内部に入る。すると、塵埃はまず前記プレフィルター5に吸着し粗い塵埃はここで捕集される。微細な塵埃は前記プレフィルター5を抜けてその奥にある前記メインフィルター4により捕集される。これらの過程を繰り返すことにより塵埃は前記集塵室3内部に蓄積される。
【0005】前記集塵室3内部に蓄積された塵埃は前記プレフィルター5及び前記メインフィルター4を前記集塵室3より外すことにより外部に捨てることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の電気掃除機の構成では、吸引された塵埃は前記吸気口7を通ってすぐに前記プレフィルター5に蓄積されるため、通気面積がすぐに減少し結果的に吸込み力の低下へと至るという問題点があった。この問題点を解決するためのひとつの手段として、遠心力を利用し吸引した塵埃を電動送風機2の吸引方向と異なる方向に蓄積させる構成のサイクロン集塵タイプの電気掃除機があるが、吸込み力の維持は可能なものの塵埃蓄積部に吸引力がかからないため塵埃の集塵可能容量は低く、結果的にゴミ捨て周期が短くなり手間がかかるという問題点がある。
【0007】また、上記従来構成では、プレフィルター5が平面状のため塵埃を捨てる際に塵埃が前記プレフィルター5に付着しやすくなり塵離れ性が悪く、また前記プレフィルター5と前記メインフィルター4が一体構成のため前記メインフィルター4内部に固着した塵埃を除去することが困難であるといったフィルター部分のメンテナンスが難しいといった問題点もあった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するもので、フィルター部への塵埃の付着を抑えるとともに集塵可能容量を大きくすることで、吸込み力の低下を抑え、使用性および集塵性能を向上させた電気掃除機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵し、前記電動送風機の前方側に、略円錐形状部を有する塵埃捕集用のフィルター部を内部に備え断面が略円形状なる集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室に連通し塵埃を吸引する吸込具を備え、前記集塵室のフィルター部より前方側の内周面に、前記集塵室に流入する吸引風が前記集塵室の内周面に接しながら、旋回して流れていくように吸気口を設けたものである。
【0010】上記発明によれば、吸込具から吸引された塵埃は、集塵室の電動送風機が吸引する側の略反対側の内周面に接する方向に設けられた前記吸気口より前記集塵室内部へ捕集される。この際、吸気口は集塵室の内面の接線方向へ開口しているため、前記電動送風機の吸引力により前記吸気口より前記集塵室の内面に沿い前記電動送風機吸引側に向かう回転吸引気流が前記集塵室内部に発生する。このため、吸気口から吸引された塵埃は、この回転気流に乗って前記集塵室内周面を回転しながら前記電動送風機の吸引方向へ吸引される。この原理により、吸引された塵埃は前記集塵室の内面を回転するため、その内側に位置する塵埃捕集用の略円錐形状部を有する前記フィルター部への塵埃の付着を抑えることができ、結果的に吸込み力の低下を抑えることができる。
【0011】また、塵埃は前記集塵室内部を回転しながら前記電動送風機の吸引方向に蓄積されて、前記電動送風機の吸引力により塵埃の圧縮を行うと同時に吸引された塵埃には、前記集塵室内面を回転する際に遠心力が発生するため塵埃が前記集塵室の内面に押しつけられる状態になり、更なる塵埃の圧縮が行われるため集塵量を増加させることができる。
【0012】また、蓄積した塵埃は、前記フィルター部を外すことにより、前記集塵室内部から捨てることができるが、従来の平面タイプのフィルターに比べると本発明の前記フィルター部は略円錐形状のため前記フィルター部を前記集塵室から外す際の前記フィルター部への塵埃付着を抑えることができ、塵埃廃棄を容易にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵し、前記電動送風機の前方側に、略円錐形状部を有する塵埃捕集用のフィルター部を内部に備え断面が略円形状なる集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室に連通し塵埃を吸引する吸込具を備え、前記集塵室のフィルター部より前方側の内周面に、前記集塵室に流入する吸引風が前記集塵室の内周面に接しながら、旋回して流れていくように吸気口を設けた電気掃除機である。
【0014】上記発明によれば、吸込具から吸引された塵埃は、集塵室の電動送風機が吸引する側の略反対側の内周面に接する方向に設けられた前記吸気口より前記集塵室内部へ捕集される。この際、吸気口は集塵室の内面の接線方向へ開口しているため、前記電動送風機の吸引力により前記吸気口より前記集塵室の内面に沿い前記電動送風機吸引側に向かう回転吸引気流が前記集塵室内部に発生する。このため、吸気口から吸引された塵埃は、この回転気流に乗って前記集塵室内周面を回転しながら前記電動送風機の吸引方向へ吸引される。この原理により、吸引された塵埃は前記集塵室の内面を回転するため、その内側に位置する塵埃捕集用の略円錐形状部を有する前記フィルター部への塵埃の付着を抑えることができ、結果的に吸込み力の低下を抑えることができる。
【0015】また、塵埃は前記集塵室内部を回転しながら前記電動送風機の吸引方向に蓄積されて、前記電動送風機の吸引力により塵埃の圧縮を行うと同時に吸引された塵埃には、前記集塵室内面を回転する際に遠心力が発生するため塵埃が前記集塵室の内面に押しつけられる状態になり、更なる塵埃の圧縮が行われるため集塵量を増加させることができる。
【0016】また、蓄積した塵埃は、前記フィルター部を外すことにより、前記集塵室内部から捨てることができるが、従来の平面タイプのフィルターに比べると本発明の前記フィルター部は略円錐形状のため前記フィルター部を前記集塵室から外す際の前記フィルター部への塵埃付着を抑えることができ、塵埃廃棄を容易にすることができる。
【0017】本発明の請求項2記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵し、前記電動送風機の前方側に、略円錐形状部を有する塵埃捕集用のフィルター部を内部に備え断面が略円形状なる集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室に連通し塵埃を吸引する吸込具を備え、前記集塵室のフィルター部より前方側の内周面に塵埃を内部に吸引する吸気口と、前記吸気口を覆い掃除機動作時のみ、かつ前記集塵室に流入する吸引風が前記集塵室の内周面に接しながら、旋回して流れていくように前記吸気口を開口させる弁を有する電気掃除機である。
【0018】上記発明によれば、吸込具から吸引された塵埃は、集塵室の電動送風機が吸引する側の略反対側に設けられた吸気口より、前記集塵室内部へ捕集される。この際、前記吸気口を覆っていた前記弁が吸引力により開放し、前記集塵室の内面に沿い前記電動送風機吸引側に向かう回転吸引気流が前記集塵室内部に発生する。このため、前記吸気口から吸引された塵埃はこの回転気流に乗って、前記集塵室内周面を回転しながら前記電動送風機の吸引方向へ吸引される。この原理により、吸引された塵埃は前記集塵室の内面を回転するため、その内側に位置する塵埃捕集用の略円錐形状部を有する前記フィルター部への塵埃の付着を抑えることができ、結果的に吸込み力の低下を抑えることができる。
【0019】また、塵埃は前記集塵室内部を回転しながら前記電動送風機の吸引方向に蓄積されて、前記電動送風機の吸引力により塵埃の圧縮を行うと同時に、吸引された塵埃には前記集塵室内面を回転する際に遠心力が発生するため、塵埃が前記集塵室の内面に押しつけられる状態になり、更なる塵埃の圧縮が行われるため集塵量を増加させることができる。
【0020】また、蓄積した塵埃は前記フィルター部を外すことにより前記集塵室内部から捨てることができるが、従来の平面タイプのフィルターに比べると本発明の前記フィルター部は略円錐形状のため前記フィルター部を前記集塵室から外す際の前記フィルター部への塵埃付着を抑えることができ、塵埃廃棄を容易にすることができる。
【0021】さらに、前記弁は掃除機非動作時は前記吸気口を覆っているため、塵埃廃棄時に前記集塵室を傾けることにより塵埃が前記吸気口からもれる事も防止できる。
【0022】本発明の請求項3記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵し、前記電動送風機の前方側に、略円錐形状部を有する塵埃捕集用のフィルター部を内部に備え断面が略円形状なる集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室に連通し塵埃を吸引する吸込具を備え、前記集塵室のフィルター部より前方側に、前記集塵室内に突出するように吸気管を設け、前記吸気管の先端に前記集塵室に流入する吸引風が前記集塵室の内周面に接しながら、旋回して流れていくように吸気口を設けた電気掃除機である。
【0023】上記発明によれば、吸込具から吸引された塵埃は、前記集塵室の前記電動送風機が吸引する側の略反対側に設けられた前記吸気口より、略筒形状の前記吸気管の内部を通って前記集塵室内部へ捕集される。この際、前記吸気管の開口部を前記集塵室の内面の接線方向へ開口させると、前記電動送風機の吸引力により前記吸気口より前記集塵室の内面に沿い、前記電動送風機吸引側に向かう回転吸引気流が前記集塵室内部に発生する。このため、前記吸気口から吸引された塵埃は、前記吸気管を通過した後、この回転気流に乗って前記集塵室内周面を回転しながら前記電動送風機の吸引方向へ吸引される。この原理により、吸引された塵埃は前記集塵室の内面を回転するため、その内側に位置する塵埃捕集用の略円錐形状部を有する前記フィルター部には塵埃の付着を抑えることができ、結果的に吸込み力の低下を抑えることができる。
【0024】また、塵埃は前記集塵室内部を回転しながら前記電動送風機の吸引方向に蓄積されて、前記電動送風機の吸引力により塵埃の圧縮を行うと同時に吸引された塵埃には、前記集塵室内面を回転する際に遠心力が発生するため塵埃が前記集塵室の内面に押しつけられる状態になり、更なる塵埃の圧縮が行われるため集塵量を増加させることができる。
【0025】また、蓄積した塵埃は前記フィルター部を外すことにより前記集塵室内部から捨てることができるが、従来の平面タイプのフィルターに比べると本発明の前記フィルター部は略円錐形状のため前記フィルター部を前記集塵室から外す際の前記フィルター部への塵埃付着を抑えることができ、塵埃廃棄を容易にすることができる。
【0026】さらに、前記吸気管は前記吸気口よりも前記集塵室内部へ突出しているため、塵埃廃棄時に前記集塵室を傾けても、塵埃が前記吸気管を通って前記吸気口からもれる事も防止できる。
【0027】本発明の請求項4記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵し、前記電動送風機の前方側に、略円錐形状部を有する塵埃捕集用のフィルター部を内部に備え断面が略円形状なる集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室に連通し塵埃を吸引する吸込具を備え、前記集塵室のフィルター部より前方側に、前記集塵室内に突出するように吸気管を設け、前記吸気管の先端に塵埃を内部に吸引する吸気口と、前記吸気口を覆い掃除機動作時のみ、かつ前記集塵室に流入する吸引風が前記集塵室の内周面に接しながら、旋回して流れていくように前記吸気口を開口させる弁を有する電気掃除機である。
【0028】上記発明によれば、吸込具から吸引された塵埃は、集塵室の電動送風機が吸引する側の略反対側の内周面に接する方向に設けられた前記吸気口より前記集塵室内部へ捕集される。この際、前述と同様に前記電動送風機の吸引力により前記吸気口より前記集塵室の内面に沿い前記電動送風機吸引側に向かう回転吸引気流が前記集塵室内部に発生するため、吸引された塵埃は前記集塵室の内面を回転し、その内側に位置する塵埃捕集用の略円錐形状部を有する前記フィルター部には塵埃の付着を抑えることができ、結果的に吸込み力の低下を抑えることができるとともに、塵埃は前記集塵室内部を回転しながら、前記電動送風機の吸引方向に蓄積されて前記電動送風機の吸引力により塵埃の圧縮を行うと同時に吸引された塵埃には、前記集塵室内面を回転する際に遠心力が発生するため塵埃が前記集塵室の内面に押しつけられる状態になり、更なる塵埃の圧縮が行われるため集塵量を増加させることができる。
【0029】また、前記集塵室断面形状が略楕円形状をなす事により、同一高さでは略円形状に比べて断面積を大きくする事ができる、すなわち前記集塵室の集塵可能容積を拡大し、更に集塵量を増加させる事ができる。
【0030】本発明の請求項5記載の発明は、吸気管に角度90度を超える屈曲部分を形成したもので、塵埃廃棄時に前記集塵室を傾けても、塵埃が前記吸気管を逆流することがないため塵埃のもれを防止できる。
【0031】本発明の請求項6記載の発明は、吸気管の一部を集塵室の中心より高い位置に設けたもので、塵埃廃棄時に前記集塵室を傾けることにより塵埃を前記吸気口または前記吸気管からもれにくくすることができる。
【0032】本発明の請求項7記載の発明は、集塵室に流入する吸引風が集塵室の前方側に向かって流入するもので、前記集塵室内部に吸引された塵埃はまず前記集塵室の前記電動送風機が吸引する側の略反対側の端部へ放出された後に前記集塵室内周面を斜め方向に回転しながら前記電動送風機の吸引方向へ吸引、蓄積される。このとき吸引された塵埃の回転半径は通常の回転時の半径より大きくなるため遠心力が増大し、塵埃は前記集塵室の内面に更に強い力で押しつけられる状態になるので、更なる塵埃の圧縮が行われるため集塵量を増加させることができる。
【0033】本発明の請求項8記載の発明は、集塵室が略円筒形状であるもので、遠心力が常に均等にかかり塵埃の蓄積および圧縮が一定の条件下で正しく行われるため効率よく塵埃が蓄積でき結果として集塵量の増加へとつながる。
【0034】本発明の請求項9記載の発明は、集塵室の電動送風機が吸引する側の端部の断面形状を、吸気口側の端部の断面形状より大きくしたもので、前記集塵室内部の塵埃を除去する際に塵埃出口部の形状が大きいため、引掛り無くスムーズな塵埃排出を行う事ができる。
【0035】本発明の請求項10記載の発明は、集塵室の電動送風機が吸引する側の端部の断面形状を、吸気口側の端部の断面形状より小さくしたもので、前記集塵室内部に吸引された塵埃は吸引されるに連れて回転半径が徐々に小さくなるため、回転速度が上昇する。すると前記電動送風機の吸引側に蓄積される際の衝撃力が増すので塵埃に更に圧縮をかける事ができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0036】本発明の請求項11記載の発明は、集塵室を電動送風機が吸引する側が大きい略円錐形状で、吸気口側の端部の形状を略球面形状としたもので、通常遠心回転気流の生じにくい前記集塵室先端部分にも遠心気流を生じさせる事ができるため、更なる集塵量増加へつながる。
【0037】本発明の請求項12記載の発明は、集塵室内部の長手方向に室内を区画する仕切板を備え、その一部に切り欠き部を設けたもので、吸引後前記集塵室内を回転している塵埃は前記切り欠き部を通った後前記仕切板に強制的に衝突させられるため、塵埃に更に圧縮をかける事ができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0038】本発明の請求項13記載の発明は、仕切板に吸引用の穴部を設けたもので、吸引後、前記集塵室内を回転している塵埃は、前記切り欠き部を通った後、前記仕切板に強制的に衝突させられるとともに、前記仕切板に設けた穴部から更に吸引力がかかるので、塵埃に圧縮をかける事ができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0039】本発明の請求項14記載の発明は、フィルター部を仕切板を挟んだ位置に設けたもので、フィルター部を前記集塵室内部の仕切板を挟んだ位置に設けることにより、前記仕切板に強制的に衝突させられた塵埃には、前記仕切板を挟んだ位置にある前記フィルター部から更に吸引力をかけることができるので、塵埃を圧縮することができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0040】本発明の請求項15記載の発明は、フィルター部は、粗い塵埃を捕集するための略円錐形状でメッシュ部を有するプレフィルターと、細塵捕集用のメインフィルターからなり、前記メインフィルターは前記プレフィルターで完全にあるいは大部分が覆われ、かつ前記プレフィルターは回転可能であるもので、集塵室内部に吸引された塵埃は前記電動送風機の吸引側に蓄積されて行くが、比較的質量の軽い塵埃は遠心力も小さく、前記電動送風機の吸引がかかる前記フィルター部に吸引されて行くことも多くなる。その場合は、プレフィルターのメッシュ部で比較的粗い塵埃を捕集し、微細の塵埃はメッシュ部を通過し前記メインフィルターに捕集される。その繰返しにより前記プレフィルターの表面には塵埃が固着した状態になる。その状態で、前記プレフィルターを回転させることにより、メッシュ部と固着した塵埃が互いに擦れあい、その結果前記メッシュ部に固着していた塵埃が除去できるため、吸込み力を回復させることができる。
【0041】本発明の請求項16記載の発明は、フィルター部は、粗い塵埃を捕集するための吸気口側が略円錐形状で電動送風機側が前記円錐の下端の断面を有する円筒形状をなすメッシュ部を有するプレフィルターと、細塵捕集用のメインフィルターからなり、前記メインフィルターは前記プレフィルターで完全にあるいは大部分が覆われ、かつ前記プレフィルターは回転可能であるもので、プレフィルターの下部が上記円錐の下端の断面を有する円筒形状をなす事により、プレフィルターの下端部分のスペースが広くなり集塵容量を増大することができる。
【0042】本発明の請求項17記載の発明は、フィルター部は、粗い塵埃を捕集するための吸気口側が略円錐形状で電動送風機側が上記円錐の下端の断面より大きな断面を有する円筒形状あるいは円錐形状をなすメッシュ部を有するプレフィルターと、細塵捕集用のメインフィルターからなり、前記メインフィルターは前記プレフィルターで完全にあるいは大部分が覆われ、かつ前記プレフィルターは回転可能であるもので、集塵室内部に吸引された塵埃は、プレフィルターの下部に来ると回転している塵埃の通過しているスペースが狭くなるため、塵埃の回転速度が上昇する。すると前記電動送風機の吸引側に蓄積される際の衝撃力が増すので塵埃に更に圧縮をかける事ができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0043】本発明の請求項18記載の発明は、プレフィルターの吸気口側のみ通気性を有し、電動送風機側は不通気部としたもので、集塵室内部に吸引された塵埃は回転しながら前記電動送風機の吸引側に蓄積されて行くが、前記プレフィルターの底面側まで行くと、その部分は不通気部であり直接前記電動送風機の吸引力がかからないため、微細な塵埃も前記メインフィルター部へ行きにくくなる。そのため、強い吸込み力を維持することができる。
【0044】本発明の請求項19記載の発明は、プレフィルターの吸気口側を電動送風機側より、通気性を大きくしたもので、集塵室内部に吸引された塵埃は回転しながら前記電動送風機の吸引側に蓄積されて行くが、前記プレフィルターの底面側まで行くと前記目の細かいメッシュにより塵埃に吸引力がかかり、塵埃の圧縮を行うことができる。これにより更なる集塵量の増加を図ることができる。
【0045】本発明の請求項20記載の発明は、フィルター部は、粗い塵埃を捕集するための略円錐形状でメッシュ部を有するプレフィルターと、前記プレフィルターの外周形状にあわせた環状の不通気壁面を有した細塵捕集用のメインフィルターからなり、前記メインフィルターの前記不通気壁面と前記プレフィルターの間から塵埃が侵入しないようにエアタイト構成をなし、かつ前記プレフィルターは回転可能であるもので、プレフィルターの小型化を図るとともに、回転時の負荷を削減させることにより前記プレフィルターの耐久性改善を図ることができる。
【0046】本発明の請求項21記載の発明は、フィルター部は、粗い塵埃を捕集するための略円錐形状でメッシュ部を有するプレフィルターと、前記プレフィルターの外周形状より大きく、かつ前記集塵室の内面との空間が均一になる位置に環状の不通気壁面を有した細塵捕集用のメインフィルターからなり、前記メインフィルターの前記不通気壁面と前記プレフィルターの間から塵埃が侵入しないようにエアタイト構成をなし、かつ前記プレフィルターは回転可能であるもので、集塵室内部に吸引された塵埃は、前記プレフィルターの下部に来ると回転している塵埃の通過しているスペースが狭くかつ一定寸法となるため、塵埃の回転速度が上昇し安定する。すると前記モーターの吸引側に蓄積される際の大きな衝撃力が常に得られるので塵埃に満遍なく圧縮をかける事ができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0047】本発明の請求項22記載の発明は、プレフィルターの通気部に滑り性の高い材料を使用したもので、塵埃除去時の前記プレフィルターからの塵離れ性を改善でき、高い吸込み力に容易に回復させることができる。
【0048】本発明の請求項23記載の発明は、プレフィルターとメインフィルターの間にウレタン状のフィルターを装着可能にしたもので、プレフィルターを通過した微細な塵埃を前記フィルターが捕集するため、吸込み力の低下を抑えることができる。
【0049】本発明の請求項24記載の発明は、プレフィルターの表面に、前記プレフィルターの略回転軸方向にリブを1箇所以上設けたもので、リブが回転することにより前記プレフィルターの表面に蓄積された塵埃を前記プレフィルターから除去させることができるため、高い吸込み力に容易に回復させることができる。
【0050】本発明の請求項25記載の発明は、プレフィルターのリブは、ねじれ形状部を有するもので、リブが回転することにより、前記プレフィルター表面に蓄積した塵埃を除去するとともに、ねじれ成分を有する前記リブがスクリューの働きを行い塵埃を前記集塵室の奥に押しこむため、前記プレフィルターに付着した塵埃をより容易に除去できるようになり、高い吸込み力に容易に回復させることができる。
【0051】本発明の請求項26記載の発明は、プレフィルターのリブは、放射状に開始ポイントを共有する複数からなり、左右両方向にねじれ形状部を有するもので、リブが回転することにより、前記プレフィルター表面に蓄積した塵埃を除去するとともに、左右のねじれ成分を有する前記リブがスクリューの働きを行い、前記プレフィルターを左右どちらに回転させても、塵埃を前記集塵室の奥に押しこむため、前記プレフィルターに付着した塵埃をより容易に除去できるようになり、高い吸込み力に容易に回復させることができる。
【0052】本発明の請求項27記載の発明は、メインフィルターは複数の襞を有した形状をなし、前記プレフィルターの回転軸部近傍に、前記プレフィルターが回転する際に、前記メインフィルターの襞に接触可能なフィルターバネを1つ以上設けたもので、プレフィルターの回転軸部近傍に自身が回転する際に前記メインフィルターの襞に接触可能なフィルターバネを1つ以上設けることにより、前記プレフィルター回転時に前記メインフィルターに付着した塵埃をより容易に除去できるようになり、高い吸込み力に容易に回復させることができる。
【0053】本発明の請求項28記載の発明は、フィルターバネが金属製のねじり用コイルバネであるもので、フィルターバネの耐久性、強度を確保することにより、高い除塵性を維持することができる。
【0054】本発明の請求項29記載の発明は、フィルターバネがステンレス等防錆金属製のねじり用コイルバネであるもので、フィルターバネがステンレス等防錆金属製のため水洗い可能になり、塵埃の除去が容易に出来るようになり、高吸込み力を維持できる。
【0055】本発明の請求項30記載の発明は、フィルターバネを、メインフィルターの襞の外周部分に接触可能な位置にも設けたもので、メインフィルターの襞の両側面を除塵することができるため、高い除塵効果が得られる。
【0056】本発明の請求項31記載の発明は、プレフィルターに接続され、前記プレフィルターを回転させるためのスライダー部を設け、前記プレフィルターは前記スライダー部から着脱自在なもので、プレフィルターが着脱可能のため、塵埃の付着が著しい場合は前記プレフィルターを外す事によりその内部の前記メインフィルターの清掃が容易にでき、高吸込み力の回復が容易にできる。
【0057】本発明の請求項32記載の発明は、プレフィルターとスライダー部が爪嵌合により接続するもので、プレフィルターは引張る等により容易に外す事ができ、その内部の前記メインフィルターの清掃も更に容易にでき、高吸込み力の回復が容易にできる。
【0058】本発明の請求項33記載の発明は、プレフィルターの外周面の一部に把手用の凸部または凹部を設けたもので、プレフィルターの外周面の一部に手掛け用の凸部または凹部に指をかけて引く事により、前記プレフィルターを容易に外す事ができ、その内部の前記メインフィルターの清掃も更に容易にでき、高吸込み力の回復が容易にできる。
【0059】本発明の請求項34記載の発明は、スライダー部を固定して、プレフィルターにねじり力を加えた時に、所定の力を超えると前記プレフィルターと前記スライダー部の間の接続が解除されるもので、スライダー部を固定して前記プレフィルターにねじり力を加えた時に、ある力を超えると前記プレフィルターと前記スライダー部の間の接続が解除されることにより、部品の破損を防止できると同時に、前記プレフィルターを容易に外す事ができ、その内部の前記メインフィルターの清掃も更に容易にでき、高吸込み力の回復が容易にできる。
【0060】本発明の請求項35記載の発明は、プレフィルターとメインフィルターとの間のエアタイト部はインロー形状で構成したもので、その間を塵埃が通過する事は困難であり、前記メインフィルターへの塵埃の流失を防止でき高吸込み力を維持できる。
【0061】本発明の請求項36記載の発明は、プレフィルターとメインフィルターとの間のエアタイト部は、前記プレフィルターまたは前記メインフィルターに取付けたフィルターパッキンにより構成したもので、その間を塵埃が通過する事は非常に困難であり、前記メインフィルターへの塵埃の流失を防止でき高吸込み力を維持できる。
【0062】本発明の請求項37記載の発明は、フィルターパッキンは、集塵室と電動送風機間を密閉するパッキンと一体形成したもので、部品を削減するとともに、前記メインフィルターと前記パッキンの隙間を塵埃が通過する事も防止できるため、集塵性の向上も図る事ができる。
【0063】本発明の請求項38記載の発明は、プレフィルターの先端部は開口し、かつその開口部は前記集塵室内部の部品により塞がれているもので、メインフィルター除塵時の微細塵埃は前記プレフィルターの内面を通って前記プレフィルターの先端部に溜まる。そして前記集塵室内部の塵埃を捨てる際に前記フィルター部を外した瞬間に前記プレフィルター先端部に溜まった微細塵埃が前記集塵室内部に溜まった塵埃に混ざるため、前記集塵室内部の塵埃を捨てるときには同時に微細塵埃も捨てる事ができるため、効率の良い除塵性を確保でき、高吸込み力の回復が容易にできる。
【0064】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0065】(実施例1)図1、3、5、13〜15は本発明の実施例1の電気掃除機の全体構成を示す要部断面図、図2、4、6〜11は同電気掃除機の吸気口部分の局部断面図、図12、16、17は同電気掃除機の集塵室部分の局部断面図である。
【0066】図1〜17において、8は塵埃を吸引するための電動送風機9と塵埃を吸引する吸込具に連通した掃除機本体であり、10は微細な塵埃捕集用のメインフィルター11とメインフィルター11に回転自在に取付けられた、粗い塵埃を捕集するためのプレフィルター12からなるフィルター部13と、前記掃除機本体8間を密閉するパッキン14を内部に有し、前方に塵埃を取込む吸気口15を備えた集塵室であり、前記掃除機本体8と着脱自在に構成されている。
【0067】また、15は前記集塵室内部の長手方向に室内を分割する仕切板であり、仕切板16上には図16、17に示すように塵埃投入用の切り欠き部17と吸引用の穴18を設けている。
【0068】また、図3、4において、19は前記吸気口15を覆い掃除機動作時のみ図4のように一端が開口され塵埃を前記集塵室10内部に取入れるための弁である。
【0069】また、図5、6、9〜12において、20は前記吸気口15に接続し吸引した塵埃を上方へ運び、前記集塵室内へ運ぶための略筒形状の吸気管、21は屈曲部、22は前記吸気管20の吸気通路部分を覆い掃除機動作時のみ開口させるパイプ弁である。
【0070】次に動作、作用について説明する。
【0071】図1、2において、電気掃除機を運転すると、前記吸込具から吸引された塵埃は前記集塵室10の前記電動送風機9が吸引する側の略反対側の内周面に接する方向に設けられた前記吸気口15より前記集塵室10内部へ捕集される。この際、前記吸気口15は図2に示すように前記集塵室10の内面の接線方向へ開口しているため、前記電動送風機9の吸引力により前記吸気口15より前記集塵室10の内面に沿い前記電動送風機9吸引側に向かう回転吸引気流が前記集塵室10内部に発生する。このため、前記吸気口15から吸引された塵埃はこの回転気流に乗って前記集塵室10内周面を回転しながら前記電動送風機9の吸引方向へと、鉛直方向と略水平方向に吸引される。この原理により、吸引された塵埃は、図2の矢印に示すように前記集塵室10の内面を回転するため、その内側に位置する塵埃捕集用の略円錐形状部を有する前記フィルター部13への塵埃の付着を抑えることができる。そのため吸込み力の低下を抑えることができ、高吸込み力の維持を図ることができる。
【0072】また、塵埃は前記集塵室10内部を回転しながら前記電動送風機9の吸引方向に蓄積されて前記電動送風機9の吸引力により塵埃の圧縮を行うと同時に吸引された塵埃には、前記集塵室10内面を回転する際に遠心力が発生するため塵埃が前記集塵室10の内面に押しつけられる状態になり、更なる塵埃の圧縮が行われるため集塵量を増加させることができる。なお、回転気流が鉛直方向と略水平方向に流れることで、塵埃は重力により落下することもなく、また、フィルター部13に付着しすぎることもなく、付着と圧縮のバランスが良くなるものである。
【0073】また、蓄積した塵埃は前記フィルター部13を外すことにより前記集塵室10内部から捨てることができるが、従来の平面タイプのフィルターに比べると本発明の前記フィルター部13は略円錐形状のため前記フィルター部13を前記集塵室10から外す際の前記フィルター部13への塵埃付着を抑えることができ、塵埃廃棄を容易にすることができる。
【0074】図3、4において、電気掃除機を運転すると、前記吸込具から吸引された塵埃は前記集塵室10の前記電動送風機9が吸引する側の略反対側に設けられた前記吸気口15より前記集塵室10内部へ捕集される。この際、前記吸気口15を覆っていた前記弁19が吸引力により図4に示すように開放し、前記集塵室10の内面に沿い前記電動送風機9吸引側に向かう回転吸引気流が前記集塵室10内部に発生する。このため、前記吸気口15から吸引された塵埃はこの回転気流に乗って前記集塵室10内周面を回転しながら前記電動送風機9の吸引方向へ吸引される。この原理により、吸引された塵埃は図4の矢印に示すように前記集塵室10の内面を回転するため、その内側に位置する塵埃捕集用の略円錐形状部を有する前記フィルター部13への塵埃の付着を抑えることができる。そのため吸込み力の低下を抑えることができ、高吸込み力の維持を図ることができる。
【0075】さらに、前記弁19は掃除機非動作時は前記吸気口15を覆っているため、塵埃廃棄時に前記集塵室10を傾けることにより塵埃が前記吸気口15からもれる事も防止できる。
【0076】図5、6において、電気掃除機を運転すると、前記吸込具から吸引された塵埃は前記集塵室10の前記電動送風機9が吸引する側の略反対側に設けられた前記吸気口15より略筒形状の前記吸気管20の内部を通って前記集塵室10内部へ捕集される。この際、前記吸気管20の開口部を前記集塵室10の内面の接線方向へ開口させると、前記電動送風機9の吸引力により前記吸気口15より前記集塵室10の内面に沿い前記電動送風機9吸引側に向かう回転吸引気流が前記集塵室10内部に発生する。このため、前記吸気口15から吸引された塵埃は前記吸気管20を通過した後、この回転気流に乗って前記集塵室10内周面を回転しながら前記電動送風機9の吸引方向へと、鉛直方向と略水平方向に吸引される。この原理により、吸引された塵埃は図6の矢印に示すように前記集塵室10の内面を回転するため、その内側に位置する塵埃捕集用の略円錐形状部を有する前記フィルター部13には塵埃の付着を抑えることができ、結果的に吸込み力の低下を抑えることができる。
【0077】さらに、前記吸気管20は前記吸気口15よりも前記集塵室10内部へ突出しているため、塵埃廃棄時に前記集塵室10を傾けても、塵埃が前記吸気管20を通って前記吸気口15からもれる事も防止できる。
【0078】図7において、前記集塵室10断面形状が略楕円形状をなす事により、同一高さでは略円形状に比べて断面積を大きくする事ができる、すなわち前記集塵室10の集塵可能容積を拡大し、更に集塵量を増加させる事ができる。
【0079】図8において、前記集塵室10断面形状が略多角形状をなす事により、回転している塵埃が前記集塵室10内面の角に衝突する事により衝撃による塵埃の圧縮が増加し更に塵埃の圧縮を行うことができる。また塵埃衝突を繰り返す事により前記集塵室10に微振動が与えられ、その微振動により前記集塵室10内部に蓄積した塵埃を前記集塵室10の内部に隙間無く詰め込む事ができる。これらの動作により前記集塵室10の集塵可能容積を拡大し、更に集塵量を増加させる事ができる。
【0080】図9において、前記吸気管20の少なくともその一部に角度90度を超える屈曲部分21を有する事により、塵埃廃棄時に前記集塵室10を傾けても、塵埃が前記吸気管20を逆流することがないため塵埃のもれを防止できる。
【0081】図10において、前記パイプ弁22は掃除機非動作時は前記吸気管20を覆っているため、塵埃廃棄時に前記集塵室10を傾けることにより塵埃が前記吸気管20からもれる事も防止できる。
【0082】図11において、前記吸気管20の集塵室10内部側の端部が前記集塵室10の中心高さより高い位置にあるため、塵埃廃棄時に前記集塵室10を傾けることにより塵埃を前記吸気管20からもれにくくすることができる。
【0083】図12において、前記吸気管20の集塵室10内部側の端部から前記集塵室10へ塵埃を吸引する方向が略前方方向に向いているため、前記集塵室10内部に吸引された塵埃はまず前記集塵室10の前記電動送風機9が吸引する側の略反対側の端部へ放出された後に前記集塵室10内周面を斜め方向に回転しながら前記電動送風機9の吸引方向へ吸引、蓄積される。このとき吸引された塵埃の回転半径は通常の回転時の半径より大きくなるため遠心力が増大し、塵埃は前記集塵室10の内面に更に強い力で押しつけられる状態になるので、更なる塵埃の圧縮が行われるため集塵量を増加させることができる。
【0084】図13において前記集塵室10形状が略円筒形状をなす事により、遠心力が常に均等にかかり塵埃の蓄積および圧縮が一定の条件下で正しく行われるため効率よく塵埃が蓄積でき結果として集塵量の増加へとつながる。
【0085】図14において前記集塵室10形状において前記電動送風機9が吸引する側の端部の断面形状を反対側の端部の断面形状より大きくすることにより、前記集塵室10内部の塵埃を除去する際に塵埃出口部の形状が大きいため、引掛り無くスムーズな塵埃排出を行う事ができる。
【0086】図15において前記集塵室10形状において前記電動送風機9が吸引する側の端部の断面形状を反対側の端部の断面形状より小さくすることにより、前記集塵室10内部に吸引された塵埃は吸引されるに連れて回転半径が徐々に小さくなるため、回転速度が上昇する。すると前記電動送風機9の吸引側に蓄積される際の衝撃力が増すので塵埃に更に圧縮をかける事ができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0087】図1において前記集塵室10形状は前記電動送風機9が吸引する側の反対側の端部が略球面形状をなす事により、通常遠心回転気流の生じにくい前記集塵室10先端部分にも遠心気流を生じさせる事ができるため、更なる集塵量増加へつながる。
【0088】図16において電気掃除機は前記集塵室10内部の長手方向に室内を分割する仕切板16を備え、その一部に塵埃投入用の切り欠き部17を設けることにより、前記集塵室10内部の長手方向に室内を分割し、自身に塵埃投入用の切り欠き部17を備えた仕切板16を備える事により、吸引後前記集塵室10内を回転している塵埃は前記切り欠き部17を通った後前記仕切板16に強制的に衝突させられるため、塵埃に更に圧縮をかける事ができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0089】図17において、吸引後前記集塵室10内を回転している塵埃は前記切り欠き部17を通った後前記仕切板16に強制的に衝突させられるとともに、前記仕切板16に設けた穴部18から更に吸引力がかかるので、塵埃に圧縮をかける事ができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0090】また、前記集塵室10内部の長手方向に室内を分割し、自身に塵埃投入用の切り欠き部17を備えた仕切板16を備え、前記フィルター部13を前記集塵室10内部の仕切板16を挟んだ位置に設けることにより、前記仕切板16に強制的に衝突させられた塵埃には、前記仕切板16を挟んだ位置にある前記フィルター部13から更に吸引力をかけることができるので、塵埃を圧縮することができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0091】(実施例2)図18〜28は本発明の実施例2の電気掃除機の全体構成を示す要部断面図である。本実施例2は、実施例1から前記プレフィルター12まわりを詳細に表したものである。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、その説明は省略する。
【0092】図18〜28において23は前記プレフィルター12の略表面上に設けられた粗い塵埃捕集用のメッシュ部、24は前記プレフィルター12の略表面上に設けられた目の細かい微細な塵埃捕集用のメッシュ部、25は前記プレフィルター12上に設けられた不通気部、26は前記メインフィルター11の外周に設けられた前記プレフィルター12の外周形状にあわせた環状の不通気壁面、27はウレタン状のフィルター、28は前記プレフィルター12の表面の設けたリブである。
【0093】次に動作、作用について説明する。
【0094】図18において前記フィルター部13は粗い塵埃を捕集するための略円錐形状でメッシュ部23を有するプレフィルター12と、細塵捕集用のメインフィルター11からなり、前記メインフィルター11は前記プレフィルター12で完全にあるいは大部分が覆われ、かつ前記プレフィルター12は回転可能の構成であることにより、前記集塵室10内部に吸引された塵埃は前記電動送風機9の吸引側に蓄積されて行くが、比較的質量の軽い塵埃は遠心力も小さく、前記電動送風機9の吸引がかかる前記フィルター部13に吸引されて行くことも多くなる。その場合は前記プレフィルター12のメッシュ部23で比較的粗い塵埃を捕集し、微細の塵埃はメッシュ部23を通過し前記メインフィルター11に捕集される。その繰返しにより前記プレフィルター12の表面には塵埃が固着した状態になる。その状態で前記プレフィルター12を回転させることによりメッシュ部23と固着した塵埃が互いに擦れあい、その結果前記メッシュ部23に固着していた塵埃が除去できるため、吸込み力を回復させることができる。
【0095】図19において前記フィルター部13は粗い塵埃を捕集するための上部が略円錐形状で下部が上記円錐の下端の断面を有する円筒形状をなすメッシュ部23を有するプレフィルター12と、細塵捕集用のメインフィルター11からなり、前記メインフィルター11は前記プレフィルター12で完全にあるいは大部分が覆われ、かつ前記プレフィルター12は回転可能の構成であることにより、前記プレフィルター12の下部が上記円錐の下端の断面を有する円筒形状をなす事により、前記プレフィルター12の下端部分のスペースが広くなり集塵容量を増大することができる。
【0096】図20において前記フィルター部13は粗い塵埃を捕集するための上部が略円錐形状で下部が上記円錐の下端の断面より大きな断面を有する円筒形状あるいは円錐形状をなすメッシュ部23を有するプレフィルター12と、細塵捕集用のメインフィルター11からなり、前記メインフィルター11は前記プレフィルター12で完全にあるいは大部分が覆われ、かつ前記プレフィルター12は回転可能の構成であることにより、前記集塵室10内部に吸引された塵埃は前記プレフィルター12の下部に来ると回転している塵埃の通過しているスペースが狭くなるため、塵埃の回転速度が上昇する。すると前記電動送風機9の吸引側に蓄積される際の衝撃力が増すので塵埃に更に圧縮をかける事ができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0097】図21において前記プレフィルター12の略先端側のみメッシュ部23で形成し、底面側は不通気部25で形成した構成である事により、前記集塵室10内部に吸引された塵埃は回転しながら前記電動送風機9の吸引側に蓄積されて行くが、前記プレフィルター12の底面側まで行くと、その部分は不通気部25であり直接前記電動送風機9の吸引力がかからないため、微細な塵埃も前記メインフィルター11部へ行きにくくなる。
【0098】そのため、強い吸込み力を維持することができる。
【0099】図22において前記プレフィルター12の略先端側のみ目の粗いメッシュ部23で形成し、底面側は目の細かいメッシュ部24で形成した構成であることにより、前記集塵室10内部に吸引された塵埃は回転しながら前記電動送風機9の吸引側に蓄積されて行くが、前記プレフィルター12の底面側まで行くと前記目の細かいメッシュ24により塵埃に吸引力がかかり、塵埃の圧縮を行うことができる。これにより更なる集塵量の増加を図ることができる。
【0100】図23において前記フィルター部13は粗い塵埃を捕集するための略円錐形状でメッシュ部23を有するプレフィルター12と、前記プレフィルター12の外周形状にあわせた環状の不通気壁面26を有した細塵捕集用のメインフィルター11からなり、前記メインフィルター11の前記不通気壁面26の上部と前記プレフィルター12の間から塵埃が侵入しないようにエアタイト構成をなし、かつ前記プレフィルター12は回転可能の構成であることにより、前記プレフィルター12の小型化を図るとともに、回転時の負荷を削減させることにより前記プレフィルター12の耐久性改善を図ることができる。
【0101】図24において前記フィルター部13は粗い塵埃を捕集するための略円錐形状でメッシュ部23を有するプレフィルター12と、前記プレフィルター12の外周形状より大きく、かつ前記集塵室10の内面との空間が均一になる位置に環状の不通気壁面26を有した細塵捕集用のメインフィルター11からなり、前記メインフィルター11の前記不通気壁面26の上部と前記プレフィルター12の間から塵埃が侵入しないようにエアタイト構成をなし、かつ前記プレフィルター12は回転可能の構成であることにより、前記集塵室10内部に吸引された塵埃は前記プレフィルター12の下部に来ると回転している塵埃の通過しているスペースが狭くかつ一定寸法となるため、塵埃の回転速度が上昇し安定する。すると前記電動送風機9の吸引側に蓄積される際の大きな衝撃力が常に得られるので塵埃に満遍なく圧縮をかける事ができ結果として集塵量の増加へとつながる。
【0102】また、前記プレフィルター12のメッシュ部23または24に滑り性の高い材料を使用する事により、塵埃除去時の前記プレフィルター12からの塵離れ性を改善でき、高い吸込み力に容易に回復させることができる。
【0103】図25において前記プレフィルター12と前記メインフィルター11の間にウレタン状のフィルター27を装着可能にする事により、前記プレフィルター12を通過した微細な塵埃を前記フィルター27が捕集するため、吸込み力の低下を抑えることができる。
【0104】また、前記フィルター27は着脱可能な構成にする事により、洗濯等が可能になり高い吸込み力に容易に回復させることができる。
【0105】図26において前記プレフィルター12の表面に前記プレフィルター12の略回転軸方向にリブ28を1箇所以上設けることにより、前記リブ28を回転させると前記プレフィルター12の表面に蓄積された塵埃を前記プレフィルター12から容易に除去させることができるため、高い吸込み力に容易に回復させることができる。
【0106】図27において前記プレフィルター12上のリブ28はねじれ成分を有した形状をなすことにより、前記リブ28を回転させると、前記プレフィルター12表面に蓄積した塵埃を除去するとともに、ねじれ成分を有する前記リブ28がスクリューの働きを行い塵埃を前記集塵室10の奥に押しこむため、前記プレフィルター12に付着した塵埃をより容易に除去できるようになり、高い吸込み力に容易に回復させることができる。
【0107】図28において前記プレフィルター12上のリブ28は開始ポイントを共有し、左右両方向のねじれ成分を有した放射状の形状をなすことにより、前記リブ28を回転させると、前記プレフィルター12表面に蓄積した塵埃を除去するとともに、左右のねじれ成分を有する前記リブ28がスクリューの働きを行い、前記プレフィルター12を左右どちらに回転させても、塵埃を前記集塵室10の奥に押しこむため、前記プレフィルター12に付着した塵埃をより容易に除去できるようになり、高い吸込み力に容易に回復させることができる。
【0108】(実施例3)図29〜34は本発明の実施例3の電気掃除機の全体構成を示す要部断面図である。本実施例3は、実施例1または2から前記メインフィルター11まわりを詳細に表したものである。なお、実施例1または2と同一符号のものは同一構造を有し、その説明は省略する。
【0109】図29〜34において、29は前記メインフィルター11の通気面積拡大のために設けた山形形状の襞、30は前記襞29に接触し振動を与える事により前記メインフィルター11の除塵を行うためのフィルターバネ、31は爪32を嵌合させることにより前記プレフィルター12に着脱自在に接続し自身を回転させることにより前記プレフィルター12を回転させるためのスライダー部、33は前記プレフィルター12外周上に設けられ前記プレフィルター12を外す際に指をかけるための凸部、34も同一目的で設けられた凹部、35は前記プレフィルター12と前記メインフィルター11間に塵埃を侵入させないためのエアタイト部、36は前記プレフィルター12と前記メインフィルター11間のエアタイトを行うためのフィルターパッキン、37は前記プレフィルター12の先端の開口部、38前記スライダー部31上に設けられ前記プレフィルター12下部に設けた位置決め用のへこみ部39に沿った形状の突起、40は前記集塵室10内部に設け、前記開口部37を塞ぐための筒体である。
【0110】図29〜32において前記メインフィルター11は図29、30に示すような複数の襞29を有した形状をなし、前記プレフィルター12の回転軸部近傍に自身が回転する際に前記メインフィルター11の襞29に接触可能なフィルターバネ30を1つ以上設けることにより、前記プレフィルター12回転時に前記メインフィルター11に付着した塵埃をより容易に除去できるようになり、高い吸込み力に容易に回復させることができる。
【0111】また図31に示すように前記フィルターバネ30を金属製のねじり用コイルバネにすることにより、前記フィルターバネ30の耐久性、強度を確保することにより、高い除塵性を維持することができる。
【0112】また前記フィルターバネ30をステンレス等防錆金属製材料で形成することにより、水洗い可能になり、塵埃の除去が容易に出来るようになり、高吸込み力を維持できる。
【0113】図32において前記フィルターバネ30を前記メインフィルター11の襞29の外周部分に接触可能な位置にも設けることにより、前記メインフィルター11の襞29の両側面を除塵することができるため、高い除塵効果が得られる。
【0114】図32〜34において前記プレフィルター12に接続され前記プレフィルター12を回転させるためのスライダー部31を設け、前記プレフィルター12は前記スライダー部31から着脱可能にすることにより、塵埃の付着が著しい場合は前記プレフィルター12を外す事によりその内部の前記メインフィルター11の清掃が容易にでき、高吸込み力の回復が容易にできる。
【0115】また、前記プレフィルター12と前記スライダー部31が爪32嵌合により接続する構成のため、前記プレフィルター12は引張る等により容易に外す事ができ、その内部の前記メインフィルター11の清掃も更に容易にでき、高吸込み力の回復が容易にできる。
【0116】また、前記プレフィルター12の外周面の一部に手掛け用の凸部33または凹部34に指をかけて引く事により、前記プレフィルター12を容易に外す事ができ、その内部の前記メインフィルター11の清掃も更に容易にでき、高吸込み力の回復が容易にできる。
【0117】また、前記スライダー部31を固定して前記プレフィルター12にねじり力を加えた時には、前記プレフィルター12下部のへこみ部38と前記スライダー部31上の突起39間にせん断力が発生する。そのせん断力が大きくなると、前記へこみ部38および突起39に傾斜面を設けることにより前記へこみ部38が前記突起39の上部へ逃げようとする力が発生し、ある値を超えると前記爪32による嵌合が強制的に解除され、その結果前記プレフィルター12が前記スライダー部31から外れる。
【0118】そのため部品の破損を防止できると同時に、前記プレフィルター12を容易に外す事ができ、その内部の前記メインフィルター11の清掃も更に容易にでき、高吸込み力の回復が容易にできる。
【0119】図33において前記プレフィルター12と前記メインフィルター11との間のエアタイト部35は前記メインフィルター11に取付けたフィルターパッキン36によりすることにより、その間を塵埃が通過する事は非常に困難であり、前記メインフィルター11への塵埃の流失を防止でき高吸込み力を維持できる。
【0120】なお、コスト削減のため前記フィルターパッキン36を使用せずに図23〜25に示すように前記プレフィルター12と前記メインフィルター11との間のエアタイト部35はインロー形状で構成しても同様の効果を得ることができる。
【0121】図34において、前記フィルターパッキン36を前記パッキン14により一体形成する事により、部品を削減するとともに、前記メインフィルター11と前記パッキン14の隙間を塵埃が通過する事も防止できるため、集塵性の向上も図る事ができる。
【0122】図32において前記プレフィルター12の先端の開口部37は前記集塵室10内部の前記筒体40により塞がれていることにより、前記メインフィルター11除塵時の微細塵埃は前記プレフィルター12の先端の前記開口部37通って前記集塵室10の先端部に溜まる。そして前記集塵室10内部の塵埃を捨てる際に前記集塵室10先端部に溜まった微細塵埃が前記集塵室10内部に溜まった塵埃に混ざるため、前記集塵室10内部の塵埃を捨てるときには同時に微細塵埃も捨てる事ができるため、効率の良い除塵性を確保でき、高吸込み力の回復が容易にできる。なお、前記プレフィルター12の開口部37を塞ぐ手段として、先述の実施例1における前記吸気管20、前記弁18等の別部品にて行っても同様の効果を得ることができる。
【0123】なお、今まで述べた実施例1〜3は前記集塵室10を横方向に配置したシリンダータイプの電気掃除機のみであるが、前記集塵室10を縦方向や斜め方向に配置してキャニスタータイプやアップライトタイプの電気掃除機に応用しても同様の効果を得ることができる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フィルター部への塵埃の付着を抑えるとともに集塵可能容量を大きくすることで、吸込み力の低下を抑え、使用性および集塵性能を向上させた電気掃除機を提供できる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成13年12月19日(2001.12.19)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2003−180576(P2003−180576A)
【公開日】 平成15年7月2日(2003.7.2)
【出願番号】 特願2001−385815(P2001−385815)