| 【発明の名称】 |
電気掃除機およびその吸込口体 |
| 【発明者】 |
【氏名】市野 雄之 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内
【氏名】竹本 律雄 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内
【氏名】森下 篤至 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内
【氏名】真野 文樹 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内
【氏名】高井 保志 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内
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| 【要約】 |
【課題】前側および側方の塵埃をより確実に吸い込むことができる電気掃除機の床ブラシを提供する。
【解決手段】床ブラシ16の下部ケース22の底面部25の長手方向における略全幅に亘って、塵埃を吸い込む主吸込口26を開口する。主吸込口26の前側である底面部25の長手方向における略全幅に亘って、床面の塵埃を拭き取る乾拭きブラシ体36を取り付ける。乾拭きブラシ体36が走行輪の代わりとなり、床ブラシ16の移動を容易にする。乾拭きブラシ体36の前側である下部ケース22の先端部の長手方向における略全幅に亘って、塵埃を吸い込む前側吸込口41を開口する。前側吸込口41の後側の気密性が乾拭きブラシ体36により向上する。前側吸込口41による床ブラシ16の前側および側方の塵埃の吸い込みをより確実にできる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 横方向に長手方向を有する吸込口本体と、この吸込口本体の底部に開口された主吸込口と、この主吸込口の前側に位置して前記吸込口本体の底部に長手方向の略全幅に亘って設けられ、前記吸込口本体の移動で被掃除面上の塵埃を拭き取る面状清掃体と、この面状清掃体の前側に位置して前記吸込口体の底部に開口された前側吸込口とを具備していることを特徴とした電気掃除機の吸込口体。 【請求項2】 面状清掃体は、吸込口本体の底部の長手方向に連続して設けられていることを特徴とした請求項1記載の電気掃除機の吸込口体。 【請求項3】 前側吸込口は、仕切部にて横方向に複数に分割されており、面状清掃体は、前記前側吸込口の仕切部の後側にこの面状清掃体の前後を連通させる風路を有することを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機の吸込口体。 【請求項4】 仕切部は、前側下方に向けて傾斜していることを特徴とした請求項3記載の電気掃除機の吸込口体。 【請求項5】 主吸込口内に回転可能に取り付けられ、前側吸込口から吸い込む吸込風で回転する回転清掃体を具備していることを特徴とした請求項1ないし4いずれか記載の電気掃除機の吸込口体。 【請求項6】 主吸込口の前側に隣接した吸込口本体の底部に設けられ、面状清掃体が取り付けられる凹部を具備し、この凹部の回転清掃体側の側面は、この回転清掃体の外周面に対応した円弧状であることを特徴とした請求項5記載の電気掃除機の吸込口体。 【請求項7】 前側吸込口の前側に設けられ、この前側吸込口の前端より下方に向けて突出した緩衝体を具備していることを特徴とした請求項1ないし6いずれか記載の電気掃除機の吸込口体。 【請求項8】 掃除機本体と、この掃除機本体に取り付けられる請求項1ないし7いずれか記載の電気掃除機の吸込口体とを具備していることを特徴とした電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、底部に主吸込口が開口された吸込口体およびこれを備えた電気掃除機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の電気掃除機の吸込口体は、横方向に長手方向を有する中空な吸込口本体を備えており、この吸込口本体の底部には、空気とともに塵埃を吸い込む主吸気口が開口されている。この主吸込口は、吸込口本体の底部の長手方向における略全幅に亘って形成されている。 【0003】さらに、この主吸込口より前側である吸込口本体の底部の前端部には、この吸込口本体による被掃除面としての床面上での移動を容易にする一対の走行輪が、この吸込口本体の長手方向における両側域に、この吸込口本体の前後方向に向けて回転可能に取り付けられている。 【0004】また、吸込口本体の底部の前端部における一対の走行輪の間には、吸込口本体より前側に位置する塵埃を吸い込む前側吸込口が、吸込口本体の長手方向に沿って開口されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の吸込口体では、吸込口本体の底部の主吸込口より前側に一対の走行輪が取り付けられているため、この主吸込口の前側における吸込口本体の長手方向の略全幅に亘って拭き取り部材等の清掃部材を設けることが不可能である。このため、主吸込口より前方の清掃が満足のいくものでなく、また、この前側吸込口を部屋の隅部等に押し付けた際におけるこの隅部との気密性の確保が充分ではないことから、吸込口本体の前方および側方に位置する塵埃を前側吸込口にて確実に吸い込むことが容易ではないという問題を有している。 【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたもので、前側の塵埃がより確実に吸い込める電気掃除機およびその吸込口体を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機の吸込口体は、吸込口本体の移動で被掃除面上の塵埃を拭き取る面状清掃体を、主吸込口の前側に位置して吸込口本体の底部に長手方向の略全幅に亘って設け、面状清掃体の前側に位置して吸込口体の底部に前側吸込口を開口したものである。そして、面状清掃体で略全幅に亘って清掃できるとともに、前側吸込口における主吸込口側の気密性が向上して、前側吸込口による吸込口本体の前側および側方の塵埃の吸い込みがより確実になる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の構成を図1ないし図3を参照して説明する。 【0009】図1ないし図3において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、電動送風機2の駆動にて生じる吸込風とともに吸い込んだ塵埃を、着脱可能な図示しない集塵パックにて集塵する電気掃除機である。 【0010】また、この掃除機本体1は、図3に示すように、上面を開口した合成樹脂製の下部ケース3を備えており、この下部ケース3の上面には、この下部ケース3の上面を開閉可能に閉塞する合成樹脂製の開閉蓋としての上部ケース4が回動可能に軸支されている。ここで、この下部ケース3と上部ケース4とによりケース体としての本体ケース5が構成されている。 【0011】そして、この本体ケース5の進行方向における前側下面には、旋回自在であり回転可能である図示しない旋回輪が取り付けられている。また、この本体ケース5の進行方向における後側側面には、大径の車輪である従動後輪6が回転自在に設けられている。よって、この本体ケース5は、旋回輪および従動後輪6により被掃除面としての床面を走行可能である。 【0012】また、この本体ケース5の後側下面には、電動送風機2へと電力を供給してこの電動送風機2を駆動させるプラグ部7が収容可能に導出されている。このプラグ部7は、図示しない壁面に設けた外部電力供給口としてのコンセント部に取り外し可能に接続されて、このコンセント部を介して外部電力を電動送風機2へと供給する。 【0013】さらに、掃除機本体1の前側略中央には、外部から空気を吸引する本体吸込口8が開口されている。この本体吸込口8には、湾曲可能な細長略円筒状の接続管としてのホース体11が連通接続されている。このホース体11の先端には、電動送風機2の動作モード等が選択可能な手許操作部12が設けられている。この手許操作部12には、掃除機本体1内の電動送風機2等の駆動状態を所定の状態に設定する複数の設定ボタン13が設けられているとともに、掃除する際に作業者が把持する把持部14が基端側に向けて突設されている。 【0014】また、この手許操作部12の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管15が着脱可能に連通接続されている。さらに、この延長管15の先端には、例えば室内の床面の絨毯等の上に接地させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ16が着脱可能に連通接続されている。 【0015】そして、この床ブラシ16は、図1および図2に示すように、前後方向である走行方向に対する横方向に長手方向を有し、後部略中央が後方に向けて突出する凸字状の有空な吸込口本体であるケース体21を備えている。このケース体21は、上面を開口した下部ケース22と、この下部ケース22の上面の開口を覆う下面が開口された上部ケース23とが、これら下部ケース22および上部ケース23の前面を含む周面に沿って軟質部材の緩衝体としてのバンパ24を挟持して結合固定されている。 【0016】また、ケース体21の底部を構成する下部ケース22の底部の一部である底面部25には、被掃除面に対向して開口した開口部としての主吸込口26が設けられている。この主吸込口26は、前後方向である走行方向に対して横長である細長矩形状に形成されている。すなわち、この主吸込口26は、下部ケース22の長手方向における略全域に亘って、この長手方向における中心部に形成されている。 【0017】そして、この主吸込口26より内側である上部ケース23と下部ケース22との間には、この主吸込口26から吸い込んだ空気による吸込風が通過する吸込風路27を構成する回転清掃体室としての吸気室28が区画形成されている。この吸気室28内には、床ブラシ16の前後方向である走行方向に対する幅方向である長手方向に沿った回転軸を有する細長円筒状の回転清掃体としての回転ブラシ31が回転可能に取り付けられている。この回転ブラシ31は、前側吸込口41から吸い込む吸込風による吸込力を動力として回転する。 【0018】ここで、この回転ブラシ31は、回転軸となる細長円筒状の軸部32を備えている。また、この軸部32おける互いに対向する外周面には、この軸部32の径方向に向けて突出した羽部としての清掃部材であるブラシ部材、すなわちリフトブラシ33aがそれぞれ植設されている。さらに、これらリフトブラシ33a間における中間域であるとともに、軸部32における互いに対向する外周面には、この軸部32の径方向に向けて突出した羽部としての清掃部材である掻取部材、すなわちゴム等からなるブレード33bがそれぞれ植設されている。 【0019】さらに、主吸込口26に隣接し、この主吸込口26より先端側である下部ケース22の前側には、この下部ケース22の長手方向における略全体である略全幅に亘って形成された断面V溝状の細長矩形状である取付凹部34が設けられている。そして、この取付凹部34における回転ブラシ31側に位置する吸気室28の内壁である内側面35は、この回転ブラシ31が回転した際の最大仮想外周面に対応した、すなわちこの外周面に沿った半円弧形状に形成されている。 【0020】また、この取付凹部34には、この取付凹部34を閉塞する細長矩形状に形成された清掃部材としての面状清掃体である乾拭きブラシ体36が着脱可能に取り付けられている。この乾拭きブラシ体36は、床面に接地させた床ブラシ16の移動でこの床面上の塵埃を拭き取る。また、この乾拭きブラシ体36は、取付凹部34に対応した細長矩形平板状の基板部37を備えており、この基板部37の厚さ方向における一側面には、複数の毛が互いに所定方向に向けて表面に植毛されたブラシ構成部38が取り付けられている。すなわち、乾拭きブラシ体36は、床ブラシ16の下部ケース22における底面部25の長手方向に沿って、この底面部25の長手方向に亘って連続して設けられている。 【0021】また、この乾拭きブラシ体36が取り付けられる取付凹部34より先端側であって底部の一部である下部ケース22の前端部には、この下部ケース22の長手方向に沿った細長矩形状に形成された溝状の前側吸込口41が開口されている。この前側吸込口41は、床ブラシ16の進行方向前側下方に向けて傾斜して開口しており、床ブラシ16内の吸込風路27に貫通している。さらに、この前側吸気口41は、乾拭きブラシ体36の上側を経由した、すなわち跨いだ状態で吸気室28に連通している。また、この前側吸込口41の前端縁は、バンパ24の下端面より上方に位置している。すなわち、このバンパ24の下端面は、前側吸込口41の前端縁より下方に向けて突出、すなわち垂れ下がった状態となっている。 【0022】さらに、この前側吸込口41は、下部ケース22の底面部25の強度を確保するために、底面部25の前後方向に亘って複数箇所、例えば3箇所が仕切部42により複数に分割されている。すなわち、この前側吸込口41は、下部ケース22の底面部25の長手方向における中心線に対して線対称であり、複数、例えば4個に分割されている。ここで、これら仕切部42のそれぞれは、前側吸込口41と同様に、前側下方に向けて傾斜している。 【0023】また、下部ケース22の底面部25の長手方向における中間部に位置する仕切部42は、この仕切部42より底面部25の長手方向の両側に位置する仕切部42より幅広に形成されている。すなわち、下部ケース22の底面部25の長手方向における中央よりに位置する一対の前側吸込口41間の離間距離は、これら一対の前側吸込口41の両側に位置する前側吸込口41との離間距離より長く形成されている。 【0024】そして、これら各前側吸込口41それぞれは、床ブラシ16の吸気室28に連通しており、この床ブラシ16より前側に位置する塵埃を空気とともに吸い込む。さらに、これら各前側吸込口41に連通した吸気室28の上端面43は、この吸気室28内の回転ブラシ31が回転した際の最大仮想外周面に略沿った円弧状に形成されている。すなわち、この吸気室28の上端面43は、各前側吸込口41から吸い込んだ吸込風を回転ブラシ31の各ブレード33bおよびリフトブラシ33aのそれぞれに確実に接触させて、この吸込風の風力にて回転ブラシ31をより確実かつ強力に回転させる。 【0025】また、下部ケース22と上部ケース23との間に挟持されたバンパ24の下端面には、補助清掃体としてのブラシ体44が取り付けられており、このブラシ体44は、床ブラシ16の下部ケース22における前端縁部、両側縁部およびこれら両側縁部に連続した後端縁部の両側域の一部に亘って設けられている。さらに、このブラシ体44は、各前側吸込口41間に亘って設けられている。そして、このブラシ体44は、各前側吸込口41間を通過する塵埃を床ブラシ16の移動にて引き摺らない程度に下方に向けて突出している。 【0026】さらに、吸気室28の風下側である基端には、略円筒状の吸気管45が回転可能に通接続されている。この吸気管45は、ケース体21に対して周方向に向けて所定角度回転可能である。また、この吸気管45の基端には、略細長円筒状の接続管46が回動可能に連通接続されている。この接続管46は、床ブラシ16を床面に対向させた状態で、吸気管45に対して上下方向に向けて所定角度回動可能である。また、この接続管46の基端は、延長管15の先端部に着脱可能に連通接続される。 【0027】また、床ブラシ16の主吸込口26より基端側である下部ケース22の後端部には、この床ブラシ16の前後方向である走行方向に向けて回転自在な車輪としての補助輪47が取り付けられている。この補助輪47は、床面に接地させた床ブラシ16を前後方向に移動させる際に回転して、この床ブラシ16の床面上での前後方向への移動を容易にする。 【0028】次に、上記第1の実施の形態の掃除動作を説明する。 【0029】まず、床ブラシ16の接続管46の基端を延長管15の先端に連通接続するとともに、この延長管15の基端をホース体11の手許操作部12の先端に連通接続し、このホース体11の基端を掃除機本体1の本体吸込口8に連通接続する。 【0030】この状態で、この掃除機本体1からプラグ部7を引き出して、このプラグ部7を壁面のコンセント部に接続する。 【0031】この後、ホース体11の把持部14を把持した状態で、このホース体11の手許操作部12の所定の設定ボタン13をオンし、掃除機本体1内の電動送風機2を駆動させる。 【0032】すると、床ブラシ16の主吸込口26および各前側吸込口41のそれぞれから空気とともに塵埃が吸い込まれるとともに、これら主吸込口26および前側吸込口41のそれぞれから吸い込んだ吸込風が回転ブラシ31のブレード33bおよびリフトブラシ33aのそれぞれに接触することにより、この吸込風の風力にて回転ブラシ31が図2における右回りに回転する。 【0033】この状態で、この床ブラシ16の底面部25を絨毯等の床面に接地させて、この床面に対して床ブラシ16を前後方向に交互に移動させながら、この床面を掃除する。 【0034】このとき、この床ブラシ16の乾拭きブラシ体36の摩擦力が小さいこと、および補助輪47の回転により、この床ブラシ16が床面に対して前後方向に向けて容易に移動可能である。 【0035】さらに、この床面上の塵埃は、床ブラシ16の前側吸込口41あるいは主吸込口26から空気とともに吸い込まれる。また、これら前側吸込口41および主吸込口26へと吸い込まれなかった塵埃の一部は、乾拭きブラシ体36のブラシ構成部38にて捕捉される。 【0036】ここで、この床ブラシ16の主吸込口26には、この主吸込口26の吸気室28に位置する取付凹部34の円弧状の内側面35が形成されており、かつ回転ブラシ31は図2の矢印に示すように前方への進行に対して逆方向に回転するので、この回転ブラシ31で掻き出された塵埃は、内側面35に当接して上方に吸い込まれ、この内側面35が塵取りのように作用し、この回転ブラシ31により床面から掻き出された塵埃が再び床面に落下することなく効率良く吸い込まれる。 【0037】また、この床ブラシ16を床面に沿って移動させて、この床ブラシ16のバンパ24の先端面を部屋の壁面等に接触させた場合には、この床ブラシ16のバンパ24の先端面と乾拭きブラシ体36とにより、各前側吸込口41の前後がこれら各前側吸込口41の長手方向に亘って壁面および床面に接触する。 【0038】このため、床ブラシ16の各前側吸込口41が面する空間がバンパ24および乾拭きブラシ体36によってシールされ、部屋の隅部の塵埃、およびこの床ブラシ16の両側に位置する塵埃のそれぞれが効率良く吸い込まれる。 【0039】さらに、この床ブラシ16の各前側吸込口41から吸い込まれた空気による吸込風は、吸気管28の吸込風路27を介して主吸込口26から吸い込まれた吸込風に合流する。 【0040】この後、この合流した吸込風は、延長管15およびホース体11を順次通過した後、掃除機本体1の本体吸込口8へと導かれて、この掃除機本体1に収容された集塵パックへと送られる。 【0041】そして、この集塵パックへと送られた吸込風に漂う塵埃が、この集塵パックにて捕捉されて集塵される。 【0042】さらに、この集塵パックを通過した吸込風は、電動送風機2へと吸気されて、この電動送風機2により排気風とされ、掃除機本体1の図示しない排気口から外部へと排気される。 【0043】上述したように、上記第1の実施の形態では、床ブラシ16の主吸込口26の前側であるこの床ブラシ16の底面部25における長手方向の略全幅に乾拭きブラシ体36を取り付け、この乾拭きブラシ体36の前側である床ブラシ16の先端部に前側吸込口41を床ブラシ16の長手方向に沿って設けたので、従来の走行輪を設けなくても、床ブラシ16を床面に載置した際、あるいは床面上を移動させた際に床面を傷付けたりすることがない。 【0044】このため、この走行輪を床ブラシ16の底面部25に設ける場合に比べ、この床ブラシ16の底面部25に設けた乾拭きブラシ体36にて床面の隅まで拭き取ることができる。また、この乾拭きブラシ体36が、床ブラシ16を床面に接地する際の緩衝材となる。 【0045】また、この床ブラシ16の各前側吸込口41の後側、およびこの床ブラシ16の主吸込口26の前側それぞれのシール性を乾拭きブラシ体36にて確保できるので、これら主吸込口26および前側吸込口41にて塵埃をより確実に吸い込むことができるとともに、この前側吸込口41による隅の塵埃の吸い込みをより確実にできる。 【0046】さらに、乾拭きブラシ体36を床ブラシ16の底面部25の長手方向に沿って連続して設けたので、この乾拭きブラシ体36を床ブラシ16の長手方向の一部で切断している場合に比べ、この乾拭きブラシ体36による前側吸込口41の後側のシール性をより確保できる。よって、床ブラシ16の先方からの各前側吸込口41への空気の吸い込み効率をより向上できるとともに、床ブラシ16の先端部の両側に走行輪を設ける場合に比べ、この床ブラシ16の長手方向への風の流れがよくなるので、この床ブラシ16の側方からの各前側吸込口41への空気の吸い込み効率を向上できる。さらに、この乾拭きブラシ体36にて主吸込口26の前側のシール性も向上するので、前側吸込口41からの吸込風による回転ブラシ31の回転をより効率良くできる。 【0047】また、この乾拭きブラシ体36を床ブラシ16の底面部25の取付凹部34に対して着脱可能にしたことにより、特に汚れ易い乾拭きブラシ体36の交換が可能となるとともに、この乾拭きブラシ体36が水洗い可能であればこの乾拭きブラシ体36を床ブラシ16のケース体21から取り外してこの乾拭きブラシ体26を水洗いできるので、この乾拭きブラシ体36の使い勝手がより向上する。 【0048】さらに、床ブラシ16の各前側吸込口41の間に形成された仕切部42のそれぞれを、この床ブラシ16の前側下方に向けて傾斜させたことにより、これら各前側吸込口41のそれぞれが、図示しないガイドレール等の障害物を乗り越える際の最初の接触部分となるので、この床ブラシ16の先端部に走行輪等を設けなくても、この床ブラシ16による障害物の乗り越えを容易にできる。 【0049】また、床ブラシ16の主吸込口26内における前側の内側面35を、この主吸込口26内に配設される回転ブラシ31の最大仮想外周面と略等しくすることにより、上述した通り、回転ブラシ31の回転で床面から掻き出した塵埃をより効率良く容易に主吸込口26内へと吸い込ませることができるから、この床ブラシ16を大型化することなく、この床ブラシ16による塵埃吸込力を確保できる。 【0050】さらに、床ブラシ16の吸気室28の上端面を、回転ブラシ31を回転させた際の最大仮想外周面に略沿わせた円弧状の形成したことにより、各前側吸込口41から吸い込んだ吸込風を回転ブラシ31の各ブレード33bおよびリフトブラシ33aのそれぞれにより効率良く確実に接触させることができる。このため、各前側吸込口41から吸い込んだ吸込風による回転ブラシ31の回転数をより効率良く上げることができるので、この回転ブラシ31による塵埃の掻き出し性能をより向上できる。 【0051】そして、床ブラシ16の先端に取り付けたバンパ24の下端面を、この床ブラシ16の各前側吸込口41それぞれの前縁より下方に向けて突出させたことにより、この床ブラシ16の先端部を床面に接地する際に、この床ブラシ16のバンパ24の下端部が最初に床面に接触する。このため、床ブラシ16の先端部に走行輪等を設けることなく、この床ブラシ16が床面に接地する際の衝撃をバンパ24の衝撃緩衝力にて緩和できるので、この床ブラシ16の衝突による床面や壁面等の破損を防止できる。 【0052】また、乾拭きブラシ体36の前側に前側吸込口41が設け、この乾拭きブラシ体36の後側に主吸込口26が設けたので、この乾拭きブラシ体36にて床面から拭き取られて、この乾拭きブラシ体36に溜まった塵埃を前側吸込口41および主吸込口26のいずれかから確実に吸い込ませることができる。さらに、乾拭きブラシ体36で前側に押してしまうような大きな塵埃を前側吸込口41から吸い込むことができる。よって、この乾拭きブラシ体36にて拭き取った塵埃による床面への離脱をより確実に防止できる。 【0053】次に、本発明の第2の実施の形態の構成を図4および図5を参照して説明する。 【0054】この図4および図5に示す床ブラシ16は、基本的には図1ないし図3に示す床ブラシ16と同様であるが、下部ケース22の底面部25の先端部の下端面にブラシ体44を取り付けず、各前側吸込口41それぞれの仕切部42に対応した位置で乾拭きブラシ体36を床ブラシ16の横方向である長手方向に分割したものである。 【0055】そして、この乾拭きブラシ体36は、床ブラシ16の各仕切部42の後側の分割部51にて分割されており、これら分割部51の幅寸法は、各仕切部42の幅寸法より小さい。また、これら分割部51は、乾拭きブラシ体36の前後を連通させる連通風路52を床ブラシ16の底面部25に形成させる。 【0056】このため、この図4および図5に示す床ブラシ16は、前側吸込口41の吸込風路27とは余り関係のない、これら前側吸込口41の間で乾拭きブラシ体36を分割したので、この乾拭きブラシ体36によるシール性が余り落ちないため、主吸込口26の前側および各前側吸込口41の後側それぞれのシール性を乾拭きブラシ体36にて確保できるから、図1ないし図3に示す床ブラシ16と同様の作用効果を奏することができる。 【0057】さらに、床ブラシ16の底面部25の乾拭きブラシ体36を各仕切部42の後側で分割部51にて分割したため、仕切部42の下方に位置して各前側吸込口41では吸い込みにくい塵埃を、乾拭きブラシ体36の分割部51にて形成された連通風路52を通過させて、この床ブラシ11の主吸込口26から吸い込むことができる。このため、乾拭きブラシ体36の前方の塵埃を確実に吸い込むことができる。 【0058】なお、上記第2の実施の形態では、乾拭きブラシ体36を分割せずに分割されている部分を凹部としてこの乾拭きブラシ体36を連続させつつ風路を形成することも可能である。 【0059】なお、上記各実施の形態では、キャニスタ型の電気掃除機について説明したが、アップライト型等のいずれでも同様の作用効果を得ることができる。 【0060】また、床ブラシ16の底面部25の長手方向における略全幅に亘って1つまたは1列の乾拭きブラシ体36ではなく、複数個または複数列の乾拭きブラシ体33を床ブラシ16の下部ケース22の底面部35に設けることもできる。 【0061】さらに、床ブラシ16の各前側吸込口41のそれぞれを前側下方に向けて傾斜させたが、これら各前側吸込口41のそれぞれの開口方向が前側下方であれば、これら前側吸込口441の開口縁が円弧状でも、これら前側吸込口41による乗り越え機能を確保できる。 【0062】また、床ブラシ16の底面部25の取付凹部34に乾拭きブラシ体36を取り付けたが、乾拭き以外の水拭き等の機能を有する面状清掃体等の清掃手段であってもよい。 【0063】 【発明の効果】本発明によれば、吸込口本体の長手方向における略全幅に亘って面状清掃体で掃除できるとともに、前側吸込口の主吸込口側の気密性を面状清掃体にて向上できるので、この前側吸込口による吸込口本体の前側および側方の塵埃の吸い込みをより確実にできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区神田錦町1丁目1番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月13日(2001.12.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062764 【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 襄 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−180573(P2003−180573A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−380632(P2001−380632) |
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