| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】徳田 剛 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】山口 誠二 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】西村 剛 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】集塵性能の向上を図りながら、掃除機本体の小型化が図れると共に、ベルトを無くしてベルト交換などの補修を無くした使用性の高い電気掃除機を提供することを目的としている。
【解決手段】吸込室21を有する掃除機本体20において、前記吸込室21内に塵埃を掻き上げ吸気口35と排気口39を有するアジテータ22を配設し、前記アジテータ22内に前記吸気口35と連通し塵埃を集塵する集塵室29と、前記集塵室29の下流側に吸引風を発する電動送風機31と、前記アジテータ22を回転させる電動機24と、前記電動機24の駆動力を前記アジテータ22に伝達する伝達手段25を備えた電気掃除機で、掃除機本体の小型化が図れる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下方開口の吸込室を有する掃除機本体において、前記吸込室内に塵埃を掻き上げ吸気口と排気口を有するアジテータを配設し、前記アジテータ内に前記吸気口と連通し塵埃を集塵する集塵室と、前記集塵室の下流側に吸引風を発する電動送風機と、前記アジテータを回転させる電動機と、前記電動機の駆動力を前記アジテータに伝達する伝達手段を備えた電気掃除機。 【請求項2】 集塵室は吸気口を有する略円筒状なる筒体から構成し、前記筒体内に電動送風機と電動機を配設した請求項1記載の電気掃除機。 【請求項3】 筒体はアジテータと一体に形成され、集塵室が着脱自在となるようアジテータを2分割構成とした請求項2記載の電気掃除機。 【請求項4】 ベアリングを筒体の外周に設け、アジテータの内周部と当接させた請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。 【請求項5】 筒体の吸気口に開閉弁を設けた請求項2〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。 【請求項6】 電動機にインペラを設け、1部品にて吸引風を発する機能とアジテータを回転させる機能を兼ね備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機。 【請求項7】 電動機の両側から回転軸を突出させ、一方の回転軸は伝達手段と連動し、他方の回転軸はインペラを固定してなる請求項6記載の電気掃除機。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の電気掃除機の構成を図4、図5を用いて説明する。 【0003】図4に示すように、1は掃除機本体で、紙袋等のフィルター2を装着できる集塵室3を有しており、その後方には、電動送風機4を内蔵し前記集塵室3と連通口5で連通されたモータ室6が設けられている。また、前記電動送風機4は回転ファン(図示せず)を内蔵していると共に、その前後をゴムなどの軟体で形成されたサポートゴム9で掃除機本体1に保持されている。また、掃除機本体1の前方部に設けられた吸込部8内に、ブラシ9を植毛したアジテータ10が内蔵されており、前記アジテータ10とベルト11で連動した電動機12が掃除機本体1内に設けられている。また、モータ室6には外気と連通した排気口13が設けられている。 【0004】以上の構成における動作について説明すると、電力が電動送風機4に供給されて電動送風機4が運転し、内蔵された回転ファン(図示せず)が高速で回転する。その結果発生した吸引される空気の気流により、空気と共に塵埃が吸込部8より吸い込まれて集塵室3内に導かれる。そして塵埃は集塵室3内のフィルター2で捕獲され、空気は連通口5より電動送風機4内に導かれて電動送風機4を冷却した後に掃除機本体1の排気口13より排出される。 【0005】また、電動機12が運転すると、電動機12と連動したベルト11によりアジテータ10が回転し、アジテータ10の外周に植毛された複数のブラシ9が絨毯の中の塵埃を掻き出して、より集塵性能を向上させることができるものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このような掃除機本体1の場合、図4に示すように集塵室3、電動機12、アジテータ10が個々に平行して配設されているため、掃除機本体1が大きくなり小型化が図り難いという欠点があった。 【0007】また、小型化を図るためアジテータ10の外径を小さくする必要があり、そのためブラシ9が絨毯を掻き出す回数が少なくなり、その結果集塵性能が悪くなるという問題があった。この問題は、一般的にアジテータ10の回転数を上げてやれば集塵性能を向上できるが、その場合には騒音が大きくなったり、ベルト11が切れやすくなるという問題があった。 【0008】本発明は以上のような課題を解消し、集塵性能の向上を図りながら、掃除機本体の小型化が図れると共に、ベルトを無くしてベルト交換などの補修を無くした使用性の高い電気掃除機を提供することを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、下方開口の吸込室を有する掃除機本体において、前記吸込室内に塵埃を掻き上げ吸気口と排気口を有するアジテータを配設し、前記アジテータ内に前記吸気口と連通し塵埃を集塵する集塵室と、前記集塵室の下流側に吸引風を発する電動送風機と、前記アジテータを回転させる電動機と、前記電動機の駆動力を前記アジテータに伝達する伝達手段を備えた電気掃除機で、掃除機本体の小型化が図れると共に、アジテータの外径を大きくできるので回転数を上げることなく集塵性能を向上させることができ、またベルトが不要であるのでベルト交換の必要も無いものである。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、下方開口の吸込室を有する掃除機本体において、前記吸込室内に塵埃を掻き上げ吸気口と排気口を有するアジテータを配設し、前記アジテータ内に前記吸気口と連通し塵埃を集塵する集塵室と、前記集塵室の下流側に吸引風を発する電動送風機と、前記アジテータを回転させる電動機と、前記電動機の駆動力を前記アジテータに伝達する伝達手段を備えた電気掃除機で、掃除機本体の小型化が図れると共に、アジテータの外径を大きくできるので回転数を上げることなく集塵性能を向上させることができ、またベルトが不要であるのでベルト交換の必要も無いものである。 【0011】本発明の請求項2記載の発明は、集塵室は吸気口を有する略円筒状なる筒体から構成し、前記筒体内に電動送風機と電動機を配設したもので、筒体内にて集塵通路を形成できる。 【0012】本発明の請求項3記載の発明は、筒体はアジテータと一体に形成され、集塵室が着脱自在となるようアジテータを2分割構成としたもので、集塵室より塵埃が回収できる。 【0013】本発明の請求項4記載の発明は、ベアリングを筒体の外周に設け、アジテータの内周部と当接させたもので、筒体の外周のアジテータのみ回転できる。 【0014】本発明の請求項5記載の発明は、筒体の吸気口に開閉弁を設けたもので、集塵室からの塵埃のこぼれを防止できる。 【0015】本発明の請求項6記載の発明は、電動機にインペラを設け、1部品にて吸引風を発する機能とアジテータを回転させる機能を兼ね備えたもので、部品点数を減らし、コストを低減でき、かつ掃除機本体の軽量化が図れるものである。 【0016】本発明の請求項7記載の発明は、電動機の両側から回転軸を突出させ、一方の回転軸は伝達手段と連動し、他方の回転軸はインペラを固定してなるもので、部品点数を減らし、コストを低減でき、かつ掃除機本体の軽量化が図れるものである。 【0017】 【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例を、図1、図2を用いて説明する。 【0018】図1に示すように、20は掃除機本体であり、その吸込室21に塵埃を掻き上げるために回転するアジテータ22が設けられている。アジテータ22の外周には複数のブラシ23が植毛されている。アジテータ22内には電動機24と、これと連動した伝達手段25がアジテータ22の内周面と固定されている。前記電動機24は略筒状の筒体26内に固定されており、筒体26とアジテータ22の間に複数のベアリング27が設けられている。また、筒体26内にはフィルター28を装着した集塵室29と、その後方にインペラ30を設けた電動送風機31を内蔵したモータ室32が設けられている。また、前記集塵室29とモータ室32は連通口33で連通されていると共に、前記筒体26、及びアジテータ22の外周にはそれぞれ複数の吸気口A34と吸気口B35が設けられている。 【0019】アジテータ22の端部の一方には電動機24の回転軸36が突出して、掃除機本体1に固定された軸受け37に回転自在に保持されていると共に、前記筒体26の一方端が掃除機本体1に固定されている。また、筒体26に設けられた吸気口A34には塵埃が漏れないように弾性体でできた開閉弁38が設けられている。筒体26はアジテータ22と一体に形成され、集塵室29が着脱自在となるようアジテータ22を2分割構成としてある。 【0020】上記構成による作用は以下の通りである。 【0021】まず、電動機24に電力が供給されて運転すると、連動した伝達手段25に電動機24の回転軸36の回転力が伝わり、伝達手段25と固定されたアジテータ22が、電動機24の外側で回転することになる。また、電動送風機31を発生させるに電力が供給されると、インペラ30が高速で回転して空気の気流を発生させる。発生した空気の気流は塵埃と共に吸込室21から吸い込まれ、アジテータ22に設けられた吸気口B35と、筒体26に設けられた吸気口A34を通りアジテータ22内の集塵室29へと導かれる。塵埃は集塵室29内のフィルター28で捕獲され、空気は連通口33より電動送風機31内に導かれ、電動送風機31を冷却した後に、排気口39より排出されるものである。 【0022】そして、アジテータ22の外周に植毛されたブラシ23が絨毯の中の塵埃を掻き出して集塵性能を向上できるものである。この時、電動機24、電動送風機31、集塵室29、伝達手段25が全てアジテータ22内に収納されているので掃除機本体20の小型化が図れるとともに、アジテータ22の外径を大きくできるので回転数を上げなくても集塵性能を向上させることができる。また、ベルトが無く直接電動機24でギヤなどの伝達手段25を介してアジテータ22を回転させているのでベルト切れなどの問題も解消できる。 【0023】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を、図3を用いて説明する。なお上記実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。 【0024】アジテータ22内に設けた電動機24の両端から回転軸36を突出させ突出した回転軸36の一方を伝達手段25と連動させ、他方の回転軸36にインペラ30を固定したものである。 【0025】上記構成による作用は以下の通りである。 【0026】1つのモータでアジテータ22を回転させると共に、インペラ30を回転させて空気の気流を発生させるものであり、掃除機本体20の軽量化が図れると共に集塵室29の容積を大きくすることができる。 【0027】 【発明の効果】本発明によれば、集塵性能の向上を図りながら、掃除機本体の小型化が図れると共に、ベルトを無くしてベルト交換などの補修を無くした使用性の高い電気掃除機を提供できる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
|
| 【出願日】 |
平成13年12月5日(2001.12.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
|
| 【公開番号】 |
特開2003−169767(P2003−169767A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−371281(P2001−371281) |
|